JPH05142671A - 原稿照明装置 - Google Patents
原稿照明装置Info
- Publication number
- JPH05142671A JPH05142671A JP33284591A JP33284591A JPH05142671A JP H05142671 A JPH05142671 A JP H05142671A JP 33284591 A JP33284591 A JP 33284591A JP 33284591 A JP33284591 A JP 33284591A JP H05142671 A JPH05142671 A JP H05142671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light source
- insulating glass
- heat insulating
- reflection shade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 断熱ガラスの配置角度を工夫することによ
り、主反射笠と補助反射笠から原稿面に指向される反射
光の光量を均一にし、コンパクトな構成で光量むらを少
なくする。 【構成】 断熱ガラス4の配置角度を、光源1から補助
反射笠3に指向する光束に対しては略垂直に入射させ、
主反射笠2の反射光束は斜め入射させるように設定し
た。また、光源と原稿面の間に遮光部材を設けて、光源
から直接原稿面に指向する光束を遮光した。
り、主反射笠と補助反射笠から原稿面に指向される反射
光の光量を均一にし、コンパクトな構成で光量むらを少
なくする。 【構成】 断熱ガラス4の配置角度を、光源1から補助
反射笠3に指向する光束に対しては略垂直に入射させ、
主反射笠2の反射光束は斜め入射させるように設定し
た。また、光源と原稿面の間に遮光部材を設けて、光源
から直接原稿面に指向する光束を遮光した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】複写機など事務機器の原稿を照明
するための装置で、特に光源に長軸光源を使用し、また
原稿の昇温防止の断熱ガラスを配置した原稿照明装置に
関する。
するための装置で、特に光源に長軸光源を使用し、また
原稿の昇温防止の断熱ガラスを配置した原稿照明装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿照明装置を図9に示す。
【0003】101は光源で、複数の発光フィラメント
を1軸状に接続した長軸ハロゲンランプ、102はこの
光源の放射光束を原稿台ガラス105の上の原稿106
の照明部106bに対して、右下側より有効的に反射す
る反射笠、また原稿面照射部106bに対して、左下側
より照明する補助反射笠を103とし、104はハロゲ
ンランプ101から照射される熱線を吸収し、照射面を
昇温から防止する平行で平面の断熱ガラスである。
を1軸状に接続した長軸ハロゲンランプ、102はこの
光源の放射光束を原稿台ガラス105の上の原稿106
の照明部106bに対して、右下側より有効的に反射す
る反射笠、また原稿面照射部106bに対して、左下側
より照明する補助反射笠を103とし、104はハロゲ
ンランプ101から照射される熱線を吸収し、照射面を
昇温から防止する平行で平面の断熱ガラスである。
【0004】また、この照明系は、切り貼り原稿の表面
の凹凸部で発生する照明系の影の発生を少なくするよう
に、考慮した照明系である。そのため、原稿106を照
明する光束のうち、主反射笠102からの光束121
と、補助反射笠103から反射され左から照射する光束
132の光量は略同一の光量になるように設計されてい
る。
の凹凸部で発生する照明系の影の発生を少なくするよう
に、考慮した照明系である。そのため、原稿106を照
明する光束のうち、主反射笠102からの光束121
と、補助反射笠103から反射され左から照射する光束
132の光量は略同一の光量になるように設計されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来例では下記
に示すような欠点があった。 光束132は光源101から原稿面106bに至る
までの光路長が、光束121と比較して長いため、光量
を光束121と同程度とするためには、光源101の放
射光束をより大きな放射角度で受けて原稿面に反射させ
る必要があり大型の補助反射笠103が必要になった。
に示すような欠点があった。 光束132は光源101から原稿面106bに至る
までの光路長が、光束121と比較して長いため、光量
を光束121と同程度とするためには、光源101の放
射光束をより大きな放射角度で受けて原稿面に反射させ
る必要があり大型の補助反射笠103が必要になった。
【0006】更に、補助反射笠103に指向する光束1
31の断熱ガラス104への入射角度が大きくなり、ガ
ラス面のフネレル反射率が高くなり透過する光量が減少
