JPH05142875A - 軸と軸支持手段との摺動構造 - Google Patents

軸と軸支持手段との摺動構造

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JPH05142875A
JPH05142875A JP3332479A JP33247991A JPH05142875A JP H05142875 A JPH05142875 A JP H05142875A JP 3332479 A JP3332479 A JP 3332479A JP 33247991 A JP33247991 A JP 33247991A JP H05142875 A JPH05142875 A JP H05142875A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
peripheral surface
sliding structure
support means
collar
Prior art date
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Pending
Application number
JP3332479A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Maki
恒雄 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3332479A priority Critical patent/JPH05142875A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸と軸支持手段との間にトナー、塵埃等が侵
入して堆積、固着することによって、両部材間の滑性を
低下させて種々の不具合を生ぜしめることを防止できる
軸と軸支持手段との摺動構造を提供すること。 【構成】 軸1の外周面と、該軸の外周面に対して内周
面で摺接する軸支持手段2とからなる摺動構造におい
て、軸の外周面と、軸支持手段の内周面に夫々螺旋溝
6、5を形成して対面させると共に、各螺旋溝の巻き方
向を逆向きにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転軸と軸支持部との摺
動面の構造に関し、特に摺動面間の間隙に微細な異物が
侵入して種々の不具合を起こすことを防止できる軸と軸
支持手段との摺動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置においてはモータにより回
転駆動される軸を回転自在に支持する軸受部が各所に設
けられているが、感光体周面に接して残留トナー等を除
去するクリーニングファーブラシの軸受部のようにトナ
ーや塵埃が飛散、付着しやすい環境下にある軸受部にあ
っては、軸外周面と軸受内周面との間にトナー等が侵入
して種々の不具合を起こす。
【0003】即ち、図5(a) は軸1を回転自在に支持す
る軸端支持カラー2の構成説明図、(b) は該カラー2を
支持するカラー支持板3の構成説明図、(c) はカラー支
持板3によって支持されたカラー2により軸1を支持し
た構成を示す断面図である。(c) に示すように微細なト
ナー、塵埃等4は軸1とカラー2との間に侵入し易く一
旦侵入すると摩擦熱等の影響を受けて堆積、固着する。
固着したトナー等は軸1の回転動作を鈍化させたり、軸
に振動を起こしたり、異音を生成する原因となる。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、軸と軸支持手段との間にトナー、塵埃等が侵入して
堆積、固着することによって、両部材間の滑性を低下さ
せて種々の不具合を生ぜしめることを防止できる軸と軸
支持手段との摺動構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【発明の構成】上記目的を達成するため本発明は、軸の
外周面と、該軸の外周面に対して内周面で摺接する軸支
持手段とからなる摺動構造において、該軸の外周面と、
該軸支持手段の内周面に夫々螺旋溝を形成して対面させ
ると共に、各螺旋溝の巻き方向を逆向きにしたこと、前
記対面し合う各螺旋溝によって画成される空所内に潤滑
油を満たし、且つ該軸と軸支持手段との間隙を閉止して
潤滑油の流出を防止するシール手段を配置したことを特
徴としている。
【0006】以下、図面に示した実施例により本発明を
説明する。図1(a) 及び(b) は本発明の一実施例の軸支
持カラーの構成を示す断面図及び軸の外観図である。こ
の軸支持カラー(軸支持手段=第2の部材)2の内周面
と、該内周面に嵌合する軸(第1の部材)1の外周面に
は夫々逆方向へ巻かれた螺旋状の溝5、6を形成する。
図2は軸支持カラー2内周面の螺旋溝5と、軸1外周面
の螺旋溝6との接触面の展開図であり、螺旋溝5を実線
で示し、螺旋溝6を点線で示す。同図中ハッチングを付
した領域7は各溝の山部(山頂の平坦面)5a,6a同
志が交差して摺接する部分であり、また領域8は溝部同
