JPH074948Y2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JPH074948Y2
JPH074948Y2 JP8750190U JP8750190U JPH074948Y2 JP H074948 Y2 JPH074948 Y2 JP H074948Y2 JP 8750190 U JP8750190 U JP 8750190U JP 8750190 U JP8750190 U JP 8750190U JP H074948 Y2 JPH074948 Y2 JP H074948Y2
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clip
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JP8750190U
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JPH0445784U (ja
Inventor
隆博 岡本
Original Assignee
株式会社アヤ文化店
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、シャープペンシルあるいはボールペンなど
の筆記具に関する。
【従来の技術】 たとえば、シャープペンシルを用いて字や線画を書く場
合、書き手は、一定太さの線によつて書き続けるため、
無意識に、あるいは意識的に、シャープペンシルのボデ
ーを回転させる。筆記具は、紙面に対して傾斜した状態
で書き手に保持されるため、ボデーを回転させずに書き
続けると、芯の先端は、斜めに減ってゆくために、芯の
横断面より大きい、楕円状の大きな面で紙面に接触する
ことになり、そうすると、書かれた線が太くなるからで
ある。また、製図などにおいて、定規を使ってシャープ
ペンシルで直線を引く場合には、むしろ、一定の太さの
線を引くためにボデーを意識的に回転させるのが普通で
あるとも言える。 ところで、シャープペンシルは、通常、携帯時に衣服、
たとえばワイシャツのポケットに不都合なく挿入保持で
きるように、ボデーの長さは上記ワイシャツのポケット
の深さと対応した長さ(ほぼ12〜13センチメートル)に
設定されており、しかも、ボデーの上端にはボデーとの
間にポケットの上縁部を挟圧保持できるように、クリッ
プが取りつけられている。そして、クリップは、その下
端がシャープペンシルのボデーの上端から3〜4センチ
メートルの位置まで延びているのが普通である。
【考案が解決しようとする課題】
そうすると、このような従来の形態のシャープペンシル
を用い、上述のようにボデーを回転させて筆記をする場
合、クリップが人差し指の根元部分に当たる場合が頻繁
に生じ、使用感が非常に悪い。このことは、ボデーを回
転させつつ筆記する誰もが感じていることであると思わ
れる。 このような問題に着目して案出されたものとして、たと
えば、実開平1−62087号公報に示されているもののよ
うに、ペン先突出時にクリップをボデーに没入させる一
方、ペン先没入時にクリップを突出させるようにした考
案がある。しかし、この考案は、ボデー内の機構が非常
に複雑化して安価に供給できず、また、機構の信頼性に
欠けるし、クリップ没入時には、転がり防止のための手
段がなくなってしまうという問題があった。 なお、ボデーを回転させつつ筆記する場合にクリップが
書き手の人差し指の根元部分に当たって使用感を悪化さ
せる問題は、シャープペンシルに限らず、ボデーにクリ
ップを装備する筆記具一般に言える問題である。 この考案は、上記の事情のもとで考え出されたものであ
って、ボデーにクリップを備える筆記具において、ボデ
ーを回転させつつ筆記する場合にクリップが邪魔になっ
て使用感が悪化する問題を、機構を複雑化せずに、簡単
な構成によって解決し、かつ、従来、クリップが実質的
になしていた転がり防止の手段をもあわせ備えた筆記具
を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願考案は、所定長さを有するボデーの先端
から筆先部を出没させるように構成された筆記具におい
て、上記ボデーの一端部外表面に、ボデーの一般表面に
対して没入しつつボデーの軸方向に所定長さ延びる没入
部を設けるとともに、この没入部に、基端がボデーに連
結され、かつ、外面がボデーの一般表面と略一致するよ
うに形成したクリップを配置する一方、上記ボデーの一
部または全部の断面を非円形とした転がり防止手段を形
成したことを特徴とする。
【作用および効果】
本願考案の筆記具のクリップは、その外面がボデーの一
般表面と略一致するように形成され、かつ、これがボデ
ーの表面に形成した没入部に配置されている。したがっ
て、上記クリップは、従来例のクリップのようにボデー
の外面に突起を形成するということはなくなる。 そうすると、本願考案の筆記具を把持する書き手が筆記
具のボデーを回転させても、クリップの外面は、ボデー
の一般表面が接触するのと同等との感覚で人差し指の根
元部に接触することになるので、従来例のような使用感
の悪化はなくなる。 しかも、本願考案においては、ボデーの一部または全部
の断面を非円形とした転がり防止手段を形成しているの
で、クリップをボデーに没入する状態が選択できる従来
例のように、筆記具が机上をころがってしまうといった
問題も同時に解決される。
