JPH05139387A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

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JPH05139387A
JPH05139387A JP3332899A JP33289991A JPH05139387A JP H05139387 A JPH05139387 A JP H05139387A JP 3332899 A JP3332899 A JP 3332899A JP 33289991 A JP33289991 A JP 33289991A JP H05139387 A JPH05139387 A JP H05139387A
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JP
Japan
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helicopter
fire
hose
operator
rotor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3332899A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamaki Suzuki
環 鈴木
Katsumasa Sugiyama
勝昌 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Churyo Engineering Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Churyo Engineering Co Ltd
Priority to JP3332899A priority Critical patent/JPH05139387A/ja
Publication of JPH05139387A publication Critical patent/JPH05139387A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超高層ビル火災等に使用される消防用ヘリコ
プタに関するもので、ヘリコプタを利用するため、超高
層ビル火災にも十分効果的な消火活動ができ、放水筒は
リモコンで制御するため十分な安全性が確保できる。 【構成】 胴体の上部または側方に、固定または可動の
整形物を装着し、あるいは胴体断面形状を変形したヘリ
コプタの胴体または外側に消火剤容器を搭載し、前部外
側に設けた筒先から消火剤を噴射するヘリコプタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超高層ビル火災等に使用
される消防用ヘリコプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超高層ビル火災等に際しては図3
8に示すように、超高層ビル16の外側から梯子消防車
23を使用して消火活動を行なっていた。
【0003】即ち、火災現場に到着した梯子消防車23
はまず、地面9等に設置されたマンホールを開け、消火
栓21にホース20を連結し、ポンプ19をスタンバイ
の状態にする。
【0004】これと平行して、梯子24を繰り出し、消
防士25が梯子24のてっぺん近傍に昇降機で移動し、
筒先11を操作しながらホース15によって送給される
水を水噴射12として火災部に吹き付けて消火活動をす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の梯子消防車
23による超高層ビル16の火災に対する消火には、次
のような課題があった。
【0006】すなわち、最近、超高層ビル16の高さが
急激に高くなっているため、従来の梯子消防車23によ
る消火活動は、梯子の到達高さの限界に阻まれ不可能と
なってきた。また梯子消防車23は車体そのものが大き
く、建物の密集地においては、火災現場に梯子消防車2
3が入れなかったり、火災現場に接近するまでに多くの
時間(ロスタイム)を消費して火災がひどくなって手遅
れになって、大きな被害を出したりするという不具合も
あった。
【0007】本発明は従来の方法が有する前記のような
問題点を解消し、さらに図39,図40に示すヘリコプ
タのロータ2が発生するロータ吹下し49が地上におけ
る地上操作員17の作業に及ぼす悪影響を軽減し、ヘリ
コプタのホバリング性能が良好で、ヘリコプタから超高
層ビル16の火災の消火活動が可能なヘリコプタを提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の課題
を解決したもので、ヘリコプタの胴体の前部の外側に筒
先11を設け、これを操作員10が操作機構28を操作
して水噴射12したり、カメラ30で撮影した情報をデ
ィスプレイ32に写し出し、この情報を操作員10が見
て操作板33を操作し、リモコン式に筒先11を制御し
て水噴射12したり、センサ38が情報を検出してこれ
をコンピユータ40に入力して、コンピユータ40が演
算,制御,制御信号を発信して筒先11を制御し、水噴
射12したりして超高層ビル16火災の消火活動を行な
う。
【0009】水の補給は地上の消火栓21から消防車1
8のポンプ19で水圧を上げてホース15で継手26、
弁27を介して筒先11に送り込まれる。地上における
地上操作員17に対するヘリコプタのロータ2が発生す
るロータ吹下し49の悪影響を改善するため、ヘリコプ
タの胴体5または胴体44の上部に整形(固定)52,
整形(可動)53,整形(固定)70,整形(固定)7
1,整形(固定)72等を装着したり、ヘリコプタの胴
体5または胴体44の側方に整形(可動)62,整形
(可動)64,整形(可動)66等を装着したり、ヘリ
コプタの胴体の断面形状を胴体67,胴体68,胴体6
9としたりする。
【0010】ヘリコプタのホバリング(空中停止)飛行
の性能を向上すべく、ヘリコプタの胴体の断面形状を胴
体73,胴体74,胴体76としたりする。
【0011】超高層ビル16火災の初期消火を重点的に
行なうため、消火剤容器46をヘリコプタの胴体内に搭
載したり、さらにそれに加えて、外装消火剤容器77,
