JPH024541A - 静電記録ヘッド - Google Patents

静電記録ヘッド

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JPH024541A
JPH024541A JP15338388A JP15338388A JPH024541A JP H024541 A JPH024541 A JP H024541A JP 15338388 A JP15338388 A JP 15338388A JP 15338388 A JP15338388 A JP 15338388A JP H024541 A JPH024541 A JP H024541A
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electrode
insulating layer
ion
screen electrode
generating section
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JP15338388A
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Koji Masuda
増田 晃二
Yuji Suemitsu
末光 裕治
Kazuo Asano
和夫 浅野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は静電記録ヘッドに関するもので、更に詳細に
は、放電電極と誘導電極とから成るイオン生成部と、ス
クリーン電極にて形成されるイオン流制御部とを具備し
て、例えばプリンタやファクシミリ等に使用される静電
記録ヘッドに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の静電記録ヘッドとしては、イオンを発生
させて、このイオンによって画像の記録を行う静電記録
ヘッドが知られている(USP第4.408,214号
公報)。
上記静電記録ヘッドは、第4図に示すように、背部に加
熱源11aによって加熱されるヒータ11を配備したヘ
ッド基部12上に絶縁基板13を介して配設される誘導
雷1f!14と、この誘)9電極14上に第1の絶縁層
15を介して重合配置される放電電極16との間に交流
高電圧を印加する交流電源17とから成るイオン生成部
10と、上記放電電極16上に第2絶縁層18を介、し
て配設されると共に放電電極16との間に配設される直
流逆バイアス電源19からの直流電圧が印加されるスク
リ−ン電極22にて形成されるイオン流側m部20とで
構成されている。更に具体的には、上記イオン生成部1
0は、第5図及び第6図に示すように、互いに平行に配
列された誘導電極14.14・・・とイオン生成用の孔
16a、16a・・・を多数穿設しかつ傾斜状に互いに
平行に配列される放電電極16.16・・・とをマトリ
ックス状に重合配置して空間領域16bを形成して成る
。また、上記イオン流制御部20は、イオン生成部10
の放電電極16゜16・・・の表面に第2絶縁層18を
介して接着剤(図示せず)にて接着固定されるスクリー
ン電極22に上記イオン生成用の孔16a、 IGa・
・・及び空間領1416b16b・・・と合致する開孔
23.23・・・を設けて、イオン流通路24を形成し
ている。
なお、符号26はイオン流通路24の温度を検出する熱
電対で、この熱雷対26からの信号が上記ヒータ11の
加熱源11aに伝達されるようになっている。
上記のように構成される従来の静電記録ヘッドにおいて
、上記交流電源17からの交流高電圧が誘導電極14.
14・・・と放電電極16.16・・・どの間に印加さ
れることにより、放電電極16の空間領域16bに沿面
コOす放電が起こると共に・、空間領域16b内での絶
縁破壊によって正負のイオンが発生する。
この状態において、スイッチング素子がオン動作時には
上記放電電極1Bとスクリーン電極22との間に形成さ
れる静電界並びにスクリーン電8i22の電位レベルに
基いて負のイオンのみが潜像担持体(図示せず)llI
lへ放出されて潜像を形成し、また、スイッチング素子
がオフ動作時には静電界が形成されず、上記イオン流通
