JPH05143292A - Crtオペレーシヨン方法及びその装置 - Google Patents

Crtオペレーシヨン方法及びその装置

Info

Publication number
JPH05143292A
JPH05143292A JP33404491A JP33404491A JPH05143292A JP H05143292 A JPH05143292 A JP H05143292A JP 33404491 A JP33404491 A JP 33404491A JP 33404491 A JP33404491 A JP 33404491A JP H05143292 A JPH05143292 A JP H05143292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crt
displayed
operator
touch
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33404491A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Okada
岡田  聡
Hisanori Miyagaki
久典 宮垣
Akira Sugano
彰 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Information and Control Systems Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP33404491A priority Critical patent/JPH05143292A/ja
Publication of JPH05143292A publication Critical patent/JPH05143292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タッチ操作による操作機器の誤選択・誤操作
を、操作実行前にオペレータに気付かせ、操作の妥当性
を確保するCRTオペレーション方式及び装置。 【構成】 CRTオペレーション装置は、タッチパネル
(11)を表示画面上に取り付けてなるCRT(12)
を備えたオペレータコンソール(1)と、オペレータに
よるCRT上のタッチパネルの指示を検知してプロセス
(3)に制御信号を出力するCRTオペレーション用計
算機(2)とから構成され、CRTオペレーション用計
算機は、オペレータがタッチパネルで操作端を選択する
と、選択した操作機器がプラントに及ぼす影響を、推論
やシュミレーションにより予め予測してCRT画面上オ
ペレータによる操作機器の誤選択・誤操作を防止し、信
頼性の高いプラントの運転を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばプラント等の機
器を操作するCRTオペレーション方法及びその装置に
係わり、特に、オペレータによる操作機器の誤選択や誤
操作を防止することの可能なCRTオペレーション方法
及びその装置に係わる。 【0002】 【従来の技術】プラント等の機器を運転する場合、CR
Tから構成される表示装置を介して、操作するプラント
を監視・操作するCRTオペレーション装置が広く用い
られている行わている。 【0003】ところで、かかるCRTオペレーション装
置では、運転員による誤動作を防止するための種々の提
案がなされている。例えば、特開昭59−130132
号公報の「操作スイッチの誤操作防止装置」によれば、
演算装置により、夫々の操作スイッチの操作条件を、予
め各種の情報により判断し、その判断結果を表示するこ
とにより、不適切な操作による異常状態の発生を未然に
防止するものが提案されている。 【0004】また、特開昭59−116812号公報の
「プラント運転操作ガイドシステム」によれば、運転ガ
イドを運転員に提供する前に、運転ガイドの予測判定を
行うことにより、運転操作の妥当性を事前に検討し、よ
り正確な運転ガイドを行うものが知られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、次のような問題点があり、オペレータを
操作機器の誤選択や誤操作から防止し、信頼性の高い運
転を実現するには未だ不十分であった。すなわち: 1.前者の従来技術は、操作しようとして操作スイッチ
に触れた時、演算装置によりその時のプラントの状態で
操作が可能か否かを判断し、不可能な場合には表示器を
フリッカさせるものである。しかしながら、これでは、
例えば、誤操作可能な機器AとBがあり、オペレータは
機器Aを操作しようと考えていたにもかかわらず誤選択
の結果、間違って機器Bを操作してしまうことがある
が、この従来技術では、かかる操作機器の誤選択をオペ
レータに気付かせようとするには、未だ不十分なもので
あった。 2.また、後者の従来技術では、オペレータに運転ガイ
ドを提供するのみであり、これでは、操作機器の誤選択
又は誤操作の防止については何等考慮されていなかっ
