JPH0514133Y2 - - Google Patents

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JPH0514133Y2
JPH0514133Y2 JP1986121799U JP12179986U JPH0514133Y2 JP H0514133 Y2 JPH0514133 Y2 JP H0514133Y2 JP 1986121799 U JP1986121799 U JP 1986121799U JP 12179986 U JP12179986 U JP 12179986U JP H0514133 Y2 JPH0514133 Y2 JP H0514133Y2
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JP
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compartment
refrigerator
air outlet
duct
ice
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、冷蔵庫、特に、各種食品をそれぞ
れ適切な温度で貯蔵することのできる冷蔵庫に関
するものである。
〔従来の技術〕
第7図は、たとえば実開昭55−54874号公報に
示す従来の冷蔵庫である。これは冷凍室2と冷蔵
室8と野菜室16にそれぞれ専用扉が配設された
もので、40は上記冷蔵室8の上部に配置された
低温ケース、4は冷却システムを構成する冷却
器、6は冷気強制循環用のフアン、18は上記冷
蔵室8内の温度を制御するダンパサーモである。
このように構成された冷蔵庫では、冷却器4で
冷却された冷気が、フアン6により、冷凍室2を
循環してこれを冷却する。冷蔵室8、野菜室16
および低温ケース40は、ダンパサーモ18で制
御された冷気が循環して所定温度に冷却される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、冷蔵室8には、冷却器4を収納した
冷却室に連通する吹出しダクトが設けられている
ため、次のような問題があつた。
すなわち、冷蔵室8の扉等を閉め忘れた状態が
長時間続くと、吹出しダクト壁面に氷結あるいは
着霜が生じ、その霜氷が霜取り時に融解し、吹出
しダクトの壁面を伝わつて冷蔵室8のダンパサー
モ18のバツフル面に達するので、霜取り後の冷
却運転時にバツフル面が凍結し、ダンパサーモ1
8が制御できなくなるという問題があつた。
この考案は、以上のような問題点を解消するた
めになされたもので、扉の閉め忘れ状態が長時間
続いても、ダンパサーモのバツフル面が氷結する
おそれのない冷蔵庫を得ることを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体を冷凍
室、冷蔵室等複数室に区画し、かつ、冷凍室と冷
却器を収納した冷却室とを区画する仕切壁内に冷
蔵室等へ冷気を送風する吹出しダクトの冷蔵室に
連通する吹出口に、前記ダクトの内壁面を伝わる
水分の貯溜部と、この貯溜部に設けた排水口とを
設けるとともに、前記吹出ダクトの冷却室に連通
する部分と前記貯溜部の間の内壁面に、落下する
氷結や着霜の塊を受容する突出片を設けたもので
ある。
〔作用〕
扉が長時間開放されたために、冷却室から冷蔵
庫へ連通する内壁面に付着した氷や霜は、霜取り
時に融けてダクト壁面を伝わり下方に流れてい
く。しかし、この融けた水は上記貯溜部に溜まる
ので、吹出しダクト終端のダンパサーモのバツフ
ル面にまで到達するおそれはない。
また、吹出しダクト内に氷結や着霜が生じ、そ
の塊がガサ落しても、大半は突出片で受容され、
貯溜部の吹出し口を塞ぐおそれはなく、ダンパサ
ーモのバツフル面に到達するおそれもない。
一方、貯溜部に溜つた水は、霜取り後の冷却運
転中に凍結し、この凍結した氷は、扉が閉められ
たときに、吹出しダクト内を冷気が循環するの
で、昇華する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図ないし第6図
によつて説明する。図において、1は冷蔵庫本
体、2はこの冷蔵庫本体1の貯蔵室の最上段に設
置された第1冷凍室で、その室内温度は、温度セ
