JPH05138066A - 磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置 - Google Patents
磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置Info
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- JPH05138066A JPH05138066A JP3331248A JP33124891A JPH05138066A JP H05138066 A JPH05138066 A JP H05138066A JP 3331248 A JP3331248 A JP 3331248A JP 33124891 A JP33124891 A JP 33124891A JP H05138066 A JPH05138066 A JP H05138066A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用済切削油に含まれる切粉を効率よく吸着
することができるようにするものである。 【構成】 両側縁に平行に非磁性体を配した磁石敷設板
の前記非磁性体と平行な中央仮想線上の板面に使用済切
削油を投入する投入部を配した切粉吸着部を切粉掻取機
構を配した槽内に配したものである。
することができるようにするものである。 【構成】 両側縁に平行に非磁性体を配した磁石敷設板
の前記非磁性体と平行な中央仮想線上の板面に使用済切
削油を投入する投入部を配した切粉吸着部を切粉掻取機
構を配した槽内に配したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体切粉を含んだ使
用済切削油から磁性体切粉を分離する装置に関するもの
である。
用済切削油から磁性体切粉を分離する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】金属の切削作業は、切削油を供給しなが
ら切削加工を施し、従って、金属の切削作業工程から
は、磁性体切粉(以下単に切粉と称する)を含んだ使用
済切削油が排出される。この使用済切削油から、切粉と
切削油を分離する装置に関しては、従来各種型式のもの
があり、その代表的なものは底部に磁石を敷設し、敷設
した磁石の一方側に、先端を切粉放擲部とする使用済切
削油投入槽内に、切粉掻き集め機能をもったチェーンコ
ンベアーを配する型式のものである。この型式の装置の
概略を説明すると、前記構成の使用済切削油投入槽内に
使用済切削油を継続して投入し、或る程度の深度まで使
用済切削油を貯留した状態の中で使用済切削油中に含ま
れる切粉を底部に沈降させ、切削油と切粉を分離し、切
粉を分離した切削油は順次回収し、底部に沈降した切粉
は、掻取板で掻き集めながら、切粉放擲部まで移行し、
これを順次切粉放擲部から該投入槽の外部に放擲する掻
取板を備えたチェーンコンベアーを配して成るというも
のである。
ら切削加工を施し、従って、金属の切削作業工程から
は、磁性体切粉(以下単に切粉と称する)を含んだ使用
済切削油が排出される。この使用済切削油から、切粉と
切削油を分離する装置に関しては、従来各種型式のもの
があり、その代表的なものは底部に磁石を敷設し、敷設
した磁石の一方側に、先端を切粉放擲部とする使用済切
削油投入槽内に、切粉掻き集め機能をもったチェーンコ
ンベアーを配する型式のものである。この型式の装置の
概略を説明すると、前記構成の使用済切削油投入槽内に
使用済切削油を継続して投入し、或る程度の深度まで使
用済切削油を貯留した状態の中で使用済切削油中に含ま
れる切粉を底部に沈降させ、切削油と切粉を分離し、切
粉を分離した切削油は順次回収し、底部に沈降した切粉
は、掻取板で掻き集めながら、切粉放擲部まで移行し、
これを順次切粉放擲部から該投入槽の外部に放擲する掻
取板を備えたチェーンコンベアーを配して成るというも
のである。
【0003】この型式の装置に関しては、使用済切削油
中に含まれる切粉を効率よく使用済切削油中から分離す
るための各種工夫がこらされてはいるが、この型式の欠
点は、上記構成を基本とするものであるため、使用済切
削油中に含まれる比較的重たい切粉は、投入槽の底部に
敷設した磁石面に沈降するが、比較的軽い切粉で、該投
入槽の底部から離れて浮遊状態にあるものは、底部に敷
設した磁石の磁力の影響を受けずに底部に沈降しにく
く、従って、底部に敷設した磁石面に吸着せず、これが
取除かれないまゝ切粉と分離した切削油中に含まれて回
収されてしまうと言う欠点があった。
中に含まれる切粉を効率よく使用済切削油中から分離す
