JPH05144011A - 光デイスク駆動装置 - Google Patents

光デイスク駆動装置

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JPH05144011A
JPH05144011A JP32049991A JP32049991A JPH05144011A JP H05144011 A JPH05144011 A JP H05144011A JP 32049991 A JP32049991 A JP 32049991A JP 32049991 A JP32049991 A JP 32049991A JP H05144011 A JPH05144011 A JP H05144011A
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JP
Japan
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optical
disk
recording
disk drive
optical head
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Application number
JP32049991A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Tetsuji Aoyanagi
哲次 青柳
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Priority to US07/952,691 priority patent/US5327417A/en
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】消去・記録・再生にかかる時間を短縮し、アク
セス速度,データ転送速度の早い光ディスク駆動装置を
提供する。 【構成】ハウジング1に軸受24を介して支持される回
転部材2にディスク4を取付け、ディスク4に対向する
光ヘッド5がハウジング1に支持される光ディスク駆動
装置において、光ヘッド5を円周等分に四個配設し、各
々の光ヘッド5を独立に制御して消去・記録・再生を行
う。1個の光ヘッドの場合よりアクセス速度,データ転
送速度を格段に早くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク駆動装置に
係り、特に書き換え可能な光ディスク駆動装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光ディスク駆動装置とし
ては、例えば図5に示すような、光磁気ディスク(以
下、単にディスクという)を挟んでバイアス磁石と対向
する位置に光ヘッドを1個のみを備えた光磁気ディスク
装置がある。ハウジング1上に回転部材であるターンテ
ーブル2を所定速度に回転駆動するモータ3を配設し、
図示されないローディング機構でターンテーブル2上に
装填されたディスク4を正確な回転数で回転させるとと
もに、光ヘッド5をリニアモータ装置6でディスク4上
の所定位置に移動させ、ディスク4上でデータの読み書
き(信号の消去,記録,再生)をおこなう。
【0003】新しくデータを記録(書き込み)する場合
は、半導体レーザ7から水平方向に照射した光ビーム8
を偏光ビームスプリッタ9を経てプリズム10で上向き
に変え、対物レンズ11を介してディスク4の記録位置
に集束させ、先ず、その光スポットで照射部分をキュリ
ー温度以上に加熱して、外部のバイアス磁石13の向き
に磁化することにより前のデータを消去する。次に、デ
ィスク4がもう一度同じ場所にくるまで回転する間に記
録すべきデータの磁化方向にバイアス磁石13の向きを
選び、光スポットで加熱すると外部磁界の向きに応じて
磁化された新しいデータが記録される。必要に応じて、
更にディスク4を一回転させてデータが正確に記録され
ているかを確認する。
【0004】データを再生する(読み出す)場合は、半
導体レーザ7の出力を記録時より落とし、光ビーム8を
キュリー温度以下の弱いものにして照射する。ディスク
4の読み出すべきデータが記録されている位置に光ヘッ
ド5を運び、レーザ光を照射すると、その部分の光磁気
膜の磁化の方向に応じて反射光14の偏光面の回転方向
が変わる。この偏光面の回転の向きを検出することによ
り書き込まれた信号を読み出す。
【0005】上記光磁気ディスク装置は、モータ3で駆