79,81等の外装容器を付加したり、消火剤容器46
よりも大量に消火剤が収納できる胴体84の消火剤容器
83,胴体86の消火剤容器85,胴体88の消火剤容
器87等として胴体の前部外側に搭載された筒先11か
ら消火剤噴射48を行なうこととする。
【0012】
【作用】ヘリコプタの前部外側に筒先11を設け、これ
を操作員10が手動で操作機構28を操作して火災箇所
に向けて、水噴射12したり、カメラ30で撮影した情
報をディスプレイ32に写し出して、この情報を操作員
10が見て操作板33を操作してリモコン式に筒先11
を制御して水噴射12したり(操作員10の作業負担が
軽減できる)センサ38が情報を検出してこれをコンピ
ユータ40に入力して、コンピユータ40が演算,制
御,制御信号を発信して、筒先11を制御して水噴射1
2したり(操作員10は不要となる)して、超高層ビル
16の火災箇所に水噴射12できるので、従来の梯子消
防車23ではとても届かないような高い超高層ビル16
の火災の消火活動が可能となる。
【0013】地上における地上操作員17に対するヘリ
コプタのロータ2が発生するロータ吹下しの悪影響を改
善するため、ヘリコプタの胴体5または胴体44の上部
に整形(固定)52,整形(可動)53,整形(固定)
70,整形(固定)71,整形(固定)72等を装着し
たり、ヘリコプタの胴体5または胴体44の側方に整形
(可動)62,整形(可動)64,整形(可動)66等
を装着したり、ヘリコプタの胴体の断面形状を胴体6
7,胴体68,胴体69としたりすると、真下に発生す
る従来のヘリコプタのロータ吹下し49とは異なり、横
方に偏流したロータ吹下し51ができるので、地上にお
ける地上操作員17に対する悪影響(作業性の悪化,危
険性)を除去することができる。
【0014】ヘリコプタの胴体の断面形状を胴体5また
は胴体44から上部および側部が丸みをおびた胴体7
3,ベーン75付きの胴体74,楕円形の胴体76等と
すると、ロータ吹下しとこれらの胴体とで形成される流
れの剥離領域小110とすることができ、空力抵抗の減
少ができ、したがってヘリコプタのホバリング(空中停
止)飛行性能向上に寄与できる。
【0015】消火剤容器46をヘリコプタの胴体内に搭
載したり、さらにそれに加えて外装消火剤容器77,7
9,81等の外装容器を付加したり、消火剤容器46よ
りも大量に消火剤が収納できる胴体84の消火剤容器8
3,胴体86の消火剤容器85,胴体88の消火剤容器
87等をして胴体の前部外側に設けた筒先11からより
多くの消火剤噴射48を行なうと、超高層ビル16の火
災の初期消火に効果的で、損害を小さく抑えることが可
能となり、社会的メリットとなる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。 第1実施例 第1実施例を図1,2,3,4,5を参照しながら説明
する。図1は第1実施例に係る横から見る全体図、図2
は横から見る詳細図、図3は上方から見る詳細図、図4
はホースの連結の第1法、図5はホースの連結の第2法
を示している。
【0017】第1実施例は、ヘリコプタ1にモータ23
によって駆動されるホース巻き上げ巻きもどし機29を
搭載し、継手26,弁27を介してホース15に継がっ
ていて、操作機構28を介して操作員10によって操作
される筒先11を有している。超高層ビル16の火災に
対し、ホース巻き上げ巻きもどし機29,モータ23,
継手26,弁27,操作機構28,筒先11等を搭載し
たヘリコプタ1が空から現場に到達する。一方、地上で
は、通常の消防車18が現場に到達する。
【0018】ホース15の調節は、ヘリコプタ1内に待
機するホース操作員14がホース巻き上げ巻きもどし機
29、モータ23を操作することによって行なわれ、こ
れと併行してホース15の長さが調節される。
【0019】一方、地上では、消防車18の近くの地上
操作員17が消火栓21に消防車18側のホース20を
連結してポンプ19を駆動してホース15へ送水するた
めの準備をする。
【0020】これらの準備作業が迅速かつ遺漏なく行な
われるためには、ホース操作員14,ヘリコプタ1のパ
イロット22,操作員10,および地上操作員17間の
相互連絡を密にする必要があるので、そのための連絡用
の交信器13が前記各員の頭部にヘッドセットによっ
て、または、作業帽子(交信器つき帽子)等を介して備
えられている。
【0021】このようにして、ホース操作員14,ヘリ
コプタ1のパイロット22,操作員10,地上操作員1
7の間は無線の交信器13によって各自の作業が確実,
タイムリーに実行することが可能となる。
【0022】ホース15と消防車18との連絡は次のよ
うに行なわれる。図4に示すように、ある程度の長さ
(例えば10メートルくらい)のホース15をヘリコプ
タ1内に搭載して置き、必要に応じて、地上側にホース
15を下げて図4の破線で示す位置において、ヘリコプ
タ1がホバリング(空中停止)飛行して、地上側のホー
ス15に連結した後、図4の実線で示す位置までヘリコ
プタ1を上昇104させる。
【0023】送水の準備が完了したところで消防車18
のポンプ19を駆動し、ホース20,15を経て水を送
り、操作員10が弁27を開にして、操作機構28を操
作しながら筒先11を超高層ビル16の火災部位に対し
て水噴射12して消火活動を行なう。
【0024】以上は、ヘリコプタ1に所要長さのホース
15を搭載している場合の例であるが、ヘリコプタ1が
ホース15またはそれに相当するホースを搭載していな
い場合(地上側に十分な長さのホースがある)につい
て、図5により説明する。
【0025】ヘリコプタ1は破線で示すように、消防車
18に近づき、ホバリング(空中停止)飛行しながらひ
も105を吊下げ、地上操作員17がこのひも105に
消防車18のホース15を結びつけ、ホース15をヘリ
コプタ1機内に巻き上げ、ヘリコプタ1機内で筒先11
に連結する。その他の構成,機能,作用等は上述の図4
と同様である。
【0026】ヘリコプタ1の前部に搭載している操作員
10が目視により、超高層ビル16の火災現場を確認し
つつ、自分の手で操作機構28を操作しながら筒先11
を超高層ビル16の火災部に向けるようにして水噴射1
2を行ない、消火活動を行なっている。