する。このことを図10に断熱ガラス104に入射する
光束の角度を示した図を使い説明する。
31の断熱ガラス104への入射角度が大きくなり、ガ
ラス面のフネレル反射率が高くなり透過する光量が減少
する。このことを図10に断熱ガラス104に入射する
光束の角度を示した図を使い説明する。
【0007】光源101が原稿面106の照明部106
bに対して、右斜め下略45度に配置した例であるが、
断熱ガラス104に入射する光束122′は、その入射
角度が約0°である。また、光源101から補助反射笠
103に指向する光束131′の断熱ガラスへの入射角
度θSOは、約45度近傍になる。図11にこの断熱ガラ
スの分光透過率の実測値例を示す。
bに対して、右斜め下略45度に配置した例であるが、
断熱ガラス104に入射する光束122′は、その入射
角度が約0°である。また、光源101から補助反射笠
103に指向する光束131′の断熱ガラスへの入射角
度θSOは、約45度近傍になる。図11にこの断熱ガラ
スの分光透過率の実測値例を示す。
【0008】このグラフでは、入射角度θが0°のとき
の波長550nmでの透過率は約83%、また45°で
は79%、70°では約70%と、入射角度が大きいほ
ど低下する。これはガラス表面のフレネル反射率の変化
によるものと、断熱ガラス104の内部透過率の変化に
よるものである。即ち、補助反射笠103に指向する光
束131′の透過率は、図11のグラフの45°の曲線
のように約5%ほど低下する。補助反射笠103はこの
低下分の光量を稼ぐ必要があるため、より大きな補助反
射笠が必要になる。 光源101から放射される光束で、符号122のよ
うに原稿面106の照明部106bに照射されない光束
が発生し、この光束122が照射した原稿面からの反射
により複写機内部での迷光の発生の原因になる場合があ
った。 光源101の直射光を使用した照明系の主反射笠1
01は、その光源101を包むように施設され、つまり
原稿面106の下部で、水平な原稿面106に対して斜
めに配置される。また断熱ガラス104は主反射笠10
2の開口部を覆うように、斜めに配置される。その結
果、装置内部のホコリが、斜めに配置された断熱ガラス
104上面に堆積し、長時間の使用の間に、断熱ガラス
104を透過する光量を減少させるため、原稿106の
照射光量が減少して複写時の光量不足を招く事があっ
た。
の波長550nmでの透過率は約83%、また45°で
は79%、70°では約70%と、入射角度が大きいほ
ど低下する。これはガラス表面のフレネル反射率の変化
によるものと、断熱ガラス104の内部透過率の変化に
よるものである。即ち、補助反射笠103に指向する光
束131′の透過率は、図11のグラフの45°の曲線
のように約5%ほど低下する。補助反射笠103はこの
低下分の光量を稼ぐ必要があるため、より大きな補助反
射笠が必要になる。 光源101から放射される光束で、符号122のよ
うに原稿面106の照明部106bに照射されない光束
が発生し、この光束122が照射した原稿面からの反射
により複写機内部での迷光の発生の原因になる場合があ
った。 光源101の直射光を使用した照明系の主反射笠1
01は、その光源101を包むように施設され、つまり
原稿面106の下部で、水平な原稿面106に対して斜
めに配置される。また断熱ガラス104は主反射笠10
2の開口部を覆うように、斜めに配置される。その結
果、装置内部のホコリが、斜めに配置された断熱ガラス
104上面に堆積し、長時間の使用の間に、断熱ガラス
104を透過する光量を減少させるため、原稿106の
照射光量が減少して複写時の光量不足を招く事があっ
た。
【0009】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、防
熱ガラスの配置角度を工夫することにより、主反射笠と
補助反射笠から原稿面に照射される反射光束の光量を均
一にし、コンパクトで光量むらの少ない原稿照明装置を
提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、防
熱ガラスの配置角度を工夫することにより、主反射笠と
補助反射笠から原稿面に照射される反射光束の光量を均
一にし、コンパクトで光量むらの少ない原稿照明装置を
提供することにある。
【0010】また、従来問題となっていた迷光の発生を
防止すると共に、防熱ガラスに堆積するホコリによる照
射量不足を解消することを目的とする。
防止すると共に、防熱ガラスに堆積するホコリによる照
射量不足を解消することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては原稿面を照明するための光源と、
該光源に対して原稿面と略反対側に配置される主反射笠
と、該主反射笠と対面して配置される補助反射笠と、原
稿面と光源の間でかつ補助反射笠と光源の間に配置され
る断熱ガラスと、を備えた原稿照明装置において、前記
断熱ガラスの配置角度を、前記光源から補助反射笠に指
