JPH05138917A - ラインサーマルヘツド保護回路 - Google Patents

ラインサーマルヘツド保護回路

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JPH05138917A
JPH05138917A JP33573991A JP33573991A JPH05138917A JP H05138917 A JPH05138917 A JP H05138917A JP 33573991 A JP33573991 A JP 33573991A JP 33573991 A JP33573991 A JP 33573991A JP H05138917 A JPH05138917 A JP H05138917A
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head
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健一 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の異常に対応することができ、エラーの
自己復帰が可能で、エラーの復帰後に正常な印字が可能
なラインサーマルヘッド保護回路を提供する。 【構成】 フリップフロップFF1及びNANDゲート
G3は通電制御回路14より出力されるヘッドロード信
号S2の変化を検出する。所定時間変化が検出されない
と(エラーであると)、カウンタCT1,インバータI
NV2はエラー信号S6を出力し、リセット信号S8に
よって通電制御回路14をリセットする。このリセット
期間、フリップフロップFF2はエラー信号S5を出力
し、ゲートG2の制御端子をHレベルとし、強制的に通
電制御信号S1をHレベル、即ち、非通電とする。従っ
て、サーマルヘッドは保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインサーマルヘッド
を用いたサーマルプリンタにおけるラインサーマルヘッ
ド保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラインサーマルヘッド保護回路と
しては、実開平1−101853号公報(先願1)ある
いは実公平1−16610号公報(先願2)に記載され
ているものがある。図4は上記先願1に記載されている
ラインサーマルヘッド保護回路を示すブロック図であ
る。先願1には、サーマルヘッド通電制御信号(ストロ
ーブ信号)が所定時間以上連続して出力されないように
制御するサーマルヘッド保護回路1が開示されている。
即ち、通電制御信号が単安定マルチバイブレータ3で設
定された時間以上連続した場合、単安定マルチバイブレ
ータ3から出力されるパルス幅でサーマルヘッド2の通
電をオフすることにより無印字とし、サーマルヘッド2
の破損を防ぐものである。
【0003】図5は上記先願2に記載されているライン
サーマルヘッド保護回路を示すブロック図である。先願
2には、通電制御信号が所定時間以上連続して出力され
た場合、通電制御回路をリセットするサーマルヘッド保
護回路が開示されている。即ち、通電制御信号が一定時
間(ヘッド発熱体が熱破壊を受けない範囲)以上連続し
た場合、マイクロプロセッサ4のリセット端子を一度リ
セット状態にしてから復帰(動作開始)させることによ
り、エラーの自己復帰を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した先願1のライ
ンサーマルヘッド保護回路においては、通電制御信号が
正常な状態に復帰しない限り無印字が続けられることに
なり、印刷動作が1サイクル終了して装置の異常が発見
され、装置のパワーオフの後、再起動等が行われる。従
って、エラーの自己復帰は望めない。さらに、上述した
先願2のラインサーマルヘッド保護回路においては、上
記の如くエラーの自己復帰を可能としているが、次のよ
うな問題点がある。即ち、先願2による方法では、通電
制御信号のパルス幅を検出し、連続通電時間が一定時間
を越えた場合のみ誤動作あるいは異常動作としている。
しかしながら、通電制御信号が連続して非通電となるよ
うな異常となった場合、サーマルヘッドは非通電である
ので破損はしないが、印字中であるにもかかわらず無印
字となってしまうので、プリント動作が終了し排紙され
た時、全部あるいは一部が無印字となり、しかもその異
常な状態はリセットされないのでそれ以降の印字は無印
字となってしまう。
【0005】我々の実験によると、マイクロプロセッサ
等のプログラムの暴走による誤動作は、サーマルプリン
タ内の受像紙や高分子材料からなるインク紙の走行によ
る静電気の発生及び放電によるノイズが原因となって発
生する場合がほとんどであるため、発生するエラーは常
に通電制御信号が連続して通電の状態になるとは限定で
きないことが判った。従って、通電制御信号の連続通電
パルス幅によるエラーの検出では全ての異常な状態に対
応することができない。本発明は、このような問題点に
鑑みてなされたものであり、種々の異常に対応すること
ができ、エラーの自己復帰が可能で、さらにエラーの復
帰後に正常な印字が可能なラインサーマルヘッド保護回
路を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、ラインサーマルヘッドを
用いたサーマルプリンタに用いられるラインサーマルヘ
ッド保護回路において、サーマルヘッドに供給されるヘ
ッドロード信号あるいはヘッドクロック信号の少なくと
も一方の変化を検出する変化検出手段と、前記変化検出
手段が前記ヘッドロード信号あるいはヘッドクロック信
号が所定時間変化しないことを検出した時にエラー信号
を出力し、前記ラインサーマルヘッドへの通電を制御す
る通電制御回路をリセットするリセット手段と、前記通
電制御回路がリセットされている期間、前記通電制御回
路より前記ラインサーマルヘッドへ供給される通電制御
信号を非通電に制御する制御手段とより構成されること
を特徴とするラインサーマルヘッド保護回路を提供する
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明のラインサーマルヘッド保護回
路について、添付図面を参照して説明する。図1は本発
明となるラインサーマルヘッド保護回路の一実施例の全
体構成を示すブロック図、図2は本発明のラインサーマ
ルヘッド保護回路におけるエラー検出回路18を説明す
るためのブロック図、図3は本発明のラインサーマルヘ
ッド保護回路の動作説明用タイミングチャートである。
【0008】このプリンタは、外部のホストコンピュー
タ(図示せず)との間でインタフェイス回路11とSC
SI(Small Computer Systems Interface)バスを介し
て印字データやプリンタ制御信号を通信することにより
印字を行うように構成され、インタフェイス回路11
は、外部のホストコンピュータからの印字データを印字
データプロセス回路12に出力し、プリンタ制御信号を
メカニズム制御回路13に出力する。印字データプロセ
ス回路12は、インタフェイス回路11から出力された
印字データに対して蓄熱補正等の各種補正を施し、補正
後の印字データを例えば8ビット(256階調)のパラ
レルデータで通電制御回路14に出力する。印字データ
プロセス回路12は、また、スタンバイ中には無印字信
号を通電制御回路14に出力するよう構成されている。
【0009】メカニズム制御回路13は、インタフェイ
ス回路11から出力されたプリンタ制御信号とプリンタ
本体内に設けられたセンサスイッチ15からのセンサ信
号に応じたメカニズム駆動信号をメカニズム駆動回路1
6に出力し、また、サーマルヘッド20の非通電時にハ
イ(H)レベルであって通電時にロー(L)レベルの通
電命令信号S0を通電制御回路14に出力する。なお、
メカニズム駆動回路16は、メカニズム制御回路13か
らの駆動信号に応じてサーマルヘッド20をプラテンロ
ーラに圧着したり、感熱紙を副走査方向に移動するため
の各種モータ,プランジャ等を駆動する。パワーオンリ
セット回路17は、プリンタの電源がオンされるとリセ
ット信号S7を出力し、このリセット信号S7によりメ
カニズム制御回路13とエラー検出回路18をイニシャ
ライズする。また、リセット信号S7はANDゲートG
1に入力され、ANDゲートG1はリセット信号S8を
出力し、通電制御回路14をイニシャライズする。メカ
ニズム制御回路13と通電制御回路14ではそれぞれ、
このリセット信号S7,S8により必要なプログラムの
ロードやレジスタへのデータの書き込み等が行われる。
【0010】通電制御回路14は、サーマルヘッド20
のストローブ信号である通電制御信号S1と、サーマル
ヘッド20が1ライン分の印字データをロードするため
のラッチ信号であるヘッドロード信号S2と、印字デー
タプロセス回路12からの印字データをパルス幅または
パルス数の時間信号にD−T変換した印字データ信号S
3とヘッドクロック信号S4をサーマルヘッド20に対
して出力する。ここで、電源がオンになってメカニズム
制御回路13がパワーオンリセット回路17によりリセ
ットされてHレベルの非通電信号S0を出力すると、通
電制御回路14はHレベルの非通電信号S1を出力する
ように構成されている。
【0011】サーマルヘッド20は、シフトレジスタ2
1と、ラッチ回路22と複数のANDゲート23及び発
熱体(抵抗体)24を有している。通電制御回路14か
らのシリアルな印字データ信号S3は、ヘッドクロック
信号S4により順次シフトレジスタ21に転送されて1
ライン分が格納され、この1ライン分の印字データ信号
S3は、ラッチ回路22によりラッチ信号であるヘッド
ロード信号S2でパラレルにラッチされ、それぞれのド
ットデータがそれぞれのANDゲート23の一方の入力
端子に印加される。そして、ANDゲート23の他方の
端子には、通電制御回路14からの通電制御信号S1が
印加され、従って、通電制御信号S1がLレベルの場
合、サーマルヘッド20の各発熱体24が電源からの電
圧Vthにより印字データ信号S3に応じて発熱する。従
って、ANDゲート23は、印字データに応じてサーマ
ルヘッド20の発熱体24への通電電流をスイッチング
する。また、電源がオンになってもスタンバイ中の間
は、印字データ信号S3が無印字(白)信号であるの
で、通電制御回路14は、電源の電圧Vthを調整する場
合に、サーマルヘッド20の発熱体24に通電しないよ
うに制御することができる。
【0012】エラー検出回路18は、ヘッドロード信号
S2が所定の時間の間に変化しない場合、通電制御回路
14をリセットするためのエラー信号S6を出力し、こ
のエラー信号S6はANDゲートG1を介してリセット
信号S8として通電制御回路14に印加される。なお、
通電制御回路14はLレベルのリセット信号S8によっ
てリセットされる。また同時に、エラー検出回路18は
エラー信号S5を出力し、ゲートG2によって通電制御
信号S1をHレベル、即ち非通電となるように制御す
る。エラー信号S5は、通電制御回路14のリセットが
行われ、ヘッドロード信号S2が正常に出力された時点
で非通電を解除し、通電制御回路14から出力される通
電制御信号S1によってサーマルヘッド20の通電を制
御する。
【0013】次に、図2を用いてエラー検出回路18の
構成及び動作について詳細に説明する。なお、図2にお
いて、図1と同一部分には同一符号を付し、また、図2
中の信号S0〜S8は図1と同一の信号を表している。
図2中の抵抗Rp、ヘッドロード信号S2が入力される
ゲート、ヘッドクロック信号S4が入力されるゲート
は、図1においては省略されている。
【0014】まず、正常な動作の場合について考える。
プリンタの電源がオンされると、パワーオンリセット回
路17より出力されるリセット信号S7がLレベルから
Hレベルに立ち上がり、フリップフロップFF1をイニ
シャライズする。また、リセット信号S7はANDゲー
トG4を介してフリップフロップFF2及びカウンタC
T1を、ANDゲートG1を介して(リセット信号S8
により)通電制御回路14をイニシャライズする。通電
制御回路14は内部レジスタ(図示せず)に必要なデー
タをロードし、ロードした結果に基づいてヘッドロード
信号S2及びヘッドクロック信号S4を出力する。通電
制御信号S1及び印字データ信号S3は通電命令信号S
0がLレベルになってから出力される。
【0015】ヘッドロード信号S2はインバータINV
1で反転された後フリップフロップFF1及びNAND
ゲートG3に供給され、NANDゲートG3からはヘッ
ドロード信号S2の変化分パルスが出力される。即ち、
インバータINV1,フリップフロップFF1,NAN
DゲートG3はヘッドロード信号S2の変化を検出する
変化検出手段を構成している。ここで、フリップフロッ
プFF1に入力されるクロックCLK1はヘッドロード
信号S2より十分高い周波数の連続波とする。ヘッドロ
ード信号S2の変化分パルスはANDゲートG4を介し
4ビットのカウンタCT1のクリア端子(CLR)に入
力され、このカウンタをクリアする。そして、カウンタ
CT1に入力するクロックCLK2の周波数をヘッドロ
ード信号S2の繰り返し周期の1/16よりわずかに低
い周波数に選定しておけば、カウンタCT1は16以上
カウントする前に必ずヘッドロード信号S2の変化分パ
ルスでクリアされ0から再びカウントを開始するので、
カウンタCT1のリップルキャリー出力RCは出力され
ず常時Lレベルとなる。
【0016】従って、Lレベルのリップルキャリー出力
RCはインバータINV2で反転され常時Hレベルであ
るエラー信号S6を出力する。リセット信号S7もHレ
ベルであるから、ANDゲートG1の出力信号S8は常
時Hレベルとなり、通電制御回路14のリセットは行わ
れない。さらに、エラー信号S6とカウンタCT1のク
リア信号(ANDゲートG4より出力される信号)はフ
リップフロップFF2に入力され、フリップフロップF
F2のプリセット端子(PR)は常時Hレベルとなり、
クリア端子(CLR)はクリアされ続ける。このため、
フリップフロップFF2の出力信号であるエラー信号S
5は常時Lレベルとなり、ゲートG2のコントロール端
子をLレベルとするので、通電制御回路14から出力さ
れる通電制御信号(ストローブ信号)S1はサーマルヘ
ッド20に供給される。
【0017】次に、通電制御回路14が異常となりヘッ
ドロード信号が一定信号(HレベルかLレベルに固定さ
れた状態)となった場合の動作を説明する。ヘッドロー
ド信号S2が一定信号となったのでNANDゲートG3
の出力には変化分パルスが出力されずHレベルとなる。
このため、カウンタCT1のクリア端子もHレベルとな
りカウンタCT1のクリア動作が行われず、カウンタは
回り続けるためカウンタCT1のリップルキャリー出力
RCはLレベルからHレベルに変化する。この信号はイ
ンバータINV2によって反転されてLレベルのエラー
信号S6となり、ANDゲートG1を通ってクロックC
LK2の1パルス分のリセット信号S8となる。これに
より、通電制御回路14はリセット動作が開始される。
このように、カウンタCT1,インバータINV2,A
NDゲートG1は通電制御回路14をリセットするリセ
ット手段を構成している。
【0018】同時にエラー信号S6はフリップフロップ
FF2のプリセット端子(PR)に入力され、フリップ
フロップFF2はエラー信号S6がLレベルになった時
点からエラー信号S5がHレベルとなり、ゲートG2の
制御端子をHレベルとし、強制的に通電制御信号S1を
Hレベル、即ち、非通電とする。ここで、フリップフロ
ップFF2及びゲートG2は通電制御信号S1を非通電
に制御する制御手段を構成している。そして、エラー信
号S6(リセット信号S8)によってリセットされた通
電制御回路14は、その内部レジスタに必要なデータを
再びロードし正常なヘッドロード信号S2及びヘッドク
ロック信号S4を出力し始める。ヘッドロード信号S2
が正常な周期で変化すればエラー検出回路18は正常な
状態の動作に戻り、フリップフロップFF2のクリア端
子は常にクリアされ続けるので、通電制御回路14リセ
ット後に、フリップフロップFF2がヘッドロード信号
S2の最初の変化分パルスでクリアされた時点で、エラ
ー信号S5はLレベルとなる。従って、通電制御信号S
1の強制非通電は解除される。
【0019】以上の動作を図3のタイミングチャートを
用いてさらに説明する。図中、システム動作に沿って回
路動作をみると、A点までは正常な状態を表す。従っ
て、ヘッドロード信号S2は定まった周期で発生され、
その変化分を検出したNANDゲートG3の出力信号G
3out も出力される。この信号はカウンタCT1のクリ
ア端子に入力され、正常時はカウントの途中でカウント
を0にクリアするのでカウンタCT1のリップルキャリ
ー出力RCは現われない。次に、A点で異常が発生し正
常な動作をしなくなったとすると、ヘッドロード信号S
2は破線で示した位置のロードパルスが出力されなくな
るので出力信号G3out も出力されない。すると、カウ
ンタCT1はD点でクリアされた後カウントし続けるの
でB点でRC端子にパルスを出力する。この信号はイン
バータINV2によって反転されてエラー信号S6とな
る。これにより通電制御回路14のエラーが検出され
る。
【0020】エラー信号S6はANDゲートG1を通
り、リセット信号S8となって通電制御回路14をリセ
ットし、通電制御回路14は再度データをロードする。
B点からC点までの期間、通電制御回路14がイニシャ
ライズされると、通電制御回路14は正常動作に戻り再
びヘッドロード信号S2を出力し始める。一方、B点で
出力されたエラー信号S6はフリップフロップFF2の
プリセット端子(PR)に入力されているので、この時
点でフリップフロップFF2の出力Qであるエラー信号
S5はHレベルとなり、通電制御信号S1のゲートG2
の制御端子をHレベルとするのでゲートG2の出力は高
インピーダンスに制御される。フリップフロップFF2
の出力Qであるエラー信号S5は通電制御回路14が正
常に復帰し、ヘッドロード信号S2を出力した時点(C
点)で出力信号G3out によりクリアされてLレベルに
戻る。従って、通電制御回路14がリセットされ、正常
動作に戻りヘッドロード信号S2が出力されるまで通電
制御信号S1はHレベル、即ち、非通電に制御される。
【0021】最近のサーマルプリンタは、複数のマイク
ロプロセッサを用いてシステムの制御を行うことが多
い。図1に示すようにメカニズム制御用と通電制御用の
マイクロプロセッサ(メカニズム制御回路13と通電制
御回路14)を用いた場合、通電制御用のマイクロプロ
セッサのみリセットを行うようにすれば、一連の印字動
作においてメカニズムは正常動作を行うので、動作中の
