JPH051428Y2 - - Google Patents

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JPH051428Y2
JPH051428Y2 JP1987045317U JP4531787U JPH051428Y2 JP H051428 Y2 JPH051428 Y2 JP H051428Y2 JP 1987045317 U JP1987045317 U JP 1987045317U JP 4531787 U JP4531787 U JP 4531787U JP H051428 Y2 JPH051428 Y2 JP H051428Y2
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JP
Japan
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pencil
ring body
index finger
diameter ring
finger
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉛筆の正しい持ち方を指導又は矯正
するための鉛筆用保持具に関する。
〔従来の技術〕
従来、鉛筆の正しい持ち方ができない児童や生
徒に、三指の正しい位置を指示し鉛筆の正しい持
ち方を指導又は矯正することを目的として、例え
ば第6図に示すような、鉛筆Aの外周面に螺旋状
の溝Bを形成したものがある。これは、人さし指
C、中指D及び親指Eの夫々の指先C1,D1,
E1をその螺旋状の溝B内に入りこませ、三指の
位置づけをするものである。
しかし、上記のように、螺旋状の溝Bを形成し
た鉛筆Aは三指の指先C1,D1,E1を夫々正
しい位置い位置づけすることができる効果はある
が、正しい持ち方にするためには、その他に軸と
手が接触する部分、すなわち支点として働く部分
が、第4図Cに示すように、人さし指Cの第2関
節と第3関節との間Fに位置させることが必要で
あり、この接触部分Fの位置決めには余り効果が
ないとゝもに、鉛筆A自体に螺旋状の溝Bを形成
しなければならないため、製造価格が高価となる
などの問題点があつた。
また、ボールペンのこの種握持装置として、例
えば実開昭59−174281号公報には、第6図に示す
ように、ボールペンを挟む挟着片7A,7Aの上
方部左右側方に窪み部7Cを設け、該窪み部7C
に柔軟かつ伸縮力を有する任意形状の細状7Bの
基部を起伏自在に嵌入したものが開示されている
が、このような構成のボールペン握持装置は、人
さし指Cを嵌入する細状7Bの基部7Cが挟着片
7A,7Aに起伏自在に嵌入されているため、細
状7Bは基部7Cを支点として軸方向に自在に回
動する。従つて、使用時に、細状7B内に挿入し
た人さし指の指先C1がボールペンの軸方向に動
きやすく、正しい位置からずれて所期の目的を達
成できないといつた問題点がある。
更に、実開昭60−164079号公報には、二つの環
状部材を相互に回動可能に連結し、一方の環状部
材における上記連結した部分と対向する位置の外
縁に筆記部を設けると共に当該環状部材の内部を
空洞にして上記筆記部から吐出するインクを充填
し、かつ上記の二つの環状部材は指を挿入し得る
大きさに形成すると共に上記筆記部を有する環状
部材はその内縁が上記指の先端の輪郭に略一致す
るような形状に形成してなる筆記用具が開示され
ている。
しかし、これは筆記用具自体の考案であつて、
この筆記用具を人さし指に固定するため、筆記用
具を装着した一方の環状部材を人さし指の第1関
節と指先C1との間に挿入する環状部材を設けた
構成のものであり、正しい鉛筆の持ち方を指導又
は矯正するたの鉛筆用保持具に関するものではな
い。
そこで、このような従来の問題点を解決したも
のとして、実開昭49−4731号公報には、可撓性材
料で構成した平板部材の一端部に筆記具挿通孔を
穿設し、他端部に一もしくは複数の指部挿通孔を
穿設し、必要に応じて前記指部挿通孔を形成する
平板部材の一部に切断溝を設けた構成の筆記具用
保持具が開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記実開昭49−4731号公報の考案のも
のでは、鉛筆を人さし指の第2関節と第3関節と
の間Fに位置させることが出来る効果はあるが、
指部挿通孔内に挿入した人さし指の指先は自由に
動かせる状態であるため、その指先を正しい位置
に位置づけすることが難しいことゝ、人さし指の
第1関節部は指部挿通孔内に入つていて鉛筆とは
所定の間隔を設けて固定されているため、その指
先で筆記具を押さえることは児童にとつて困難で
あるといつた諸問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決す
るために成されたもので、その要旨は、人さし指
を挿入する大径リング体の内部空間に鉛筆を挿入
する小径リング体をその外周の一部が前記大径リ
ング体の内周と接近するよう配設するとゝもに、
この接近した部位において前記両リング体を弾性
接合部により一体に連結したことを特徴とする鉛
筆用保持具にある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例
にもとずいて詳細に説明する。なお、第1図は本
考案に係る鉛筆用保持具の平面図であり、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は本考案の他
の実施例の平面図で、第4図A乃至同Dは本考案
の使用状態を示す説明図である。
上記図において、Kは本考案に係る鉛筆用保持
具で、大径リング体1、小径リング体2及び両リ
ング体1,2を一体に連結する弾性接合部3とか
ら構成されており、全体は柔軟性を有する合成樹
脂により形成されている。
前記大径リング体1は、その内部に人さし指を
挿入するためのもので、どのような児童の人さし
指でも自由に挿入できるよう余裕のある大きさに