向する光束に対しては略垂直に入射させ、主反射笠の反
射光束は斜め入射させるように配置したことを特徴とす
る。
に、本発明にあっては原稿面を照明するための光源と、
該光源に対して原稿面と略反対側に配置される主反射笠
と、該主反射笠と対面して配置される補助反射笠と、原
稿面と光源の間でかつ補助反射笠と光源の間に配置され
る断熱ガラスと、を備えた原稿照明装置において、前記
断熱ガラスの配置角度を、前記光源から補助反射笠に指
向する光束に対しては略垂直に入射させ、主反射笠の反
射光束は斜め入射させるように配置したことを特徴とす
る。
【0012】また、光源からの光束のうち主反射笠で反
射されない光束が直接に原稿に照射しない様に、光源と
原稿面を結ぶ直線上に遮光部材または反射部材を配置し
たことを特徴とする。
射されない光束が直接に原稿に照射しない様に、光源と
原稿面を結ぶ直線上に遮光部材または反射部材を配置し
たことを特徴とする。
【0013】また、光源を多点長軸発光光源とし、断熱
ガラスを複数に分割し、かつ一平面上に並べ、前記多点
発光光源のフィラメントの間の非発光部近傍に断熱ガラ
スの分割線を配置し、かつ分割線は隣接する断熱ガラス
と接触しないように隙間を開け、その隙間に風を通すこ
とを特徴とする。
ガラスを複数に分割し、かつ一平面上に並べ、前記多点
発光光源のフィラメントの間の非発光部近傍に断熱ガラ
スの分割線を配置し、かつ分割線は隣接する断熱ガラス
と接触しないように隙間を開け、その隙間に風を通すこ
とを特徴とする。
【0014】そして、断熱ガラスの分割された断面に光
拡散処理を施すようにすることが好ましい。
拡散処理を施すようにすることが好ましい。
【0015】このように本発明の基本的な特徴は次の3
点にある。
点にある。
【0016】第1に光源から遠い所に配置された補助反
射笠に指向する光束は断熱ガラスに略垂直入射(入射角
度を略0°)とする。
射笠に指向する光束は断熱ガラスに略垂直入射(入射角
度を略0°)とする。
【0017】第2に断熱ガラスは、照明装置内部で略垂
直に配置する。
直に配置する。
【0018】第3に原稿面と光源を結ぶ直線線上に、光
源の光束を遮光する部材を配置する。
源の光束を遮光する部材を配置する。
【0019】
【作用】上記構成の原稿照明装置にあっては、主反射笠
から原稿面に指向する光束は断熱ガラスに斜め入射する
ことにより光量が低下し、一方補助反射笠に指向する光
束は断熱ガラスにほぼ垂直に入射するので光量の低下は
小さい。したがって、主反射笠および補助反射笠から原
稿面に照射される反射光の光量を同程度にするために、
補助反射笠を大型化する必要はなくなる。
から原稿面に指向する光束は断熱ガラスに斜め入射する
ことにより光量が低下し、一方補助反射笠に指向する光
束は断熱ガラスにほぼ垂直に入射するので光量の低下は
小さい。したがって、主反射笠および補助反射笠から原
稿面に照射される反射光の光量を同程度にするために、
補助反射笠を大型化する必要はなくなる。
【0020】また、遮光部材または反射部材を設けるこ
とによって、原稿面の照明部以外の部分に向う光束を遮
光することができ、迷光の発生を防止できる。
とによって、原稿面の照明部以外の部分に向う光束を遮
光することができ、迷光の発生を防止できる。
【0021】さらに、断熱ガラスの角度を光源から補助
反射笠に向う光束が垂直に入射するように設定すること
により、原稿面を水平に配置した場合に断熱ガラスが垂
直に立上る構成となるので、断熱ガラス面へのほこりの
堆積を防止できる。
反射笠に向う光束が垂直に入射するように設定すること
により、原稿面を水平に配置した場合に断熱ガラスが垂
直に立上る構成となるので、断熱ガラス面へのほこりの
堆積を防止できる。
【0022】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る原稿照明装置
に示している。この原稿照明装置は、概略、原稿台ガラ
ス5上に載置された原稿6を照明するための光源1と、
この光源1に対して原稿6aと略反対側に配置される主
反射笠2と、この主反射笠2と対面して配置される補助
反射笠3と、原稿面6aと光源1の間でかつ補助反射笠
3と光源1の間に配置される断熱ガラス4と、から構成
されている。
する。図1は本発明の第1の実施例に係る原稿照明装置
に示している。この原稿照明装置は、概略、原稿台ガラ
ス5上に載置された原稿6を照明するための光源1と、
この光源1に対して原稿6aと略反対側に配置される主
反射笠2と、この主反射笠2と対面して配置される補助
反射笠3と、原稿面6aと光源1の間でかつ補助反射笠
3と光源1の間に配置される断熱ガラス4と、から構成
されている。
【0023】光源1によって照明されるのは原稿面6a
のうちのスリット状の照射部6bであり、原稿6と光源
1を相対的に移動させることによって原稿面6a全体を
スリット状に走査して照明する照射部6bにおける原稿
6の光情報が読取装置の読取系あるいは複写機等の画像
