JPH05138297A - 中子造型装置 - Google Patents
中子造型装置Info
- Publication number
- JPH05138297A JPH05138297A JP33614091A JP33614091A JPH05138297A JP H05138297 A JPH05138297 A JP H05138297A JP 33614091 A JP33614091 A JP 33614091A JP 33614091 A JP33614091 A JP 33614091A JP H05138297 A JPH05138297 A JP H05138297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- core
- sand
- mold
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中子砂のブロー中に、下型と上型との合わせ
面の隙間に砂が入らないようにして中子の形状不良やバ
リの発生を防止するものである。 【構成】 下型１と上型３との合わせ面４の隙間量を検
出する検出手段８を設け、キャビティ内への中子砂ブロ
ー中に、検出手段８により検出された隙間量が所定値以
上の時、上記両型の合わせ面４に向けエアベント清掃用
エアーを吹き付けるエアブロー手段１１を設けた。
面の隙間に砂が入らないようにして中子の形状不良やバ
リの発生を防止するものである。 【構成】 下型１と上型３との合わせ面４の隙間量を検
出する検出手段８を設け、キャビティ内への中子砂ブロ
ー中に、検出手段８により検出された隙間量が所定値以
上の時、上記両型の合わせ面４に向けエアベント清掃用
エアーを吹き付けるエアブロー手段１１を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上下の金型よりなる中
子造型装置に関する。
子造型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】造形用金型における上型に、その造形キ
ャビティの形成面に開口する砂充填用通路とエアベント
通路とが形成され、そのエアベント通路を清掃するため
のエアブロー通路が設けられている。（実開昭６０−３
８６４０号公報参照）
ャビティの形成面に開口する砂充填用通路とエアベント
通路とが形成され、そのエアベント通路を清掃するため
のエアブロー通路が設けられている。（実開昭６０−３
８６４０号公報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】中子造型上の問題点と
して、所定形状の中子が生産できない、いわゆる形状不
良やバリの発生が挙げられ、これが自動化の障害となっ
ている。
して、所定形状の中子が生産できない、いわゆる形状不
良やバリの発生が挙げられ、これが自動化の障害となっ
ている。
【０００４】上記形状不良に対しては、型に１００個程
の多数のエアベントを設けることが有効であるが、量産
工程中エアベントに中子砂が詰まり易くこれらを清掃す
るのは非常に煩雑であるという問題がある。
の多数のエアベントを設けることが有効であるが、量産
工程中エアベントに中子砂が詰まり易くこれらを清掃す
るのは非常に煩雑であるという問題がある。
【０００５】また、上記バリの発生に対しては、中子砂
のブロー中に、上下の型の合わせ面間の隙間が中子砂の
粒径の０．３mm以上にならないようにして隙間に中子砂
が入るのを防ぐことが要求される。しかしながら、上記
型の合わせ面を閉じる際に中子砂やシェルが付着して
０．３mm以上の隙間を生じたり、またエアベントに中子
砂が詰まった場合ブロー時キャビティ内の圧力が異常に
上昇して型が持ち上げられ瞬間的に０．３mm以上の隙間
を生じるという問題がある。
のブロー中に、上下の型の合わせ面間の隙間が中子砂の
粒径の０．３mm以上にならないようにして隙間に中子砂
が入るのを防ぐことが要求される。しかしながら、上記
型の合わせ面を閉じる際に中子砂やシェルが付着して
０．３mm以上の隙間を生じたり、またエアベントに中子
砂が詰まった場合ブロー時キャビティ内の圧力が異常に
上昇して型が持ち上げられ瞬間的に０．３mm以上の隙間
を生じるという問題がある。
【０００６】本発明は、以上のような事情を勘案してな
されたもので、中子砂ブロー中に下型と上型との合わせ
面の隙間量を検出して所定値以上の時合わせ面に向けて
エアーを吹き付け、合わせ面に中子砂が入らないように
して形状不良やバリの発生しない中子造型装置を提供す
ることを目的とする。
