JPH05141538A - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JPH05141538A
JPH05141538A JP30219691A JP30219691A JPH05141538A JP H05141538 A JPH05141538 A JP H05141538A JP 30219691 A JP30219691 A JP 30219691A JP 30219691 A JP30219691 A JP 30219691A JP H05141538 A JPH05141538 A JP H05141538A
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JP
Japan
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bearing
annular groove
boss
valve
valve rod
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Masayuki Kondo
正行 近藤
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁棒の軸受部の分解作業を容易に行えるよう
にする。 【構成】 弁棒3の軸受部4、5における固定側部材で
ある軸受ボス6と軸受部材7の嵌合部に環状溝14を形
成し、軸受ボス6の内周面の環状溝14に臨む部分に外
向きの段面16が形成されるように環状溝14の外側端
部に大径の段部15を設け、軸受ボス6に環状溝14に
連通する油圧供給穴17を設け、環状溝14に油圧を供
給して軸受部材7に周方向に均一な抜き出し力を作用さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバタフライ弁に関し、特
に弁棒の軸受部の分解作業の容易化を図ったバタフライ
弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバタフライ弁は、弁箱内に弁棒に
固定された弁体を配置し、弁棒を回転して弁体の回転位
置を切り換えることによって弁箱内に設けられた流体通
路を開閉するように構成されており、弁棒は弁箱の上下
に設けた軸受部にて回転自在に支持されている。
【0003】図3を参照して説明すると、31は弁箱、
32は弁体、33は弁棒であり、弁箱31の上部と下部
に軸受ボス34、35が設けられ、この軸受ボス34、
35にそれぞれ軸受部材36、37を嵌合して各軸受部
材36、37に保持されたブッシュ38を介して弁棒3
3の両端部を回転自在に支持している。
【0004】又、軸受部材36、37のブッシュ38を
交換したり、弁体32の上下両端のシールを行っている
シールリングを交換したりする際には軸受部材36、3
7を軸受ボス34、35から抜き出す必要があり、その
ために軸受部材36、37の端部フランジに螺合させた
押しボルト39の先端を軸受ボス34、35の端面に当
接させ、押しボルト39にて軸受ボス34、35の端面
を押圧することによってその反力で軸受部材36、37
を抜き出すように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に押しボルト39にて軸受部材36、37を抜き出す方
式では周方向に均等に抜き出し力を付与するのが難し
く、不均等に抜き出し力が作用することによって軸受部
材36、37が抜け出さずに逆に過大な力が加わって破
損してしまうことがあり、その除去に大変な手間がかか
るという問題があり、また上記のような抜き出し作業の
ために上下に大きな作業スペースが必要となり、そのた
め弁箱31を配管から取り外して別の場所で作業しなけ
ればならないこともある等、軸受部の分解作業が容易で
ないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、弁棒
の軸受部の分解作業を容易に行えるバタフライ弁を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁棒の軸受部
における固定側部材と軸受部材の嵌合部に環状溝を形成
し、固定側部材の内周面の環状溝に臨む部分に外向きの
段面が形成されるように環状溝の外側端部に大径の段部
を設け、固定側部材に環状溝に連通する油圧供給穴を設
けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の構成によると、固定側部材から軸受部
材を抜き出して軸受部を分解する必要が生じた場合に、
油圧供給穴から固定側部材と軸受部材の嵌合部に形成さ
れた環状溝内に油圧を供給すると、この環状溝の外側端
部に固定側部材に外向きの段面が形成されるような大径
の段部が設けられているので外向きの段面の面積と油圧
の積に対応した大きさの抜き出し力が軸受部材に作用
し、かつその抜き出し力は周方向に均一に作用するの
で、軸受部材は円滑に抜き出し方向に移動し、その後は
比較的に容易に軸受部材を抜き出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例のバタフライ弁を図
1、図2を参照して説明する。図1において、1は弁箱
であり、この弁箱1内にその流路を開閉する弁体2が配
設されている。弁体2は弁箱1にて回転自在に支持され
た弁棒3に固定されており、弁棒3の回転位置の切り換
えによって流路が開閉される。2aは、弁棒3に外嵌さ
れた弁体2のボスであり、テーパピン2bにて弁棒3に
固定されている。弁棒3は弁箱31の上部と下部に設け
られた軸受部4、5にて回転自在に支持されている。
【0010】上部と下部の軸受部4と5はほぼ同様の構
成であり、主として下部の軸受部5について図2を参照
して説明し、軸受部4については対応する構成要素に同
一の参照番号を付して説明を省略する。
【0011】軸受部5において、弁箱1の下端から固定
側部材である軸受ボス6が突設され、この軸受ボス6に
軸受部材7が挿入嵌合されている。8は軸受部材7の内
周に保持されたブッシュであり、弁棒3を回転摺動自在
に支持している。軸受部材7の内側端にはピン9aにて
