JPH05142338A - ミリ波レーダ距離速度測定装置 - Google Patents

ミリ波レーダ距離速度測定装置

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JPH05142338A
JPH05142338A JP31076391A JP31076391A JPH05142338A JP H05142338 A JPH05142338 A JP H05142338A JP 31076391 A JP31076391 A JP 31076391A JP 31076391 A JP31076391 A JP 31076391A JP H05142338 A JPH05142338 A JP H05142338A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は連続波レーダの送信信号に周波数変
調を施し同時に目標からの反射信号を受信して距離、速
度を測定するに際し、ノイズ等により測定されるビート
信号のピーク周波数がバラツキ、このため距離及び速度
が不安定になるのを防止することを目的をする。特に本
発明では複数の目標に対する信号処理装置に言及する。 【構成】 ミリ波レーダ距離速度測定装置において、ビ
ート信号を周波数分析して周波数変調の周波数の上昇側
及び下降側でそれぞれピーク周波数を求め、今回のピー
ク周波数が前回のピーク周数波数を中心とする所定幅の
範囲にあるときには、今回のピーク周波数を距離及び速
度を、今回のピーク周波数が上記所定幅の範囲にないと
きには、前回のピーク周波数を距離及び速度を導出する
ために用いる。複数の目標に対する上昇側及び下降側で
のピーク周波数について、同様にして求める。測定する
間の速度を一定として、今回の周波数を予測し、これを
前回のピーク周波数として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続波レーダの送信信号
に周波数変調を施し同時に目標からの反射信号を受信し
て距離、速度を測定するためのミリ波レーダ距離速度測
定装置に関する。特に本発明ではノイズ等により測定さ
れるビート信号のピーク周波数がバラツキ、このため距
離及び速度が不安定になるのを防止することを目的をす
る。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野のミリ波レーダ距離
速度測定装置に関する技術としては、「レーダ技術」
(社団法人:電子情報通信学会)に記載されたものがあ
った。連続波レーダの送信信号の送信信号に周波数変調
を施して適当に繰り返して行い、受信信号とビートをと
ると、ビート周波数fは、 f=4R・fm・Δf/c …(1) として表せる。ここにRは目標までの距離、fmは周波
数変調の繰り返し周波数、Δfは周波数偏移幅、cは光
速を表す。従ってビート周波数fが得られると目標まで
の距離が求められる。
【0003】次に目標が移動している場合には、ドップ
ラ効果により送信信号と受信信号との関係では、ビート
信号周波数fは、固定した目標の場合のビート信号周波
数fにドップラ周波数fpが重畳し、その方向が各変調
サイクル毎に上昇(up)又は降下(down)を交互
に変わり、ドップラ周波数fpを、 fp=2・f0・V/c …(2) ここでf0は送信中心周波数でf0=N/fs、N:F
FT(高速フーリエ変換器)のポイント数、fs:サン
プリング周波数、V:目標との相対速度と表し、とする
と、すなわち目標に対してビート信号の上昇側及び下降
がわの周波数は下記のように表せる。
【0004】fu(up)=f−fp …(3) fd(down)=f+fp …(4) したがって変調の各半サイクル毎に、fu(up)とf
d(down)を別々に測定すれば、 f={fu(up)+fd(down)}/2 …(5) fp={fu(up)−fd(down)}/2 …(6) として信号を処理して、すなわちこのf、fpから目標
の距離と速度をそれぞれ別々に求めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のミリ波
レーダ距離速度測定装置では目標が単一の場合には、上
述のビート信号の波形が正弦波をなすため、このビート
信号をパルスカウントして距離等が数十msec毎に計測さ
れていた。しかしながら従来のミリ波レーダ距離速度測
定装置を、例えば自動車に搭載して使用し計測結果を出
すのに瞬間、瞬間の実データのみで計算すると移動する
目標の数による上記正弦波が歪みや、目標での反射状態
