JPH05138990A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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Publication number
JPH05138990A
JPH05138990A JP3300582A JP30058291A JPH05138990A JP H05138990 A JPH05138990 A JP H05138990A JP 3300582 A JP3300582 A JP 3300582A JP 30058291 A JP30058291 A JP 30058291A JP H05138990 A JPH05138990 A JP H05138990A
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JP
Japan
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printer
case
frame
direction perpendicular
print head
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Pending
Application number
JP3300582A
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English (en)
Inventor
Koichi Sugino
光一 杉野
Keiichiro Takahashi
啓一郎 高橋
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Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯時等にかさばることがなく、しかも印字
領域幅を大きく設定できるようにする。 【構成】 プリンタケース1はサイドケース6,7のス
ライド動作で紙送り方向と直角な方向に伸縮可能となっ
ている。プリンタケース内のプリンタフレーム8はプリ
ンタケース1の伸縮を許容する大きさに設定されてい
る。プリンタフレーム8には、移動レール20が紙送り
方向と直角な方向へスライド可能に取り付けられ、この
移動レール20に紙送り方向と直角な方向へスライド可
能に印字ヘッド18が取り付けられている。そして、印
字時には、キャリアモータ21の駆動力で移動レール2
0がプリンタフレーム8に対してスライドすると同時に
このスライド動作で印字ヘッド18が移動レール20に
対して移動レール20のスライド距離と同距離だけスラ
イドし、印字ヘッド18をプリンタケース1の伸長長さ
に応じた領域で走行駆動できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドが紙送り方
向と直角な方向へ走行駆動されるシリアルプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリンタでは、プリンタフレー
ムにガイド軸やガイドレール等のヘッド支持部材が固定
され、このヘッド支持部材を介して印字ヘッドが紙送り
方向と直角な方向へ走行可能に支持されている。
【0003】ところで、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサー等では、携帯可能に小型化が図られ、こ
れに伴って上記のようなシリアルプリンタにおいても携
帯可能に小型化することが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来構造では、ヘッド支持部材を印字ヘッドの走行距
離よりも長く設定する必要があるので、プリンタケース
を印字領域幅よりも幅広に形成する必要があり、印字領
域幅を大きく設定すると、これに伴ってプリンタケース
が大型化して携帯時にかさばり、反対にプリンタケース
を小型化すると、これに伴って印字領域幅が小さくなる
という問題があった。
【0005】本発明は、携帯時等にかさばることがな
く、しかも印字領域幅を大きく設定できるシリアルプリ
ンタを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、印字ヘッドが
紙送り方向と直角な方向へ走行駆動されるシリアルプリ
ンタであって、第1のケースと当該第1のケースに対し
て紙送り方向と直角な方向へスライド可能に設けられる
第2のケースとを備え第1のケースに対する第2のケー
スのスライド動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮され
