JPH08180455A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH08180455A
JPH08180455A JP6336464A JP33646494A JPH08180455A JP H08180455 A JPH08180455 A JP H08180455A JP 6336464 A JP6336464 A JP 6336464A JP 33646494 A JP33646494 A JP 33646494A JP H08180455 A JPH08180455 A JP H08180455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disk
optical
objective lens
lens
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6336464A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Terayama
康徳 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6336464A priority Critical patent/JPH08180455A/ja
Publication of JPH08180455A publication Critical patent/JPH08180455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、大径の光ディスクの場合にも、
高速シークが可能であるようにした、光ディスク装置を
提供すること。 【構成】 光ディスク13が載置されるターンテーブル
12と、このターンテーブルを回転駆動するスピンドル
モータ11と、上記光ディスクに対向して二軸方向に移
動可能に配設され、光ディスクの信号記録面への情報信
号の再生または記録再生を行なう対物レンズ15eと、
この対物レンズを介して光ディスクの信号記録面に光源
からのレーザビームを照射し且つこの信号記録面からの
戻り光ビームを光検出器にて検出する光学ブロック15
hとを備え、光ディスクの信号記録面の半径方向の全範
囲をカバーするように、それぞれ半径方向に関して互い
にずらして配設された複数個の対物レンズ15eと、上
記光学ブロックの光源及び光検出器の光軸を、各対物レ
ンズに振り分ける光路切換え手段20とを備える光ディ
スク装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD,MD,MO,デ
ジタルビデオディスク等の光ディスクを利用した情報記
録及び/又は再生装置に広く用いる光ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置は、例えば図8に
示すように構成されている。図8において、光ディスク
装置1は、スピンドルモータ2により回転駆動されるタ
ーンテーブル3と、このターンテーブル3上に載置され
る光ディスク4をターンテーブル3上に押圧するチャッ
ク5と、このターンテーブル3上に載置される光ディス
ク4に対して例えば半導体レーザ光を照射する光学ピッ
クアップ6を有している。
【0003】スピンドルモータ2は、光ディスク装置1
の構成部品の支持部であるメカデッキ(図示せず)に固
定されており、例えばブラシレスモータにより構成され
ている。そして、スピンドルモータ2は、図示しない駆
動制御回路によって、ターンテーブル3を所定回転数に
て回転駆動するようになっている。
【0004】ターンテーブル3は、上記メカデッキ上に
て回転可能に支持されており、その表面に光ディスク4
が載置される。
【0005】チャック5は、例えばマグネット式チャッ
クまたはバネ式チャックとして構成されており、光ディ
スク4をターンテーブル3の表面に対して押圧して、こ
の光ディスク4をターンテーブル3上に固定保持するよ
うになっている。
【0006】光学ピックアップ6は、半導体レーザ素子
6a,コリメータレンズ6b,ビームスプリッタ6c,
反射ミラー6d,対物レンズ6e,集光レンズ6f及び
光検出器6gを有している。
【0007】上記半導体レーザ素子6aは、半導体の再
結合発光を利用した発光素子であり、光源として使用さ
れる。半導体レーザ素子6aから出射した光ビームは、
コリメータレンズ6bに導かれる。
【0008】上記コリメータレンズ6bは、凸レンズで
あって、半導体レーザ素子6aからの入射光を、平行光
ビームに変換する。
【0009】ビームスプリッタ6cは、ハーフミラー面
が、コリメータレンズ6bの光軸に対して45度傾斜し
た状態で配設されており、半導体レーザ素子6aから出
射したレーザビームと光ディスク4の信号記録面からの
戻り光ビームを分離する。
【0010】反射ミラー6dは、ビームスプリッタ6c
の光軸に対して45度傾斜した状態で配設されており、
ビームスプリッタ6cからの平行光ビームの光軸を対物
レンズ6eに向かって折り曲げる。
【0011】対物レンズ6eは、ビームスプリッタ6c
