JPH05138930A - イオンフロー静電記録ヘツド - Google Patents
イオンフロー静電記録ヘツドInfo
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- JPH05138930A JPH05138930A JP30078591A JP30078591A JPH05138930A JP H05138930 A JPH05138930 A JP H05138930A JP 30078591 A JP30078591 A JP 30078591A JP 30078591 A JP30078591 A JP 30078591A JP H05138930 A JPH05138930 A JP H05138930A
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- dielectric layer
- electrodes
- adhesive
- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、第2電極の各開口部からのイオン発
生量のばらつきを防止するとともに、第2電極と誘電体
層との接着作業を容易にすることを最も主要な特徴とす
る。 【構成】誘電体層4と第2電極6との間に、高誘電材料
からなる微粒子粉末が均一に分散されて誘電体層4の誘
電率に近い誘電率に設定された接着剤層5を設けたこと
を特徴としている。
生量のばらつきを防止するとともに、第2電極と誘電体
層との接着作業を容易にすることを最も主要な特徴とす
る。 【構成】誘電体層4と第2電極6との間に、高誘電材料
からなる微粒子粉末が均一に分散されて誘電体層4の誘
電率に近い誘電率に設定された接着剤層5を設けたこと
を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば静電式の印刷や
複写に使用されるイオンフロー静電記録ヘッドに関す
る。
複写に使用されるイオンフロー静電記録ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば静電印刷等の技術分野で
は高電流密度のイオンを発生させ、これを抽出して選択
的に被帯電部材に付与してこの被帯電部材を画像状に帯
電させる静電記録装置が知られている。
は高電流密度のイオンを発生させ、これを抽出して選択
的に被帯電部材に付与してこの被帯電部材を画像状に帯
電させる静電記録装置が知られている。
【0003】この静電記録装置に用いられる静電記録ヘ
ッドは誘電体層とその誘電体層の一方の側に固着され、
第1の方向に伸びる複数の第1電極と、誘電体層の他方
の側に固着され、第1電極の伸び方向と交差する方向に
伸びる複数の第2電極とを有し、複数の第1電極と複数
の第2電極とでマトリックスを構成する。
ッドは誘電体層とその誘電体層の一方の側に固着され、
第1の方向に伸びる複数の第1電極と、誘電体層の他方
の側に固着され、第1電極の伸び方向と交差する方向に
伸びる複数の第2電極とを有し、複数の第1電極と複数
の第2電極とでマトリックスを構成する。
【0004】このマトリックスの選択された部分に対応
する第1電極と第2電極との間に交互に高電圧を印加す
ることにより、その部分に対向する第2電極の近傍に正
・負のイオンが発生する。ここで発生したイオンを選択
的に抽出して被帯電部材を帯電させることができる。し
たがって、マトリックス構造の電極を選択的に駆動する
ことにより、ドットによる静電記録を行なうことができ
る。
する第1電極と第2電極との間に交互に高電圧を印加す
ることにより、その部分に対向する第2電極の近傍に正
・負のイオンが発生する。ここで発生したイオンを選択
的に抽出して被帯電部材を帯電させることができる。し
たがって、マトリックス構造の電極を選択的に駆動する
ことにより、ドットによる静電記録を行なうことができ
る。
【0005】ところで、イオンフロー静電記録ヘッドの
動作時には誘電体層の表面で放電現象を生じさせている
ので、イオンフロー静電記録ヘッドの駆動中はこの誘電
体層の表面は高電圧の放電中にさらされることになる。
動作時には誘電体層の表面で放電現象を生じさせている
ので、イオンフロー静電記録ヘッドの駆動中はこの誘電
体層の表面は高電圧の放電中にさらされることになる。
【0006】ここで、使用される誘電体層を形成する誘
電物質はイオン発生のために印加される高電圧でも絶縁
破壊しないことが要求される。また、誘電体層はイオン
を効率よく発生させ、絶縁破壊にも耐えられる程度の厚
さが必要になるため、高い誘電率を持つものが適してい
る。
電物質はイオン発生のために印加される高電圧でも絶縁
破壊しないことが要求される。また、誘電体層はイオン
を効率よく発生させ、絶縁破壊にも耐えられる程度の厚
さが必要になるため、高い誘電率を持つものが適してい
る。
【0007】さらに、誘電体層に第2電極を接着する接
着剤としては高電圧印加によって発生する熱に耐えるこ
とができる程度の耐熱性、誘電体層と第2電極との熱膨
張率の差によって発生する応力に耐えられる程度の可撓
性、さらにイオンフロー静電記録ヘッドの組立工程時に
作用する引っ張り剪断力に耐えられる程度に強い接着
