JPH0564578U - 仕切弁 - Google Patents
仕切弁Info
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- JPH0564578U JPH0564578U JP1096392U JP1096392U JPH0564578U JP H0564578 U JPH0564578 U JP H0564578U JP 1096392 U JP1096392 U JP 1096392U JP 1096392 U JP1096392 U JP 1096392U JP H0564578 U JPH0564578 U JP H0564578U
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- valve
- sluice valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 導管とほぼ同肉厚の軽量の材料を使用して仕
切弁を製造することにより、運搬、設置の簡便な仕切弁
を提供すること。 【構成】 仕切弁の弁筐は、導管(1)自体と、導管(1)
とほぼ同肉厚の操作筒(5)とで形成されているので、仕
切弁が非常に軽量になるとともに、導管(1)と操作筒
(5)との嵌合部である環状起立部(4)の上端を弁座とし
ても利用できる。さらに、弁体(1)のゲート部(20)の移
動をガイドするインナーバー(7)が導管(1)内に溶接架
設してあるので、ダクタイル製よりも強度上劣る導管の
強度を補うことができる。
切弁を製造することにより、運搬、設置の簡便な仕切弁
を提供すること。 【構成】 仕切弁の弁筐は、導管(1)自体と、導管(1)
とほぼ同肉厚の操作筒(5)とで形成されているので、仕
切弁が非常に軽量になるとともに、導管(1)と操作筒
(5)との嵌合部である環状起立部(4)の上端を弁座とし
ても利用できる。さらに、弁体(1)のゲート部(20)の移
動をガイドするインナーバー(7)が導管(1)内に溶接架
設してあるので、ダクタイル製よりも強度上劣る導管の
強度を補うことができる。
Description
【0001】
本考案は、制水、制油さらには制ガス作業等に利用される仕切弁に関する。
【0002】
従来、例えば導管内を流れる水を一時的に、または長期間止めるような場合、 ダクタイル製の仕切弁を導管の途中に据え付け、仕切弁の弁体を下降させ止水を 行っていた。
【0003】
しかしながら、上記従来技術にあっては、仕切弁がダクタイルであるという理 由で、非常に重量があり、その運搬、取り付け時における煩雑さは無視できるも のではなかった。 さらには、仕切弁の重量のため、仕切弁の設置位置下方にはその仕切弁の重量 を支えるための支持台を必要とする場合が多かった。 本考案は、上記のような問題点に着目してなされたもので、導管とほぼ同肉厚 の軽量の材料を使用して仕切弁を製造することにより、運搬や設置の簡便な仕切 弁を提供することを目的とする。
【0004】
本考案の仕切弁は、導管の上方に開口部を有する環状起立部を形成し、前記環 状起立部にその外周の一部を包囲するように導管とほぼ同肉厚の操作筒を嵌合し 、環状起立部の上端を弁座部とするとともに、前記操作筒内には、開口部を除く 導管の内周と当接できるゲート部と、前記弁座部と当接できるディスク部とで構 成される弁体を上下動自在に内装し、さらに前記導管内には、ゲート部の移動を ガイドする少なくとも1本のインナーバーを溶接架設したことことを特徴として いる。
【0005】
仕切弁の弁筐は、導管自体と、導管とほぼ同肉厚の操作筒とで形成されている ので、仕切弁が非常に軽量になるとともに、導管と操作筒との嵌合部である環状 起立部の上端を弁座としても利用できる。さらに、弁体のゲート部の移動をガイ ドするインナーバーが導管内に溶接架設してあるので、ダクタイル製よりも強度 上劣る導管の強度を補うことができる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の仕切弁の作動断面図であり、仕切弁の右半分には、開弁状態が 、左半分には、閉弁状態が示されている。図2は仕切弁の一部破断斜視図である 。
【0007】 導管(1)は、溶接もしくはフランジ結合等で連結される配管(2)とほぼ同じ肉 厚の鋼板もしくはステンレス管であり、上方部には、開口部(3)を有する環状起 立部(4)が形成されている。この開口部(3)と環状起立部(4)の形成手段として は、例えば、バルジ式加工法で、管の内方より水圧等をかけ、図3に示すように 上方にその一部を膨らませ、その膨らみ部の一部をカットすることにより開口部 (3)と環状起立部(4)とを形成するようにしている。
【0008】 このバルジ式加工は、水圧をかける前に前もって導管(1)を型にはめ、導管( 1)を適宜最適な形状に変化させるものであり、導管(1)の直径幅で環状起立部( 4)が形成されるため、円形の開口部(3)の直径Rと導管(1)の直径Rとはほぼ 同径に形成される。
【0009】 この環状起立部(4)には、その外周の一部を包囲するように導管(1)とほぼ同 肉厚の鋼板もしくはステンレス管等の操作筒(5)が嵌合され、環状起立部(4)の 上端と操作筒(5)の内周に両者を接合するための溶接が施される。この溶接に使 用される溶剤としては、ステンレス溶剤が好ましく、溶接の肉盛は、環状起立部 (4)の上端から操作筒(5)の上方に行くに従い次第に薄肉にすることにより、な だらかなテーパー状の弁座(6)を形成している。
