JPH0514348B2 - - Google Patents

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JPH0514348B2
JPH0514348B2 JP61253741A JP25374186A JPH0514348B2 JP H0514348 B2 JPH0514348 B2 JP H0514348B2 JP 61253741 A JP61253741 A JP 61253741A JP 25374186 A JP25374186 A JP 25374186A JP H0514348 B2 JPH0514348 B2 JP H0514348B2
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cartridge
drawer
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magnetic tape
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Yasuo Nagase
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Anritsu Corp
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Priority to US07/097,768 priority patent/US4866552A/en
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカートリツジ磁気テープを所定位置に
挿着しヘツドを介して所望の記録再生を行うカー
トリツジ磁気テープ駆動装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より使用されているカートリツジ磁気テー
プ駆動装置(以下駆動装置と称す)は第11図に
示すようにカートリツジ磁気テープ(以下カート
リツジと称す)52を矢印A方向に同駆動装置の
挿入口に対して押し込み挿着させる構造のものが
主流をなしていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上述した駆動装置では挿入口の寸法が
少なくともカートリツジ52の横幅寸法l1を必要
とするため挿入口部分が大形化するとともに駆動
装置自体も大形化するという問題があつた。
また、これに対し、カートリツジ52を挿入口
に対して矢印B方向に押し込み挿着させる構造の
駆動装置の提案がなされており、挿入口部分を小
形化させる利点を有しているが、この場合挿入方
向が通常と異なるため各構成部に対して特別な設
計変更を必要としていた。例えばこの種の駆動装
置において、ドロワーにカートリツジを載せてフ
レーム内の所定位置まで移動しカートリツジを挿
着させようとすると、ドロワーがフレームの所定
位置まで移動したことの検出並びにカートリツジ
がフレーム内に挿着されたことの検出を行うため
のマイクロスイツチが2個必要であつた。このた
め、部品点数が増えるばかりでなく、上記の検出
を同時に行なう場合、スイツチの精度上検出のタ
イミングが一致せず検出誤差を招き装置としての
信頼性に欠けていた。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなさ
れたものであつて、その目的は、挿入口部分を小
形化した駆動装置全体の小形化に伴ない、部品点
数を最小限に抑え、簡単な機構によりドロワーが
フレームの所定位置まで移動したことの検出並び
にカートリツジがフレーム内に挿着されたことの
検出を同時に行うことのできる極めて信頼性の高
い駆動装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明に係る駆動装置
は、長手方向の一側面にアクセスドア54が設け
られたカートリツジ磁気テープ52をフレーム2
の所定位置に挿着して所望の記録再生を行うカー
トリツジ磁気テープ駆動装置において、 ヘツド49が固設され、その一端が前記フレー
ムに載置されてフレームの両側面2d,2d間上
に設けられた移動板7と、 その前面に挿入口13を有し、前記カートリツ
ジ磁気テープ52が載置され、フレーム2上を移
動して前記移動板をカートリツジ磁気テープの挿
入方向に移動させるドロワー4と、 該ドロワーの前面に回動自在に設けられ、前記
