JPH05138136A - シート状物用除塵装置 - Google Patents

シート状物用除塵装置

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JPH05138136A
JPH05138136A JP32241891A JP32241891A JPH05138136A JP H05138136 A JPH05138136 A JP H05138136A JP 32241891 A JP32241891 A JP 32241891A JP 32241891 A JP32241891 A JP 32241891A JP H05138136 A JPH05138136 A JP H05138136A
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JP
Japan
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nozzle
sheet
dust
air
film
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JP32241891A
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Hiroshi Umetani
博司 梅谷
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Yuji Yoshimura
裕司 吉村
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルからの噴出エアを効果的にシート状物
表面に衝突させて付着塵埃を効率よく浮遊させ、浮遊し
た塵埃を外部に洩らすことなくサクションボックス内に
吸引する。 【構成】 シート状物に対し、間隔をもたせて配設さ
れ、シート状物に対向する面に、シート状物に向けてエ
アを噴出するノズル15と、エアを吸引するサクション
ボックス16とを有し、ノズル15とサクションボック
ス16との間に、シート状物方向のみに開口し、開口幅
がノズル15の幅よりも広い中間室22を有するシート
状物用除塵装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルム、紙等のシー
ト状物の製造装置若しくは加工装置に適用され、走行中
のシート状物からシート状物表面に付着した塵埃を除去
する除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フイルム等のシート状物の製造装置若し
くは加工装置においては、走行中のシート状物の表面に
付着した塵埃(たとえばスリット工程におけるシート状
物切断粉)を除去する除塵装置が設けられることがあ
る。走行中のシート状物表面からの除塵であるから、非
接触方式であることが望ましく、従来から、シート状物
表面に向けて高速でエアを噴出し、シート状物表面に付
着した塵埃を噴出エアで浮遊させ、噴出エアとともに浮
遊塵埃を吸引除去する除塵装置が知られている(たとえ
ば特開昭58−159883号公報、特開平1−284
376号公報)。
【0003】このような従来の除塵装置は、たとえば図
3に示すように構成されている。図示例では、除塵装置
1は、シート状物2を搬送するガイドロール3上に、搬
送されるシート状物2に対し間隔をもたせて配設されて
いる。除塵装置1には、シート状物2の走行方向に対向
する方向に高速でエアを噴出するノズル4と、エアを吸
引するサクションボックス5とが設けられている。ノズ
ル4からの噴出エアはシート状物2の表面にぶつけら
れ、シート状物2表面に付着した塵埃が浮遊される。浮
遊された塵埃は、噴出エアとともにサクションボックス
5に吸引され、シート状物2表面から除去される。これ
によって、製品シート状物への異物の混入が防止される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来装置
において、シート状物2の表面から浮遊された塵埃が、
噴出エアとともに除塵装置1とシート状物2との間から
外部に洩れてしまうと、浮遊塵埃が再びシート状物2の
表面に付着するおそれがある。したがって、一旦浮遊さ
せた塵埃は、極力(望ましくはその全部を)、サクショ