ンサ(図示せず)で冷凍サイクルを構成する圧縮
機30の入切を制御することにより、冷凍食品を
保存できる温度(−18℃)以下に制御される。
10は第2冷凍室を左右に区画した一方の製氷
室で、第1冷凍室2の温度センサにより制御され
るが、製氷皿12に直接冷気が当る風路構造をな
しており、製氷スピードを早くするようになつて
いる。11は製氷室10の右側に配置された切換
室で、冷凍室にも低温室にも切換えられるよう単
独の風路が形成されている。この風路中にはダン
パサーモ13が配設されており、低温室として利
用する場合は、温度センサ14によりそのダンパ
13を開閉して、室温を約0℃に保つようになつ
ている。
3はこの第1冷凍室2、製氷室10、切換室1
1の後部に形成された冷却室で、冷却器4が収納
してある。
5はこの冷却室3の前面に配設された仕切壁
で、前側のグリル5aと後側のエヤーガイド5b
とを組み合わせて構成したもので、内部は隔板5
cで仕切られて冷蔵室8と製氷室10への吹出し
ダクトd1とd2が形成されており、上部に第1冷凍
室2用吹出口スリツト5d、下部に第1冷凍室2
用吹込口スリツト5e、さらにその下部に製氷室
10用吹出スリツト5fがそれぞれ開口してあ
る。6は上記冷却器4の上部吹出口スリツト5d
に近接設置された冷気循環用フアンで、冷却器4
で冷却された冷気を送り出している。
7は貯蔵室を構成する内箱、8は上記製氷室1
0と切換室11の下部に形成された冷蔵室で、こ
れら両室10,11とは中仕切壁9により区画さ
れている。この冷蔵室8には、前記仕切壁5に設
けた吹出口5gから中仕切壁9内部を貫通して冷
蔵室8の奥背面に設けた吹出口16に通じる吹出
しダクト15を通り、かつ、吹出口16に設置さ
れた冷蔵室ダンパサーモ18により制御された冷
気が吹出される。冷蔵室8は、この冷気によつて
所定温度に冷却される。
19は製氷室10の天井部を形成するととも
に、第1冷凍室2の床を兼ねた仕切部に着脱可能
なバスケツトである。また、このバスケツト前部
には第1冷凍室2の吸込口スリツト19aが開口
している。
20は前記中仕切壁9の表面に設けた製氷室1
0の吸込口である(第4図)。第1冷凍室2の戻
り冷気はバスケツト19の吸込口19aを通過し
て製氷室10内を通り、製氷室戻り冷気とともに
製氷室吸込口20を通過して冷却室3に帰還す
る。また、上記中仕切壁9の表面には、切換室1
1側に吸込口21、裏面に冷蔵室8の吸込口が配
設されていて、それぞれの戻り冷気は吸込口より
冷却室3に帰還する。
26は冷蔵室8の下部に設けた野菜室で、貯蔵
室の最下段に位置している。この野菜室16には
前面の引出し扉に連動して引出し可能な収納ケー
ス26aが配設されている。
27は冷蔵室8と野菜室26とを区画する仕切
板で、後部および前部に冷気の吹出口28と吸込
口29がそれぞれ開口している。25は第1冷凍
室2、製氷室10とを区画して、切換室11を形
成するための仕切部で、前部仕切部24と後部仕
切部23に分割されており、後部仕切部23には
切換室11の背面の冷却室3との間を仕切る仕切
壁が一体に形成されている。
前記仕切壁5内の切換室用吹出口5hは、後部
仕切部23に一体形成された吹出しダクト23d
につながつており(第3図)、切換室11背面に
設けた吹出口23fより切換室11につながつて
いる。
5iは冷蔵室8に通じる吹出しダクトd1の吹出
口5gに設けた環状の突出枠で、その周囲のダク
ト5の壁面とともに上方の壁面を伝わつて落下す
る水分の貯溜部Tを形成している。5jはグリル
5aの前面に開口した貯溜部Tの排水口である。
この排水口5jは、冷蔵室8への吹出口側で、前
記突出枠5iより低い位置に配設してある。5k
は、前記冷蔵室8への吹出しダクトd1と製氷室1
0への吹出しダクトd2とを仕切る仕切壁5cの前
記吹出しダクトd1側に設けた断面が略L字形で棚
状の突出片で、グリル5aの方向に傾斜してお
り、その前端とグリル5aとの間に僅かな間隙が
設けてある。
次に作用を説明する。
(1) 食品の詰めすぎ等により冷蔵室8等の扉が閉
まりきらずに長時間放置されたために吹出しダ
クトd1の内壁面に付着した氷、霜は、霜取り時
に融けてダクト壁面を伝わつて下方に流れる。
しかし、吹出口5gには水分の貯溜部Tが設
けられているので、融けた水はこの貯溜部Tに
溜り、ダクト15へ伝わることはない。溜つた
水は、霜取り後の冷却運転中に凍結し、その
後、閉め忘れた扉が閉鎖されれば、吹出しダク
トd1内に冷気が循環するので、貯溜部Tで凍結
した氷は昇華する。
(2) グリル5aの前面に排水口5jを設けたの
で、霜取り時に融けた水は貯溜部に溜り、その
排水口5jから流出する。したがつて、より長
期に亘つて扉の閉め忘れをしても水が貯溜部T
から溢れ出ることはない。
(3) 仕切壁5cに棚状の突出片5kを設けたの
で、その上部に付着した霜、氷が融けてダクト
d1の壁面を伝わつて水は、この突出片5kで受
け止められて、その前端からグリル5aの壁を
伝わり、貯溜部Tに導かれる。また、極端に多
量に付着した氷や霜は、霜取り時にダクト側壁
から熱せられるために、表面から徐々に融けず
に、ある程度の氷塊のまま、いわゆるガサ落ち
が生ずるが、これらは突出片5kにより受容さ
れるので、ガサ落ちした氷塊が吹出口5g内に
転落することはない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、冷却室から
冷蔵庫へ連通する吹出しダクトの、冷却室に連通
する部分と冷蔵室への吹出口に設けた貯溜部の間
の内壁面に突出片を設けたので、扉の締め忘れ等
により吹出しダクト内に氷結や着霜が生じ、多量
に付着した場合に氷や霜の塊がガサ落しても、大
半は突出片で受容され、氷や霜の塊が貯溜部の吹
出し口を塞ぐことがなく、またダンパサーモのバ
ツフル面に到達することはない。
また、突出片で受容された氷や霜の塊は融け
て、ダクト壁面を伝わつて貯溜部に溜りダンパサ
ーモのバツフル面に到達することはない。
したがつて、バツフル面が氷結するおそれはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例による冷蔵庫を
示す正面図、第2図は同冷蔵庫の扉を外した状態
を示す正面図、第3図は第2図のB−B断面図、
第4図は第2図のA−A断面図、第5図は冷蔵室
への吹出口を示す第4図に相当する断面図、第6
図は第3〜5図における仕切壁の分解斜視図、第
7は従来の冷蔵庫の断面図である。 図中、1は冷蔵庫本体、2は第1冷凍室、3は
冷却室、4は冷却器、5は仕切壁、Tは水分の貯
溜部、5gは吹出口、5iは突出枠、5jは排水
口、5kは突出片、d1は吹出しダクトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷蔵庫本体を冷凍室、冷蔵室等複数室に区画
    し、かつ、冷凍室と冷却器を収納した冷却室とを
    区画する仕切壁内に冷蔵室等へ冷気を送風する吹
    出しダクトを有する冷蔵庫において、前記吹出し
    ダクトの冷蔵室に連通する吹出口に、前記ダクト
    の内壁面を伝わる水分の貯溜部と、この貯溜部に
    設けた排水口とを設けるとともに、前記吹出ダク
    トの冷却室に連通する部分と前記貯溜部の間の内
    壁面に、落下する氷結や着霜の塊を受容する突出
    片を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
JP1986121799U 1986-08-08 1986-08-08 Expired - Lifetime JPH0514133Y2 (ja)

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JP1986121799U JPH0514133Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP1986121799U JPH0514133Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6329076U JPS6329076U (ja) 1988-02-25
JPH0514133Y2 true JPH0514133Y2 (ja) 1993-04-15

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ID=31011402

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