JPH024541A - 静電記録ヘッド - Google Patents
静電記録ヘッドInfo
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- JPH024541A JPH024541A JP15338388A JP15338388A JPH024541A JP H024541 A JPH024541 A JP H024541A JP 15338388 A JP15338388 A JP 15338388A JP 15338388 A JP15338388 A JP 15338388A JP H024541 A JPH024541 A JP H024541A
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Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は静電記録ヘッドに関するもので、更に詳細に
は、放電電極と誘導電極とから成るイオン生成部と、ス
クリーン電極にて形成されるイオン流制御部とを具備し
て、例えばプリンタやファクシミリ等に使用される静電
記録ヘッドに関するものである。
は、放電電極と誘導電極とから成るイオン生成部と、ス
クリーン電極にて形成されるイオン流制御部とを具備し
て、例えばプリンタやファクシミリ等に使用される静電
記録ヘッドに関するものである。
[従来の技術]
従来のこの種の静電記録ヘッドとしては、イオンを発生
させて、このイオンによって画像の記録を行う静電記録
ヘッドが知られている(USP第4.408,214号
公報)。
させて、このイオンによって画像の記録を行う静電記録
ヘッドが知られている(USP第4.408,214号
公報)。
上記静電記録ヘッドは、第4図に示すように、背部に加
熱源11aによって加熱されるヒータ11を配備したヘ
ッド基部12上に絶縁基板13を介して配設される誘導
雷1f!14と、この誘)9電極14上に第1の絶縁層
15を介して重合配置される放電電極16との間に交流
高電圧を印加する交流電源17とから成るイオン生成部
10と、上記放電電極16上に第2絶縁層18を介、し
て配設されると共に放電電極16との間に配設される直
流逆バイアス電源19からの直流電圧が印加されるスク
リ−ン電極22にて形成されるイオン流側m部20とで
構成されている。更に具体的には、上記イオン生成部1
0は、第5図及び第6図に示すように、互いに平行に配
列された誘導電極14.14・・・とイオン生成用の孔
16a、16a・・・を多数穿設しかつ傾斜状に互いに
平行に配列される放電電極16.16・・・とをマトリ
ックス状に重合配置して空間領域16bを形成して成る
。また、上記イオン流制御部20は、イオン生成部10
の放電電極16゜16・・・の表面に第2絶縁層18を
介して接着剤(図示せず)にて接着固定されるスクリー
ン電極22に上記イオン生成用の孔16a、 IGa・
・・及び空間領1416b16b・・・と合致する開孔
23.23・・・を設けて、イオン流通路24を形成し
ている。
熱源11aによって加熱されるヒータ11を配備したヘ
ッド基部12上に絶縁基板13を介して配設される誘導
雷1f!14と、この誘)9電極14上に第1の絶縁層
15を介して重合配置される放電電極16との間に交流
高電圧を印加する交流電源17とから成るイオン生成部
10と、上記放電電極16上に第2絶縁層18を介、し
て配設されると共に放電電極16との間に配設される直
流逆バイアス電源19からの直流電圧が印加されるスク
リ−ン電極22にて形成されるイオン流側m部20とで
構成されている。更に具体的には、上記イオン生成部1
0は、第5図及び第6図に示すように、互いに平行に配
列された誘導電極14.14・・・とイオン生成用の孔
16a、16a・・・を多数穿設しかつ傾斜状に互いに
平行に配列される放電電極16.16・・・とをマトリ
ックス状に重合配置して空間領域16bを形成して成る
。また、上記イオン流制御部20は、イオン生成部10
の放電電極16゜16・・・の表面に第2絶縁層18を
介して接着剤(図示せず)にて接着固定されるスクリー
ン電極22に上記イオン生成用の孔16a、 IGa・
・・及び空間領1416b16b・・・と合致する開孔
23.23・・・を設けて、イオン流通路24を形成し
ている。
なお、符号26はイオン流通路24の温度を検出する熱
電対で、この熱雷対26からの信号が上記ヒータ11の
加熱源11aに伝達されるようになっている。
電対で、この熱雷対26からの信号が上記ヒータ11の
加熱源11aに伝達されるようになっている。
上記のように構成される従来の静電記録ヘッドにおいて
、上記交流電源17からの交流高電圧が誘導電極14.