路24内のイオンは中和して自然消滅することになる。
上記のように構成される静電記録ヘッドにおいては、ヘ
ッドを加熱することで、出力向上、電極腐蝕の防止及び
製品寿命の増大が図れるという効果を有することが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この種の記録ヘッドにおいては、一般に
イオン生成部10の第1の絶縁層15としては、例えば
アルミナ、ジルコニア等のセラミックス、あるいは、ガ
ラス、マイカ等の無機材料が使用されており、一方、ス
クリーン電情22としては、例えば、ステンレス鋼、ニ
ッケル鋼等の薄板をエツチング処理したもの等が使用さ
れている。したがって、記録ヘッドを加熱して使用した
際、第1の絶縁層15とスクリーン電極22の間の熱膨
張率の差により放電の空間領域16bとスクリーン電極
22の開孔23との間で位置ずれ28が生じる虞れがあ
る(第8図参照)。この位置ずれ28の大きさは、記録
解像ピッチの1/2以下であることが望ましく、例えば
、240sp+(スポット・パーφインチ)では50μ
m以下、300 spiでは40μm以下であることが
望ましいとされており、それ以上では出力の低下をきた
したり、記録画像の濃度低下やむら、かすれ等を発生す
る虞れがある。
上記位置ずれ28は、第1の絶縁層15とスクリーン電
極22の材料の熱膨張率の相違と、ヘッド製造時とヘッ
ド使用時の温度差によって異なるが、般に、ヘッド製造
時の温度を約20℃、ヘッド使用時の温度を約60℃〜
75℃として温度差が約40℃〜55℃のときにおいて
は、位置ずれ28は記録解像ピッチの1/2以上になり
、記録ヘッドの精度等において充分満足が得られるもの
ではなかった。
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、静電記録ヘッドを構成するイオン生成部
の絶縁層と、イオン流制御部のスクリーン電極の材料の
熱膨張率の相違及びヘッド製造時とヘッド使用時の温度
差に伴う放電電極側空間領域とスクリーン電極の開孔の
位置ずれをなくして、出力の低下の減少、記録画像の製
電低下及びむら、かすれ等の防止を行えるようにした静
電記録ヘッドを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明における静電記録
ヘッドは、加熱手段を配備したヘッド基部上に絶縁基板
を介して配設される誘導電極と、この誘導電極上に第1
の絶縁層を介して重合配置される放電電極との間に交流
高電圧を印加することにより放電電極の空間領域に沿面
コロナ放電を生成するイオン生成部と、上記放電電極上
に第2の絶縁層を介して配置されると共に放電電極との
間に直流電圧が印加されるスクリーン電極にて形成され
るイオン流制御部とで構成される静電記録ヘッドにおい
て、製造時と使用時の温度差における上記イオン生成部
の第1の絶縁層とスクリーン電極の熱膨張に基くずれ量
を吸収し17る材r1にて上記イオン生成部の第1の絶
縁層とスクリーン電極を形成すると共に、使用時におけ
る上記イオン生成部とスクリーン電極の有効記録部の全
長が互いに合致し17るようにイオン生成部とスクリー
ン電極とを弾性を得する接着手段にて接着固定して成る
ものである。
この発明において、上記弾性を有する接着手段は上記イ
オン生成部の絶縁層とスクリーン市極の熱膨張に基くず
れコを吸収し17る弾性を有するものであれば任愈のも
のでよく、例えば、合成ゴム系、シリコーン系、酢酸ビ
ニル系の接着剤、あるいは、ゴム系、樹脂系好ましくは
テフロン(商品名)、ポリイミド等の耐熱性材料をベー
スとする粘着テープ等を使用することができる。また、
この接着剤の接着態様としては、イオン生成部の絶縁層
とスクリーン電極とを全面あるいは部分接着してもよく
、あるいは、スクリーン電極における長手方向に沿う両
側部を接着するものなどであってもよい。
[作 用] 上記のように構成されるこの発明の静電記録ヘッドによ
れば、製造時と使用時の温度差におけるイオン生成部の
第1の絶縁層とスクリーン電(々の熱膨張に基くずれ□
□□を吸収し得る材料にてイオン生成部の第1の絶縁層
とスクリーン電極とを形成し、そして、弾性を右する接
着手段にてイオン生成部に接着するので、ヘッド使用時