を透過したレーザビームを、回転駆動される光ディスク
4の信号記録面の所望のトラック上に集束させる。
【0012】光ディスク4の信号記録面に照射された光
ビームは、戻り光ビームとして、再び対物レンズ6e,
反射ミラー6dを介して、ビームスプリッタ6cに導か
れる。そして、ビームスプリッタ6cのミラー面で反射
された戻り光ビームは、集光レンズ6fを透過した後、
光検出器6gの受光面に入射される。
【0013】光検出器6gは、入射する戻り光ビームを
検出して、再生信号を得るようになっている。
【0014】ここで、光学ピックアップ6の各要素のう
ち、半導体レーザ素子6a,コリメータレンズ6b,ビ
ームスプリッタ6c,集光レンズ6f及び光検出器6g
が、一つの光学ブロックとして、上記メカデッキ上に固
定配置されている。また、反射ミラー6d及び対物レン
ズ6eは、二軸アクチュエータ6hとして、メカデッキ
に対して、光ディスク4の半径方向に移動可能に支持さ
れると共に、図示しない送りモータにより、半径方向の
適宜の位置まで移動されるように構成されている。さら
に、対物レンズ6eは、図示しない二軸アクチュエータ
6hの作用により、フォーカシング方向及びトラッキン
グ方向に関して移動調整可能に構成されている。
【0015】このように構成された光ディスク装置1に
よれば、ターンテーブル3上に光ディスク4を載置し
て、チャック5によりターンテーブル3上に光ディスク
4を固定保持した後、スピンドルモータ2を動作させ
て、ターンテーブル3を回転することにより、光ディス
ク4を回転駆動する。この状態にて、図示しない送りモ
ータを適宜に作動させることにより、光学ピックアップ
6は、その二軸アクチュエータ6hが、光ディスク4の
半径方向適宜の位置に持ち来される。これにより、二軸
アクチュエータ6h内の対物レンズ6eは、その光軸
が、光ディスク4の所望のトラック位置に整合される。
【0016】そして、光学ピックアップ6は、この光デ
ィスク4の信号記録面に対して半導体レーザ素子6aか
らレーザビームを照射することにより、例えば熱磁気記
録の手法により、この光ディスク4に信号を記録し、ま
たはこの光ディスク4の信号記録面からの戻り光ビーム
を、光検出器6gによって検出することにより、記録さ
れた情報信号を再生する。かくして、光ディスク4への
情報の記録再生が行われるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の光ディスク装置1においては、光ディスク4
のすべてのトラックに対して、光学ピックアップ6の対
物レンズ6eを整合させる、所謂アクセスのために、対
物レンズ6eを支持する二軸アクチュエータ6hを、光
ディスク4の信号記録面の半径方向全範囲に亘って、移
動させる必要がある。ところで、最近では、光ディスク
装置は、コンピュータの補助記憶装置や、画像処理シス
テム,あるいは情報ファイルシステム等の情報記録手段
として、広く使用されており、取り扱われる情報量の増
大につれて、光ディスク自体の記憶容量の増大の必要性
が高まってきている。
【0018】このため、光ディスクの記録密度を高めた
り、光ディスク自体を大径にする必要があるが、例え
ば、対物レンズ6eを、光ディスク4の信号記録面の外
周部分から内周部分へ、または内周部分から外周部分へ
移動させる場合、二軸アクチュエータ6h全体を、光デ
ィスク4の半径方向に移動させなければならず、所謂シ
ーク時間が長くなってしまうという問題があった。
【0019】これに対して、シーク時間を短縮するため
に、二軸アクチュエータ6hを半径方向に移動させるた
めの送りモータとして、強力なリニアモータを使用する
ことにより、二軸アクチュエータ6hを高速移動させる
方法も考えられるが、リニアモータ自体が比較的高価で
あると共に、消費電力が大きく、発熱量も多いという問
題があった。
【0020】本発明は、以上の点に鑑み、低コストで、
大径の光ディスクの場合にも、高速シークが可能である
ようにした、光ディスク装置を提供することを目的とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光ディスクが載置されるターンテーブルと、この
ターンテーブルを回転駆動する手段と、前記光ディスク
に対向して二軸方向に移動可能に配設され、光源からの
レーザビームを光ディスクの信号記録面へ集束させる対
物レンズと、この対物レンズを介して光ディスクの信号
記録面に光源からのレーザビームを照射し且つこの信号
記録面からの戻り光ビームを光検出器にて検出する光学
ブロックとを備えており、且つ、前記対物レンズは、光
ディスクの信号記録面の半径方向の全範囲をカバーする
ように、それぞれ半径方向に関して互いにずらして複数
個設けられ、さらに、前記光学ブロックの光源の光軸と
光検出器の光軸とを、各対物レンズに振り分ける光路切
換え手段を有する、光ディスク装置により、達成され
る。
【0022】本発明による光ディスク装置は、好ましく
は、前記各対物レンズが、光ディスクの回転中心に関し
て、互いに所定角度だけずれて、配設されている。
