JPH05143824A

JPH05143824A - 両替数量表示制御機能付き自動両替機

Info

Publication number: JPH05143824A
Application number: JP33150391A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Matsumoto; 嘉幸松本; Yuji Tanaka; 裕士田中
Original assignee: Omron Corp; Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1991-11-19
Filing date: 1991-11-19
Publication date: 1993-06-11

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は、両替データの設定操作時に、最適
な両替指定数量となる例えば両替額の最小両替額から最
大両替額までの範囲で数個の両替指定数量を表示して、
常に最適な数量を表示して入力許容させる入力操作性を
高めた両替数量表示制御機能付き自動両替機を提供す
る。【構成】この発明は、自動両替機の接客パネルに装備さ
れた両替操作部に、両替金種と両替数量を選択入力して
両替データを設定する自動両替機であって、前記両替金
種の一つを選択入力したとき、この選択した金種の両替
を許容する金額の最適な両替数量を数種類表示して入力
許容する両替数量表示制御手段を設けた両替数量表示制
御機能付き自動両替機であることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えば金融機関に設
置されるような自動両替機に関し、さらに詳しくは両替
設定時の入力操作を簡単化してサービス性および両替処
理能率を高めた両替数量表示制御機能付き自動両替機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に使用されている自動両替機は、図
１０に示すように、自動両替機の前面に装備される両替
操作部１０１に、金種別の金額表示器１０２と対応させ
て、１枚、５枚、１０枚…と数量を指定した金種毎の数
量キー１０３…を配設して、このうちの一つのキーを選
択して押下入力することにより、その指定された金種と
数量が一回の押下入力操作で両替動作する該両替操作部
１０１の取扱い性能を高めた自動両替機が知られてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の数量
キーは１金種につき、１枚、５枚、１０枚…と予め数個
の両替指定数量が定められて取引対応する構成のため、
顧客の投入した両替元金が低額の場合は、両替不能な高
数量の不必要な数量キーが生じて、顧客が数量を選択入
力する際の設定操作性を低下させていた。また、高額元
金の場合は、高額に対応した必要な数量キーがないた
め、キーの入力操作回数が多くなり、この結果、入力操
作に手間がかかって両替時の操作性が低下する問題を有
していた。

【０００４】そこでこの発明は、両替データの設定操作
時に、最適な両替指定数量となる例えば両替額の最小両
替額から最大両替額までの範囲で数個の両替指定数量を
表示して、常に最適な数量を表示して入力許容させる入
力操作性を高めた両替数量表示制御機能付き自動両替機
の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、自動両替機
の接客パネルに装備された両替操作部に、両替金種と両
替数量を選択入力して両替データを設定する自動両替機
であって、前記両替金種の一つを選択入力したとき、こ
の選択した金種の両替を許容する金額の最適な両替数量
を数種類表示して入力許容する両替数量表示制御手段を
設けた両替数量表示制御機能付き自動両替機であること
を特徴とする。

【０００６】

【作用】この発明によれば、顧客が両替金種の一つを選
択して入力したとき、両替数量表示制御手段が、この選
択された金種の両替許容金額に応じて顧客の要望に応え
る最適な両替数量を数種類表示し、この最適な両替数量
の一つを選択させて入力許容させる。

【０００７】

【発明の効果】このように、両替すべき金額と対応した
数種類の最適な両替数量を表示して、顧客が要望する数
量の一つを必ず選択できる構成のため、両替元金の高額
や低額に拘らず、顧客が希望する両替金額を直ちに両替
処理することができる。

【０００８】従って、仮に顧客が低額を投入した低額両
替時には、不必要な高数量のキーが表示されないため取
扱い易くなり、また顧客が高額を投入した高額両替時に
は、高額に応じて数量を最適な数種類の値に切換え表示
するため、一回の入力操作で高額両替でき、高額両替の
ために数量キーを何回も押すような手間が省け、入力操
作が簡単化して顧客に対するサービス性および操作性が
確実に向上する。

【０００９】

【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は両替数量表示制御機能付き自動両替機を
示し、図１において、この両替数量表示制御機能付き自
動両替機は装置本体１１の上部前面に、両替取引きを行
う旨を表示した取扱い表示器１２と、タッチ入力兼用の
タッチ入力表示器１３と、バラ硬貨放出口１４と、包装
硬貨放出口１５と、紙幣出入口１６と、音声案内部１７
および係員呼出しボタン１８と、カード出入口１９とを
備えて接客対応するように構成している。

