JPH05140817A - 人工毛髪用ポリエステルモノフイラメント集束体 - Google Patents

人工毛髪用ポリエステルモノフイラメント集束体

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JPH05140817A
JPH05140817A JP3301981A JP30198191A JPH05140817A JP H05140817 A JPH05140817 A JP H05140817A JP 3301981 A JP3301981 A JP 3301981A JP 30198191 A JP30198191 A JP 30198191A JP H05140817 A JPH05140817 A JP H05140817A
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polyester
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polyester monofilament
artificial hair
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Toyohiko Masuda
豊彦 増田
Takehiko Mitsuyoshi
威彦 三吉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】糸表面に、開口部の最大長が2μm以上、30
μm以下の凹部を糸表面積100平方μm当たり0.1
個〜10個有するポリエステルモノフィラメント5〜9
5本数部と、糸表面からの高さが0.5μm以上、8μ
m以下である表面突起を糸表面積1平方ミリメートル当
たり10個以上、10個以下有するポリエステルモ
ノフィラメント95〜5本数部とをブレンドしてなる人
工毛髪用ポリエステルモノフィラメント集束体。 【効果】人毛調の適度な表面光沢と適度な艶消し性を有
し、かつらあるいはヘヤーウイッグあるいは付け毛また
はヘヤーバンドなど毛髪を補う、あるいはおしゃれなど
の目的で毛髪部または頭部に装着する繊維材料として好
適なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人毛調の適度な表面光沢
と適度な艶消し性を有する人工毛髪用ポリエステルモノ
フィラメント集束体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かつら、ヘヤーウイッグ、付け毛あるい
はヘヤーバンドなどに用いられる人工毛髪の素材とし
て、近年、ポリエチレンテレフタレートに代表される飽
和ポリエステルを主成分とする繊維が、その優れた抗張
力、耐熱性、セット保持性の良さなどの点から広く用い
られるようになった。飽和ポリエステルを主成分とする
繊維を人工毛髪として用いる場合には易セット性、セッ
ト保持性、櫛通り性、光による退色が少ないなどの特性
のほか、特に人毛に近い適度な艶消し性と適度な表面光
沢が必要とされるが、常法で製糸したポリエステル繊維
そのままでは糸表面が平坦で、かつ光の屈折率が高いた
め、表面光沢が強く、人工毛髪に適用することができな
い。この点を改良するため、従来よりポリエステル繊維
表面の艶消し技術の提案が行なわれてきた。例えばポリ
エステル繊維の表面に多数の擦過傷を生じさせて粗面化
し、艶消し人工毛髪を得る方法が知られている。しかし
ながらこの方法により得られた艶消し繊維は繊維表面に
生じた擦過傷のために繊維の強度が低下するという欠点
を有していた。また、特開昭63−12716号公報に
は酸化硅素を主成分とする微粒子などを含有するポリエ
ステル系繊維をアルカリ性水溶液で処理し、繊維表面に
特定の微細な凹凸を形成させた人工毛髪用ポリエステル
繊維およびその製造方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法で得られた繊維は表面の凹凸が微細かつ均
一過ぎるために艶消し状態が不十分で、斜め方向からの
光を受けたときに強い光の反射を示すことが認められ、
人工毛髪としての使用が制約されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した種々
の問題のない、人毛調の適度な表面光沢と適度な艶消し
性を有する人工毛髪用ポリエステルモノフィラメント集
束体の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、表面に凹部を有するモノフィラメントにおいて、開
口部の最大長が2μm以上、30μm以下の凹部を糸表