た。 【0006】そこで、本発明は、上記の従来技術の問題
点に鑑み、オペレータによる操作の妥当性を確認し、操
作機器の誤選択や誤操作を防止し、もって、信頼性の高
い運転を可能にするCRTオペレーション方法及びその
装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的を達
成するため、本発明では、先ず、CRT等の表示装置
と、前記表示装置に表示される画面の位置を指定するた
めのタッチパネル等の位置指示装置を用いて被制御対象
の操作端の監視及び操作を行うCRTオペレーション方
法において、前記タッチパネル等の位置指示装置におけ
るタッチ操作を行う際、そのタッチ操作がオペレータの
意図に対して正しく行われたことを確認し、この確認の
後に次の操作に移行するように構成する。 【0008】また、前記タッチ操作が正しく行われたこ
との確認を可能とするため、前記タッチ操作により実行
される前記操作端の作動に伴う前記被制御対象の挙動
を、前記操作端の作動に先立って予め予測して表示する
しても良い。 【0009】さらに、前記タッチ操作により実行される
前記操作端の作動に伴う前記被制御対象の挙動の予測
を、シュミレーション及び推論の少なくとも一方を用い
て行っても良い。 【0010】加えるに、前記シュミレーション及び推論
の少なくとも一方を用いて行った予測結果に基づき、前
記表示装置上にガイダンス表示することも可能である。 【0011】さらに、前記タッチ操作の実行の前には、
前記予測結果に基づくガイダンスを表示すると共に、前
記タッチ操作により選択された操作を実行するか否かを
オペレータを介して確認するようにしても良い。 【0012】さらに、前記表示装置上には、前記予測結
果に基づくガイダンスを表示すると共に、オペレータが
前記タッチ操作によって選択した前記操作端の操作を実
行するか否かをオペレータに問い、オペレータがその実
行を許可することによって前記タッチ操作によって選択
した前記操作端の実行を行うようにすることも可能であ
る。 【0013】それに加え、前記タッチパネル等の位置指
示装置におけるタッチ操作を行う際、お互いに内容の異
なる操作機器選択画面を複数表示し、それら複数の操作
機器選択画面の全てにおいて同一の機器が選択されたこ
とによって、当該機器の選択を判定する方法も提案され
ている。 【0014】上記の本発明の目的を達成するための装置
として、本発明では、表示画面を有する表示手段と、前
記表示手段の表示画面上の位置を指示する位置指示手段
とから構成され、前記表示手段の表示画面上に表示され
る被制御対象の操作端の状態を表示すると共に、前記表
示画面上に表示される操作指令シンボルを選択して前記
操作端を監視・操作するCRTオペレーション装置にお
いて、さらに、前記表示画面上に表示される操作指令シ
ンボルの選択による前記操作端の操作の実行が前記被制
御対象に及ぼす影響を予め演算し、その演算結果を前記
表示手段の表示画面上に表示する演算手段を設けたCR
Tオペレーション装置が提案されている。 【0015】前記演算手段は、前記表示画面上に表示さ
れる操作指令シンボルの選択により実行される前記操作
端の実行が前記被制御対象に及ぼす影響を、シュミレー
ション及び推論の少なくとも一方を用いて行うことも可
能である。 【0016】前記演算手段は、さらに、前記表示手段の
表示画面上に、前記演算手段においてシュミレーション
及び推論の少なくとも一方を用いて行った予測結果に基
づくガイダンス表示を行うためのガイダンス表示手段を
備えても良い。 【0017】また、前記演算手段は、さらに、前記表示
手段の表示画面上に、前記操作指令シンボルにより選択
された前記操作端の実行をオペレータに確認する確認表
示を行うための手段を備えても良い。 【0018】さらに、前記演算手段は、前記表示手段の
表示画面上に、お互いに内容の異なる操作機器選択画面
を複数表示する手段と、さらに、それら表示された複数
の操作機器選択画面の全てにおいて同一の操作端が選択
されたことにより当該機器の選択を判定する判定手段と
を備えることも可能である。 【0019】 【作用】上述の本発明によれば、オペレータがタッチパ
ネル等により操作端を操作しようとする場合、事前に、
オペレータは、そのタッチ操作がオペレータの意図に対
して正しく行われたことを確認することが可能であるこ
とから、操作の妥当性を確認し、操作機器の誤選択や誤
操作を防止し、もって、信頼性の高い運転を可能にす
る。 【0020】また、前記タッチ操作により実行される前
記操作端の作動に伴う前記被制御対象の挙動の予測を、
シュミレーション及び推論の少なくとも一方を用いて行
ことにより、オペレータは、自己の行った操作の確認及
び正誤の判断を正確に行うことが可能になる。 【0021】さらに、前記シュミレーション及び推論の
少なくとも一方を用いて行った予測結果に基づいてガイ
ダンス表示することにより、オペレータが、操作しよう
として選択された操作機器が、本当に自分が操作しよう
としていた操作機器であったかを再確認することによ
り、また、オペレータが本来操作すべき操作機器が、本