【００１０】図２は両替数量表示制御機能付き自動両替
機の制御回路ブロック図を示し、ＣＰＵ２１はＲＯＭ２
２に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御
し、その制御データをＲＡＭ２３で読出し可能に記憶す
る。

【００１１】タッチ入力表示器１３は、両替案内手順を
表示する表示機能と、その表示案内された表示キーに対
応する透明接点スイッチを備えてタッチ入力許容するタ
ッチ入力機能とを有しており、この表示器１３にＣＰＵ
２１が両替に要する入力画面を順次表示させる。

【００１２】硬貨処理部２４は、両替操作時に顧客が指
定した両替入力データに基づいて、該データに応じたバ
ラ硬貨の金種および数量を特定してバラ硬貨放出口１４
より放出処理し、また包装硬貨の場合は、その金種およ
び数量を特定して包装硬貨放出口１５より放出処理す
る。

【００１３】紙幣処理部２５は、両替操作時に投入され
た元金紙幣を紙幣出入口１６より取込み処理し、またこ
の元金紙幣に対する取引設定データに基づいて、該デー
タに応じた両替希望する紙幣を紙幣出入口１６より放出
処理する。

【００１４】カード処理部２６は、両替操作時に投入さ
れたカードをカード出入口１９より取込み処理し、また
このカードに対する取引設定データ基づいて、該カード
データより両替希望金額を減算して両替すべき硬貨ある
いは紙幣を放出処理する。

【００１５】シャッタ開閉部２７は、両替操作時に包装
硬貨放出口１５のシャッタ１５ａおよび紙幣出入口１６
のシャッタ１６ａを開閉制御する。

【００１６】図３は両替操作時にタッチ入力されるタッ
チ入力表示器１３の表示例を示し、これは図中左側に両
替元金を示す「お預り金額」や「残り金額」を表示する
金額表示部３１と、両替取引を中止する取消キー３２と
を表示し、中央部には５千円、千円、５百円、１００
円、５０円、１０円、５円、１円の金種を指定する金種
キー３３を表示し、右側にはその金種に対応して顧客が
両替希望する数量を選択して入力指定するための数量キ
ー３４…と、設定された一部の項目を設定変更するため
の一部訂正キー３５と、残金を両替指定する残金両替キ
ー３６とを表示している。

【００１７】また、これらキーの取扱い性を高めるため
に、金種キー３３には金種の数量を指定する毎に、その
指定された合計金額を併せて明瞭に表示し、数量キー３
４には金種指定数量に応じた金額を併せて表示する。

【００１８】上述の数量キー３４は、両替金種の一つを
選択入力したとき、この選択した金種の両替を許容する
金額の最適な両替数量を、ＣＰＵ２１が例えば５つの数
量指定枠に分配表示させて入力許容するものであって、
この一例として、図３に示すように、両替金額５万円を
投入して５千円の金種を選択入力したとき、ＣＰＵ２１
は五つの数量キー３４…に、１枚、２枚、３枚、５枚、
１０枚と両替最低枚数から両替最高枚数までの範囲で５
種類を分配表示させる。そして、この５つの数量キー３
４…の一つを選んで入力操作することで、所望金種の両
替数量を指定して両替することができる。

【００１９】このため、顧客は必ず両替要望する最適な
一つの両替数量を選択することができ、特に顧客が低額
を投入した低額両替時には、不必要な高数量のキーが表
示されなくなり、また顧客が高額を投入した高額両替時
には、その高額に応じた数量が分配表示して一回の入力
操作で高額両替できる。

【００２０】このように構成された両替数量表示制御機
能付き自動両替機は、顧客が紙幣等の両替元金を挿入操
作すると、この挿入された両替元金の合計金額を計数し
てタッチ入力表示器１３の金額表示部３１に表示し、か
つ両替希望する金種を選択入力するよう表示案内し、こ
の表示案内された入力画面を見て、顧客は両替すべき所
望金種の数量を指定してタッチ入力し、このような入力
指定操作を希望金種毎に繰返して両替処理する。

【００２１】次に、顧客が５万円の両替元金を、５千円
札と千円札で２万５千円ずつ両替設定した場合を、図４
のフローチャートおよび図３と図５〜図６の両替説明図
を参照して説明する。今、顧客が両替元金５万円を投入
し、その後、５千円の金種を選択入力すると、図３に示
すように、ＣＰＵ２１がタッチ入力表示器１３の５千円
の金種キー３３を点灯表示させると共に、数量キー３４
に対しては１枚、２枚、３枚、５枚、１０枚と５千円札
の両替最低枚数から両替最高枚数までの範囲で５つの数
量キー３４…を分配表示して入力許容させる（ステップ
ｎ1 〜ｎ3 ）。