により、該ビート信号の計測結果にバラツキが生じて速
度及び距離表示が不安定になるという問題がる。
【0006】したがって本発明は上記課題に鑑みビート
信号の計数測定にバラツキを防止して距離及び速度を安
定に表示できるミリ波レーダ距離速度測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、連続波レーダの送信信号の送信信号に周
波数変調を施して適当に繰り返して行い、受信信号と送
信信号とのビート信号から距離及び速度を求めるミリ波
レーダ距離速度測定装置において、前記ビート信号を高
速フーリエ変換器(FFT)を用いて周波数分析して前
記周波数変調の周波数の上昇側及び下降側でそれぞれピ
ーク周波数を求める。このピーク周波数分析は変調周期
毎に連続的に行われる。今回のピーク周波数が前回のピ
ーク周数波数を中心とする所定幅の範囲にあるときに
は、該今回のピーク周波数を距離及び速度を導出するた
めに用い、該今回のピーク周波数が上記所定幅の範囲に
ないときには、該前回のピーク周波数を距離及び速度を
導出するために用いる。また、複数の目標に対する上昇
側及び下降側でのピーク周波数についても同様に、該今
回のピーク周波数が該前回のピーク周数波数を中心とす
る所定幅の範囲にあるときには、該今回のピーク周波数
を距離及び速度を導出するために用い、該今回のピーク
周波数が上記所定幅の範囲にないときには、該前回のピ
ーク周波数を距離及び速度を導出するために用いる。さ
らに、該今回のピーク周波数と該前回のピーク周数波数
とを測定する間の速度を一定として、該今回の周波数を
予測し、該今回の周波数と該予測値を比較して、該今回
のピーク周波数が該前回のピーク周数波数を中心とする
該所定幅の範囲にあるときには、該今回のピーク周波数
を距離及び速度を導出するために用い、該今回のピーク
周波数が上記所定幅の範囲にないときには、該前回のピ
ーク周波数を距離及び速度を導出するために用いる。逆
に過去の複数の距離及び速度からそれぞれ線型予測によ
り今回の距離及び速度を求め、この距離及び速度から今
回の上昇側及び下降側のピーク周波数を予測するように
してもよい。
【0008】
【作用】本発明のミリ波レーダ距離速度測定装置によれ
ば、今回のピーク周波数が前回のピーク周数波数を中心
とする所定幅の範囲にあるときには、該今回のピーク周
波数を距離及び速度を導出するために用い、該今回のピ
ーク周波数が上記所定幅の範囲にないときには、該前回
のピーク周波数を距離及び速度を導出するために用いる
ことにより、ビート信号のFFTの結果がノイズ等の影
響でバラツイテも一度目標を捕らえると、それを基準に
ピーク周波数を対応をとるため安定した距離及び速度を
得ることができる。また同一目標を捕らえているという
情報も得ることができる。複数の目標に対する上昇側及
び下降側でのピーク周波数についても同様にすることに
より、FFTで捕らえられた全てのピーク周波数に対し
て安定した距離及び速度を導出できる。さらに、該今回
のピーク周波数と該前回のピーク周数波数とを測定する
間の速度を一定として、該今回の周波数を予測し、該今
回の周波数と該予測値を比較するようにしたので、前回
のピーク周波数がノイズ等で連続してバラツイテも予測
値により安定して、その後にノイズ等がなくなってもそ
の間のピーク周波数を予測しているので今回のピーク周
波数を上記所定幅の範囲に捕らえてその後も安定して距
離及び速度を提供できる。過去の複数の距離及び速度か
ら今回の上昇側及び下降側のピーク周波数を予測するこ
とによって予測精度が向上する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るミリ波レーダ距
離速度測定装置の全体構成を示す図である。本図に示す
ミリ波レーダ距離速度測定装置は、三角波変調の連続波
信号を送信しこれと目標で反射した受信信号とを混合し
てビート信号を形成するセンサ1と、サンプリングした
ときに該センサ1の信号が折り返しをおこさないように
高域信号を除去する低域通過フィルタ2と、該低域通過
フィルタ2からのアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D(Analog to Digital Converter)変換器3
と、該A/D変換器3からのディジタル信号に変換され
たビート信号を周波数分析し、距離及び速度の信号に処
理するためにDSP(Digital Signal Processor) で構
成される信号処理部4と、該信号処理部4で得られた距