るプリンタケースと、プリンタケースの内部で第1のケ
ースまたは第2のケースのいずれか一方に固定され且つ
プリンタケースの伸縮を許容する大きさに形成されるプ
リンタフレームと、プリンタフレームに紙送り方向と直
角な方向へスライド可能に取り付けられるとともに印字
ヘッドが紙送り方向と直角な方向へスライド可能に取り
付けられるヘッド支持部材と、印字ヘッドをヘッド支持
部材に対してスライド駆動するヘッド駆動手段と、ヘッ
ド支持部材をプリンタフレームに対してスライド駆動す
る支持部材駆動手段と、を有していることを特徴として
いる。
【0007】また、本発明は、印字ヘッドが紙送り方向
と直角な方向へ走行駆動されるシリアルプリンタであっ
て、第1のケースと当該第1のケースに対して紙送り方
向と直角な方向へスライド可能に設けられる第2のケー
スとを備え第1のケースに対する第2のケースのスライ
ド動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮されるプリンタ
ケースと、プリンタケースの内部で第1のケースまたは
第2のケースのいずれか一方に固定され且つプリンタケ
ースの伸縮を許容する大きさに形成される固定フレーム
と当該固定フレームに対して紙送り方向と直角な方向へ
スライド可能に設けられる可動フレームとを備え固定フ
レームに対する可動フレームのスライド動作でプリンタ
ケースの伸縮長さに応じて紙送り方向と直角な方向へ伸
縮されるプリンタフレームと、固定フレームおよび可動
フレームに紙送り方向と直角な方向へ延設されてプリン
タフレームの伸縮長さに応じて紙送り方向と直角な方向
へ伸縮されるとともに印字ヘッドが紙送り方向と直角な
方向へスライド可能に取り付けられるヘッド支持部材
と、印字ヘッドをヘッド支持部材に対してスライド駆動
するヘッド駆動手段と、を有していることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】本発明によれば、プリンタケースが紙送り方向
と直角な方向へ伸縮可能に設けられ、且つプリンタフレ
ームがプリンタケースの伸縮を許容するように構成され
るので、携帯時等に必要に応じてプリンタケースを紙送
り方向と直角な方向へ縮小させてコンパクトにできる。
【0009】また、ヘッド支持部材とヘッド駆動手段と
支持部材駆動手段、あるいはヘッド支持部材とヘッド駆
動手段とにより、印字ヘッドをプリンタケースの伸縮長
さに応じた領域で走行駆動させることができ、プリンタ
ケースを伸長させれば、印字領域幅を大きく設定でき
る。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基いて
説明する。図1に示されるようにプリンタケース1に
は、下面に給紙口2が形成されているとともに上面に排
紙口3が形成され、給紙口2を通して記録紙4が下方か
ら供給されて排紙口3を通して印字済みの記録紙4が上
方に排出されるようになっている。
【0011】プリンタケース1は、図2に示されるよう
に第1のケースとしてのセンターケース5と、その両側
に設けられる第2のケースとしてのサイドケース6,7
とで矩形箱状に形成されている。サイドケース6,7は
それぞれセンターケース5に紙送り方向と直角な方向へ
スライド可能に嵌合されており、プリンタケース1はセ
ンターケース5に対するサイドケース6,7のスライド
動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮可能となってい
る。センターケース5およびサイドケース6,7の紙送
り方向と直角な方向の寸法(以下、幅寸法という。)と
センターケース5に対するサイドケース6,7のスライ
ドストロークは、プリンタケース1の最大縮小率が約1
/2となるように設定されている(図2、図3参照)。
【0012】このプリンタケース1の内部には、プリン
タフレーム8が設けられ、このプリンタフレーム8に図
示しない固定手段を介してセンターケース5が固定され
ている。プリンタフレーム8の幅寸法は、プリンタケー
ス1の伸縮を許容し、且つその最大縮小率が約1/2と
なるように設定されている(図2、図3参照)。
【0013】プリンタフレーム8はメインフレーム11
とサブフレーム12とで構成されている。メインフレー
ム11は記録紙4の搬送路を挟んで片側に配置されてい
る。このメインフレーム11は断面形状がL字型に形成
され、その一辺側が記録紙4の搬送路と平行に対向する
矩形板部11aとなっており、他辺側が記録紙4の搬送
路と直角な矩形板部11bとなっている。矩形板部11
bは平面形状が枠状となっており、中央部に矩形の開口