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を図面を参照しつつ、具体的に
説明する。 第1図ないし第3図は本願考案の第一の実施例を示す。 第1図に示すように、本実施例の筆記具1のボデー2
は、先端の細状部2aと、基端の太状部2bとがなめらかに
連続する形態となっており、その一般表面は、どの断面
をとっても円形を形成するようになされている。基端側
端部には、ノック用突起4が臨んでおり、このノックを
押すことにより、ボデー2の先端から、筆先部3を出没
させることができる。なお、筆先部3をノックによって
出没させるための機構については、シャープペンシルの
場合およびボールペンの場合の双方についてすでに公知
であるので、ここでの詳細な説明は行わない。 そうして、本実施例においてボデー2に設けるクリップ
7は、上記太状部2bと上記細状部2aの境界部分から、ボ
デーの基端に向けてスリット5を形成するようになすこ
とにより、一体形成している。第3図に詳示するよう
に、クリップ形成部のボデー断面は、弦状に削除するこ
とによって円形の一般表面から没入させた平坦な没入部
6に、スリット5を挟んで弓状断面のクリップ7が配置
された形態となる。このクリップ7の外面は、ボデーの
外面と協働して、円形を形成する。したがって、クリッ
プ7がボデー2の表面に対して突起を形成することはな
い。また、クリップ7の先端方の裏面には、上記平坦な
没入部6に弾性的に接触する小突起8が形成されてお
り、衣服のポケットを適当な挟圧力で保持できるように
してある。 また、ボデーの基端部外面には、転がり防止のための突
起9が形成されており、これにより、机上での筆記具の
不用意な転がりを防止する。なお、この小突起9は、等
間隔に2箇所ないし複数箇所設けるのがよい。 本実施例の筆記具1を使用する場合、ボデーの先端の細
状部2aが人差し指、中指および親指の指先部によって挟
まれ、かつ、ボデーの基端の太状部2bが人差し指の基端
部に当て付けられるようにして書き手に保持される。筆
記具がシャープペンシルの場合、芯が斜めに減ることに
よつて書かれた線が太くなることを防止するために、書
き手はボデー2を意識的にまたは無意識に回転させる
が、人差し指の根元にあたる上記太状部2bは、クリップ
7が形成されているにもかかわらず、全体として断面が
円形であるので、クリップ7の存在によって手指に違和
感を感じるということはなく、使用感が非常に良くな
る。 なお、本実施例におけるクリップ7は、ボデー2と一体
に形成しているが、クリップ7のみを別の樹脂または金
属によって形成し、ボデー2と一体化させてもよいこと
はもちろんである。この場合においても、クリップは、
上記没入部に対応して配置され、クリップとボデーとが
協働して、ボデーの一般表面と同等の、突起のない外周
形状を形成するのである。 第4図および第5図は本願考案の第二の実施例を示す。 本実施例は、第1図ないし第3図の実施例の変形例であ
り、ボデー2は先端側の細状部2aと基端側の太状部2bと
を備えるが、その断面形状は略三角形としてある。そし
て、太状部2bにおいて、一つの稜線のやや内側にスリッ
ト5を入れることにより、第5図に示すように、三角形
断面のクリップ7を一体形成してある。 第6図ないし第8図は本願考案の第三の実施例を示す。
本実施例は、上記第二の実施例の変形例であり、基端側
の太状部2bにおいて、二つの稜線が挟む面の内側のスリ
ット5を入れることにより、クリップ7を一体形成して
ある。 これら第二および第三の実施例では、ボデー2を略三角
型断面とすることにより、実質的に転がり防止手段が形
成されていることになる。 そして、これら第二および第三の実施例においても、ボ
デー2の外面にクリップ7が突起を形成することがない
ので、第一の実施例と同様の作用効果を発揮する。ま
た、ボデー2を回転させる場合、自然に120度毎に回転
させることになるので、平均的な太さの線を書くのに都
合がよい。 第9図および第10図は本願考案の第四の実施例を示す。 本例では、ボデー2は、略四辺形断面としてあり、基端
から先端まで、なめらかに縮径するように形成してあ
る。基端に臨ませるノック用突起4によってボデー先端
から筆先部を出没させうる点は、第一および第二の実施
例と同様である。 そうして、ボデー2の基端部において、四つの稜線のそ
れぞれのやや内側にスリット5を入れることにより、第
10図に示すように三角形断面のクリップ7を形成してい
る。この場合にも、各クリップ7の先端内面には、小突
起8を設けておくのがよい。実施例では、四つの稜線を
利用して四つのクリップを形成しているが、クリップの
数は適当数とすればよい。 なお、本実施例では、ボデー2を略四辺形断面とするこ
とにより、実質的に、転がり防止手段が形成されている
ことになる。 本例においても、ボデー2の外面にクリップ7が突起を
形成することがないので、第一の実施例と同様の作用効
果を発揮する。 第11図および第12図は本願考案の第五の実施例を示す。 第五の実施例も、第四の実施例と同様、ボデー2を略四
辺形状としてあるが、クリップ7の形成部位が異なる。
すなわち、本実施例では、ボデー2の基端部において、
隣り合う稜線が挟む面のやや内側にスリット5を入れる
ことにより、広幅のクリップ7を一体形成している。本
例においても、クリップ7が突起を形成することがない