来操作すべき操作タイミングで操作しようとしているの
かが分かることにより、操作機器の誤選択が防止でき
る。 【0022】また、前記ガイダンス表示と共に、オペレ
ータが前記タッチ操作によって選択した前記操作端の操
作を実行するか否かをオペレータに問い、オペレータが
その実行を許可することによって前記タッチ操作によっ
て選択した前記操作端の実行を行うようにすることによ
り、オペレータが本来操作すべき操作機器が、本来操作
すべき操作タイミングで操作しようとしているのかを、
オペレータが明確に認識することにより、操作機器の誤
選択が防止できる。 【0023】それに加え、前記タッチパネル等の位置指
示装置におけるタッチ操作を行う際、お互いに内容の異
なる操作機器選択画面を複数表示し、それら複数の操作
機器選択画面の全てにおいて同一の機器が選択されたこ
とによって、当該機器の選択を判定することにより、オ
ペレータによる操作機器の誤選択をより確実に防止する
ことが出来る。 【0024】 【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。図2は、本発明になる
CRTオペレーション装置を備えたプラントの監視・操
作を行うシステムの概略構成を示すシステム構成図であ
る。図において、符号1はオペレータがプラントの監視
・操作を行うためのオペレータコンソールを示し、符号
11は、上記オペレータコンソール1に取りつけられた
入力装置であるところの、いわゆるタッチパネルを、そ
して、符号12は上記オペレータコンソール1の表示装
置であるCRTを示している。 【0025】また、図中の符号2はCRTオペレーショ
ン用計算機を示しており、後に詳細に説明するが、この
CRTオペレーション用計算機2は、CRTオペレーシ
ョン機能、推論機能、シミュレーション機能を有する。
そして、符号3は監視・操作されるプラントを示してい
る。 【0026】このプラント監視・操作システムによって
監視・操作されるプラント3の一構成例が、図3に示さ
れており、例えば図示のプラント3では、A系統31、
B系統32、C系統33の3系統から構成され、そのA
系統31は、例えば、A系統圧力調整バルブ112と、
このA系統圧力調整バルブによって制御される配管の圧
力を検出するA系統圧力検出部118等によって構成さ
れている。 【0027】図1には、上記CRTオペレーション用計
算機2の詳細構成が示されており、図にも示すように、
このCRTオペレーション用計算機2は、CRTオペレ
ーション機能21、推論機能22、シュミレーション機
能23を備えている。これらの各種の機能について以下
に説明する。 【0028】先ず、CRTオペレーション機能21は、
オペレータコンソール1に取りつけられたタッチパネル
11からの入力指令を解析してプラント3へ操作信号を
出力したり、上記シミュレーション機能23による演算
結果と、推論機能22による演算結果を、オペレータコ
ンソール1に取りつけられたCRT12に表示したりす
る為の機能である。次に、推論機能22は、シミュレー
ション機能23の演算結果に、プラント3にどのような
効果もしくは影響を与えるかを推論する為の機能であ
る。最後に、シュミレーション機能23は、プラント3
の状態と、CRTオペレーション機能21の情報から、
プラント3の挙動を予測する機能である。 【0029】さらに、上述したCRTオペレーション機
能21の詳細について、以下に説明する。このCRTオ
ペレーション機能21は、図1に示すように、CRT出
力部211、タッチパネル入力部212、演算部21
3、プロセス入力部214、プロセス出力部215、そ
して、推論要求部216と推論結果入力部217とから
構成されている。先ず、このCRT出力部211は、操
作機器選択画面、ガイダンス画面、操作画面等を、演算
部213の指令により、上記オペレータコンソール1の
CRT12へ出力するものである。タッチパネル入力部
212は、上記オペレータコンソール1のタッチパネル
11をオペレータがタッチしたことを検出し、その情報
を演算部213へ送信する部分である。また、プロセス
入力部214は、プラント3のデータを入力して演算部
213へ送信する部分であり、プロセス出力部215
は、演算部213の操作信号をプラント3へ出力する部
分である。また、推論要求部216は、推論機能22に
推論演算を要求する信号を出力する部分であり、そし
て、推論結果入力部217はその推論演算結果を入力す
る部分である。 【0030】ところで、以上に述べたCRTオペレーシ
ョン機能21の構成において、プラント3の操作端を操
作する場合、オペレータのリクエストにより、演算部2
13によって、オペレータコンソール1のCRT12上
には、該当する操作機器選択画面と、それに関連したプ
ロセスデータが表示される。そして、CRT12上に表
された操作機器選択画面上のタッチパネル11を介し
て、オペレータのタッチ操作が行われると、演算部21
3は、タッチパネル入力部212からの情報に基づい
て、タッチパネル11によって操作端が選択されたこと
を検知し、推論要求部216を介して推論機能22に推
