JPH05139453A - 薄膜キヤツプの製造装置並びにその製造方法及びその製造装置によつて製造される飲料用罎の飲口に被せるためのアルミニウム製の薄膜キヤツプ - Google Patents

薄膜キヤツプの製造装置並びにその製造方法及びその製造装置によつて製造される飲料用罎の飲口に被せるためのアルミニウム製の薄膜キヤツプ

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JPH05139453A
JPH05139453A JP3236799A JP23679991A JPH05139453A JP H05139453 A JPH05139453 A JP H05139453A JP 3236799 A JP3236799 A JP 3236799A JP 23679991 A JP23679991 A JP 23679991A JP H05139453 A JPH05139453 A JP H05139453A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲料用罎の飲口に被せるキャップの素材より
厚さをより薄くし、かつキャップの表面に光沢を出せる
ようにすることを目的とする。 【構成】 キャップの形状を決定するための型用シャフ
ト16と、先端外側にキャップ部材10を被せる筒状の
移動ガイド18を前記型用シャフト16の外側に備え、
それらを同一方向で同一回転数で回転させる。キャップ
部材10を前記型用シャフト16とで狭持する押圧手段
20を備え、型用シャフト16を回転させることによっ
て、キャップ部材10と押圧手段20とを回転させる。
荒引き用ローラ34と仕上げ用ローラ36とから成る2
個のローラを移動ガイド18と共に型用シャフト16の
回転中心軸の軸方向に移動させてキャップ部材10に接
触させ、それら2個のローラ34,36をキャップ部材
10の回転力によって回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワインの罎等の飲料用
罎の飲口に被せるキャップを薄膜に製造できるようにし
た薄膜キャップの製造装置並びに製造方法、及び罎等の
飲料用罎の飲口に被せるアルミニウム製の薄膜キャップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワインの罎等の飲料用罎の飲口には、そ
の罎の飲口に傷が付かないような保護の観点やあるいは
衛生上の観点から、金属製のキャップが取付けられてい
る。この金属製のキャップは、従来から一般に表面に錫
箔を圧着した鉛板を素材とし、その表面に錫箔を圧着し
た鉛板をへら絞り(箔や金属板等を回転させながら絞る
方法)によって所望の形のキャップを作っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、へら絞り
によって製造する従来の金属製のキャップは、例えば
0.2mm程度の以下の厚みにすることができず、その
厚くせざるを得ない分だけ材料費が嵩み、更に、高価な
錫箔を使用するので材料費が高くなるという欠点があっ
た。また、へら絞りによって作るキャップは、その表面
に奇麗な光沢が出せるものではなかった。その上、主な
素材として鉛を使用しているので、世界的な環境保護の
観点から、使用後のキャップの廃棄が鉛公害として問題
にされ、現在または将来にキャップへのその使用を禁止
する動きがある。
【0004】このため、飲料用罎の飲口に被せるキャッ
プの素材として、安価で、廃棄の際に問題が生じず、し
かもリサイクルが可能なアルミニウムを使用することに
着目した。しかし、へら絞りでは、鉛を主素材とするよ
うなある程度柔軟性のある材料の場合には薄いキャップ
を作ることができるが、鉛に比べて柔軟性のないアルミ
ニウムでは薄いキャップを作ることができなかった。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
飲料用罎の飲口に被せるキャップの厚さを薄くしてしか
も光沢を出せるようにしたキャップの製造装置および製
造方法を提供することを目的とする。本発明の他の目的
は、安価で公害問題がなく、しかもリサイクルが可能な
アルミニウムを素材とした薄膜のキャップを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、キャップ部材の厚さを薄くして完成品とし
てのキャップを作るための薄膜キャップの製造装置であ
って、完成品としてのキャップの内壁の形状を決定する