アクセスドアの開閉、前記フレーム内へのカート
リツジ磁気テープの挿入・挿出および前記フレー
ム内への前記ドロワーの移動・停止を開閉操作に
より制御するドア3と、 前記フレームと前記移動板を連結し、前記ドア
が閉操作された後の前記ドロワーの移動に伴なつ
て前記ヘツドが前記アクセスドアの開口部に位置
するように前記移動板を移動するリンク5,6
と、 マイクロスイツチ29が固設され、前記カート
リツジ磁気テープが挿入された前記ドロワーに連
動して移動する移動片30と、 引掛部32bを有するととともに、前記ドロワ
ー4がフレーム2上を移動して所定位置に達し、
前記引掛部が前記フレーム上の係止ピン11に係
止して前記カートリツジ磁気テープ52の挿着が
完了したときに前記マイクロスイツチ29の検出
片29aを押圧して動作させる突起32aが形成
された作動片32と、 を備えたことを特徴としている。
[作用] 本発明の駆動装置によれば、カートリツジ52
をドロワー4上に載置してドア3を閉操作する
と、カートリツジ52はフレーム2内に挿入され
てカートリツジ52のアクセスドア54が開きテ
ープ53の一部が表出する。アクセスドア54が
開いた状態からドア3が押されてドロワー4がフ
レーム2上を移動すると、このドロワー4の移動
に伴なうリンク5,6の動作により、ヘツド49
がアクセスドア54の開口部54aに位置するよ
うに移動板7が移動する。また、ドロワー4に連
動してマイクロスイツチ29の固設された移動片
30が移動する。続いてドロワー4がフレーム2
上の所定位置に達し、引掛部32bがフレーム2
上の係止ピン11に係止してカートリツジ52の
挿着が完了すると、作動片32の突起32aがマ
イクロスイツチ29の検出片29aを押圧して動
作させこれを検出する。また、カートリツジ52
をフレーム2より取り出すときは作動片32の突
起32aをマイクロスイツチ29の検出片29a
より解除する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、本発明による駆動装置の一実施例を
示す斜視図、第2図は、同駆動装置の平面図、第
3図a,bは同駆動装置にカートリツジを挿着さ
せる前後の状態を示す図、第4図a〜dは第2図
の−,−,−,−線における各
部の断面図であつて一部の内部機構を省略した
図、第5図は同駆動装置の一部を省略した側断面
図、第6図a,bは第5図のc部の動作を示す拡
大図、第7図a〜cはドアの開閉動作を示す図、
第8図a〜cはアクセスドアの開閉動作を示す
図、第9図、第10図は第2図と合わせて駆動装
置全体の動作を示す図、第11図はカートリツジ
の外観図である。
駆動装置1は、第1図並びに第2図に示すよう
にその側面の一方に取付片2aが、他方に小突片
2b,2cが一体に形成されるとともに、前後面
が開放された断面〓字で長板形状をなすフレーム
2と、該フレーム2内に移動自在に設けられ、前
面にドア3を有するドロワー4と、その一端が2
本のリンク5,6を介して前記取付片2aに接続
され、他端が小突片2b,2c上に載置された状
態で前記フレーム2の両側面2d,2d間上に架
設支持された移動板7と、前記ドロワー4並びに
移動板7に設けられる各部品とによつて構成され
ている。
前記フレーム2の両側面2d,2dには他の装
置等に着脱を行うための螺子穴8が複数箇所に設
けられている。
また、前記フレーム2の側面2d,2dおよび
下面2eには、溝9が設けられている。この溝9
にはドロワー4の側面4a,4aおよび下面4b
に各々固設された板バネ10が突出した状態で設
けられている。そして、第3図a,bに示すよう
にカートリツジ52の挿着時にドロワー4の移動
に伴ないこの板バネ10はフレーム2とドロワー
4との間に挟持される状態まで移動しドロワー4
がフレーム2に対して固定されるようになつてい
る。また、このフレーム2上(第2図における右
端下部分)にはドロワー4に設けられた後述する
フツク32が係止されるための係止ピン11が立
設固定されている。
次に、前記ドロワー4は上面および後面が開放
された断面〓字で長板形状をなしている。このド
ロワー4の前面上方略中央部にはカートリツジ5
2の表面を下方へ押圧して支持するための板バネ
12が設けられている。また、このドロワー4の
前面にはカートリツジ52の着脱を行うための挿
入口13が設けられている。この挿入口13の上
部にはドア3がドロワー4前面上部の両側面4