力、イオン発生による放電に強い耐コロナ放電性等の条
件を備えたものが要求される。
着剤としては高電圧印加によって発生する熱に耐えるこ
とができる程度の耐熱性、誘電体層と第2電極との熱膨
張率の差によって発生する応力に耐えられる程度の可撓
性、さらにイオンフロー静電記録ヘッドの組立工程時に
作用する引っ張り剪断力に耐えられる程度に強い接着
力、イオン発生による放電に強い耐コロナ放電性等の条
件を備えたものが要求される。
【0008】そこで、例えば、特開平2−153760
号公報ではこのイオンフロー静電記録ヘッドの誘電体層
の材料としてシリコーン変性ポリエステルアルキド樹脂
中に酸化チタンの粉末を分散させたものを使用してい
る。
号公報ではこのイオンフロー静電記録ヘッドの誘電体層
の材料としてシリコーン変性ポリエステルアルキド樹脂
中に酸化チタンの粉末を分散させたものを使用してい
る。
【0009】また、イオンフロー静電記録ヘッドの第2
電極の材料としてはステンレス鋼が使用され、この第2
電極を誘電体層に固着する接着剤としては粘着剤である
シリコーン系の感圧接着剤が用いられている。
電極の材料としてはステンレス鋼が使用され、この第2
電極を誘電体層に固着する接着剤としては粘着剤である
シリコーン系の感圧接着剤が用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−15376
0号公報のように第2電極を誘電体層に固着する接着剤
としてシリコーン系の粘着剤を使用した場合には粘着力
のみで第2電極を誘電体層に固着するようになってい
た。この場合、誘電体層の表面と第2電極1本毎の接着
面積は数平方ミリ程度の微小面積であるので、この微小
面積を特開平2−153760号公報のようにシリコー
ン系の粘着剤の粘着力のみで位置ずれが起こらないよう
に固定するには接着力が不足するおそれがあった。
0号公報のように第2電極を誘電体層に固着する接着剤
としてシリコーン系の粘着剤を使用した場合には粘着力
のみで第2電極を誘電体層に固着するようになってい
た。この場合、誘電体層の表面と第2電極1本毎の接着
面積は数平方ミリ程度の微小面積であるので、この微小
面積を特開平2−153760号公報のようにシリコー
ン系の粘着剤の粘着力のみで位置ずれが起こらないよう
に固定するには接着力が不足するおそれがあった。
【0011】そのため、このシリコーン系の粘着剤を第
2電極を誘電体層に固着する接着剤として使用した場合
にはイオンフロー静電記録ヘッドの組立工程時に作用す
る引っ張り剪断力や、使用中の発熱を受けた際に十分に
耐えることができないので、第1電極と第2電極との間
に位置ずれが発生し、このイオンフロー静電記録ヘッド
を用いて画像を形成する場合に画像品質が低下する問題
があった。
2電極を誘電体層に固着する接着剤として使用した場合
にはイオンフロー静電記録ヘッドの組立工程時に作用す
る引っ張り剪断力や、使用中の発熱を受けた際に十分に
耐えることができないので、第1電極と第2電極との間
に位置ずれが発生し、このイオンフロー静電記録ヘッド
を用いて画像を形成する場合に画像品質が低下する問題
があった。
【0012】そこで、シリコーン系の粘着剤よりも接着
力が大きく、熱的にも強い嫌気性アクリル系接着剤やシ
リコーン系接着剤を用いて第2電極を誘電体層に固着す
ることが行なわれている。
力が大きく、熱的にも強い嫌気性アクリル系接着剤やシ
リコーン系接着剤を用いて第2電極を誘電体層に固着す
ることが行なわれている。
【0013】しかしながら、第2電極には小孔からなる
開口部が多数形成されているので、これらの開口部以外
の場所に選択的に接着剤を塗布して第2電極を誘電体層
に接着することは困難であった。この場合、第2電極の
開口部内に余分な接着剤が付着している状態では電気特
性がばらつき、第2電極の各開口部からのイオン発生量
がばらつくおそれがある。
開口部が多数形成されているので、これらの開口部以外
の場所に選択的に接着剤を塗布して第2電極を誘電体層
に接着することは困難であった。この場合、第2電極の
開口部内に余分な接着剤が付着している状態では電気特
性がばらつき、第2電極の各開口部からのイオン発生量
がばらつくおそれがある。
【0014】そのため、第2電極を誘電体層に接着する
接着作業時には接着剤を介して第2電極と誘電体層との
間を貼り合わせた後、第2電極の開口部内に付着してい
る余分な接着剤をアルコールやエーテル、シリコーン溶
解剤等により洗浄して完全に除去する作業が必要にな
る。
接着作業時には接着剤を介して第2電極と誘電体層との
間を貼り合わせた後、第2電極の開口部内に付着してい
る余分な接着剤をアルコールやエーテル、シリコーン溶
解剤等により洗浄して完全に除去する作業が必要にな
る。
【0015】しかしながら、第2電極に形成されている
微小な大きさの多数の開口部内を洗浄する作業時に第2
電極の開口部内に付着している余分な接着剤をアルコー
ルやエーテル、シリコーン溶解剤等により洗浄して完全
に除去することは困難であったので、第2電極の開口部
内に接着剤の除去むらや除去残りが生じるおそれがあっ
た。さらに、第2電極に形成されている微小な大きさの
多数の開口部内を洗浄する作業は手間がかかるので、そ
