JPH055752Y2 - - Google Patents

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JPH055752Y2
JPH055752Y2 JP8584086U JP8584086U JPH055752Y2 JP H055752 Y2 JPH055752 Y2 JP H055752Y2 JP 8584086 U JP8584086 U JP 8584086U JP 8584086 U JP8584086 U JP 8584086U JP H055752 Y2 JPH055752 Y2 JP H055752Y2
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diaphragm
sound
housing
pressure
microphone
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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は潜水用発声/集音装置に係わり、更に
詳しくは、水中で用いるスピーカー、イヤホー
ン、マイクロホン等の音響装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
周知の通り、近頃スキユーバダイビングの普及
に伴ない、水中で会話をする必要性が高まつてい
る。
そこで、従来からも水中会話装置についての考
案が提案され、本出願人も先に、マイクロホン−
増幅器−スピーカー又はイヤホーン等の音声の発
声/集音装置をフルフエイスマスク等にコンパク
トに適用した技術を提案した。
当然のことながら、これらに用いるマイクロホ
ン、スピーカー、イヤホーン等は防水、耐圧性が
与えられているが、従来はこの防水構造を次のよ
うにして与えている。
即ち、マイクロホン、スピーカー、イヤホーン
を固い殻のような水密化を図つたケーシング内に
閉じ込め、それらの振動板のみを外部へ露出して
いる。又は、ゴムのような柔らかいケーシングで
それらマイクロホン等を包み込んだりしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術によれば、次のような問題点があ
る。
即ち、マイクロホン、スピーカー等の振動板を
直接外部への露出させたものは、振動板の外(即
ち水側)と、内(即ちケーシング内)との間に潜
水すればする程差圧が生じるので耐圧強度がかな
り必要となる。この為振動板の厚さを厚くする等
しなければならないので、振動板の音声変換特性
を低下させてしまう。
又、空気ゴム袋等の中に包み込んだものも、空
気は圧縮性の流体であるからゴム袋の外側にかか
る水圧が封入された空気を介して直接そのまま中
のマイクロホン等の振動板にかかり、その内外の
間に大きな圧力差を与えるので、同様な相当な耐
圧特性が要求される。
従つて本考案の目的とする所は、マイクロホ
ン、イヤホーン、スピーカー等を構成する振動板
に、さほど大きな耐圧特性を要求されることな
く、従つてよりよい音声/電流変換効率を維持し
たままで、それを簡易に水中音声発声/集音装置
に適用できるようにするにある。
従つて、より低コストで、実用的な音声発声/
集音装置を提供し、水中会話を実用レベルで実現
可能にするにある。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手
段を有する。即ち実施例に対応する添付図面中の
符号を用いてこれを説明すると、本考案は、少な
くとも音波によつて振動できる薄い膜の隔膜2を
有するハウジング1と、このハウジング1内に配
設されたスピーカー、イヤホーン、マイクロホン
A等の発声/集音装置11を有し、上記ハウジン
グ1内には非圧縮性に富む流体4が密封され、上
記発声/集音装置11を構成する振動板3の振動
を上記流体4中に伝播させハウジング1の隔膜2
を振動させて音を水中へ伝達したり、水体を介し
て振動板3へ伝達するようにしたことを特徴とす
る潜水用発声/集音装置である。
〔作用〕
上記技術的手段より成るので、これを水中に於
いて使用すると、隔膜2に水圧Pがかかる。する
と、ハウジング1内に、非圧縮性の流体4が封入
されているので、その流体4の圧力が上記圧力P
と同じ圧力Pとなる。
これは、水圧いかに係わらず、常にこの関係が
生ずる。それ故に、ハウジング1内に配設された
発声/集音装置11の振動板3の前後にも、同じ
圧力Pがかかる。即ち、水圧いかんにかかわらず
振動板3の前後に差圧がかからない。それ故に大
きな耐圧強度が要求されない。
この状態に於いて電気入力信号により振動板3
が振動すると、振動板3の前後に生じた差圧、即
ち振動波は、油に伝わり、次に隔膜2に伝わつ
て、それを振動させる。それ故に外部へ音声が伝
わる。逆に、水中から音波が伝わつてきた時に
は、隔膜2の前後に差圧が生じ、その振動波が中
の油に伝わり振動板3を振動させる。故にこの振
動をピツクアツプして電流に変えることができ
る。
これらの振動板3の駆動時には、振動板3の前
後の圧力差は僅かなので、耐圧特性はさほど要求
されない。
〔実施例〕
次に添付図面に従い本考案の実施例を詳述す
る。
第3図のAはマイクロホン、Bは増幅器、Cは
スピーカー、Dは電池電源を各々示し、これは単
に水中に於いて用いる音声会話装置の系統を示し
たものである。
本考案は上記のスピーカーC、又はマイクロホ
ンA、あるいは図示せざるもイヤホーン等の音声
発声/集音装置11自体に係るもので、以下その
例を示す。
第1図は第1実施例を示している。
図中1は円筒状のハウジングを示しており、そ
の円筒状のハウジング1の中にスピーカー12が
配設され、支持フレーム5に取着固定されてい
る。その支持フレーム5は上記円筒状ハウジング
1の周面に取着固定されている。
次に、2は隔膜を示し、上記円筒状ハウジング
