JPH0514655B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、窓開口のフレームに窓ガラスを支持
せしめ、かつ窓ガラスをシールするために窓開口
の周りに少なくとも部分的に延びるフレキシブル
な材料から成る面を有する支持部材によつて形成
されており、前記面が、窓ガラスを所定の位置で
固着する乳香を受容するための部分を形成してい
る形式の、窓ガラスを、たとえば自動車に取付け
る装置に関し、その特徴は、前記窓ガラスを取付
けていないばあいには前記乳香を被つており、か
つ窓ガラスを所定の位置に取付けたばあいには、
乳香が外から見えないように窓ガラスの外側縁に
沿つて当接するようなフレキシブルな材料から成
るフラツプを備えており、このフラツプが、前記
面の縦に延びる一方の区域から、該面の間隔を置
いて縦に延びる他方の区域まで全体的に延びてお
り、さらに面には、フラツプが、窓ガラスを組立
てる前の位置で乳香を保持するための囲いを規定
するために破裂ストリツプによつて取付けられて
おり、該破裂ストリツプが、窓ガラスを所定の位
置に配置することができるように破裂せしめられ
るようになつていることにある。

さらに本発明によれば、窓開口の周りに延びる
取囲み部に取付け具を支持するための取付け部材
を有しており、該取付け部材が、窓ガラスの周縁
を受容するために窓開口の周りに少なくとも部分
的に延びるたな形の面を有するフレキシブル材料
から成つており、前記たな形面が、窓ガラスを所
定の位置でたな形面に粘着的に固着させるための
乳香を受容するための凹所を形成しており、さら
にフレキシブルな材料から成る縦方向で延びるフ
ラツプが、窓ガラスが所定の位置に取付けられて
いないばあいには、前記凹所内の乳香を被うため
に凹所の上方に延びており、かつ窓ガラスを所定
の位置に取付けたばあいには、乳香が外から見え
ないように窓ガラスの外周面に沿つて位置してお
り、さらに取付け装置のどの部分も、フラツプを
越えて窓ガラスの外面の外方へ突出していない。

以下に図示の実施例により詳細に説明する取付
け装置は、自動車等のウインドシールドガラスの
ような窓ガラス１０を自動車の窓開口内に取付け
るためのものであり、この窓開口は、該開口の平
面に対して平行に位置する、車体構造にフランジ
結合されたフランジ結合部１２によつて取囲まれ
ている。フランジ結合部１２は２つの車体構造部
分１４，１６の間に形成されている。

取付けた装置は、プラスチツク又はゴム材料か
ら一体に成形されたつかみ部材１８と取付けシー
ル部材２０とから成る支持部材２１から形成され
ている。

つかみ部材１８は横断面においてみぞを形成さ
れていて、かつ該みぞ内に相応する形状の強化材
２２が埋込まれている。たとえば、強化材は金属
から成つていて、かつ複数のＵ字形部材を並列の
形式で互いに結合して構成されるか、又は完全に
分離して構成されている。このような形式の代わ
りに、みぞを前後に横切るループ状ワイヤによつ
て形成することもできる。有利には、強化材は、
クロスヘツド押出し成形法によつてプラスチツク
又はゴム材料内に埋込まれる。

支持部材２１は、一体のつかみ舌片２４を備え
るように押出し成形される。

取付けシール部材２０は、舌片２６及び凹所２
８を有する一般的にたな形の面２５を形成するよ
うに押出し成形されている。さらに、取付けシー
ル部材２０は、一般的にＶ字形のスロツト３２を
形成する舌片３０，３１を備えている。

凹所に相応する形状の乳香３３が凹所２８内に
配置されている。薄いフレキシブル材料から成る
ウエブ状のフラツプ３４が、凹所２８の外側縁３
５に沿つて面２５に固定されている。外側縁３５
とは反対の側の縁に沿つて、フラツプ３４が相応
する形状のビーデイング３６を有しており、かつ
フラツプはたな形の面２５の隣接する壁に極めて
薄いフイルム３７によつて固定されている。有利
には、フラツプ３４は支持部材２１と同じ材料か
ら成つていてかつ該材料と一体に押出し成形され
るが、これに限定されるものではない。

