JPH0514640Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0514640Y2
JPH0514640Y2 JP16367887U JP16367887U JPH0514640Y2 JP H0514640 Y2 JPH0514640 Y2 JP H0514640Y2 JP 16367887 U JP16367887 U JP 16367887U JP 16367887 U JP16367887 U JP 16367887U JP H0514640 Y2 JPH0514640 Y2 JP H0514640Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
bimorph piezoelectric
underwater
elastic body
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16367887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0170488U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16367887U priority Critical patent/JPH0514640Y2/ja
Publication of JPH0170488U publication Critical patent/JPH0170488U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0514640Y2 publication Critical patent/JPH0514640Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は水中用受話器、詳しくはスキユーバ
ーダイビング等、水中作業の際ダイバーが音声信
号を受けることができる水中用受話器に関するも
のである。
(従来の技術) 超音波を利用した水中用受話器は従来から種々
の形式のものが存在している。
第1図はダイナミツク型の小型スピーカーを使
用したものであり、防水ケース1内にダイナミツ
クスピーカー2を収容し、防水ケース1の開口部
を振動板3で密閉し、水密構造にしたものであ
る。なお、図中4はマグネツト、5はコイル、6
は振動伝達体、7はダンパーである。
又、第2図に示すものは、バイモルフ圧電素子
8をゴムケース9で直接モールドにしたもの、第
3図はバイモルフ圧電素子8をゴムケース10の
開口端に取付け、ゴムケース10の内部空間にオ
イル11を充填したものである。
(考案が解決しようとする問題点) 第1図に示すダイナミツクスピーカーを利用した
タイプのものは構造も簡単で、スピーカー等は一
般の市販品が使用できるので、安価に製造できる
が、使用の際の水圧により振動板3の共振がズレ
ることがあり、感度変化が大きいという欠点があ
つた。
又、第2図、第3図に示すバイモルフ圧電素子
を用いたものは感度は良好であるが、バイモルフ
圧電素子は軟らかいゴムでモールドされているだ
けなので外力に弱く、割れやすい等の欠点があつ
た。この為、バイモルフ圧電素子の片面を金属板
にしたものも提案されたが、振動部の当て方によ
り感度や周波数特性が変化しやすく、安定した受
音が出来ないという問題があつた。
この考案は超音波を利用した水中用受話器に関
する上記従来の技術の欠点を除去することを目的
とするものであり、水圧による感度変化や振動体
の当て方による感度変化が少なく、低コストで製
造でき、耐久性にも富む水中用受話器を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は円盤状をしたバイモルフ圧電素子の
両面を硬度50度以下の弾性体で挟持すると共に、
前記バイモルフ圧電素子の聴音面側の表面と弾性
体との間に同心円状の空間を形成せしめ、このバ
イモルフ圧電素子と弾性体とを耐圧性を有するプ
ラスチツクケース中に収容し、更に前記プラスチ
ツクケースの表面をゴム製のカバーにより水密状
態になる様に被覆することにより、上記目的を達
成せんとするものである。
(作用) この考案に係る水中用受話器はダイバーの頭部
に固定して使用するものであり、音声等の電気信
号はバイモルフ圧電素子に印加され、このバイモ
ルフ圧電素子は電圧に応じた機械的歪をおこし、
この機械的振動はこのバイモルフ圧電素子を挟持
した弾性体、プラスチツクケース、ゴム製のカバ
ーを介してダイバーの頭骨に伝播され、ダイバー
に音声等の加聴音として伝えられる。
なお、この場合バイモルフ圧電素子は材質、形
状、寸法によつて決定される固有の機械的な共振
周波数を有するが、このバイモルフ圧電素子を挟
持する弾性体の支持寸法、硬度を選択することに
よりその特性を自由にコントロールすることがで
きる。
(実施例) 第4図はこの考案に係る水中用受話器の一実施
例の縦断面図、第5図は第4図における矢視A−
A線断面図である。
図中8は電気信号を機械的振動に変換する円盤
状をしたバイモルフ圧電素子であり、能率の良い
ジルコチタン酸鉛系磁器を2枚、金属片を介して
貼り合せたものである。12は前記バイモルフ圧
電素子8を挟持する一対の弾性体であり、バイモ
ルフ圧電素子8を表、裏両面から挟んでおり、バ
イモルフ圧電素子8の表面側即ち聴音面側には同
心状の空間13が形成せしめられている。つま
り、聴音面側ではバイモルフ圧電素子8は中央部
と周辺部のみで弾性体12と接していることにな
り、振動しやすくしている。
この弾性体12にはシリコーンゴムの成型品を
用いており、その硬度は45度以下である。バイモ
ルフ圧電素子8の共振周波数はこの弾性体12の
支持寸法、硬度によつてコントロール可能であ
り、これらを適宜選択することにより必要な共振
周波数を得る。
なお、一般に硬度は高くなる程振動をおさえ、
能率が低下してしまう。この実施例の場合、硬度
45度のときが最も良好であつた。
更に、14はこのバイモルフ圧電素子8と弾性
体12を収容するプラスチツクケースであり、ポ
リカーボネート等の成型品を用い、使用水圧に耐
え得る十分な剛性を持つ様な厚さとし、弾性体1
2の外側にその内壁が密接する様に形成されてい
る。なお、一般にレジヤー用ダイバーの潜水深度
は30m以下であるので、この実施例においては
プラスチツクケース14の耐水圧深度は50mに
設定した。そして、前記バイモルフ圧電素子8は
リード線16で信号ケーブル15と接続されてお