形成されており、図面に示す実施例ではその内径
は約15mmである。
また、小径リング体2は、その内部に鉛筆を挿
入するためのもので、前記大径リング体1の内部
空間にあつて、その外周の円弧部2aが大径リン
グ体1の内周の円弧部1aと接近するよう、大径
リング体1の中心とは偏心して配設されており、
どのような種類の太さの鉛筆でも簡単に挿入でき
るよう、その内径は約9mmに形成されている。
さらに、前記弾性接合部3は、前記大小両リン
グ体1及び2を接合するためのもので、この大小
両リング体1,2は前記接近した部分1a,2a
においてこの弾性接合部3を介して一体に接合さ
れており、両リング体1,2は夫々この弾性接合
部3を支点として自由に曲げられるよう形成され
ている。
なお、図中1Aは大径リング体1の切断部で、
弾性接合部3の端部付近に形成されており、人さ
し指が大径リング体1の内径より太い場合でも指
にフイツトするように構成したものである。
次に、本考案の作用を説明するに、先ず第1図
及び第2図の実線で示す状態から、小径リング体
2を第2図の破線で示すように、弾性接合部3を
支点としてその弾性に抗して外方向に拡げ、該小
径リング体2内に鉛筆Aを挿入する。
而して、第4図Aに示すように、大小両リング
体1,2は弾性接合部3の復元力により、小径リ
ング体2は鉛筆Aの外周にはすになつてこれを締
めつけ、他方の大径リング体1は鉛筆Aの表面に
押しつけられる。
次いで、大径リング体1を第4図Aの破線で示
す状態に起こし、その中に人さし指Cを挿入する
と、大径リング体1は弾性接合部3の復元力によ
り人さし指Cにはすになつて装着されて人さし指
Cを鉛筆Aの方向に押圧するとゝもに、その指先
は鉛筆Aの表面の所定位置に押し付けられる。
その結果、人さし指Cと鉛筆Aとは、大径リン
グ体1及び小径リング体2を介して密に接触し、
人さし指Cに鉛筆Aが固定される形になり、且つ
第4図Bに示すように、鉛筆Aの軸と人さし指C
との接触部分Fは丁度人さし指の第2関節と第3
関節の間Fにくるように位置づけられる。この接
触部分Fは字を書くときの支点として働く。
このようにして、先ず人さし指Cの指先を所定
位置に位置づけた後、中指D、親指Eの順で鉛筆
Aの軸方向に三指の指先Dが夫々等間隔になるよ
うに位置づける。
この状態で、第4図Cに示すように、字を書く
とき鉛筆Aの軸と紙面Pとの角度Gは50〜60度と
なり、筆記するのに最適な位置となる。
第4図Dは、第3図に示す第2の実施例の使用
状態を示すもので、人さし指Cの太さが大径リン
グ体1の内径より大きい場合でも、切断部1Aが
拡がつて人さし指Cの挿入を許し、且つ挿入後は
その弾性で人さし指Cを締付け、鉛筆Aと人さし
指Cとは密に接触し固定されることになる。
〔考案の効果〕
本考案に係る鉛筆用保持具は、上記のように、
人さし指を挿入する大径リング体の内部空間に鉛
筆を挿入する小径リング体をその外周の一部が前
記大径リング体の内周と接近するよう配設する
とゝもに、この接近した部位において前記両リン
グ体を弾性接合部により一体に連結した構成であ
るから、人さし指は鉛筆方向に押圧されて鉛筆は
人さし指と一体になり、指の疲労がない。
また、人さし指の鉛筆に対する押え位置が決め
易いとゝもに、ずれることなく、ずれた場合でも
大径リング体の復元力により人さし指と鉛筆とが
所定位置関係に戻されるので、常に正しい鉛筆の
持ち方に矯正され、これを繰返すことにより鉛筆
の正しい持ち方が習慣付けられる、といつた諸効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鉛筆用保持具の平面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は他の
実施例の平面図、第4図A乃至Eは夫々本考案の
使用状態を示す説明図、第5図は従来の螺旋状の
溝を有する鉛筆の正面図、第6図は従来のボール
ペンの握持装置の一部切欠正面図である。 1……大径リング体、1a……同円弧部、1A
……同切断部、2……小径リング体、2a……同
円弧部、3……弾性接合部、F……接触部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 人さし指を挿入する大径リング体の内部空間に
    鉛筆を挿入する小径リング体をその外周の一部が
    前記大径リング体の内周と接近するよう配設する
    とゝもに、この接近した部位において前記両リン
    グ体を弾性接合部により一体に連結したことを特
    徴とする鉛筆用保持具。
JP1987045317U 1987-03-27 1987-03-27 Expired - Lifetime JPH051428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987045317U JPH051428Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987045317U JPH051428Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS63178191U JPS63178191U (ja) 1988-11-17
JPH051428Y2 true JPH051428Y2 (ja) 1993-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS494731U (ja) * 1972-04-17 1974-01-15
JPS60164079U (ja) * 1984-04-09 1985-10-31 矢木 芳昭 筆記用具

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JPS63178191U (ja) 1988-11-17

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