11cが形成されている。サブフレーム12は記録紙4
の搬送路を挟んでメインフレーム11と反対側で記録紙
4の搬送路と平行に対向し、メインフレーム11の矩形
板部11aとで記録紙4の搬送を案内するようになって
いる。
【0014】プリンタフレーム8の下端部には、1対の
スライド軸15,16が上下方向に並んで取り付けら
れ、これらのスライド軸15,16を介してサイドケー
ス6,7がセンターケース5に対してスライド可能に支
持されている。上側の各スライド軸15は一端部がブラ
ケット13を介して一方のサイドケース6に固着され、
他端部がそれぞれサブフレーム12およびメインフレー
ム11の矩形板部11aに紙送り方向と直角な方向へス
ライド可能に嵌合されている。下側の各スライド軸16
は一端部がブラケット14を介してサイドケース7に固
着され、他端部がそれぞれサブフレーム12およびメイ
ンフレーム11の矩形板部11aに紙送り方向と直角な
方向へスライド可能に嵌合されている。これらの各スラ
イド軸15,16はサブフレーム12およびメインフレ
ーム11との嵌合深さがプリンタケース1の最大伸長状
態でサブフレーム12およびメインフレーム11の幅寸
法の1/2程度となり、且つプリンタケース1の最大縮
小状態でサブフレーム12およびメインフレーム11の
幅寸法と同程度となってプリンタケース1の最大縮小率
が約1/2となるようにその長さおよびスライドストロ
ークが設定されている(図2、図3参照)。
【0015】このプリンタフレーム8には、記録紙4を
搬送する紙送りローラ17が取り付けられているととも
に紙送りローラ17の下流で記録紙4に印字する印字ヘ
ッド18が取り付けられている。
【0016】紙送りローラ17は駆動ローラ17aとこ
の駆動ローラ17aに弾接する従動ローラ17bとで構
成されている。駆動ローラ17aはサブフレーム12に
取り付けられ、図示しないギヤを介して紙送りモータ1
9の駆動力で回転されて従動ローラ17bとで記録紙4
を挟持搬送するようになっている。紙送りモータ19は
駆動ローラ17aと共にサブフレーム12に取り付けら
れている。従動ローラ17bはメインフレーム11の矩
形板部11aに取り付けられている。
【0017】印字ヘッド18はメインフレーム11にヘ
ッド支持部材としての移動レール20を介して紙送り方
向と直角な方向へ走行可能に取り付けられ、キャリアモ
ータ21の駆動力で駆動されるようになっている。な
お、本実施例では、印字ヘッド18はインクジェット式
のものが適用されている。
【0018】移動レール20は矩形枠状に形成され、中
央部に開口20aが形成されている。この移動レール2
0はメインフレーム11の矩形板部11bに紙送り方向
と直角な方向へスライド可能に嵌合され、プリンタケー
ス1の伸縮長さに応じた領域でメインフレーム11に対
してスライド可能となっている。移動レール20の幅寸
法は、メインフレーム11に対するスライド動作でメイ
ンフレーム11と平面的に重なってプリンタケース1の
伸縮を許容し、且つその最大縮小率が約1/2となるよ
うにメインフレーム11の幅寸法と同程度に設定されて
いる。
【0019】この移動レール20には、紙送り方向と直
角な方向へその全域に亘ってスライド可能にキャリア2
2が嵌合され、このキャリア22に印字ヘッド18が固
定されている。キャリア22には、ワイヤ留め23が形
成され、このワイヤ留め23に無端状のワイヤ24の一
部が係止されている。ワイヤ24は移動レール20にそ
の開口20a内でプーリ25,26を介して紙送り方向
と直角な方向に張設され、一方の直線部の一部がワイヤ
留め23に係止されている。このワイヤ24はワイヤ留
め23への係止側と反対側の直線部の一部がメインフレ
ーム11の矩形枠板部11bにワイヤ留め27を介して
係止されている。これにより、移動レール20がメイン
フレーム11に対してスライドされると、ワイヤ24が
回転し、この回転によってキャリア22が移動レール2
0に対して移動レール20のスライド距離と同距離だけ
スライドされるようになっている。
【0020】キャリアモータ21はメインフレーム11
に取り付けられ、ワイヤ28を介して移動レール20を
メインフレーム11に対してスライド駆動できるように
なっている。ワイヤ28は移動レール20にその開口2
0a内で紙送り方向と直角な方向に張設され、中間部が
プーリ29に巻き掛けられている。プーリ29はメイン
フレーム11の矩形板部11bにその開口11c内で回
転可能に支持され、歯車30,31を介してキャリアモ
ータ21の駆動力で回転されるようになっている。歯車
30はプーリ29に同軸的且つ一体的に形成され、プー
リ29と一体に回転するようになっている。歯車31は
