JPH05142575A - 画素駆動用素子の製造方法 - Google Patents

画素駆動用素子の製造方法

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JPH05142575A
JPH05142575A JP33404691A JP33404691A JPH05142575A JP H05142575 A JPH05142575 A JP H05142575A JP 33404691 A JP33404691 A JP 33404691A JP 33404691 A JP33404691 A JP 33404691A JP H05142575 A JPH05142575 A JP H05142575A
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JP
Japan
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light shielding
photomask
tfts
tft
shielding film
Prior art date
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Pending
Application number
JP33404691A
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English (en)
Inventor
Makoto Takamura
誠 高村
Toshihiro Namita
俊弘 波多
Masato Moriwake
政人 守分
Takashi Nishi
孝 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクティブマトリクス液晶表示装置等で使用さ
れる画素駆動用素子の製造において、フォトマスクの枚
数は2枚で、薄膜トランジスタ(TFT)の下部に表示
用の光の遮光膜を形成し、かつ、補助容量の形成も可能
な画素駆動用素子の製造方法を提供する。 【構成】ガラス基板10上に、第1フォトマスクを使用し
て、TFTのチャネル部分にCrの遮光膜20を形成した
後、絶縁膜(SiN)21を全面に形成する。絶縁膜21上
に、ITO22とn+ a−Si23を成長させ、ネガレジス
ト24を塗布し、裏面から紫外線を照射する。遮光膜20を
マスクとして使用して、TFTのチャネル部の穴開けを
する。その後、TFTのチャネルとなるa−Si:H2
5、絶縁膜(SiN)26、TFTのゲートのアルミニウ
ム27を順に積層し、第2フォトマスクを使用して、TF
T部分Tと補助容量部分Cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の画素駆
動用素子の製造方法に関し、特に正スタガ型の薄膜トラ
ンジスタの遮光膜及び補助容量に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の画素駆動用素子として
は、薄膜トランジスタ(以下「TFT」と云う)をアレ
ー状に構成して用いることが多い。このTFTは製造工
程が複雑である上に、LSI等と同様に高価な製造装置
を必要とするため、製造コストが高くなる。また、工程
が複雑で、即ち工程数が多いことが歩留まりの低下につ
ながり、これが高コストに拍車をかける結果となってい
る。そこで、工程の簡略化として最も効果の高いフォト
マスクの削減が、種々試みられている。TFTアレーを
作成するのに使用されるフォトマスクの枚数は、現状の
実用化レベルでは、通常6〜8枚とされている。しか
し、研究レベルではあるが、2〜3枚構成によるTFT
が報告されている。図5に、フォトマスク2枚で作成さ
れた正スタガ型のTFTを示す。図示のように、ガラス
基板10上に、ITO(Indium Tin Oxide)11、燐等をド
ープしたアモルファス・シリコン(n+ a−Si)12、
水素化アモルファス・シリコン(a−Si:H)13、絶
縁膜(SiN)14、アルミニウム15を、フォトマスク2
枚を用いて、順に形成し、正スタガ型のTFTを形成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すような構造では、遮光膜がないため、表示のための
光がガラス基板10を通してTFTのチャネル部に照射さ
れてしまう。チャネル部のa−Si:H13は光導電性が
高いため、TFTとしてはOFF電流が大きくなってし
まい、素子として特性が劣化するという欠点があった。
これを防ぐために遮光膜を形成するには、フォトマスク
がもう1枚必要となってしまうと考えられていた。これ
に対し、a−Si:H13を薄くすることによって、光導
電性を下げるようにするという試みがなされているが、
薄膜の制御性や段差部での特性劣化等の理由で実用的で