【0023】本発明による光ディスク装置は、好ましく
は、前記各対物レンズが、光ディスクの回転中心に関し
て、互いに所定角度だけずれて、渦巻き状に配設されて
いる。
【0024】本発明による光ディスク装置は、好ましく
は、前記各対物レンズが、それぞれ光ディスクの半径方
向に関して所定距離だけ移動可能である。
【0025】本発明による光ディスク装置は、好ましく
は、前記各対物レンズが、走査用駆動装置によって、光
ディスクの半径方向に移動される。
【0026】
【作用】上記構成によれば、光ディスクの任意のトラッ
クが、何れかの対物レンズの半径方向の移動範囲内に包
含されることになる。従って、光ディスクの所望のトラ
ックにアクセスする場合、このトラック位置に対応する
対物レンズを選択して、光路切換え手段により、選択さ
れた当該対物レンズに対して、上記光学ブロックの光軸
を振り分ける。その後、光ディスクの所望のトラックに
対して、光学ブロックの光源からのレーザビームを対物
レンズを介して照射する。これにより、当該トラックに
対して情報信号の記録が行なわれ、また当該トラックか
らの戻り光ビームを対物レンズを介して光学ブロックの
光検出器で検出することにより、光ディスクに記録され
た情報信号の再生が行なわれる。
【0027】従って、複数個の対物レンズの何れかを選
択して、選択された対物レンズに対して光路切換え手段
により、光学ブロックの光路を切換えることにより、光
ディスクの半径方向の全範囲に亘る対物レンズのアクセ
スが可能になる。このとき、対物レンズを光ディスクの
半径方向の全範囲に亘って移動させる必要がないので、
所謂シーク時間が短縮される。かくして、大径の光ディ
スク、例えば5インチMOの場合であっても、シーク時
間が短縮されて、高速アクセスが可能になる。
【0028】各対物レンズが、光ディスクの回転中心に
関して、互いに所定角度だけずれて、好ましくは渦巻き
状に、配置されている場合には、各対物レンズが、互い
に干渉するようなことなく、効率的に配設される。従っ
て、全体が小型に構成されることになる。
【0029】各対物レンズが、それぞれ光ディスクの半
径方向に関して所定距離だけ、好ましくは走査用駆動装
置によって、移動可能である場合には、選択された対物
レンズが、光ディスクの半径方向に関して走査用駆動装
置によって移動され、光ディスクの所望のトラックに対
するアクセスが高速で行われることになる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
7を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0031】図1は、本発明による光ディスク装置の一
実施例を示している。図1において、光ディスク装置1
0は光ディスクを回転駆動するための手段であるスピン
ドルモータを有している。このスピンドルモータ11
は、ターンテーブル12を回転駆動し、ターンテーブル
12上には光ディスク13がチャック14により押圧さ
れるようにして載置される。そして、このターンテーブ
ル12上に載置された光ディスク13に対しては、光学
ピックアップ15から半導体レーザ光が照射されるよう
になっている。
【0032】スピンドルモータ11は、光ディスク装置
10の構成部品の支持装置であるメカデッキ(図示せ
ず)に固定されており、例えばブラシレスモータにより
構成されている。そして、スピンドルモータ11は、図
示しない駆動制御回路によって、ターンテーブル3を所
定回転数にて回転駆動するようになっている。
【0033】ターンテーブル12は、上記メカデッキ上
にて回転可能に支持されており、その表面に光ディスク
13が載置される。
【0034】チャック14は、例えばマグネット式チャ
ックまたはバネ式チャックとして構成されており、光デ
ィスク13をターンテーブル12の表面に対して押圧し
て、この光ディスク13をターンテーブル3上に固定保
持するようになっている。
【0035】光学ピックアップ15は、少なくとも、半
導体レーザ素子15a,コリメータレンズ15b,ビー
ムスプリッタ15c,ハーフミラー15d,対物レンズ
15e,集光レンズ15f及び光検出器15gを含んで
いる。
【0036】上記半導体レーザ素子15aは、半導体の
再結合発光を利用した発光素子であり、光源として使用
される。半導体レーザ素子15aから出射した光ビーム
は、コリメータレンズ15bに導かれる。
【0037】上記コリメータレンズ15bは、凸レンズ
であって、半導体レーザ素子15aからの入射光を、平
行光ビームに変換する。
【0038】ビームスプリッタ15cは、ハーフミラー
面が、コリメータレンズ15bの光軸に対して45度傾
斜した状態で配設されており、半導体レーザ素子15a
から出射したレーザビームと光ディスク13の信号記録
面からの戻り光ビームを分離する。
【0039】ハーフミラー15dは、後述する光路切替
え装置20を介して導かれるビームスプリッタ15cか
らの光ビームの光軸に対して45度傾斜した状態で配設
されており、ビームスプリッタ15cからの平行光ビー
ムの光軸を対物レンズ15eに向かって90度折り曲げ
