JPH0514615U - 多層積層板用のハトメ - Google Patents

多層積層板用のハトメ

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JPH0514615U
JPH0514615U JP6281291U JP6281291U JPH0514615U JP H0514615 U JPH0514615 U JP H0514615U JP 6281291 U JP6281291 U JP 6281291U JP 6281291 U JP6281291 U JP 6281291U JP H0514615 U JPH0514615 U JP H0514615U
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JP
Japan
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eyelet
inner layer
laminated
flange
shape
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Pending
Application number
JP6281291U
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English (en)
Inventor
優一 藤澤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハトメの頂面が滑り難く、かしめ加工されて
できるかしめ部分の形状が略同じで何時も一定化し、多
層積層板の製造に祭し、ハトメの表面に重ねられたもの
が滑らず、位置ずれが生じないようにする。 【構成】 表面に配線回路パターンを有する内層材5の
複数枚を、この内層材5間にプリプレグ6を介して積層
し、さらにその両面に外層銅箔を重ねた被圧体を加熱加
圧成形する多層積層板の製造の際に、前記内層材5とプ
リプレグ6の所定の位置に位置合わせするために孔開け
された貫通孔7に挿入し、これらを固定する多層積層板
用のハトメ1において、ハトメ1の筒状の胴部3の一方
の端部にフランジ状拡径部2を有し、このフランジ状拡
径部2の頂面4に形成された粗面4aと、前記筒状の胴
部3の内壁に、筒円周に対して等間隔に形成された溝8
を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多層積層板の製造に用いられるハトメに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多層積層板の製造の際に、内層材相互の配線回路パターンの位置合わせ 方法の一つとしてハトメ方法が特開平2-206197号公報に開示されている。ハトメ 方法は、筒状の胴部の一方の端部にフランジ状拡径部を有するハトメの筒状の胴 部を位置合わせ、固定するため内層材、プリプレグに設けられた貫通孔に挿入し た後、略円柱状部とその一方の端部に形成されたヘッドからなるかしめ装置の円 柱状部を、前記ハトメの筒状の胴部に挿入し、筒状の胴部を開裂し、かしめ装置 のヘッドで折り曲げてその間に挟まれた内層材とプリプレグを固定する方法であ る。
【0003】 前記円柱状部の径は、ハトメの筒状の胴部の内径よりやや大きい部分を有する 。このために円柱状部は、挿入されるほどハトメの筒状の胴部を開裂する。さら に前記ヘッドで折り曲げられて形成されるかしめ部分とフランジ状拡径部とで間 に挟まれた内層材とプリプレグを一体的に固定することができるのである。
【0004】 しかし、このようにして形成されるかしめ部分の形状は、ハトメの筒状の胴部 の径とかしめ装置の円柱状部の径の大きさの差、加圧具合などにより同じ形状に 作り難く、一定化しない。また、多層積層板の製造において、内層材相互の配線 回路パターンの位置合わせをハトメ方法で行ったものでは、ハトメのフランジ状 拡径部やかしめ部分の表面が平滑なためその表面に重ねられるプリプレグ、内層 材、別のハトメ加工された内層材とプリプレグの一体物が滑りやすく位置ずれを 生じる問題を有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ハトメの頂面が滑り難く、ハトメがかしめ加工されてできるかしめ部分の形状 が略同様でいつも一定化し、これらハトメの表面に重なったものが滑らず、位置 ずれが生じないハトメを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の点に鑑みて為されたハトメでその特徴は、表面に配線回路パ ターンを有する内層材の複数枚を、内層材間にプリプレグを介して積層し、さら にその両面に外層銅箔を重ねた後、加熱加圧成形する多層積層板の製造の際に、 前記内層材とプリプレグの所定位置に位置合わせのため穿孔された貫通孔に挿入 しこれらを固定するハトメにおいて、ハトメの筒状の胴部の一方の端部にフラン ジ状拡径部を有し、このフランジ状拡径部の頂面に形成された粗面と、前記筒状 の胴部の内壁に、筒に沿ってかつ筒円周に等間隔に形成された溝を有することに ある。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は本考案のハトメで内層材とプリプレグをかしめ装置でかしめた断面図で ある。左側のハトメはかしめ装置でかしめ加工されたところを示す。図2は本考 案の一実施例のハトメの斜視図であり、図3は図2のハトメを下から見た平面図 である。