14・・・と放電電極16.16・・・どの間に印加さ
れることにより、放電電極16の空間領域16bに沿面
コOす放電が起こると共に・、空間領域16b内での絶
縁破壊によって正負のイオンが発生する。
、上記交流電源17からの交流高電圧が誘導電極14.
14・・・と放電電極16.16・・・どの間に印加さ
れることにより、放電電極16の空間領域16bに沿面
コOす放電が起こると共に・、空間領域16b内での絶
縁破壊によって正負のイオンが発生する。
この状態において、スイッチング素子がオン動作時には
上記放電電極1Bとスクリーン電極22との間に形成さ
れる静電界並びにスクリーン電8i22の電位レベルに
基いて負のイオンのみが潜像担持体(図示せず)llI
lへ放出されて潜像を形成し、また、スイッチング素子
がオフ動作時には静電界が形成されず、上記イオン流通
路24内のイオンは中和して自然消滅することになる。
上記放電電極1Bとスクリーン電極22との間に形成さ
れる静電界並びにスクリーン電8i22の電位レベルに
基いて負のイオンのみが潜像担持体(図示せず)llI
lへ放出されて潜像を形成し、また、スイッチング素子
がオフ動作時には静電界が形成されず、上記イオン流通
路24内のイオンは中和して自然消滅することになる。
上記のように構成される静電記録ヘッドにおいては、ヘ
ッドを加熱することで、出力向上、電極腐蝕の防止及び
製品寿命の増大が図れるという効果を有することが知ら
れている。
ッドを加熱することで、出力向上、電極腐蝕の防止及び
製品寿命の増大が図れるという効果を有することが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、この種の記録ヘッドにおいては、一般に
イオン生成部10の第1の絶縁層15としては、例えば
アルミナ、ジルコニア等のセラミックス、あるいは、ガ
ラス、マイカ等の無機材料が使用されており、一方、ス
クリーン電情22としては、例えば、ステンレス鋼、ニ
ッケル鋼等の薄板をエツチング処理したもの等が使用さ
れている。したがって、記録ヘッドを加熱して使用した
際、第1の絶縁層15とスクリーン電極22の間の熱膨
張率の差により放電の空間領域16bとスクリーン電極
22の開孔23との間で位置ずれ28が生じる虞れがあ
る(第8図参照)。この位置ずれ28の大きさは、記録
解像ピッチの1/2以下であることが望ましく、例えば
、240sp+(スポット・パーφインチ)では50μ
m以下、300 spiでは40μm以下であることが
望ましいとされており、それ以上では出力の低下をきた
したり、記録画像の濃度低下やむら、かすれ等を発生す
る虞れがある。
イオン生成部10の第1の絶縁層15としては、例えば
アルミナ、ジルコニア等のセラミックス、あるいは、ガ
ラス、マイカ等の無機材料が使用されており、一方、ス
クリーン電情22としては、例えば、ステンレス鋼、ニ
ッケル鋼等の薄板をエツチング処理したもの等が使用さ
れている。したがって、記録ヘッドを加熱して使用した
際、第1の絶縁層15とスクリーン電極22の間の熱膨
張率の差により放電の空間領域16bとスクリーン電極
22の開孔23との間で位置ずれ28が生じる虞れがあ
る(第8図参照)。この位置ずれ28の大きさは、記録
解像ピッチの1/2以下であることが望ましく、例えば
、240sp+(スポット・パーφインチ)では50μ
m以下、300 spiでは40μm以下であることが
望ましいとされており、それ以上では出力の低下をきた
したり、記録画像の濃度低下やむら、かすれ等を発生す
る虞れがある。
上記位置ずれ28は、第1の絶縁層15とスクリーン電
極22の材料の熱膨張率の相違と、ヘッド製造時とヘッ
ド使用時の温度差によって異なるが、般に、ヘッド製造
時の温度を約20℃、ヘッド使用時の温度を約60℃〜
75℃として温度差が約40℃〜55℃のときにおいて
は、位置ずれ28は記録解像ピッチの1/2以上になり
、記録ヘッドの精度等において充分満足が得られるもの
ではなかった。
極22の材料の熱膨張率の相違と、ヘッド製造時とヘッ
ド使用時の温度差によって異なるが、般に、ヘッド製造
時の温度を約20℃、ヘッド使用時の温度を約60℃〜
75℃として温度差が約40℃〜55℃のときにおいて
は、位置ずれ28は記録解像ピッチの1/2以上になり
、記録ヘッドの精度等において充分満足が得られるもの
ではなかった。
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、静電記録ヘッドを構成するイオン生成部
の絶縁層と、イオン流制御部のスクリーン電極の材料の
熱膨張率の相違及びヘッド製造時とヘッド使用時の温度
差に伴う放電電極側空間領域とスクリーン電極の開孔の
位置ずれをなくして、出力の低下の減少、記録画像の製
電低下及びむら、かすれ等の防止を行えるようにした静
電記録ヘッドを提供しようとするものである。
するところは、静電記録ヘッドを構成するイオン生成部
の絶縁層と、イオン流制御部のスクリーン電極の材料の
