JPH05145564A - 情報伝達装置 - Google Patents

情報伝達装置

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JPH05145564A
JPH05145564A JP3306412A JP30641291A JPH05145564A JP H05145564 A JPH05145564 A JP H05145564A JP 3306412 A JP3306412 A JP 3306412A JP 30641291 A JP30641291 A JP 30641291A JP H05145564 A JPH05145564 A JP H05145564A
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Yoshisuke Yamamoto
義介 山本
Shinzo Ito
新三 伊藤
Shigeru Ono
茂 大野
Takashi Suganuma
隆司 菅沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信権の巡回により情報の伝達制御が行われ
るループ型LANにおいて、通信処理時間に影響を与え
ることなくLAN回線が高負荷になるのを防止し、しか
も従来のループ型LANに適用可能な子局用の情報伝達
装置を提供する。 【構成】 送信権検出部50にてLAN回線15を巡回
する送信権を獲得したとき、情報送信部80から自局の
送信データをLAN回線15に送信する、ループ型LA
Nを構成する子局情報伝達装置11〜13に、送信権検
出部50から出力される送信権検出信号50aに基づ
き、回線負荷状態を表す送信権の巡回周期を検出する回
線負荷検出部60と、その検出された回生負荷状態に応
じて、送信データの許容情報長を設定し、送信データが
許容情報長を越えている場合には、送信データを許容情
報長以下に分割して送信データを順次送信させる送信情
報編集格納部70とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN回線によりルー
プ状に接続された1台の親局と複数の子局とからなるル
ープ型LANにおいて、ループ内を巡回する送信権を獲
得して自局情報の送信を行なう子局を構成する情報伝達
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、LAN回線にてループ状に接
続された1台の親局と複数の子局とからなるループ型L
ANにおいては、親局が自局情報と共に送信権を発行
し、その送信権が各子局を順次巡回し、子局が送信権を
獲得した時、親局からの情報受信に続き自局情報の送信
を行ない、その後に送信権を解放し、更に送信権が各局
からの送信情報と共に再び親局に戻った時、親局が自局
の新しい送信情報に各子局からの受信情報を付加して再
び送信権を発行するようにされている。
【0003】またこの種のループ型LANにおいては、
特定の子局が情報長の長い自局情報を送信すると、一時
的にLAN回線が高負荷状態となり、これにより他の子
局の送信待ち時間が増大して、情報の伝達効率が悪化す
るといった問題がある。そこで従来より、この種のルー
プ型LANと同様な問題を持つトークン・パッシング方
式のループ型LANにおける解決策として、例えば特開
平1−99344号公報に開示されている如く、送信権
を表すトークンフレーム内に、LAN回線を巡回する情
報量を表すトラフィック情報部を設け、各子局が送信権
を獲得して自局情報を送信する際には、トラフィック情
報部からLAN回線を巡回する情報量を読出して、その
情報量が所定量以上か否かを判断し、情報量が所定量以
上でなければ自局情報の送信を行ないその送信量に応じ
てトラフィック情報部内の情報量を更新し、情報量が所
定量以上であれば自局情報の送信を行わないようにする
ことが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこうした送信制
御を行なうループ型LANでは、各子局が送信権を獲得
する度に、トークン・フレーム内のトラフィック情報部
に格納された情報量を読み込み、その情報量を解析し
て、自局情報を送信するしないを判断するため、この解
析・判断に要する時間が本来の通信処理時間に加算され
てしまうといった問題があった。つまり各子局毎に実行
されるトラフィック情報部の解析・判断処理により、各
子局での送信情報のスループット時間が長くなり、情報
伝達に時間がかかるといった問題(子局の数が増大する
程顕著である)があった。
