JP2738911B2 - 金属製薄肉容器の首部成形方法及びその保持具 - Google Patents

金属製薄肉容器の首部成形方法及びその保持具

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JP2738911B2
JP2738911B2 JP6256837A JP25683794A JP2738911B2 JP 2738911 B2 JP2738911 B2 JP 2738911B2 JP 6256837 A JP6256837 A JP 6256837A JP 25683794 A JP25683794 A JP 25683794A JP 2738911 B2 JP2738911 B2 JP 2738911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビール缶,炭酸飲料缶等
の金属製薄肉容器の首部成形方法、及びその保持具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属製薄肉容器の首部成形方法に
おいては、缶体胴部の内側に偏心した固定の受けを入
れ、外側より成形ロールで成形するものが提案されてい
る(例えば、特開昭63−115623号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の成形方
法においては缶体胴部が座屈する可能性があり、その対
策を講じながら成形を行う必要があった。本発明は、成
形方法において缶体胴部が座屈する要因が無く、その対
策を講じる必要が無いばかりではなく、スプリングバッ
クや加工度についても優れた結果が得られ、缶体首部を
望み通りの公差内の寸法精度で成形することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたもので、弾性コアー1と、この
弾性コアー1に被嵌する首部4を成形されるべき金属製
薄肉容器即ち缶体3と、この缶体3を回動すべく支持す
る保持具5と、上記弾性コアー1の一端を押圧する押し
板6と、この缶体3の首部4を成形する成形ロール装置
8とからなるものである。
【0005】
【作用】缶体3内に弾性コアー1を挿入し、押し板6に
より弾性コアー1を押圧して弾性コアー1を外径方向に
膨らませて缶体3の内壁に密着させる。これらを回転さ
せながら成形ロール装置8は缶体首部4を外側より押圧
して成形する。成形完了後は、弾性コアー1が常態に戻
るように全てを緩めれば、縮径された缶体首部4と緩衝
すること無く弾性コアー1を引き抜くことができ、缶体
3も取り出すことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の断面図、図2乃至図4は動作
工程を順次示す断面図、図5はその成形ロール装置の軌
跡の説明図である。図1において、1は外圧によって歪
み,外向きに膨れる天然ゴムやポリウレタンゴムのよう
な合成樹脂系統の弾性コアーであり、その中心に外向き
に膨れやすくする為に、縮径比によりその必要性の有無
は決定する軸線方向の押圧力軽減用としての孔2が穿い
ている。図示の孔2は有底孔であるが貫通孔でもよい。
【0007】3はその弾性コアー1の外周に緩やかに被
嵌した首部4を成形するべき金属製薄肉容器即ち缶体で
ある。なおこの図示の缶体3は底を有する有底缶(2ピ
ース缶)の缶体であるが、無底缶(3ピース缶)の缶体
でもよい。5はその缶体3を保持し、図示していない回
転装置に支持されて回転することのできる保持具であ
る。6は上記の弾性コアー1の一端を保持して押圧する
押し板であり、7は保持具5の回転と押圧力によって自
由回転する押し棒であって、矢視A方向に向かって押し
板6に押圧力を伝達するものである。
【0008】8は缶体3の首部4を成形する成形ロール
装置であって、缶体側面に転がり接触しながら缶軸に対
して、X方向,Y方向,XY同時方向に移動するもので
ある。尚、このロール装置8は図示していない数値制御
装置又は倣装置,カム機構等によって動かされるもので
ある。このロール装置のロール形状は、成形する首部形
状によりそれぞれ異なるものである。
【0009】次にその動作について説明する。当初、図
1に示す如く、保持具5の中に首部4を成形すべき缶体
3を挿入し、更に缶体3の内部に弾性コアー1を緩く挿
入し、弾性コアー1の頭端に押し板6を被嵌し、その押
し板6は回転可能な押し棒7で支持して準備をする。次
に図2に示すように、保持具5が回転しない静止状態に
あるときに、押し棒7を矢視A方向に移動し、以てその
押圧力を押し板6を介して弾性コアー1に伝達する。斯
くして、弾性コアー1は外径方向に膨らみ、やがて缶体