図示の取付け装置は、不定の長さのストリツプ
に製造され、次いで窓開口の全周の長さにカツト
される。乳香３３は、フラツプ３４によつて被わ
れる所定の位置に取付け装置の製造者によつて位
置決めされる。乳香を備えた取付け装置を、この
形状で自動車製造業者に引渡す。従つて、自動車
製造業者によつて乳香が所定の位置に位置決めさ
れることはなく、さらにフラツプ３４は乳香を確
実に、カバーし、保持しかつ保護する。

自動車製造業者は、つかみ部材１８をフランジ
結合部１２の上方に位置させ、かつつかみかつシ
ールする舌片２４によつて補助された所定の位置
でフランジ結合部１２を堅くつかむようにこれに
圧着させることによつて取付け装置を所定の位置
に固定する。

次いで窓ガラス１０をたな形の面２５に位置決
めする。この作業を容易にするために、窓ガラス
を組立てる間に、窓ガラスを受容するための付加
的なスペースを形成するように舌片３０がスロツ
ト３２の下方及び内方へ曲げられ、その後に舌片
３０が通常の水平位置にはね戻されるように考慮
されている。この作業中に、窓ガラスがフラツプ
３４を下方へ圧着しかつフイルム３７を破裂させ
る。次いで、適当な道具によつて、フラツプ３４
が外方へ窓ガラスの下方縁の下方へ引張り出され
る。ビーデイング３６はフラツプの今や自由にな
つた縁を強化するものでありかつこの作業を援助
する。この過程中に、フラツプは外側縁３５に沿
つてヒンジ的に旋回される。

今やフラツプ３４が乳香３３から離れ、従つて
乳香が窓ガラスに粘着しかつこれを所定の位置で
たな形の面上に堅く保持する。

第２図に示すように、外方へ旋回されたフラツ
プ３４は、今や窓ガラス１０の外周面に当接し、
かつフラツプは、窓ガラスを所定の位置に保持す
るのに役立つばかりでなく、乳香がガラスを通し
て外から見えなくなるようにする。

最後に、たとえば比較的硬質のプラスチツクあ
るいはゴム材料から成る補強部材３８が、凹状の
舌片３０，３１によつて締め付け固定されるよう
に、取付け装置の全長にわたつてスロツト３２内
に押込まれる。このようにして、補強部材３８は
舌片３０を図示の位置で堅く保持し、従つて窓ガ
ラス１０を所定の位置に確実に保持するのに役立
つている。補強部材３８は有利には、光輝のある
飾りストリツプ４１を備えている。

舌片４０は、取付け装置を種々異なる形状の車
体構造部分１６に合致させるために使用される。

有利には、取付け装置は、窓ガラス１０の外面
とほぼ同じ高さの外面を備えている。第２図から
明らかなように、取付け装置は、フラツプ３４を
越えて窓ガラスの外面の外方へ突出する部分は何
もない。

所望のばあいには、取付け装置を、窓開口の特
別なサイズに合わせて環状に閉じられた形状に予
め形成することができる。

図示の取付け装置は、有利には窓ガラス１０が
乳香３３によつて取付け装置の所定の位置に極め
て堅く確保されており、しかし乳香によつて窓ガ
ラスは自動車車体に直接固定されていない。窓ガ
ラスはつかみ部材１８によつて車体に固定されて
おり、かつつかみ部材１８によつて、車体寸法の
大きな許容誤差が可能になりかつ固定時間が短縮
される。

さらに有利には、本発明の取付け装置によれ
ば、自動車製造業者が乳香とは無関係でいられ
る。取付け装置は、所定の位置で、しかもフラツ
プ３４に基づいて漏れる危険なしに射出された乳
香を有して自動車製造業者へ引渡される。