離及び速度データを表示するための制御を行うコントロ
ーラ5と、該コントローラ5で制御されたデータを表示
する表示部6とを含む。
【0010】図2は図1のセンサの出力信号の形成を示
す図である。本図(a)の実線で示すように、センサ1
から3角波変調の連続の送信信号が送信され、点線で示
すように目標で反射された信号がセンサ1で受信され
る。さらに本図(b)に示すように、3角波変調の上昇
側でビート信号fuと下降側でビート信号fdが図示し
ない混合器で形成される。なお、本図に用いられている
記号、符号は従来技術で説明したものと同様である。
【0011】図3は図1に示す信号処理部の構成を示す
図である。本図に示すように、該信号処理部4は、周波
数変調の繰り返し周波数fmに関して単位時間1/fm
とした間隔で該A/D変換器3からのビート信号の周波
数をFFT(高速フーリエ変換器)で分析する周波数分
析部41と、該周波数分析部41で分析されて求められ
たビート信号の分析結果である上昇側及び下降側のピー
ク周波数Au及びAdを記憶する記憶部42と、該周波
数分析部41からのピーク周波数と該記憶部42からの
前回のピーク周波数を比較する比較部43と、通常は該
周波数分析部41からの信号を出力し該比較部43から
の制御信号があったときに該記憶部42からの出力信号
を出力するスイッチ部44とを含む。
【0012】図4は図3に示す信号処理部による信号処
理のフローチャートである。本図に示すように、該周波
数分析部41でピーク周波数が求められ(ステップ
1)、該記憶部42で該ピーク周波数が記憶更新される
(ステップ2)。該比較部43では、該周波数分析部4
1からの今回入力したAu(T)及びAd(T)と該記
憶部42からの前回入力したAu(T−1)及びAd
(T−1)とを比較して、下記式が満たされるか否かを
判断する。
【0013】 Au(T−1)−Δ≦Au(T)≦ Au(T−1)+Δ …(7) Ad(T−1)−Δ≦Ad(T)≦ Ad(T−1)+Δ …(8) ここでTは上述の単位時間1/fmにより計測される時
間である。さらにΔは該単位時間1/fmの間に目標が
相対的に移動するとによって変化し得る該Au(T)及
びAd(T)の変化量やノイズを考慮して決定され、例
えばΔを距離に換算すれば約2mに設定してもよい(ス
テップ3)。これは自動車間の相対速度を例えば100
Km/、1/fm=50msecとしてこの間に目標が
移動する距離が約1.4mに相当することに対応する。
上記式が満たされれば、後段に今回入力したAu
(T)、Ad(T)が送出される(ステップ4)。逆に
上記式が満たされなければ、今回入力したAu(T)、
Ad(T)に代わって前回入力したAu(T−1)、A
d(T−1)が該スイッチ部44によって後段に送出さ
れる(ステップ5)。この場合には、該記憶部42では
該Au(T)、Ad(T)に代わってAu(T−1)、
Ad(T−1)が記憶されつぎの比較の基準になる。
【0014】図5は図4のフローチャートで処理される
信号の状態を示す図である。本図は上記信号処理を理解
し易くするため上昇側についてのみ説明するものであ
り、本図を参照しながら要約すれば、前回の信号と比較
して今回の信号が所定幅にあれば、今回の信号が正しい
と判断これを用いるが今回の信号が所定幅になければノ
イズの影響を受けているとして除外する。したがって、
目標が一度捕らえられると、それを基準に周波数のピー
クの対応をとるため結果を安定して捕らえることができ
かつ同じ目標をとらえているという情報をも得ることが
できる。
【0015】以上の説明では目標が単一の場合を対象と
したが、目標が複数の場合であっても適用できる。以下
にその説明を行う。t=Tのとき目標A、Bがとらえら
れ、そのピーク周波数を(Au、Ad)、(Bu、B
d)であったとする。図6は複数の目標の場合に処理さ
れる信号の状態を示す図である。本図では上昇側のピー
ク周波数について示し、t=T+1でのピーク周波数a
1、b1が得られ、Au(T)−Δ≦a1≦ Au
(T)+Δを満たすのでピーク周波数a1は目標Aに対
応する。同様に、b1も目標Bに対応する。以下t=T
+2、T+3のとき、a2は目標A、c2は目標B、a
3は目標A、c3は目標Bに対応する。下降側について
も同様の処理を行い、目標Aに対応するものが順にx
1、x2、y3、目標Bに対応するものがy1、z2、
z3であったとすると下記のようになる。