形成部等の光学系に送るようになっている。この光情報
の光軸Oは原稿面6aに対して直角方向に向うようにな
っていて、主反射笠2と補助反射笠3は、この光軸Oを
隔てて左右に互いに対面するように配置されている。
のうちのスリット状の照射部6bであり、原稿6と光源
1を相対的に移動させることによって原稿面6a全体を
スリット状に走査して照明する照射部6bにおける原稿
6の光情報が読取装置の読取系あるいは複写機等の画像
形成部等の光学系に送るようになっている。この光情報
の光軸Oは原稿面6aに対して直角方向に向うようにな
っていて、主反射笠2と補助反射笠3は、この光軸Oを
隔てて左右に互いに対面するように配置されている。
【0024】主反射笠2は原稿面6a側に開口部をもつ
筒状の部材で、光源1からの光束の反射光束21を原稿
面6aの照射部6bに集束させる。
筒状の部材で、光源1からの光束の反射光束21を原稿
面6aの照射部6bに集束させる。
【0025】一方、補助反射笠3の反射面も、光源1か
らの光束31を照射部6bに光束32として集束させる
ような凹面形状となっている。
らの光束31を照射部6bに光束32として集束させる
ような凹面形状となっている。
【0026】また、断熱ガラス4は可視光束を透過し、
熱線を透過しないガラス等の材料でかつ、平行平板形状
で、原稿面6aに対して略垂直に配置され、光源1から
補助反射笠3に向う光束31が略垂直に入射し、主反射
笠2から原稿面の照射部6bに向う光束21が斜めに入
射するように考慮されている。
熱線を透過しないガラス等の材料でかつ、平行平板形状
で、原稿面6aに対して略垂直に配置され、光源1から
補助反射笠3に向う光束31が略垂直に入射し、主反射
笠2から原稿面の照射部6bに向う光束21が斜めに入
射するように考慮されている。
【0027】また、光源1の原稿面6a側には、光源1
から主反射笠2で反射されない光束が直接原稿面6aに
照射されないように、光源1と原稿面6aとを結ぶ直線
上に遮光部材としての遮光板7が配置されている。この
遮光板7は光源1から直接原稿面6aに照射していた光
線を遮ぎる働きをするものである。
から主反射笠2で反射されない光束が直接原稿面6aに
照射されないように、光源1と原稿面6aとを結ぶ直線
上に遮光部材としての遮光板7が配置されている。この
遮光板7は光源1から直接原稿面6aに照射していた光
線を遮ぎる働きをするものである。
【0028】図2は、この実施例の概略説明図で、補助
反射笠3に向かう光束31は、略垂直に配置された断熱
ガラス4に略垂直に入射するように考慮されている。
反射笠3に向かう光束31は、略垂直に配置された断熱
ガラス4に略垂直に入射するように考慮されている。
【0029】光源1から放射した光束のうち、31は断
熱ガラスに略垂直に入射し、補助反射笠3で反射され3
2の様に原稿面6に照射する。光束21は下反射笠2′
で反射され、断熱ガラス4に下から角度θM1で斜入射
し、原稿面6aに照射する。
熱ガラスに略垂直に入射し、補助反射笠3で反射され3
2の様に原稿面6に照射する。光束21は下反射笠2′
で反射され、断熱ガラス4に下から角度θM1で斜入射
し、原稿面6aに照射する。
【0030】このように断熱ガラス4の、補助反射笠3
へ入射する光束の入射角度が、0°になり、透過率が増
し補助反射笠3の照明効率が増す。そのため補助反射笠
3の高さ35が、従来と比較し高さ寸法がコンパクトに
できる。断熱ガラス4への入射角度が従来で45度であ
れば、本実施例では垂直入射であるので、図11より透
過率が約5%向上する。即ち補助反射笠3の高さ35は
効率が向上した分、約5%小さくできる。
へ入射する光束の入射角度が、0°になり、透過率が増
し補助反射笠3の照明効率が増す。そのため補助反射笠
3の高さ35が、従来と比較し高さ寸法がコンパクトに
できる。断熱ガラス4への入射角度が従来で45度であ
れば、本実施例では垂直入射であるので、図11より透
過率が約5%向上する。即ち補助反射笠3の高さ35は
効率が向上した分、約5%小さくできる。
【0031】また、断熱ガラス4が略垂直に配置されて
いるので、装置内部のホコリ等の堆積が減少される。即
ち、長期の使用でも光量の減少が少なく、光量の安定性
が向上する。
いるので、装置内部のホコリ等の堆積が減少される。即
ち、長期の使用でも光量の減少が少なく、光量の安定性
が向上する。
【0032】図3,図4は本発明の第2の実施例を示し
ている。
ている。
【0033】第1の実施例と同一の構成部分については
同一の符号を付して説明すると、この第2の実施例で
は、原稿照射面6を結ぶ直線上に反射部材としての反射
笠8が配置されている。この反射笠8によって光源1か
ら原稿照射面6に直接照射される光束を遮ぎるものであ
る。
同一の符号を付して説明すると、この第2の実施例で
は、原稿照射面6を結ぶ直線上に反射部材としての反射
笠8が配置されている。この反射笠8によって光源1か
ら原稿照射面6に直接照射される光束を遮ぎるものであ