における熱膨張によるイオン放出部の位置ずれを防止し
て、位置ずれによる出力低下等の弊害を防止することが
できる。
[実施例] 以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する
第1図はこの発明の静電記録ヘッドの平面図が示されて
いる。
この発明の静電記録ヘッドの基本的構成は第4図に示し
た従来の静電記録ヘッドと同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略して、以下にこの発
明の特徴部分について説明する。
この発明の静電記録ヘッドのイオン流制御部20を構成
するスクリーン電極22は、長方形状のステンレス鋼あ
るいはニッケル鋼等の薄板にて形成され、また、このス
クリーン電極22にはイオン生成部10を構成する放電
電極1Gの孔16a、16a・・・及び空気領域16b
、 16b・・・と合致し得る多数の開孔23.23・
・・が設けられている。そして、このスクリーン電極2
2は例えばテフロン(商品名)あるいはポリイミド等の
耐熱材料をベースとする粘着テープ30を用いてイオン
生成部10を構成する放電電極1Gを埋設する第2の絶
縁層18の表面に接着されている。
上記スクリーン電極22とイオン生成部10とを組合せ
るには、例えばマニュピユレータ装置やマイクロメータ
等を有する微動台装置を用いてスクリーン電極22とイ
オン生成部10の中心部を正確に位置合せした後に両者
を接着すればよい。
この場合、ヘッド製造時の温度(20℃)における上記
イオン生成部10(具体的には絶縁基板13)の有効記
録部の全長をLl (第2図参照)、また、スクリーン
電極22の有効記録部の全長を12 (第3図参照)と
し、ヘッド使用時の温度におけるイオン生成部10の有
効記録部の全長をし −、スフリーン電極22の有効記
録部の全長をL ′としたとき、ヘッド使用時の温度に
おいて、11′;L ′となるようにヘッド製造時の温
度におけるイオン生成部10の有効記録部の全長L1と
スクリーン電極22の有効記録部の全長L ′を定める
すなわち、イオン生成部10の第1の絶縁層15の材料
の熱膨張率をα1、スクリーン電極22の材料の熱膨張
率をα2、ヘッド製造時の温度を20℃、ヘッド使用時
の温度をt℃とすると、ヘッド使用時の温度におけるイ
オン生成部10の有効記録部の全長り、−は、 L、−=1.(1+α、 )  (t−20)・・・■
また、ヘッド使用時、の温度におけるスクリーン電極2
2の有効記録部の全長L ′は、L、、  =L2 (
1+α2) (t−・20)・・・■となるので、0式
及び0式より、 イオン放出部の位置ずれE=L   −Ll−−0とな
るようにイオン生成部10の有効記録部の全長及びスク
リーン電極22の有効記録部の全長L1及びし、の寸法
を定める。
したがって、上記し 、L2の寸法を設定するめには、
まず、上記スクリーン電極22をステンレス鋼又はニッ
ケル鋼にて形成し、イオン生成部10の第1の絶縁層1
5を天然白マイカ又は96%アルミナにて形成した場合
のヘッド製造時とヘッド使用時の温度差における熱膨張
変形は表−1に示すような数値であるので、この裁値を
11に入れる。
iニュ ※■ヘッド賀造時の温度:20℃ ■ヘッド使用時の温度:60℃〜75℃■温度差=40
℃〜55℃ ■ヘッド記録部の全長:200m* ■材料名の下の数字は熱膨張率を示す。
また、300 sptの解像度でA4短手サイズ(21
0sr[)の記録が可能なヘッドの場合、例えば全ドツ
ト数を2.560ドツトとして有効記録部の全長は21
6.747amとなるので、ヘッド使用時とヘッド製造
時の温度差を考慮してヘッド使用時の有効記録部の全長
を上記寸法216゜747履とする必要がある。
以上に鑑みて、イオン生成部10の第1の絶縁層15と
スクリーン電極22に各材料を用いた場合の有効記録部
の全長り、、L2を求めたところ、表−2に示すような
数値が得られた。
表−2 ※製造時の温度=20℃ したがって、上記第1の絶縁層15とスクリーン電極2
2の材料及び製造時の有効記録部の全長L1゜L2を適
宜選択することにより、ヘッド製造時とヘッド使用時の
温度差による熱膨張に基くイオン放出部の位置ずれを吸