されたもので、中子砂ブロー中に下型と上型との合わせ
面の隙間量を検出して所定値以上の時合わせ面に向けて
エアーを吹き付け、合わせ面に中子砂が入らないように
して形状不良やバリの発生しない中子造型装置を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、下型と上型と
の合わせ面の隙間量を検出する検出手段を設け、キャビ
ティ内への中子砂ブロー中に、上記検出手段により検出
された隙間量が所定値以上の時、上記両型の合わせ面に
向けエアベント清掃用エアーを吹き付けるエアブロー手
段を配設したことを特徴とする中子造型装置である。
の合わせ面の隙間量を検出する検出手段を設け、キャビ
ティ内への中子砂ブロー中に、上記検出手段により検出
された隙間量が所定値以上の時、上記両型の合わせ面に
向けエアベント清掃用エアーを吹き付けるエアブロー手
段を配設したことを特徴とする中子造型装置である。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の１実施例の説明図であって、
図中符号１は下型で、造形キャビティの形成面１ａを有
し、基台２上に固設されている。３は上型で、造形キャ
ビティの形成面３ａを有し、下型１上に合わせ面４にお
いて対向して設けられている。また、上型３には形成面
３ａに開口する砂充填用通路５およひ多数のエアベント
通路６が形成されている。上型３の上方に中子砂Ｓを入
れたホッパー７が配設されている。
図中符号１は下型で、造形キャビティの形成面１ａを有
し、基台２上に固設されている。３は上型で、造形キャ
ビティの形成面３ａを有し、下型１上に合わせ面４にお
いて対向して設けられている。また、上型３には形成面
３ａに開口する砂充填用通路５およひ多数のエアベント
通路６が形成されている。上型３の上方に中子砂Ｓを入
れたホッパー７が配設されている。
【０００９】上記両型の合わせ面４の端部には、該合わ
せ面４の隙間量Ｃを検出するための検出手段（変位セン
サー）８が複数個配設されている。上記各エアベント通
路６には、エアコンプレッサーよりなるエア供給源９か
らの清掃用エアブロー通路１０が連通している。また、
上記合わせ面４の外側近傍に、該合わせ面４に向けて開
口したエアブロー手段１１が配設され、該手段１１は清
掃用エアブロー通路１２を介してエア供給源９に連通し
ている。上記エアブロー通路１０，１２には電磁弁１
３，１４が設けられ、各弁には制御手段１５からの信号
ライン１６，１７が接続され、また制御装置１５には上
記検出手段８からの信号ライン１８が接続されている。
なお、１９はヒータである。
せ面４の隙間量Ｃを検出するための検出手段（変位セン
サー）８が複数個配設されている。上記各エアベント通
路６には、エアコンプレッサーよりなるエア供給源９か
らの清掃用エアブロー通路１０が連通している。また、
上記合わせ面４の外側近傍に、該合わせ面４に向けて開
口したエアブロー手段１１が配設され、該手段１１は清
掃用エアブロー通路１２を介してエア供給源９に連通し
ている。上記エアブロー通路１０，１２には電磁弁１
３，１４が設けられ、各弁には制御手段１５からの信号
ライン１６，１７が接続され、また制御装置１５には上
記検出手段８からの信号ライン１８が接続されている。
なお、１９はヒータである。
【００１０】次に、上記構成及び図２に示すフローチャ
ートにより本発明装置の作動を説明する。
ートにより本発明装置の作動を説明する。
【００１１】まず、図２のステップＳ１では上下の型
１，３の型合わせが合わせ面４において行なわれる。ス
テップＳ２では検出手段８により合わせ面４の隙間量が
検出され、それが第１の所定値の０．３mm以下であるか
否かが判定される。この判定がＹＥＳであると、ステッ
プＳ３に進みホッパー７中の中子砂Ｓが砂充填用通路５
を経てブローされ造形キャビティに充填される。
１，３の型合わせが合わせ面４において行なわれる。ス
テップＳ２では検出手段８により合わせ面４の隙間量が
検出され、それが第１の所定値の０．３mm以下であるか
否かが判定される。この判定がＹＥＳであると、ステッ
プＳ３に進みホッパー７中の中子砂Ｓが砂充填用通路５
を経てブローされ造形キャビティに充填される。
【００１２】一方判定がＮＯの場合、即ち隙間量が０．
３mmより大である時はステップＳ４に進む。ここでは検
出手段８から信号がライン８、制御装置１５、ライン１
７を経て電磁弁１４に伝えられて開弁され、エアブロー
手段１１から合わせ面４に対してエアがブローされる。
その結果、合わせ面４に入った中子砂が飛散し除去され
る。