る。
【0034】図4に、図3中の矢印「A」方向からみた
略図を示す。
略図を示す。
【0035】断熱ガラス4は分離され、かつそれぞれの
間に隙間40が設けてある。図3で、光源1から放射さ
れ反射笠8で反射された光束のうち、一部は再度光源1
に入射してハロゲンランプのハロゲンサイクルを促進さ
せ、ランプ自身の発光効率を向上させランプの光量を増
す。また他の一部の光束は、光源1のガラス管表面や内
部で拡散され、それぞれ、反射笠2と3に向かい、原稿
面6aの照射光に寄与する。
間に隙間40が設けてある。図3で、光源1から放射さ
れ反射笠8で反射された光束のうち、一部は再度光源1
に入射してハロゲンランプのハロゲンサイクルを促進さ
せ、ランプ自身の発光効率を向上させランプの光量を増
す。また他の一部の光束は、光源1のガラス管表面や内
部で拡散され、それぞれ、反射笠2と3に向かい、原稿
面6aの照射光に寄与する。
【0036】9は冷却ファンで、ダクト91の内部に配
置している。図4の分割断熱ガラス4の隙間40などよ
り吸引された風は光源1近傍を通過し、さらに反射笠8
と2の隙間を通過し、ダクト91を経て図面右側より排
出される。
置している。図4の分割断熱ガラス4の隙間40などよ
り吸引された風は光源1近傍を通過し、さらに反射笠8
と2の隙間を通過し、ダクト91を経て図面右側より排
出される。
【0037】図3の「C」部の拡大図を図5に、また図
5のB方向からみた主反射笠2の断熱ガラス保持部を示
す。
5のB方向からみた主反射笠2の断熱ガラス保持部を示
す。
【0038】主反射笠2には、断熱ガラス4が外に脱落
しないように折曲げ部21で押さえ、また光源1側に侵
入しないように折曲げ部23でガラスを突き当ている。
また、分割した断熱ガラス4同士が衝突し破損しないよ
うに、折曲げ部22が設けてある。そして断熱ガラス4
が上部に抜けないように、図3のガラス押え81が配置
されている。
しないように折曲げ部21で押さえ、また光源1側に侵
入しないように折曲げ部23でガラスを突き当ている。
また、分割した断熱ガラス4同士が衝突し破損しないよ
うに、折曲げ部22が設けてある。そして断熱ガラス4
が上部に抜けないように、図3のガラス押え81が配置
されている。
【0039】図7は断熱ガラス4の部分略図であり、そ
の端部41に摺りガラス状の光拡散処理が施されてい
る。
の端部41に摺りガラス状の光拡散処理が施されてい
る。
【0040】図8は、この断熱ガラス4の端部の光拡散
処理の効果を説明する図で、光源1のフィラメント10
から放射された光束11が、ガラス隙間から侵入し、ガ
ラス端部41に照射し反射光42のように正反射して射
出し、原稿面6に照射して、原稿面6の光量むらになら
ないように、拡散面にした実施例である。
処理の効果を説明する図で、光源1のフィラメント10
から放射された光束11が、ガラス隙間から侵入し、ガ
ラス端部41に照射し反射光42のように正反射して射
出し、原稿面6に照射して、原稿面6の光量むらになら
ないように、拡散面にした実施例である。
【0041】図3,4では、照明系の近傍に冷却ファン
9とダクト91を配置し、断熱ガラス4を分割しその分
割線の隙間40に冷却風を流すことにより、昇温に対す
る冷却効果が高く安全性が向上するという効果がある。
9とダクト91を配置し、断熱ガラス4を分割しその分
割線の隙間40に冷却風を流すことにより、昇温に対す
る冷却効果が高く安全性が向上するという効果がある。
【0042】図5,図6では主反射笠2自身に断熱ガラ
ス4の保持機能を持たせたことにより、部品数の低減に
よるコストダウンや、組み立て時間によるコストダウン
に効果がある。
ス4の保持機能を持たせたことにより、部品数の低減に
よるコストダウンや、組み立て時間によるコストダウン
に効果がある。
【0043】図7の実施例では、光量むらの発生を押さ
えることを目的としている。分割した断熱ガラス4の端
面に拡散処理を行なうことにより、この部分で反射して
発生する光束を拡散させ、原稿面6の光量むらを軽減す
ることを可能にする効果がある。
えることを目的としている。分割した断熱ガラス4の端
面に拡散処理を行なうことにより、この部分で反射して
発生する光束を拡散させ、原稿面6の光量むらを軽減す
ることを可能にする効果がある。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、コ
ンパクトで、安全な、コストの安い、光量むらの少ない
原稿照明装置の提供が可能となる。
ンパクトで、安全な、コストの安い、光量むらの少ない
原稿照明装置の提供が可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、断熱ガラスの配置角度を光源から補助反射笠に
指向する光束がほぼ垂直に入射し、主反射笠からの光束
が斜めに入射するように設定したので、原稿面に照射さ
れる各反射笠からの反射光量を均一化することができ、