るための各種工夫がこらされてはいるが、この型式の欠
点は、上記構成を基本とするものであるため、使用済切
削油中に含まれる比較的重たい切粉は、投入槽の底部に
敷設した磁石面に沈降するが、比較的軽い切粉で、該投
入槽の底部から離れて浮遊状態にあるものは、底部に敷
設した磁石の磁力の影響を受けずに底部に沈降しにく
く、従って、底部に敷設した磁石面に吸着せず、これが
取除かれないまゝ切粉と分離した切削油中に含まれて回
収されてしまうと言う欠点があった。
【0004】この欠点を除去する発明として、特開昭6
0−257858号公報に記載された発明がある。この
発明は切粉を含んだ使用済切削油貯留槽と、処理済切削
油回収槽の間に、使用済切削油貯留槽側から使用済切削
油がオーバーフローする位置またはそのやや下方の位置
にマグネット板を設置して、使用済切削油貯留槽側から
処理済切削油回収槽側に向って該マグネット板上を通過
する使用済切削油の液厚を小さくすることにより、高磁
力範囲内で切粉をマグネットに集中的に磁着させて分離
するというものである。
0−257858号公報に記載された発明がある。この
発明は切粉を含んだ使用済切削油貯留槽と、処理済切削
油回収槽の間に、使用済切削油貯留槽側から使用済切削
油がオーバーフローする位置またはそのやや下方の位置
にマグネット板を設置して、使用済切削油貯留槽側から
処理済切削油回収槽側に向って該マグネット板上を通過
する使用済切削油の液厚を小さくすることにより、高磁
力範囲内で切粉をマグネットに集中的に磁着させて分離
するというものである。
【0005】しかし、上記した公開公報に記載された発
明は、上記した構成を採るため、まず装置が巾広になる
と言う欠点があり、又使用済切削油貯留槽から使用済切
削油がオーバーフローする側に切粉が吸着されて片寄っ
て堆積してしまうと言う欠点がある。
明は、上記した構成を採るため、まず装置が巾広になる
と言う欠点があり、又使用済切削油貯留槽から使用済切
削油がオーバーフローする側に切粉が吸着されて片寄っ
て堆積してしまうと言う欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、磁石敷設板
面の中央仮想線上に使用済切削油を投下し、投下した使
用済切削油に含まれる切粉を可及的に中央仮想線上近辺
で吸着し、使用済切削油を磁石敷設板の両側に向って流
動させるようにし、この流動過程でも、使用済切削油中
に含まれる切粉を磁石敷設板に吸着させ、吸着した切粉
を掻き取ることにより装置の巾を狭くし、且つ、使用済
切削油中に含まれる磁性体切粉を効率よく磁石敷設板面
に吸着できるようにしようとするものである。
面の中央仮想線上に使用済切削油を投下し、投下した使
用済切削油に含まれる切粉を可及的に中央仮想線上近辺
で吸着し、使用済切削油を磁石敷設板の両側に向って流
動させるようにし、この流動過程でも、使用済切削油中
に含まれる切粉を磁石敷設板に吸着させ、吸着した切粉
を掻き取ることにより装置の巾を狭くし、且つ、使用済
切削油中に含まれる磁性体切粉を効率よく磁石敷設板面
に吸着できるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】槽の底側に、両側に非磁
性体を平行に配して成る磁石敷設板を、該板に配した非
磁性体が後記する無端帯の移行方向に向けて水平に配
し、且つ該板の両側に配した非磁性体に平行した中央仮
想線上方に当る位置に、誘導樋、ホッパを組合せ、その
他適宜手段から成る使用済切削油を投下する使用済切削
油投下部をのぞませて成る切粉吸着部を配し、切粉吸着
部に配した該板の一方端に、先端を切粉放擲部とする立
上り傾斜部を延長して形成するとともに、該板の他方端
側と、該立上り傾斜部の先端の切粉放擲部に、一方を受
動歯車とし、他方を駆動歯車とする歯車を槽の側板に設
けた軸受に回動自在に軸支し、両歯車には、該板の他方
端から立上り傾斜部先端にかけて、該板の面、立上り傾
斜部の面を横切って摺動移行する掻取板を平列に配した
無端帯を懸架し、槽には切粉を分離した切削油回収部を
配した。
性体を平行に配して成る磁石敷設板を、該板に配した非
磁性体が後記する無端帯の移行方向に向けて水平に配
し、且つ該板の両側に配した非磁性体に平行した中央仮
想線上方に当る位置に、誘導樋、ホッパを組合せ、その
他適宜手段から成る使用済切削油を投下する使用済切削
油投下部をのぞませて成る切粉吸着部を配し、切粉吸着
部に配した該板の一方端に、先端を切粉放擲部とする立
上り傾斜部を延長して形成するとともに、該板の他方端
側と、該立上り傾斜部の先端の切粉放擲部に、一方を受
動歯車とし、他方を駆動歯車とする歯車を槽の側板に設