キャリアモータ21の駆動軸に同軸的に固着されている
とともに歯車30と噛合されている。これにより、キャ
リアモータ21が駆動されると、歯車30,31を介し
てプーリ29が回転し、この回転によって移動レール2
0がメインフレーム11に対してスライド駆動されるよ
うになっている。
【0021】なお、プリンタフレーム8の周囲には、セ
ンターケース5とサブフレーム12との間にサブフレー
ム12と平面的に重なるようにプリント基板32が固設
され、このプリント基板32に印字ヘッド18、紙送り
モータ19およびキャリアモータ21の駆動制御回路が
内臓されている。
【0022】次に作用を説明する。不使用時等には、サ
イドケース6,7を押し込み操作等によりセンターケー
ス5に対してスライドさせれば、プリンタケース1の幅
寸法を図3に示されるように最大伸長時の約1/2とす
ることができ、携帯時等にかさばることがなく、便利で
ある。
【0023】使用時には、図2に示されるようにサイド
ケース6,7を引き出し操作等によりセンターケース5
に対してスライドさせてプリンタケース1を伸長し、こ
の状態で図1に示されるように給紙口2を通して記録紙
4を供給すれば、紙送りローラ17によって記録紙4が
搬送され、その途中で印字ヘッド18によって記録紙4
が印字され、印字後は排紙口3を通して印字済みの記録
紙4がプリンタケース1の外部に排出される。
【0024】ここで、プリンタケース1の伸長状態で
は、移動レール20がプリンタケース1の伸縮長さに応
じた範囲でメインフレーム11に対してスライド可能と
なる。そして、印字時には、キャリアモータ21の駆動
力でプーリ29が回転し、この回転によって移動レール
20がメインフレーム11に対して紙送り方向と直角な
方向へスライド駆動され、このスライド動作でキャリア
22がメインフレーム11に対して紙送り方向と直角な
方向へ移動する。これと同時に、移動レール20のスラ
イド動作でワイヤ24が回転し、この回転によってキャ
リア22が移動レール20に対して移動レール20のス
ライド距離と同距離だけスライド駆動される。
【0025】したがって、使用時には、メインフレーム
11に対する移動レール20のスライドおよび移動レー
ル20に対するキャリア22のスライドによって、印字
ヘッド18をプリンタケース1の伸長長さに応じた領域
B(図2に図示)で走行駆動でき、プリンタケース1の
伸長長さに合わせて大きな印字領域幅を確保できる。こ
れにより、幅寸法の大きな記録紙4にも対応できる。
【0026】なお、上記実施例では、ワイヤ28を介し
て移動レール20を駆動するようにしたが、移動レール
20にラック歯を形成し、このラック歯と噛合するピニ
オンを介してキャリアモータ21の駆動力で移動レール
20をメインフレーム11に対してスライド駆動するよ
うにしてもよい。
【0027】また、上記実施例では、ワイヤ24,28
を用いて1つのキャリアモータ21の駆動力で移動レー
ル20をメインフレーム11に対してスライド駆動する
と同時に印字ヘッド18を移動レール20に対してスラ
イド駆動するようにしたが、2つの駆動手段を用いて移
動レール20および印字ヘッド18を別々にスライド駆
動するようにしてもよい。この場合には、プリンタケー
ス1を最大限縮小した状態であっても、印字ヘッド18
を走行駆動して印字できる。
【0028】次に本発明の第2実施例を図4乃至図6に
基いて説明する。この実施例では、図4に示されるよう
にプリンタケース40には、下面および側面にそれぞれ
給紙口41,42が形成されているとともに上面に排紙
口43が形成され、給紙口41または給紙口42のいず
れか一方を通して記録紙44が供給されて排紙口43を
通して印字済みの記録紙44が排出されるようになって
いる。
【0029】プリンタケース40は、図5にも示される
ように第1のケース45と、第2のケース46とで矩形
箱状に形成されている。第1のケース45には、側面に
紙棚47が形成され、この紙棚47に記録紙44を載置
して給紙口42を通して供給できるようになっている。
第2のケース46は第1のケース45に紙送り方向と直
角な方向へスライド可能に嵌合されており、プリンタケ
ース40は第1のケース45に対する第2のケース46
のスライド動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮可能と
なっている。第1のケース45および第2のケース46
の幅寸法と第1のケース45に対する第2のケース46
のスライドストロークは、プリンタケース40の最大縮
小率が約1/2となるように設定されている(図5、図
6参照)。
【0030】このプリンタケース40の内部には、プリ