る。
【0040】対物レンズ15eは、例えば非球面レンズ
であり、ビームスプリッタ15cを透過したレーザビー
ムを、回転駆動される光ディスク13の信号記録面の所
望のトラック上に集束させる。
【0041】光ディスク13の信号記録面に照射された
光ビームは、戻り光ビームとして、再び対物レンズ15
e,ハーフミラー15dを介して、ビームスプリッタ1
5cに導かれる。そして、後述する光路切換え装置20
を介してビームスプリッタ15cのミラー面で反射され
た戻り光ビームは、集光レンズ15fを透過した後、光
検出器15gの受光面に入射される。
【0042】光検出器15gは、入射する戻り光ビーム
を検出して、再生信号を得るようになっている。この光
検出器15gは、光ディスクの記録再生方式等により、
種々の構成にすることができる。例えば、光磁気信号の
検出を行うためには、光学ピックアップ15において、
この光検出器15gに入る前の光ディスク13からの戻
り光に関し、ディスク記録面での反射の際のカー回転に
対応した例えばP偏光成分をビームスプリッタ15cで
分離する。このP偏光成分に対しては、光検出器15g
に入る前に図示しないウォラストンプリズムや2分の1
波長板等により互いに直交する例えばi,jの2成分に
別ける。そして、光検出器15gには、これらにそれぞ
れ対応するように分割された光検出部(図示せず)を設
ける。この分割され光検出部の差動をとることにより、
再生信号を得ることができる。
【0043】ここで、光学ピックアップ15の各要素の
うち、半導体レーザ素子15a,コリメータレンズ15
b,ビームスプリッタ15c,集光レンズ15f及び光
検出器15gが、一つの光学ブロック15hとして、上
記メカデッキ上に固定配置されている。
【0044】さらに、ハーフミラー15d及び対物レン
ズ15eは、図2に示すように、一つの対物レンズブロ
ック16に構成されている。ここで、対物レンズ15e
は、上記対物レンズブロック16のケース16aに対し
て、光ディスク13の半径方向に移動可能に支持される
レンズホルダー17に取り付けられている。このレンズ
ホルダー17は、コイル17a,17bを有しており、
このコイル17a,17bは、上記ケース16aに固定
配置されたヨーク18及びマグネット19から成る磁気
回路内に挿入されている。これにより、コイル17a,
17bに駆動電流を供給することにより、対物レンズ1
5eが、光ディスク13の半径方向に移動されるように
なっている。かくして、対物レンズ15eのための走査
用駆動装置が構成されている。
【0045】ここで、ハーフミラー15d及び対物レン
ズ15eを含む対物レンズブロック16は、図3に示す
ように、光ディスク13の半径方向に関して互いにずれ
た位置に、複数個配設されている。言い換えれば、この
複数の対物レンズブロック16は、光ディスク13の径
方向に関して、内側から外側に向かって配され、且つ光
ディスク13の中心から見たとき互いに重ならない位置
に配置されている。図示の場合には、5個の対物レンズ
ブロック16が、渦巻き状に配設されているが、これに
限らず、各対物レンズブロック16が、光ディスク13
の半径方向に関して所定位置にあれば、他の配置であっ
てもよい。
【0046】このようにして、各対物レンズブロック1
6における対物レンズ15eの光ディスク13の半径方
向の移動範囲を重ね合わせることにより、全体として、
光ディスク13の信号記録面の半径方向全体がカバーさ
れるようになっている。
【0047】さらに、上記光学ブロック15hのビーム
スプリッタ15cと、各対物レンズブロック16との間
には、共通の一つの光路切換え装置20が配設されてい
る。この光路切換え装置20は、例えば図4に示すよう
に、反射ミラー20aと、この反射ミラー20aを垂直
軸の周りに回転駆動するモータ20bとから主として構
成されている。これにより、モータ20bを回転させる
ことにより、反射ミラー20aは、任意の方向に向けら
れる。従って、光学ブロックのビームスプリッタ15c
から出射したレーザビームは、この反射ミラー20aに
よって反射されて、選択された対物レンズ15eに入射
されるようになっている。
【0048】また、各対物レンズブロック16は、光位
置検出装置21を備えている。この光位置検出装置21
は、ハーフミラー15dの後方に配設されていて、ハー
フミラー15dを透過した光路切換え装置20からのレ
ーザビームを受光する。ここで、光位置検出装置21
は、図5に示すように、光軸にて二分割された受光部2
2,23を備えている。
【0049】図5は、前記光路切換え装置20の制御シ
ステムの一例を示している。この制御システムは、上記
各対物レンズブロック16に備えられた光位置検出装置
21の各受光部22,23からの検出信号が、それぞれ
反転入力,非反転入力に入力される差動アンプ24と、
この差動アンプ24から出力される差信号が入力される
制御回路25とを含んでいる。ここで、差動アンプ24
は、各対物レンズブロック16ごとに設けられており、
制御回路25には、各対物レンズブロック16の光位置
検出装置21の受光部に基づく差動アンプ24からの差