面積100平方μm当たり0.1個〜10個有するポリ
エステルモノフィラメント5〜95本数部と、糸表面か
らの高さが0.5μm以上、8μm以下である表面突起
を糸表面積1平方ミリメートル当たり10個以上、1
個以下有するポリエステルモノフィラメント95〜
5本数部とをブレンドしてなる人工毛髪用ポリエステル
モノフィラメント集束体によって達成できる。以下、本
発明を詳細に説明する。本発明の人工毛髪用ポリエステ
ルモノフィラメント集束体とは、かつらあるいはヘヤー
ウイッグあるいは付け毛またはヘヤーバンドなど毛髪を
補う目的、あるいはおしゃれなどの目的で毛髪部または
頭部に装着する様々な物の全部あるいは一部分を構成す
る繊維材料をさすものである。本発明の人工毛髪用ポリ
エステルモノフィラメント集束体を構成するところのポ
リエステルモノフィラメントのポリエステルとは、テレ
フタル酸を主たる二官能性カルボン酸とし、エチレング
リコールまたは1,4−ブタンジオールを主たるグリコ
ール成分とするポリエステルが好ましいが、テレフタル
酸の一部あるいは全部を2,6−ナフタレンジカルボン
酸、4,4´−ジカルボキシフェノキシメタン、イソフ
タル酸などに置き換えたもの、また、エチレングリコー
ルまたは1,4−ブタンジオールの一部あるいは全部を
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ビスフ
ェノール−AのEO付加物などに置き換えたものであっ
てもよい。また、少量であればトリメシン酸、トリメリ
ット酸、硼酸、グリセリン、トリメチロールプロパンな
どの三官能化合物を共重合したものでもよい。また、該
ポリエステルは、改質の目的で他の熱可塑性合成樹脂、
例えばナイロン6,ナイロン6・6などのポリアミド
類、ポリエチレン,ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン類、ポリテトラフルオロエチレン,ポリフッ化ビニリ
デン,エチレン・テトラフルオロエチレンコポリマーな
どの含フッ素ポリマー類などを0.5重量%から50重
量%の範囲でポリエステルにブレンドすることもでき
る。
【0005】本発明のフィラメント表面に存在するとこ
ろの凹部の開口部の最大長および単位面積当たりの存在
個数は(株)日立製作所S−4000電解放射形走査電
子顕微鏡を用いて、該フィラメント表面を500倍の倍
率で10視野撮影した写真から計測したものである。本
発明の人工毛髪用ポリエステルモノフィラメント集束体
は、糸表面に、開口部の最大長が2μm以上、30μm
以下の凹部を糸表面積100平方μm当たり0.1個〜
10個有するポリエステルモノフィラメント5〜95本
数部と、糸表面からの高さが0.5μm以上、8μm以
下である表面突起を糸表面積1平方ミリメートル当たり
10個以上、10個以下有するポリエステルモノフ
ィラメント95〜5本数部とがブレンドされていること
が必須である。本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフ
ィラメント集束体を構成するところの表面に凹部を有す
るポリエステルモノフィラメントには、表面に開口部の
最大長が2μm以上、30μm以下の凹部が糸表面積1
00平方μm当たり0.1個〜10個存在することが必
須である。糸表面に存在する凹部の個数が糸表面積10
0平方μm当たり0.1個〜10個であっても、凹部の
開口部の長手方向の径が2μmより小さいと艶消し効果
が不十分となり、本発明の目的を達成できない。また、
凹部の開口部の長手方向の径が30μmより大きいと表
面のざらつきが肉眼で見えるようになり更には糸物性が
低下し本発明の目的上好ましくない。一方、糸表面に存
在する凹部の開口部の最大長が2μm以上、30μm以
下の範囲であっても、凹部の個数が糸表面積100平方
μm当たり0.1個より少ないと艶消し効果が不十分と
なり、本発明の目的を達成できない。また、凹部の個数
が糸表面積100平方μm当たり10個より多いと糸物
性が低下し、人工毛髪として好ましく用いることができ
ない。更に、糸表面に、開口部の最大長が10μm以上
である凹部が糸表面積100平方μm当たり0.01個
以上存在すると艶消し効果が一層顕著となるので好まし
い。
【0006】本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフィ
ラメント集束体を構成するところの、ポリエステルモノ
フィラメント表面の凹部はいかなる方法で形成させたも
のでもよく、例えばポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)やポリブチレンテレフタレート(以