【0010】 また導管(1)の環状起立部(4)には、導管(1)の軸と垂直にインナーバー(7) が貫通され、導管(1)の貫通部分で溶接(8)により結合されている。
【0011】 操作筒(5)の上端にはフランジ(9)が溶接固定され、フランジ(9)の上部には 、操作筒(5)を密封する蓋(10)がボルト(11)によって固定されている。さらに、 蓋(10)の中心には、ステム操作部(12)、大径部(13)、そしてスクリュウロッド(1 4)よりなる操作ステム(15)が貫通され、操作ステム(15)は、蓋(10)に対して大径 部(13)で枢着されている。この大径部(13)は上下に軸受板(16)を介して、その上 からボルト(17)で固定される押さえ板(18)で押さえられている。
【0012】 (19)は、操作筒(5)内に上下動自在に内装された弁体であり、特に図2に示さ れるように、舌状をしたゲート部(20)と円盤状のディスク部(21)から成っている 。弁体(19)の中心部には縦穴(22)が穿設されており、縦穴(22)の適当な位置には キー溝(23)が形成されている。
【0013】 縦穴のキー溝(23)には、内周に雌ネジ部(24)を、外周にキー(25)を有する従動 シリンダ(26)が嵌合し、弁体(19)に対して回動できないようにして固定され、そ の上からネジ(27)で固定される押さえ板(28)で押さえられている。
【0014】 弁体(19)のゲート部(20)にはその形状を取り囲むようにU状溝(29)が、さらに ディスク部(21)にはその周囲に環状溝(30)が刻設されており、それらの溝内(29) (30)にはU状シール(31)そして環状シール(32)が一体に埋め込まれている。
【0015】 操作ステム(15)のスクリュウロッド(14)は、弁体(19)の従動シリンダ(26)に螺 入され、弁体(19)と操作ステム(15)との結合が行われる。従動シリンダ(26)はキ ー結合し、さらにはインナーバー(7)で弁体(19)の回転が規制されていることに より、ステム操作部(12)を回転すると、弁体(19)は操作筒(5)内および導管(1) 内を上下動することになる。
【0016】 開弁状態では、図1の右半分に示されるように、弁体(19)は操作筒(5)内に収 納される。閉弁状態では、図1の左半分に示されるように、ゲート部(20)のU状 シール(31)が断面U状の導管(1)内面に当接すると同時に、ディスク部(21)の環 状シール(32)が弁座(6)に当接し、完全な止水が達成される。
【0017】 このように仕切弁の弁筐は、導管(1)自体と、導管(1)とほぼ同肉厚の操作筒 (5)とで形成されているので、仕切弁が非常に軽量になるとともに、導管(1)と 操作筒(5)との嵌合部である環状起立部(4)の上端が弁座(6)として利用されて いるので、弁筐の製造が極めて簡素化される。
【0018】 また弁体(19)および押さえ板(28)を合成樹脂等で製造すると、仕切弁はさらに 軽量化される。
【0019】 さらに、弁体(19)のゲート部(20)の移動をガイドするインナーバー(7)が導管 (1)内に溶接架設してあるので、ダクタイル製よりも強度上劣る導管の強度を補 うことができる。 なお、インナーバー(7)はこの実施例では2本架設されているが1本でも、さ らに強度を高めるには、さらに本数を増やしてもよい。
【0020】
以上説明してきたように本考案にあっては、次に記載する効果が得られる。 (a) 仕切弁の弁筐は、導管自体と、導管とほぼ同肉厚の操作筒とで形成され ているので、仕切弁が非常に軽量になる。 (b) 導管と操作筒との嵌合部である環状起立部の上端が弁座として利用され ているので、弁筐の製造が極めて簡素化される。 (c) 弁体のゲート部の移動をガイドするインナーバーが導管内に溶接架設し てあるので、ダクタイル製よりも強度上劣る導管の強度を補うことができる。
【図1】実施例の仕切弁の作動断面図である。
【図2】同上の部分破断斜視図である。
【図3】同上の導管部分のみの中央断面図である。
【符号の説明】 (1)導管 (2)配管 (3)開口部 (4)環状起立
部 (5)操作筒 (6)弁座 (7)インナーバー (8)溶接 (9)フランジ (10)蓋 (11)ボルト (12)ステム操
作部 (13)大径部 (14)スクリュ
ウロッド (15)操作ステム (16)軸受板 (17)ボルト (18)押さえ板 (19)弁体 (20)ゲート部 (21)ディスク部 (22)縦穴 (23)キー溝 (24)雌ネジ部 (25)キー (26)従動シリ
ンダ (27)ネジ (28)押さえ板 (29)U状溝 (30)環状溝 (31)U状シール (32)環状シー
ル
部 (5)操作筒 (6)弁座 (7)インナーバー (8)溶接 (9)フランジ (10)蓋 (11)ボルト (12)ステム操
作部 (13)大径部 (14)スクリュ
ウロッド (15)操作ステム (16)軸受板 (17)ボルト (18)押さえ板 (19)弁体 (20)ゲート部 (21)ディスク部 (22)縦穴 (23)キー溝 (24)雌ネジ部 (25)キー (26)従動シリ
ンダ (27)ネジ (28)押さえ板 (29)U状溝 (30)環状溝 (31)U状シール (32)環状シー
ル
Claims (3)