ための回転自在な型用シャフトと、その型用シャフトの
外側に備えられる回転自在で往復移動可能な筒状の移動
ガイドと、前記型用シャフトと協同してキャップ部材を
狭持するための回転自在な押圧手段と、前記キャップ部
材に接触するための回転自在で往復移動可能な複数個の
ローラとを有し、キャップ部材を移動ガイドの外側に取
付け、その移動ガイドの外側に取付けた状態のキャップ
部材を型用シャフトと押圧手段とで狭持し、型用シャフ
トを回転させることによって押圧手段で狭持したキャッ
プ部材を回転させ、複数個のローラを移動ガイドと同一
方向に移動させることによってそれらのローラを前記キ
ャップ部材と接触させて回転させ、そのローラによって
キャップ部材を前記型用シャフトの表面に押し付けてそ
の厚さを薄くするようにしたものである。本発明は更
に、底面とその底面から続く筒状部とを一体にして成る
キャップ部材の厚さを薄くして完成品としての薄膜キャ
ップを製造する方法であって、完成品としてのキャップ
の内壁の形状を決定する型用シャフトにキャップ部材の
底面を固定して回転させ、複数個の回転自在なローラを
その型用シャフトの軸方向に移動させることによってそ
れら複数個のローラをキャップ部材に接触させて回転さ
せ、その回転して移動するローラによってキャップ部材
を型用シャフトの外壁に合致した形状に変形させるよう
にするものである。本発明はその上、底面とその底面か
ら続く筒状部とを一体にして成る薄膜キャップであっ
て、その素材をアルミニウムとし、前記筒状部の平均厚
さを0.2mm以下とした飲料用罎の飲口に被せるため
のアルミニウム製の薄膜キャップである。
【0007】
【作用】キャップ部材を型用シャフトと押圧手段とで挟
んで、型用シャフトを回転させることによってキャップ
部材を回転させる。この回転しているキャップ部材にロ
ーラを押し当ててしかもそのローラを移動させることに
よって、このローラの回転押圧力によってキャップ部材
を型用シャフトの外面に合致した形状に変形する。この
ように、キャップ部材の一部を型用シャフトに固定した
状態でキャップ部材と型用シャフトとを回転させ、その
キャップ部材にローラを押し当ててそのローラを移動さ
せることによって、キャップ部材に大きな力が働き、ア
ルミニウムのようなやや固めの素材でも薄いキャップと
することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図面に基いて説明する。図1
は本発明に係る飲料用罎の飲口に用いる薄膜キャップの
製造装置の一実施を示す例断面図である。この実施例に
おいては、完成したキャップが開口部に向かうにつれて
その直径が大きくなるテーパ形状のものを示す。キャッ
プ部材10は、最終的な完成品としてのキャップの厚さ
よりやや厚めのアルミニウムを素材として、既知のプレ
ス機械(図示せず)によって形成される。このキャップ
部材10は、円形の底面12とその外縁と一体に接続す
る筒状部14とから成り、その筒状部14は底面12と
からその開口部に向かうにつれてその内径および外形が
徐々に大きくなるようなテーパ状に形成される。
【0009】キャップの製造装置には、最終的なキャッ
プの外形形状を決める型用シャフト16と、その型用シ
ャフト16の外側に備えられる筒状の移動ガイド18と
を有する。この型用シャフト16は、その先端から軸方
向に所定の距離だけ徐々に直径が太くなるようなテーパ
形状になっている。筒状の移動ガイド18も、その先端
から軸方向に所定の距離だけ徐々に内径と外形とが太く
なるテーパ形状になっている。前記キャップ部材10
は、この筒状の移動ガイド18の外側に嵌合できる形状
に設定される。これら型用シャフト16と移動ガイド1
8は、図示しない駆動手段によって同一方向で同一回転
数で回転させられる。その上、移動ガイド18は回転状
態を保ちながら型用シャフト16の回転中心軸に並行に
移動できるように設定される。
【0010】型用シャフト16と移動ガイド18とが回
転しない状態で、しかも移動ガイド18の先端が型用シ
ャフト16の先端と同一位置にある状態で、前記キャッ
プ部材10を移動ガイド18の先端に被せる(図1)。
即ち、このキャップ部材10を移動ガイド18に被せた
状態では、型用シャフト16の先端がキャップ部材10
の底面12と接触する。移動ガイド18の先端が型用シ
ャフト16の先端と同一位置にある状態では、筒状の移
動ガイド18の内壁と型用シャフト16の外壁との間に
は隙間が形成され、この状態から移動ガイド18が図1