ンボックス5に吸引させることが望ましい。このために
は、サクションボックス5内の負圧を大きくし、ノズル
4からの噴出エア吸引に加え、除塵装置1とシート状物
2との間を通して大気中のエアを若干吸い込む程度にす
ることが好ましい。
【0005】しかし、ノズル4からのエア噴出とサクシ
ョンボックス5によるエア吸引(負圧)との関係を、上
記のような関係に設定すると、ノズル4からの噴出エア
のシート状物2表面に衝突する速度が低下してしまい、
シート状物表面から塵埃を浮遊させる能力が低下する。
極端な場合、ノズル4からの噴出エアが全くシート状物
2表面に衝突せず、短絡して直接サクションボックス5
に吸引されてしまい、塵埃浮遊効果がでないこともあ
る。このような場合、やむを得ずサクションボックス5
の負圧(吸引力)を下げ、ノズル4からの噴出エアの一
部が除塵装置1とシート状物2との間から外部に洩れ出
ることを許容しているが、そうすると、一旦浮遊した塵
埃が、たとえば除塵装置1の下流側で再びシート状物2
の表面に付着し、除塵効果が著しく低下する。
【0006】本発明は、このような従来装置における問
題点に着目し、エア吹き付け、吸引方式のシート状物用
除塵装置において、ノズルからの噴出エアを効果的にシ
ート状物表面に衝突させてシート状物表面から効率よく
付着塵埃を浮遊させるとともに、浮遊させた塵埃を外部
に洩らすことなく効率よくサクションボックス内に吸引
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
シート状物用除塵装置は、走行中のシート状物に対し間
隔をもたせて配設され、シート状物に対向する面に、該
シート状物に向けてエアを噴出するノズルと、該シート
状物方向からエアを吸引するサクションボックスとを有
するシート状物用除塵装置において、前記シート状物に
対向する面の、前記ノズルとサクションボックスとの間
に、シート状物方向のみに開口し、シート状物の幅方向
の開口幅がノズルの同方向の開口幅よりも広い開口部を
有する中間室を設けたものから成る。
【0008】上記除塵装置においては、中間室の開口部
が、ノズルの幅方向に、ノズル両端部よりも外側に延び
ていることが望ましい。ノズルの幅とサクションボック
スの幅との関係は、とくに限定されないが、実質的に同
一幅であることが好ましい。また、中間室の開口部のシ
ート状物の走行方向の開口長さは、ノズルの同方向の開
口長さよりも大きい方が望ましい。また、ノズルからエ
アを噴出する方向は、好ましくはシート状物走行方向に
対向する方向であるが、他の方向、たとえばシート状物
の面と垂直な方向としてもよい。
【0009】
【作用】このようなシート状物用除塵装置においては、
ノズルとサクションボックスとの間に位置する中間室
は、ノズルより噴出するエアの随伴作用により若干負圧
になる。そのため、ノズルからの噴出エアの一部を、お
よび幅方向両側から大気中のエアを中間室内に吸い込む
流れが生じる。このエアの流れは、ノズルからの噴出エ
アが直接サクションボックス側に吸引されるのを邪魔す
る。つまり、ノズルからサクションボックスへの噴出エ
アの短絡に対し、防壁の役割を果たす。したがって、こ
の中間室付加に伴うエア流れの発生により、サクション
ボックスの負圧(吸引力)を大きくしても、ノズルから
の噴出エアがシート状物表面に衝突する速度が大きく低
下したり、噴出エアがシート状物表面に衝突せずにサク
ションボックス側へと短絡したりすることが防止され、
噴出エアにより付着塵埃は効率よく浮遊される。また、
サクションボックスの負圧を上げることができるので、
浮遊した塵埃が外部に洩れることなく、効率よくかつ強
力にサクションボックス内へと吸引され、浮遊塵埃が再
びシート状物表面に付着することが防止される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1および図2は、本発明の一実施
例に係るシート状物用除塵装置を示しており、プラスチ
ックフイルムを所望の幅に切断するスリッタに本発明を
適用したものを示している。図1において、11はシー
ト状物としてのスリット後のプラスチックフイルム(た
とえば二軸延伸フイルム)を示している。スリット後で
あるから、フイルム11の表面には切粉が付着してい
る。フイルム11を搬送するガイドロール12上に、搬
送フイルム11に対し間隔をもたせて除塵装置13が設
置されている。
【0011】除塵装置13には、そのフイルム11に対
向する面に、フイルム11に向けて圧力室14からのエ
アを噴出するノズル15と、フイルム11方向からエア
を吸引するサクションボックス16の開口部17が設け
られている。ノズル15は、本実施例では、フイルム走
行方向に対向する方向に斜め下方に向けてエアを噴出す
る方向に開口されており、図2に示すように、幅方向に
全長にわたって連続して延びている。サクションボック
ス16は、その開口部17が、フイルム11方向から、
フイルム走行方向と反対方向に斜め上方に向けてエアを
吸引する方向に開口されている。サクションボックス1
6の幅は、本実施例ではノズル幅と同一に設定されてい
る。圧力室14には、フィルタ18を通した清浄なエア
がブロワ19により圧送され、圧力室14内からノズル
15を通しフイルム11に向けて噴出される。開口部1
7を通して吸引されたエアは、サクションボックス16
からフィルタ20を通してブロワ21で吸引され、外部
に放出される。ただしエアの供給、吸引については他の
手段、たとえば工場の圧空源や真空源を利用してもよ
い。また、ブロワ19とブロワ21のいずれか一方を省
略し、1台で循環使用してもよい。
【0012】除塵装置13のフイルム11に対向する面
の、ノズル15とサクションボックス16(サクション
ボックス16の開口部17)との間には、フイルム方向
のみに開口する中間室22が設けられている。中間室2
2の開口部23の幅W1は、図2に示すように、ノズル
15の幅W2よりも広く設定されている。本実施例で
は、中間室22の開口部23は、ノズル幅方向に、両側
においてノズル15の両端部よりも外側まで延びてい
る。
【0013】このような除塵装置13においては、図1
の矢印で示されるように、ノズル15から噴出されたエ
アは、フイルム11の表面に衝突する。ノズル15とサ
クションボックス16との間には中間室22が設けら
れ、開口部23でフイルム11方向に向けて開口してい
るので、ノズル15からの噴出エアに随伴して、中間室
22内のエアが該噴出エアと同じ方向に流動する。中間
室22は、開口部23以外は閉空間になっているので、
上部随伴流によって中間室22内は負圧になる。したが
って、ノズル15の幅よりもはみ出ている中間室22の
開口部23の両端部から、大気中のエアが中間室22内
に吸引される。この吸引流れと、上記噴出エアに随伴す
るエア流れとは、連続的に発生するものである。これら
エア流れは、ノズル15からサクションボックス16の
開口部17へと短絡しようとするエア流れに対して、障
害となり、防壁の役目を果たす。したがって、ノズル1
5からの噴出エアのフイルム11への衝突速度が低下す
ることが抑えられるとともに、該噴出エアがフイルム1
1に衝突せずにサクションボックス16へと短絡して流
れることが防止される。
【0014】その結果、ノズル15からの噴出エアはそ
の略全量が効率よくフイルム面に当てられ、フイルム面
に付着した塵埃が効果的に浮遊される。また、ノズル1
5からの噴出エアがサクションボックス16へと短絡す
ることがないので、サクションボックス16内の負圧
(吸引力)を上げることが可能になり、負圧を適当に上
げることにより、浮遊した塵埃が効率よく吸引される。
したがって、浮遊した塵埃が除塵装置13とフイルム1
1との間から外部に洩れ出ることも抑制される。
【0015】以下に、より具体的な実施例について従来
技術と比較しながら説明する。 実施例1 図1および図2に示したと同等の除塵装置を用い、スリ
ッタにおけるスリット後の二軸延伸フイルムのガイドロ
ール上における除塵テストを実施した。テスト条件は、
フイルムは、幅30mmでその厚さが14μm、ノズル
吹出し角度は、フイルム面に対し75°、ノズルの位置
は、中間室に対しフイルム走行方向に0.1mm離れた
位置、サクションボックス開口部吸引角度は、フイルム
面に対し60°、サクションボックス開口部の位置は、
中間室に対しフイルム走行方向に0.1mm離れた位置
とした。また、ノズルおよびサクションボックス開口部
の幅W2を30mm、ノズルのスリット間隙(フイルム
の走行方向の開口長さ)を0.8mm、サクションボッ
クス開口部のスリット間隙(フイルム走行方向の開口長
さ)を7mm、中間室の幅W1を40mmとしノズルよ
り両側5mmづつ広くした。中間室の開口部の間隙(フ
イルム走行方向の開口長さ)を5mm、深さSを35m
mとした。ノズルのエア噴出速度を120m/秒とし、
フイルムより3mm離れた位置に除塵装置13を設置し
幅30mmのフイルムを400m/分で走行させ除塵し
た。噴出エアのフイルム表面にぶつかる速度を、ぶつか
る直前の動圧を測定して算出したところ、100m/秒
の速度でフイルムに衝突していることが判った。除塵装
置を作動させた場合、作動させなかった場合のそれぞれ
に対し、300mのフイルム長についてサンプリング
し、それぞれサンプルを超純水に浸して超音波洗浄し、
その水をパーティクルカウンタにかけ、その水に混った
粉塵の大きさと各大きさの粉塵の数を測定した。その結
果、除塵装置を作動させた場合、作動させなかった場合
に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で70%、2
5.1〜50μmの大きさの粉塵で90%減少している
ことを確認した。
【0016】比較例1 図3に示したと同等の、中間室のない従来装置を用い
て、二軸延伸フイルムのスリッタガイドロール上におけ
る除塵テストを実施した。中間室のないこと以外、ノズ
ル、サクションボックスの寸法、エア噴出速度、フイル
ム走行速度、フイルム幅、サンプル長の条件は実施例1
の条件と同じである。噴出エアのフイルムへの衝突速度
を求めるため動圧を測定したところ、負圧になってお
り、ノズルからの噴出エアは全くフイルムに衝突してい
ないことが判った。この装置にて、30mm幅のフイル
ムに対し除塵テストを実施した。実施例1と同様、除塵
装置を作動させた場合と作動させなかった場合について
サンプリングした結果、作動させた場合には作動させな
かった場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で
10%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で20%し
か減少していなかった。
【0017】上記テストでは、ノズルからの噴出エアが
全くフイルムにぶつかっていなかったので、粉塵を浮遊
させる効果が出ていない。そこで、少しサクションボッ
クスの負圧を下げたところ、つまり、ノズルからの噴出
エアの10%程度を除塵装置外部へ洩らすようにサクシ
ョンボックスの負圧を下げたところ、動圧測定から、ノ
ズルから120m/秒で噴出されたエアが3mm離れた
フイルム表面に30m/秒で衝突していることが判っ
た。この条件で除塵テストを行った結果、除塵装置を作
動させた場合には、作動させなかった場合に比べ、0.
1〜25μmの大きさの粉塵で20%、25.1%〜5
0μmの大きさの粉塵で35%しか減少していなかっ
た。
【0018】比較例2 実施例1の条件に対し、中間室は設けるが、その幅をノ
ズルの幅と同じ30mmに設定した。他の条件は実施例
1と同一にして除塵テストを実施した。噴出エアのフイ
ルムへの衝突速度を求めるため動圧を測定したところ、
負圧になっており、ノズルからの噴出エアは全くフイル
ムに衝突していないことが判った。この状態で除塵テス
トを実施した結果、除塵装置を作動させた場合、作動さ
せなかった場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉
塵で10%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で20
%しか減少していなかった。
【0019】実施例2 実施例1の条件に対し、中間室の深さを5mmにした以
外は全く同一の条件で除塵テストを行った。ノズルから
の噴出エアは50m/秒でフイルム表面に衝突してい
た。除塵装置を作動させた場合、作動させなかった場合
に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で30%、2
5.1〜50μmの大きさの粉塵で45%減少してい
た。この結果、中間室を設けることにより除塵性能は大
幅に向上するものの、中間室の深さが浅すぎると、その
結果が減少することが判った。
【0020】以上の実施例、比較例の結果も考慮しなが
ら、本発明適用の好ましい範囲を考察すると、以下の通
りである。シート状物搬送速度は、特に限定されない
が、好ましくは1〜1000m/分、より好ましくは1
〜500m/分、シート状物の厚さも特に限定されない