a,4a間に軸支された状態で所定角度回動自在
に設けられている。また、このドア3はバネ14
により開方向に付勢されている。このドア3は外
部からのゴミ等の混入を防止し後述するヘツド4
9やテープ53にゴミ等が付着して傷がつかない
ように保護している。さらに、このドア3の裏面
には、前記挿入口13の略中央と対面する位置に
押圧片15が、また、右縁と対面する位置には開
閉手段としての開閉カム16が各々一体に設けら
れている。そして、ドア3の回動時に押圧片15
はカートリツジ52をフレーム2内に押し込み、
開閉カム16は第8図a〜cに示すようにその所
定曲線をなす接触面16aによつてカートリツジ
52のアクセスドア54を開くよう構成されてい
る。
なお、押圧片15を省き、開閉カム16のみで
カートリツジ52をフレーム2内に押し込み、ア
クセスドア54を開くようにしても良い。
さらに、前記ドア3の裏面の右縁には第2の解
除手段としての解除片17が設けられている。ま
た、この解除片17と対応するドロワー4の前面
には開口穴18が形成され、第2の阻止手段とし
てのロツク片19の一部19aが係止されてい
る。このロツク片19は第5図並びに第7図a〜
cに示すようにバネ20によりドロワー4の裏面
に突出する方向に付勢されており、カートリツジ
52の挿着前はロツク片19の一端に形成された
脚部19bの端面がフレーム2の端面に位置して
いてフレーム2内へのドロワー4の移動を阻止さ
せている(第7図aの状態)。そして、カートリ
ツジ52が挿入口13に挿入されドア3が回動さ
れると前記解除片17はロツク片19の一部19
aを押し、ロツク片19の脚部19bをドロワー
4の上面に退避にさせフレーム2内へのドロワー
4の移動を可能にしている(第7図cの状態)。
なお、前記ドア3はロツク片19の回動により
脚部19bがフレーム2上に位置し、このロツク
片19に形成された溝部19cに解除片17の一
部17aが嵌合した状態で閉じられることになる
(第7図cの状態)。また、このドア3の裏面に形
成された突部3aにはこのドア3の回動に伴なつ
てドロワー4の前後方向(第2図矢印D方向)に
移動する第1の解除手段をなす移動棒21が軸支
されている。
さらに、前記ドロワー4の奥方にはブロツク片
22が固設されている。このブロツク片22の一
部には前記移動棒21の端部21aを上下から挟
むようにしてガイド部23が一体に形成されてお
り、移動棒21をドロワー4の前後方向に対して
移動自在に保持している。また、前記ブロツク片
22にはく字状の第1の阻止手段としてのエジエ
クター24の中心が軸支され第2図矢印E方向に
対して回動自在に設けられている。このエジエク
ター24はバネ25によりその一端24aがカー
トリツジ52の挿入を阻止する方向に付勢されて
いる。また、このエジエクター24の他端24b
には切欠部24cが形成され、エジエクター24
とともに第1の阻止手段を構成するストツパー2
6の一辺26aが係止されている。このストツパ
ー26はドロワー4上に近接して固設された支持
片27が回動自在に軸支されており、バネ28に
よつて常にその一辺26aが切欠部24cに係止
する方向に付勢されている。ここで、前記移動棒
21の端部21aがストツパー26の一辺26a
を押すとエジエクター24とストツパー26の係
止が解除されドア3によるカートリツジ52の挿
入が可能となる。
また、前記ブロツク片22には検出手段をなす
マイクロスイツチ29の固設された移動片30が
バネ31によりエジエクター24方向に付勢され
た状態で回動自在に設けられている。そして、カ
ートリツジ52がドア3によつてさらにフレーム
2内部へ挿入されるとこのカートリツジ52の一
端はエジエクター24の一端24aを押してエジ
エクター24を矢印E方向に回動させ、さらに、
エジエクター24の他端24bが移動片30に一
体に形成された突部30aを押して移動片30を
同様矢印E方向に回動させる。
さらに、前記ブロツク片22には係止手段をな
す作動片としてのフツク32が第2図矢印F方向
に対して回動自在に設けられている。このフツク
32は略L字状をなしており、その一端には突起
32aが形成されている。また、他端には引掛部
32bが切削形成されており、さらに、この引掛
部32bの奥部には傾斜部32cが形成されてい
る。この傾斜部32cは引掛部32bが係止され
る係止ピン11を解除させるためのものである。
また、このフツク32は通常バネ33により第2