の作業時間が長くなる問題があった。
微小な大きさの多数の開口部内を洗浄する作業時に第2
電極の開口部内に付着している余分な接着剤をアルコー
ルやエーテル、シリコーン溶解剤等により洗浄して完全
に除去することは困難であったので、第2電極の開口部
内に接着剤の除去むらや除去残りが生じるおそれがあっ
た。さらに、第2電極に形成されている微小な大きさの
多数の開口部内を洗浄する作業は手間がかかるので、そ
の作業時間が長くなる問題があった。
【0016】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的は、第2電極の各開口部からのイオン発
生量のばらつきを防止することができるとともに、第2
電極に形成されている微小な大きさの多数の開口部内の
洗浄作業を省略して第2電極を誘電体層に接着する接着
作業を容易化することができるイオンフロー静電記録ヘ
ッドを提供することにある。
ので、その目的は、第2電極の各開口部からのイオン発
生量のばらつきを防止することができるとともに、第2
電極に形成されている微小な大きさの多数の開口部内の
洗浄作業を省略して第2電極を誘電体層に接着する接着
作業を容易化することができるイオンフロー静電記録ヘ
ッドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は絶縁基板上に
同方向に略直線状に延設され、略平行に並設された複数
の第1電極と、これらの第1電極と交差する方向に延設
され、前記第1電極とともにマトリックスを形成し、こ
のマトリックスに対応する部位に開口部が形成された複
数の第2電極と、この第2電極に対して前記第1電極と
は反対側に配置され、前記マトリックスに対応する部位
に開口部が形成された第3電極と、前記第1電極と第2
電極との間に設けられた誘電体層と、前記第2電極と第
3電極との間に設けられ、前記マトリックスに対応する
部位に開口部が形成された絶縁体層とを備えたイオンフ
ロー静電記録ヘッドにおいて、前記誘電体層と前記第2
電極との間に、高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に
分散されて前記誘電体層の誘電率に近い誘電率に設定さ
れた接着剤層を設けたものである。
同方向に略直線状に延設され、略平行に並設された複数
の第1電極と、これらの第1電極と交差する方向に延設
され、前記第1電極とともにマトリックスを形成し、こ
のマトリックスに対応する部位に開口部が形成された複
数の第2電極と、この第2電極に対して前記第1電極と
は反対側に配置され、前記マトリックスに対応する部位
に開口部が形成された第3電極と、前記第1電極と第2
電極との間に設けられた誘電体層と、前記第2電極と第
3電極との間に設けられ、前記マトリックスに対応する
部位に開口部が形成された絶縁体層とを備えたイオンフ
ロー静電記録ヘッドにおいて、前記誘電体層と前記第2
電極との間に、高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に
分散されて前記誘電体層の誘電率に近い誘電率に設定さ
れた接着剤層を設けたものである。
【0018】
【作用】上記の構成において、誘電体層と第2電極との
間の接着剤層に高誘電材料からなる微粒子粉末を均一に
分散させ、この接着剤層を誘電体層の誘電率に近い誘電
率に設定することにより、第2電極に形成されている微
小な大きさの多数の開口部内の洗浄作業を省略して第2
電極の開口部内に接着剤の除去むらや除去残りが発生す
ることを防止し、第2電極の各開口部からのイオン発生
量のばらつきを防止するとともに、第2電極を誘電体層
に接着する接着作業を容易化するようにしたものであ
る。
間の接着剤層に高誘電材料からなる微粒子粉末を均一に
分散させ、この接着剤層を誘電体層の誘電率に近い誘電
率に設定することにより、第2電極に形成されている微
小な大きさの多数の開口部内の洗浄作業を省略して第2
電極の開口部内に接着剤の除去むらや除去残りが発生す
ることを防止し、第2電極の各開口部からのイオン発生
量のばらつきを防止するとともに、第2電極を誘電体層
に接着する接着作業を容易化するようにしたものであ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照して説明する。図1(A),(B)は静電記
録装置で使用されるイオンフロー静電記録ヘッド1の要
部の概略構成を示すもので、2はイオンフロー静電記録
ヘッド1の絶縁基板である。
図2を参照して説明する。図1(A),(B)は静電記
録装置で使用されるイオンフロー静電記録ヘッド1の要
部の概略構成を示すもので、2はイオンフロー静電記録
ヘッド1の絶縁基板である。
【0020】この絶縁基板2上にはイオン発生用の複数
の第1電極3…が設けられている。これらの複数の第1
電極3…は一方向に向けて略平行に並設されている。ま
た、絶縁基板1上には第1電極3…の並設面側にこれら
の第1電極3…を埋設する状態で誘電体層4が設けられ
ている。
の第1電極3…が設けられている。これらの複数の第1
電極3…は一方向に向けて略平行に並設されている。ま
た、絶縁基板1上には第1電極3…の並設面側にこれら