が、好ましくは0.5μ〜5mm、より好ましくは1μ
〜2mmの範囲である。中間室の幅W1は、ノズルの幅
W2よりも2〜50%両側に広いことが好ましく、より
好ましくは5〜30%両側に広いのがよい。また、中間
室の間隙については、好ましくは1〜50mm、より好
ましくは3〜10mmの範囲である。中間室の深さは、
好ましくは1〜100mm、より好ましくは10〜50
mmの範囲である。ノズル幅は、10〜1000mmが
好ましく、より好ましくは10〜500mmである。ノ
ズルの間隙は、0.1〜5mmが好ましく、より好まし
くは0.5〜1.5mmである。ノズルの吹出し角度
は、フイルム面に対し30〜90°が好ましく、より好
ましくは60〜90°である。ノズルの位置は、中間室
開口部に対し、フイルム走行方向に0.1〜100mm
離れた位置が好ましく、より好ましくは0.1〜20m
m離れた位置である。サクションボックスの幅は、10
〜1000mmが好ましく、より好ましくは10〜50
0mmである。サクションボックス開口部の間隙は、3
〜100mmが好ましく、より好ましくは5〜20mm
である。サクションボックス開口部の吸引角度は、フイ
ルム面に対し、5〜90°が好ましく、より好ましくは
60〜90°である。サクションボックス開口部の位置
は、中間室開口部に対し、フイルム走行方向に0.1〜
100mm離れた位置が好ましく、より好ましくは0.
1〜20mm離れた位置である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物用除塵装置によるときは、ノズルとサクションボック
スとの間に、ノズル幅よりも幅の広い、シート状物方向
のみに開口する中間室を設けたので、ノズルからの噴出
エアのシート状物表面への衝突速度が低下するのを抑制
できるとともに、該噴出エアがサクションボックスへと
短絡することを防止でき、噴出エアにより効率よくシー
ト状物表面から付着塵埃を浮遊させることができる。ま
た、サクションボックスの負圧を上げることができるの
で、問題を生じることなく、浮遊した塵埃を強力に吸引
することができ、浮遊塵埃が再びシート状物表面に付着
するのを防止することができる。この結果、除塵装置の
除塵性能を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシート状物用除塵装置
の概略縦断面図である。
【図2】図1の除塵装置のII−II線に沿う底面図で
ある。
【図3】従来の除塵装置の縦断面図である。
【符号の説明】
11 シート状物としてのフイルム 12 ガイドロール 13 除塵装置 14 圧力室 15 ノズル 16 サクションボックス 17 サクションボックスの開口部 22 中間室 23 中間室の開口部 W1 中間室の幅 W2 ノズルの幅 S 中間室の深さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中のシート状物に対し間隔をもたせ
    て配設され、シート状物に対向する面に、該シート状物
    に向けてエアを噴出するノズルと、該シート状物方向か
    らエアを吸引するサクションボックスとを有するシート
    状物用除塵装置において、前記シート状物に対向する面
    の、前記ノズルとサクションボックスとの間に、シート
    状物方向のみに開口し、シート状物の幅方向の開口幅が
    ノズルの同方向の開口幅よりも広い開口部を有する中間
    室を設けたことを特徴とするシート状物用除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記中間室の開口部が、前記ノズルの幅
    方向に、ノズルの両端部よりも外側まで延びている請求
    項1のシート状物用除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記中間室の開口部の前記シート状物の
    走行方向の開口長さが、前記ノズルの同方向の開口長さ
    よりも大きい請求項2のシート状物用除塵装置。
JP32241891A 1991-11-12 1991-11-12 シート状物用除塵装置 Pending JPH05138136A (ja)

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