論要求を出力する。 【0031】続いて、推論機能22からの推論結果は、
上記推論結果入力部217を介して取り込み、CRT出
力部211を介して、オペレータコンソール1のCRT
12上にガイダンス表示される。そして、オペレータが
CRT12上に表示されたこのガイダンス表示を見て、
操作指令をタッチパネル11のタッチ操作によって発す
ると、CRTオペレーション機能21のタッチパネル入
力部212を介してこれが検出され、演算部213は、
プロセス出力部215を介して、プラント3の所定の操
作端に操作信号を出力することとなる。 【0032】次に、上記の推論機能22の詳細について
説明する。推論機能22は、図1に示すように、演算部
221、推論結果出力部222、シュミレーション結果
出力部223、推論データ224、推論要求受付部22
5、推論結果出力部226、操作端操作内容データ22
7から構成されている。 【0033】演算部221は、上述のCRTオペレーシ
ョン機能21からの推論要求を、推論要求受付部225
を介して受け付け、操作端操作内容データ227を参照
して操作可能な操作内容を決定し、後にその詳細を説明
するシュミレーション機能23に対してシュミレーショ
ン要求を出力する。そして、このシュミレーション機能
23によるシュミレーション結果は、シュミレーション
結果入力部223を介して入力され、この演算結果と推
論データ224とに基づいて、操作後のプラント3の状
態を推論し、その推論結果を推論結果出力部222を介
して上記のCRTオペレーション機能21へ出力するこ
ととなる。 【0034】さらに、シュミレーション機能23の構成
について説明する。このシュミレーション機能23は、
図1に示されるように、演算部231、プロセス入力部
232、シュミレーション要求受付部233、シュミレ
ーション結果出力部234、プラントモデル235から
構成されている。 【0035】かかる構成のシュミレーション機能23で
は、演算部231は、プラントモデル235を使用し、
シュミレーション要求をシュミレーション要求受付部2
33を介して受け付け、プロセス入力部232からのプ
ラント情報を入力・解析し、そのシュミレーションの結
果をシュミレーション結果出力部234を介して樹気の
推論機能22に出力する。 【0036】続いて、添付の図4は、上記の図2に示し
たCRTオペレーション用計算機2における計算処理フ
ローチャートを示す。そして、この計算処理フローの処
理動作について、添付の図5〜図7を参照しながら詳細
に説明する。なお、図5及び図6は、図2のオペレータ
コンソール1のCRT12上に表示される操作機器選択
画面の例を、図7は、図1で示したCRTオペレーショ
ン用計算機2の計算処理の中で使用される操作端操作内
容テーブル227のデータテーブルの一例を示してい
る。 【0037】また、本実施例においては、図3における
A系統圧力検出部118の圧力は、プラントの安全上、
下限値10atg〜上限値90atgに保持されなけら
ばならないものとし、現在の圧力は11atg、A系統
圧力調整バルブ112の現在の開度は中間開度にあると
する。尚、シミュレーション機能23は、常時、プラン
ト3のプロセスの状態を、プロセス入力部232を通し
て入力し、演算部231で、シミュレーションの演算結
果を現在値にトラッキングしている。 【0038】そこで、オペレータが、図3のA系統圧力
調整バルブ112を操作しようとする場合、図2のオペ
レータコンソール1に取りつけられたCRT12上に表
示された操作用画面、すなわち、図5に示す操作機器選
択画面1191上の操作端選択シンボルの中から圧力調
整バルブ112を指でタッチする。この操作端選択情報
は、オペレータコンソール1のCRT12の前面に取り
つけられたタッチパネル11によって検出され(図4の
ステップST11)、図7に示す操作端操作内容データ
227に基づいて、以下のように処理される。 【0039】すなわち、A系統圧力調整バルブ112の
現在の機器状態が中間開度であることから、可能な操作
内容、この場合には、開操作及び閉操作が推論によって
決定され(ステップST12)、その後、記憶される
(ステップST13)。次に、シュミレーションに先立
ち、現状のプラント3の状態を記憶する(ステップST
14)。そして、上記のステップ12で記憶した推論結
果で得られたケースについてシュミレーションを繰り返
す。 【0040】先ず、バルブの「開」操作についてのシュ
ミレーションでは、初めに、上記ステップST14で記
憶した現状のプラント値でシュミレータを初期化する
(ステップST15)。続いて、A系統圧力調整バルブ
112を「開」としたとして、プラントモデル235を
使用してシュミレーションを実施する。すなわち、この
場合、A系統圧力調整バルブ112を「開」とすれば、
A系統圧力検出部118の圧力は10分後まで2次曲線
的に上昇するという結果を得て(ステップST16)、
これを記憶する(ステップST17)。 【0041】次に、「開」操作の場合と同様に、「閉」
操作の場合のシュミレーションでは、A系統圧力調整バ