異常は通電制御回路14のリセット期間の数ライン無印
字が発生するのみとなり、プリンタを正常な状態に復帰
させることができる。従って、プリンタの動作そのもの
が停止することはない。なお、通電制御用のマイクロプ
ロセッサのみ異常が発生しやすいのは、メカニズム制御
用のマイクロプロセッサの出力端子がモータ等の制御を
行い、サーマルヘッドへの信号がないのに対し、通電制
御用のマイクロプロセッサの出力端子はサーマルヘッド
へ接続されており、受像紙及びインク紙による放電場所
に近く、このラインを通してノイズが通電制御用のマイ
クロプロセッサに伝わって動作異常となるためである。
【0022】また、静電気によるノイズは、インク紙の
高速移動時(例えば、カラーマーク検出頭出し制御等)
に多く発生するが、この時はサーマルヘッドの通電が行
われない期間である。従って、この期間に発生した通電
制御用のマイクロプロセッサの異常は通電開始時までに
正常復帰するため、サーマルヘッド通電には全く影響を
与えず、プリンタから得られる出力サンプルは正常時と
全く変わらないものとすることができる。
【0023】上述した本実施例のラインサーマルヘッド
保護回路においては、ヘッド制御信号の1つであるヘッ
ドロード信号S2を用いてエラーの検出を行っている
が、別のヘッド制御信号であるヘッドクロック信号S4
を用いてもよい。ヘッドロード信号S2及びヘッドクロ
ック信号S4は通電制御信号S1よりパルス数が多いの
で、通電制御信号S1を用いてエラーを検出するよりも
早く検出することができる。しかも、本発明において
は、通電制御回路14より出力されるヘッド制御信号の
変化を検出することによりエラーを検出するよう構成し
たので、ヘッド制御信号のパルスがHレベルまたはLレ
ベルいずれの状態に固定されてもエラーを検出すること
ができるのである。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のラ
インサーマルヘッド保護回路は、ヘッド制御信号である
ヘッドロード信号あるいはヘッドクロック信号によりエ
ラーを検出するよう構成したので、通電制御信号を用い
てエラーを検出するよりも早くエラーを検出することが
でき、ヘッド制御信号の変化を検出することによりエラ
ーを検出するよう構成したので、ヘッド制御信号のパル
スがHレベルまたはLレベルいずれの状態に固定されて
もエラーを検出することができる。さらに、検出された
エラー信号により通電制御回路をリセットするよう構成
したので、エラーの自己復帰が可能であり、しかも、リ
セット期間のみ通電制御信号を非通電とするよう構成し
たので、通電制御回路のエラーが解除され通常状態に復
帰した後は正常な印字が可能となる等の実用上極めて優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のエラー検出回路18を説明するための
ブロック図である。
【図3】本発明の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
14 通電制御回路 18 エラー検出回路 20 サーマルヘッド CT1 カウンタ FF1,FF2 フリップフロップ G1,G4 ANDゲート G2 ゲート G3 NANDゲート INV1,INV2 インバータ S1 通電制御信号 S3 印字データ信号 S2 ヘッドロード信号 S4 ヘッドクロック信号 S5,S6 エラー信号 S7,S8 リセット信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラインサーマルヘッドを用いたサーマルプ
    リンタに用いられるラインサーマルヘッド保護回路にお
    いて、 サーマルヘッドに供給されるヘッドロード信号あるいは
    ヘッドクロック信号の少なくとも一方の変化を検出する
    変化検出手段と、 前記変化検出手段が前記ヘッドロード信号あるいはヘッ
    ドクロック信号が所定時間変化しないことを検出した時
    にエラー信号を出力し、前記ラインサーマルヘッドへの
    通電を制御する通電制御回路をリセットするリセット手
    段と、 前記通電制御回路がリセットされている期間、前記通電
    制御回路より前記ラインサーマルヘッドへ供給される通
    電制御信号を非通電に制御する制御手段とより構成され
    ることを特徴とするラインサーマルヘッド保護回路。
JP33573991A 1991-11-25 1991-11-25 ラインサーマルヘッド保護回路 Expired - Lifetime JP2616323B2 (ja)

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