ンタケース40の伸縮長さに応じて伸縮可能にプリンタ
フレーム48が設けられている。プリンタフレーム48
は固定フレームとしてのメインフレーム49と可動フレ
ームとしてのサブフレーム50とで構成されている。
【0031】メインフレーム49には、図示しない固定
手段を介して第1のケース45が固定されている。メイ
ンフレーム49の幅寸法は、プリンタケース40の伸縮
を許容し、且つその最大縮小率が約1/2となるように
設定されている(図5、図6参照)。このメインフレー
ム49は断面形状がL字状に形成され、一辺側が記録紙
4の搬送方向に沿って延設される矩形板部49aとなっ
ており、他辺側が記録紙4の搬送路に対して直角な矩形
板部49bとなっている。矩形板部49aには、記録紙
44の搬送路を構成する切り込み51が形成されてい
る。
【0032】サブフレーム50には、図示しない固定手
段を介して第2のケース46が固定されている。このサ
ブフレーム50には、記録紙44の搬送路を挟んで互い
に対向し且つ紙送り方向と直角な方向に延出する1対の
ガイド板部50aが形成されているとともに1対のガイ
ド板部50aの下方で記録紙44の搬送路を挟んで互い
に対向し且つ紙送り方向と直角な方向に延出する1対の
ガイド板部50bが形成され、且つガイド板部50bの
側方で紙送り方向と直角な方向に延出するガイド板部5
0cが形成され、これらは共にメインフレーム49に紙
送り方向と直角な方向にスライド可能に嵌合されてい
る。ガイド板部50a,50b,50cはプリンタケー
ス40の伸縮長さに応じてプリンタフレーム48が伸縮
するようにその長さおよびスライドストロークが設定さ
れている(図5、図6参照)。
【0033】このプリンタフレーム48には、紙送りロ
ーラ52,53が取り付けられているとともに紙送りロ
ーラ52,53の下流に排紙ローラ54,55が取り付
けられ、且つ紙送りローラ52,53と排紙ローラ5
4,55との間に記録紙44に印字する印字ヘッド56
が取り付けられている。
【0034】紙送りローラ52および排紙ローラ54
は、共にメインフレーム49の矩形板部49aに取り付
けられ、紙送りローラ53および排紙ローラ55はそれ
ぞれサブフレーム50のガイド板部50b、50aに取
り付けられ、これらは共に図示しないギヤを介して紙送
りモータ57の駆動力で回転されて記録紙44を挟持搬
送するようになっている。これにより、プリンタケース
40の伸長状態では、記録紙44の片側が紙送りローラ
52および排紙ローラ54によって挟持搬送されると同
時に記録紙44の他の片側が紙送りローラ53および排
紙ローラ55によって挟持搬送されるようになってい
る。なお、紙送りモータ57はサブフレーム50に取り
付けられている。
【0035】印字ヘッド56はキャリア58に搭載さ
れ、キャリア58を介してキャリアモータ59の駆動力
でプリンタフレーム48に紙送り方向と直角な方向へ走
行駆動されるようになっている。なお、本実施例におい
ても、印字ヘッド56はインクジェット式のものが適用
されている。
【0036】キャリア58は印字ヘッド56のインク吐
出向きが記録紙44の搬送路に対して斜めになるように
メインフレーム49の矩形板部49bに対して斜めに配
置されている。このキャリア58はプリンタフレーム4
8に紙送り方向と直角な方向へスライド可能に嵌合され
ている。プリンタフレーム48には、メインフレーム4
9の矩形板部49bにその全域に亘って嵌合凸部49
c,49dが形成されているとともにサブフレーム50
のガイド板部50cにその全域に亘って嵌合凸部50d
が形成され、且つサブフレーム50のガイド板部50b
にその全域に亘って嵌合凹部50eが形成され、これら
の嵌合凸部49c,49d,50dおよび嵌合凹部50
eを介してキャリア58が紙送り方向と直角な方向にス
ライド可能に嵌合されている。ガイド板部50bおよび
嵌合凹部50eは、メインフレーム49に対するサブフ
レーム50のスライド動作の妨げとならないように嵌合
凸部49c,49dと異なる部位でキャリア58と嵌合
するようになっている。これにより、プリンタフレーム
48の縮小状態では嵌合凸部49c,49d,50dお
よび嵌合凹部50eのそれぞれにキャリア58が嵌合
し、プリンタフレーム48の伸長状態ではメインフレー
ム49側で嵌合凸部49c,49dにキャリア58が嵌
合し、サブフレーム50側で嵌合凸部50dおよび嵌合
凹部50eにキャリア58が嵌合してプリンタフレーム
48の伸縮長さに応じてキャリア58の走行可能領域が
伸縮するようになっている。
【0037】このキャリア58には、下部にベルト留め
58aが形成され、このベルト留め58aにタイミング
ベルト60の一部が係止されている。タイミングベルト