３mmより大である時はステップＳ４に進む。ここでは検
出手段８から信号がライン８、制御装置１５、ライン１
７を経て電磁弁１４に伝えられて開弁され、エアブロー
手段１１から合わせ面４に対してエアがブローされる。
その結果、合わせ面４に入った中子砂が飛散し除去され
る。
【００１３】ステップＳ３からステップＳ５に進み、こ
こでは砂ブロー時の合わせ面４の隙間量が第２の所定値
の０．２mm以下か否かが判定される。判定がＹＥＳであ
ると、ステップＳ６に進み、ここではまず上型３が上方
に変位されて型内の中子が取出される。そして、ステッ
プＳ７に進み、制御装置１５の作動により電磁弁１４が
開弁されエアブロー手段１１からエアーがブローされて
合わせ面４に付着した砂が除去され掃除が行なわれて一
連の工程が終了する。
こでは砂ブロー時の合わせ面４の隙間量が第２の所定値
の０．２mm以下か否かが判定される。判定がＹＥＳであ
ると、ステップＳ６に進み、ここではまず上型３が上方
に変位されて型内の中子が取出される。そして、ステッ
プＳ７に進み、制御装置１５の作動により電磁弁１４が
開弁されエアブロー手段１１からエアーがブローされて
合わせ面４に付着した砂が除去され掃除が行なわれて一
連の工程が終了する。
【００１４】一方、ステップＳ５での判定がＮＯの場合
はエアベント通路６に中子砂が詰まった状態と判断さ
れ、まず次のステップＳ８に進みステップＳ６と同様に
中子が取出される。そして、ステップＳ９に進み、制御
装置１５の作動により電磁弁１３が開弁されエアーが清
掃用ブロー通路１０を経て各エアベント通路６内の砂を
飛散して除去し、該通路の詰まりが解消される。次のス
テップＳ１０ではステップＳ７と同様に合わせ面４がエ
アブローにより掃除され工程が終了する。
はエアベント通路６に中子砂が詰まった状態と判断さ
れ、まず次のステップＳ８に進みステップＳ６と同様に
中子が取出される。そして、ステップＳ９に進み、制御
装置１５の作動により電磁弁１３が開弁されエアーが清
掃用ブロー通路１０を経て各エアベント通路６内の砂を
飛散して除去し、該通路の詰まりが解消される。次のス
テップＳ１０ではステップＳ７と同様に合わせ面４がエ
アブローにより掃除され工程が終了する。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上型と下
型との合わせ面の隙間量が自動的に検出されるため、合
わせ面からの砂の吹き出しが確実に防止できる。また中
子砂のブロー中にエアベント通路の砂詰まりが検出され
て、多数個のエアベントの清掃が容易かつ短時間に行な
われるため、型内の圧力上昇が抑制されて合わせ面間へ
の砂の侵入を防止できる。
型との合わせ面の隙間量が自動的に検出されるため、合
わせ面からの砂の吹き出しが確実に防止できる。また中
子砂のブロー中にエアベント通路の砂詰まりが検出され
て、多数個のエアベントの清掃が容易かつ短時間に行な
われるため、型内の圧力上昇が抑制されて合わせ面間へ
の砂の侵入を防止できる。
【図１】本発明の説明図である。
【図２】本発明の作動を説明するためのフローチャート
である。
である。
１ 下型 1a 造形キャビティの形成面 ３ 上型 ４ 合わせ面 ５ 砂充填用通路 ６ エアベント通路 ８ 検出手段 10 清掃用エアブロー通路 11 エアブロー手段
Claims (3)
- 【請求項１】 造形キャビティの形成面を有する下型
と、該下型に対向して設けられ、造形キャビティの形成
面を有し、該形成面に開口する砂充填用通路とエアベン
ト通路とが形成されている上型とを備えた中子造形装置
において、上記下型と上型との合わせ面の隙間量を検出
する検出手段を設け、上記キャビティ内への中子砂ブロ
ー中に、上記検出手段により検出された隙間量が所定値
以上の時、上記両型の合わせ面に向けエアベント清掃用
エアーを吹き付けるエアブロー手段を配設したことを特
徴とする中子造型装置。 - 【請求項２】 検出手段により検出された隙間量が第１
の所定値より大である時に、下型と上型の合わせ面にエ
アーをブローし、また型のキャビティ内への中子砂ブロ
ー中に上記隙間量が第１の所定値より小さいところの第
２の所定値よりも大である時に、エアベント通路に清掃
用エアーを供給するようにしたことを特徴とする請求項
１記載の中子造型装置。 - 【請求項３】 エアベント通路を清掃するために供給さ
れるエアー及び上下の型の合わせ面の隙間に向けて供給
されるエアーの供給が同一エアー供給源により行われる