けた軸受に回動自在に軸支し、両歯車には、該板の他方
端から立上り傾斜部先端にかけて、該板の面、立上り傾
斜部の面を横切って摺動移行する掻取板を平列に配した
無端帯を懸架し、槽には切粉を分離した切削油回収部を
配した。
【0008】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、切粉吸
着部を構成する磁石敷設板の両側に配した非磁性体と平
行する中央仮想線上に、使用済切削油を投下するので、
投下された使用済切削油は中央仮想線から磁石敷設板の
両側に配した非磁性体に向って両側に二分して流れる。
この使用済切削油投下時並に、これが流れる過程で、使
用済切削油中に含まれた切粉は効率よく該板面に吸着さ
れる。
着部を構成する磁石敷設板の両側に配した非磁性体と平
行する中央仮想線上に、使用済切削油を投下するので、
投下された使用済切削油は中央仮想線から磁石敷設板の
両側に配した非磁性体に向って両側に二分して流れる。
この使用済切削油投下時並に、これが流れる過程で、使
用済切削油中に含まれた切粉は効率よく該板面に吸着さ
れる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。
【0010】まず図1、2に示す切粉吸着部1の構成を
説明する。磁石敷設板2は、方形の鉄板面2Aに磁石2
Bを配列する。その磁石2Bの面にステンレス板2Cを
覆設する。又磁石敷設板2にはその両側に平行して非磁
性体2Dを配する。この磁石敷設板2を、前記した非磁
性体2Dが、後記する切粉の掻取機構を構成する無端帯
の回動方向に平行させて水平に槽内に配する。上記磁石
敷設板2の両側に配した非磁性体2Dに平行した中央仮
想線3の上方に、前記仮想線3上に向って使用済切削油
を投下する使用済切削油投下部をのぞませる。
説明する。磁石敷設板2は、方形の鉄板面2Aに磁石2
Bを配列する。その磁石2Bの面にステンレス板2Cを
覆設する。又磁石敷設板2にはその両側に平行して非磁
性体2Dを配する。この磁石敷設板2を、前記した非磁
性体2Dが、後記する切粉の掻取機構を構成する無端帯
の回動方向に平行させて水平に槽内に配する。上記磁石
敷設板2の両側に配した非磁性体2Dに平行した中央仮
想線3の上方に、前記仮想線3上に向って使用済切削油
を投下する使用済切削油投下部をのぞませる。
【0011】この使用済切削油投下部は、使用済切削油
貯留槽(図示しない)から使用済切削油を、上記磁石敷
設板2の中央仮想線3上方に導いて、該中央仮想線3上
のほぼ全長にわたってまんべんなく投下する巾広の投下
口をもった誘導樋4であってもよい。更に、使用済切削
油を該中央仮想線3上にほぼ全長にわたってまんべんな
く確実に投下するため、該誘導樋4の巾広の投下口の下
方に、該巾広の投下口から投下される使用済切削油を、
そのまゝ受け入れる巾広の受入開口をもち、且つ該中央
仮想線3上に使用済切削油を投下する巾広の投下開口を
もつホッパー5を巾広の投下開口が該中央仮想線3上方
に位置させて配して構成してもよい。
貯留槽(図示しない)から使用済切削油を、上記磁石敷
設板2の中央仮想線3上方に導いて、該中央仮想線3上
のほぼ全長にわたってまんべんなく投下する巾広の投下
口をもった誘導樋4であってもよい。更に、使用済切削
油を該中央仮想線3上にほぼ全長にわたってまんべんな
く確実に投下するため、該誘導樋4の巾広の投下口の下
方に、該巾広の投下口から投下される使用済切削油を、
そのまゝ受け入れる巾広の受入開口をもち、且つ該中央
仮想線3上に使用済切削油を投下する巾広の投下開口を
もつホッパー5を巾広の投下開口が該中央仮想線3上方
に位置させて配して構成してもよい。
【0012】次に、図3、4により上記切粉吸着部1を
構成する磁石敷設板2面に吸着される切粉の掻取機構を
説明する。切粉吸着部1を構成する両側に非磁性体2D
を配した磁石敷設板2の一方端に、先端を切粉放擲部6
とする立上り傾斜部7を延長して形成する。該磁石敷設
板2の他方端側と、立上り傾斜部7の先端の切粉放擲部
6側の槽8の側板に軸受を設ける。この側板に設けた軸
受のいずれか一方に駆動源(図示しない)からの動力伝
達をうけて回転する駆動歯車9を、又他方に受動歯車1
0を軸支する。両歯車9、10には、磁石敷設板2の他
方端から立上り傾斜部先端にかけて、磁石敷設板の面、
立上り傾斜部の面を横切って摺動移行する掻取板11を
平列に配した無端帯(チェーン)12を配する。
構成する磁石敷設板2面に吸着される切粉の掻取機構を
説明する。切粉吸着部1を構成する両側に非磁性体2D
を配した磁石敷設板2の一方端に、先端を切粉放擲部6