動されるターンテーブル2の支軸2aが2個の玉軸受2
bで回転自在に支持されている。また、光ヘッド5をデ
ィスク4の半径方向に直線移動させて目的のトラックへ
運ぶために、光ヘッド5の機構の全体をリニアモータ装
置6に搭載している。上記の光ディスク駆動装置にあっ
ては、ディスク4は図6,図7に示すような光磁気ディ
スクカセット15に収納して使用されている。この光磁
気ディスクカセット15は、情報記録媒体であるディス
ク4と、これを回転可能に収納するカートリッジ17
と、このカートリッジ17の表裏の両面の開口部18
a,18bを開閉するシャッター機構19から構成され
ている。通常、片面ディスクの場合には、開口部18
a,18bは、カートリッジ17の片面が光ヘッド5の
移動範囲に対応して形成されたウィンドウ18aと、デ
ィスク4をターンテーブル2にクランプするハブ16に
対応して形成されたセンターホール18bとからなって
おり、他の片面がバイアス磁石13に対向するウィンド
ウ18aとなっている。一方、両面ディスクの場合に
は、図示されてはいないが、カートリッジ17の表裏の
両面の開口部18a,18bはウィンドウ18aとセン
ターホール18bとからそれぞれなっている。
【0006】この従来の光磁気ディスクカセット15で
は、光ディスク駆動装置の光ヘッド5及びバイアス磁石
13がそれぞれ1個であるから、これらに対応するカー
トリッジ17のウィンドウ18aも片面は一箇所でよ
く、したがってディスク4の記録面へのほこりの侵入を
防ぐシャッター機構19をカートリッジ17に併設する
スペースが確保できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
光ディスク駆動装置は磁気ディスク装置に比べてアクセ
ス速度およびデータ転送速度が遅いという問題点があ
り、記憶容量が大きくてしかもディスクが交換できると
いう本来の特徴を充分生かせなかった。すなわち、従来
の光ディスク駆動装置にあっては、光ヘッド1個で消
去,記録,再生がおこなわれ、その各動作毎にディスク
を1回転させることが必要である。したがって新規にデ
ータを記録しようとするとディスクが2〜3回転する時
間が必要となる。そこでディスク回転数を高くして対応
しようとしても、回転数は使用する半導体レーザのパワ
ーとディスクの感度により制約されるため限界があり、
記録時間を短縮することは難しい。再生においても、回
転数を高くして読出し時間を早めることには同様の困難
があり、結局アクセス速度及びデータ転送速度が遅いと
いう問題点は未解決のまま残されていた。
【0008】そこで、本発明は、消去・記録・再生にか
かる時間を短縮し、アクセス速度,データ転送速度の早
い光ディスク駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに
軸受を介して支持される回転部材にディスクを取付け、
そのディスクに対向する光ヘッドがハウジングに支持さ
れる光ディスク駆動装置に係り、光ヘッドを円周上に四
個配設し、各々の光ヘッドから回転中心へ向かう四つの
線がほぼ90°に等角度になっている。
【0010】
【作用】本発明の光ディスク駆動装置は、4個の光ヘッ
ドをスペース上に互いに干渉しない範囲で円周等分に配
置したことにより、データの消去・記録・再生に要する
時間を短縮する。独立した制御回路をもつ上記4個の光
ヘッドを、データの内容に応じてコントローラで総括制
御することにより、使用条件に合わせて容易に最適化を
図ることができる。
【0011】なお、上記4個の光ヘッドはそれぞれ可動
光学系と固定光学系とに分けた分離型光ヘッドとするこ
とで可動光学系を軽量化して、シーク時間を短縮するこ
とができる。また、4個の光ヘッドを四角形状の装置の
対角線上に配置すると、ディスクの外側にはみ出す固定
光学系が装置の四隅に配置されるから、全体のスペース
を節約できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、従来と同一または相当部分には同一の符号
を付してある。図1は、本発明の一実施例の要部を模式
的に示す概念図、図2は光ヘッドの配置例を示す部分平
面図である。この光ディスク駆動装置Hには、各々に独
立した制御回路をもつ4個の光ヘッド5が、ハウジング
1に支持されて円周上に四個配設されている。各々の光
ヘッド5からディスク4の回転中心へ向かう四つの線
は、中心角がほぼ90°ずつに等分に配置されている。
光ヘッド5の数が多いほど、アクセス時間を短く、デー