図矢印G方向に付勢されている。また、ブロツク
片22の略中央部にはローラ部材34が設けられ
ている。このローラ部材34は略L字状に形成さ
れ、その上方にはローラ34aが取り付けられて
いる。また、このローラ部材34は中央がブロツ
ク片22に軸支されているとともに、その一端が
ブロツク片22に固設された板バネ35によつて
常に下方へ付勢されている。
従つて、前記ローラ34aはドロワー4の移動
に伴ない移動板7の先端に一体に形成された折曲
げ部7a部分に当接してカートリツジ52の挿入
方向に移動板7を移動させることになる。
なお、このブロツク片22には凸部22aが形
成されており、カートリツジ52の挿着時にこの
カートリツジ52の基台55の所定位置(第11
図に示す)に形成された凹部56を受けるように
構成されている。従つてカートリツジ52を挿入
口13に対して逆挿入した場合には基台55の側
面55aが凸部22aに当たるためカートリツジ
52がこれ以上フレーム2内に入らないようにな
つている。
次に、上記移動板7はメインベース板7bとサ
ブベース板7cによつて構成されている。このメ
インベース板7bとサブベース板7cとはその一
部が重合した状態で螺子36により接続されてい
る。この接続部分におけるサブベース板7c上に
は取付ピン37が形成されメインベース板7bに
形成された取付溝38に係止されている。従つ
て、メインベース板7bは螺子36を外し取付ピ
ン37の周縁に沿つて取付溝38を移動させるこ
とによりメインベース板7bの調整が可能となつ
ている。
また、前記サブベース板7cの一端にはL1
L2の各々長さの異なる2本のリンク5,6を介
してフレーム2の取付片2aに連結されている。
さらに、メインベース板7bの一端の一部はフレ
ーム2の一方の小突片2bに載置しており、他方
の小突片2cにはメインベース板7bに固設され
たアジヤスト39の一部が載置している。また、
このアジヤスタ39はサブベース板7cにも固設
されており、その一部が取付片2a上に載置して
いる。従つて移動板7は3点で支持されることに
なる。また、前記メインベース板7bの裏面とフ
レーム2に立設するピン42との間にはスプリン
グ43が取り付けられており移動板7を3つの支
持点に安定に押しつけている。
ところで、前記メインベース板7bの略中央に
はキヤプスタン駆動モータ40が固設されてい
る。このキヤプスタン駆動モータ40の中心軸の
端部には第4図cに示すようにカートリツジ52
内のテープ53を走行させるためのキヤプスタン
41が取り付けられている。また、板バネ35の
バネ圧力がローラ34aを介してメインベース板
7bの折曲げ部7aを押して前記キヤプスタン4
1の周面をカートリツジ52のテープ駆動用のベ
ルトキヤプスタン59に対して接触させる方向に
付勢している。
さらに、前記メインベース板7bの裏面の所定
位置にはテープホール検出センサ44の取り付け
られたL字状の支持板45が固設されている。こ
のテープホール検出センサ44は第4図bに示す
ように1個の発光素子44aと2個の受光素子4
4bによつて構成され、テープ53の所定位置に
形成されたホール53bの検出を行つている。具
体的には発光素子44aより発せられる光をカー
トリツジ52内に設けられたミラー57を介して
テープ面53aに照射させ、受光素子44bに導
かれる光の変化によつてホール53bの有無の検
出を行つている。また、このメインベース板7b
には第4図aに示すようにマイクロスイツチ46
が固設されていてカートリツジ52に接触し、テ
ープ53への記録を禁止あるいは解除するライト
プロテクト部58の検出を行つている。
さらに、このメインベース板7bには前記キヤ
プスタン駆動モータ40とほぼ平行して後述する
ヘツド49を軸方向に上下させるためのヘツド移
動用モータ47が固設されている。このヘツド移
動用モータ47の中心軸の端部には第4図dに示
すように支持枠体48が取り付けられている。こ
の支持枠体48の一端にはテープ53に対して再
生記録を行うためのヘツド49が固設されてい
る。
しかして、ドロワー4の移動によりフツク32
に形成された爪状の引掛部32bが係止ピン11
に係止されるまでドロワー4はフレーム2上を移
動する。同時に移動板7は所定の軌跡を描きなが
ら第10図に示す状態まで移動する。この所定の
軌跡は2本の各々長さの異なるリンク5,6が固
定軸5a,6aを中心として各々がリンク動作を
行うことによつて得られる。従つて長さL2のリ