の第1電極3…を埋設する状態で誘電体層4が設けられ
ている。
【0021】また、誘電体層4の表面には接着剤層5を
介して複数の第2電極6…が接着されている。この場
合、複数の第2電極6…は誘電体層4における絶縁基板
2とは反対側の面に第1電極3…と交差する方向に並設
されており、第1電極3…と第2電極6…とによってマ
トリックスが構成されている。そして、第2電極6…に
はこのマトリックスと対応する部位にそれぞれ開口部6
a…が形成されている。
介して複数の第2電極6…が接着されている。この場
合、複数の第2電極6…は誘電体層4における絶縁基板
2とは反対側の面に第1電極3…と交差する方向に並設
されており、第1電極3…と第2電極6…とによってマ
トリックスが構成されている。そして、第2電極6…に
はこのマトリックスと対応する部位にそれぞれ開口部6
a…が形成されている。
【0022】さらに、誘電体層4と第2電極6…との間
の接着剤層5は高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に
分散されて誘電体層4の誘電率に近い誘電率に設定され
たものである。
の接着剤層5は高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に
分散されて誘電体層4の誘電率に近い誘電率に設定され
たものである。
【0023】また、誘電体層4の第2電極6…の並設面
側にはこれらの第2電極6…を埋設する状態で絶縁体層
7が設けられている。この絶縁体層7には第2電極6…
の各開口部6a…と対応する部位に開口部7a…が形成
されている。
側にはこれらの第2電極6…を埋設する状態で絶縁体層
7が設けられている。この絶縁体層7には第2電極6…
の各開口部6a…と対応する部位に開口部7a…が形成
されている。
【0024】さらに、絶縁体層7の表面には帯状の第3
電極8が設けられている。この第3電極8には第1電極
3…と第2電極6…とのマトリックスと対応する部位に
開口部8a…が形成されている。この第3電極8の開口
部8a…は絶縁体層7の開口部7a…および第2電極6
…の開口部6a…と連通されてイオンフロー静電記録ヘ
ッド1のイオン噴射口9…が形成されている。
電極8が設けられている。この第3電極8には第1電極
3…と第2電極6…とのマトリックスと対応する部位に
開口部8a…が形成されている。この第3電極8の開口
部8a…は絶縁体層7の開口部7a…および第2電極6
…の開口部6a…と連通されてイオンフロー静電記録ヘ
ッド1のイオン噴射口9…が形成されている。
【0025】そして、イオンフロー静電記録ヘッド1の
動作時には印字信号にもとづいて第1電極3…と第2電
極6…との間のマトリックスが適宜選択され、選択され
たマトリックス部分に対応する第1電極3…と第2電極
6…との間に交流電圧が印加される。これにより、選択
されたマトリックス部分に対応する第2電極6…の開口
部6a…内の近傍部位に正負イオンが発生する。このと
き、第2電極6…と第3電極8との間にはバイアス電圧
が印加され、その極性によって決まるイオンのみが第2
電極6…の開口部6a…内の近傍部位に発生したイオン
から抽出される。そして、抽出されたイオンは絶縁体層
7の開口部7aおよび第3電極8の開口部8a…を通過
し、図示しない誘電体ドラムを局部的に帯電させる。し
たがって、第1電極3…および第2電極6…の選択的駆
動により、誘電体ドラム上にドット潜像を形成すること
ができる。
動作時には印字信号にもとづいて第1電極3…と第2電
極6…との間のマトリックスが適宜選択され、選択され
たマトリックス部分に対応する第1電極3…と第2電極
6…との間に交流電圧が印加される。これにより、選択
されたマトリックス部分に対応する第2電極6…の開口
部6a…内の近傍部位に正負イオンが発生する。このと
き、第2電極6…と第3電極8との間にはバイアス電圧
が印加され、その極性によって決まるイオンのみが第2
電極6…の開口部6a…内の近傍部位に発生したイオン
から抽出される。そして、抽出されたイオンは絶縁体層
7の開口部7aおよび第3電極8の開口部8a…を通過
し、図示しない誘電体ドラムを局部的に帯電させる。し
たがって、第1電極3…および第2電極6…の選択的駆
動により、誘電体ドラム上にドット潜像を形成すること
ができる。
【0026】次に、上記イオンフロー静電記録ヘッド1
の製造方法について詳細に説明する。まず、絶縁基板2
は厚さ100μmのポリイミドFPC(フレキシブルプ
ラスチック基板)によって形成されている。この絶縁基
板2上に厚さ9μmの銅箔を一体に貼り付けた電気基板
を準備し、この電気基板にエッチング加工で銅箔をパタ
ーニングし、絶縁基板2上に一方向に延びる複数の第1
電極3…を回路形成させる。
の製造方法について詳細に説明する。まず、絶縁基板2
は厚さ100μmのポリイミドFPC(フレキシブルプ
ラスチック基板)によって形成されている。この絶縁基
板2上に厚さ9μmの銅箔を一体に貼り付けた電気基板
を準備し、この電気基板にエッチング加工で銅箔をパタ
ーニングし、絶縁基板2上に一方向に延びる複数の第1
電極3…を回路形成させる。
【0027】さらに、絶縁基板2および第1電極3…上
に誘電体層4を形成する。この誘電体層4の形成時には