タ転送速度を早くできるが、各光ヘッド5は後述の可動
光学系21がディスク4の最内周側まで移動する必要が
ある場合は互いの寸法上の干渉を避けるために、個数は
最大4個に制限される。
【0013】これら4個の光ヘッド5は、リニアモータ
装置6で搬送する可動部分を軽量化してシーク時間を短
くするために、分割して構成されている。すなわち、プ
リズム10と対物レンズ11とで可動光学系21を構成
して、これをリニアモータ装置6に搭載し、ハウジング
1で可動に支持している。一方、半導体レーザ7,偏光
ビームスプリッタ9等の重い部分は固定光学系22とし
て分離し、ハウジング1に固定している。この場合、ス
ペースを節約して装置全体を小型化するため、4個の光
ヘッド5の各固定光学系22は、図2に示すようにハウ
ジング1の四角形の基台の四隅に対角線上に配置するこ
とが好ましい。もっとも、必ずしも対角線上になくても
良く、隣り合う対角線の間に配置しても良い。ただし、
光ヘッド5の互いの干渉を避けるために光ヘッド5をほ
ぼ90°の間隔で円周上に等配に配置することが必要で
ある。なお、ハウジング1の基台が長方形の場合は、4
個の光ヘッド5の各固定光学系を対角線上ではないが長
方形の基台の四隅の近くに配置することが好ましい。
【0014】また、この実施例にあっては、ディスク4
を回転させる回転部材であるターンテーブル2の軸23
は、軸の外径面にヘリングボーン状の動圧発生みぞを設
けた2個のラジアル動圧グルーブ軸受24で支持してい
る。そして、その軸受の支持スパン25を、ディスク4
の外径の1/15より大きい寸法に設定してある。これ
は、ディスク4の外周面の上下方向の振れ幅を、光ヘッ
ド5のフォーカスサーボがかかる±100μm以内に押
さえるためである。また、ハウジング1の基台に固定さ
れたハウジング1のスリーブ27に非接触に支持される
軸23の下端面は、ハウジング1のスラスト軸受面に動
圧発生みぞを設けたスラスト動圧グルーブ軸受28で支
持されている。
【0015】そのスリーブ27の円筒状外周面に駆動モ
ータ3のステータコイル30が取付けられている。この
ステータコイル30と半径方向に対向するロータマグネ
ット31が、カップ状のケース32を介して回転部材2
に取付けられている。そして、上記ステータコイル30
への通電をスピンドルモータ制御回路33により制御し
て、光ヘッド5によるディスク4のデータの消去・記録
・再生の各動作に応じて、ターンテーブル2ひいてはデ
ィスク4を正確な回転速度で回転させるように構成して
いる。その回転制御は、例えば光ヘッド5で読み出され
た信号を波形整形してディジタル波形となし、その波形
と基準信号とのタイミング誤差が零となるようにして行
う。
【0016】この光ディスク駆動装置Hは、4個の光ヘ
ッド5の各々が独立した光ヘッド制御回路35を有して
おり、更にそれらを総括して最適制御するところの総括
制御用のコントローラ36を具備している。そのコント
ローラ36をインターフェイス37を介して、例えばホ
ストコンピュータCに接続することにより、大容量でし
かもアクセス速度,転送速度の早い高速の外部記憶装置
として利用する。
【0017】上記光ヘッド制御回路35は、公知の光デ
ィスク駆動装置と同じく、磁気バイアス制御回路40、
レーザ制御回路41、信号処理回路43、光学系作動制
御回路44等を備えている。磁気バイアス制御回路40
は、バイアス磁石13の磁界の方向をデータの記録時と
消去時とで切換えて反転させるように制御するものであ
る。レーザ制御回路41は、半導体レーザ7の出力を消
去/記録時と再生時とで高/低に切換え、また記録時は
記録信号に応じて光変調方式で制御するものである。信
号処理回路43は、再生時に、ディスク4から反射され
偏光ビームスプリッタ9を経て光信号検出系42に入射
した光信号を読み取り、ディスク4上の記録磁気信号の
向きに応じた再生信号に変換して出力する。また、図示
しない公知の非点収差方式で検出したフォーカスエラー
信号及び公知の三点スポット方式で検出したトラッキン
グエラー信号を各電気信号に変換して出力するものであ
る。
【0018】光学系作動制御回路44は、光ヘッド5の
投射光スポットがディスク4上の所定位置へ正確にアク
セスするように、可動光学系21の作動を制御するもの
であり、可動光学系21をディスク4の半径方向に高速
で粗移動させるリニアモータ装置6のサーボ駆動回路4
5、対物レンズ11の位置を上下方向並びに水平方向に
微動させる図示しない対物レンズアクチュエータ(2軸