【0027】操作機構28は図2,図3に示すように、
回転板89,把手90,ロッド91,支持装置92,筒
先11等から構成され把手90を持ってロッド91を上
下に移動95すると、筒先11がヒンジ93まわりに回
転でき、筒先11を上下方向に移動94することが可能
となる。
【0028】また、把手90を左右に動かすと、回転板
89が回転96(支持装置92,筒先11等の一体とな
ったものが回転96する)して、筒先11を左右方向に
動かすことができる。
【0029】以上の通り、超高層ビル16の火災に対
し、ヘリコプタ1を最適の位置にホバリング(空中停
止)飛行させ、操作員10が目視によって火災部位を確
認して、操作機構28を使って筒先11を操作し、水噴
射12を行なって、消火活動に当ることができるので、
超高層ビル16の高さがどのように高くても、常に確実
に消火活動が可能となる。
【0030】第2実施例 本発明の第2実施例について、図6ないし図9を参照し
ながら説明する。図6は横から見る全体図、図7は図6
の詳細図、図8は上方から見る詳細図、図9は作動ブロ
ック図を示している。
【0031】第2実施例は、モータ23によって駆動さ
れるホース巻き上げ巻きもどし機29を搭載し、継手2
6,弁27を介してホース15に継がっていて、カメラ
30によって撮影され、それが表示されるディスプレイ
32を見て、操作員10の操作板33の操作によりリモ
コン方式によって操作できる筒先11を有しているヘリ
コプタ36である。
【0032】前述の第1実施例においては、筒先11の
方向を変えるのに、直接操作員10が自分の手を使って
行なっていたのに対し、第2実施例では、操作員10が
操作板33を操作することによって、リモコン方式(遠
隔操作方式)で、筒先11の方向を変えることができる
ことにメリットがある。
【0033】カメラ30が超高層ビル16の火災状況を
撮影し、(カメラ30は高感度カメラとして外部が暗い
場合においても感度の良好なものを使用したり、照明つ
きのカメラを使用したりする。)これを配線31でディ
スプレイ32に伝達して表示する。操作員10は、ディ
スプレイ32に表示され大画面を見て、操作板33を操
作して、信号を配線34で駆動機構35に送り、これら
が作動して、筒先11の方向を変えることが可能とな
る。
【0034】カメラ30の撮影結果が、ディスプレイ3
2に表示されるので、操作員10は必ずしもヘリコプタ
36の前部に位置する必要がなく、ヘリコプタ36の中
央部に位置してもよく、好都合となる。
【0035】駆動機構35は、支持装置92,筒先1
1,ロッド91上下移動機構97,回転軸98,モータ
99,回転機構100,回転軸101,モータ102等
から構成され、操作板33の操作信号は配線34によっ
て、モータ99,102に伝達され、これらを回転し
て、上下移動機構97(歯が切ってあり、この歯と回転
軸98とが噛みあって、ロッド91を移動95させるこ
とができる)を移動95して、筒先11をヒンジ93ま
わりに上下方向に移動94でき、同様に回転機構100
(歯が切ってあり、この歯と回転軸101とが噛みあっ
て、回転板89を回転96させることができる)を回転
96して筒先11を左右方向に移動できる。これらの作
動過程は、図9に示す作動ブロック図の通りである。
【0036】操作員10が図6においては、ヘリコプタ
36の中央に位置している場合を示しているが、第1実
施例のように、ヘリコプタ36の前部に位置して、ディ
スプレイ32の表示と合せて、自分の眼で確認しながら
操作板33を操作したり、または、ディスプレイ32を
全然見ずに(カメラ30の撮影なしに)操作員10の自
分の眼による情報のみで、操作板33を操作してもよ
い。このようにすれば、操作員10の作業負担が軽減で
き、好都合となる。その他の機能,作用,効果,特徴等
については、前述の第1実施例の場合と同様である。
【0037】第3実施例 本発明の第3実施例について、図10ないし図13を参
照しながら説明する。図10は、第3実施例に係る横か
ら見る全体図、図11は横から見る詳細図、図12は上
方からみる詳細図、図13は作動ブロック図を示す。
【0038】第3実施例は、モータ23によって駆動さ
れるホース巻き上げ巻きもどし機29を搭載し、継手2
6,弁27を介してホース15に継がっていて、センサ
38によって検出された情報信号をコンピユータ40に
入力し、コンピユータ40で処理,制御して、コンピユ
ータ制御によって操作される筒先11を有するヘリコプ
タ37である。
【0039】前述の第1,2実施例が操作員10の自分
の手または操作板33の操作によるリモコン方式によっ
て筒先11が操作されたのに対し、第3実施例は、コン
ピユータ40による制御で、筒先11が操作される自動
システムとしていることに特徴がある。
【0040】センサ38はヘリコプタ37の前部に搭載
されており、まわりが暗くても認識できる赤外線方式と
する。このようにすれば夜間においても十分機能を果た
すことが可能となる。
【0041】第3実施例では、第1,2実施例の操作員
10に代って、センサ38で検出した情報信号をコンピ
ユータ40が処理、制御して、制御信号を配線41を介
してモータ99,102に伝え、これらの動力によって
回転軸98,101を回転して、筒先11を上下方向に
移動94したり、左右方向に回転96して超高層ビル1
6の消火すべき箇所に筒先11を向けることができ、省
力化が可能である。これらのコンピユータ40の制御の
フローチャートを図14に示している。
【0042】第4実施例 本発明の第4実施例を横から見る全体図を示す図15を
参照しながら説明する。
【0043】第1実施例のヘリコプタ1の胴体5は従来
型のものを示し、ヘリコプタの前部の下部が上部より前
方に位置しているものであったのに対し、第4実施例で
は、ヘリコプタの前部の下部が上部より後方に位置して
いる胴体44を有し、モータ23によって駆動されるホ
ース巻き上げ巻きもどし機29を搭載し、継手26,弁
27を介してホース15に継がっていて、操作機構28
を介して操作員10によって操作される筒先11を有し
ているヘリコプタ43である。
【0044】図15に示すようなヘリコプタ43の前部
の下部が上部より後方に位置している胴体44とすれ