り、該信号ケーブル15から電気信号が供給され
る様になつている。更に前記プラスチツクケース
14と信号ケーブル15はゴム製のカバー17で
被覆されており、水密状態を保持する様になつて
いる。
なお、このゴム製のカバー17は聴音面に対応
する部分19にかぶせられており、ダイバーの頭
部に当てたときソフトに接触し、頭骨とケースの
間でビビリが発生しない様になつている。
(考案の効果) この考案に係る水中用受話器は上記の通りの構
成を有するものであり、耐圧性を有するプラスチ
ツクケース中に圧電素子を弾性体で挟持して収容
してあるので、耐圧性にすぐれている。又、圧電
素子を挟持する弾性体の形状、寸法、硬度、材質
を選択することにより必要な帯域を持つた共振特
性を容易に得ることができ、ダイバーの吸収音や
排気音が大きく、人間の聴感度が低下している水
中においても、良好なS/N比で明瞭に聴き取る
ことができる。
なお、第6図は本件考案に係る水中用受話器の
周波数特性図、第7図はその水圧特性図であり、
これらからも本件考案に係る水中用受話器が良好
な特性を持つことは明らかである。第6図中の
D1及びD2は第4図においてD1,D2として示して
いる寸法である。
又、材料は全て入手しやすいものであり、安価
に製造することができ、大量生産も容易であると
いう効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及第3図は従来から存在する水
中用受話器の一例の断面図、第4図はこの考案に
係る水中用受話器の一実施例の縦断面図、第5図
は第4図における矢視A−A線断面図である。
又、第6図はその周波数特性図、第7図は水圧特
性図である。 1……防水ケース、2……ダイナミツクスピー
カー、3……振動板、4……マグネツト、5……
コイル、6……振動伝達体、7……ダンパー、8
……バイモルフ圧電素子、9……ゴムケース、1
0……ゴムケース、11……オイル、12……弾
性体、13……空間、14……プラスチツクケー
ス、15……信号ケーブル、16……リード線、
17……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円盤状をしたバイモルフ圧電素子の両面を硬度
    50度以下の弾性体で挟持すると共に、前記バイモ
    ルフ圧電素子の聴音面側の表面と弾性体との間に
    同心円状の空間を形成せしめ、このバイモルフ圧
    電素子と弾性体とを耐圧性を有するプラスチツク
    ケース中に収容し、更に前記プラスチツクケース
    の表面をゴム製のカバーにより水密状態になる様
    に被覆したことを特徴とする水中用受話器。
JP16367887U 1987-10-28 1987-10-28 Expired - Lifetime JPH0514640Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16367887U JPH0514640Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16367887U JPH0514640Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0170488U JPH0170488U (ja) 1989-05-10
JPH0514640Y2 true JPH0514640Y2 (ja) 1993-04-19

Family

ID=31448612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16367887U Expired - Lifetime JPH0514640Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514640Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0170488U (ja) 1989-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4136221B2 (ja) スピーカ内蔵ヘルメットおよびヘルメット用スピーカ
WO2002069669A1 (fr) Microphone
JP2003244783A (ja) 防水型電気音響変換器及びこれを備えた携帯型電子機器
JPS6132879B2 (ja)
JP2000078676A (ja) 防水型マイクロホン
EP2234410A3 (en) Planar speaker
JPS62120193A (ja) ヘツドホンのための耳当てクツシヨン
US2164858A (en) Submarine sound system
US5673330A (en) Microphone transducer with noise reducing member
US5058173A (en) Combination inertia type audio transducer and loudspeaker
JP5075676B2 (ja) マイクロホン
US3925627A (en) Transducer mounting to sounding board
US20110274301A1 (en) Underwater Transducer Apparatus Using Polarized Stacked Piezoelectric Elements and a Method of Operating the Same
GB1369928A (en) Diaphragms for sound transducers
JPH0514640Y2 (ja)
JP2578823B2 (ja) 骨伝導スピーカ
JP4846827B2 (ja) 音波伝達装置
JPS6024054Y2 (ja) 圧電型スピ−カ
US3427579A (en) Underwater communication transducers
WO2022041458A1 (zh) 发声器件
JP2531026B2 (ja) 防水スピ―カ
JPH055752Y2 (ja)
EP1819191B1 (en) Laminated piezoelectric transducer
US6907121B1 (en) Impedance matched horn having impedance matched to impedance of an ear
KR880001882Y1 (ko) 양방성 음향 트랜스듀서