- 【請求項1】 導管の上方に開口部を有する環状起立部
を形成し、前記環状起立部にその外周の一部を包囲する
ように導管とほぼ同肉厚の操作筒を嵌合し、環状起立部
の上端を弁座部とするとともに、前記操作筒内には、開
口部を除く導管の内周と当接できるゲート部と、前記弁
座部と当接できるディスク部とで構成される弁体を上下
動自在に内装し、さらに前記導管内には、ゲート部の移
動をガイドする少なくとも1本のインナーバーを溶接架
設したことことを特徴とする仕切弁。 - 【請求項2】 導管の環状起立部と操作筒との接合が溶
接であり、その溶剤部分を弁座として利用することを特
徴とする請求項1記載の仕切弁。 - 【請求項3】 仕切弁のゲート部の縁部にはU状シール
が、ディスク部の周縁部には環状シールがそれぞれ設け
られ、両シールがそれぞれ交点部で一体化されているこ
とを特徴とする請求項1記載の仕切弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096392U JP2532216Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 仕切弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096392U JP2532216Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 仕切弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564578U true JPH0564578U (ja) | 1993-08-27 |
JP2532216Y2 JP2532216Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=11764832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1096392U Expired - Lifetime JP2532216Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 仕切弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532216Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001063155A1 (fr) * | 2000-02-23 | 2001-08-30 | Tsukasa Industry Co., Ltd | Vanne tiroir pour poudre et matiere granulaire |
JP2015081621A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 岡山市 | 仕切弁の弁蓋撤去工法と弁撤去工法及び弁蓋撤去用アタッチメント |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102168176B1 (ko) * | 2019-04-30 | 2020-10-20 | 한국콘트롤공업 주식회사 | 슬라이드 밸브 |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1096392U patent/JP2532216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001063155A1 (fr) * | 2000-02-23 | 2001-08-30 | Tsukasa Industry Co., Ltd | Vanne tiroir pour poudre et matiere granulaire |
US6817593B2 (en) | 2000-02-23 | 2004-11-16 | Tsukasa Industry Co., Ltd. | Slide gate valve for powder and granular material |
JP2015081621A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 岡山市 | 仕切弁の弁蓋撤去工法と弁撤去工法及び弁蓋撤去用アタッチメント |
WO2015059939A1 (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-30 | 岡山市 | 仕切弁の弁蓋撤去工法、弁撤去工法、弁蓋撤去用アタッチメント及び仕切弁 |
US9759333B2 (en) | 2013-10-21 | 2017-09-12 | Okayama City | Gate valve bonnet removal method, valve removal method, attachment for removing bonnet, and gate valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2532216Y2 (ja) | 1997-04-09 |
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