3の内壁に密着し、缶体3を固定する。缶体3から飛び
出している弾性コアー部分9は、尚一層膨らんでおり、
成形に好都合である。
【0010】次に図3に示すように、回転装置によっ
て、保持具5を適正速度で回転させると、缶体3の底部
及び胴部内壁との摩擦力によって缶体3,弾性コアー
1,押し板6,押し棒7は一体となって回転する。そこ
で待機しているロール装置8を缶体3の首部4に向け、
弾性コアー1の膨らみ力に抗する押圧力をかけながら数
値制御装置又は倣装置、カム機構等によってX方向,Y
方向,XY同時方向に動かす。それだけでも缶体首部成
形ができるが、缶体3が持っているスプリングバックや
加工度による影響が残る。その為に、ロール装置8を元
通りの位置に戻し、スプリングバックや加工度による影
響が消える迄複数回繰り返し、缶体首部成形するもので
ある。
【0011】図5はその成形時における成形ロール装置
8の軌跡を示すもので、曲線a1 ,a2 ・・・an は夫
々第1回,第2回・・・第n回の軌跡を示す。また、第
1回,第2回・・・毎に押し板6は適正寸法にて後退さ
せて弾性コアー1に作用する圧力を減少させ、その膨ら
みによる径方向の圧力を減少させる。以上の動作によ
り、缶体首部成形が完了したら図4の矢視B方向に示す
ように、弾性コアー1を常態に戻すようにすべてを緩め
れば、首部4が縮径されていても弾性コアー1は元の形
状に戻るため、首部4の内周面より離れ、缶体3から抜
き出すことができる。さらに缶体3を保持具5から取り
出す事ができる。
【0012】
【発明の効果】本発明方法は上述の構成になっているの
で、弾性コアーの膨らみに対して成形ロール装置を押し
つけ移動させることにより、缶体胴部を座屈破損するこ
となく安心して成形ができ、更に成形を繰り返すことに
より最も苦心をしていた成形時のスプリングバックや加
工度の問題も解決し、缶体首部を望み通りの公差内の寸
法精度で成形することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例で、弾性コアーを押圧して弾
性コアーを外径方向に膨らませた時の断面図である。
【図3】本発明の一実施例で、弾性コアーを押圧して弾
性コアーを外径方向に膨らませた状態で成形ロール装置
を外側より押圧して缶体首部を成形する時の断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例で、弾性コアー1を常態に戻
すようにすべてを緩めた時の断面図である。
【図5】本発明の一実施例の成形ロール装置の軌跡の説
明図である。
【符号の説明】
1 弾性コアー 2 押圧力軽減用孔 3 缶体 4 缶体首部 5 保持具 6 押し板 7 押し棒 8 成形ロール装置 9 缶体3から飛出している弾性コアー部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性コアーと、この弾性コアーに被嵌す
    る首部を成形されるべき金属製薄肉容器即ち缶体と、こ
    の缶体を回動すべく支持する保持具と、上記弾性コアー
    の一端を押圧する押し板と、この缶体首部を成形する成
    形ロール装置とからなり、上記缶体内に弾性コアーを挿
    入し、押し板により弾性コアーを押圧して弾性コアーを
    外径方向に膨らませて缶体の内壁に密着させ、これらを
    回転させながら成形ロール装置で缶体首部を外側より押
    圧して成形するようにしたことを特徴とする金属製薄肉
    容器の首部成形方法。
  2. 【請求項2】 缶体首部を成形するために、缶体内に弾
    性コアーを挿入し、押し板により弾性コアーを押圧して
    弾性コアーを外径方向に膨らませることにより、缶体を
    回動すべく支持することを特徴とした金属製薄肉容器の
    保持具。
JP6256837A 1994-10-21 1994-10-21 金属製薄肉容器の首部成形方法及びその保持具 Expired - Fee Related JP2738911B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0651211B2 (ja) * 1986-07-10 1994-07-06 北海製罐株式会社 缶胴の製造方法
JP2933408B2 (ja) * 1991-05-10 1999-08-16 積水化学工業株式会社 金属管・複合管の受口部製造方法
JP2836348B2 (ja) * 1992-03-06 1998-12-14 三菱マテリアル株式会社 ネッキング成形装置

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