JPH05138983A - インク塗布ローラ - Google Patents

インク塗布ローラ

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Publication number
JPH05138983A
JPH05138983A JP30483791A JP30483791A JPH05138983A JP H05138983 A JPH05138983 A JP H05138983A JP 30483791 A JP30483791 A JP 30483791A JP 30483791 A JP30483791 A JP 30483791A JP H05138983 A JPH05138983 A JP H05138983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
roller body
roller
type
ink roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP30483791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takeuchi
紳 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】活字寸法のばらつき影響されずに、常に適量の
インクを活字に塗布することができるインク塗布ローラ
を提供し、プリンタの品質向上と低コスト化に貢献す
る。 【構成】インクローラ体1の円筒外周面に円周方向の切
れ込み1aを設けたことを特徴とする。これによりイン
クローラ体1の外周面は、円周方向の切れ込み1aによ
り分断され、互いに連続しない複数の円周面により構成
されるので、互いに隣接する円周面のつぶれの影響を受
けることがなく、それぞれの活字3aに独立して対向し
押圧することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活字式プリンタの活字等
にインクを塗布するための、インク塗布ローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のインク塗布ローラ、及びそ
れを用いたプリンタとしては、特開昭61−16486
5、あるいは特開昭58−145472に示されるもの
が公知であり、その概略は本明細書図6に示されるよう
に、インクを含浸した円筒状のインクローラ体10をイ
ンクローラ軸2が貫通支持し、ばね7により矢印A方向
に付勢され、活字3aにインクを塗布する形態のもので
あった。そして、インクローラ体10の外周面は、微細
な気孔による凹凸を無視すれば、連続した単一の円筒面
にて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術において、活字シート3に設けられた活字3aの個々
の高さのばらつきが大きな場合は、インクの塗布不足が
発生するという問題があった。図7は図6のF部の拡大
図であるが、図7に示すように、活字3a1の両端に、
活字3a1より高く形成された活字3a2,3a3があ
る場合、インクローラ体10の表面は活字3a2と3a
3により押しつぶされ、その間にある低い活字3a1と
インクローラ体10の表面との間にすきまGが発生して
しまい、活字3a1にインクを塗布することができなく
なる。すきまGが発生するほどではなくても、活字3a
1とインクローラ体10との押圧力が極端に低下するた
め、必要量のインクが塗布できず、インクの塗布不足と
なる。これらの問題は、結果的に印字文字の一部が欠け
てしまったり、印字濃度が極端に低下するといった、プ
リンタの性能上致命的な欠陥を引き起こすものであっ
た。
【0004】また、従来これらの問題を解決するため
に、プリンタ側にて個々の活字3aの高さのばらつきを
極力少なくすることにより対応してきたが、これはプリ
ンタのコストアップの要因にもなる。また、特開昭58
−145472に示されるプリンタのように、活字が各
桁毎に別体の活字輪に設けられている場合などでは、活
字高さのばらつきを少なくすることは特に困難であり、
部品精度の向上は製造技術上にも限界があり、この問題
を完全に解決することは不可能であった。
【0005】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、活字寸
法のばらつきに影響されずに常に適量のインクを活字に
塗布することができるインク塗布ローラを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインク塗布ロー
ラは、インクローラ体の円筒外周面に円周方向の切れ込
みを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の上記の構成によれば、インクローラ体
の外周面は、円周方向の切れ込みにより分断され、互い
に連続しない複数の円周面により構成されるので、互い
に隣接する円周面のつぶれの影響を受けることが無い。
【0008】
【実施例】図1は本発明のインク塗布ローラを用いたプ
リンタの平断面図である。図2は本発明のインク塗布ロ
ーラを用いたプリンタの側断面図である。また、図3は
図1におけるD部の拡大図である。図中1はインクロー
ラ体であり、複数の連続した微細な気孔を有するゴム等
の材質により形成されており、気孔内にインクが含浸さ
れている。また、外周面には円周方向の切れ込み1aを
有している。2はインクローラ軸であり、インクローラ
体1を貫通している。このインクローラ体1とインクロ
ーラ軸2とにより本発明のインク塗布ローラが構成され
ている。3は活字3aを設けた活字シートであり、活字
ドラム4に巻装され、活字ドラム4と一体的に回転す
る。また、活字軸5は活字ドラム4を貫通支持し、両端
部を位置決め部材6により支持されている。インクロー
ラ軸2はばね7により矢印A方向に付勢され、位置決め
部材6に当接した状態で回転可能にプリンタに装着され
る。これによりインクローラ体1と活字軸5との間は常
に一定の距離が保たれている。8は印字紙であり、イン
クの塗布された活字3aが何らかの方法で押圧されるこ