志が交差する部分である。
【0007】図3は該山部同志の交差部7と溝部同志の
交差部8の断面図であり、軸1が回転することによりカ
ラー側の溝5と軸側の溝6とが相対回転を起こし、山部
同志の交差部7の位置が移動してゆくため、カラー内周
面と軸外周面の間隙に侵入したトナー、塵埃等4は山部
と溝部との境界に位置するエッジ部Eにより掻落とされ
て軸外周の溝6、或はカラー内周面の溝5内に保持され
る。このため、山部同志の交差部7にはトナー等が残留
することがなくなる。一旦山部同志の交差部に付着した
トナー等も、軸が回転することによって確実に溝内に掻
落とされることとなる。
【0008】なお、本発明においてカラーの螺旋溝5
と、軸の螺旋溝6の巻き方向を逆向きにしてある理由
は、巻き方向を同一方向とした場合には溝と山部との境
界線を構成するエッジE同志が略平行となるため、両者
が相対移動する度に衝突し合って互いに損傷し合うから
であり、本発明のように逆向きにすればエッジ同志が擦
り合うことはあってもぶつかって傷付け合うことがない
からである。更に、巻き方向が同一である場合には帯状
に延びる山部同志が接触する際の接触面積が大きくなっ
てエッジ同志の摺接する長さが増大するが、本発明のよ
うに山部同志を交差させれば山頂の平坦面同士及びエッ
ジと平坦面との接触面積が減少してエッジ同志の摺接長
さも減少するからである。
【0009】次に、図4は本発明の第2の実施例であ
り、対向し合う螺旋溝5、6間に画成される空間内に潤
滑油10を充填して満たすと共に、軸1の外周面からカ
ラー2の端面にかけて冠状のシール部材11を配置して
潤滑油10が軸1の外周面とカラー内周面との間の間隙
から流出することを防止した構成が特徴的である。この
冠状のシール部材11としては、外周縁に形成したフッ
ク部11aをカラー2の端面に形成した被係止凹所12
に係止すると共に、内周縁を軸1の外周面に機密的に摺
接させる弾性体が好ましい。
【0010】この第2の実施例のように構成することに
より、山部同士の接触面にかかる面圧を減少させて軸と
軸支持部材との間の相対回転を円滑化し、かつ一方のエ
ッジが他方の山部と摺動することを容易化している。こ
のため、前記第1実施例よりも更に優れた回転の円滑化
(回転運動に対する摩擦抵抗の低減)、異音発生の防止
という効果を有する。
【0011】なお、本発明の軸と軸支持手段との摺動構
造は、複写機の感光体周辺に配置されるユニットに適用
可能であるばかりか、軸と軸支持手段との間の間隙に異
物が侵入することによって不具合が生じる虞れのある種
々の場合に適用可能である。更に、上記においては軸支
持手段側を固定し、軸を回転させる場合を例示したが、
これは一例に過ぎず、固定された軸の外周面に遊嵌され
た部材が回転する場合にも適用可能である。更に、軸と
軸支持手段のいずれか一方だけに螺旋溝を形成してもよ
い。
【0012】
【発明の効果】このように本発明においては、軸及び軸
支持手段自体に設けた螺旋溝が接触面に侵入して堆積し
種々の不具合を起こす原因となる異物を除去する機能を
有するため、回転不良、異音発生等を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の第1実施例の構成説明
図であり、(a) は軸支持手段の断面図、(b) は軸の外観
図である。
【図2】軸支持カラー内周面の螺旋溝と、軸1外周面の
螺旋溝との接触面の展開図である。
【図3】本実施例の動作を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図5】(a) は軸を回転自在に支持する軸端支持カラー
の構成説明図、(b) は該カラーを支持するカラー支持板
の構成説明図、(c) はカラー支持板によって支持された
カラーにより軸を支持した構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・軸、2・・・軸支持カラー(軸支持手段)、
5、6・・・螺旋状溝、7・・・溝の山部(山頂の平坦
面)同志の交差部、8・・・溝部同志の交差部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の外周面と、該軸の外周面に対して内
    周面で摺接する軸支持手段とからなる摺動構造におい
    て、該軸の外周面と、該軸支持手段の内周面に夫々螺旋
    溝を形成して対面させると共に、各螺旋溝の巻き方向を
    逆向きにしたことを特徴とする軸と軸支持手段との摺動
    構造。
  2. 【請求項2】 前記対面し合う各螺旋溝によって画成さ
    れる空所内に潤滑油を満たし、且つ該軸と軸支持手段と
    の間隙を外部から遮蔽して潤滑油の流出を防止するシー
    ル手段を配置したことを特徴とする請求項1記載の軸と
    軸支持手段との摺動構造。
JP3332479A 1991-11-21 1991-11-21 軸と軸支持手段との摺動構造 Pending JPH05142875A (ja)

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