【0016】 t : T T+1 T+2 T+3 目標A:(Au、Ad)(a1、x1)(a2、x2)(a3、y3) 目標B:(Bu、Bd)(b1、y1)(c2、z2)(c3、z3) 上式(5)、(6)により、それぞれの組み合わせで
f、fpを求め、これより距離、速度が安定して得られ
る。図6において上昇側にあるb1、b2は目標A、B
にも属さず、新たな目標とも解されるが、下降側に対応
するピーク周波数がないのでノイズと判断される。かく
して従来では測定された複数のピーク周波数がある場合
にはどの目標に属するか否か判断が困難であったが本実
施例により同一目標に対するものであることが安定して
認識できるようになった。
【0017】以上の説明では今回のピーク周波数と前回
のピーク周波数とを直接比較したが、今回のピーク周波
数が連続してノイズによると判断され、前回のピーク周
波数が更新されないため、次に今回のピーク周波数がノ
イズによるものではなく真のものでも上記Δの範囲に入
らなくなる虞がある。したがって前回のピーク周波数か
ら下記のように今回のピーク周波数を予測して、該予測
値と今回のピーク周波数とを比較する。
【0018】上記式(5)、(6)より、直接距離、速
度を求めると下記のようになる。 R=(c/(4・Δf))・(N/fs)・(fu+fd) …(9) V=(c・fs)/(4・f0・N)・(N/fs)・(fu−fd) …(10) なお下線部分はFFT周波数分解能で正規化される。
【0019】したがって距離R、速度Vは下記のように
省略されて表せる。 R=a・(fu+fd) …(11) V=b・(fu−fd) …(12) ここでa、bは(9)、(10)式から得られる定数で
ある。 a=(c/(4・Δf))・(N/fs) …(13) b=(c・fs)/(4・f0・N)(N/fs)…(14) そこで速度Vを一定として、前回から今回までの測定時
間をΔtとすると距離R0は下記式で表せる。
【0020】R0=V・Δt+R …(15) よって今回得られる上昇側及び下降側のピーク周波数を
それぞれfu1及びfd1とすると、R0、Vは下記式
になる。 R0=a・(fu1+fd1) …(16) V=b・(fu1−fd1) …(17) これより、 (fu1+fd1)=R0/a …(18) (fu1−fd1)=V/b …(19) ここで、 R0=a・(fu+fd)+Δt・b・(fu−fd)…(20) したがって、(18)、(19)式より、 fu1=1/2・(R0/a−V/b) =1/2・(fu+fd+(b/a)・Δt・(fu−fd) −(fu−fd)) =fu+(b/2a)・Δt・(fu−fd) …(21) fd1=1/2・(R0/a+V/b) =1/2・(fu+fd+(b/a)・Δt・(fu−fd) +(fu−fd)) =fd+(b/2a)・Δt・(fu−fd) …(22) この予測値fu1及びfd1を図3の例えば比較部43
で演算させて、これを前回のピーク周波数として今回の
ピーク周波数と比較するようにしてもよい。かくして目
標に対するピーク周波数の測定の安定性が増加する。
【0021】次に予測値fu1及びfd1の精度を向上
する手段について説明する。ビート信号のFFTの結果
ではノイズ等の影響でバラツキがあり一方実際得られる
べき結果についてその変化が小さいものである。したが
って、過去のデータ又は結果を数ブロック分フィルタ処
理してその結果のデータを組み合わせて計測の安定を図
る手段について以下に説明する。
【0022】図7は(11)及び(12)式から得られ
た速度信号Vから予測速度信号V0を推定する回路を示
す。本図(a)に示す回路は、FIRフィルタで構成さ
れ、例として単位時間1/fmだけ信号をそれぞれ遅延
するために直列接続する4つの遅延器と、各該遅延器の
出力に接続され、各計数1/4を有する乗算器と、各該
乗算器の出力を加算する加算器からなり、これによって
本図(b)に示すように、過去の時間T−4、T−3、
T−2及びT−1の速度信号からTにおける速度信号V
0を予測できる。
【0023】図8は(11)及び(12)式から得られ
た距離信号R0から予測距離信号R00を推定する回路
を示す。本図(a)に示す回路は、FIRフィルタで構
成され、例として単位時間1/fmだけ信号をそれぞれ
遅延するために直列接続する4つの遅延器と、入力側か
ら第一段の遅延器の出力及び最終段の遅延器の出力に接
続され、各計数−1/3及び4/3を有する乗算器と、
各該乗算器の出力を加算する加算器とからなり、これに
よって本図(b)に示すように、過去の距離信号による
データが短時間では直線性を有するものとして、過去の
時間T−4、T−3、T−2及びT−1の速度信号から