ない。さらに、液晶表示装置の駆動においては、画像信
号の電圧を保持するための補助容量が必要となるが、当
然TFTとは構造が異なり、また、これには遮光膜は不
要であるので、補助容量も同時に形成するのは難しかっ
た。本発明は、このような問題を解決し、フォトマスク
は2枚のままで、TFT部に遮光膜を形成することがで
き、かつ、補助容量も形成可能な画素駆動用素子の製造
方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画素駆動用素子の製造方法は、TFT部の
遮光膜については、アクティブマトリクス液晶表示装置
等の画素駆動用素子の製造方法において、正スタガ型の
TFTを形成する工程において、透明な基板上に第1フ
ォトマスクを用いて遮光膜を形成後、前記遮光膜のパタ
ーンをマスクとして前記基板の裏面方向から裏面露光を
施すことによって、前記基板の表側に施された層に前記
TFTのチャネル部の穴開けを行なうようにしている。
また、補助容量については、アクティブマトリクス液晶
表示装置等の画素駆動用素子の製造方法において、正ス
タガ型のTFTを形成する工程において、透明な基板上
に第1フォトマスクを用いて遮光膜を形成後、前記遮光
膜のパターンをマスクとして前記基板の裏面方向から裏
面露光を施すことによって、前記基板の表側に施された
層に前記TFTのチャネル部の穴開けを行ない、その
後、前記穴開けがなされた層上に半導体層を設け、さら
にその上に絶縁膜を介して導電膜を施し、第2フォトマ
スクを用いて前記TFT部分と所定の部分を除去工程に
よって分離し、前記所定の部分を補助容量とするように
している。
【0005】
【作用】このようにすると、フォトマスクの枚数を増や
すことなく、遮光膜を形成できる。従って、素子の特性
が劣化することがなく、表示品質の向上が図れるととも
に、製造コストは低減でき歩留まりも向上する。また、
TFTのチャネル部の穴開けのための裏面露光は、形成
した遮光膜をマスクとして用いることができるため、セ
ルフアライメントで行なえ、パターンとしての品質もよ
くなる。さらに、補助容量も同時に低コストで形成で
き、有効である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ、
説明する。図2に、本発明の製造方法を用いて、画素駆
動用素子を形成する工程を示す。工程は、(a)から
(f)へと進行する。まず、(a)では、ガラス基板10
上に、Cr層20’を蒸着する。(b)では、第1フォト
マスク(不図示)を使用して、TFTのチャネル部分の
みに、Crを残すように遮光膜20を形成した後、絶縁膜
(SiN)21を全面に形成する。第1フォトマスクによ
る露光工程では、フォトマスクのパターンによってポジ
レジストでもネガレジストでも構わない。(c)では、
絶縁膜21上に、ITO22を成長させ、ITO22とその上
に形成されるa−Siの接続を円滑に行なわせるための
n+ a−Si23を成長させ、ネガレジスト24を塗布し、
裏面から紫外線を照射する。ここでは、遮光膜20をマス
クとするため、ネガレジストでなければならない。
(d)で、工程(c)で露光されることによって、遮光
膜20以外の部分が固まったネガレジスト24の固まってい
ない部分、即ち遮光膜20の上部のTFTのチャネル部を
エッチングし、同様にn+ a−Si23及びITO22もエ
ッチングして除去する。(e)では、(d)で固まった
ネガレジスト24を除去後、TFTのチャネルとなるa−
Si:H25、絶縁のための絶縁膜(SiN)26、TFT
のゲートのアルミニウム27を順に積層する。(f)で、
第2フォトマスク(不図示)を使用して、TFT部分T
と補助容量部分C以外の部分を除去する。この工程にお
いても、レジストはポジでもネガでも構わない。
【0007】図2に示したような工程で作成された画素
駆動用素子の断面図を図1に、パターンの平面図を図3
に、回路図を図4に示す。これらは、いずれもアレー状
に形成されるうちの1つについて示したものである。図
1は、図3のA-A'断面図の一部である。これは、図2の
(f)と同様であるので、説明は省略する。図3におい
て、斜線がアルミニウムパターン27、それ以外がITO
パターン22であり、このITOはTFTのソースとドレ
インの区別のため、ソース側に点を入れている。S、
G、Dがそれぞれ、TFTのソース、ゲート及びドレイ
ンであり、上述のように、ゲートGはアルミニウム、ソ
ースS及びドレインDはITOで形成されている。TF
TのゲートGのソースS並びにドレインDのパターンと
重なっていない部分にCrの遮光膜20が形成されてい
る。補助容量Cは、TFTのドレインD側のITOパタ
ーンとアルミニウムパターンの重なった部分であり、こ
れにより、TFTのドレインDの電圧が保持できるの
で、良好な表示が行なえる。図4の回路図で、TFTの