従来のように補助反射笠を大型化することなく、コンパ
クトな構成で光量むらを減少することができる。
もので、断熱ガラスの配置角度を光源から補助反射笠に
指向する光束がほぼ垂直に入射し、主反射笠からの光束
が斜めに入射するように設定したので、原稿面に照射さ
れる各反射笠からの反射光量を均一化することができ、
従来のように補助反射笠を大型化することなく、コンパ
クトな構成で光量むらを減少することができる。
【0046】また、遮光部材または反射部材を設けるこ
とによって、原稿面の照明部以外の部分に向う光束を遮
光することができ、迷光の発生を防止できる。
とによって、原稿面の照明部以外の部分に向う光束を遮
光することができ、迷光の発生を防止できる。
【0047】さらに、断熱ガラスの角度を光源から補助
反射笠に向う光束が垂直に入射するように設定すること
により、原稿面を水平に配置した場合に断熱ガラスが垂
直に立上る構成となるので、断熱ガラス面へのほこりの
堆積を防止できる。
反射笠に向う光束が垂直に入射するように設定すること
により、原稿面を水平に配置した場合に断熱ガラスが垂
直に立上る構成となるので、断熱ガラス面へのほこりの
堆積を防止できる。
【0048】また、断熱ガラスを分割構成とし、分割線
の隙間に冷却風を流すことにより、昇温に対する冷却効
果が高くなり安全性が向上する。
の隙間に冷却風を流すことにより、昇温に対する冷却効
果が高くなり安全性が向上する。
【図1】図1は本発明の第1の実施例に係る原稿照明装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図2】図2は図1の装置の光路図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施例に係る原稿照明装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図4】図4は図3の光源部のA方向矢視図である。
【図5】図5は図3のC部詳細説明図である。
【図6】図6は図5のB方向矢視図である。
【図7】図7は図4の断熱ガラスの端部に表面処理を施
した斜視図である。
した斜視図である。
【図8】図8は図7の断熱ガラスの作用を説明するため
の光源部の要部断面図である。
の光源部の要部断面図である。
【図9】図9は従来の原稿照明装置の構成図である。
【図10】図10は図9の装置の光路図である。
【図11】図11は断熱ガラスの分光透過率を示すグラ
フである。
フである。
1,101 光源 10 発光部 12 非発光部 2 主反射笠 21 主反射笠から原稿面へ指向する光束 3 補助反射笠 31 光源から補助反射笠へ指向する光束 32 補助反射笠から原稿面へ指向する光束 4 断熱ガラス 5 原稿台ガラス 6 原稿 7 遮光板 8 上反射笠 9 冷却ファン
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿面を照明するための光源と、該光源
に対して原稿面と反対側に配置される主反射笠と、該主
反射笠と対面して配置される補助反射笠と、原稿面と光
源の間でかつ補助反射笠と光源の間に配置される断熱ガ
ラスと、を備えた原稿照明装置において、 前記断熱ガラスの配置角度を、前記光源から補助反射笠
に指向する光束に対しては略垂直に入射させ、主反射笠
の反射光束は斜め入射させるように配置したことを特徴
とする原稿照明装置。 - 【請求項2】 光源からの光束のうち主反射笠で反射さ
れない光束が直接に原稿に照射しない様に、光源と原稿
面を結ぶ直線上に遮光部材または反射部材を配置した請
求項1に記載の原稿照明装置。 - 【請求項3】 光源は多点長軸発光光源であり、断熱ガ
ラスを複数に分割し、かつ一平面上に並べ、前記多点発
光光源のフィラメントの間の非発光部近傍に断熱ガラス
の分割線を配置し、かつ分割線は隣接する断熱ガラスと
接触しないように隙間を開け、その隙間に風を通すこと
を特徴とする請求項1または2に記載の原稿照明装置。 - 【請求項4】 断熱ガラスの分割された断面に光拡散処
理を施す請求項3に記載の原稿照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33284591A JPH05142671A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 原稿照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33284591A JPH05142671A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 原稿照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05142671A true