JPH0514042Y2 - - Google Patents

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JPH0514042Y2
JPH0514042Y2 JP1984163901U JP16390184U JPH0514042Y2 JP H0514042 Y2 JPH0514042 Y2 JP H0514042Y2 JP 1984163901 U JP1984163901 U JP 1984163901U JP 16390184 U JP16390184 U JP 16390184U JP H0514042 Y2 JPH0514042 Y2 JP H0514042Y2
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gear
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transmission
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shift
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動二輪車の電動変速装置に係り、
特に変速機を電動機により変速動作させる電動変
速装置における変速時の誤操作を防止し、操作性
の向上を図る自動二輪車の電動変速装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、車両の走行状態に対応させて原動機の
出力を有効に取出す変速装置にあつて、例えば自
動二輪車の変速装置にはロータリ式とリターン選
択式とがある。ロータリ式は変速位置が中立位
置、第1速位置、第2速位置……と順次に繰返す
ものであり、リターン選択式は中立位置を挟み一
側に第1速位置を備えるとともに他側に第2速位
置から最終速位置までを順次に備えており変速動
作が揺動するものである。すなわち、第4図の
a,bに示す如く、足踏式変速装置にあつては、
変速レバー32あるいは変速ペダル34をアツプ
シフト側である矢印U方向またはダウンシフト側
である矢印d方向に踏込んだりあるいは持上げた
りし、連結具36、歯車38を介して円筒状のシ
フトカム40を回動させ、アツプシフトおよびダ
ウンシフトの変速動作を行つている。
また、このような変速装置には、電動機等によ
り電気的に変速動作させる電動式変速装置があ
る。この電動式変速装置においては、アツプシフ
トスイツチとダウンシフトスイツチのみにより、
2態様の変速動作のみが行われている。
そして、第3図に示す変速位置を有する変速装
置において、第1速位置[1]と第2速位置
[2]位置との間には、一般に中立位置[N]が
挟まれて構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このような変速装置においては、発
進から加速して行く際に、中立位置[N]から第
1速位置[1]に変速動作させるためにダウンシ
フトさせ、次いでこの第1速位置[1]から第2
速位置[2]に変速動作させるためにアツプシフ
トさせていた。このため、第1速位置[1]から
第2速位置[2]にアツプシフトさせる際に中立
位置[N]を経て変速動作するので、中立位置
[N]に変速動作させてしまう惧れがあつた。ま
た、この逆に、第2速位置[2]から第1速位置
[1]に変速動作させる場合も、中立位置[N]
に変速動作させてしまう惧れがあつた。このた
め、変速動作中に原動機の車輪への制動力が途切
られて車両が高速隋行する場合があり、運転性の
低下を招く不都合があつた。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去
し、変速機を電動機により変速動作させる電動変
速装置において、変速動作中における中立位置へ
の誤操作による変速動作を防止し、また中立位置
スイツチによつて中立位置への変速動作を簡素化
して操作性を向上し得る自動二輪車の電動変速装
置を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、中立位
置を挟み一側に第1速位置を備えるとともに他側
に第2速位置から最終速位置までを順次に備えた
ロータリ式の変速機を電動機によりシフトカムを
回動させて変速動作させる自動二輪車の電動変速
装置において、前記変速機をアツプシフト側の最
終速位置まで順次に変速動作させるアツプシフト
指令スイツチと、前記変速機をダウンシフト側の
第1速位置まで順次に変速動作させるダウンシフ
ト指令スイツチと、前記変速位置が中立位置に隣
設する第1及び第2速位置に位置する場合にのみ
前記電動機を駆動させて前記シフトカムを回動さ
せ中立位置に変速動作させる中立位置指令スイツ
チとを前記自動二輪車のハンドルスイツチボツク
スに設けたことを特徴とする。
[作用] このようにこの考案を構成することにより、変
速位置が中立位置に隣接する第1及び第2速位置
のときのみ変速機をして中立位置に変速動作し、
走行中に原動機の車輪への制動力が途切られて車
両が高速随行するのを防止し得る。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に
説明する。
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものであ
る。第1図において、2は図示しない自動二輪車
のハンドルバーであり、このハンドルバー2には
クラツチレバー4を保持する保持部6が付設され
ている。この保持部6には、前記クラツチレバー
4に連結するクラツチケーブル8がロツクナツト
10により固定され、このロツクナツト10に前
記クラツチレバー4の移動範囲を調整するアジヤ
スタ12が設けられている。一方、前記ハンドル
バー4の端部には、ハンドルグリツプ14が設け
られ、このハンドルグリツプ14の基端側には、
ハンドルスイツチボツクス16が配設されてい
る。
このハンドルスイツチボツクス16には、変速
機にアツプシフトの変速指令を行うアツプシフト
指令スイツチ18とダウンシフトの変速指令を行
うダウンシフト指令スイツチ20と、更に加えて
中立位置の変速指令を行う中立位置指令スイツチ
22とが備えられている。
また、例えば変速装置(図示せず)は、第3図
に示す如く、中立位置[N]を挟み一側に第1速
位置[1]を備えるとともに他側に第2速位置
[2]から最終速位置たる第6速位置[6]まで
を順次に備えた変速機(図示せず)を図示しない
電動機によりシフトカムを回動させて変速機を変
速動作させるべく構成される。そしてこのとき、
図示しない制御部は、前記アツプシフト指令スイ