【0005】また上記送信制御を実現するには、トーク
ン・フレーム内にトラフィック情報部を設定する必要が
あるため、こうしたトラフィック情報部をトークン・フ
レーム内に設定する機能を持たない一般のトークン・パ
ッシング方式のループ型LANには適用することができ
ず、上記送信制御を実現するには、ループ型LANのシ
ステム全体を再構築しなければならないといった問題も
ある。
【0006】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、各子局での通信処理時間に影響を与えることなく、
LAN回線が一時的に高負荷になるのを防止でき、しか
も従来より一般に使用されているトークン・パッシング
方式(トークン・フレーム内にトラフィック情報を持た
ないトークン・パッシング方式)のループ型LANにそ
のまま適用可能な情報伝達装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、自局情報を送信する共に送
信権を発行する親局と、該親局からの送信情報を受信す
ると共に上記送信権を獲得して自局情報の送信を行ない
自局情報の送信後に送信権を解放する複数の子局と、こ
れら各局をループ状に接続するLAN回線とからなり、
該LAN回線を上記送信権が巡回することにより情報の
伝達を行なう通信制御方式のループ型LANにおいて、
上記子局を構成する情報伝達装置であって、上記送信権
の巡回周期から上記LAN回線の負荷状態を検出する回
線負荷状態検出手段と、該検出された上記LAN回線の
負荷状態に基づき、上記送信権獲得時に送信を行なう自
局情報の情報長の上限を設定する情報長設定手段と、該
設定された情報長に基づき上記自局情報を分割し、該分
割した自局情報を上記送信権の獲得の度に順次送信する
自局情報送信手段と、を備えたことを特徴とする情報伝
達装置を要旨としている。
【0008】
【作用】このように本発明の情報伝達装置は、LAN回
線を巡回する送信権を獲得して自局情報の送信を行ない
自局情報の送信後に送信権を解放する通信制御方式のル
ープ型LANにおいて子局を構成する情報伝達装置であ
り、回線負荷状態検出手段が、LAN回線を巡回する送
信権の巡回周期からLAN回線の負荷状態を検出し、情
報長設定手段が、その検出されたLAN回線の負荷状態
に基づき、送信権獲得時に送信を行なう自局情報の情報
長の上限を設定し、自局情報送信手段が、その設定され
た情報長に基づき自局情報を分割して、その分割した自
局情報を送信権の獲得の度に順次送信する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は本発明が適用された実施例のループ型L
ANの全体構成を表すブロック図である。
【0010】図1に示す如く本実施例のループ型LAN
は、プログラマブルコントローラ,NCコントローラ,
ロボットコントローラ等の複数(本実施例では4台)の
制御装置A,B,C,D間で情報の伝達を行うためのも
のであり、制御装置Aに設けられた親局情報伝達装置1
0と、他の制御装置B〜Dに設けられた子局情報伝達装
置11〜13と、これら各情報伝達装置10〜13をル
ープ状に接続するLAN回線15とにより構成されてい
る。
【0011】また本実施例のループ型LANは、以下の
一連の作動をサイクリックに行なう通信制御方式を有す
る通信システムである。即ち、まず親局情報伝達装置1
0が、各子局情報伝達装置11〜13に伝達すべき親局
送信データGDを含む親局送信データ部GDPの後に送
信権TNを付与した図4(a)に示す情報フレームを送
信する。するとこの情報フレームが各子局情報伝達装置
11〜13を順次巡回し、各子局情報伝達装置11〜1
3は、情報フレームの巡回時に、各々、親局情報伝達装
置10からの親局送信データGDを受信すると共に、送
信権TNを獲得し、自局に送信すべきデータLDi(i
は各子局に対応した番号を表す)がある場合には、その
子局送信データLDiを含む子局送信データ部LDPi
を送信権TNの前に挿入して、次局へ送り出す。そして
情報フレームが各子局情報伝達装置11〜13を巡回し
て、各子局情報伝達装置11〜13からの子局送信デー
タ部LDPiが付加された図4(b)に示す情報フレー
ムが親局情報伝達装置10に戻ると、親局情報伝達装置
10が各子局送信データ部LDPi内の子局送信データ
LDiを次サイクルでの親局送信データGDに編集し
て、親局送信データ部GDPを生成し、再び送信権TN
と共に子局情報伝達装置11側に送り出す。
【0012】尚図4(b)において、LDP1 は子局情