JPH05142671A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=18259438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33284591A Withdrawn JPH05142671A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 原稿照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05142671A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004252411A (ja) * | 2003-01-27 | 2004-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像読み取り装置及びこれに使用する円筒状ランプ |
JP2006148863A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-06-08 | Ricoh Co Ltd | 原稿照明装置、原稿読取り装置、及び画像形成装置 |
USRE44880E1 (en) | 2007-03-01 | 2014-05-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Image sensor |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP33284591A patent/JPH05142671A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004252411A (ja) * | 2003-01-27 | 2004-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像読み取り装置及びこれに使用する円筒状ランプ |
JP2006148863A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-06-08 | Ricoh Co Ltd | 原稿照明装置、原稿読取り装置、及び画像形成装置 |
JP4733465B2 (ja) * | 2004-10-18 | 2011-07-27 | 株式会社リコー | 原稿照明装置、原稿読取り装置、及び画像形成装置 |
USRE44880E1 (en) | 2007-03-01 | 2014-05-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Image sensor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3176317B2 (ja) | 照明装置及び読取装置 | |
JPH11284803A (ja) | 線状光源ユニット | |
JPH07225805A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2000021221A (ja) | 線状照明装置 | |
JP3139822U (ja) | 走査装置 | |
JPH05142671A (ja) | 原稿照明装置 | |
JP3532724B2 (ja) | 照明装置およびこれを用いた画像読み取りシステム | |
TWM246605U (en) | Light pipe bracket | |
JPH03262275A (ja) | 透過型照明装置 | |
JP2743223B2 (ja) | 原稿走査装置 | |
JP2000101790A (ja) | 照明装置 | |
CN214840358U (zh) | 一种45°转角线光源 | |
JPH104473A (ja) | 原稿照明装置及びそれを用いた画像読取装置 | |
JPH02135607A (ja) | 照明装置 | |
JP2801941B2 (ja) | 外観検査装置及びそれに用いる照明装置 | |
JPH11355531A (ja) | 画像読取装置 | |
JPH04253048A (ja) | 画像形成装置等の照明装置 | |
JPH10285339A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP3772593B2 (ja) | 照明装置 | |
KR930002834Y1 (ko) | 음극선관용 노광장치의 광원조립체 | |
JP2006067173A (ja) | 原稿照明装置 | |
JPH01114259A (ja) | 照明装置 | |
JP2004252411A (ja) | 画像読み取り装置及びこれに使用する円筒状ランプ | |
JP2012119900A (ja) | 画像読取装置,画像形成装置 | |
JP2510582B2 (ja) | 照明装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |