JPH09108777A - 中空中子の中空度判定方法 - Google Patents
中空中子の中空度判定方法Info
- Publication number
- JPH09108777A JPH09108777A JP7265669A JP26566995A JPH09108777A JP H09108777 A JPH09108777 A JP H09108777A JP 7265669 A JP7265669 A JP 7265669A JP 26566995 A JP26566995 A JP 26566995A JP H09108777 A JPH09108777 A JP H09108777A
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- JP
- Japan
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- core
- sand
- hollowness
- mold
- hollow core
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C19/00—Components or accessories for moulding machines
- B22C19/04—Controlling devices specially designed for moulding machines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/10—Cores; Manufacture or installation of cores
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中子の中空度を正確に判定し、部分的に薄肉
部や中実部のある異常中子がそのまま鋳造に使用される
といった事態を解消する。 【解決手段】 中空中子の中空度判定方法であって、中
子型(金型)10内に充填された中子砂を加熱硬化させ
て外層部30を形成するとともに、未硬化砂32を中子
型10内から排出することで中空化された中子を造型す
る方式において、この未硬化砂32を中子型10内から
排出するための吸引圧力の設定値を中子に要求される肉
厚に基づいて予め求めておき、未硬化砂32の排出時に
おける吸引圧力の実測値と前記設定値との比較によって
中子の肉厚を判定することを特徴とする。
部や中実部のある異常中子がそのまま鋳造に使用される
といった事態を解消する。 【解決手段】 中空中子の中空度判定方法であって、中
子型(金型)10内に充填された中子砂を加熱硬化させ
て外層部30を形成するとともに、未硬化砂32を中子
型10内から排出することで中空化された中子を造型す
る方式において、この未硬化砂32を中子型10内から
排出するための吸引圧力の設定値を中子に要求される肉
厚に基づいて予め求めておき、未硬化砂32の排出時に
おける吸引圧力の実測値と前記設定値との比較によって
中子の肉厚を判定することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中子砂を中子型内
で加熱硬化させて外層部を形成するとともに、未硬化砂
を中子型内から排出することによって造型される中空中
子の中空度判定方法に関する。
で加熱硬化させて外層部を形成するとともに、未硬化砂
を中子型内から排出することによって造型される中空中
子の中空度判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中空中子の造型については、例えば特公
平6−35028号公報に開示されている技術が公知で
ある。この技術では中子造型用の金型内に吸引パイプを
予め挿入しておき、この金型内に中子砂を充填して加熱
硬化させることによって外層部を形成する。そして金型
内を圧縮空気で加圧した後、前記吸引パイプを抜き取り
つつ、このパイプを通じて未硬化砂を吸引排出して中空
化された中子を造型している。
平6−35028号公報に開示されている技術が公知で
ある。この技術では中子造型用の金型内に吸引パイプを
予め挿入しておき、この金型内に中子砂を充填して加熱
硬化させることによって外層部を形成する。そして金型
内を圧縮空気で加圧した後、前記吸引パイプを抜き取り
つつ、このパイプを通じて未硬化砂を吸引排出して中空
化された中子を造型している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして造型さ
れる中空中子の肉厚は、金型内に中子砂を充填してから
未硬化砂の吸引を開始するまでの時間、つまり加熱時間
によって左右される。そこで肉厚のばらつき、つまり中
子の中空度を判定する手段として、中子の重量と中空度
との相関に基づいて求めた重量の設定値と実測値とを比
較している。しかしこの判定手段では、部分的に薄肉部
や中実部が生じた異常中子であっても、その重量の実測
値は設定値の範囲内にあるという場合には、異常を判定
できないこととなる。このような異常中子が鋳造に使用
されると、例えば薄肉部が溶湯の圧力で割れ、中子の中
空部に溶湯が侵入して不良品を鋳造してしまうといった
不都合を招く。
れる中空中子の肉厚は、金型内に中子砂を充填してから
未硬化砂の吸引を開始するまでの時間、つまり加熱時間
によって左右される。そこで肉厚のばらつき、つまり中
子の中空度を判定する手段として、中子の重量と中空度
との相関に基づいて求めた重量の設定値と実測値とを比
較している。しかしこの判定手段では、部分的に薄肉部
や中実部が生じた異常中子であっても、その重量の実測
値は設定値の範囲内にあるという場合には、異常を判定
できないこととなる。このような異常中子が鋳造に使用
されると、例えば薄肉部が溶湯の圧力で割れ、中子の中
空部に溶湯が侵入して不良品を鋳造してしまうといった
不都合を招く。
【0004】本発明の目的は、中子の中空度を正確に判
定することにより、部分的に薄肉部や中実部のある異常
中子がそのまま鋳造に使用されるといった事態を解消す
ることである。
定することにより、部分的に薄肉部や中実部のある異常
中子がそのまま鋳造に使用されるといった事態を解消す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における中空中子
の中空度判定方法は、中子型内に充填された中子砂を加
熱硬化させて外層部を形成するとともに、未硬化砂を中
子型内から排出することで中空化された中子を造型する
方式において、この未硬化砂を中子型内から排出するた
めの吸引圧力の設定値を中子に要求される肉厚に基づい
て予め求めておき、未硬化砂の排出時における吸引圧力
の実測値と前記設定値との比較によって中子の肉厚を判
定することを特徴とする。このように吸引圧力の設定値
と実測値との比較に基づいて中子の肉厚を判定すること
で、中子の中空度が正確に判定される。
の中空度判定方法は、中子型内に充填された中子砂を加
熱硬化させて外層部を形成するとともに、未硬化砂を中
子型内から排出することで中空化された中子を造型する
方式において、この未硬化砂を中子型内から排出するた
めの吸引圧力の設定値を中子に要求される肉厚に基づい
て予め求めておき、未硬化砂の排出時における吸引圧力
の実測値と前記設定値との比較によって中子の肉厚を判
定することを特徴とする。このように吸引圧力の設定値
と実測値との比較に基づいて中子の肉厚を判定すること
で、中子の中空度が正確に判定される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は中空中子の造型工程を表した説明図であ
る。この図面によって中空中子の造型について説明する
と、図1(A)で示すように型閉めされた中子造型用の
金型(中子型)10には、その内部で造型される中子の
厚肉部分の中空化を図るためのマンドレルロッド16が
側壁の孔14から差し込まれている。なおこのマンドレ
ルロッド16には、そのフランジ16aと金型10の側
壁面との密着性を高め、かつ前記孔14からの砂洩れを
防止するための耐熱性のシール用パッキン18が設けら
れている。
する。図1は中空中子の造型工程を表した説明図であ
る。この図面によって中空中子の造型について説明する
と、図1(A)で示すように型閉めされた中子造型用の
金型(中子型)10には、その内部で造型される中子の
厚肉部分の中空化を図るためのマンドレルロッド16が
側壁の孔14から差し込まれている。なおこのマンドレ
ルロッド16には、そのフランジ16aと金型10の側
壁面との密着性を高め、かつ前記孔14からの砂洩れを
防止するための耐熱性のシール用パッキン18が設けら
れている。
【0007】そこで金型10の上面にブローヘッド20
を密着させ、このブローヘッド20の内部に蓄えられて
いる中子砂を金型10の砂吹き込み口12から内部へ吹
き込んで充填する。このブローヘッド20にも、金型1
0の上面に対する密着性を高め、かつ砂が外に洩れるの
を防止するための耐熱性のシール用パッキン22が設け
られている。つづいて図1(B)で示すようにブローヘ
ッド20を上昇させるとともに、前記マンドレルロッド
16を金型10から完全に抜き取る。そして金型10に
充填された中子砂を加熱硬化させて外層部30を形成す
る。つまりこの外層部30を除く部分は未硬化砂32で
ある。
を密着させ、このブローヘッド20の内部に蓄えられて
いる中子砂を金型10の砂吹き込み口12から内部へ吹
き込んで充填する。このブローヘッド20にも、金型1
0の上面に対する密着性を高め、かつ砂が外に洩れるの
を防止するための耐熱性のシール用パッキン22が設け
られている。つづいて図1(B)で示すようにブローヘ
ッド20を上昇させるとともに、前記マンドレルロッド
16を金型10から完全に抜き取る。そして金型10に
充填された中子砂を加熱硬化させて外層部30を形成す
る。つまりこの外層部30を除く部分は未硬化砂32で
ある。
【0008】つぎに図1(C)で示すように金型10の
上下を反転させることにより、下側になった前記の砂吹
き込み口12から未硬化砂32を金型10の外へ排出す
る。これと同時に図示外の吸引装置に接続された吸引タ
ンク24を上昇させて金型10の下面に密着させ、前記
マンドレルロッド16が抜き取られた孔14から外気を
取り入れながら砂吹き込み口12を通じて金型10内の
未硬化砂32を吸引して排出する。前記吸引タンク24
に対しても、金型10の下面に対する密着性を高めるた
めの耐熱性のシール用パッキン26が設けられている。
なお吸引タンク24内の吸引圧力は、この吸引タンク2
4に取付けられた圧力センサー28で計測されるように
なっている。このようにして未硬化砂32の排出を終え
たら、図1(D)で示すように吸引タンク24を元の位
置に下降させるとともに、金型10を元の状態に反転さ
せて型開きを行い、その内部で造型されている中空中子
40を取出して一連の中子造型作業を終了する。
上下を反転させることにより、下側になった前記の砂吹
き込み口12から未硬化砂32を金型10の外へ排出す
る。これと同時に図示外の吸引装置に接続された吸引タ
ンク24を上昇させて金型10の下面に密着させ、前記
マンドレルロッド16が抜き取られた孔14から外気を
取り入れながら砂吹き込み口12を通じて金型10内の
未硬化砂32を吸引して排出する。前記吸引タンク24
に対しても、金型10の下面に対する密着性を高めるた
めの耐熱性のシール用パッキン26が設けられている。
なお吸引タンク24内の吸引圧力は、この吸引タンク2
4に取付けられた圧力センサー28で計測されるように
なっている。このようにして未硬化砂32の排出を終え
たら、図1(D)で示すように吸引タンク24を元の位
置に下降させるとともに、金型10を元の状態に反転さ
せて型開きを行い、その内部で造型されている中空中子
40を取出して一連の中子造型作業を終了する。
【0009】さて前記の中空中子40の肉厚(外層部3
0の肉厚)は、鋳造条件などによって要求寸法が決まっ
ている。そしてこの肉厚は、金型10の内部に対する中
子砂の充填が完了してから前記吸引タンク24による未
硬化砂32の吸引開始までの時間(つまり中子砂の加熱
時間)あるいは加熱温度などによって左右される。この
ため造型後において中空中子40の中空度を判定するこ
とが必要となる。図2に中子砂の充填完了から未硬化砂
32の吸引開始までの時間Tに伴う中空中子40の肉厚
変化が中子砂に対する加熱温度別に示され、図3に中空
中子40の肉厚に応じた未硬化砂32の吸引圧力Pの変
化が示されている。これらの図面で示す特性により、中
空中子40に要求される肉厚に基づいて吸引開始までの
時間Tの設定値及び吸引圧力Pの設定値をそれぞれ求め
ることができる。
0の肉厚)は、鋳造条件などによって要求寸法が決まっ
ている。そしてこの肉厚は、金型10の内部に対する中
子砂の充填が完了してから前記吸引タンク24による未
硬化砂32の吸引開始までの時間(つまり中子砂の加熱
時間)あるいは加熱温度などによって左右される。この
ため造型後において中空中子40の中空度を判定するこ
とが必要となる。図2に中子砂の充填完了から未硬化砂
32の吸引開始までの時間Tに伴う中空中子40の肉厚
変化が中子砂に対する加熱温度別に示され、図3に中空
中子40の肉厚に応じた未硬化砂32の吸引圧力Pの変
化が示されている。これらの図面で示す特性により、中
空中子40に要求される肉厚に基づいて吸引開始までの
時間Tの設定値及び吸引圧力Pの設定値をそれぞれ求め
ることができる。
【0010】そこで吸引開始(中子砂の加熱硬化終了)
までの時間Tについては中子造型マシンに設けられたタ
イマー(図示外)によって計測し、その実測値を所定の
比較演算装置に送ってその設定値と比較判定する。また
吸引圧力Pについては、図1で示す前記の圧力センサー
28によって一定時間内の最大圧力を検出し、その実測
値を比較演算装置に送ってその設定値と比較判定する。
なお中空中子40に要求される肉厚は通常3.0 〜5.0mm
であり、図3で示すように例えば肉厚が5.0mm のときに
未硬化砂32を吸引したときの吸引圧力Pは50mmHGであ
る。そして肉厚が5.0mm に達するまでは吸引圧力Pが50
mmHGを越えていれば、その値がどれだけ大きくても中空
中子40の肉厚はほとんど変化しない。これに対して中
空中子40の肉厚が5.0mm 以上の領域では、肉厚が大き
く変化(増加)していても吸引圧力Pはわずかに変化す
るだけである。
までの時間Tについては中子造型マシンに設けられたタ
イマー(図示外)によって計測し、その実測値を所定の
比較演算装置に送ってその設定値と比較判定する。また
吸引圧力Pについては、図1で示す前記の圧力センサー
28によって一定時間内の最大圧力を検出し、その実測
値を比較演算装置に送ってその設定値と比較判定する。
なお中空中子40に要求される肉厚は通常3.0 〜5.0mm
であり、図3で示すように例えば肉厚が5.0mm のときに
未硬化砂32を吸引したときの吸引圧力Pは50mmHGであ
る。そして肉厚が5.0mm に達するまでは吸引圧力Pが50
mmHGを越えていれば、その値がどれだけ大きくても中空
中子40の肉厚はほとんど変化しない。これに対して中
空中子40の肉厚が5.0mm 以上の領域では、肉厚が大き
く変化(増加)していても吸引圧力Pはわずかに変化す
るだけである。
【0011】吸引圧力Pについては、前記の特性に基づ
いて50mmHGをその設定値P1とし、吸引圧力Pの実測値
がP1以下は異常と判定し、P1を越えていれば全て適
正と判定する。例えば中空中子40に要求される肉厚が
5.0mm のとき、吸引圧力Pの実測値が40mmHGであれば中
空中子40の肉厚は約10.0mmに達しているものと予測さ
れるので、この場合は異常と判定する。逆に吸引圧力P
の実測値が75mmHGと設定値P1を大きく越えていても中
空中子40の肉厚は約4.5mm と予想され、この値は許容
範囲内であるので適正と判定する。
いて50mmHGをその設定値P1とし、吸引圧力Pの実測値
がP1以下は異常と判定し、P1を越えていれば全て適
正と判定する。例えば中空中子40に要求される肉厚が
5.0mm のとき、吸引圧力Pの実測値が40mmHGであれば中
空中子40の肉厚は約10.0mmに達しているものと予測さ
れるので、この場合は異常と判定する。逆に吸引圧力P
の実測値が75mmHGと設定値P1を大きく越えていても中
空中子40の肉厚は約4.5mm と予想され、この値は許容
範囲内であるので適正と判定する。
【0012】中空中子40の中空度を判定するための具
体的な流れとしては、まず吸引開始までの時間Tについ
て前記の判定を行い、その実測値が設定値T1の範囲外
であればNG信号を図示外の中子取出し装置に発信し、
実測値が設定値T1の範囲内にあれば吸引圧力Pについ
ての判定工程に移る。そして吸引圧力Pの実測値がその
設定値P1以下の場合はNG信号を中子取出し装置に発
信し、その実測値が設定値P1を越えている場合は中子
の重量判定工程に進む。
体的な流れとしては、まず吸引開始までの時間Tについ
て前記の判定を行い、その実測値が設定値T1の範囲外
であればNG信号を図示外の中子取出し装置に発信し、
実測値が設定値T1の範囲内にあれば吸引圧力Pについ
ての判定工程に移る。そして吸引圧力Pの実測値がその
設定値P1以下の場合はNG信号を中子取出し装置に発
信し、その実測値が設定値P1を越えている場合は中子
の重量判定工程に進む。
【0013】前記の重量判定工程では中空中子40の重
量を測定し、その実測値が適正に造型された中空中子4
0の予想重量値の+5%の範囲にあればOK信号を中子
取出し装置に発信する。すなわち前記の吸引開始までの
時間Tの実測値が設定値T1の範囲内にあり、かつ吸引
圧力Pの実測値がその設定値P1を越えていても、例え
ば中子砂の加熱ミスによって外層部30が形成されてい
ない場合もあり、そのときは重量判定工程においてNG
信号を中子取出し装置に発信する。
量を測定し、その実測値が適正に造型された中空中子4
0の予想重量値の+5%の範囲にあればOK信号を中子
取出し装置に発信する。すなわち前記の吸引開始までの
時間Tの実測値が設定値T1の範囲内にあり、かつ吸引
圧力Pの実測値がその設定値P1を越えていても、例え
ば中子砂の加熱ミスによって外層部30が形成されてい
ない場合もあり、そのときは重量判定工程においてNG
信号を中子取出し装置に発信する。
【0014】いずれの判定工程においてもNG信号が出
された場合は、中空中子40の肉厚に異常部(部分的な
薄肉部や中実部)が存在するのであるから、NG信号に
基づいて中子取出し装置を例えば反転させて異常中子を
廃却する。なお中子砂の加熱ミスといった特別なケース
を除けば、前記の吸引圧力Pについての比較判定によ
り、ある程度正確に中空中子40の中空度を判定するこ
とができる。
された場合は、中空中子40の肉厚に異常部(部分的な
薄肉部や中実部)が存在するのであるから、NG信号に
基づいて中子取出し装置を例えば反転させて異常中子を
廃却する。なお中子砂の加熱ミスといった特別なケース
を除けば、前記の吸引圧力Pについての比較判定によ
り、ある程度正確に中空中子40の中空度を判定するこ
とができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術的事
項の他につぎの技術的事項が含まれていることを付記し
ておく。 (1)請求項1記載の中空中子の中空度判定方法におい
て、中子砂の充填完了から未硬化砂の吸引開始までの時
間を中子に要求される肉厚に基づいて予め設定してお
き、この吸引開始までの時間の実測値とその設定値との
比較によって中子の肉厚を判定することを特徴とした中
空中子の中空度判定方法。これによって中空中子の中空
度をより正確に判定できる。 (2)請求項1記載の中空中子の中空度判定方法におい
て、吸引圧力の実測値と設定値との比較による中子の肉
厚の判定後に中空中子の重量を測定し、その実測値と適
正に造型された中空中子の予想重量値との比較によって
中子の肉厚を判定することを特徴とした中空中子の中空
度判定方法。これによれば中子砂の加熱ミスなどによる
造型異常も検出できる。
この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術的事
項の他につぎの技術的事項が含まれていることを付記し
ておく。 (1)請求項1記載の中空中子の中空度判定方法におい
て、中子砂の充填完了から未硬化砂の吸引開始までの時
間を中子に要求される肉厚に基づいて予め設定してお
き、この吸引開始までの時間の実測値とその設定値との
比較によって中子の肉厚を判定することを特徴とした中
空中子の中空度判定方法。これによって中空中子の中空
度をより正確に判定できる。 (2)請求項1記載の中空中子の中空度判定方法におい
て、吸引圧力の実測値と設定値との比較による中子の肉
厚の判定後に中空中子の重量を測定し、その実測値と適
正に造型された中空中子の予想重量値との比較によって
中子の肉厚を判定することを特徴とした中空中子の中空
度判定方法。これによれば中子砂の加熱ミスなどによる
造型異常も検出できる。
【0016】
【発明の効果】中子の中空度を正確に判定でき、異常中
子がそのまま鋳造に使用されるといった事態を回避でき
る。
子がそのまま鋳造に使用されるといった事態を回避でき
る。
【図1】中空中子の造形工程を表した説明図。
【図2】中子砂の充填完了から未硬化砂の吸引開始まで
の時間に伴う中空中子の肉厚変化を表した特性図。
の時間に伴う中空中子の肉厚変化を表した特性図。
【図3】中空中子の肉厚に応じた未硬化砂の吸引圧力の
変化を表した特性図。
変化を表した特性図。
10 中子型(金型) 28 圧力センサー 30 外層部 32 未硬化砂 40 中空中子
Claims (1)
- 【請求項1】 中子型内に充填された中子砂を加熱硬化
させて外層部を形成するとともに、未硬化砂を中子型内
から排出することで中空化された中子を造型する方式に
おいて、この未硬化砂を中子型内から排出するための吸
引圧力の設定値を中子に要求される肉厚に基づいて予め
求めておき、未硬化砂の排出時における吸引圧力の実測
値と前記設定値との比較によって中子の肉厚を判定する
ことを特徴とした中空中子の中空度判定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07265669A JP3125649B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 中空中子の中空度判定方法 |
US08/727,989 US5769150A (en) | 1995-10-13 | 1996-10-10 | Method for forming hollow core |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07265669A JP3125649B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 中空中子の中空度判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108777A true JPH09108777A (ja) | 1997-04-28 |
JP3125649B2 JP3125649B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=17420349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07265669A Expired - Fee Related JP3125649B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 中空中子の中空度判定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5769150A (ja) |
JP (1) | JP3125649B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147971A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Kurimoto Ltd | 遠心鋳造用中子の造型方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07144587A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-06-06 | Jonan Kaihatsu:Kk | 車両用安全装置 |
US8091608B2 (en) * | 2009-05-15 | 2012-01-10 | GM Global Technology Operations LLC | Method of forming a hollow sand core |
CN102527944B (zh) * | 2010-12-10 | 2015-05-27 | 鞍钢重型机械有限责任公司 | 一种菱形网格孔热风箅砂芯的设计方法 |
CN106734936B (zh) * | 2016-11-25 | 2018-06-15 | 鞍钢重型机械有限责任公司 | 一种环冷机台车铸造方法及其铸造用复合砂芯 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5750245A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-24 | Toyota Motor Corp | Production of hollow core |
JPH01157742A (ja) * | 1987-12-14 | 1989-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 中空中子の製造方法 |
JPH05200489A (ja) * | 1992-01-23 | 1993-08-10 | Toyota Motor Corp | 中空中子造形装置 |
JPH084874B2 (ja) * | 1992-05-01 | 1996-01-24 | 株式会社大阪シェル工業所 | 中空中子の製造方法 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP07265669A patent/JP3125649B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-10 US US08/727,989 patent/US5769150A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147971A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Kurimoto Ltd | 遠心鋳造用中子の造型方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3125649B2 (ja) | 2001-01-22 |
US5769150A (en) | 1998-06-23 |
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