信号が入力される。
【0050】制御回路25は、図示しないコンピュータ
等からの後述するアクセス指令に基づいて、光ディスク
13の所望のトラックに関する半径方向位置から、何れ
かの対物レンズブロック16を選択して、光路切換え装
置20のモータ20bを駆動することにより、光路切換
え装置20の反射ミラー20aにより振り分けられたレ
ーザビームを、選択された対物レンズブロック16の対
物レンズ15eの光軸に向ける。ここで、制御回路25
は、選択された対物レンズブロック16の光位置検出装
置21の各受光部22,23からの検出信号に基づい
て、その差信号がゼロになるように、光路切換え装置2
0のモータ20bを駆動制御することにより、反射ミラ
ー20aで反射されるレーザビームの光軸を、対物レン
ズ15eの光軸に合わせるようになっている。
【0051】本実施例による光ディスク装置10は、以
上のように構成されており、ターンテーブル12上に光
ディスク13を載置して、チャック14によりターンテ
ーブル12上に光ディスク13を固定保持した後、スピ
ンドルモータ11を動作させて、ターンテーブル12を
回転することにより、光ディスク13を回転駆動する。
この状態にて、アクセス指令に基づいて、光ディスク1
3の所望のトラックをカバーできる対物レンズブロック
16が選択される。制御回路25が光路切換え装置20
のモータ20bを駆動して、反射ミラー20aで反射さ
れる半導体レーザ素子15aからのレーザビームを、選
択された対物レンズブロック16に振り分けて照射す
る。そして、この対物レンズブロック16に設けられた
光位置検出装置21の各受光部22,23の差信号をゼ
ロにするように、モータ20bを駆動制御することによ
り、反射ミラー20aで反射されるレーザビームの光軸
が、対物レンズ15eの光軸に合わせられる。
【0052】そして、選択された対物レンズブロック1
6の対物レンズ15eが、光ディスク13の所望のトラ
ックに対向するように、対物レンズブロック16のコイ
ル17a,17bへの駆動電流が制御され、対物レンズ
15eの光軸が、光ディスク13の径方向に移動されて
所望のトラックに対して整合される。かくして、光学ピ
ックアップ15は、この光ディスク13の信号記録面に
対して半導体レーザ素子15aからレーザビームを照射
することにより、この光ディスク13に信号を記録し、
またはこの光ディスク13の信号記録面からの戻り光ビ
ームを、光検出器15gによって検出することにより、
記録された情報信号を再生する。
【0053】かくして、光ディスク13への情報の記録
再生が行われるようになっている。この情報の記録及び
/または再生は、上述の構成を用いて、例えば公知の光
磁気記録及び/又は再生の手段,方法により行うことが
できる。この場合、例えば光ディスク13の信号記録面
の内周から外周に移動する場合、一つの対物レンズブロ
ック16を光ディスクの半径方向に関して内周側から外
周側に移動させる必要がなく、光路切換え装置20によ
り、光路切換えを行なうだけで、所謂シーク動作が行わ
れるので、シーク時間が短縮されることになる。
【0054】尚、対物レンズブロック16の必要な個数
は、対物レンズブロック16の個数をN,光ディスク1
3の信号記録面の半径方向長さをL0,一つの対物レン
ズブロック16の半径方向の走査距離をL1としたと
き、N=L0/L1となる。
【0055】図6及び図7は、本発明の第二の実施例、
即ち本発明を5インチMO用(光磁気記録再生用)光デ
ィスク装置に適用した場合の具体的実施例を示してい
る。図6及び図7において、光ディスク装置30は、図
1乃至図5に示した光ディスク装置10とほぼ同様に構
成されており、5インチMOの信号記録面の半径方向長
さL0=30mmに対して、走査距離L1=5mmの対
物レンズブロック31を使用した場合を示している。こ
の場合、対物レンズブロックの個数は、6個になる。
【0056】対物レンズブロック31は、図6に示すよ
うに、ケース32に対して、光ディスク13の半径方向
(図6の矢印参照)に移動可能に支持されるレンズホル
ダー33と、このレンズホルダー33に備えられたコイ
ル34a,34bと、ケース32に固定配置されたヨー
ク35及びヨーク35の内側面に取り付けられたマグネ
ット36とから構成されている。ここで、上記コイル3
4a,34bは、ヨーク35及びマグネット36から成
る磁気回路内に挿入されている。これにより、コイル3
4a,34bに駆動電流を供給することにより、対物レ
ンズ15eが、光ディスク13の半径方向に関して距離
L1だけ移動されるようになっている。かくして、対物
レンズ15eのための走査用駆動装置が構成されてい
る。
【0057】上記対物レンズブロック31は、図7に示
すように、光ディスク13の半径方向に関して互いにず
れた位置に、複数個配設されている。図示の場合には、
6個の対物レンズブロック31が、各対物レンズブロッ
ク31の半径方向の移動範囲が互いに重ならないよう
に、配設されており、すべての対物レンズブロック31
の対物レンズ15eの半径方向の移動により、光ディス