熱膨張率の相違及びヘッド製造時とヘッド使用時の温度
差に伴う放電電極側空間領域とスクリーン電極の開孔の
位置ずれをなくして、出力の低下の減少、記録画像の製
電低下及びむら、かすれ等の防止を行えるようにした静
電記録ヘッドを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、この発明における静電記録
ヘッドは、加熱手段を配備したヘッド基部上に絶縁基板
を介して配設される誘導電極と、この誘導電極上に第1
の絶縁層を介して重合配置される放電電極との間に交流
高電圧を印加することにより放電電極の空間領域に沿面
コロナ放電を生成するイオン生成部と、上記放電電極上
に第2の絶縁層を介して配置されると共に放電電極との
間に直流電圧が印加されるスクリーン電極にて形成され
るイオン流制御部とで構成される静電記録ヘッドにおい
て、製造時と使用時の温度差における上記イオン生成部
の第1の絶縁層とスクリーン電極の熱膨張に基くずれ量
を吸収し17る材r1にて上記イオン生成部の第1の絶
縁層とスクリーン電極を形成すると共に、使用時におけ
る上記イオン生成部とスクリーン電極の有効記録部の全
長が互いに合致し17るようにイオン生成部とスクリー
ン電極とを弾性を得する接着手段にて接着固定して成る
ものである。
ヘッドは、加熱手段を配備したヘッド基部上に絶縁基板
を介して配設される誘導電極と、この誘導電極上に第1
の絶縁層を介して重合配置される放電電極との間に交流
高電圧を印加することにより放電電極の空間領域に沿面
コロナ放電を生成するイオン生成部と、上記放電電極上
に第2の絶縁層を介して配置されると共に放電電極との
間に直流電圧が印加されるスクリーン電極にて形成され
るイオン流制御部とで構成される静電記録ヘッドにおい
て、製造時と使用時の温度差における上記イオン生成部
の第1の絶縁層とスクリーン電極の熱膨張に基くずれ量
を吸収し17る材r1にて上記イオン生成部の第1の絶
縁層とスクリーン電極を形成すると共に、使用時におけ
る上記イオン生成部とスクリーン電極の有効記録部の全
長が互いに合致し17るようにイオン生成部とスクリー
ン電極とを弾性を得する接着手段にて接着固定して成る
ものである。
この発明において、上記弾性を有する接着手段は上記イ
オン生成部の絶縁層とスクリーン市極の熱膨張に基くず
れコを吸収し17る弾性を有するものであれば任愈のも
のでよく、例えば、合成ゴム系、シリコーン系、酢酸ビ
ニル系の接着剤、あるいは、ゴム系、樹脂系好ましくは
テフロン(商品名)、ポリイミド等の耐熱性材料をベー
スとする粘着テープ等を使用することができる。また、
この接着剤の接着態様としては、イオン生成部の絶縁層
とスクリーン電極とを全面あるいは部分接着してもよく
、あるいは、スクリーン電極における長手方向に沿う両
側部を接着するものなどであってもよい。
オン生成部の絶縁層とスクリーン市極の熱膨張に基くず
れコを吸収し17る弾性を有するものであれば任愈のも
のでよく、例えば、合成ゴム系、シリコーン系、酢酸ビ
ニル系の接着剤、あるいは、ゴム系、樹脂系好ましくは
テフロン(商品名)、ポリイミド等の耐熱性材料をベー
スとする粘着テープ等を使用することができる。また、
この接着剤の接着態様としては、イオン生成部の絶縁層
とスクリーン電極とを全面あるいは部分接着してもよく
、あるいは、スクリーン電極における長手方向に沿う両
側部を接着するものなどであってもよい。
[作 用]
上記のように構成されるこの発明の静電記録ヘッドによ
れば、製造時と使用時の温度差におけるイオン生成部の
第1の絶縁層とスクリーン電(々の熱膨張に基くずれ□
□□を吸収し得る材料にてイオン生成部の第1の絶縁層
とスクリーン電極とを形成し、そして、弾性を右する接
着手段にてイオン生成部に接着するので、ヘッド使用時
における熱膨張によるイオン放出部の位置ずれを防止し
て、位置ずれによる出力低下等の弊害を防止することが
できる。
れば、製造時と使用時の温度差におけるイオン生成部の
第1の絶縁層とスクリーン電(々の熱膨張に基くずれ□
□□を吸収し得る材料にてイオン生成部の第1の絶縁層
とスクリーン電極とを形成し、そして、弾性を右する接
着手段にてイオン生成部に接着するので、ヘッド使用時
における熱膨張によるイオン放出部の位置ずれを防止し
て、位置ずれによる出力低下等の弊害を防止することが
できる。
[実施例]
以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する
。
。
第1図はこの発明の静電記録ヘッドの平面図が示されて
いる。
いる。
この発明の静電記録ヘッドの基本的構成は第4図に示し
た従来の静電記録ヘッドと同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略して、以下にこの発
明の特徴部分について説明する。
た従来の静電記録ヘッドと同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略して、以下にこの発