ルブ112を閉じたとすれば、A系統圧力検出部118
の圧力は10分後まで2次曲線的に下降するという結果
を得て、これを記憶する(ステップST18)。 【0042】さらに、上記で得たシュミレーション結果
と推論データ224とを使用して、オペレータが操作し
ようとしている操作機器を操作することにより被制御対
象であるプラント3がどの様な影響を及ぼし、どの様な
挙動を示すかを演算する。すなわち、この場合、A系統
圧力調整バルブ112を開いたなら、A系統圧力検出部
118の圧力は、現在、下限値である10atgに極め
て近い11atgから回復し、プラントの安全上良好と
なるであろうことを推論し、また、A系統圧力調整バル
ブ112を閉じたとしたならば、下限値である10at
gを下限逸脱し、プラントの安全上問題があることを推
論する(ステップST19)。 【0043】この推論結果は、図2のオペレータコンソ
ール1に取り付けられたCRT12上に表示される。こ
の時の表示画面(操作機器選択画面1191)が、添付
の図6の(a)に示されており、図に示されるように、
表示画面上のガイダンス113は、ガイダンスメッセー
ジ1131、開操作又は閉操作した時の予想トレンド値
1132、検出部118の上限値1133、同じく下限
値1134を、図示の様な形で、さらには、操作実行シ
ンボル114、操作取り消しシンボル115と共に表示
する(ステップST20)。 【0044】この様に、オペレータは、表示された上記
ガイダンス113により、自身が操作しようとしている
操作機器が正しく選択されたことが確認されたなら、操
作実行シンボル114を指でタッチする。このタッチ情
報は、図2のオペレータコンソール1のCRT12の前
面に取り付けられたタッチパネル11によって検出さ
れ、その内容が解析され(ステップST21)、図6の
(b)に示す操作機器選択画面1191上に操作画面1
16として表示される(ステップST22)。すなわ
ち、操作機器選択画面1191内に表示された操作画面
116には、さらに、操作内容指示シンボル117が表
示されるので、オペレータは操作したい操作内容(この
例では、「開」あるいは「閉」)を指でタッチすれば、
その様な操作信号がプラント3へ出力されることとなる
(ステップST24)。 【0045】この後、実際の操作に伴って、シュミレー
ションによって表示されている予想トレンド値1132
と同時に、実トレンド値1135が重ね合わせて表示さ
れ(ステップST25)、オペレータはこの事から更に
自分が操作した機器が、誤選択、誤操作でなかったこと
を容易に確認することが出来る。 【0046】添付の図8には、本発明の他の実施例にな
るCRTオペレーション装置を備えたプラント監視・操
作システムの機能構成が示されている。この図におい
て、符号2は図1と同様のCRTオペレーション用計算
機を示しており、さらに、CRT出力部241は、1枚
目操作機器選択画面、同じく2枚目操作機器選択画面、
操作画面等を、演算部243からの指令によりCRT1
2へ出力するものである。また、図中の符号242は、
タッチパネル11をオペレータがタッチしたことを検出
し、その情報を演算部243へ送信するタッチパネル入
力部である。符号243で示される演算部は、上記のタ
ッチパネル入力部242からの情報を入力・解析し、C
RT出力部241、プロセス出力部245へ必要な信号
を出力する。また、符号244は、図1で示したCRT
オペレーション用計算機2の計算処理の中で使用される
データテーブルである、いわゆる画面タッチ時処理デー
タを示し、符号245は、演算部243からの操作信号
をプラント3へ出力するプロセス出力部である。 【0047】次に、上記にその構成を説明した他の実施
例のCRTオペレーション用計算機2の計算処理フロー
チャートが、添付の図9に示されており、この図9と共
に、さらに、添付の図10〜図12を参照しながら、以
下にその動作を説明する。なお、図10及び図11は、
オペレータコンソール1のCRT12上に表示される画
面を、また、図12は、上記CRTオペレーション用計
算機2の計算処理の中で使用される上記画面タッチ時処
理データ244の具体的内容を示している。 【0048】先ず、オペレータが、例えば図3で示した
プラント3のA系統圧力調整バルブ112を操作しよう
とする場合、オペレータコンソール1のCRT12上に
表示される、図10の(a)に示す1枚目操作機器操作
画面1192の操作端選択シンボルの中からA系統圧力
調整バルブ112を指でタッチする。このこの操作端選
択情報は、オペレータコンソール1のCRT12の前面
に取りつけられたタッチパネル11によって検出され
(図9のステップST31)、その内容が解析され、タ
ッチ時の表示画面と、タッチした画面の位置を記憶する
(ステップST32)。この表示画面とタッチ位置とか
ら、図12に示した画面タッチ時処理データ244の内
容により、タッチされた位置に該当する操作機器を特定
し、1回目のタッチで選択された機器として記憶する
(ステップST33)。続いて、次に表示される2枚目
操作機器選択画面1193を決定し(ステップST3