報伝達装置11からの子局送信データ部、LDP2 は子
局情報伝達装置12からの子局送信データ部、LDP3
は子局情報伝達装置13からの子局送信データ部を表し
ている。またこれら各子局情報伝達装置11〜13から
送信される子局送信データ部LDPiや親局情報伝達装
置10からの親局送信データ部GDPは、図4(c)に
示す如く、開始デリミタFSと、送信局アドレスSA
と、子局送信データLDi又は親局送信データGDと、
終了デリミタFEとから構成されている。
【0013】次に上記各子局情報伝達装置11〜13の
回路構成について説明する。尚以下の説明において、子
局情報伝達装置を構成する各部は、ロジック回路により
実現できるのは勿論のこと、マイクロコンピュータの一
処理として実現することも可能である。
【0014】図1に示す如く、各子局情報伝達装置11
〜13は(図1では子局情報伝達装置12の回路構成の
み表しているが他の子局情報伝達装置11,13も子局
情報伝達装置12と同一構成である)、LAN回線15
より情報フレームを受信して、そこに格納されている親
局送信データ部GDP内の親局送信データGDを各制御
装置B〜Dへ伝達するための回路として、LAN回線1
5より情報フレームを受信する回線情報受信部20、及
び、この受信した情報フレームより親局送信データGD
を取り出し、制御装置接続部30を介して各制御装置B
〜Dへ出力する受信情報編集部40を備えている。
【0015】また各子局情報伝達装置11〜13は、図
1に示す如く、LAN回線15を巡回する情報フレーム
から送信権を検出して、制御装置接続部30を介して各
制御装置B〜Dから入力されるデータDATAを子局送
信データLDiとしてLAN回線15へ送信するための
回路として、LAN回線15を巡回する情報フレームよ
り送信権を検出し、送信権を検出したタイミングで1シ
ョットの送信権検出信号50a及び送信ゲート切換制御
信号50bを発生する送信権検出部50、送信権検出部
50からの送信権検出信号50aに基づき送信権の巡回
周期を計測することによりLAN回線15の負荷状態を
検出し、その負荷状態を複数ランク(本実施例では4ラ
ンク)に層別する回線負荷状態検出手段としての回線負
荷検出部60、制御装置接続部30を介して各制御装置
B〜Dから入力されるデータDATAを、回線負荷検出
部60にて層別された回線負荷状態に応じて編集するこ
とにより子局送信データLDiを生成し、これに上記開
始デリミタFSや終了デリミタFE等を付加することに
より送信すべき子局送信データ部LDPiとして格納す
る送信情報編集・格納部70、及び、送信情報編集・格
納部70にて編集・格納された子局送信データ部LDP
iを送信権検出部50から出力される送信ゲート切換制
御信号50bに同期してLAN回線15へ送信する情報
送信部80を備えている。
【0016】ここで上記各制御装置B〜Dは、各子局情
報伝達装置11〜13に対して、図4(d)に示す如く
上記子局送信データLDiとなるデータDATAに、こ
のデータDATAを緊急に送信する必要があるか否かを
表す識別コードH/Sを付加した情報を入力するように
されており、上記送信情報編集・格納部70は、識別コ
ードが緊急送信を表す「H」であれば、回線負荷検出部
60にて層別された回線負荷状態に関係なく制御装置B
〜Dから入力されたデータDATAをそのまま子局送信
データLDiとしてLAN回線へ送信するための子局送
信データ部LDPiを生成し、識別コードが通常送信を
表す「S」であれば、回線負荷検出部60にて層別され
た回線負荷状態に応じてLAN回線15への送信許容情
報長を設定し、子局送信データLDiがこの送信許容情
報長以上であれば、制御装置B〜Dから入力されたデー
タDATAを送信許容情報長以下に分割して、その分割
した複数のデータDATAを子局送信データLDiとし
て複数の子局送信データ部LDPiを生成し、送信権を
獲得する度にこれら複数の子局送信データ部LDPiを
順次送信するようにされている。
【0017】以下、このように子局送信データLDiを
生成するための本発明にかかわる主要部である回線負荷
検出部60及び送信情報編集・格納部70の構成及び動
作について、図2及び図3に基づき詳しく説明する。ま
ず回線負荷検出部60は、図2に示す如く、送信権検出
部50からの送信権検出信号50aにより、LAN回線
15を巡回する送信権の巡回周期を計測する複数(本実
施例では3個)のタイマ部61,62,63と、これら
各タイマ部61〜63へ所定周期Tのクロック信号を供
給する基準クロック発生部65とから構成されている。
【0018】各タイマ部61,62,63は、送信権検