【0009】 多層積層板の製造の際に、内層材5、5相互の配線回路パターンを位置合わせ し、固定のために用いるハトメ1は、筒状の胴部3の一方の端部にフランジ状拡 径部2を有し、このフランジ状拡径部2の頂面4に形成された粗面4aと、前記 筒状の胴部3の内壁に、筒に沿ってかつ筒の円周に等間隔に形成された溝8を有 するものである。このハトメ1の筒状の胴部3を前記内層材5、5および、プリ プレグ6、6の位置合わせと固定のために設けられた貫通孔7に挿入した後、か しめ装置10の略円柱状部12をハトメの筒状の胴部3に挿入しつつ、筒状の胴 部3を溝8にしたがって開裂し、かしめ装置10のヘッド11で折り曲げて略同 じ形状のかしめ部分9を一定化して形成することができる。同時に、このかしめ 部分9と前記フランジ状拡径部2とで内層材5とプリプレグ6を挟み込んで固定 することができる。
【0010】 かしめ装置10は、略円柱状部12とその一端部にヘッド11を有するものか らなり、その材質はハトメより硬度の硬い金属、セラミックなど及びこれらの複 合材で作られたものを用いることができる。
【0011】 ハトメ1のフランジ状拡径部2の頂面4すなわち、筒状の胴部3が立設されて いない側の面の粗面4aの形状は図2の矩形格子状に限定するものではなく菱形 格子状、鱗状、及びこれらの組み合わせなど適当なものを用いることができる。 ハトメのフランジ状拡径部2の形状も特に限定するするものではなく、円形、楕 円形、矩形、三角形など適宜用いることができる。ハトメ1の筒状の胴部3の長 さは、内層材とプリプレグの貫通孔7に挿入し、折り曲げが適当に確保できるよ うなものを用いることができる。筒状の胴部3の内壁に筒に沿って、かつ筒円周 に等間隔に設けられた溝8の形状としては、V状、U状、半円状などを採用する ことができる。この溝8によってかしめ装置10の略円柱状部12での開裂きが 容易にかつ同じ形状に何時でも一定化して行うことができる。溝8の深さや、円 周での間隔も特に限定するものではない。
【0012】 ハトメの材料としては、アルミニウム、銅、鉄または、これらの合金などを用 いることができる。
【0013】 ハトメの製造方法としては、押出し、引抜き、鍛造、プレス加工など通常の方 法でおこなうことができる。
【0014】
【作用】
内層材5、プリプレグ6をハトメ1によって一体化したものにおいて、ハトメ 1の頂面4の粗面側が外側になり、同じ形状にかしめられたかしめ部分9の花び ら状が一定間隔の隙間を有し、凹凸面を形成することになるので、これらハトメ 1の表面に重ねられた他のプリプレグや内層材、別のハトメ加工で一体化された ものが滑り難くなり位置精度のよい多層積層板が得られるのである。
【0015】
【考案の効果】
本考案によって、 ハトメの頂面が滑り難く、ハトメがかしめ加工されてでき るかしめ部分の形状がほぼ同様で何時も一定化する。このために、ハトメのこれ ら表面に重ねられたものが滑ることがなく、位置ずれが生じないため位置精度の 良い多層積層板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハトメの一使用例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案のハトメの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のハトメの平面図である。
【符号の説明】
1 ハトメ 2 フランジ状拡径部 3 胴部 4 頂面 4a粗面 5 内層材 6 プリプレグ 7 貫通孔 8 溝 9 かしめ部分 10 かしめ装置 11 ヘッド 12 円柱部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に配線回路パターンを有する内層材
    の複数枚を、内層材間にプリプレグを介して積層し、さ
    らにその両面に外層銅箔を重ねた後、加熱加圧成形する
    多層積層板の製造の際に、前記内層材とプリプレグの所
    定位置に位置合わせのため穿孔された貫通孔に挿入しこ
    れらを固定する多層積層板用のハトメにおいて、ハトメ
    の筒状の胴部の一方の端部にフランジ状拡径部を有し、
    このフランジ状拡径部の頂面に形成された粗面と、前記
    筒状の胴部の内壁に、筒に沿ってかつ筒円周に等間隔に
    形成された溝を有することを特徴とする多層積層板のハ
    トメ。
JP6281291U 1991-08-08 1991-08-08 多層積層板用のハトメ Pending JPH0514615U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102292971A (zh) * 2009-01-21 2011-12-21 夏普株式会社 照明装置、图像读取装置及图像形成装置
CN114501815A (zh) * 2022-02-14 2022-05-13 深圳国鑫恒运科技有限公司 一种提高多层线路板背钻能力的方法

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