で右側に移動するに伴って、移動ガイド18の内壁と型
用シャフト16の外壁との間の隙間は徐々に狭くなる。
【0011】キャップの製造装置には、キャップ部材1
0の底面12を型用シャフト16の先端とで狭持するた
めの押圧手段20を有する。この押圧手段20は、キャ
ップ部材10を移動ガイド18の先端に被せた後に、キ
ャップ部材10の底面12を押えるものである。この押
圧手段20は、キャップ部材10の底面12に接触させ
るるための押圧部材22と、その押圧部材22に固定さ
れるスプライン軸24と、そのスプライン軸24と噛み
合うスプライン歯26を内壁に形成した筒状の支柱28
と、その支柱28を固定した保持部材30と、この保持
部材30と押圧部材22の軸24との間に備えられるば
ね32とから成る。押圧部材22は、支柱28とスプラ
インで係合しながらばね32によって保持部材28より
離れる方向に付勢されており、このばね32の付勢力に
よって押圧部材22はキャップ部材10に常に接触させ
られる。従って、押圧部材22がキャップ部材10に接
触することによって、キャップ部材10は押圧部材22
と型用シャフト16とに狭持され、型用シャフト16が
回転することによって、押圧部材22もキャップ部材1
0と共に回転させられる。
【0012】キャップの製造装置は更に、キャップ部材
10の厚みを薄くするための荒引き用ローラ34と光沢
を出すための仕上げ用ローラ36とを有する(図1)。
この荒引き用ローラ34と仕上げ用ローラ36は、キャ
ップ部材10を移動ガイド18の先端に被せた後に、キ
ャップ部材10の底面12にほぼ接触する位置に配置さ
れる(図1)。図1に示すように、この荒引き用ローラ
34は仕上げ用ローラ36よりやや移動ガイド18に近
い位置に配置される。図2に示すように、これら荒引き
用ローラ34も仕上げ用ローラ36は、その一部は移動
ガイド18と同一軸線上にあるが、型用シャフト16と
同一軸線上には掛からないように配置される。これら荒
引き用ローラ34と仕上げ用ローラ36は、前記移動ガ
イド18の移動に伴って同一方向に同一距離移動するよ
うに設定される。これらのローラ34,36は、移動ガ
イド18と共に移動して型用シャフト16によって回転
させられるキャップ部材10と接触し、そのキャップ部
材10の回転力によってそれぞれ回転させられる。ま
た、これら荒引き用ローラ34の中心軸38と仕上げ用
ローラ36の中心軸40は、図1ではその軸方向は型用
シャフト16の回転中心軸と並行に設定されているが、
それら中心軸38,40の角度が自由に変化できるよう
に設定されている。
【0013】ここで、この薄膜キャップの製造装置を用
いて薄膜キャップを製造する場合について説明する。先
ず、キャップ部材10を移動ガイド18の先端に被せ、
押圧手段20の押圧部材22と型用シャフト16とでキ
ャップ部材10の底面12を挟み、次に、型用シャフト
16と移動ガイド18と押圧手段20とを同一方向に同
一回転数で回転させる。即ち、キャップ部材10はその
底面12を狭持された位置で移動することなく一定の位
置に保たれ、しかも型用シャフト16と押圧手段20と
に狭持されることによって、型用シャフト16が回転す
ると同一方向に同一回転数で回転させられる。
【0014】ここで、型用シャフト16と移動ガイド1
8とを回転させてキャップ部材10を回転させる。この
状態で、移動ガイド18と荒引き用ローラ34と仕上げ
用ローラ36を図1で右方向に移動させると、回転する
キャップ部材10に荒引き用ローラ34と仕上げ用ロー
ラ36とが接触し、それら荒引き用ローラ34と仕上げ
用ローラ36の回転と移動によってキャップ部材10に
力が加えられ、キャップ部材10が型用シャフト16の
外形に合致するように変形させられる。即ち、先ず、キ
ャップ部材10の底面12の縁付近から変形させられ、
その後、筒状部14が変形させられる。これは、変形さ
せられるキャップ部材10を型用シャフト16と固定し
たまま回転させ、しかも荒引き用ローラ34を接触させ
て移動させることによって、荒引き用ローラ34と接触
するキャップ部材10の厚さを薄くして、型用シャフト
16に合致させることができる。この結果、従来のよう
な、鉛や錫等を主体とした素材だけでなく、アルミニウ
ムのような剛性のある金属材料でも型用シャフト16に
合致した薄膜キャップにすることができる。荒引き用ロ
ーラ34をキャップ部材10に押し当て移動させる際
に、移動ガイド18でキャップ部材10の内側を支持し
ているので、キャップ部材10のうちまだ荒引き用ロー