ク13の信号記録面の半径方向長さ全体に亘ってカバー
されるようになっている。尚、図示の場合、対物レンズ
ブロック31は、渦巻き状に配設されていることによ
り、全体が比較的小型に構成されているが、これに限ら
ず、各対物レンズブロック31が、光ディスク13の半
径方向に関して所定位置にあれば、他の配置であっても
よい。
【0058】このように、上述の実施例では、光ディス
クの所望のトラックにアクセス する場合、このトラッ
ク位置に対応する対物レンズを選択して、この対物レン
ズに対して、上記光学ブロックの光軸を振り分けること
により、シーク動作が行なわれる。これにより、光ディ
スクの半径方向の全範囲に亘る対物レンズのアクセスが
可能になる。従って、高速リニアモータを使用すること
なく、高速アクセスが行われることになり、大径の光デ
ィスク、例えば5インチMOの場合であっても、シーク
時間が短縮されて、高速アクセスが可能になる。
【0059】上記実施例では、光ディスクに情報を記録
し再生する場合を例にとって説明したが、本発明の光デ
ィスク装置は、光ディスクに記録されている情報の再生
のみを行う装置にも勿論適用できる。上記実施例におい
ては、光ディスク13として、例えば5インチMOの場
合について説明したが、これに限らず、例えば230M
Bタイプの高密度3.5インチMOの場合にも、高速シ
ークが可能になると共に、大型の光ディスクを使用した
情報ファイリングシステム等において、より大径の光デ
ィスクを使用する場合にも、本発明を適用できることは
明らかである。
【0060】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、低コスト
で、大径の光ディスクの場合にも、高速シークが可能で
あるようにした、光ディスク装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の第一の実施例を
示す概略断面図である。
【図2】図1の光ディスク装置における対物レンズブロ
ック16の構成を示す拡大断面図である。
【図3】図1の光ディスク装置における対物レンズブロ
ックの配置を示す概略平面図である。
【図4】図1の光ディスク装置における光路切換え装置
の構成例を示す概略斜視図である。
【図5】図4の光路切換え装置の制御システムの構成例
を示すブロック図である。
【図6】本発明による光ディスク装置の第二の実施例に
おける対物レンズブロックの平面図である。
【図7】図6の光ディスク装置における対物レンズブロ
ックの配置を示す概略平面図である。
【図8】従来の光ディスク装置の一例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
10 光ディスク装置 11 スピンドルモータ 12 ターンテーブル 13 光ディスク 14 チャック 15 光学ピックアップ 15d ハーフミラー 15e 対物レンズ 15f 集光レンズ 15g 光検出器 15h 光学ブロック 16 対物レンズブロック 17 レンズホルダー 18 ヨーク 19 マグネット 20 光路切換え装置 20a 反射ミラー 20b モータ 21 光位置検出装置 22,23 受光部 24 差動アンプ 25 制御回路 30 光ディスク装置 31 対物レンズブロック 32 ケース 33 レンズホルダー 34a,34b コイル 35 ヨーク 36 マグネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクが載置されるターンテーブル
    と、 このターンテーブルを回転駆動する手段と、 前記光ディスクに対向して二軸方向に移動可能に配設さ
    れ、光源からのレーザビームを光ディスクの信号記録面
    へ集束させる対物レンズと、 この対物レンズを介して光ディスクの信号記録面に光源
    からのレーザビームを照射し且つこの信号記録面からの
    戻り光ビームを光検出器にて検出する光学ブロックとを
    備えており、 且つ、前記対物レンズは、光ディスクの信号記録面の半
    径方向の全範囲をカバーするように、それぞれ半径方向
    に関して互いにずらして複数個設けられ、 さらに、前記光学ブロックの光源の光軸と光検出器の光
    軸とを、各対物レンズに振り分ける光路切換え手段を有
    することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記各対物レンズが、光ディスクの回転
    中心に関して、互いに所定角度だけずれて、配設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各対物レンズが、光ディスクの回転
    中心に関して、互いに所定角度だけずれて、渦巻き状に
    配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】 前記各対物レンズが、それぞれ光ディス
    クの半径方向に関して所定距離だけ移動可能であること
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 前記各対物レンズが、走査用駆動装置に