下、PBTという)などのポリエステルチップを溶融紡
糸して得たフィラメントの表面に無機粒子などを衝突さ
せて凹部を形成することができるが操作とコントロール
が繁雑となる。より効率的にはポリエステルの重縮合反
応前あるいは反応中に、エチレングリコールや1,4−
ブタンジオールなどのグリコール成分中に不活性粒子を
分散させたスラリーを添加し重縮合するなど公知の方法
で得た。平均粒子径が1μm以上、10μm以下の不活
性粒子を0.1重量%以上、10重量%以下含有するP
ETやPBTなどのポリエステルチップを常法により溶
融紡糸・延伸した後、フィラメントをアルカリ性の液体
中で処理する(以下、N処理という)ことにより得るこ
とができる。N処理は通常、1重量%〜25重量%のN
aOH水溶液中にフィラメントを浸漬し、60℃〜10
0℃で数分から数十分処理して減量する方法で行なわれ
る。このときのN処理によるフィラメントの重量減少
は、N処理前のフィラメント重量に対して1〜12重量
%が適当である。本発明の表面に凹部を有するポリエス
テルモノフィラメントが含有する不活性粒子の平均粒径
は(株)堀場製作所製のCAPA−500を用いて測定
したものである。該不活性粒子の含有量はN処理後の艶
消し効果、およびフィラメントとしての物理特性の点か
ら、0.1重量%以上、10重量%以下が好ましい。ま
た、平均粒径はN処理後の艶消し効果、およびフィラメ
ントとしての物性の点から1μm以上、10μm以下で
あることが好ましい。本発明の表面に凹部を有するポリ
エステルモノフィラメントが含有するところの不活性粒
子とは、有機粒子、無機粒子いずれでもよく、例えば炭
酸カルシウム,酸化硅素,酸化チタン,酸化アルミニウ
ムなどの酸化物、燐酸カルシウム,燐酸一水素カルシウ
ム,燐酸二水素カルシウム,燐酸カリウム,燐酸一水素
カリウム,燐酸二水素カリウム,燐酸アンチモンなどの
燐酸塩、硫酸バリウム,硫酸カルシウムなどの硫酸塩、
架橋ポリスチレンなどを挙げることができるが、特に酸
化硅素を主成分とする一次粒径が数十から数百nmなど
の微粒子が集合した凝集性粒子や球状の単分散性粒子が
取扱い易さや該フィラメントよりなる人工毛髪の発色性
などの面から好ましい。凝集性の酸化硅素粒子を用いる
と該フィラメント表面に様々な形状の混在した凹部を形
成させることができ、更には染色時に該フィラメント中
に存在する粒子の内部にも染料が侵入するため、人工毛
髪のいわゆる白ちゃけを防ぐことができる。一方、球状
の単分散性酸化硅素粒子を用いると表面の凹部の形状や
大きさが比較的均一となり、よって粒子を選択すること
で目的に応じた艶消し効果を発現することができる。ま
た、更には凝集性の酸化硅素粒子と単分散性酸化硅素粒
子を適宜使い分けたり、組み合わせて用いることもでき
る。また、上記した各種の粒子2種以上を適宜、組み合
わせて用いることもできる。 本発明の表面に凹部を有
するポリエステルモノフィラメントはそのまま人工毛髪
として用いることができるが、必要に応じて染色処理し
たものを用いることができる。また、染色は集束体とし
た後に染色することもできる。本発明の表面に凹部を有
するポリエステルモノフィラメントを染色する場合の染
料は分散染料を使用できるが、耐光堅牢度が5級以上の
ものが使用中の人工毛髪の変・退色が少ないので、好ま
しい。また、染色は公知の染色キャリヤー剤を併用して
も良いが、染色キャリヤー剤を必要としない高圧染色が
好ましい。また、染色前の該ポリエステルモノフィラメ
ントにカーボンブラックや各種顔料などが添加されてい
てもよく、この場合には染色時の染料が節約できるばか
りでなく、用途によっては染色を行なう必要がないな
ど、好ましいものである。
【0007】本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフィ
ラメント集束体を構成するところの表面に突起を有する
ポリエステルモノフィラメントには、糸表面からの高さ
が0.5μm以上、8μm以下である表面突起を糸表面
積1平方ミリメートル当たり10個以上、10個以
下有することが必須である。
【0008】本発明の表面に突起を有するポリエステル
モノフィラメント表面に存在するところの表面突起の高
さおよび単位面積当たりの存在個数はELIONIX社
のESM−3200およびPMS−1を用い計測したも
のである。
【0009】表面突起の個数が糸表面積1平方ミリメー
トル当たり10個以上、10個以下であっても、糸
表面の突起高さが0.5μmより低いと艶が強く、集束
体中で該モノフィラメントの存在が目立つ傾向にあり、
本発明の目的を達成できない。同様に、突起高さが8μ