【００２２】この表示された数量キー３４…のうち、顧
客は２万５千円分の５枚の数量キー３４…を選んでタッ
チ入力すると、５千円の両替設定が完了する（ステップ
ｎ4）。

【００２３】続いて顧客が千円の金種を選択入力する
と、図５に示すように、ＣＰＵ２１がタッチ入力表示器
１３の千円の金種キー３３を点灯表示させると共に、数
量キー３４に対しては１枚、２枚、５枚、１０枚、２５
枚と千円札の両替最低枚数から両替最高枚数までの範囲
で５つの数量キー３４…を分配表示して入力許容させる
（ステップｎ5 〜ｎ6 ）。

【００２４】この表示された数量キー３４…のうち、顧
客は２万５千円分の２５枚の数量キー３４を選んでタッ
チ入力すると、その２５枚の数量キー３４が点灯表示
し、図６に示すように、５万円の両替元金は５千円札が
２５０００円分と千円札が２５０００円分とに全て設定
されて設定操作が完了したことを表示して両替動作され
る（ステップｎ7 〜ｎ8 ）。

【００２５】また、参考までに顧客が４万円の両替元金
を、５千円札と千円札に２万円ずつ両替設定した場合
は、次のように変更表示される。今、顧客が両替元金４
万円を投入した後に、５千円の金種を選択入力すると、
図７に示すように、数量キー３４は１枚、２枚、３枚、
４枚、８枚と分配表示して入力許容させ、そして顧客が
２万円分の４枚の数量キー３４…を選んでタッチ入力す
ると５千円の両替設定が完了し、続いて顧客が千円の金
種を選択入力すると、図８に示すように、数量キー３４
は１枚、２枚、５枚、１０枚、２０枚と分配表示して入
力許容させ、顧客が２万円分の２０枚の数量キー３４を
選んでタッチ入力すると、千円の両替設定が完了し、図
９に示すように、４万円の両替元金は５千円札が２００
００円分と千円札が２００００円分とに全て両替設定さ
れて設定操作が完了したことを表示して両替動作され
る。

【００２６】上述のように、両替すべき金額と対応した
数種類の最適な両替数量を表示して、顧客が要望する数
量の一つを必ず選択できる構成のため、両替元金の高額
や低額に拘らず、顧客が希望する両替金額を直ちに両替
処理することができる。

【００２７】従って、仮に顧客が低額を投入した低額両
替時には、不必要な高数量のキーが表示されないため取
扱い易くなり、また顧客が高額を投入した高額両替時に
は、高額に応じて数量を最適な数種類の値に切換え表示
するため、一回の入力操作で高額両替でき、高額両替の
ために数量キーを何回も押すような手間が省け、入力操
作が簡単化して顧客に対するサービス性および操作性が
確実に向上する。

【００２８】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の両替操作部は、実施例のタッチ
入力表示器１３に対応し、以下同様に両替数量表示制御
手段は、ＣＰＵ２１に対応するも、この発明は上述の一
実施例の構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の両替数量表示制御機能付き自動両替
機の外観斜視図。

【図２】この発明の両替数量表示制御機能付き自動両替
機の制御回路ブロック図。

【図３】この発明のタッチ入力表示器の入力画面を示す
表示図。

【図４】この発明の自動両替機の両替数量表示制御処理
動作を示すフローチャート。

【図５】この発明の両替数量表示状態を示す説明図。

【図６】この発明の両替設定終了状態を示す説明図。

【図７】この発明の両替数量表示状態の他の実施例を示
す説明図。

【図８】この発明の両替数量表示状態の他の実施例を示
す説明図。

【図９】この発明の両替設定終了状態の他の実施例を示
す説明図。

【図１０】従来の自動両替機の両替操作部の入力状態を
示す正面図。

【符号の説明】

１３…タッチ入力表示器２１…ＣＰＵ３４…数量キー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動両替機の接客パネルに装備された両替
操作部に、両替金種と両替数量を選択入力して両替デー
タを設定する自動両替機であって、前記両替金種の一つ
を選択入力したとき、この選択した金種の両替を許容す
る金額の最適な両替数量を数種類表示して入力許容する
両替数量表示制御手段を設けたことを特徴とする両替数
量表示制御機能付き自動両替機。