ことを特徴とする請求項１又は２記載の中子造型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33614091A JPH05138297A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 中子造型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33614091A JPH05138297A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 中子造型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138297A true JPH05138297A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18296109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33614091A Pending JPH05138297A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 中子造型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05138297A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214656A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Kao Corp | 成形型 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP33614091A patent/JPH05138297A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214656A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Kao Corp | 成形型 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05138297A (ja) | 中子造型装置 | |
| CA2087152A1 (en) | Vacuum die casting process | |
| US5584113A (en) | Method for identifying cast parts | |
| CA2159023C (en) | Die cast vent block | |
| JP4213101B2 (ja) | 自動給湯機の湯面検出装置と、自動給湯機及び鋳造装置 | |
| JPH09108777A (ja) | 中空中子の中空度判定方法 | |
| JPH0646594Y2 (ja) | 中子造型装置 | |
| JP3773968B2 (ja) | 砂型鋳造方法及び減圧枠 | |
| JPS59193756A (ja) | 堰折り装置 | |
| JPH08257683A (ja) | 鋳造・成形用金型の製造方法 | |
| US5056580A (en) | Method for producing foundry products with nozzle openings | |
| JP2704154B2 (ja) | 半導体装置の樹脂封止装置および半導体装置の製造方法 | |
| US6013219A (en) | Method and apparatus of injection molding a cover with a hole | |
| JPH04220138A (ja) | 中子造型方法およびその装置 | |
| JPH04253549A (ja) | 砂中子の造型方法 | |
| JPH0740030A (ja) | 捨打ち品と良品の判定装置 | |
| JPH0351111A (ja) | 樹脂封止装置 | |
| JPH08108247A (ja) | 鋳型造型用型装置および上型製造法 | |
| JPH0810449Y2 (ja) | 造形機の中子取出装置 | |
| JP2552026B2 (ja) | 中子成形装置 | |
| JPS62137164A (ja) | 金型ガス抜き検出方法 | |
| JP3243323B2 (ja) | 容器の製造装置 | |
| JPS61159244A (ja) | 中子造型方法 | |
| JPS582519Y2 (ja) | 模型板装置 | |
| JPS6092044A (ja) | 鋳型製造法 |