ラ34位置より開口部側の形が崩れることを防いで、キ
ャップ部材10を最後まで型用シャフト16に合致させ
ることができる。
【0015】本発明では、荒引き用ローラ34の他に仕
上げ用ローラ36を用いて、合計2個のローラをキャッ
プ部材10に接触させている。しかもこれら荒引き用ロ
ーラ34と仕上げ用ローラ36とは軸方向の位置を変え
て配置されているので、ローラによる変形の際にキャッ
プ部材10に膨らみが生じることはない。もし、1個の
ローラだけを用いるとなると、そのローラによってキャ
ップ部材10に膨らみが生じ、キャップ部材10が型用
シャフト16の外形にぴったり合致しなくなる。なお、
キャップ部材10に同時に接触させるローラの数は3個
以上であってもよい。この荒引き用ローラ34の他に必
要なもう1個のローラを、光沢を出すための仕上げ用ロ
ーラ36とすることで、完成品としてのキャップの表面
に光沢を出すことができる。
【0016】キャップ部材10が型用シャフト16の外
形に合致するので、完成品としてのキャップの内径にテ
ーパが形成される。しかし、荒引き用ローラ34と仕上
げ用ローラ36は、移動ガイド18と同様に型用シャフ
ト16の回転中心軸に並行に移動する。このため、図3
に示すように、キャップ部材10を薄く伸ばすと、筒状
部14の厚みが開口部に行くにしたがって徐々に薄くな
る。この場合の、筒状部における長さの中間位置の厚さ
を0.2mm以下にすることができる。このように、完
成品としてのキャップの筒状部の厚みが開口部に行くに
したがって徐々に薄くなっても、何ら問題はない。即
ち、このような完成品としてのキャップを飲料用罎の飲
口に被せると、一般には、そのキャップを飲料用罎の飲
口に一致させるように、最終的なロールを当てるので、
その際に筒状部の厚みが開口部に向け移動させられ、キ
ャップの筒状部の厚みがほぼ平均化させられるからであ
る。
【0017】なお、上記実施例においては、完成品とし
てのキャップの筒状部にテーパのある場合について説明
したが、完成品としてのキャップの筒状部にテーパがな
いものであっても適用することができる。その場合に
は、型用シャフト16の先端から軸方向に所定の距離だ
け外形を同一直径とし、移動ガイド18の先端から軸方
向に所定の距離だけ内径も外径もそれぞれ一定のものと
すればよい。このように、テーパのない場合には、キャ
ップの筒状部の厚さは一定となり、この場合の筒状部の
厚さは0.2mm以下にすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明した通り、本発明に係る飲料
用罎の飲口に用いるキャップの製造装置によれば、一端
閉鎖の筒状のキャップ部材の厚さを薄くすることができ
る。従って、素材の重量を減少させることによって、材
料費のコストダウンを図ることができる。例えばアルミ
ニウムのような、鉛に比べてより剛性のある素材でも厚
さを薄くすることができるので、アルミニウムから成る
キャップとすることで、安価で、廃棄の際に問題が生じ
ず、しかもリサイクルが可能なキャップを提供すること
ができる。また、少なくとも2個のローラを必要とする
ので、そのうちの1個のローラを光沢用とすれば、完成
品としてのキャップに光沢を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲料用罎の飲口に用いるキャップ
の製造装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるA方向から見た2個のローラとキ
ャップ部材と型用シャフトと移動ガイドとの位置関係を
示す側面図である。
【図3】図1の状態から2個のローラと移動ガイドとが
位置を変化した状態を示す断面図である。 10 キャップ部材 12 底面 14 筒状部 16 型用シャフト 18 移動ガイド 20 押圧手段 34 荒引き用ローラ 36 仕上げ用ローラ
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ部材の厚さを薄くして完成品と
    してのキャップを作るための薄膜キャップの製造装置で
    あって、完成品としてのキャップの内壁の形状を決定す
    るための回転自在な型用シャフトと、その型用シャフト
    の外側に備えられる回転自在で往復移動可能な筒状の移
    動ガイドと、前記型用シャフトと協同してキャップ部材
    を狭持するための回転自在な押圧手段と、前記キャップ
    部材に接触するための回転自在で往復移動可能な複数個