60はタイミングプーリ61,62,63,64,65
に巻き掛けられ、これらのタイミングプーリを介してキ
ャリア58の下方を通るようにしてプリンタフレーム4
8に紙送り方向と直角な方向へ張設されている。タイミ
ングプーリ61はプリンタフレーム48の伸長状態で印
字ヘッド56の走行領域の片側端部に位置するようにメ
インフレーム49の矩形板部49bの端部に回転可能に
軸支されている。タイミングプーリ62,63は共にプ
リンタフレーム48の伸長状態で印字ヘッド56の走行
領域の他の片側端部に位置するようにサブフレーム50
のガイド板部50cの基部付近に回転可能に軸支され、
タイミングプーリ61との間でタイミングベルト60の
一部がベルト留め58aに係止されている。タイミング
プーリ64はプリンタフレーム48の伸長状態で印字ヘ
ッド56の走行領域の中間位置に位置するようにサブフ
レーム50のガイド板部50cの先端部付近に回転可能
に軸支されている。タイミングプーリ65はプリンタフ
レーム48の伸長状態で印字ヘッド56の走行領域の中
間位置に位置するようにメインフレーム49の矩形板部
49bの先端部に回転可能に軸支されている。このタイ
ミングプーリ65はメインフレーム49に対するサブフ
レーム50のスライド動作の妨げとならないようにタイ
ミングプーリ64に対してサブフレーム50のスライド
方向と直角な方向にオフセットされ、タイミングプーリ
64とでタイミングベルト60の一部をS時型に屈曲さ
せてタイミングベルト60の緊張状態を維持したままサ
ブフレーム50をメインフレーム49に対してスライド
可能としている。
【0038】キャリアモータ59はメインフレーム49
に取り付けられ、図示しないギヤを介して介してタイミ
ングプーリ65を回転駆動できるようになっている。
【0039】なお、プリンタフレーム48の周囲には、
第1のケース45とメインフレーム49の矩形板部49
bとの間にメインフレーム49と平面的に重なるように
プリント基板66が固設され、このプリント基板66に
は印字ヘッド56、紙送りモータ57およびキャリアモ
ータ59の駆動制御回路が内臓されている。
【0040】次に作用を説明する。不使用時等には、第
2のケース46を押し込み操作等により第1のケース4
5に対してスライドさせれば、プリンタケース40の幅
寸法を図6に示されるように最大伸長時の約1/2とす
ることができ、携帯時等にかさばることがなく、便利で
ある。
【0041】使用時には、図5に示されるように第2の
ケース46を引き出し操作等により第1のケース45に
対してスライドさせてプリンタケース40を伸長し、こ
の状態で給紙口41または42を通して記録紙44を供
給すれば、紙送りローラ52,53によって記録紙44
が搬送され、その途中で印字ヘッド56によって記録紙
44が印字され、印字後は排紙口43を通して印字済み
の記録紙44がプリンタケース40の外部に排出され
る。
【0042】ここで、プリンタケース40の伸長時に
は、その伸長長さに応じてプリンタフレーム48が紙送
り方向と直角する方向へ伸長し、その伸長長さに応じて
印字ヘッド18の走行可能領域も伸長する。そして、印
字時には、キャリアモータ59の駆動力でタイミングプ
ーリ59が回転し、この回転によってタイミングベルト
60が回転してキャリア58が紙送り方向と直角な方向
へスライド駆動される。
【0043】したがって、この実施例においても、使用
時に印字ヘッド56をプリンタケース40の伸長長さに
応じた領域C(図5に図示)で紙送り方向と直角な方向
へ走行駆動でき、プリンタケース40の伸長長さに合わ
せて大きな印字領域幅を確保できる。
【0044】なお、本実施例では、プリンタケース40
の伸縮長さに応じて印字ヘッド18の走行可能領域が伸
縮し、その領域内で印字ヘッド56を常に走行駆動でき
るので、プリンタケース40の伸縮長さの大小にかかわ
らず、印字可能であり、例えばプリンタケース40を最
大限縮小した状態であっても印字ヘッド56を走行駆動
して印字できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯時等にかさばることがなく、しかも印字領域幅を大
きく設定できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1のプリンタケースの縮小状態を図2に対応
して示した横断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4の横断面図である。
【図6】図4のプリンタケースの縮小状態を図5に対応