mを越えると艶が消え過ぎて、集束体としたときに適度
な人毛調の艶が発現しなくなるため、本発明の目的を達
成できない。
【0010】一方、糸表面の表面突起の高さが0.5μ
m以上、8μm以下であっても、糸表面積1平方ミリメ
ートル当たりの表面突起の存在個数が10個より少な
いと艶が強く、集束体中で該モノフィラメントの存在が
目立つ傾向にあり、本発明の目的を達成できない。ま
た、存在個数が10個より多いと該モノフィラメント
が強伸度の低いものとなり好ましくない。更に、表面突
起のうち、高さ1μm以上の表面突起が糸表面積1平方
ミリメートル当たり50個以上で、かつ高さ2μm以上
の表面突起が糸表面積1平方ミリメートル当たり10個
以上存在すると艶が一層人毛調となるので好ましい。
【0011】本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフィ
ラメント集束体を構成するところのポリエステルモノフ
ィラメント表面の突起はいかなる方法で形成させたもの
でもよく、例えばPETやPBTなどのポリエステルチ
ップを溶融紡糸して得たフィラメントの表面に突起形成
性の薬剤、粒状物などを接触・固着してもよいが、操作
が複雑となる。より効率的にはポリエステルの重縮合反
応前あるいは反応中に、エチレングリコールや1,4−
ブタンジオールなどのグリコール成分中に不活性粒子を
分散させたスラリーを添加し重縮合するなど公知の方法
で得た。平均粒径が1μm以上、10μm以下の不活性
粒子を0.1重量%以上、10重量%以下含有するポリ
エチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート
などのポリエステルチップを常法により溶融紡糸・延伸
することにより得ることができる。本発明の表面に突起
を有するポリエステルモノフィラメントが含有するとこ
ろの不活性粒子の平均粒径は(株)堀場製作所製のCA
PA−500を用いて測定したものである。該不活性粒
子の含有量は艶消し効果、およびモノフィラメントとし
ての物理特性の点から、0.1重量%以上、10重量%
以下が好ましい。また、平均粒径も艶消し効果、および
フィラメントとしての物性の点から1μm以上、10μ
m以下であることが好ましい。
【0012】本発明の表面に突起を有するポリエステル
モノフィラメントが含有するところの不活性粒子とは、
有機粒子、無機粒子いずれでもよく、例えば炭酸カルシ
ウム,酸化硅素,酸化チタン,酸化アルミニウムなどの
酸化物、燐酸カルシウム,燐酸一水素カルシウム,燐酸
二水素カルシウム,燐酸カリウム,燐酸一水素カリウ
ム,燐酸二水素カリウムなどの燐酸塩、硫酸バリウム,
硫酸カルシウムなどの硫酸塩、架橋ポリスチレンなどを
挙げることができるが、特に酸化硅素を主成分とする一
次粒径が数十から数百nmなどの微粒子が集合した凝集
性粒子や球状の単分散性粒子が取扱い易さや該フィラメ
ントよりなる人工毛髪の発色性などの面から好ましい。
凝集性の酸化硅素粒子を用いると該フィラメント表面に
様々な形状の混在した突起を形成させることができ、更
には染色時に粒子内部にも染料が侵入するため、人工毛
髪のいわゆる白ちゃけを防ぐことができる。一方、球状
の単分散性酸化硅素粒子を用いると表面突起の高さが比
較的均一となり、よって粒子を選択することで目的に応
じた艶消し効果を発現することができる。また、更には
凝集性の酸化硅素粒子と単分散性酸化硅素粒子を適宜使
い分けたり、組み合わせて用いることもできる。また、
上記した各種の粒子2種以上を適宜、組み合わせて用い
ることもできる。
【0013】本発明の表面に突起を有するポリエステル
モノフィラメントはそのまま人工毛髪の一部として用い
ることができるが、必要に応じて染色処理したものを用
いることができる。また、染色は集束体とした後に染色
することもできる。本発明の表面に突起を有するポリエ
ステルモノフィラメントを染色する場合の染料は分散染
料を使用できるが、耐光堅牢度が5級以上のものが使用
中の人工毛髪の変・退色が少ないので、好ましい。ま
た、染色は公知の染色キャリヤー剤を併用しても良い
が、染色キャリヤー剤を必要としない高圧染色が好まし
い。また、染色前の該ポリエステルモノフィラメントに
カーボンブラックや各種顔料などが添加されていてもよ
く、この場合には染色時の染料が節約できるばかりでな
く、用途によっては染色を行なう必要がないなど、好ま
しいものである。
【0014】本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフィ
ラメント集束体中の、糸表面に、開口部の長手方向の径