    よって、光ディスクの半径方向に移動されることを特徴
    とする請求項4に記載の光ディスク装置。
JP6336464A 1994-12-22 1994-12-22 光ディスク装置 Pending JPH08180455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336464A JPH08180455A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336464A JPH08180455A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08180455A true JPH08180455A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18299416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6336464A Pending JPH08180455A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08180455A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844605A3 (en) * 1996-11-21 1998-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical pickup
FR2757989A1 (fr) * 1996-12-30 1998-07-03 Daewoo Electronics Co Ltd Appareil d'enregistrement-lecture optique

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844605A3 (en) * 1996-11-21 1998-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical pickup
US5923636A (en) * 1996-11-21 1999-07-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical pickup
FR2757989A1 (fr) * 1996-12-30 1998-07-03 Daewoo Electronics Co Ltd Appareil d'enregistrement-lecture optique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4106712B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクの記録及び/又は再生装置
EP0154302B1 (en) Optical system for detecting a position of an objective lens
EP0773538B1 (en) Objective lens driving apparatus
KR100294884B1 (ko) 다층 데이터 구조를 갖는 광디스크에서의 데이터엑세스 장치및 그 방법
JP2850822B2 (ja) レンズアクチュエータ
JPH08180455A (ja) 光ディスク装置
JPH0863780A (ja) 光ピックアップ装置
JP2816057B2 (ja) 光学式再生装置
JP3575181B2 (ja) 光学記録媒体の記録及び/又は再生装置及びそれに用いられる光学ピックアップ
JP3462293B2 (ja) 光ディスク装置
JPS58137142A (ja) 光学ヘツドアクチユエ−タ−
JP2584062B2 (ja) 積層型光ディスク,光情報記録再生装置およびその情報記録再生方法
JPS61283035A (ja) 光学式記録再生装置
JPH0684182A (ja) アクチュエータ変位検出方法
JPH0581697A (ja) 光ピツクアツプ装置
JPH1186334A (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光記録再生装置
JPH11213431A (ja) 光学ピックアップ及び光ディスク装置
JPH01191332A (ja) 光学的ディスク記録再生装置
JPH04181517A (ja) 光ディスクの待機方法
JPH03198231A (ja) 光学的情報記録再生装置並びに該装置に用いられる光ヘッド
JPS61278047A (ja) デイスク装置
JPH08180451A (ja) 光ディスクドライブ装置
JPH09306021A (ja) 光学ピックアップ及び光ディスク装置
JPS59172170A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH06111408A (ja) 光学式情報再生装置