シールリング9が取付けられ、弁体2のボス2aの両端
に設けられたリング10に相対回転自在に密接されてい
る。軸受部材7の外側端の外周には端部フランジ7aが
形成され、この端部フランジ7aと軸受ボス6とが結合
ボルト11にて締結されている。又、この端部フランジ
7aには先端が軸受ボス6の端面に当接して軸受部材7
の位置決めを行う位置調整ボルト12が螺合されるとと
もに固定ナット13にて固定されている。
【0012】軸受ボス6の内周と軸受部材7の外周との
嵌合部には環状溝14が形成されている。この環状溝1
4の外側端部には大径の段部15が設けられ、軸受ボス
6の内周面の環状溝14に臨む部分に外向きの段面16
が形成されている。また、環状溝14に連通するように
軸受ボス6の外周から油圧供給穴17が穿設されてい
る。さらに環状溝14の両側にはシール用のOリング1
8が配設されている。
【0013】図1において、上部の軸受部4の軸受部材
7には弁棒3の貫通孔19が設けられ、シール手段20
にてシールされている。又、下部の軸受部5において
は、弁棒3の先端に弁棒3の位置調整用の調整ボルト2
1の頭部が当接されて押え板22にて保持され、この調
整ボルト21が軸受部材7の外面に当接配置されたスラ
スト板23に螺合され、固定ナット24にて固定されて
いる。
【0014】以上の構成において、ブッシュ8やシール
リング9の交換を行うために、軸受ボス6から軸受部材
7を抜き出して軸受部4、5を分解する必要が生じた場
合には、油圧供給穴17から軸受ボス6と軸受部材7の
嵌合部に形成された環状溝14内に油圧を供給すると、
この環状溝14の外側端部に大径の段部15を設けて軸
受ボス6に外向きの段面16が形成されているため、軸
受部材6に形成されている環状溝14の両端面は外側の
端面14aの方が内側の端面14bよりも段面16の面
積だけ大きくなっており、そのためこの段面16の面積
と油圧の積に対応した大きさの抜き出し力が軸受部材7
に作用することになる。また、その抜き出し力は周方向
に均一に作用する。従って、油圧を供給すると軸受部材
7は破損するような恐れなく円滑に抜き出し方向に移動
する。こうして軸受部材7を少しでも抜き出すと、その
後は比較的に容易に軸受部材7を抜き出すことができ、
したがって作業スペースが狭くても容易に軸受部4、5
を分解してブッシュ8やシールリング9の交換を行うこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、軸受部を分解する必要
が生じた場合に、油圧供給穴から固定側部材と軸受部材
の嵌合部に形成された環状溝内に油圧を供給すると、こ
の環状溝の外側端部に固定側部材に外向きの段面が形成
されるような大径の段部が設けられているので外向きの
段面の面積と油圧の積に対応した大きさの抜き出し力が
軸受部材に作用し、かつその抜き出し力は周方向に均一
に作用するので、軸受部材を破損する恐れのない状態で
円滑に抜き出し方向に移動させることができ、その後は
比較的に容易に軸受部材を抜き出すことができ、しかも
油圧供給穴に油圧を供給するだけでよいので小さな作業
スペースでも分解が可能であり、軸受部の分解を短時間
で容易に行うことができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバタフライ弁の要部の縦断
面図である。
【図2】図1のA部の拡大断面図である。
【図3】従来例のバタフライ弁を一部破断して示した全
体斜視図である。
【符号の説明】
3 弁棒 4 軸受部 5 軸受部 6 軸受ボス(固定側部材) 7 軸受部材 14 環状溝 15 大径の段部 16 段面 17 油圧供給穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁棒の軸受部における固定側部材と軸受
    部材の嵌合部に環状溝を形成し、固定側部材の内周面の
    環状溝に臨む部分に外向きの段面が形成されるように環
    状溝の外側端部に大径の段部を設け、固定側部材に環状
    溝に連通する油圧供給穴を設けたことを特徴とするバタ
    フライ弁。
JP30219691A 1991-11-19 1991-11-19 バタフライ弁 Expired - Fee Related JP2661827B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065711A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Nippon Daiya Valve Co Ltd コンテナ用バタフライ弁
JP2014181801A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toshiba Corp バタフライ型蒸気弁
KR101520078B1 (ko) * 2014-05-29 2015-05-15 (주)서전발맥 어저스트 시스템이 장착된 돔 밸브
JP2015523485A (ja) * 2012-04-27 2015-08-13 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ベーン型ロータリアクチュエータに駆動される空気弁

Cited By (4)

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JP2015523485A (ja) * 2012-04-27 2015-08-13 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ベーン型ロータリアクチュエータに駆動される空気弁
JP2014181801A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toshiba Corp バタフライ型蒸気弁
KR101520078B1 (ko) * 2014-05-29 2015-05-15 (주)서전발맥 어저스트 시스템이 장착된 돔 밸브

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