酸化チタンをフィラーとし、シリコーン変性ポリエステ
ルアルキド樹脂をバインダーとした誘電体ペーストを作
成する。そして、この誘電体ペーストを第1電極3…の
パターン間の絶縁基板2上および第1電極3…上にスク
リーン印刷等の手段によって印刷して塗布する。続い
て、スクリーン印刷された誘電体ペーストを100℃で
1時間加熱し、誘電体ペースト中に含有する溶剤を揮
発、除去して乾燥させたのち、さらに150℃で5時間
加熱硬化させることにより、図2(A)に示すように例
えば厚さ33μm程度の誘電体層4が形成される。
に誘電体層4を形成する。この誘電体層4の形成時には
酸化チタンをフィラーとし、シリコーン変性ポリエステ
ルアルキド樹脂をバインダーとした誘電体ペーストを作
成する。そして、この誘電体ペーストを第1電極3…の
パターン間の絶縁基板2上および第1電極3…上にスク
リーン印刷等の手段によって印刷して塗布する。続い
て、スクリーン印刷された誘電体ペーストを100℃で
1時間加熱し、誘電体ペースト中に含有する溶剤を揮
発、除去して乾燥させたのち、さらに150℃で5時間
加熱硬化させることにより、図2(A)に示すように例
えば厚さ33μm程度の誘電体層4が形成される。
【0028】次に、誘電体層4の上にこの誘電体層4の
誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層5が形成され
る。この接着剤層5の成形時にはシリコーンワニス接着
剤、例えば『SR2406』(東レ・ダウコーニング社
商品名)に平均粒径が17nmで、カップリング処理を
施してある酸化チタン超微粒子粉末、例えば『出光チタ
ニアIT−OA』(出光興産社商品名)を3%重量加
え、密閉容器ボールミルによって撹拌混合して均一に分
散させるとともに、トルエンによって2倍に希釈された
接着剤が用意される。
誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層5が形成され
る。この接着剤層5の成形時にはシリコーンワニス接着
剤、例えば『SR2406』(東レ・ダウコーニング社
商品名)に平均粒径が17nmで、カップリング処理を
施してある酸化チタン超微粒子粉末、例えば『出光チタ
ニアIT−OA』(出光興産社商品名)を3%重量加
え、密閉容器ボールミルによって撹拌混合して均一に分
散させるとともに、トルエンによって2倍に希釈された
接着剤が用意される。
【0029】そして、この調整済みの接着剤がディッピ
ング法によって図2(B)に示すように膜厚が4μm程
度になるように絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗
布されて接着剤層5が形成される。この後、100℃で
1時間加熱乾燥させて接着剤層5の接着剤中に含有する
トルエンが揮発、除去される。
ング法によって図2(B)に示すように膜厚が4μm程
度になるように絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗
布されて接着剤層5が形成される。この後、100℃で
1時間加熱乾燥させて接着剤層5の接着剤中に含有する
トルエンが揮発、除去される。
【0030】さらに、第2電極6…は予め例えば厚さ3
0μm程度のステンレス箔をフォトエッチング等で複数
の第2電極6…および各第2電極6の開口部6aがそれ
ぞれパターニングされた電極板によって形成されてい
る。この第2電極6…の電極板は第2電極6…の各開口
部6a…を複数の第1電極3…に位置合わせた状態で接
着剤層5に圧接され、この接着剤層5を介して誘電体層
4上に接着される。この後、接着剤層5が150℃で3
時間加熱硬化されて図2(C)に示すように誘電体層4
上に第2電極6…が接着された積層体が形成される。
0μm程度のステンレス箔をフォトエッチング等で複数
の第2電極6…および各第2電極6の開口部6aがそれ
ぞれパターニングされた電極板によって形成されてい
る。この第2電極6…の電極板は第2電極6…の各開口
部6a…を複数の第1電極3…に位置合わせた状態で接
着剤層5に圧接され、この接着剤層5を介して誘電体層
4上に接着される。この後、接着剤層5が150℃で3
時間加熱硬化されて図2(C)に示すように誘電体層4
上に第2電極6…が接着された積層体が形成される。
【0031】続いて、この第2電極6…およびこの第2
電極6…の各開口部6a…内の誘電体層4の上に絶縁体
層7を形成する例えば厚さ100μm程度の感光性絶縁
フィルム(ソルダーレジスト)を真空ラミネートする。
さらに、この感光性絶縁フィルムに露光・現像等のフォ
トエッチング処理を施して複数の第2電極6…の開口部
6a…と対応した開口部7aを形成する。
電極6…の各開口部6a…内の誘電体層4の上に絶縁体
層7を形成する例えば厚さ100μm程度の感光性絶縁
フィルム(ソルダーレジスト)を真空ラミネートする。
さらに、この感光性絶縁フィルムに露光・現像等のフォ
トエッチング処理を施して複数の第2電極6…の開口部
6a…と対応した開口部7aを形成する。
【0032】また、このように形成された絶縁体層7の
上に例えば厚さ30μm程度のステンレス箔に第2電極
6…の開口部6a…と対応した開口部8a…が形成され