が2μm以上、30μm以下の凹部を糸表面積100平
方μm当たり0.1個〜10個有するポリエステルモノ
フィラメントのブレンド量が5本数部より少ないと、該
集束体がやや強い光の反射を呈するため本発明の目的上
好ましくない。また、表面に凹部を有する該ポリエステ
ルモノフィラメントのブレンド量が95本数部より多い
と人毛調の適度な艶の無い集束体となるため本発明の目
的上好ましくない。一方、本発明の人工毛髪用ポリエス
テルモノフィラメント集束体中の、糸表面からの高さが
0.5μm以上、8μm以下である表面突起を糸表面積
1平方ミリメートル当たり10個以上、10個以下
有するポリエステルモノフィラメントとのブレンド量が
95本数部より多いと、該集束体がやや強い光の反射を
呈するため本発明の目的上好ましくない。また、表面突
起を有する該ポリエステルモノフィラメントのブレンド
量が5本数部より少ないと人毛調の適度な艶の無い集束
体となるため本発明の目的上好ましくない。
【0015】本発明の集束体を構成するモノフィラメン
トの糸断面形状はいかなるものでもよく、例えば丸、楕
円、3角、T、Y、H、+、5葉,6葉,7葉,8葉な
どの多葉形状、正方形、長方形、菱形、繭型、馬蹄型な
どを挙げることができ、また、これらの形状を一部変更
したものであってもよい。また、これら各種断面形状の
モノフィラメントを適宜組み合わせて用いることができ
る。
【0016】本発明の集束体を構成するところのポリエ
ステルモノフィラメントの太さは20μm以上、120
μm以下であることが、天然様の効果を発現させる点か
ら望ましい。更に好ましくは25μm以上、100μm
以下である。本発明の集束体をヘヤーバンド用素材とし
て用いるときは、集束体が単一太さのモノフィラメント
を束ねたものでも良いが、かつらあるいはヘヤーウイッ
グまたは付け毛などの素材として用いる場合は25μm
以上、100μm以下の範囲の太さのモノフィラメント
を適宜組み合わせ、ミックスした集束体であるのが好ま
しい。
【0017】また、該集束体を構成するポリエステルモ
ノフィラメント中には使用中の人工毛髪の変・退色を防
止する目的で、公知の紫外線吸収剤を含有させることが
できる。紫外線吸収剤としては、例えば2,2−メチレ
ンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノ
ール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−
ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾ
ール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−〔3,5−ビス(2,2−ジメ
チルプロピル)−2−ヒドロキシフェニル〕ベンゾトリ
アゾール、2−(3−ターシャリーブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ターシャリーブチル−2−ヒド
ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾールなど
のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤および2−ヒドロ
キシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフ
ェノン30〜50モル%とメタクリル酸メチル70〜3
0モル%とのランダムコポリマー、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2,2´,4,4´−テトラヒドロ
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(β−ヒド
ロキシエトキシ)−ベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾ
イル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン
などのベンゾフェノン系紫外線吸収剤および酸化鉄微粒
子などを挙げることができる。これらの紫外線吸収剤中
でもビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メト
キシフェニル)メタンおよび2,2−メチレンビス〔4
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノールおよび
2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチ
ルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾールお
よび酸化鉄微粒子などが溶融状態のポリエステルに添加
・混合する際の耐熱性が良好で、高い耐光性を有するモ
ノフィラメントが得られるため、好ましく用いることが
できる。また、2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイル
オキシエトキシ)ベンゾフェノン30〜50モル%とメ
タクリル酸メチル70〜30モル%とのランダムコポリ
マーは高分子量でありポリエステルモノフィラメント中
からのブリードアウトが少なく安定した耐光性が得られ
るため、好ましく用いることができる。また、これらの
各種紫外線吸収剤の2種以上を組み合わせて用いること
もできる。
【0018】該集束体を構成するポリエステルモノフィ
ラメント中には使用中の火災による危険から人体を守る
ため、燐系,ハロゲン系,三酸化アンチモンなどの公知
の有機または無機質の難燃剤が含まれていてもよい。ま
た、該集束体を構成するポリエステルモノフィラメント
は、フィラメントの帯電によるまとわり付きや絡まり、
あるいは埃の付着を防止する目的で、帯電防止剤を含有
した変性ポリエステルを用いたもの、あるいは帯電防止
剤を表面付与したものでもよい。
【0019】本発明の集束体は、例えば、20〜100
cmの長さに切断した、上記した表面に凹部を有するポ
リエステルモノフィラメント5〜95本数部と、表面に
突起を有するポリエステルモノフィラメント95〜5本
数部とを一束の集束体に合糸する操作を繰り返し行なう
ことで製造することができる。
【0020】また、本発明の人工毛髪用ポリエステルモ
ノフィラメント集束体を構成する繊維として前記した表
面に凹部を有するポリエステルモノフィラメントと表面
に突起を有するポリエステルモノフィラメントの他に、
必要に応じて人毛,微細な凹凸を表面に有するポリエス
テルフィラメント,モダアクリルフィラメント,球晶凹
凸を有するポリアミドフィラメント,塩化ビニールフィ
ラメントなどを適宜併用することもできる。
【0021】かくして、本発明の表面に凹部を有するポ
リエステルモノフィラメントと表面突起を有するポリエ
ステルモノフィラメントからなる人工毛髪用ポリエステ
ルモノフィラメント集束体は、人毛調の適度な表面光沢
と適度な艶消し性を有しているため、かつらあるいはヘ
ヤーウイッグあるいは付け毛またはヘヤーバンドなど毛
髪を補う目的、あるいはおしゃれなどの目的で毛髪部ま
たは頭部に装着する様々な物の全部あるいは一部分を構
成する繊維材料など、光によるキラ付き感の嫌われる様
々な分野において好適に用いることができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、実施例中の艶消し性の評価は、モノフィ
ラメント1000本を束ねた集束体の反射光沢を、直射
日光の当たる屋内の窓際で日光の入射角5〜45度で視
覚判定し、繊維軸方向に比較的強い反射光沢を示したも
の、および人毛調の表面光沢が見られないものは人工毛
髪として不適当なものとし、また、人毛調の適度な表面
光沢と適度な艶消し性を示したものは人工毛髪用として
好適なものと判定したものである。
【0023】実施例1 平均粒径2.36μmの凝集性酸化硅素粒子を2.5重
量%含有する極限粘度(フェノールとテトラクロルエタ
ン1:1の混合溶剤中25℃で測定)0.67のポリエ
チレンテレフタレートチップを真空下160℃で8時間
乾燥した。該チップを、290℃でエクストルーダ型混
練機と計量ギヤポンプおよび50メッシュのガラスビー
ズと150メッシュの金網より成る濾過層とを有する紡
糸機により、孔径0.3mmの紡出孔を30ホール有す
る紡糸口金より溶融紡糸し、次いでトータル5.0倍に
延伸し、更に8%のリラックス処理を施した後に巻取っ
た。得られたポリエステルフイラメントの単糸表面に
は、高さ0.5μm以上、8μm以下の表面突起が糸表
面積1平方ミリメートル当たり約18000個存在し、
単糸強度は3.8g/デニールで、単糸の直径は60μ
mであった。
【0024】次いで、このフィラメントの半分量はこの
まま保存し、残りの半分量のフィラメントをN処理(N
aOH50g/■水溶液,98℃,30分間)し、N処
理による重量減少率7wt%のポリエステルフイラメン
トを得た。得られたポリエステルフイラメントの単糸表
面には、開口部の長手方向の径が2μm以上、30μm
以下の凹部が糸表面積100平方μm当たり1.1個存
在していた。この凹部のうち開口部の長手方向の径が1
0μm以上のものは糸表面積100平方μm当たり0.