収することができ、記録解像ピッチの1/2以下にする
ことができる。
なお、スクリーンTi極22の幅方向においても熱膨張
変形が生じて位置ずれが発生するが、スクリーン電極2
2の幅方向すなわちヘッドの幅方向は長手方向の熱膨張
変形に比べて通常約1/40以下と小さいため、無視で
きる範囲である。
上記実施例では粘着テープ30にてイオン生成部10と
スクリーン電極22とを接着させた場合について説明し
たが、必ずしも粘着テープ30にて接着するしのに限定
されるものではなく、イオン生成部10の第1の絶縁層
15とスクリーン電極22の熱膨張におけるずれ呈を吸
収できるように比較的弾性のある合成ゴム系、シリコー
ン系あるいは酢酸ビニル系の接着剤を用いてイオン生成
部10の第2の絶縁層18とスクリーン電極22とを接
着させるようにしてもよい。
[発明の効果1 以上に説明したように、この発明の静電記録ヘッドによ
れば、使用時におけるイオン生成部の第1の絶縁層とス
クリーン電極の熱膨張に基くずれ量を吸収し得る材料に
てイオン生成部の絶縁層とスクリーン電極を形成すると
共に、使用時におけるイオン生成部とスクリーン電極の
有効記録部の全長が互いに合致し得るようにイオン生成
部とスクリーン電極とを弾性を有する接着手段にて接着
固定して成るため、以下のような効果が(りられる。
1)ヘッド使用時とヘッド製造時の温度差によるイオン
生成部とスクリーン電極の熱膨張に基くイオン放出部の
位置ずれをなくすことができる。
2)上記1)により、イオン放出部の位ηずれの大きさ
を記録画像ピッチの1/2以下にすることができ、記録
画像の濃度低下や、画像のむら及びかすれ等を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の静電記録ヘッドの第一実施例の平面
図、第2図はこの発明におけるイオン生成部の平面図、
第3図はこの発明におけるスクリーン電極の平面図、第
4図は静電記録ヘッドの原理構造を示す断面図、第5図
は静電記録ヘッドのイオン生成部の断面図、第6図はイ
オン生成部の平面図、第7図は従来の静電記録ヘッドの
平面図、第8図は静電記録ヘッドのイオン放出部の位置
ずれを示す拡大断面図である。 符号説明 (10)・・・イオン生成部 (11)・・・ヒータ (12)・・・ヘッド基板 (13)・・・絶縁基板 (14)・・・誘導電極 (15)・・・第1の絶縁層 (16)・・・放電電極 (16a)・・・イオン生成用孔 (16b)・・・空間領域 (17)・・・交流電源 (18)・・・第2の絶縁層 ・・・直流逆バイアス電源 ・・・イオン流制御部 ・・・スクリーン電極 ・・・開孔 ・・・イオン流通路 ・・・粘着テープ(接着手段) 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代  理
  人  弁理士  中  村  智廣(外3名)11
a 第 図 13:絶縁基板 弔 図 に)−一一一一一 し2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱手段を配備したヘッド基部上に絶縁基板を介して配
    設される誘導電極と、この誘導電極上に第1の絶縁層を
    介して重合配置される放電電極との間に交流高電圧を印
    加することにより放電電極の空間領域に沿面コロナ放電
    を生成するイオン生成部と、上記放電電極上に第2の絶
    縁層を介して配設されると共に放電電極との間に直流電
    圧が印加されるスクリーン電極にて形成されるイオン流
    制御部とで構成される静電記録ヘッドにおいて、製造時
    と使用時の温度差における上記イオン生成部の第1の絶
    縁層とスクリーン電極の熱膨張に基くずれ量を吸収し得
    る材料にて上記イオン生成部の第1の絶縁層とスクリー
    ン電極を形成すると共に、使用時における上記イオン生
    成部とスクリーン電極の有効記録部の全長が互いに合致
    し得るようにイオン生成部とスクリーン電極とを弾性を
    有する接着手段にて接着固定して成ることを特徴とする
    静電記録ヘッド。
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