ソースSに画像信号が入力され、ゲートGに走査信号が
入力される。ゲートGのON時にドレインD側に送られ
た画像信号によって画素電極30が表示(あるいは不表
示)を行ない、その電圧が補助容量Cに保持される。C
OMはコモン配線である。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォトマスクは2枚のままで、TFTの遮光膜の形成が
可能になるので、表示用の光のためにTFTの素子とし
ての特性が劣化するようなことがない。また、補助容量
の形成も同時に行なえる。従って、フォトマスクが最少
枚数で製造コストが低減でき、かつ、表示品質の向上が
図れる。さらに、遮光膜のパターンをマスクとして使用
していることにより、セルフアライメントのパターン形
成が可能で、パターンとしての品質もよい。これは、今
後、大画面表示のための大型基板への展開を図る場合に
も、マスク合わせが不要であることから有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した画素駆動用素子の断面図。
【図2】 画素駆動用素子の作成工程を示す図。
【図3】 画素駆動用素子のパターンの平面図。
【図4】 画素駆動用素子の回路図。
【図5】 従来の画素駆動用素子の断面図。
【符号の説明】
10 ガラス基板 11 ITO 12 n+ a−Si 13 a−Si:H 14 絶縁膜(SiN) 15 アルミニウム 20 遮光膜(Cr膜) 21 絶縁膜(SiN) 22 ITO 23 n+ a−Si 24 ネガレジスト 25 a−Si:H 26 絶縁膜(SiN) 27 アルミニウム 30 画素電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 孝 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブマトリクス液晶表示装置等の
    画素駆動用素子の製造方法であって、 正スタガ型の薄膜トランジスタを形成する工程におい
    て、透明な基板上に第1フォトマスクを用いて遮光膜を
    形成後、前記遮光膜のパターンをマスクとして前記基板
    の裏面方向から裏面露光を施すことによって、前記基板
    の表側に施された層に前記薄膜トランジスタのチャネル
    部の穴開けを行なうことを特徴とする画素駆動用素子の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 アクティブマトリクス液晶表示装置等の
    画素駆動用素子の製造方法であって、 正スタガ型の薄膜トランジスタを形成する工程におい
    て、透明な基板上に第1フォトマスクを用いて遮光膜を
    形成後、前記遮光膜のパターンをマスクとして前記基板
    の裏面方向から裏面露光を施すことによって、前記基板
    の表側に施された層に前記薄膜トランジスタのチャネル
    部の穴開けを行ない、その後、前記穴開けがなされた層
    上に半導体層を設け、さらにその上に絶縁膜を介して導
    電膜を施し、第2フォトマスクを用いて前記薄膜トラン
    ジスタ部分と所定の部分を除去工程によって分離し、前
    記所定の部分を補助容量とすることを特徴とする画素駆
    動用素子の製造方法。
JP33404691A 1991-11-22 1991-11-22 画素駆動用素子の製造方法 Pending JPH05142575A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001109019A (ja) * 1999-05-13 2001-04-20 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
JP2002352955A (ja) * 2001-03-19 2002-12-06 Seiko Epson Corp 表示装置の製造方法及び表示装置並びに電子機器
US8866142B2 (en) 2011-02-09 2014-10-21 Samsung Display Co., Ltd. Display device and manufacturing method thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001109019A (ja) * 1999-05-13 2001-04-20 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
JP2002352955A (ja) * 2001-03-19 2002-12-06 Seiko Epson Corp 表示装置の製造方法及び表示装置並びに電子機器
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