して示した横断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタケース 5 センターケース(第1のケース) 6,7 サイドケース(第2のケース) 8 プリンタフレーム 18 印字ヘッド 20 移動レール(ヘッド支持部材) 21 キャリアモータ(ヘッド駆動手段、支持部材駆
動手段) 40 プリンタケース 45 第1のケース 46 第2のケース 49 メインフレーム(固定フレーム) 49c,49d 嵌合凸部(ヘッド支持部材) 50 サブフレーム(可動フレーム) 50d 嵌合凸部(ヘッド支持部材) 50e 嵌合凹部(ヘッド支持部材) 56 印字ヘッド 59 キャリアモータ(ヘッド駆動手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドが紙送り方向と直角な方向へ
    走行駆動されるシリアルプリンタであって、 第1のケースと当該第1のケースに対して紙送り方向と
    直角な方向へスライド可能に設けられる第2のケースと
    を備え上記第1のケースに対する上記第2のケースのス
    ライド動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮されるプリ
    ンタケースと、 上記プリンタケースの内部で上記第1のケースまたは上
    記第2のケースのいずれか一方に固定され、且つ上記プ
    リンタケースの伸縮を許容する大きさに形成されるプリ
    ンタフレームと、 上記プリンタフレームに紙送り方向と直角な方向へスラ
    イド可能に取り付けられるとともに上記印字ヘッドが紙
    送り方向と直角な方向へスライド可能に取り付けられる
    ヘッド支持部材と、 上記印字ヘッドを上記ヘッド支持部材に対してスライド
    駆動するヘッド駆動手段と、 上記ヘッド支持部材を上記プリンタフレームに対してス
    ライド駆動する支持部材駆動手段と、 を有していることを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドが紙送り方向と直角な方向へ
    走行駆動されるシリアルプリンタであって、 第1のケースと当該第1のケースに対して紙送り方向と
    直角な方向へスライド可能に設けられる第2のケースと
    を備え上記第1のケースに対する上記第2のケースのス
    ライド動作で紙送り方向と直角な方向へ伸縮されるプリ
    ンタケースと、 上記プリンタケースの内部で上記第1のケースまたは上
    記第2のケースのいずれか一方に固定され且つ上記プリ
    ンタケースの伸縮を許容する大きさに形成される固定フ
    レームと当該固定フレームに対して紙送り方向と直角な
    方向へスライド可能に設けられる可動フレームとを備
    え、上記固定フレームに対する上記可動フレームのスラ
    イド動作で上記プリンタケースの伸縮長さに応じて紙送
    り方向と直角な方向へ伸縮されるプリンタフレームと、 上記固定フレームおよび上記可動フレームに紙送り方向
    と直角な方向へ延設されて上記プリンタフレームの伸縮
    長さに応じて紙送り方向と直角な方向へ伸縮されるとと
    もに上記印字ヘッドが紙送り方向と直角な方向へスライ
    ド可能に取り付けられるヘッド支持部材と、 上記印字ヘッドを上記ヘッド支持部材に対してスライド
    駆動するヘッド駆動手段と、 を有していることを特徴とするシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記ヘッド駆動手段
    は、上記固定フレームと上記可動フレームとの間に紙送
    り方向と直角な方向へ張設される無端ベルトおよび当該
    無端ベルトの一部をS字型に屈曲させて上記無端ベルト
    の緊張状態を維持したまま上記可動フレームを上記固定
    フレームに対してスライド可能とするプーリを介して上
    記印字ヘッドをスライド駆動することを特徴とするシリ
    アルプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8550593B2 (en) 2009-12-10 2013-10-08 Seiko Epson Corporation Printer
US11562187B2 (en) 2019-05-29 2023-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having an expandable housing and printing control method

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