ば、操作員10の視界が良好となり、作業がやり易くな
る。さらにガラス面を可能な限り広くとると、操作員1
0の作業性はさらに一層向上でき、好都合となる。
【0045】筒先11からの水噴射12の手順、ホース
15の地上とヘリコプタ間の連結方法等は、第1実施例
のところで説明した通りである。以上は、第1実施例に
対する適用という点から説明したが、同様に、第2,3
実施例に対しても適用可能である。
【0046】第5実施例 本発明の第5実施例を前方から見る断面図である図16
を参照しながら説明する。
【0047】第1実施例で説明したように、地上からの
水の供給を受けるためのホースの連結作業において、地
面9近くでヘリコプタがホバリング(空中停止)飛行を
していると、図40に示すように、地上操作員17に対
してロータ吹下し49が直撃し、強烈な風が当り、作業
性を悪化すると共に危険であり、安全性を妨げている。
【0048】第5実施例は、先に説明した第1ないし4
実施例に加えて胴体5または胴体44の上部に家の屋根
のような整形(固定)52を有しているヘリコプタで、
ヘリコプタの胴体5または胴体44の上部に、図16に
示すような整形(固定)52を付加すると、図40に示
すような真下に向うロータ吹下し49ではなく、横方向
に偏流されたロータ吹下し51とすることができる。
【0049】このようなロータ吹下し51とすれば、ヘ
リコプタの下で作業している地上操作員17に対してロ
ータ吹下し51が直接当たることなく、作業がやり易く
なり、安全性が確保される。
【0050】整形(固定)52は、可能な限り広い面積
にわたって装着することが望ましく、胴体5,44の何
れに対しても適用可能である。
【0051】第6実施例 本発明の第6実施例を前方から見る断面図を示す図17
を参照しながら説明する。
【0052】第6実施例は、先に説明した第1ないし4
実施例に加えて、胴体5または胴体44の上部に家の屋
根のような整形(可動)53を有しているヘリコプタで
ある。ヘリコプタの胴体5または胴体44の上部に、図
17に示すような整形(可動)53を付加すると、図3
9に示すような真下に向うロータ吹下し49ではなく、
横方向に偏流されたロータ吹下し51とすることができ
る。
【0053】このようなロータ吹下し51とすれば、ヘ
リコプタの下で作業している地上操作員17に対して、
ロータ吹下し51が直接当たることなく作業がやり易く
なり、安全性が確保される。
【0054】整形(可動)53の移動61は、ヘリコプ
タがホバリング(空中停止)飛行する場合、ヘリコプタ
内の操作員60がスイッチ59を操作すると、電気信号
が配線58を通って油圧装置または電動機57に伝えら
れ、これらを作動させ、アクチュエータ56,ロッド5
5を介して、整形(可動)53を、ヒンジ54まわりに
上方へ移動61する。また、手動で直接ロッド55を動
かして移動61させる方式でもよい。
【0055】ホバリング(空中停止)飛行以外の場合に
は、上記と逆に整形(可動)53を引込めて、空気抵抗
の増加を抑え、ヘリコプタの高速性能(最高速度,巡航
速度等)の劣化を防ぐこととする。
【0056】前述の第5実施例と同様,整形(可動)5
3は可能な限り、広い面積にわたって装着することが望
ましく、胴体5,44の何れに対しても適用可能であ
る。
【0057】第7実施例 本発明の第7実施例を前方から見る断面図を示す図18
を参照しながら説明する。
【0058】第7実施例は、先に説明した第1ないし4
実施例に加えて、胴体5または胴体44の上部の上端に
フラットな部分を有する家の屋根のような整形(固定)
70を有するヘリコプタである。
【0059】第7実施例は先に説明した第5実施例より
もロータ2とのクリアランスをとり易いということ以外
は、その機能,作用,効果等は第5実施例と同様であ
る。また、第6実施例と同様に整形(固定)70を可動
方式として使用してもよい。
【0060】第8実施例 本発明の第8実施例を前方から見る断面図を示す図19
参照しながら説明する。
【0061】第8実施例は、先に説明した第1ないし4
実施例に加えて、胴体5または胴体44の上部に曲面か
らなる整形(固定)71を有するヘリコプタである。
【0062】第8実施例は、先に説明した第5実施例よ
りも、ロータ2とのクリアランスをとり易いということ
以外はその機能,作用,効果,特徴等は第5実施例と同
様である。また、第6実施例と同様に、整形(固定)7
1を可動方式として使用してもよい。
【0063】第9実施例 本発明の第9実施例を前方から見る断面図を示す図20
を参照しながら説明する。
【0064】第9実施例は、先に説明した第1ないし4
実施例に加えて胴体5または胴体44の上部に胴体5ま
たは胴体44の幅を超えてひさしつきの家の屋根のよう
な整形(固定)72を有するヘリコプタである。
【0065】整形(固定)72がひさしつきとなってい
るので、第5実施例の整形(固定)52よりもロータ吹
下し51をより横方向の外方へ偏流することができ、ヘ
リコプタの下で作業している地上操作員17に対してロ
ータ吹下しが直接当たることなく、より作業がやり易く
なり、より安全性が確保される。これ以外の機能,作
用,効果,特徴等は前述の第5実施例と同様である。ま
た、第6実施例と同様に整形(固定)72を可動方式と
して使用してもよい。
【0066】第10実施例 本発明の第10実施例を前方から見る断面図を示す図2
1を参照しながら説明する。
【0067】第10実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて胴体5または胴体44の側方にヒンジ
54まわりに下方から上方へ移動63可能な整形(可
動)62を有するヘリコプタである。
【0068】ヘリコプタの胴体5または胴体44の側方
にヒンジ54まわりに移動63可能な整形(可動)62
を付加すると、図40に示すような真下に向うロータ吹
下し49ではなく、横方向に偏流されたロータ吹下し5
1とすることができる。
【0069】このようなロータ吹下し51とすれば、ヘ
リコプタの下で作業している地上操作員17に対してロ
ータ吹下しが直接当たることなく、作業がやり易くな
り、安全性が確保され好都合である。整形(可動)62
はヘリコプタがホバリング(空中停止)飛行する場合、