ツチ18とダウンシフト指令スイツチ20と中立
位置指令スイツチ22との信号によつて変速機を
変速動作、すなわちアツプシフト、ダウンシフト
および中立位置にさせるべく前記電動機を駆動制
御する。
次に第2図のフローチヤートに沿つて作用につ
いて説明する。
車両の駆動状態において、前記制御部は、アツ
プシフト指令スイツチ18とダウンシフト指令ス
イツチ20と中立位置指令スイツチ22とのスイ
ツチング状態を常時監視し、各々スイツチがON
された際にこれらスイツチからの信号を入力し、
各スイツチに応じた制御を行う。
つまり、アツプシフト指令スイツチ18をON
した際には、現在の変速位置が最終速位置たる第
6速位置か否かの判断を行い、YESの場合には
シフトアツプを行わず、NOの場合には前記制御
部によつて電動機を駆動制御し、シフトアツプを
行う。また、ダウンシフト指令スイツチ20を
ONした際には、現在の変速位置が第1速位置か
否かの判断を行い、YESの場合にはシフトダウ
ンを行わず、NOの場合には制御部によつてシフ
トダウンを行う。更に、中立位置指令スイツチ2
2をONした際には、現在の変速位置が第3図に
おける中立位置[N]に隣設する第1及び第2速
位置か否かの判断を行う。そして、ONの場合に
は中立位置の変速動作を行わず、YESの場合に
のみ制御部によつて中立位置への変速動作を行
う。
これにより、上述3種類のスイツチを設けるこ
とによつて変速時の誤操作を防止し、操作性の向
上に寄与する。
また、中立位置への変速動作は、中立位置指令
スイツチのON操作時、且つ中立位置に隣設する
所定変速位置においてのみ行われるので、エンジ
ンブレーキ機能を損う惧れがなく、走行中の高速
随行を防止して運転性の向上を図り得る。
なお、この考案は上述実施例に限定されるもの
ではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、第3図
に示す如く、第1速位置[1]、中立位置[N]、
第2速位置[2]の夫々間を略30度に構成した
が、これら夫々間を略60度あるいはその他のカム
パターンに設定しても何ら不都合はないものであ
る。
また、この考案の実施例においては、カムパタ
ーンを1−N−2……としたが、シフトパターン
を変更することにより、カムパターンを1−2−
N−3……とすることも可能である。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、電
動式変速装置にアツプシフト指令スイツチとダウ
ンシフト指令スイツチと中立位置指令スイツチと
を設けたので、中立位置に隣接する第1及び第2
速位置からの変速動作中に中立位置に変速動作さ
れるのを回避し得て、原動機の車輪へのエンジン
ブレーキとしての制動力が途切れるのを防止し、
加速性、運転性の向上を図り得る。
また、中立位置指令スイツチを操作した場合、
変速位置が誤つて中立位置に隣接する所定変速位
置以外の変速位置に位置する際には中立位置指令
スイツチの機能が果されないので、高速走行中に
中立位置指令スイツチを操作したとしても、原動
機の車輪へのエンジンブレーキとしての制動力が
途切られる惧れがない。これにより、走行中にお
ける車両の高速随行を防止し、安全性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示すもので、
第1図はオートバイの変速装置の操作機構の概略
図、第2図は各スイツチのON・OFF動作による
変速制御を示すフローチヤート、第3図は変速位
置を示す説明図である。第4図は従来の操作機構
を示す概略斜視図である。 図において、2はハンドルバー、4はクラツチ
レバー、16はハンドルスイツチボツクス、18
はアツプシフト指令スイツチ、20はダウンシフ
ト指令スイツチ、22は中立位置指令スイツチで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中立位置を挟み一側に第1速位置を備えるとと
    もに他側に第2速位置から最終速位置までを順次
    に備えたロータリ式の変速機を電動機によりシフ
    トカムを回動させて変速動作させる自動二輪車の
    電動変速装置において、前記変速機をアツプシフ
    ト側の最終速位置まで順次に変速動作させるアツ
    プシフト指令スイツチと、前記変速機をダウンシ
    フト側の第1速位置まで順次に変速動作させるダ
    ウンシフト指令スイツチと、前記変速位置が中立
    位置に隣設する第1及び第2速位置に位置する場
    合にのみ前記電動機を駆動させて前記シフトカム
    を回動させ中立位置に変速動作させる中立位置指
    令スイツチとを前記自動二輪車のハンドルスイツ
    チボツクスに設けたことを特徴とする自動二輪車
    の電動変速装置。
JP1984163901U 1984-10-31 1984-10-31 Expired - Lifetime JPH0514042Y2 (ja)

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JP1984163901U JPH0514042Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP1984163901U JPH0514042Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JPS6179049U JPS6179049U (ja) 1986-05-27
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ID=30721763

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4583390B2 (ja) * 2007-02-13 2010-11-17 本田技研工業株式会社 車両用動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546535A (en) * 1978-09-28 1980-04-01 Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai Method of manufacturing semiconductor device

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JPS6179049U (ja) 1986-05-27

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