デバイス)を前記フォーカスエラー信号,トラッキング
エラー信号に基づいてフィードバック制御することによ
り投射光をディスク4の所定位置に正確に投射させるフ
ォーカス/トラッキングサーボ回路46により構成され
ている。
【0019】コントローラ36は、上記光ヘッド制御回
路35内の信号処理回路43とフォーカス/トラッキン
グサーボ回路46の間の信号の授受、及び各制御回路4
0〜44とホストコンピュータC間の信号の授受を仲介
するとともに、4個の光ヘッド5が持つ各光ヘッド制御
回路35を総括的に関連して制御するものである。その
総括制御のパターンは複数種のものが選択できるように
されている。
【0020】例えば代表的なパターンP1は、ディスク
4の半径方向を内周側から外周側に向かって4領域に分
け、その各領域毎に1個ずつの光ヘッド5を割当てて、
各々の光ヘッド5でデータの消去/記録・再生をそれぞ
れ独立に行わせるものである。記録/消去は2回転で行
われるが、4領域が並列処理できる。また、パターンP
2は、4個の光ヘッド5のうちの2個の光ヘッド5で記
録/再生を、他の2個が消去を分担して、ディスク4を
半径方向に内周領域と外周領域との2領域に分け、その
各領域毎に独立にデータの消去・記録・再生を行わせる
ものである。消去/記録の書き込み操作は1回転で行な
う。また2領域並列処理できる。
【0021】パターンP3は、3個の光ヘッド5の1個
ずつに、消去と記録と再生とを分担させ、残り1個を予
備にするものである。消去/記録の書き込み操作は1回
転で行なえる。パターンP4は、4個の光ヘッド5がそ
れぞれディスク4の半径方向に最内周端から最外周端ま
で自由に移動でき、そしてそれぞれの光ヘッド5が独立
して消去・記録・再生を全て行えるようにしたものであ
る。
【0022】これらの制御パターンは取り扱うデータに
応じて最適なものを選択すればよく、その選択は、予め
各パターンの制御回路を光ディスク駆動装置内に内蔵し
ておいて、ホストコンピュータCからの指令により切り
換えたり、又は手動のスイッチで切り換えるようにして
もよい。又、それぞれのパターンの制御回路ボードを形
成しておき、必要に応じてこれを光ディスク駆動装置に
差し替えるようにしてもよい。
【0023】次に、この光ディスク駆動装置に用いるデ
ィスク4のカセットについて、図3,図4を参照して説
明する。この4個の光ヘッドの光ディスク駆動装置に使
用するディスク4を回転可能に収納するディスクカート
リッジ50は、片面ディスクの場合には、開口部51と
して、片面につき4ヶ所のウィンドウ52とディスク4
をターンテーブル2にクランプするハブ16に対応して
形成された1個のセンターホール53とを備えている。
4ヶ所のウィンドウ52は、4個の光ヘッド5の移動範
囲に対応させて、回転中心へ向かう四つの線上にほぼ9
0度の間隔で放射状に設けられている。また、ディスク
カートリッジ50は、開口部51として、他の片面につ
きバイアス磁石13に対向する4ヶ所のウィンドウをほ
ぼ90°の間隔で放射状に備えている。両面ディスクの
場合には、ディスクカートリッジ50の表裏の両面の開
口部51は、ほぼ90°の間隔で放射状に設けられた4
ヵ所のウィンドウ52と1個のセンターホール53とを
それぞれ備えている。なお、表裏の両面の開口部51
は、ウィンドウ52とセンターホール53とが別々に分
離して設けられても、一体につながった形で設けられて
も良い。この場合、ディスクカートリッジ50の表裏の
両面の開口部51はそれぞれ複数の開口を備えるので、
これら複数の開口を蓋するシャッター機構を設けること
はスペースの点からむずかしい。そこで、使用時以外に
はディスクカートリッジ50をケース55に収納して開
口部51を塞ぐようにしてある。ケース55は、側面の
一面のみにディスクカートリッジ50の出し入れ開口を
有する偏平な箱型に形成してある。このようにディスク
4とディスクカートリッジ50とケース55とで光ディ
スク・カセット56を構成し、ディスク4保管時におけ
るディスク面への埃などの侵入を防止するとともに、光
ディスク駆動装置へのディスク4着脱時に記録面を手で
触れる危険を少なくしている。
【0024】次に作用を説明する。ケース55から取り
出したディスクカートリッジ50を光ディスク駆動装置
のローディング機構に投入すると、ディスクカートリッ
ジ50はハウジング1に非回転で支持され、またディス
ク4はハブ16を介してターンテーブル2に取り付けら
れる。また、光ディスク駆動装置のいずれかの制御パタ
ーン、例えばパターンP1を選定する(スイッチ又は制