ヘリコプタ内の操作員60がスイッチ59を操作する
と、電気信号が配線58を通って油圧装置または電動機
57に伝えられ、これらを作動させ、アクチュエータ5
6、ロッド55を介して整形(可動)62をヒンジ54
まわりに上方へ移動63する。また手動で直接ロッド5
5を動かして、移動63させる方式を採用してもよい。
【0070】ホバリング(空中停止)飛行以外の場合
は、上記と逆に、整形(可動)62を引込めて、空気抵
抗の増加を抑え、ヘリコプタの高速性能(最高速度、巡
航速度等)の劣化を防ぐこととしている。
【0071】整形(可動)62は可能な限り広い面積に
わたって装着することが望ましく、胴体5,44の何れ
に対しても適用可能である。整形(可動)62の上下方
向位置は、いずれの位置でもよいが、上方に位置する程
より効果的であることは当然のことである。
【0072】第11実施例 本発明の第11実施例を前方から見る断面図を示す図2
2を参照しながら説明する。
【0073】第11実施例は先に説明した第1ないし4
実施例に加えて胴体5または胴体44の側方に突き出し
式に移動可能な整形(可動)64を有するヘリコプタで
ある。
【0074】ヘリコプタの胴体5または胴体44の側方
に突き出し式に移動65可能な整形(可動)64を付加
すると、図39に示すような真下に向うロータ吹下し4
9ではなく、横方向に偏流されたロータ吹下し51とす
ることができる。
【0075】このようなロータ吹下し51とすれば、ヘ
リコプタの下で作業している地上操作員17に対してロ
ータ吹下し51が直接当たることなく、作業がやり易く
なり、安全性が確保され、好都合である。
【0076】整形(可動)64の移動65はヘリコプタ
がホバリング(空中停止)飛行する場合、ヘリコプタ内
の操作員60がスイッチ59を操作すると、電気信号が
配線58を通って油圧装置または電動機57に伝えら
れ、これらを作動させ、アクチュエータ56,ロッド5
5を介して整形(可動)64を側方へ移動65する。ま
た手動でロッド55を直接動かして移動65させる方式
を採用してもよい。
【0077】ホバリング(空中停止)飛行以外の場合に
は、上記と逆に整形(可動)64を引込めて空気抵抗の
増加を抑え、ヘリコプタの高速性能(最高速度、巡航速
度等)の劣化を防ぐこととしている。
【0078】整形(可動)64は可能な限り広い面積に
わたって装着することが望ましく、胴体5,44の何れ
に対しても適用可能である。整形(可動)64の上下方
向位置は、何れの位置でもよいが、上方に位置する程よ
り効果的であることは当然のことである。
【0079】第12実施例 本発明の第12実施例を前方から見る断面図を示してい
る図23を参照しながら説明する。
【0080】第12実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて胴体5または胴体44の側方にヒンジ
54まわりに上方から下方へ移動可能な整形(可動)6
6を有するヘリコプタである。
【0081】第10実施例の整形(可動)62がヒンジ
54まわりに下方から上方に移動63するのに対し、第
12実施例では整形(可動)66がヒンジ54まわりに
上方から下方に移動63すること以外は第10実施例と
同様である。従って第12実施例は前述の第10実施例
と同様な機能,作用,効果,特徴等を有している。
【0082】第13実施例 本発明の第13実施例を前方から見る断面図を示す図2
4を参照しながら説明する。
【0083】第13実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて、胴体断面形状をおむすび形の胴体6
7を有するヘリコプタである。
【0084】ヘリコプタの胴体断面形状を図24に示す
ような胴体67とすると、図39に示すような真下に向
うロータ吹下し49ではなく、横方向に偏流されたロー
タ吹下し51とすることができる。このようなロータ吹
下し51とすれば、ヘリコプタの下で作業している地上
操作員17に対してロータ吹下しが直接当たることな
く、作業がやり易くなり、安全性が確保される。
【0085】図24では胴体67の上部にフラットな部
分があるが、これがフラットな部分がなく、尖っている
形状でもよい。胴体67の下部が横に張り出している
程、ロータ吹下しを横方向へ偏流する効果は大きくな
り、好都合となる。
【0086】第14実施例 本発明の第14実施例を前方から見る断面図を示す図2
5を参照しながら説明する。
【0087】第14実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて、胴体の上部を下部より狭くし、さら
に下部の外側に胴体側に凹となる曲面を設けた胴体68
を有するヘリコプタである。
【0088】ヘリコプタの断面形状を図25に示すよう
な胴体68とすると、図39に示すような真下に向うロ
ータ吹下し49ではなく、横方向に偏流されたロータ吹
下し51とすることができる。機能,作用,効果,特徴
等は前述の第13実施例と同様である。
【0089】第15実施例 本発明の第15実施例を前方から見る断面図を示す図2
6を参照しながら説明する。
【0090】第15実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて、胴体の上部を下部より狭くして下部
の外側に胴体側に凹となる曲面にして、かつその外側に
フラットな面を設けている胴体69を有するヘリコプタ
である。
【0091】ヘリコプタの断面形状を図26に示すよう
な胴体69とすると、図39に示すような真下に向うロ
ータ吹下し49ではなく、横方向に偏流されたロータ吹
下し51とすることができる。機能,作用,効果,等は
前述の第13実施例と同様である。前述の第14実施例
よりもロータ吹下しを横方向へ偏流する効果は大きくな
り、好都合である。
【0092】第16実施例 本発明の第16実施例を前方から見る断面図を示す図2
7を参照しながら説明する。
【0093】第16実施例は先に説明した第1ないし4
実施例に加えて、胴体73の上部および側部に胴体の外
側に凸の丸みを設けている胴体73を有するヘリコプタ
である。
【0094】ヘリコプタが長時間(約10分以上)にわ
たってホバリング(空中停止)飛行して消火活動を行な
うような場合には、ホバリング性能を良好にして燃料消