ンク6は小さい弧を描き、また、長さL1のリン
ク5は大きい弧を描くので、移動板7はドロワー
4の移動に伴なつてヘツド49がアクセスドア5
4の開口部54aに対して大きく斜め方向から移
動するようになつている。
そして、フツク32の引掛部32bが係止ピン
11に係止されると、フツク32の突起32aが
マイクロスイツチ29の検出片29aに接触して
マイクロスイツチ29がこれを検出する。
次に、上記のように構成された駆動装置の動作
について説明する。
まず、第2図に示すようにカートリツジ52を
エジエクター24に当接するまで挿入口13より
フレーム2に固設されたガイド片2fに沿つて挿
入する。この状態ではエジエクター24はストツ
パー26の一辺26aに係止している。また、ロ
ツク片19の脚部19bの端面がフレーム2の端
面に位置していてフレーム2内へのドロワー4の
移動が停止している。次に、ドア3を回動させる
と開閉カム16の接触面16aがカートリツジ5
2のアクセスドア54を外方に向けて所定角度回
動し(第8図cの状態)、開口部54aを覗かせ
テープ53の一部が表出する。カートリツジ52
のアクセスドア54がほぼ開き終ると移動棒21
はエジエクター24とストツパー26の係止を解
除する。これによりカートリツジ52はフレーム
2内部へ移動可能な状態とする。続いて、さら
に、ドア3を回動するとこのドア2の押圧片15
がカートリツジ52を押してフレーム2内部に導
く。さらに、ドア3を回動してドア3が完全に閉
まるとドア3の解除片17がロツク片19の一部
19aを押し、ロツク片19の脚部19bをドロ
ワー4の上面に退避させてフレーム2内へのドロ
ワー4の移動を解除する(第7図cの状態)。同
時にカートリツジ52はエジエクター24を回動
するとともにこのエジエクター24を介して移動
片30を回動する(第9図の状態)。
次に、ドア3を閉じたままの状態でドロワー4
を移動するとローラ34aが移動板7の折曲げ部
7aを押して行き(第6図)移動板7が所定の軌
跡のリンク動作をしてドロワー4のフツク32が
フレーム2の係止ピン11に係止する(第10図
の状態)。この状態でヘツド49はアクセスドア
54の開口部54aに位置してテープ面53aに
接触するとともにキヤプスタン41がカートリツ
ジ52のテープ駆動用のベルトキヤプスタン59
に接触してテープ53が走行する。また、この時
フツク32はマイクロスイツチ29を動作し、カ
ートリツジ52のフレーム2への挿着が完了され
たことを検出する。
ところで、カートリツジ52が挿入されていな
い状態でドロワー4を移動した場合はエジエクタ
ー24および移動片30が動作しないためマイク
ロスイツチ29の検出片29aがフツク32の突
起32aまで移動せず、従つて、マイクロスイツ
チ29が働くことはない。
また、カートリツジ52を逆挿入させた場合は
カートリツジ52の挿入がブロツク片22によつ
て阻止されるためエジエクター24および移動片
30が途中までしか動作せず、マイクロスイツチ
29が働くことはない。また、ドア3も完全に閉
じないためドロワー4の移動も阻止される。
さらに、このマイクロスイツチ29はフツク3
2が係止ピン11に係止されていない状態、つま
りカートリツジ52がフレーム2に完全に挿着さ
れていない状態では働かないように構成されてい
る。
次に、フレーム2に挿着されたカートリツジ5
2を取り出す場合には、第10図の状態からドロ
ワー4をさらに押し込んでフツク32の引掛部3
2bを係止ピン11から外し傾斜部32cによつ
て解除する。するとドロワー4はブロツク片22
とフレーム2上のピン42との間に設けられたス
プリング50によつて挿入口13方向に押し戻さ
れ所定位置まで復帰すると同時に移動板7もサブ
ベース板7cと取付片2aとの間に設けられたス
プリング51によつて所定の軌跡を描きながら所
定位置まで復帰する。また、この復帰動作に伴な
つてロツク片19も回動して所定位置まで復帰し
ており、このロツク片19と解除片17の嵌合が
解除されドア3が開く(第2図の状態)。この状
態でドロワー4の復帰によりカートリツジ52が
挿入口13から飛び出す。
[効果] 以上説明したように本発明に係る駆動装置によ
れば、ドロワー4にカートリツジ52を載置し、
ドア3を閉操作してカートリツジのアクセスドア
54を開かせた後、ドロワー4をフレーム2上を
移動させてリンク動作によりヘツドがアクセスド
ア54の開口部54aに位置するように移動板7