1の一端の開口端7と他端の開口端8にそれぞれ
に隔膜2が隔膜止めリング6によつて固定されて
いる。上記隔膜2は、音波によつて振動できる薄
い膜であり、例えばダイヤフラム膜のようなもの
から形成されている。
上記円筒状のハウジング1内には非圧縮性の流
体4が封入されている。
上記流体4は、例えば油、中でもひまし油など
が用いられている。
次に9は給電線を示し、円筒状ハウジング1の
周面に貫通している給電線9が水密手段によつて
取付けられている。
次に第2図に従い第2実施例を説明する。
図中1は球状のハウジングであり、上記球状の
ハウジング1は、隔膜2と一体的に形成されてい
る。
上記隔膜2は薄いダイヤフラム膜のようなもの
で形成されている。
球状ハウジング1の中には、マイクロホン13
が配設されており、支持フレーム5によつて取着
固定されている。
上記ハウジング1内には非圧縮性の流体4が封
入されている。
その非圧縮性の流体4は、油、中でもひまし油
等が用いられている。
次に実施例の使用例を説明する。
先ず第一実施例に於いては水中に於いて使用す
ると、隔膜2に水圧Pがかかる。
その時に円筒状のハウジング1内の非圧縮性の
流体4が封入されているので、その流体4の圧力
が上記圧力Pと同じ圧力Pとなる。即ち振動板3
の前後の圧力がPとなる。これは水圧いかんにか
かわらず同じ関係になる。
この状態に於いてマイクロホン等によつて音声
を電気信号に変換して、その電気信号によりスピ
ーカー12の振動板3が振動すると、振動板3の
前後の差圧即ち振動波が非圧縮性の流体4に伝わ
り、次に隔膜2に伝わつて、隔膜2を振動させ
る。故に外部へ音声が伝わる。
第2実施例に於いては、球状のハウジング1内
にマイクロホン13が配設されているのでこれと
水中に於いて用いると同じように、隔膜2に水圧
Pがかかると、非圧縮性流体4もPになり、振動
板3前後の圧力もPとなる。この状態に於いて第
1実施例とは逆に、外部からの音声を、つまり水
中からの音波が伝わつてきた時に、球状のハウジ
ング1と一体的に形成された隔膜2に振動が伝わ
り、その隔膜2を振動させ、ハウジング1内の非
圧縮性の流体4が振動し、その振動がマイクロホ
ン13の振動板3に伝わり、振動板3を振動させ
る。
故にこの振動板3の振動をピツクアツプして電
流に変換することによつて音声として聞くことが
できる。
又上記封入液は油なので、油の種類を選ぶこと
によつて、防錆性を与えることができる。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本考案によると、水中に於
いて使用すると、隔膜2に水圧Pがかかり、ハウ
ジング1内に、非圧縮性の流体4が封入されてい
るので、その流体の圧力が上記圧力Pと同じ圧力
Pとなる。且つ振動板前後の圧力がPとなる。こ
れは水圧いかんに係わらず常にこの関係が生ず
る。
それ故に、潜水深度に関係なくマイクロホン、
イヤホーン、スピーカー等を構成する振動板の前
後に大きな圧力差が生じないからさほど大きな耐
圧特性を要求されることなく、従つてよりよい音
声/電流変換効率を維持したままで、それを簡易
に水中音声発声/集音装置に適用することができ
る。
従つて製作費用を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示し、第2図は第2実施
例を示している。第1図はスピーカーの例の断面
図、第2図はマイクロホンの例の断面図、第3図
は音声会話装置の系統図をそれぞれ示している。 図中1……ハウジング、2……隔膜、3……振
動板、4……流体、11……発声/集音装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも音波によつて振動できる薄い膜の隔
    膜2を有するハウジング1と、このハウジング1
    内に配設されたスピーカー、イヤホーン、マイク
    ロホンA等の発声/集音装置11を有し、上記ハ
    ウジング1内には非圧縮性に富む流体4が密封さ
    れ、上記発声/集音装置11を構成する振動板3
    の振動を上記流体4中に伝播させハウジング1の
    隔膜2を振動させて音を水中へ伝達したり、水体
    を介して振動板3へ伝達するようにしたことを特
    徴とする潜水用発声/集音装置。
JP8584086U 1986-06-05 1986-06-05 Expired - Lifetime JPH055752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8584086U JPH055752Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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JP8584086U JPH055752Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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Publication Number Publication Date
JPS62196495U JPS62196495U (ja) 1987-12-14
JPH055752Y2 true JPH055752Y2 (ja) 1993-02-15

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JP5512107B2 (ja) * 2008-08-29 2014-06-04 大成建設株式会社 音波発信器
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JPS62196495U (ja) 1987-12-14

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