    のローラとを有し、キャップ部材を移動ガイドの外側に
    取付け、その移動ガイドの外側に取付けた状態のキャッ
    プ部材を型用シャフトと押圧手段とで狭持し、型用シャ
    フトを回転させることによって押圧手段で狭持したキャ
    ップ部材を回転させ、複数個のローラを移動ガイドと同
    一方向に移動させることによってそれらのローラを前記
    キャップ部材と接触させて回転させ、そのローラによっ
    てキャップ部材を前記型用シャフトの表面に押し付けて
    その厚さを薄くするようにしたことを特徴とする薄膜キ
    ャップの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個のローラを、キャップ部材の
    厚さを薄くするための荒引き用ローラとキャップ部材の
    表面に光沢を出すための仕上げ用ローラとの2個のロー
    ラとから構成し、荒引き用ローラの位置を仕上げ用ロー
    ラの位置より移動方向に先行する位置に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の薄膜キャップの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記型用シャフトの形状をその先端から
    軸方向に所定の距離だけ徐々に直径が太くなるようなテ
    ーパ形状としたことを特徴とする請求項1記載の薄膜キ
    ャップの製造装置。
  4. 【請求項4】 底面とその底面から続く筒状部とを一体
    にして成るキャップ部材の厚さを薄くして完成品として
    の薄膜キャップを製造する方法であって、完成品として
    のキャップの内壁の形状を決定する型用シャフトにキャ
    ップ部材の底面を固定して回転させ、複数個の回転自在
    なローラをその型用シャフトの軸方向に移動させること
    によってそれら複数個のローラをキャップ部材に接触さ
    せて回転させ、その回転して移動するローラによってキ
    ャップ部材を型用シャフトの外壁に合致した形状に変形
    させることを特徴とする薄膜キャップの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記複数個のローラを2個のローラから
    構成し、一方が他方より先行して移動するものとし、先
    行するローラでキャップ部材の厚さを薄くし、後行する
    ローラで薄くしたキャップ部材の表面に光沢を出すよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の薄膜キャップの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記型用シャフトの形状をその先端から
    軸方向に所定の距離だけ徐々に直径が太くなるようなテ
    ーパ形状とし、完成品としてのキャップの内壁の形状を
    テーパ形状としたことを特徴とする請求項4記載の薄膜
    キャップの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記キャップ部材の素材をアルミニウム
    としたことを特徴とする請求項4記載の薄膜キャップの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 底面とその底面から続く筒状部とを一体
    にして成る薄膜キャップであって、その素材をアルミニ
    ウムとし、前記筒状部の平均厚さを0.2mm以下とし
    たことを特徴とする飲料用罎の飲口に被せるためのアル
    ミニウム製の薄膜キャップ。
  9. 【請求項9】 底面とその底面から続く筒状部とを一体
    にして成る薄膜キャップであって、その素材をアルミニ
    ウムとし、前記筒状部の厚さが底面側が厚く開口部に向
    かうにつれてその厚さが徐々に薄くなるようにしたこと
    を特徴とする請求項8記載の飲料用罎の飲口に被せるた
    めのアルミニウム製の薄膜キャップ。
JP3236799A 1991-08-26 1991-08-26 薄膜キャップの製造装置並びにその製造方法及びその製造装置によって製造される飲料用罎の飲口に被せるためのアルミニウム製の薄膜キャップ Expired - Lifetime JP2678533B2 (ja)

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