明の特徴部分について説明する。
この発明の静電記録ヘッドのイオン流制御部20を構成
するスクリーン電極22は、長方形状のステンレス鋼あ
るいはニッケル鋼等の薄板にて形成され、また、このス
クリーン電極22にはイオン生成部10を構成する放電
電極1Gの孔16a、16a・・・及び空気領域16b
、 16b・・・と合致し得る多数の開孔23.23・
・・が設けられている。そして、このスクリーン電極2
2は例えばテフロン(商品名)あるいはポリイミド等の
耐熱材料をベースとする粘着テープ30を用いてイオン
生成部10を構成する放電電極1Gを埋設する第2の絶
縁層18の表面に接着されている。
するスクリーン電極22は、長方形状のステンレス鋼あ
るいはニッケル鋼等の薄板にて形成され、また、このス
クリーン電極22にはイオン生成部10を構成する放電
電極1Gの孔16a、16a・・・及び空気領域16b
、 16b・・・と合致し得る多数の開孔23.23・
・・が設けられている。そして、このスクリーン電極2
2は例えばテフロン(商品名)あるいはポリイミド等の
耐熱材料をベースとする粘着テープ30を用いてイオン
生成部10を構成する放電電極1Gを埋設する第2の絶
縁層18の表面に接着されている。
上記スクリーン電極22とイオン生成部10とを組合せ
るには、例えばマニュピユレータ装置やマイクロメータ
等を有する微動台装置を用いてスクリーン電極22とイ
オン生成部10の中心部を正確に位置合せした後に両者
を接着すればよい。
るには、例えばマニュピユレータ装置やマイクロメータ
等を有する微動台装置を用いてスクリーン電極22とイ
オン生成部10の中心部を正確に位置合せした後に両者
を接着すればよい。
この場合、ヘッド製造時の温度(20℃)における上記
イオン生成部10(具体的には絶縁基板13)の有効記
録部の全長をLl (第2図参照)、また、スクリーン
電極22の有効記録部の全長を12 (第3図参照)と
し、ヘッド使用時の温度におけるイオン生成部10の有
効記録部の全長をし −、スフリーン電極22の有効記
録部の全長をL ′としたとき、ヘッド使用時の温度に
おいて、11′;L ′となるようにヘッド製造時の温
度におけるイオン生成部10の有効記録部の全長L1と
スクリーン電極22の有効記録部の全長L ′を定める
。
イオン生成部10(具体的には絶縁基板13)の有効記
録部の全長をLl (第2図参照)、また、スクリーン
電極22の有効記録部の全長を12 (第3図参照)と
し、ヘッド使用時の温度におけるイオン生成部10の有
効記録部の全長をし −、スフリーン電極22の有効記
録部の全長をL ′としたとき、ヘッド使用時の温度に
おいて、11′;L ′となるようにヘッド製造時の温
度におけるイオン生成部10の有効記録部の全長L1と
スクリーン電極22の有効記録部の全長L ′を定める
。
すなわち、イオン生成部10の第1の絶縁層15の材料
の熱膨張率をα1、スクリーン電極22の材料の熱膨張
率をα2、ヘッド製造時の温度を20℃、ヘッド使用時
の温度をt℃とすると、ヘッド使用時の温度におけるイ
オン生成部10の有効記録部の全長り、−は、 L、−=1.(1+α、 ) (t−20)・・・■
また、ヘッド使用時、の温度におけるスクリーン電極2
2の有効記録部の全長L ′は、L、、 =L2 (
1+α2) (t−・20)・・・■となるので、0式
及び0式より、 イオン放出部の位置ずれE=L −Ll−−0とな
るようにイオン生成部10の有効記録部の全長及びスク
リーン電極22の有効記録部の全長L1及びし、の寸法
を定める。
の熱膨張率をα1、スクリーン電極22の材料の熱膨張
率をα2、ヘッド製造時の温度を20℃、ヘッド使用時
の温度をt℃とすると、ヘッド使用時の温度におけるイ
オン生成部10の有効記録部の全長り、−は、 L、−=1.(1+α、 ) (t−20)・・・■
また、ヘッド使用時、の温度におけるスクリーン電極2
2の有効記録部の全長L ′は、L、、 =L2 (
1+α2) (t−・20)・・・■となるので、0式
及び0式より、 イオン放出部の位置ずれE=L −Ll−−0とな
るようにイオン生成部10の有効記録部の全長及びスク
リーン電極22の有効記録部の全長L1及びし、の寸法
を定める。
したがって、上記し 、L2の寸法を設定するめには、
まず、上記スクリーン電極22をステンレス鋼又はニッ
ケル鋼にて形成し、イオン生成部10の第1の絶縁層1
5を天然白マイカ又は96%アルミナにて形成した場合
のヘッド製造時とヘッド使用時の温度差における熱膨張
変形は表−1に示すような数値であるので、この裁値を
11に入れる。
まず、上記スクリーン電極22をステンレス鋼又はニッ
ケル鋼にて形成し、イオン生成部10の第1の絶縁層1
5を天然白マイカ又は96%アルミナにて形成した場合
のヘッド製造時とヘッド使用時の温度差における熱膨張
変形は表−1に示すような数値であるので、この裁値を
11に入れる。
iニュ
※■ヘッド賀造時の温度:20℃
■ヘッド使用時の温度:60℃〜75℃■温度差=40
℃〜55℃ ■ヘッド記録部の全長:200m* ■材料名の下の数字は熱膨張率を示す。
℃〜55℃ ■ヘッド記録部の全長:200m* ■材料名の下の数字は熱膨張率を示す。
また、300 sptの解像度でA4短手サイズ(21
0sr[)の記録が可能なヘッドの場合、例えば全ドツ
ト数を2.560ドツトとして有効記録部の全長は21
6.747amとなるので、ヘッド使用時とヘッド製造
時の温度差を考慮してヘッド使用時の有効記録部の全長
を上記寸法216゜747履とする必要がある。
0sr[)の記録が可能なヘッドの場合、例えば全ドツ
ト数を2.560ドツトとして有効記録部の全長は21
6.747amとなるので、ヘッド使用時とヘッド製造
時の温度差を考慮してヘッド使用時の有効記録部の全長
を上記寸法216゜747履とする必要がある。
以上に鑑みて、イオン生成部10の第1の絶縁層15と
スクリーン電極22に各材料を用いた場合の有効記録部
の全長り、、L2を求めたところ、表−2に示すような
数値が得られた。
スクリーン電極22に各材料を用いた場合の有効記録部
の全長り、、L2を求めたところ、表−2に示すような
数値が得られた。
表−2
※製造時の温度=20℃
したがって、上記第1の絶縁層15とスクリーン電極2
2の材料及び製造時の有効記録部の全長L1゜L2を適
宜選択することにより、ヘッド製造時とヘッド使用時の
温度差による熱膨張に基くイオン放出部の位置ずれを吸
収することができ、記録解像ピッチの1/2以下にする
ことができる。
2の材料及び製造時の有効記録部の全長L1゜L2を適
宜選択することにより、ヘッド製造時とヘッド使用時の
温度差による熱膨張に基くイオン放出部の位置ずれを吸
収することができ、記録解像ピッチの1/2以下にする
ことができる。
なお、スクリーンTi極22の幅方向においても熱膨張
変形が生じて位置ずれが発生するが、スクリーン電極2
2の幅方向すなわちヘッドの幅方向は長手方向の熱膨張
変形に比べて通常約1/40以下と小さいため、無視で
きる範囲である。
変形が生じて位置ずれが発生するが、スクリーン電極2
2の幅方向すなわちヘッドの幅方向は長手方向の熱膨張
変形に比べて通常約1/40以下と小さいため、無視で
きる範囲である。
上記実施例では粘着テープ30にてイオン生成部10と
スクリーン電極22とを接着させた場合について説明し
たが、必ずしも粘着テープ30にて接着するしのに限定
されるものではなく、イオン生成部10の第1の絶縁層
15とスクリーン電極22の熱膨張におけるずれ呈を吸
収できるように比較的弾性のある合成ゴム系、シリコー
ン系あるいは酢酸ビニル系の接着剤を用いてイオン生成
部10の第2の絶縁層18とスクリーン電極22とを接
着させるようにしてもよい。
スクリーン電極22とを接着させた場合について説明し
たが、必ずしも粘着テープ30にて接着するしのに限定
されるものではなく、イオン生成部10の第1の絶縁層
15とスクリーン電極22の熱膨張におけるずれ呈を吸
収できるように比較的弾性のある合成ゴム系、シリコー
ン系あるいは酢酸ビニル系の接着剤を用いてイオン生成
部10の第2の絶縁層18とスクリーン電極22とを接
着させるようにしてもよい。
[発明の効果1
以上に説明したように、この発明の静電記録ヘッドによ
れば、使用時におけるイオン生成部の第1の絶縁層とス
クリーン電極の熱膨張に基くずれ量を吸収し得る材料に
てイオン生成部の絶縁層とスクリーン電極を形成すると
共に、使用時におけるイオン生成部とスクリーン電極の
有効記録部の全長が互いに合致し得るようにイオン生成
部とスクリーン電極とを弾性を有する接着手段にて接着
固定して成るため、以下のような効果が(りられる。
れば、使用時におけるイオン生成部の第1の絶縁層とス
クリーン電極の熱膨張に基くずれ量を吸収し得る材料に
てイオン生成部の絶縁層とスクリーン電極を形成すると
共に、使用時におけるイオン生成部とスクリーン電極の
有効記録部の全長が互いに合致し得るようにイオン生成
部とスクリーン電極とを弾性を有する接着手段にて接着
固定して成るため、以下のような効果が(りられる。
1)ヘッド使用時とヘッド製造時の温度差によるイオン
生成部とスクリーン電極の熱膨張に基くイオン放出部の
位置ずれをなくすことができる。
生成部とスクリーン電極の熱膨張に基くイオン放出部の
位置ずれをなくすことができる。
2)上記1)により、イオン放出部の位ηずれの大きさ
を記録画像ピッチの1/2以下にすることができ、記録
画像の濃度低下や、画像のむら及びかすれ等を防止する
ことができる。
を記録画像ピッチの1/2以下にすることができ、記録
画像の濃度低下や、画像のむら及びかすれ等を防止する
ことができる。
第1図はこの発明の静電記録ヘッドの第一実施例の平面
図、第2図はこの発明におけるイオン生成部の平面図、
第3図はこの発明におけるスクリーン電極の平面図、第
4図は静電記録ヘッドの原理構造を示す断面図、第5図
は静電記録ヘッドのイオン生成部の断面図、第6図はイ
オン生成部の平面図、第7図は従来の静電記録ヘッドの
平面図、第8図は静電記録ヘッドのイオン放出部の位置
ずれを示す拡大断面図である。 符号説明 (10)・・・イオン生成部 (11)・・・ヒータ (12)・・・ヘッド基板 (13)・・・絶縁基板 (14)・・・誘導電極 (15)・・・第1の絶縁層 (16)・・・放電電極 (16a)・・・イオン生成用孔 (16b)・・・空間領域 (17)・・・交流電源 (18)・・・第2の絶縁層 ・・・直流逆バイアス電源 ・・・イオン流制御部 ・・・スクリーン電極 ・・・開孔 ・・・イオン流通路 ・・・粘着テープ(接着手段) 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 中 村 智廣(外3名)11
a 第 図 13:絶縁基板 弔 図 に)−一一一一一 し2
図、第2図はこの発明におけるイオン生成部の平面図、
第3図はこの発明におけるスクリーン電極の平面図、第
4図は静電記録ヘッドの原理構造を示す断面図、第5図
は静電記録ヘッドのイオン生成部の断面図、第6図はイ
オン生成部の平面図、第7図は従来の静電記録ヘッドの
平面図、第8図は静電記録ヘッドのイオン放出部の位置
ずれを示す拡大断面図である。 符号説明 (10)・・・イオン生成部 (11)・・・ヒータ (12)・・・ヘッド基板 (13)・・・絶縁基板 (14)・・・誘導電極 (15)・・・第1の絶縁層 (16)・・・放電電極 (16a)・・・イオン生成用孔 (16b)・・・空間領域 (17)・・・交流電源 (18)・・・第2の絶縁層 ・・・直流逆バイアス電源 ・・・イオン流制御部 ・・・スクリーン電極 ・・・開孔 ・・・イオン流通路 ・・・粘着テープ(接着手段) 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 中 村 智廣(外3名)11
a 第 図 13:絶縁基板 弔 図 に)−一一一一一 し2
Claims (1)
- 加熱手段を配備したヘッド基部上に絶縁基板を介して配
設される誘導電極と、この誘導電極上に第1の絶縁層を
介して重合配置される放電電極との間に交流高電圧を印
加することにより放電電極の空間領域に沿面コロナ放電
を生成するイオン生成部と、上記放電電極上に第2の絶
縁層を介して配設されると共に放電電極との間に直流電
圧が印加されるスクリーン電極にて形成されるイオン流
制御部とで構成される静電記録ヘッドにおいて、製造時
と使用時の温度差における上記イオン生成部の第1の絶
縁層とスクリーン電極の熱膨張に基くずれ量を吸収し得
る材料にて上記イオン生成部の第1の絶縁層とスクリー
ン電極を形成すると共に、使用時における上記イオン生
成部とスクリーン電極の有効記録部の全長が互いに合致
し得るようにイオン生成部とスクリーン電極とを弾性を
有する接着手段にて接着固定して成ることを特徴とする
静電記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15338388A JP2734528B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 静電記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15338388A JP2734528B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 静電記録ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH024541A true JPH024541A (ja) | 1990-01-09 |
JP2734528B2 JP2734528B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=15561276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15338388A Expired - Lifetime JP2734528B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 静電記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2734528B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5646669A (en) * | 1992-10-22 | 1997-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Corrosion resistant electrostatic recording head with multiple layers |
US6968591B2 (en) | 2001-02-23 | 2005-11-29 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7228587B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-12 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
US7739770B2 (en) | 2000-10-27 | 2010-06-22 | Uni-Charm Corporation | Handy mop |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP15338388A patent/JP2734528B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5646669A (en) * | 1992-10-22 | 1997-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Corrosion resistant electrostatic recording head with multiple layers |
US7237297B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-03 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7243391B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-17 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7231685B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-19 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
US7234194B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-26 | Uni - Charm Corporation | Cleaning article |
US7234193B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-26 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7640618B2 (en) | 2000-07-10 | 2010-01-05 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7237296B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-03 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7228587B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-12 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
US7302730B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-12-04 | Uni - Charm Corporation | Cleaning article |
US7302729B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-12-04 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7334287B2 (en) | 2000-07-10 | 2008-02-26 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7739770B2 (en) | 2000-10-27 | 2010-06-22 | Uni-Charm Corporation | Handy mop |
US7451517B2 (en) | 2001-02-23 | 2008-11-18 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US6968591B2 (en) | 2001-02-23 | 2005-11-29 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2734528B2 (ja) | 1998-03-30 |
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