ので、上記各実施例と同様の作用効果を発揮する。 第13図は、本願考案の第六の実施例を示す。この例は、
上記第五の実施例の変形例であり、第五の実施例と同様
のクリップ7を、ボデーの先端側に設けている。この例
も、クリップ7が突起を形成することがないので、上記
各実施例と同様の作用効果を発揮する。 以上のように、本願考案の筆記具は、クリップの外面が
ボデーの一般表面と略一致するように形成され、かつ、
これがボデーの表面に形成した没入部に配置されてい
る。したがって、上記クリップは、従来例のクリップの
ようにボデーの外面に突起を形成するということはなく
なる。そうすると、本願考案の筆記具を把持する書き手
が筆記具のボデーを回転させても、クリップの外面は、
ボデーの一般表面が接触するのと同等との感覚で人差し
指の根元部に接触することになるので、従来例のような
使用感の悪化はなくなる。 しかも、本願考案においては、ボデーの一部または全部
の断面を非円形とした転がり防止手段を形成しているの
で、クリップをボデーに没入する状態が選択できる従来
例のように、筆記具が机上をころがってしまうといった
問題も同時に解決される。 もちろん、この考案の範囲は上述の実施例に限定される
ことはない。実施例では、シャープペンシル、ボールペ
ンを念頭において説明を行ったが、ボデーにクリップを
備える他の筆記具、たとえば、フェルトペンにも本願考
案を適用できる。フェルトペンの筆先は、先端を斜めに
カットした矩形断面をしており、ボデーを回転させて所
望の太さのマーキングを行うことができるようになって
おり、この場合にも、ボデーの回転位置によつては、ク
リップが人差し指の根元に不自然に当たり、使用感が悪
かったのであるが、本願考案を適用すれば、かかる問題
も解消できるのである。 さらに、第13図に示す実施例の変形例として、先端側の
太さを基端側の太さより太くし、あたかも、第1図に示
す実施例におけるボデーの先端側と基端側を逆にした構
成としてもよい。 このようにすると、親指、人差指、中指で把持する部分
が太くなり、かつ、この太い部分をクリップの存在にも
かかわらず、違和感なく、安定して把持できるようにな
るので都合が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の第一の実施例の全体斜視図、第2図
は側面図、第3図は内部機構を省略して示した第1図の
III−III線に沿う断面図、第4図は本願考案の第二の実
施例の全体斜視図、第5図は内部機構を省略して示した
第4図のV−V線に沿う断面図、第6図は本願考案の第
三の実施例の全体斜視図、第7図は側面図、第8図は内
部機構を省略して示した第6図のVIII−VIII線に沿う断
面図、第9図は本願考案の第四の実施例を示す全体斜視
図、第10図は内部機構を省略して示した第9図のX−X
線に沿う断面図、第11図は本願考案の第五の実施例を示
す全体斜視図、第12図は内部機構を省略して示した第11
図のVII−XII線に沿う断面図、第13図は本願考案の第六
の実施例を示す全体斜視図である。 1……筆記具、2……ボデー、6……没入部、7……ク
リップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さを有するボデーの先端から筆先部
    を出没させるように構成された筆記具において、上記ボ
    デーの一端部外表面に、ボデーの一般表面に対して没入
    しつつボデーの軸方向に所定長さ延びる没入部を設ける
    とともに、この没入部に、基端がボデーに連結され、か
    つ、外面がボデーの一般表面と略一致するように形成し
    たクリップを配置する一方、上記ボデーの一部または全
    部の断面を非円形とした転がり防止手段を形成したこと
    を特徴とする、筆記具。
JP8750190U 1990-08-21 1990-08-21 筆記具 Expired - Lifetime JPH074948Y2 (ja)

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JP8750190U JPH074948Y2 (ja) 1990-08-21 1990-08-21 筆記具

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JP8750190U JPH074948Y2 (ja) 1990-08-21 1990-08-21 筆記具

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JPH0445784U JPH0445784U (ja) 1992-04-17
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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006021430A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Kotobuki & Co Ltd 筆記具のクリップ付きノック部材の回り止め構造
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JP1553029S (ja) 2015-10-07 2016-07-04

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