4)、例えば、図10の(b)に示すように、2枚目操
作機器選択画面1193を表示する(ステップST3
5)。そして、この表示された2枚目操作機器選択画面
1193の中から、更にA系統圧力調整バルブ112が
タッチされると(ステップST36)、タッチ時の表示
画面とタッチ位置とを記憶し(ステップST37)、図
12に示した画面タッチ時処理データ244により、タ
ッチされた位置に該当する操作機器を特定し、2回目の
タッチで選択された機器として記憶する(ステップST
38)。この2回目のタッチで操作を選択された機器
と、上記のステップST33で記憶した第1回目のタッ
チで選択した操作機器とを比較し、もし、両者が異なっ
ている場合は、オペレータの操作機器の選択に誤選択が
あったものと判定し、処理を終了する。これとは逆に、
両者が一致していれば、オペレータが操作を目的とする
機器は正しく選択されているものと判断し(ステップS
T39)、図11の2枚目操作機器選択画面1193の
右側に操作画面1194を表示する(ステップST4
0)。なお、この操作画面1194には、「開」と
「閉」を示す操作内容指示シンボル1195が表示され
ているので、操作したい操作内容を指でタッチするれば
(ステップST41)、その様な操作信号がプラント3
へ出力されることとなる(ステップST42)。 【0049】この後、実際の操作に伴って、シュミレー
ションによって表示されている予想トレンド値1132
と同時に、実トレンド値1135が重ね合わせて表示さ
れ(ステップST25)、オペレータはこの事から更に
自分が操作した機器が、誤選択、誤操作でなかったこと
を容易に確認することが出来る。 【0050】なお、図10の(a)に示した1枚目操作
機器選択画面1192は、オペレータが操作しようとし
ているA系統が詳細に表示されており、このA系統を詳
細に操作・監視することが出来る。一方、図10の
(b)に示した2枚目操作機器選択画面1193は、上
記の1枚目操作機器選択画面1192に比較して、オペ
レータが操作しようとしているA系統は詳細に表示され
ていないが、A〜Cの各系統が表示されている。そのた
め、オペレータは、これら3つの系統の中から、現在自
分が操作しようとしているA系統の圧力調整バルブ11
2にタッチする必要がある。これにより、図10の
(a)に示した1枚目操作機器選択画面1192を選択
した時に、間違ってB系統を選択してしまったとして
も、この2枚目操作機器選択画面1193から操作すべ
き機器を選択する時に、自分の誤選択を認識することが
可能であり、オペレータの誤選択を防止することが出来
る。 【0051】また、上記の実施例では、操作すべき機器
の選択に用いいる1枚目操作機器選択画面1192と2
枚目操作機器選択画面1193は、CRT12上に順次
表示されるものとして説明されているが、必ずしもこれ
に限られず、例えばこれら1枚目と2枚目の操作機器選
択画面1192、1193は、同時に、CRT12上に
表示されることも可能である。 【0052】 【発明の効果】上記の詳細な説明からも明かなように、
本発明によれば、CRTオペレーション装置により被制
御対象であるプラント等の監視・操作を行う場合、オペ
レータは、自身が操作しようとしている操作端である機
器を操作するに際、実際の操作前に、その操作によるプ
ラントの挙動を推論やシュミレーションで予測し確認す
ることが可能となることから、オペレータによる操作機
器の誤選択や誤操作による事故の発生を防止でき、信頼
性の高いプラントの運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のCRTオペレーション装置の要部であ
るCRTオペレーション用計算機の詳細構成を示すブロ
ック図である。 【図2】本発明のCRTオペレーション装置を備えたプ
ラント監視・操作システムの概略構成を示すシステム構
成図である。 【図3】本発明のCRTオペレーション装置により監視
・操作を行うプラントの一例を示す構成図である。 【図4】上記CRTオペレーション装置における処理を
示すフローチャートである。 【図5】上記CRTオペレーション装置のCRT上に表
示される画面の一例を示す図である。 【図6】上記CRTオペレーション装置のCRT上に表
示される画面の一例を示す図である。 【図7】上記CRTオペレーション装置で使用されるデ
ータテーブルの一例を示す図である。 【図8】本発明の他の実施例を説明するCRTオペレー
ション用計算機の詳細構成ブロック図である。 【図9】上記他の実施例になるCRTオペレーション装
置の処理を示すフローチャートである。 【図10】上記他の実施例のCRT上に表示される画面
の一例を示す図である。 【図11】上記他の実施例のCRT上に表示される画面
の一例を示す図である。 【図12】上記他の実施例のCRTオペレーション装置
で使用されるデータテーブルの一例を示す図である。 【符合の説明】 1 オペレータコンソール 2 CRTオペレーション用計算機 21 CRTオペレーション機能 22 推論機能 23 シュミレーション機能 3 プラント