費量を軽減する必要があり、このためには、ロータ吹下
しによる胴体の空力抵抗を減少することが1つの大きな
対策となる。
【0095】図27に示すように、ヘリコプタの胴体7
3の上部および側部に胴体の外側の凸の丸みを設けた胴
体73とすると、従来の胴体5に比べ、ロータ吹下しが
胴体5との間で形成する剥離領域が小さくなり、したが
って空力抵抗が軽減でき、ホバリング性能向上に寄与で
きる。
【0096】図40に従来の胴体5に対するロータ吹下
し107が形成する流れの様子を示す。剥離領域108
が大となり、したがって空力抵抗112が大となり、ロ
ータ推力111を阻害する。
【0097】図28に胴体73に対するロータ吹下し1
09が形成する流れの様子を示す。剥離領域110が小
となり、したがって空力抵抗113が小となり、ロータ
推力111を阻害する程度が少なくなり、従来の胴体5
に比べ、ホバリング性能を向上することに寄与できる。
【0098】このようにできれば、同一燃料で長時間に
わたりヘリコプタがホバリング(空中停止)飛行できる
ので、超高層ビル16火災に対して十分な消火活動が可
能となり、より有効となる。(または同時間少ない燃料
でホバリング可能である。)
【0099】図27の胴体73の上方および側方の丸み
は緩やかなものであるが、さらに丸みを強くしてもよ
く、極端な場合には、胴体73を球状にしてもよい。
【0100】第17実施例 本発明の第17実施例を前方から見る断面図を示す図2
9を参照しながら説明する。
【0101】第17実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて、胴体5の外方にベーン75を設けて
いる胴体74を有するヘリコプタである。
【0102】ベーン75により、ヘリコプタのロータが
発生するロータ吹下しと胴体74で形成される流れが整
流されて、前述の胴体73に対すると同様に、剥離領域
110が小となり、したがって空力抵抗113が小とな
り、ロータ推力111を阻害する程度が少なくなり、従
来の胴体5に比らべ、ホバリング性能を向上することに
寄与できる。
【0103】図29では、ベーン75は各場所に1箇し
か装着されていないが、複数箇でも良く、また、上方お
よび下方の両方に装着されているが、何れか片方だけで
もよい。その他については、前述の第16実施例と同様
な機能,作用,効果,特徴等を有している。
【0104】第18実施例 本発明の第18実施例を前方から見る断面図を示す図3
0を参照しながら説明する。
【0105】第18実施例は、先に説明した第1ないし
4実施例に加えて断面が楕円形のような胴体76を有す
るヘリコプタである。
【0106】このような胴体76とすると、ロータ吹下
しと胴体76で形成される流れが整流されて、前述の胴
体73,胴体74等に対するよりもさらに剥離領域11
0を小とすることができ、したがって空力抵抗113が
小となり、ロータ推力111を阻害する程度が少なくな
り、従来の胴体5に比べ、ホバリング性能を向上するこ
とに寄与できる。
【0107】図30では胴体76の下部にフラット部が
あるが、フラット部はなくても良い(フラット部がない
方がより剥離領域が減少し、より空力抵抗が減少して好
都合となる)。適切な形状(楕円形で)とすると、ほと
んど剥離領域の存在しない状態とすることも可能とな
り、極めて効果的とすることができる。
【0108】第19実施例 本発明の第19実施例を横から見る全体図を示す図31
を参照しながら説明する。
【0109】第19実施例は、胴体5内に消火剤容器4
6を設け、この消火剤容器46内に消化剤を満載し、配
管47,弁27を介して筒先11から消火剤噴射48が
できるヘリコプタ45である。
【0110】第19実施例は超高層ビル16の火災に対
する初期消火をねらうもので、消火剤容器46の中に消
火剤を満載して飛行場またはヘリポートから飛び立ち、
超高層ビル16の火災場所に近づき、そこでホバリング
(空中停止)飛行して、消火剤噴射48をして消火活動
する方式である。
【0111】図31では、消火剤容器46をヘリコプタ
45の胴体5中に搭載している図を示すが、第1ないし
4実施例のように、地上(地上に消火剤を積載した車を
用意し、ホース等でヘリコプタの内の配管47と連結し
て使用する)から消火剤を補給してもよい。また、消火
剤容器46に代えて、水容器として水を搭載して水噴射
12としてもよい。当然のことながら水よりも消火剤の
方が初期消火により効果がある。
【0112】操作員10が弁27を開いて、消火剤が消
火剤容器46から配管47を通して筒先11に供給され
るようにする。操作員10が操作機構28を操作して火
災箇所に向けて消火剤噴射48を行ない消火活動する。
【0113】図31は水噴射12の第1実施例に相当す
るが、同様に水噴射12の第2,3実施例に相当する方
式も適用可能である。同様に第4実施例に相当する場合
に対しても適用可能である。消火剤噴射48により、火
災の初期消火に特に効果的であり、大きなメリットとな
る。
【0114】第20実施例 本発明の第20実施例を前方から見る断面図を示す図3
2を参照しながら説明する。
【0115】第20実施例はヘリコプタの胴体5または
胴体44内の消火剤容器46に加えて、胴体5または胴
体44の外側に円筒形の外装消火剤容器77を有するヘ
リコプタである。
【0116】胴体5または胴体44内の消火剤容器46
の中の消火剤のほかさらに加えて外装消火剤容器77内
の消火剤が使用できるので、火災の初期消火により効果
的である。
【0117】外装消火剤容器77は胴体5または胴体4
4の外側に取付装置78を介して胴体5または胴体44
に取り付けられ、消火剤容器46と同様、配管47,弁
27を介して筒先11に消火剤が供給される。
【0118】図32では、外装消火剤容器77は胴体5
または胴体44の左右に装着されているが、左右,上
下,斜め位置の何れでもよく、2箇示しているが、箇数
はいくつでもよい。円筒形のほか、球形でも楕円球の外
装消火剤容器77としてもよい。
【0119】第21実施例 本発明の第21実施例を前方から見る断面図を示す図3
3を参照しながら説明する。
【0120】第21実施例はヘリコプタの胴体5または
胴体44内の消火剤容器46に加えて、胴体5または胴
体44の外側に角張った(直方体または立方体等)外装
消火剤容器79を有するヘリコプタである。
【0121】胴体5または胴体44の外側に取付装置8
0を装着してその上に外装消火剤容器79を取り付けた
り、図33を同様に外装消火剤容器79を直接胴体5ま
たは胴体44に取り付けたりする。その他の機能,作
用,効果,特徴等は前述の第20実施例と同様である。
【0122】第22実施例 本発明の第22実施例を前方から見る断面図を示す図3
4を参照しながら説明する。
【0123】第22実施例は、ヘリコプタの胴体5また
は胴体44内の消火剤容器46に加えて、胴体5または
胴体44の外側に胴体5または胴体44側はフラット
で、外方が外側に凸の曲面からなる外装消火剤容器81
を有するヘリコプタである。
【0124】外装消火剤容器81は胴体5または胴体4
4の外側に取付装置82を介して、胴体5または胴体4
4に取り付けられ、消火剤容器46と同様配管47,弁
27を介して筒先11に消火剤が供給される。その他の
機能,作用,効果,特徴等に前述の第20実施例と同様
である。
【0125】第23実施例 本発明の第23実施例を前方から見る断面図を示す図3
5を参照しながら説明する。
【0126】第23実施例は前述の第19実施例の消火
剤容器46の容量をさらに増加すべく胴体の主要部を消
火剤容器83とするベーン75つきの胴体84を有する
ヘリコプタである。
【0127】ロータ2,ロータ回転軸3等のロータ駆動
部115と消火剤容器83との結合は、結合部114で
なされており、消火剤容器83から筒先11までの消火
剤の供給方法は第19実施例と同様である。
【0128】胴体84のスペースの多くを消火剤容器8
3として使用するため、燃料収納スペースが減少する。
このため、ヘリコプタのホバリング(空中停止)飛行の
性能を向上することが必要となり、図29に示す第17
実施例のようなベーン75を有している。ベーン75の
効果については、前述の第17実施例と同様である。
【0129】このように消火剤容器83が大規模となる
と、大量の消火剤を搭載でき、超高層ビル16の火災の
初期消火に極めて有効となる。
【0130】第24実施例 本発明の第24実施例を前方から見る断面図を示す図3
6を参照しながら説明する。
【0131】第24実施例は前述の第19実施例の消火
剤容器46の容量をさらに増加すべく、胴体の主要部を
消火剤容器85とする上部および側部に胴体の外側に凸
の丸みを設けた(第16実施例のような)胴体86を有
するヘリコプタである。
【0132】ロータ2,ロータ回転軸3等のロータ駆動
部115と消火剤容器85との結合は結合部114でな
されており、消火剤容器85から筒先11までの消火剤
の供給方法は第19実施例と同様である。
【0133】胴体86のスペースの多くを消火剤容器8
5として使用するため、燃料収納スペースが減少する。
このため、ヘリコプタのホバリング(空中停止)飛行性
能を向上することが必要となり、図36では図27に示
す第16実施例のように、ヘリコプタの胴体86の上部
および側部に胴体外側に凸の丸みを設けた。胴体86の
上部および側部に丸みを設ける効果は第16実施例と同
様である。その他の機能,作用,効果,特徴等は前述の
第23実施例と同様である。
【0134】第25実施例 本発明の第25実施例を前方から見る断面図を示す図3
7を参照しながら説明する。
【0135】第25実施例は、前述の第19実施例の消
火剤容器46の容量をさらに増加すべく、胴体の主要部
を消火剤容器87とする断面が楕円形のような胴体88
を有するヘリコプタである。
【0136】ロータ2,ロータ回転軸3等のロータ駆動
部115を消火剤容器87との結合は、結合部114で
されており、消火剤容器87から筒先11までの消火剤
の供給方法は前述の第19実施例と同様である。
【0137】胴体88のスペースの多くを消火剤容器8
7として使用するため、燃料収納スペースが減少する。
このため、ヘリコプタのホバリング(空中停止)飛行性
能を向上することが必要となり、図37では図30に示
す第18実施例のように、ヘリコプタの胴体の断面を楕
円形の胴体88としている。楕円形の胴体の効果につい
ては、前述の第18実施例と同様である。その他の機
能,作用,効果,特徴等は前述の第23実施例と同様で
ある。
【0138】
【発明の効果】本発明により従来不可能であった超高層
ビル16の火災の消火活動が可能なヘリコプタを提供す
ることが可能となった。 1.ヘリコプタの胴体の前部の外部に筒先11を設け、
ヘリコプタがホバリング(空中停止)飛行してこの筒先
11から超高層ビル16の火災箇所に水噴射12を行な
い、消火活動ができるヘリコプタとしているので、従来
の梯子消防車23が届かなかった高さに対しても十分に
消火活動が可能となり、大きな社会的メリットとなる。
【0139】2.上記1でさらにヘリコプタの胴体の上
部に整形(固定)52,整形(可動)53,整形(固
定)70,整形(固定)71,整形(固定)72等を装
着したり、胴体の側方に整形(可動)62,整形(可
動)64,整形(可動)66等を装着したり、胴体断面
形状を胴体67,68,69としたりしているヘリコプ
タとしていて、ヘリコプタのロータ2が発生するロータ
吹下しを横方に偏流できるので、地上における地上操作
員17に対する悪影響をなくして作業性の悪化,危険性
等を改善でき、効果的である。
【0140】3.ヘリコプタの胴体の前部の外部に筒先
11を設け、ヘリコプタの胴体内に消火剤容器46,8
3,85,87等を搭載したり、さらに外部に外装消火
剤容器77,79,81等を搭載して、筒先11から消
火剤噴射48を行ない、消火活動ができるヘリコプタと
しているので、従来の梯子消防車23が届かなかった高
さに対しても十分に消火活動が可能となり、大きな社会
的メリットとなる。特に初期消火活動に有効であり、好
都合である。交通渋滞で消防車または梯子消防車が火災
現場に到着できないような場合には、特に効果的に消火
活動が可能となり、社会的メリットが大きい。また以上
の説明は主として超高層ビル16の火災に対してなされ
ているが、一般の火災についても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面全体図である。