た第3電極8が接合される。この場合、第3電極8は絶
縁体層7との接合面側における開口部8a…を除く部分
に粘着剤が塗布され、加熱硬化される。そして、この第
3電極8はその開口部8a…を第2電極6…の開口部6
a…と対応させた状態で位置決めして重ね合わされるこ
とにより、イオンフロ−静電記録ヘッド1が製造され
る。
上に例えば厚さ30μm程度のステンレス箔に第2電極
6…の開口部6a…と対応した開口部8a…が形成され
た第3電極8が接合される。この場合、第3電極8は絶
縁体層7との接合面側における開口部8a…を除く部分
に粘着剤が塗布され、加熱硬化される。そして、この第
3電極8はその開口部8a…を第2電極6…の開口部6
a…と対応させた状態で位置決めして重ね合わされるこ
とにより、イオンフロ−静電記録ヘッド1が製造され
る。
【0033】そこで、上記構成のものにあっては誘電体
層4と第2電極6との間の接着剤層5に高誘電材料から
なる微粒子粉末を均一に分散させ、この接着剤層5を誘
電体層4の誘電率に近い誘電率に設定したので、第2電
極6の多数の開口部6a…内に残る接着剤層5によって
第2電極6の電気特性がばらつき、第2電極6の各開口
部6aからのイオン発生量がばらつくことを防止するこ
とができる。
層4と第2電極6との間の接着剤層5に高誘電材料から
なる微粒子粉末を均一に分散させ、この接着剤層5を誘
電体層4の誘電率に近い誘電率に設定したので、第2電
極6の多数の開口部6a…内に残る接着剤層5によって
第2電極6の電気特性がばらつき、第2電極6の各開口
部6aからのイオン発生量がばらつくことを防止するこ
とができる。
【0034】そのため、従来のように誘電体層4に第2
電極6を接着した後、第2電極6に形成されている微小
な大きさの多数の開口部6a…内に残る接着剤層5を洗
浄して除去する作業を省略することができるので、第2
電極6の開口部6a内に接着剤の除去むらや除去残りが
発生することを防止することができ、第2電極6の各開
口部6aからのイオン発生量のばらつきを防止すること
ができるとともに、第2電極6を誘電体層4に接着する
接着作業を容易化することができる。
電極6を接着した後、第2電極6に形成されている微小
な大きさの多数の開口部6a…内に残る接着剤層5を洗
浄して除去する作業を省略することができるので、第2
電極6の開口部6a内に接着剤の除去むらや除去残りが
発生することを防止することができ、第2電極6の各開
口部6aからのイオン発生量のばらつきを防止すること
ができるとともに、第2電極6を誘電体層4に接着する
接着作業を容易化することができる。
【0035】さらに、従来に比べて第2電極6…の各開
口部6aからのイオン発生量を均一化して安定にイオン
を発生させることができるので、イオンフロー静電記録
ヘッド1を用いて画像を形成する場合に画像にむらがな
く、安定した均質の画像を得ることができる。
口部6aからのイオン発生量を均一化して安定にイオン
を発生させることができるので、イオンフロー静電記録
ヘッド1を用いて画像を形成する場合に画像にむらがな
く、安定した均質の画像を得ることができる。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では第2電極6…を誘
電体層4の上に接着する接着剤として加熱硬化型の縮重
合型のシリコーンワニス接着剤を使用したものを示した
が、加熱による各構成部材の損傷を防止するには室温硬
化型の接着剤を使用してもよい。ただし、室温硬化型の
接着剤を使用する場合には低湿度、常温下の乾燥室内で
素早く作業を行なう必要がある。
のではない。例えば、上記実施例では第2電極6…を誘
電体層4の上に接着する接着剤として加熱硬化型の縮重
合型のシリコーンワニス接着剤を使用したものを示した
が、加熱による各構成部材の損傷を防止するには室温硬
化型の接着剤を使用してもよい。ただし、室温硬化型の
接着剤を使用する場合には低湿度、常温下の乾燥室内で
素早く作業を行なう必要がある。
【0037】また、上記実施例ではトルエンによって2
倍に希釈された調整済みの接着剤をディッピング法によ
って絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗布されて接
着剤層5が形成されたものを示したが、希釈溶剤は接着
剤が均一に溶解するものなら何でもよく、接着剤の塗布
方法もディッピング法以外のスプレー塗布など、絶縁基
板2および誘電体層4の表面に接着剤の膜厚が均一に塗
布できる方法であればよい。
倍に希釈された調整済みの接着剤をディッピング法によ
って絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗布されて接
着剤層5が形成されたものを示したが、希釈溶剤は接着
剤が均一に溶解するものなら何でもよく、接着剤の塗布
方法もディッピング法以外のスプレー塗布など、絶縁基
板2および誘電体層4の表面に接着剤の膜厚が均一に塗
布できる方法であればよい。
【0038】さらに、接着剤層5中に分散される高誘電
材料からなる微粒子粉末の酸化チタン粉末としては平均
粒径が100nm前後のものでもよい。ただし、この場
合には絶縁基板2および誘電体層4の表面に接着剤層5