出部50がLAN回線15を巡回する送信権を検出した
タイミングで発信する送信権検出信号50aにより初期
計数値C1,C2,C3(C1<C2<C3)に設定さ
れ、基準クロック発生部65からのクロック信号65a
を受けてカウントダウンを行なう。そして各タイマ部6
1,62,63は、夫々、初期計数値C1,C2,C3
とクロック周期Tとで決定される所定時間T1(=C1
×T),T2(=C2×T),T3(=C3×T)内に
送信権検出信号50aが再び入力されない場合にタイム
アップし、回線負荷状態信号61a,62a,63aを
発信する。
【0019】このため例えば、回線の負荷状態を表わす
送信権の1巡時間がT1秒以上T2秒未満の場合には、
タイマ部61のみがタイムアップし、回線負荷状態信号
61aがON,回線負荷状態信号62a,63aがOF
Fとなり、送信権の1巡時間がT2秒以上T3秒未満の
場合には、タイマ部61とタイマ部62とがタイムアッ
プし、回線負荷状態信号61a,62aがON,回線負
荷状態信号63aがOFFとなる。
【0020】即ち、回線負荷検出部60は3つのタイマ
部61,62,63により、回線の負荷状態を表わす送
信権の1巡時間を、T1未満,T1以上T2未満,T2
以上T3未満,T3以上の4段階に層別し、その結果を
回線負荷状態信号61a,62a,63aのON・OF
F状態により出力する。
【0021】次に送信情報編集・格納部70は、図2に
示す如く、回線負荷検出部60にて層別される4ランク
の回線負荷状態に対応して4種の送信許容情報長L1〜
L4が格納された送信情報長格納部71と、回線負荷検
出部60から出力される回線負荷状態信号61a,62
a,63aに基づき、回線負荷状態に対応した送信許容
情報長を送信情報長格納部71から読み出すことにより
送信許容情報長を設定する送信情報長演算部72と、制
御装置接続部30に設けられた入力バッファ32から制
御装置B〜Dからの入力情報を読み出し、その入力情報
と送信情報長演算部72にて設定された送信許容情報長
とから子局送信データ部LDPiを生成する送信情報編
集部73と、送信情報編集部73にて生成された子局送
信データ部LDPiを一時的に格納する送信バッファ7
4とから構成されている。
【0022】また送信情報編集部73は、図3に示す如
く、制御装置B〜Dからの入力情報に含まれるデータD
ATAを送信情報長演算部72にて設定された送信許容
情報長に基づき分割する情報分割部731と、情報分割
部731にて分割された複数のデータDATA1,DA
TA2,…、又は制御装置B〜Dからの入力情報に含ま
れるデータDATAを子局送信データLDiとして、1
個又は複数の子局送信データ部LDPiを生成し、送信
バッファ74に書き込む情報出力部732と、制御装置
接続部30の入力バッファ32から制御装置B〜Dから
の入力情報を読み出し、その入力情報に含まれる緊急送
信の要・否を表す識別コードH/Sを層別し、入力情報
が緊急送信を要する場合には、入力情報内のデータDA
TAをそのまま情報出力部732に出力し、入力情報が
緊急送信を必要としない場合には、入力情報内のデータ
DATAを情報分割部731に出力する情報入力・層別
部733とから構成されている。
【0023】このように構成された送信情報編集・格納
部70においては、まず送信情報長演算部72が、回線
負荷状態を4ランクに層別する回線負荷状態信号61
a,62a,63aに基づき、回線負荷状態のランクに
対応した送信許容情報長を送信情報長格納部71から読
み出す。本実施例では、回線負荷状態信号61a,62
a,63aが全てOFFの場合に負荷ランク1、回線負
荷状態信号61aがONで回線負荷状態信号62a,6
3aがOFFの場合に負荷ランク2、回線負荷状態信号
61a及び62aがONで回線負荷状態信号63aがO
FFの場合に負荷ランク3、回線負荷状態信号61a,
62a,63aが全てONの場合に負荷ランク4と設定
し、負荷ランク1の回線負荷状態(低負荷状態)ならば
送信許容情報長L1、負荷ランク4の回線負荷状態(高
負荷状態)ならば送信許容情報長L4という送信許容情
報長を設定する。尚送信許容情報長L1〜L4の大小関
係は、L1≧L2≧L3≧L4であり、LAN回線15
が高負荷状態になるほど送信許容情報長が短かくなるよ
うに設定されている。
【0024】次に送信情報長演算部72は、上記のよう
に設定した送信許容情報長を送信情報編集部73へ出力
し、これを受けた送信情報編集部73では、その内部の
情報分割部731で一時記憶する。送信情報編集部73
では、情報入力・層別部733が、制御装置B〜Dから
入力されたデータDATAの緊急送信の要・否を識別コ
ードH/Sから層別し、データDATAを緊急送信する
必要があれば、このデータDATAをそのまま情報出力
部732に出力し、データDATAを緊急送信する必要
がなければデータDATAを情報分割部731に出力す
るため、情報分割部731は、この情報入力・層別部7
33からデータDATAが入力されたときに動作し、そ
のデータDATAを上記記憶した送信許容情報長以下の
情報長に分割し、分割後の情報を順次情報出力部732
に渡す。
【0025】情報出力部732は、情報分割部731又
は情報入力・層別部733からの情報転送要求である転
送ゲート切換要求信号731a又は733aを受け、送
信バッファ74への情報転送ゲート732aの切換と、
情報転送を行なう。例えば、情報分割部731より転送
ゲート切換要求信号731aを受けた時、情報入力・層
別部733からの情報を転送中であった場合、その転送
が完了するまで情報転送ゲート732aの切り換えを行
なわず、転送が完了した時点で情報転送ゲート732a
を情報分割部側へ切り換え、ゲートの切り換えが完了し
たことを情報分割部731へ通知する転送ゲート切換完
了信号732bを出力し、情報転送(情報分割部731
から分割されたデータを入力し、それに開始デリミタF
Sや送信局アドレスSA等を付加した子局送信データ部
LDPiを送信バッファ74に転送)する。尚図3に示
す732cは、情報出力部732が情報入力・層別部7
33に対してゲートの切り換えが完了したことを通知す
る転送ゲート切換完了信号を表している。
【0026】ここで送信バッファ74には、図2に示す
如く、情報出力部732から転送される子局送信データ
部LDPiを転送順に格納する複数の格納エリアが設け
られており、送信情報編集部73にて制御装置からのデ
ータDATAが3つに分割された場合には、その分割デ
ータDATA1,DATA2,DATA3に対応した子
局送信データ部LDPiがその格納エリアに順次書き込
まれる。
【0027】またこのように送信バッファ74内に複数
の子局送信データ部LDPiが格納されている場合、情
報送信部80は、送信権検出部50から出力される送信
ゲート切換制御信号50bに同期して、その内の最初に
書き込まれた子局送信データ部LDPiを読み出し、L
AN回線15へ送信することにより、送信バッファ74
内の子局送信データ部LDPiを送信権検出の度に順次
送信する。
【0028】以上説明したように、本実施例の子局情報
伝達装置11〜13においては、送信権検出部50から
出力される送信権検出信号50aによりLAN回線15
での送信権の巡回周期を4段階に層別することにより、
LAN回線15の負荷状態を4ランクに層別し、その層
別結果に従い送信許容情報長を設定して、子局送信デー
タLDiが送信許容情報長を越える場合には、子局送信
データLDiを送信許容情報長以下に分割して、子局送
信データLDiの送信を行なうようにされている。
【0029】このため子局送信データLDiの情報長が
長くなることによりLAN回線15が高負荷状態となる
のを防止し、他の子局の送信待ち時間を低減できる。即
ち本実施例によれば、LAN回線15の負荷を平準化し
て通信効率を向上することが可能となる。またLAN回
線15の負荷状態を検出するために、前述のトラフィッ
ク情報部等の特別な情報を使用しないので、その情報解
析のための処理を必要とせず、通信処理を短時間に行う
ことができ、しかも従来より一般に使用されているトー
クン・パッシング方式のループ型LANにも適用するこ
とが可能となる。
【0030】また本実施例では、送信データを緊急に送
信する必要がある場合には、送信データを分割すること
なしにそのまま送信するようにされているため、緊急時
にデータの送信遅れが発生して各制御装置での制御動作
に悪影響を与えるといったことも防止できる。
【0031】尚上記実施例では、LAN回線15の負荷
状態を、送信権検出部50からの送信権検出信号50a
の出力周期(即ち送信権の巡回周期)を直接検出するこ
とにより求めるように構成したが、送信権と一緒にLA
N回線15を巡回するデータ,例えば親局送信データ部
GDPの開始デリミタFS等の巡回周期を検出すること
により送信権の巡回周期を検出して、LAN回線15の
負荷状態を求めるようにしてもよい。つまり、送信権と
同じサイクルでLAN回線15を巡回するデータであれ
ば、LAN回線15の負荷状態を検出することができ
る。
【0032】また上記実施例では、各種制御装置間での
情報伝達を行なうループ型LANについて説明したが、