Tにおける距離信号R00を予測できる。こようにして
得られた速度信号V0及び距離信号R00について(1
6)及び(17)からfu1及びfd1を求めることに
より、さらに予測値の精度が向上することになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、今
回のピーク周波数が前回のピーク周数波数を中心とする
所定幅の範囲にあるときには、該今回のピーク周波数を
距離及び速度を導出するために用い、該今回のピーク周
波数が上記所定幅の範囲にないときには、該前回のピー
ク周波数を距離及び速度を導出するために用いるように
したので、安定した距離及び速度を得ることができる。
また複数の目標に対する上昇側及び下降側でのピーク周
波数についても同様にし各目標にたいしても同様の効果
がえられる。さらに、該今回のピーク周波数と該前回の
ピーク周数波数とを測定する間の速度を一定として、該
今回の周波数を予測し、該今回の周波数と該予測値を比
較するようにして前記と同様に距離及び速度を得るよう
にしたので、安定度が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るミリ波レーダ距離速度測
定装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1のセンサの出力信号の形成を示す図であ
る。
【図3】図1に示す信号処理部の構成を示す図である。
【図4】図3に示す信号処理部による信号処理のフロー
チャートである。
【図5】図4のフローチャートで処理される信号の状態
を示す図である。
【図6】複数の目標の場合に処理される信号の状態を示
す図である。
【図7】(18)及び(19)式に用いられている速度
信号Vを求める回路を示す。
【図8】(18)及び(19)式に用いられている距離
信号R0を求める回路を示す。
【符号の説明】
1…センサ 2…低域通過フィルタ 3…A/D変換器 4…信号処理部 5…コントローラ 6…表示器 41…周波数分析部 42…記憶部 43…比較部 44…スイッチ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続波レーダの送信信号の送信信号に周
    波数変調を施して適当に繰り返して行い、受信信号と送
    信信号とのビート信号から距離及び速度を求めるミリ波
    レーダ距離速度測定装置において、 前記ビート信号を周波数分析して前記周波数変調の周波
    数の上昇側及び下降側でそれぞれピーク周波数を求め、
    今回のピーク周波数が前回のピーク周波数を中心とする
    所定幅の範囲にあるときには、該今回のピーク周波数を
    距離及び速度を導出するために用い、該今回のピーク周
    波数が上記所定幅の範囲にないときには、該前回のピー
    ク周波数を距離及び速度を導出するために用いることを
    特徴とするミリ波レーダ距離速度測定装置。
  2. 【請求項2】 複数の目標に対する上昇側及び下降側で
    のピーク周波数について、該今回のピーク周波数が該前
    回のピーク周数波数を中心とする所定幅の範囲にあると
    きには、該今回のピーク周波数を距離及び速度を導出す
    るために用い、該今回のピーク周波数が上記所定幅の範
    囲にないときには、該前回のピーク周波数を距離及び速
    度を導出するために用いる請求項1記載のミリ波レーダ
    距離速度測定装置。
  3. 【請求項3】 該今回のピーク周波数と該前回のピーク
    周数波数とを測定する間の速度を一定として、該今回の
    周波数を予測し、該今回の周波数と該予測値を比較し
    て、該今回のピーク周波数が該前回のピーク周数波数を
    中心とする該所定幅の範囲にあるときには、該今回のピ
    ーク周波数を距離及び速度を導出するために用い、該今
    回のピーク周波数が上記所定幅の範囲にないときには、
    該前回のピーク周波数を距離及び速度を導出するために
    用いる請求項1記載のミリ波レーダ距離速度測定装置。
  4. 【請求項4】 受信信号と送信信号とのビート信号から
    得られた過去の複数の距離及び速度からそれぞれ線型予
    測により今回の距離及び速度を求め、この距離及び速度
    から今回の上昇側及び下降側の予測ピーク周波数を推測
    する請求項3記載のミリ波レーダ距離速度測定装置。
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