を均一に塗布することが難しくなるので、希釈溶剤を低
沸点化したり、接着剤の塗布方法を工夫する必要があ
る。
材料からなる微粒子粉末の酸化チタン粉末としては平均
粒径が100nm前後のものでもよい。ただし、この場
合には絶縁基板2および誘電体層4の表面に接着剤層5
を均一に塗布することが難しくなるので、希釈溶剤を低
沸点化したり、接着剤の塗布方法を工夫する必要があ
る。
【0039】また、上記実施例では絶縁体層7に第3電
極8を接合する手段として粘着剤を使用したものを示し
たが、両面テープで貼り合わせる他、第3電極8を片面
テープで絶縁体層7に押さえ付ける構成にしてもよい。
極8を接合する手段として粘着剤を使用したものを示し
たが、両面テープで貼り合わせる他、第3電極8を片面
テープで絶縁体層7に押さえ付ける構成にしてもよい。
【0040】また、誘電体層4の上にこの誘電体層4の
誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層5を形成する
手段として次のようにしてもよい。まず、シリコーンワ
ニス接着剤、例えば『SR2406』(東レ・ダウコー
ニング社商品名)を2倍に希釈する量のトルエンに、平
均粒径が17nm程度の酸化チタン超微粒子粉末、例え
ば『出光チタニアIT−S』(出光興産社商品名)を5
%重量と、表面改質剤、例えば『Zeofine AT
−03』(日本ゼオン社商品名)を『出光チタニアIT
−S』に対して20%重量とを加え、密閉容器ボールミ
ルによって撹拌混合してトルエン中に均一に分散させ
る。
誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層5を形成する
手段として次のようにしてもよい。まず、シリコーンワ
ニス接着剤、例えば『SR2406』(東レ・ダウコー
ニング社商品名)を2倍に希釈する量のトルエンに、平
均粒径が17nm程度の酸化チタン超微粒子粉末、例え
ば『出光チタニアIT−S』(出光興産社商品名)を5
%重量と、表面改質剤、例えば『Zeofine AT
−03』(日本ゼオン社商品名)を『出光チタニアIT
−S』に対して20%重量とを加え、密閉容器ボールミ
ルによって撹拌混合してトルエン中に均一に分散させ
る。
【0041】さらに、これにシリコーンワニス接着剤、
例えば『SR2406』(東レ・ダウコーニング社商品
名)を加え、密閉容器中で混合して均一に分散させる。
そして、この調整済みの接着剤を前記実施例と同様の手
段によって絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗布さ
せて接着剤層5が形成される。
例えば『SR2406』(東レ・ダウコーニング社商品
名)を加え、密閉容器中で混合して均一に分散させる。
そして、この調整済みの接着剤を前記実施例と同様の手
段によって絶縁基板2および誘電体層4の表面に塗布さ
せて接着剤層5が形成される。
【0042】この実施例では酸化チタン超微粒子粉末の
粒子表面が表面改質剤で表面処理されているので、前記
実施例に比べて酸化チタン超微粒子粉末の粒子をより均
一に接着剤中に分散させることができる。そのため、接
着剤層5内の酸化チタン超微粒子粉末の含有量を上げる
ことができるので、接着剤層5の誘電率を一層高めるこ
とができ、第2電極6…の各開口部6a…内でイオンを
発生し易くして均一な放電を実現し、イオンフロー静電
記録ヘッド1を用いて画像を形成する場合に画像にむら
がなく、安定した均質の画像を得ることができる。
粒子表面が表面改質剤で表面処理されているので、前記
実施例に比べて酸化チタン超微粒子粉末の粒子をより均
一に接着剤中に分散させることができる。そのため、接
着剤層5内の酸化チタン超微粒子粉末の含有量を上げる
ことができるので、接着剤層5の誘電率を一層高めるこ
とができ、第2電極6…の各開口部6a…内でイオンを
発生し易くして均一な放電を実現し、イオンフロー静電
記録ヘッド1を用いて画像を形成する場合に画像にむら
がなく、安定した均質の画像を得ることができる。
【0043】なお、上記実施例では酸化チタン超微粒子
粉末の表面改質剤として『Zeofine AT−0
3』(日本ゼオン社商品名)を使用したが、分散剤、或
いは沈殿防止剤と呼ばれるもので、希釈用溶剤と接着剤
とに十分に溶解し、希釈された接着剤中に酸化チタン超
微粒子粉末を均一に分散させるものであればよい。
粉末の表面改質剤として『Zeofine AT−0
3』(日本ゼオン社商品名)を使用したが、分散剤、或
いは沈殿防止剤と呼ばれるもので、希釈用溶剤と接着剤
とに十分に溶解し、希釈された接着剤中に酸化チタン超
微粒子粉末を均一に分散させるものであればよい。
【0044】また、接着剤層5中に分散される高誘電材
料からなる微粒子粉末としては例えばチタン酸バリウ
ム、PZT、ジルコン酸鉛等の高誘電セラミックであっ
てもよい。さらに、その他この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形実施できることは勿論である。
料からなる微粒子粉末としては例えばチタン酸バリウ
ム、PZT、ジルコン酸鉛等の高誘電セラミックであっ
