JPH05144437A - 多孔質ニツケル−塩化ニツケル電極及びその製造方法 - Google Patents

多孔質ニツケル−塩化ニツケル電極及びその製造方法

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JPH05144437A
JPH05144437A JP3302120A JP30212091A JPH05144437A JP H05144437 A JPH05144437 A JP H05144437A JP 3302120 A JP3302120 A JP 3302120A JP 30212091 A JP30212091 A JP 30212091A JP H05144437 A JPH05144437 A JP H05144437A
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JP
Japan
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nickel
chloride
electrode
sodium
porous
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Pending
Application number
JP3302120A
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English (en)
Inventor
Maritsuto Uiriamu
ウイリアム・マリツト
Toshihiko Yamagishi
敏彦 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニッケル利用率の量が30重量%を越えるよ
うなナトリウム−塩化ニッケル電気化学電池中で使用す
るための多孔質ニッケル電極を得ること。 【構成】 多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極は、ニッ
ケル粉体と、塩化ニッケル粉体とそして塩化ナトリウム
粉体との混合物を、600〜970℃の温度範囲におい
て不活性雰囲気内で焼結することによって調製される。 【効果】 塩化ナトリウムの溶融点(801℃)より若
干低い温度において還元性雰囲気内で焼結されたニッケ
ル−塩化ナトリウム電極と比較した場合、本発明に係る
多孔質電極は活物質の一層高度の活用をもたらし、その
結果、電気化学的電池が一層高い全体的エネルギー密度
を持つに到る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナトリウム−塩化ニッケ
ル電池におけるカソード材料として機能する多孔質ニッ
ケル−塩化ニッケル電極及び多孔質ニッケル電極を製造
する方法に関する。
【0002】
【発明の概要】本発明は多孔質ニッケル−塩化ニッケル
電極及び多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極の製造法に
関し、この発明においては、ニッケル粉体、塩化ニッケ
ル粉体及び塩化ナトリウム粉体とが混合され、一定形状
に圧縮成形し、しかる後に、600〜970℃の温度範
囲において不活性ガス雰囲気内で焼結される。多孔質ニ
ッケル−塩化ニッケル電極がナトリウム−塩化ニッケル
電気化学電池中で使用されるとき、電気化学的に利用可
能なニッケルの量は30重量%を超える。
【0003】
【従来の技術】高温型の二次電池であるナトリウム−塩
化ニッケル電池は、エネルギー密度及び出力密度が高い
という特徴を有し、電気自動車用あるいは電力負荷平準
化用二次電池として注目されている。ナトリウム−塩化
ニッケル電池は微細な穴を多数有する導電性の正極、ナ
トリウム−アルミニウム塩化物の溶融塩からなる液体電
解質、正極および溶融塩電解質を負極から分離する固体
電解質、および液体状のナトリウムから構成される。
(U.S.Patent 4,626,483)正極は塩化ニッケル、ニッケ
ルあるいは主成分がニッケルである程度固く不溶性の金
属、及び他の小量の遷移金属から構成されている。本電
池において放電時における正極活物質は塩化ニッケルで
ある。ナトリウムアルミニウムハロゲン化物電解質はN
aAlCl4であり塩化ナトリウムを懸濁している。N
aAlCl4 電解質は153℃で溶解する。固体電解質
はナトリウムイオン伝導性である。代表的なものとして
β″−アルミナがある。(実際の組成はNa6 Al32
51)ナトリウム塩化ニッケル電池の代表的な構造を1図
に示す。101はアノードの集電体として機能する金属
性の容器。102は溶融ナトリウム。103はナトリウ
ム透過性の固体電解質。104は溶融テトラクロロアル
ミニウム酸ナトリウム。105はニッケルと塩化ニッケ
ルの複合体。106はアノードとカソードの集電体を絶
縁している電気絶縁性のセラミックス。107は正極の
集電体。
【0004】従来より報告されている多孔質のニッケル
正極の製造方法を以下に記す。まずニッケル粉と塩化ナ
トリウム粉を還元雰囲気中、塩化ナトリウムの融点直下
温度で焼結する。次に新しい電池中に設置して、充電プ
ロセス中でニッケルを電気化学的に酸化し、活性な塩化
ニッケルにする。(U.S.Patent 4,626,483)この製造法
により約100Wh/Kgの高エネルギー密度を有する
電池ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の製造
法により製作された電極では、ニッケル−ナトリウム塩
化物焼結体中における電気化学的に有効利用できるニッ
ケルは最大28%にすぎない。(この値はカソード量の