【図2】図1のA部側面詳細図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】ホースを搭載している場合の連結の第1法を示
す図である。
【図5】ホースを搭載していない場合のホース連結の第
2法を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例の側面全体図である。
【図7】図6のB部側面詳細図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】本発明の第2実施例の作動ブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例の側面全体図である。
【図11】図10のC部側面詳細図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】本発明の第3実施例の作動ブロック図であ
る。
【図14】本発明の第3実施例のコンピユータ制御フロ
ーチャートである。
【図15】本発明の第4実施例の側面全体図である。
【図16】本発明の第5実施例の前方から見た断面図で
ある。
【図17】本発明の第6実施例の前方から見た断面図で
ある。
【図18】本発明の第7実施例の前方から見た断面図で
ある。
【図19】本発明の第8実施例の前方から見た断面図で
ある。
【図20】本発明の第9実施例の前方から見た断面図で
ある。
【図21】本発明の第10実施例の前方から見た断面図
である。
【図22】本発明の第11実施例の前方から見た断面図
である。
【図23】本発明の第12実施例の前方から見た断面図
である。
【図24】本発明の第13実施例の前方から見た断面図
である。
【図25】本発明の第14実施例の前方から見た断面図
である。
【図26】本発明の第15実施例の前方から見た断面図
である。
【図27】本発明の第16実施例の前方から見た断面図
である。
【図28】胴体73まわりの流れの状態を示す図であ
る。
【図29】本発明の第17実施例の前方から見た断面図
である。
【図30】本発明の第18実施例の前方から見た断面図
である。
【図31】本発明の第19実施例の前方から見た断面図
である。
【図32】本発明の第20実施例の前方から見た断面図
である。
【図33】本発明の第21実施例の前方から見た断面図
である。
【図34】本発明の第22実施例の前方から見た断面図
である。
【図35】本発明の第23実施例の前方から見た断面図
である。
【図36】本発明の第24実施例の前方から見た断面図
である。
【図37】本発明の第25実施例の前方から見た断面図
である。
【図38】従来の高層ビル火災消火作業を説明する図で
ある。
【図39】従来のヘリコプタ下の流れの状態を示す図で
ある。
【図40】胴体5まわりの流れの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘリコプタ 2 ロータ 3 ロータ回転軸 4 エンジン 5 胴体 6 水平尾翼 7 垂直尾翼 8 テールロータ 9 地面 10 操作員 11 筒先 12 水噴射 13 交信器 14 ホース操作員 15 ホース 16 超高層ビル 17 地上操作員 18 消防車 19 ポンプ 20 ホース 21 消火栓 22 パイロット 23 梯子消防車 24 梯子 25 消防士 26 継手 27 弁 28 操作機構 29 ホース巻き上げ巻き戻し機 30 カメラ 31 配線 32 ディスプレイ 33 操作板 34 配線 35 駆動機構 36 ヘリコプタ 37 ヘリコプタ 38 センサ 39 配線 40 コンピユータ 41 配線 42 配線 43 ヘリコプタ 44 胴体 45 ヘリコプタ 46 消火剤容器 47 配管 48 消火剤噴射 49 ロータ吹下し 50 循環 51 ロータ吹下し 52 整形(固定) 53 整形(可動) 54 ヒンジ 55 ロッド 56 アクチュエータ 57 油圧装置または電動機 58 配線 59 スイッチ 60 操作員 61 移動 62 整形(可動) 63 移動 64 整形(移動) 65 移動 66 整形(可動) 67 胴体 68 胴体 69 胴体 70 整形(固定) 71 整形(固定) 72 整形(固定) 73 胴体 74 胴体 75 ベーン 76 胴体 77 外装消火剤容器 78 取付装置 79 外装消火剤容器 80 取付装置 81 外装消火剤容器 82 取付装置 83 消火剤容器 84 胴体 85 消火剤容器 86 胴体 87 消火剤容器 88 胴体 89 回転板 90 把手 91 ロッド 92 支持装置 93 ヒンジ 94 移動 95 移動 96 回転 97 上下移動機構 98 回転軸 99 モータ 100 回転機構 101 回転軸 102 モータ 103 ホースを下げる 104 上昇 105 ひも 106 ホースを上げる 107 ロータ吹下し 108 剥離領域大 109 ロータ吹下し 110 剥離領域小 111 ロータ推力 112 空力抵抗大 113 空力抵抗小 114 結合部 115 ロータ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 勝昌 愛知県名古屋市中村区岩塚町九反所60番地 の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体の前部外側に水噴射を行ない得る筒
    先を設けたことを特徴とするヘリコプタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘリコプタの胴体の上
    部、または胴体の側方に、固定または可動の整形物を装
    着し、あるいは胴体断面形状を変形することを特徴とす
    るヘリコプタ。
  3. 【請求項3】 胴体内に消火剤容器を搭載、または胴体
    外側に外装消火剤容器を搭載し、胴体の前部外側に設け
    た筒先から消火剤噴射を行なうことを特徴とする請求項
    1および請求項2記載のヘリコプタ。
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Cited By (6)

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