御ボードの差し替えで選定する)。そのようにすると、
コントローラ36からは、ホストコンピュータCからの
データをディスク4の所定の領域、例えば最内周の領域
に書き込む、またはディスク4の所定の領域のデータを
読み出してホストコンピュータCに送るとの指令が出さ
れる。
【0025】コントローラ36からは、該当の領域を分
担する光ヘッド5の光ヘッド制御回路35に書き込み指
令信号又は読み出し指令信号が送られる。この場合、当
該光ヘッド5の可動光学系21の移動範囲は分担した最
内周の領域に限られるから、シーク時間は従来に比し約
1/4に短縮される。これは、指定領域が最外周或いは
中間の場合であっても同様である。さらに、リニアモー
タ装置6で搬送するものが軽量の可動光学系21のみで
あり、高速移動が可能である。また、コントローラ36
の指令で、各領域の4個の光ヘッド5は、独立に制御し
て消去・記録・再生を行わせることができる。
【0026】したがって、この実施例によれば、1個の
光ヘッド5で消去・記録・再生する場合に比べてデータ
の消去/記録時間および再生時間が大幅に短縮でき、ア
クセス時間が短くデータ転送速度が早いという効果を有
する。光ディスク駆動装置の制御パターンとしてパター
ンP2を選定すると、コントローラ36は、4個の光ヘ
ッド5のうちの2個の光ヘッド5に対しては記録および
再生の指令を出し、他の2個に対しては消去の指令を出
す。こうして、4個の光ヘッド5を、記録/再生を専用
に分担するものと、消去のみを専用に分担するものとに
分け、記録/再生用の1個の光ヘッド5と消去用の1個
の光ヘッド5とを組合せて一組にしたものを二組とす
る。一方、ディスク4を半径方向に内周領域と外周領域
との2領域に分け、その各領域毎に各組の光ヘッド5を
割り振る。コントローラ36は、ホストコンピュータC
からの信号に基づき、各光ヘッド5の光ヘッド制御回路
35に指令して、各領域毎に独立にデータの消去・記録
・再生を行わせる。消去/記録の書き込み操作をディス
クの1回転で行なうことができ、且つ2領域を並列処理
できる。そのため、上記と同様にアクセス時間が短くデ
ータ転送速度が早いという効果が得られる。
【0027】光ディスク駆動装置の制御パターンP3を
選定した場合は、コントローラ36は、4個の光ヘッド
5の内の1個の光ヘッド制御回路35には消去指令を、
他の1個の光ヘッド5の光ヘッド制御回路35には記録
指令を、他の1個の光ヘッド5の光ヘッド制御回路35
には再生指令を、ホストコンピュータCからの信号に基
づいて指令する。残り1個の光ヘッド5は予備とし、他
の光ヘッド5の故障に備える。この場合も、消去/記録
の書き込み操作は1回転で行なえるから、やはりアクセ
ス時間が短くデータ転送速度が早いという効果が得られ
る。
【0028】光ディスク駆動装置の制御パターンP4を
選定した場合は、コントローラ36はホストコンピュー
タCからの信号に基づいて4個の光ヘッド5に独立に消
去・記録・再生を全て行わせる。従って、1個の光ヘッ
ド5の場合に比べ、アクセス時間を約1/4に短縮で
き、しかもデータ転送速度が約4倍早くなるという効果
が得られる。
【0029】以上の如く、本実施例によればアクセス速
度、データ転送速度を従来より大幅に早められるのみで
なく、さらに以下のような種々の機能上の効果が得られ
る。4個の光ヘッド5は独立に制御できるから、たとえ
光ヘッド5が故障しても、1個以上の正常な光ヘッド5
が残っていれば光ディスク駆動装置として機能すること
が可能であり、記憶装置としての信頼性が高められる。
【0030】また、本光ディスク駆動装置をビデオ・デ
ィスク・レコーダ(VDR)として使用した場合、2個
の光ヘッド5で記録しながら、それとは独立に他の2個
の光ヘッド5で自由にデータを読み出すこともできるか
ら、プレイバックやスロー再生を録画を中断することな
く行えるようにすることもできる。また、ディスク4を
支承する軸23は、2個のラジアル動圧グルーブ軸受2
4で支持するとともに、その軸受スパンを光ヘッド5の
外径の1/15よりも大きくしたので、軸受のモーメン
ト剛性が高くなり、ディスク4の外周面の上下方向の振
れを光ヘッド5のフォーカスサーボがかけやすい±10
0μm以内に押さえることができる。また、定格回転中
に、軸23には非回転同期成分の高周波数の振れが殆ど
発生しない。その結果、光ヘッド5の高速シークが可能
となるとともに、追従性が良くなりデータの転送速度が
早く、しかも再生時の読み取りエラーが少ないという効