取付け装置は、もちろんウインドシールドガラ
スの固定に限定されるものではない。たとえば、
所定の位置でバツクウインドあるいはわき窓を固
定するために使用され、あるいは別の有利な使用
が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は窓ガラスを所定の位置に取付ける前の
取付け装置の横断面図、第２図は取付け状態で示
す第１図に相応する装置の横断面図である。 １０…窓ガラス、１２…フランジ結合部、１
４，１６…車体構造部分、１８…つかみ部材、２
０…取付けシール部材、２１…支持部材、２２…
強化材、２４…つかみ舌片、２５…面、２６…舌
片、２８…凹所、３０，３１…舌片、３２…スロ
ツト、３３…乳香、３４…フラツプ、３５…外側
縁、３６…ビーデイング、３７…フイルム、３８
…補強部材、４０…舌片、４１…ストリツプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 窓ガラスを取付ける装置であつて、窓開口の
   フレームに窓ガラスを支持せしめ、かつ窓ガラス
   １０をシールするために窓開口の周りに少なくと
   も部分的に延びるフレキシブルな材料から成る面
   ２５を有する支持部材２１によつて形成されてお
   り、前記面２５が、窓ガラス１０を所定の位置で
   固着する乳香３３を受容するための部分を形成し
   ている形式のものにおいて、前記窓ガラス１０を
   取付けていないばあいには前記乳香３３を被つて
   おり、かつ窓ガラス１０を所定の位置に取付けた
   ばあいには、乳香３３が外から見えないように窓
   ガラス１０の外側縁に沿つて当接するようなフレ
   キシブルな材料から成るフラツプ３４を備えてお
   り、このフラツプ３４が、前記面２５の縦に延び
   る一方の区域から、該面２５の間隔を置いて縦に
   延びる他方の区域まで全体的に延びており、さら
   に面２５には、フラツプが、窓ガラスを組立てる
   前の位置で乳香を保持するための囲いを規定する
   ために破裂ストリツプ３７によつて取付けられて
   おり、該破裂ストリツプ３７が、窓ガラス１０を
   所定の位置に配置することができるように破裂せ
   しめられるようになつていることを特徴とする窓
   ガラスを取付ける装置。 ２ 前記支持部材２１が、前記面２５を形成する
   フレキシブルな材料と一体のフレキシブル材料内
   に、しかし前記面から間隔を置いて形成されたみ
   ぞを有する部材１８を備えており、該部材１８の
   みぞが、フランジ結合部１２あるいは窓開口の周
   りに延びる類似のものを取囲みかつつかむのに使
   用される特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ フレキシブルな材料がみぞ状の埋込まれた強
   化材２２によつて補強されておりかつ前記みぞを
   取囲んでいる特許請求の範囲第１項又は第２項記
   載の装置。 ４ 前記みぞを形成するフレキシブルな材料の内
   壁面に、みぞの長さにわたつて延びていてかつフ
   ランジ結合部１２の側面をつかみかつシールする
   ために前記みぞの内方へ突出している単数又は複
   数の舌片２４が形成されている特許請求の範囲第
   ２項記載又は第３項記載の装置。 ５ フレキシブルな材料が、前記面２５に隣接し
   ていて取付け装置の長さにわたつて延びるスロツ
   ト３２を有しており、さらに前記面２５を形成す
   る材料が、窓ガラス１０の導入のために付加的な
   スペースを与えるために材料をスロツト３２の縦
   側壁の少なくとも一部分を形成しており、さらに
   フレキシブルな材料がはね返るようになつていて
   かつこの材料が、曲げられた材料の後方で前記ス
   ロツト３２の寸法に合わされた長手方向で延びる
   比較的堅い補強部材３８によつて、前記面２５が
   窓ガラス１０の縁を支持するようにはね返された
   ままになる特許請求の範囲第１項記載の装置。 ６ 乳香３３を受容する部分が、前記面２５に沿
   つてかつ面に直ぐ隣接して延びている特許請求の
   範囲第１項記載の装置。 ７ 前記面２５の縦に延びる一方の区域から前記
   フラツプ３４が、フレキシブルな材料の長く連続
   する縁に隣接する線に沿つて延びる区域に完全に
   達しており、さらにフラツプ３４が、破裂ストリ
   ツプが破裂した後に、乳香３３にオーバラツプす
   る位置と、窓ガラス１０の外面に当接する位置と
   の間で前記線を中心にしてヒンジ旋回されるよう
   になつている特許請求の範囲第１から６までのい
   ずれか１項記載の装置。 ８ 窓ガラス１０を所定の位置で取付けたさい
   に、装置のどの部分も、窓ガラスの外面に当接さ
   れたフラツプ３４を越えて窓ガラス１０の外周の
   外方へ突出していない特許請求の範囲第１項記載
   の装置。