をカートリツジ52の挿入方向に移動させるとと
もに、マイクロスイツチ29が固設された移動片
30はドロワー4に連動して移動し、作動片32
の突起32aはドロワー4がフレーム2上を移動
して所定位置に達し、カートリツジ52の挿着が
完了したときにマイクロスイツチ29の検出片2
9aを押圧して動作させる構成としたので、挿入
部分を小形化した駆動装置全体の小形化に伴な
い、部品点数を最小限に抑え簡単な機構で構成で
き、ドロワーがフレームの所定位置まで移動した
ことの検出と、カートリツジのフレーム内への挿
着が完了したことの検出とを1個のスイツチで同
時にかつ高精度に行え、アクセスドアを開放して
ヘツドをアクセスドアの開口部に移動させるまで
のタイミングを確実にとることができ、極めて信
頼性の高い駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による駆動装置の一実施例を示
す斜視図、第2図は同駆動装置の平面図、第3図
a,bは同駆動装置にカートリツジを挿着させる
前後の状態を示す図、第4図a〜dは第2図の
−,−,−,−線における各部の
断面図であつて一部の内部機構を省略した図、第
5図は同駆動装置の一部を省略した側断面図、第
6図a,bは第5図のc部の動作を示す拡大図、
第7図a〜cはドアの開閉動作を示す図、第8図
a〜cはアクセスドアの開閉動作を示す図、第9
図、第10図は第2図と合せて駆動装置全体の動
作を示す図、第11図はカートリツジの外観図で
ある。 1……駆動装置(カートリツジ磁気テープ駆動
装置)、2……フレーム、3……ドア、4……ド
ロワー、5,6……リンク、7……移動板、11
……係止ピン、13……挿入口、29……マイク
ロスイツチ、29a……検出片、30……移動
片、32……作動片(フツク)、32a……突起、
32b……引掛部、49……ヘツド、52……カ
ートリツジ(カートリツジ磁気テープ)、54…
…アクセスドア、54a……開口部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長手方向の一側面にアクセスドア54が設け
    られたカートリツジ磁気テープ52をフレーム2
    の所定位置に挿着して所望の記録再生を行うカー
    トリツジ磁気テープ駆動装置において、 ヘツド49が固設され、その一端が前記フレー
    ムに載置されてフレームの両側面2d,2d間上
    に設けられた移動板7と、 その前面に挿入口13を有し、前記カートリツ
    ジ磁気テープ52が載置され、フレーム2上を移
    動して前記移動板をカートリツジ磁気テープの挿
    入方向に移動させるドロワー4と、 該ドロワーの前面に回動自在に設けられ、前記
    アクセスドアの開閉、前記フレーム内へのカート
    リツジ磁気テープの挿入・挿出および前記フレー
    ム内への前記ドロワーの移動・停止を開閉操作に
    より制御するドア3と、 前記フレームと前記移動板を連結し、前記ドア
    が閉操作された後の前記ドロワーの移動に伴なつ
    て前記ヘツドが前記アクセスドアの開口部54a
    に位置するように前記移動板を移動するリンク
    5,6と、 マイクロスイツチ29が固設され、前記カート
    リツジ磁気テープが挿入されたドロワーに連動し
    て移動する移動片30と、 引掛部32bを有するとともに、前記ドロワー
    4がフレーム2上を移動して所定位置に達し、前
    記引掛部が前記フレーム上の係止ピン11に係止
    して前記カートリツジ磁気テープ52の挿着が完
    了したときに前記マイクロスイツチ29の検出片
    29aを押圧して動作させる突起32aが形成さ
    れた作動片32と、 を備えたことを特徴とするカートリツジ磁気テー
    駆動装置。
JP61253741A 1986-10-27 1986-10-27 カ−トリツジ磁気テ−プ駆動装置 Granted JPS63108555A (ja)

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JPS58176249U (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 クラリオン株式会社 テ−ププレヤのパツクによるスイツチ操作機構

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