パーソナルコンピュータ等の汎用電子計算機間での情報
伝達を行なうループ型LANであっても本発明を適用で
きるのはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報伝達装
置においては、LAN回線を巡回する送信権の巡回周期
からLAN回線の負荷状態を検出し、その検出されたL
AN回線の負荷状態に基づき、送信権獲得時に送信を行
なう自局情報の情報長の上限を設定し、その情報長に基
づき自局情報を分割して送信を行うようにされている。
このため本発明によれば、自局情報の情報長が長くなる
ことによりLAN回線15が高負荷状態となるのを防止
し、他の子局の送信待ち時間を低減することができる。
即ち本発明によれば、LAN回線の負荷を平準化して通
信効率を向上することが可能となる。またLAN回線の
負荷状態を検出するために、トラフィック情報部等の特
別な情報を使用しないので、その情報解析のための処理
を必要とせず、通信処理を短時間に行うことができ、し
かも従来より一般に使用されているトークン・パッシン
グ方式のループ型LANにも適用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のループ型LANの全体構成及び子局情
報伝達装置の回路構成を表すブロック図である。
【図2】子局情報伝達装置内の回線負荷検出部60及び
送信情報編集・格納部70の回路構成を表すブロック図
である。
【図3】送信情報編集・格納部70内の送信情報編集部
73の回路構成を表すブロック図である。
【図4】実施例のループ型LANにて処理される各種デ
ータの構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…親局情報伝達装置 11,12,13…子局情
報伝達装置 15…LAN回線 20…回線情報受信部 30…
制御装置接続部 40…受信情報編集部 50…送信権検出部 60
…回線負荷検出部 61,62,63…タイマ部 65…基準クロック発
生部 70…送信情報編集・格納部 71…送信情報長格納
部 72…送信情報長演算部 73…送信情報編集部
74…送信バッファ 80…情報送信部 731…情報分割部 732…
情報出力部 733…情報入力・層別部 A,B,C,D…制御装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅沼 隆司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自局情報を送信する共に送信権を発行す
    る親局と、該親局からの送信情報を受信すると共に上記
    送信権を獲得して自局情報の送信を行ない自局情報の送
    信後に送信権を解放する複数の子局と、これら各局をル
    ープ状に接続するLAN回線とからなり、該LAN回線
    を上記送信権が巡回することにより情報の伝達を行なう
    通信制御方式のループ型LANにおいて、上記子局を構
    成する情報伝達装置であって、 上記送信権の巡回周期から上記LAN回線の負荷状態を
    検出する回線負荷状態検出手段と、 該検出された上記LAN回線の負荷状態に基づき、上記
    送信権獲得時に送信を行なう自局情報の情報長の上限を
    設定する情報長設定手段と、 該設定された情報長に基づき上記自局情報を分割し、該
    分割した自局情報を上記送信権の獲得の度に順次送信す
    る自局情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする情報伝達装置。
  2. 【請求項2】 上記自局情報送信手段が、自局情報に含
    まれる識別コードから自局情報を緊急送信情報と非緊急
    送信情報とに層別し、自局情報が非緊急送信情報である
    場合には、自局情報を上記情報長に基づき分割して上記
    送信権の獲得の度に順次送信し、自局情報が緊急送信情
    報である場合には、自局情報を分割することなく上記送
    信権の獲得時に自局情報をそのまま送信することを特徴
    とする請求項1に記載の情報伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005175282A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Nikon Corp デバイス処理システム及びデータ収集方法

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