制限された電池において、カソード重量及び充放電容量
の測定値より算出される。)一方、他の電気化学的電
池、例えば酸化銀−亜鉛、オキシ水酸化ニッケル−亜
鉛、空気−鉄では高い電極使用効率が得られており、銀
電極(50%)ニッケル電極(46%)鉄電極(65
%)という数値が得られている。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
するもので、その目的とするところは、30%を越える
正極使用効率を達成し高エネルギー密度を有する高温型
ナトリウム−塩化ニッケル電池を提供するところにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は多孔質ニッケル
−塩化ニッケル電極及び多孔質ニッケル−塩化ニッケル
電極を製造する方法を詳細に説明しており、この発明に
おいて、 (1)多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極において、ニ
ッケル粉体、塩化ニッケル粉体および塩化ナトリウム粉
体の混合焼結体から構成することを特徴とする。 (2)多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極の製造方法に
おいてニッケル粉体、塩化ニッケル粉体および塩化ナト
リウム粉体を混合してこの混合体を圧縮成形し所定の形
状となし、これを不活性雰囲気中において600℃ない
し970℃にて焼結することを特徴とする。
【0008】前述のようにして得られた多孔質ニッケル
−塩化ニッケル電極がナトリウム−塩化ニッケル電気化
学電池中で使用されるときには、電気化学的に利用可能
なニッケルの量は30重量%を越える。
【0009】
【実施例】ニッケル粉体(0.050g;2〜5μ
m)、無水塩化ニッケル粉体(0.022g;53〜1
25μm)、及び乾燥塩化ナトリウム(0.040g;
53〜125μm)が混合され、しかる後、直径1cm
のニッケル網(0.014g)の上で圧縮された。この
円盤は810℃において30分間かけてアルゴン雰囲気
内で焼結された。ニッケル−塩化ニッケルの円板は20
0cm2 のアルミニウム対向電極、アルミニウムワイヤ
ー参照電極、430gの四塩化ナトリウム・アルミニウ
ム及び作業電極のためのニッケルワイヤーホルダーより
成る電気化学電池中に充填された。電池の作動温度は3
00℃であった。多孔質ニッケルカソードはアルミニウ
ム参照電極に対して1.2Vにおいて過度に充電された
後、5mAの定電流において600mVのカットオフ電
圧まで放電された。放電に対して測定されたクーロン総
量に基づいて、38重量%のニッケルが活性な塩化ニッ
ケルとして有効利用された。
【0010】(比較例)ニッケル粉(重量0.06g、
粒径2〜5μm)と乾燥して塩化ナトリウム(重量0.
04g、粒径53〜125μm)を混合する。混合粉体
を直径1cmのニッケルメッシュの円板上(0.014
g)に圧縮成形する。この円板を水素還元雰囲気中にて
790℃、30分間焼結する。次にこのニッケルと塩化
ナトリウムの円板を上記の電気化学電池に設置する。ア
ルミニウム参照電圧で1.2Vにて過度に充電する。充
電された多孔質のニッケル塩化ニッケル電極を5mAの
定電流で放電する。電圧が600mVまで低下したとこ
ろで放電を停止する。放電したクーロン量に基づき算出
すると、活性な塩化ニッケルとして実際に利用されたニ
ッケルは28%である。
【0011】
【発明の効果】多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極及び
多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極を製造する方法に関
する前述の説明によれば、多孔質ニッケル−塩化ニッケ
ル電極がナトリウム−塩化ニッケル電気化学電池中で使
用されるときには、電気化学的に利用可能なニッケルの
量は30重量%を越える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナトリウム−塩化ニッケル電池中の代表的な構
造を示す図である。
【符号の説明】
101 アノードの集電体として機能する金属性容器 102 溶融ナトリウム 103 ナトリウム透過性固体電解質 104 溶融テトラクロロアルミン酸ナトリウム 105 ニッケルと塩化ニッケルの複合体 106 アノード集電体とカソード集電体を絶縁するた
めの電気絶縁性セラミックス材料 107 カソード用集電体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニッケル粉体、塩化ニッケル粉体および塩
    化ナトリウム粉体の混合焼結体であることを特徴とする
    多孔質ニッケル−塩化ニッケル電極。
  2. 【請求項2】ニッケル粉体、塩化ニッケル粉体および塩
    化ナトリウム粉体を混合してこの混合体を圧縮成形し所
    定の形状となし、これを不活性雰囲気中において600
    ℃ないし970℃にて焼結することを特徴とする多孔質
    ニッケル−塩化ニッケル電極の製造方法。
JP3302120A 1991-11-18 1991-11-18 多孔質ニツケル−塩化ニツケル電極及びその製造方法 Pending JPH05144437A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114599624A (zh) * 2019-10-21 2022-06-07 万腾荣公司 具有改善的堆积密度的氯氧化钼

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