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 A 8121−5G (72)発明者 菅野 彰 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 CRT等の表示装置と、前記表示装置に
    表示される画面の位置を指定するためのタッチパネル等
    の位置指示装置を用いて被制御対象の操作端の監視及び
    操作を行うCRTオペレーション方法において、前記タ
    ッチパネル等の位置指示装置におけるタッチ操作を行う
    際、そのタッチ操作がオペレータの意図に対して正しく
    行われたことを確認し、この確認の後に次の操作に移行
    するように構成されたことを特徴とするCRTオペレー
    ション方法。 【請求項2】 前記請求項1のCRTオペレーション方
    法において、前記タッチ操作が正しく行われたことの確
    認を可能とするため、前記タッチ操作により実行される
    前記操作端の作動に伴う前記被制御対象の挙動を、前記
    操作端の作動に先立って予め予測して表示することを特
    徴とするCRTオペレーション方法。 【請求項3】 前記請求項2のCRTオペレーション方
    法において、前記タッチ操作により実行される前記操作
    端の作動に伴う前記被制御対象の挙動の予測は、シュミ
    レーション及び推論の少なくとも一方を用いて行うこと
    を特徴とするCRTオペレーション方法。 【請求項4】 前記請求項3のCRTオペレーション方
    法において、前記シュミレーション及び推論の少なくと
    も一方を用いて行った予測結果に基づき、前記表示装置
    上にガイダンス表示することを特徴とするCRTオペレ
    ーション方法。 【請求項5】 前記請求項4のCRTオペレーション方
    法において、前記タッチ操作の実行の前には、前記予測
    結果に基づくガイダンスを表示すると共に、前記タッチ
    操作により選択された操作を実行するか否かをオペレー
    タを介して確認するようにしたことを特徴とするCRT
    オペレーション方法。 【請求項6】 前記請求項5のCRTオペレーション方
    法において、前記表示装置上には、前記予測結果に基づ
    くガイダンスを表示すると共に、オペレータが前記タッ
    チ操作によって選択した前記操作端の操作を実行するか
    否かをオペレータに問い、オペレータがその実行を許可
    することによって前記タッチ操作によって選択した前記
    操作端の実行を行うようにしたことを特徴とするCRT
    オペレーション方法。 【請求項7】 前記請求項1のCRTオペレーション方
    法において、前記タッチパネル等の位置指示装置におけ
    るタッチ操作を行う際、お互いに内容の異なる操作機器
    選択画面を複数表示し、それら複数の操作機器選択画面
    の全てにおいて同一の機器が選択されたことによって、
    当該機器の選択を判定することを特徴とするCRTオペ
    レーション方法。 【請求項8】 表示画面を有する表示手段と、前記表示
    手段の表示画面上の位置を指示する位置指示手段とから
    構成され、前記表示手段の表示画面上に表示される被制
    御対象の操作端の状態を表示すると共に、前記表示画面
    上に表示される操作指令シンボルを選択して前記操作端
    を監視・操作するCRTオペレーション装置において、
    さらに、前記表示画面上に表示される操作指令シンボル
    の選択による前記操作端の操作の実行が前記被制御対象
    に及ぼす影響を予め演算し、その演算結果を前記表示手
    段の表示画面上に表示する演算手段を設けたことを特徴
    とするCRTオペレーション装置。 【請求項9】 前記請求項8のCRTオペレーション装
    置において、前記演算手段は、前記表示画面上に表示さ
    れる操作指令シンボルの選択により実行される前記操作
    端の実行が前記被制御対象に及ぼす影響を、シュミレー
    ション及び推論の少なくとも一方を用いて行うことを特
    徴とするCRTオペレーション装置。 【請求項10】 前記請求項9のCRTオペレーション
    装置において、前記演算手段は、さらに、前記表示手段
    の表示画面上に、前記演算手段においてシュミレーショ
    ン及び推論の少なくとも一方を用いて行った予測結果に
    基づくガイダンス表示を行うためのガイダンス表示手段
    を備えたことを特徴とするCRTオペレーション装置。 【請求11】 前記請求項10のCRTオペレーション
    装置において、前記演算手段は、さらに、前記表示手段
    の表示画面上に、前記操作指令シンボルにより選択され
    た前記操作端の実行をオペレータに確認する確認表示を
    行うための手段を備えたことを特徴とするCRTオペレ
    ーション装置。 【請求項12】 前記請求項8のCRTオペレーション
    装置において、前記演算手段は、さらに、前記表示手段