果を有する。
【0031】なお、上記実施例は、ディスク4と平行な
棒状のバイアス磁石13をディスク4を挟んで4個の光
ヘッド5と対向するように円周方向等配に放射状に4個
配置したが、外部磁界発生用の磁石を光磁気ヘッド内に
組み込んだ外部磁気一体型光磁気ヘッドを用いたものに
も適用できる。その場合、光磁気ヘッドをディスクの表
裏両面側に配置しても良い。この場合、ディスクは両面
型のものを4ヶ所のウィンドウ52が表裏の両面にそれ
ぞれ形成されたディスクカートリッジ50に収納したも
のが用いられる。
【0032】また、半導体レーザ7には1本のレーザ光
が出射される1ビームの半導体レーザ7を使用するだけ
でなく、3ビーム,4ビーム,8ビーム等の複数のレー
ザ光が出射されるいわゆるマルチビーム半導体レーザ7
を使用してもよい。4個の光ヘッド5の各々に、マルチ
ビーム半導体レーザ7より複数のレーザ光がそれぞれ出
射されると、より一層のデータ転送速度の向上が図れ
る。
【0033】また、本発明は、記録・消去を同時にでき
るようにしたダイレクト・オーバライト機能を持つ光磁
気ディスク駆動装置および相変化ディスクを用いた光デ
ィスク駆動装置等にも適用できる。また、コントローラ
36による制御パターンは実施例に限定するものではな
く、その他の制御パターンもソフトウエアで実現でき
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスク駆動装置において光ヘッドを円周上に四個配
設し、各々の光ヘッドから回転中心へ向かう四つの線が
ほぼ90°に等角度になっているものとした。そのた
め、各光ヘッドで消去・記録・再生をおこなうことがで
き、アクセス速度,データ転送速度の早い光ディスク駆
動装置を提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を模式的に示す概念図
である。
【図2】本発明の光ヘッドの配置例を示す部分平面図で
ある。
【図3】本発明に使用するディスクカートリッジの斜視
図である。
【図4】図3のディスクカートリッジをケースに収納し
た状態を示す斜視図である。
【図5】従来の光ディスク駆動装置の要部を模式的に示
す図である。
【図6】従来の光磁気ディスクカセットの表面斜視図で
ある。
【図7】図6の裏面側の斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 回転部材 4 ディスク 5 光ヘッド 24 軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに軸受を介して支持される回
    転部材にディスクを取付け、該ディスクに対向する光ヘ
    ッドがハウジングに支持される光ディスク駆動装置にお
    いて、 前記光ヘッドが円周上に四個配設され、前記各々の光ヘ
    ッドから回転中心へ向かう四つの線はほぼ90°に等角
    度になっていることを特徴とする光ディスク駆動装置。
JP32049991A 1991-09-27 1991-12-04 光デイスク駆動装置 Pending JPH05144011A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9220489A GB2260019A (en) 1991-09-27 1992-09-28 Optical disk drive and read/write apparatus
US07/952,691 US5327417A (en) 1991-09-27 1992-09-28 Optical disk drive and read/write apparatus

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24898191 1991-09-27
JP3-248981 1991-09-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05144011A true JPH05144011A (ja) 1993-06-11

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JP32049991A Pending JPH05144011A (ja) 1991-09-27 1991-12-04 光デイスク駆動装置

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