とにより文字が印刷される。本実施例においては、活字
3aが印字紙8に押圧される方法に関しての説明は省略
する。
【0009】上記構成によるインク塗布ローラが活字3
aにインクを塗布する動作を説明する。インクローラ体
1は活字3aに圧接されているため、活字ドラム4が外
部からの駆動力を受けて矢印B方向に回転すると、それ
に同期してインクローラ体1及びインクローラ軸2は矢
印C方向に回転する。この時インクローラ体1の表面の
インクが活字3aに塗布される。インクローラ体1の切
れ込み1aはちょうど活字と活字の間に位置するように
所定の間隔を持って形成されている。個々の活字3aの
高さのばらつきが大きい場合でも各活字3aに対向する
インクローラ体1の外周面は切れ込み1aにより互いに
分断されているので、図3に示すように高い活字3a2
および3a3によってインクロール体1の外周面がつぶ
されてもその中間にある低い活字3a1と対向する外周
面には影響を与えない。従って、低い活字3a1もイン
クローラ体1との押圧量を適正量確保することができ、
インクの塗布不足になることがない。
【0010】つぎに切れ込み1aの製造方法について簡
単に説明する。この種のインク塗布ローラの製造方法
は、まずインクローラ体1を成形し、それにインクロー
ラ軸2を挿入した後、これを軸中心に回転させながらイ
ンクローラ体1の外周面を研磨することにより、外周面
の平坦度及び真円度を確保し、最後にインクを含浸させ
るといった方法が一般的である。従って、インクローラ
体1の外周面研磨の工程内において、薄く鋭利な刃(例
えばカミソリの刃)を回転しているインクローラ体1に
等ピッチ間隔で押し当てることにより、切れ込み1aを
容易且つ低コストにて形成することができる。
【0011】図4は本発明によるインク塗布ローラの他
の実施例であり、図5は図4のE部の拡大図である。図
1、図3の実施例では、切れ込み1aはちょうど活字と
活字の間にひとつずつ設けられていたが図4、図5に示
す実施例ではインクローラ体9の切れ込み9aは更に細
かい間隔で配置されている。このようにすれば、切れ込
み9aの軸方向の位置精度が確保されていなくても、各
活字3aに対向するインクローラ体9の外周面部をそれ
ぞれ分断することができる。従ってインク塗布ローラの
製造コストを更に低く抑えることができる。なお、本発
明によるインク塗布ローラを特開昭58−145472
に示されるようなプリンタ、すなわち一個(同一色)の
インクローラ体が対向する活字列が2列のみのプリンタ
に用いた場合でも、同様の効果が得られることは明白で
ある。更には、この特開昭58−145472では各列
の活字輪が別部品となっているため、各活字輪の活字高
さのばらつきを少なくすることは非常に困難であった
が、本発明のインク塗布ローラを用いることによりこの
問題が解決され、その効果は絶大である。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イン
クローラ体の外周部に切れ込みを設けることにより、一
体のインクローラ体でありながら、その外周部は、複数
の活字それぞれに独立して対向し押圧することができる
ため、活字寸法のばらつきに影響されずに常に適量のイ
ンクを活字に塗布することができる。
【0013】さらには本発明によるインク塗布ローラを
用いれば、活字寸法の精度を高水準に確保する必要がな
くなるため、プリンタの品質向上と低コスト化に多大な
貢献ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク塗布ローラを用いたプリンタの
平断面図。
【図2】本発明のインク塗布ローラを用いたプリンタの
側断面図。
【図3】本発明のインク塗布ローラの実施例を示す拡大
図。
【図4】本発明のインク塗布ローラの他の実施例を用い
たプリンタの平断面図。
【図5】本発明のインク塗布ローラの他の実施例を示す
拡大図。
【図6】従来のインク塗布ローラを用いたプリンタの平
断面図。
【図7】従来のインク塗布ローラを示す拡大図。
【符号の説明】
1、9‥‥インクローラ体 3‥‥インクローラ軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の微細な気孔を有し、該気孔内にイ
    ンクを含浸した円筒状のインクローラ体と、該インクロ
    ーラ体を貫通支持する支持部材とからなり、外部にイン
    クを塗布するインク塗布ローラにおいて、前記インクロ
    ーラ体の円筒外周面に円周方向の切れ込みを設けたこと
    を特徴とするインク塗布ローラ。
JP30483791A 1991-11-20 1991-11-20 インク塗布ローラ Pending JPH05138983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30483791A JPH05138983A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 インク塗布ローラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP30483791A JPH05138983A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 インク塗布ローラ

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Publication Number Publication Date
JPH05138983A true JPH05138983A (ja) 1993-06-08

Family

ID=17937862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30483791A Pending JPH05138983A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 インク塗布ローラ

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