    の表示画面上に、お互いに内容の異なる操作機器選択画
    面を複数表示する手段と、さらに、それら表示された複
    数の操作機器選択画面の全てにおいて同一の操作端が選
    択されたことにより当該機器の選択を判定する判定手段
    とを備えたことを特徴とするCRTオペレーション装
    置。
JP33404491A 1991-11-21 1991-11-21 Crtオペレーシヨン方法及びその装置 Pending JPH05143292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33404491A JPH05143292A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 Crtオペレーシヨン方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33404491A JPH05143292A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 Crtオペレーシヨン方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05143292A true JPH05143292A (ja) 1993-06-11

Family

ID=18272884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33404491A Pending JPH05143292A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 Crtオペレーシヨン方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05143292A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014046A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nec Corp 機器操作の支援システム
JP2020160723A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 東京瓦斯株式会社 管理制御システム及び管理制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014046A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nec Corp 機器操作の支援システム
JP2020160723A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 東京瓦斯株式会社 管理制御システム及び管理制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0813129A2 (en) Keypad annunciator graphical user interface
GB2294793A (en) Support system for the failure analysis of a plant
US5068080A (en) Operation state responsive automatic display selection system
JPH05143292A (ja) Crtオペレーシヨン方法及びその装置
JPH10319180A (ja) プラント異常時復旧支援システム
JPH06202707A (ja) 監視制御装置
JPS60262217A (ja) プラント監視制御装置
JPH0296205A (ja) 機械異常の復旧方法表示装置
JP7021133B2 (ja) プラント運転支援装置
JPH1078819A (ja) プラント監視システムにおける予測表示方法及び同装置
JPS6250910A (ja) プラントの運転操作ガイドシステム
JPS61206099A (ja) 表示装置における警報情報処理方式
JP2788236B2 (ja) プラント運転支援装置
JP3648141B2 (ja) プラント監視制御装置
JP2793117B2 (ja) プラント運転システムにおける操作装置
JPH07182421A (ja) 生産管理装置
JP2547837B2 (ja) プラント監視装置
KR20220105506A (ko) 복수의 장치에 대한 작동예측시스템
JPS60218118A (ja) プラント運転操作ガイド装置
JPH0623663B2 (ja) プラントの緊急時処置支援システム
JPS6275715A (ja) プラント監視装置
JPS6134612A (ja) 広域監視制御用処理表示装置
JPH02222813A (ja) マンマシンインタフェイス要素の状態確認装置
JPH0772834A (ja) 運転手順ガイド装置
JP2000010623A (ja) アラーム管理装置