てもよい。さらに、その他この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形実施できることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば誘電体層と第2電極との
間に、高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に分散され
て誘電体層の誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層
を設けたので、第2電極の各開口部内の接着剤の除去作
業を省略することができる。そのため、第2電極の各開
口部からのイオン発生量のばらつきを防止することがで
きるとともに、第2電極に形成されている微小な大きさ
の多数の開口部内の洗浄作業を省略して第2電極を誘電
体層に接着する接着作業を容易化することができる。
間に、高誘電材料からなる微粒子粉末が均一に分散され
て誘電体層の誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層
を設けたので、第2電極の各開口部内の接着剤の除去作
業を省略することができる。そのため、第2電極の各開
口部からのイオン発生量のばらつきを防止することがで
きるとともに、第2電極に形成されている微小な大きさ
の多数の開口部内の洗浄作業を省略して第2電極を誘電
体層に接着する接着作業を容易化することができる。
【図1】 この発明の一実施例を示すもので、(A)は
イオンフロー静電記録ヘッドの概略構成を示す要部の縦
断面図、(B)はイオンフロー静電記録ヘッドの断面斜
視図。
イオンフロー静電記録ヘッドの概略構成を示す要部の縦
断面図、(B)はイオンフロー静電記録ヘッドの断面斜
視図。
【図2】 イオンフロー静電記録ヘッドの製造作業を説
明するもので、(A)は誘電体層の形成状態を示す要部
の縦断面図、(B)は誘電体層上に接着剤層を設けた状
態を示す要部の縦断面図、(C)は第2電極を誘電体層
に接着させた状態を示す要部の縦断面図。
明するもので、(A)は誘電体層の形成状態を示す要部
の縦断面図、(B)は誘電体層上に接着剤層を設けた状
態を示す要部の縦断面図、(C)は第2電極を誘電体層
に接着させた状態を示す要部の縦断面図。
2…絶縁基板,3…第1電極,4…誘電体層,5…接着
剤層,6…第2電極,6a,7a,8a…開口部,7…
絶縁体層,8…第3電極。
剤層,6…第2電極,6a,7a,8a…開口部,7…
絶縁体層,8…第3電極。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基板上に同方向に略直線状に延設さ
れ、略平行に並設された複数の第1電極と、これらの第
1電極と交差する方向に延設され、前記第1電極ととも
にマトリックスを形成し、このマトリックスに対応する
部位に開口部が形成された複数の第2電極と、この第2
電極に対して前記第1電極とは反対側に配置され、前記
マトリックスに対応する部位に開口部が形成された第3
電極と、前記第1電極と第2電極との間に設けられた誘
電体層と、前記第2電極と第3電極との間に設けられ、
前記マトリックスに対応する部位に開口部が形成された
絶縁体層とを備えたイオンフロー静電記録ヘッドにおい
て、前記誘電体層と前記第2電極との間に、高誘電材料
からなる微粒子粉末が均一に分散されて前記誘電体層の
誘電率に近い誘電率に設定された接着剤層を設けたこと
を特徴とするイオンフロー静電記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30078591A JPH05138930A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | イオンフロー静電記録ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30078591A JPH05138930A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | イオンフロー静電記録ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138930A true JPH05138930A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17889071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30078591A Withdrawn JPH05138930A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | イオンフロー静電記録ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05138930A (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP30078591A patent/JPH05138930A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |