JPH0514111A - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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JPH0514111A
JPH0514111A JP16036491A JP16036491A JPH0514111A JP H0514111 A JPH0514111 A JP H0514111A JP 16036491 A JP16036491 A JP 16036491A JP 16036491 A JP16036491 A JP 16036491A JP H0514111 A JPH0514111 A JP H0514111A
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JP
Japan
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piezoelectric substrate
electrode
ground
lead
piezoelectric
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Withdrawn
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JP16036491A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Tanaka
充 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 圧電基板22の一方主面上に形成された第1
および第2の励振用電極23および24の双方に共通し
て対向するように、圧電基板22の他方主面上に形成さ
れたアース電極31に接続されるアース端子電極33
が、第1の励振用電極23と端子電極27とを接続する
引出しライン26と重なり合わないようにする。 【効果】 励振用電極とアース電極との間以外の部分で
不要な振動が生じることを防止し、たとえばディスクリ
ミネータにおける復調歪率特性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚みすべり振動を利
用する、圧電共振子に関するもので、特に、その電気的
特性の向上を図るための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には、この発明にとって興味ある従
来の厚みすべり振動を利用したセラミックディスクリミ
ネータを構成する短冊状の圧電共振子1が示されてい
る。
【0003】圧電共振子1は、短冊状の圧電基板2を備
える。図2において、この圧電基板2の一方主面上に形
成される要素が実線で示され、他方主面上に形成される
要素が破線で示されている。
【0004】圧電基板2の一方主面上には、第1の励振
用電極3および第2の励振用電極4が、圧電基板2の長
さ方向に並んで形成される。第2の励振用電極4は、第
1の励振用電極3より圧電基板2の長さ方向一方端部5
側に位置しており、かつ、これら第1および第2の励振
用電極3および4は、ともに、圧電基板2の長さ方向中
央部より一方端部5側に位置される。
【0005】また、圧電基板2の一方主面上には、第1
の励振用電極3に対して圧電基板2の長さ方向中央部を
通る第1の引出しライン6を介して接続される第1の端
子電極7が圧電基板2の長さ方向他方端部8に形成さ
れ、かつ第2の励振用電極4に対して第2の引出しライ
ン9を介して接続される第2の端子電極10が圧電基板
2の長さ方向一方端部5に形成される。
【0006】圧電基板2の他方主面上には、図2におい
て破線で示すように、第1および第2の励振用電極3お
よび4の双方に共通に対向するアース電極11が形成さ
れるとともに、アース電極11に対してアース引出しラ
イン12を介して接続されるアース端子電極13が圧電
基板2の長さ方向中央部に形成される。
【0007】このような構造の圧電共振子1において、
第1および第2の励振用電極3および4とアース電極1
1とが対向する部分が振動部分とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た圧電共振子1において、圧電基板2を介して対向する
のは、励振用電極3および4とアース電極11とだけで
なく、第1の引出しライン6とアース端子電極13と
も、圧電基板2を介して対向している。
【0009】このような圧電共振子1は、通常、分極処
理されたマザー圧電基板上に、励振用電極3,4、アー
ス電極11、引出しライン6,9,12ならびに端子電
極7,10,13となるべき導電膜を形成した後、この
マザー圧電基板を切断することにより得られるものであ
る。図2に示した圧電基板2の長辺は、このような切断
が実施された結果として与えられる。このような製造方
法によれば、アース端子電極13となるべき導電膜は、
他の導電膜、すなわち励振用電極3,4、アース電極1
1ならびに第1および第2の端子電極7,8と同様、マ
ザー圧電基板上に帯状に延びるように形成されるのが普
通である。そのため、切断により得られた圧電共振子1
において、アース端子電極13と第1の引出しライン6
とが一部において対向した状態となる。
【0010】このようなアース端子電極13と第1の引
出しライン6との重なりは、ここにおいても振動を生じ
させることになる。したがって、この不要な振動は、復
調歪率特性におけるリップルの発生の原因となり、復調
歪率特性を低下させている。
【0011】現状では、アース端子電極13にリード端
子を取付ける際の半田によって、上述した不要な振動の
ダンピングを行なっているが、半田量のばらつきおよび
半田付け面積のばらつき等により、不要な振動を確実に
ダンピングすることが困難である。
【0012】それゆえに、この発明の目的は、上述した
問題を解決し、電気的特性が向上される圧電共振子を提
供しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、短冊状の圧
電基板を備え、前記圧電基板の一方主面上には、第1の
励振用電極および第2の励振用電極が前記圧電基板の長
さ方向中央部より一方端部側において形成されるととも
に、前記第1の励振用電極には、前記圧電基板の長さ方
向中央部を通り前記圧電基板の長さ方向他方端部に向か
って延びる第1の引出しラインが接続され、かつ前記第
2の励振用電極には、前記圧電基板の長さ方向一方端部
に向かって延びる第2の引出しラインが接続され、前記
圧電基板の他方主面上には、前記第1および第2の励振
用電極の双方に共通に対向するアース電極が形成される
とともに、前記アース電極に対してアース引出しライン
を介して接続されるアース端子電極が前記圧電基板の長
さ方向中央部に形成された、厚みすべり振動を利用す
る、圧電共振子に向けられるものであって、上述した技
術的課題を解決するため、前記アース端子電極が、前記
第1の引出しラインに対向する部分において除去されて
いることを特徴としている。
【0014】
【作用】この発明によれば、アース端子電極が第1の引
出しラインに対向する部分において除去されているの
で、アース端子電極と第1の引出しラインとが対向する
ことがなくなり、そのため、これらの間に振動部分が形
成されることが防止される。
【0015】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、アース
端子電極と第1の引出しラインとの対向に起因する不要
な振動を抑制することができる。
【0016】そのため、たとえばディスクリミネータに
おける復調歪率特性のような電気的特性の向上を図るこ
とができる。
【0017】また、上述した電気的特性の向上によっ
て、前述したような量および面積においてばらつきが生
じやすい半田によるダンピングに頼る必要がないので、
圧電共振子の製造歩留まりの向上も期待できる。
【0018】また、このような圧電共振子と他の電気的
要素との接続に、半田ではなく、導電接着剤を用いる場
合、導電接着剤は、半田ほどダンピング効果がないた
め、アース端子電極と第1の引出しラインとの対向をな
くし、不要な振動を抑制することに特に意義がある。
【0019】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による厚みすべ
り振動を利用したセラミックディスクリミネータを構成
する圧電共振子21を示している。圧電共振子21は、
図2に示した従来の圧電共振子1と同様、短冊状の圧電
基板22を備える。図1においても、この圧電基板22
の一方主面上に形成される要素が実線で示され、他方主
面上に形成される要素が破線で示されている。
【0020】圧電基板22の一方主面上には、第1およ
び第2の励振用電極23および24が、たとえば、圧電
基板22の長さ方向に並んで形成される。第2の励振用
電極24は、第1の励振用電極23より圧電基板22の
長さ方向一方端部25側に位置しており、これら第1お
よび第2の励振用電極23および24は、ともに、圧電
基板22の長さ方向中央部より一方端部25側に位置し
ている。
【0021】また、圧電基板22の一方主面上には、第
1の励振用電極23に対して圧電基板22の長さ方向中
央部を通る第1の引出しライン26を介して接続される
第1の端子電極27が圧電基板22の長さ方向他方端部
28に形成され、かつ第2の励振用電極24に対して第
2の引出しライン29を介して接続される第2の端子電
極30が圧電基板22の長さ方向一方端部25に形成さ
れる。
【0022】また、圧電基板22の他方主面上には、第
1および第2の励振用電極23および24の双方に共通
に対向するアース電極31が形成される。アース電極3
1からは、アース引出しライン32が引出される。
【0023】ここまで述べた圧電共振子21に関する構
成は、前述した従来の圧電共振子1と実質的に同様であ
る。以下に、この実施例による圧電共振子21に特有の
構成について説明する。
【0024】アース電極31に対してアース引出しライ
ン32を介して接続されるアース端子電極33が、圧電
基板22の長さ方向中央部に形成されることは、図2に
示した従来の圧電共振子1の場合と共通しているが、こ
のアース端子電極33は、第1の引出しライン26と対
向する部分において除去されている。なお、アース端子
電極33に対して圧電基板22の幅方向に並んでダミー
電極34が形成されているが、このダミー電極34は、
圧電共振子21を得るため、前述したように、マザー圧
電基板が切断されたとき、隣の圧電共振子において形成
されるアース端子電極に連なる導電膜によって与えられ
たものである。したがって、このダミー電極34は、圧
電共振子21において特別な機能を果たすものではな
く、当然、形成されていなくてもよい。
【0025】圧電基板22は、たとえば、縦1.0mm
および横7.8mmの寸法を有している。また、アース
端子電極33は、横0.8mmの寸法を有しており、縦
の寸法は、圧電基板22の縦の寸法に依存する。しかし
ながら、これらの寸法にかかわらず、第1の引出しライ
ン26とアース端子電極33との間の平面上での距離3
5は、0.1mm以上であることが好ましい。なぜな
ら、実験によれば、距離35がこのように選ばれている
と、第1の引出しライン26とアース端子電極33との
対向による不要な振動をほぼ完全に抑制することができ
るからである。なお、アース端子電極33等の形成の精
度も考慮した場合、距離35は0.2mm以上に設定す
るのがさらに好ましい。
【0026】以上、この発明をディスクリミネータに関
連して説明したが、この発明は、さらにフィルタ等にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による圧電共振子21を示
す平面図である。
【図2】従来の圧電共振子1を示す平面図である。
【符号の説明】
21 圧電共振子 22 圧電基板 23 第1の励振用電極 24 第2の励振用電極 25 一方端部 26 第1の引出しライン 28 他方端部 29 第2の引出しライン 31 アース電極 32 アース引出しライン 33 アース端子電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 短冊状の圧電基板を備え、前記圧電基板
    の一方主面上には、第1の励振用電極および第2の励振
    用電極が前記圧電基板の長さ方向中央部より一方端部側
    において形成されるとともに、前記第1の励振用電極に
    は、前記圧電基板の長さ方向中央部を通り前記圧電基板
    の長さ方向他方端部に向かって延びる第1の引出しライ
    ンが接続され、かつ前記第2の励振用電極には、前記圧
    電基板の長さ方向一方端部に向かって延びる第2の引出
    しラインが接続され、前記圧電基板の他方主面上には、
    前記第1および第2の励振用電極の双方に共通に対向す
    るアース電極が形成されるとともに、前記アース電極に
    対してアース引出しラインを介して接続されるアース端
    子電極が前記圧電基板の長さ方向中央部に形成された、
    厚みすべり振動を利用する、圧電共振子において、 前記アース端子電極は、前記第1の引出しラインに対向
    する部分において除去されていることを特徴とする、圧
    電共振子。
JP16036491A 1991-07-01 1991-07-01 圧電共振子 Withdrawn JPH0514111A (ja)

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JP (1) JPH0514111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5350965A (en) * 1992-07-07 1994-09-27 Myrata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric resonator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008