03個存在していた。また、単糸強度は3.5g/デニ
ールで、単糸の直径は58μmであった。この表面に凹
部を有するフィラメントを、高圧スミス染色機を用い、
次に示す染料液にて浴比20:1、130℃で60分間
の条件で染色を行ない、次いでハイドロサルファイト
1.5g/■,苛性ソ−ダ1g/■,アミラジン1g/
■を含む水溶液中(浴比20:1)にて80℃で20分
間還元洗浄を行ない、染め上がりフィラメントを得た。
また、N処理すること無く保存しておいた表面に突起を
有するフィラメントも同様に染色を行ない、染め上がり
フィラメントを得た。
【0025】 〔染料液〕 Sumikaron Brown 2.5% owf Miketon Polyester Black 0.3% owf Dianix Fast Yellow 1.5% owf Dianix Fast Dark Green 1.0% owf 次いで、長さ30cmに切った、表面に凹部を有する染
め上がりモノフィラメント500本を幅10cmにほぼ
均一に広げ、その上に同じく長さ30cmに切った、表
面に突起を有する染め上がりモノフィラメント500本
をほぼ均一に重ねた。次いで、このモノフィラメントの
重なりを幅方向に4等分し、それぞれの上下を入れ替え
ないように一つに重ねた。このモノフィラメント集束体
を2等分し、一方を幅10cmにほぼ均一に広げた上
に、残りをほぼ均一に重ね、このモノフィラメントの重
なりを幅方向に4等分し、それぞれの上下を入れ替えな
いように一つに重ねた。この操作を計20回繰り返し、
表面に凹部を有する染め上がりモノフィラメント500
本と表面に突起を有する染め上がりモノフィラメント5
00本とをブレンドしてなる集束体を得た。この集束体
の艶消し性を評価したところ、人毛調の適度な表面光沢
と適度な艶消し性を有し人工毛髪用として好適なもので
あった。
【0026】実施例2,3 表面に凹部を有する染め上がりモノフィラメントの本数
を70本に変更し、表面に突起を有する染め上がりモノ
フィラメントの本数を930本に変更したこと(実施例
2)、および表面に凹部を有する染め上がりモノフィラ
メントの本数を930本に変更し、表面に突起を有する
染め上がりモノフィラメントの本数を70本に変更した
こと(実施例3)以外は実施例と同様にして得た集束体
の艶消し性を評価したところ、いずれも人毛調の適度な
表面光沢と適度な艶消し性を有し人工毛髪用として好適
なものであった。
【0027】比較実施例1 表面に凹部を有する染め上がりモノフィラメントの本数
を30本に変更し、表面に突起を有する染め上がりモノ
フィラメントの本数を970本に変更したこと以外は実
施例と同様にして得た集束体の艶消し性を評価したとこ
ろ、繊維軸方向に比較的強い反射光沢を示し、人工毛髪
として不適当なものであった。
【0028】比較実施例2 表面に凹部を有する染め上がりモノフィラメントの本数
を970本に変更し、表面に突起を有する染め上がりモ
ノフィラメントの本数を30本に変更したこと以外は実
施例と同様にして得た集束体の艶消し性を評価したとこ
ろ、人毛調の適度な光沢に欠け、人工毛髪として不適当
なものであった。
【0029】
【発明の効果】本発明の人工毛髪用ポリエステルモノフ
ィラメント集束体は、糸表面に、開口部の最大長が2μ
m以上、30μm以下の凹部を糸表面積100平方μm
当たり0.1個〜10個有するポリエステルモノフィラ
メント5〜95本数部と、糸表面からの高さが0.5μ
m以上、8μm以下である表面突起を糸表面積1平方ミ
リメートル当たり10個以上、10個以下有するポ
リエステルモノフィラメント95〜5本数部とをブレン
ドしたものであるため、人毛調の適度な表面光沢と適度
な艶消し性を有し、かつらあるいはヘヤーウイッグある
いは付け毛またはヘヤーバンドなど毛髪を補う目的、あ
るいはおしゃれなどの目的で毛髪部または頭部に装着す
る様々な物の全部あるいは一部分を構成する繊維材料と
して好適なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/92 301 M 7199−3B Q 7199−3B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸表面に凹部を有するモノフィラメントに
    おいて、最大長2μm以上、30μm以下の凹部を糸表
    面積100平方μm当たり0.1個〜10個有するポリ
    エステルモノフィラメント5〜95本数部と、糸表面か
    らの高さが0.5μm以上、8μm以下である表面突起
    を糸表面積1平方ミリメートル当たり10個以上、1
    個以下有するポリエステルモノフィラメント95〜
    5本数部とからなる人工毛髪用ポリエステルモノフィラ
    メント集束体。
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