とする立上り傾斜部7を延長して形成する。該磁石敷設
板2の他方端側と、立上り傾斜部7の先端の切粉放擲部
6側の槽8の側板に軸受を設ける。この側板に設けた軸
受のいずれか一方に駆動源(図示しない)からの動力伝
達をうけて回転する駆動歯車9を、又他方に受動歯車1
0を軸支する。両歯車9、10には、磁石敷設板2の他
方端から立上り傾斜部先端にかけて、磁石敷設板の面、
立上り傾斜部の面を横切って摺動移行する掻取板11を
平列に配した無端帯(チェーン)12を配する。
【0013】次に本発明の実施態様を説明する。複数台
の金属加工機を稼動することによって、切粉を含んだ使
用済切削油が大量に排出される。この使用済切削油は、
使用済切削油貯留槽(図示しない)に貯留され、貯留さ
れた使用済切削油は、場合によっては貯留槽内で比較的
大きい切粉を取除く一次処理が行なわれることがある。
一次処理が行なわれた使用済切削油或は一次処理を行う
必要のないときはこれを行なわないで、排出された使用
済切削油(以下これを単に使用済切削油と言う)を本発
明の処理槽8の切粉吸着部1に継続して投下する。
の金属加工機を稼動することによって、切粉を含んだ使
用済切削油が大量に排出される。この使用済切削油は、
使用済切削油貯留槽(図示しない)に貯留され、貯留さ
れた使用済切削油は、場合によっては貯留槽内で比較的
大きい切粉を取除く一次処理が行なわれることがある。
一次処理が行なわれた使用済切削油或は一次処理を行う
必要のないときはこれを行なわないで、排出された使用
済切削油(以下これを単に使用済切削油と言う)を本発
明の処理槽8の切粉吸着部1に継続して投下する。
【0014】この投下に先だって、本発明の処理槽8の
歯車駆動装置(図示しない)を駆動して駆動歯車9を回
転し、駆動歯車9と受動歯車10に懸架した掻取板11
を平行に配した無端帯12を回動する。この点について
詳説する。
歯車駆動装置(図示しない)を駆動して駆動歯車9を回
転し、駆動歯車9と受動歯車10に懸架した掻取板11
を平行に配した無端帯12を回動する。この点について
詳説する。
【0015】使用済切削油は、使用済切削油投下部から
磁石敷設板2の両側に平行して配された非磁性体2Dと
平行する中央仮想線3上に投下される。上記中央仮想線
3上に投下された使用済切削油中に含まれる切粉は、こ
の投下時に中央仮想線3に沿った近辺で磁石敷設板2に
吸着される。ここで吸着しきれない切粉を含んだ上記切
削油は、磁石敷設板2が処理槽8の底部に水平に配され
ていることにより、又投下される使用済切削油が上記中
央仮想線3上に継続して投下されることにより、磁石敷
設板2に投下された使用済切削油は継続して投下される
使用済切削油に押されて切粉を含んだ状態で上記中央仮
想線3から磁石敷設板2の両側に平行に配された非磁性
体2D側に向って二分割された流れを生じ、前記磁石敷
設板2の両側に平行して配された非磁性体2D側から流
れ落ちる。この流れ落ちるまでの過程で、上記使用済切
削油中に含まれた切粉は更に磁石敷設板2の非磁性体2
Dを配した内側で吸着される。
磁石敷設板2の両側に平行して配された非磁性体2Dと
平行する中央仮想線3上に投下される。上記中央仮想線
3上に投下された使用済切削油中に含まれる切粉は、こ
の投下時に中央仮想線3に沿った近辺で磁石敷設板2に
吸着される。ここで吸着しきれない切粉を含んだ上記切
削油は、磁石敷設板2が処理槽8の底部に水平に配され
ていることにより、又投下される使用済切削油が上記中
央仮想線3上に継続して投下されることにより、磁石敷
設板2に投下された使用済切削油は継続して投下される
使用済切削油に押されて切粉を含んだ状態で上記中央仮
想線3から磁石敷設板2の両側に平行に配された非磁性
体2D側に向って二分割された流れを生じ、前記磁石敷
設板2の両側に平行して配された非磁性体2D側から流
れ落ちる。この流れ落ちるまでの過程で、上記使用済切
削油中に含まれた切粉は更に磁石敷設板2の非磁性体2
Dを配した内側で吸着される。
【0016】本発明の特徴は、前記したように使用済切
削油を、両側縁に非磁性体2Dを平行に配した磁石敷設
板2の非磁性体2Dに平行した中央仮想線3上に投下す
ることであるが、この投下部の投下口は必ずしも巾広の
ものである必要はなく、要するに使用済切削油が上記中
央仮想線3上にほぼ全長にわたってまんべんなく投下で
きるようにすればよいのであって、巾狭或は小径の投下
樋の投下口を上記中央仮想線上方に直列状に配列した構
成としてもよいことは勿論である。
削油を、両側縁に非磁性体2Dを平行に配した磁石敷設
板2の非磁性体2Dに平行した中央仮想線3上に投下す
ることであるが、この投下部の投下口は必ずしも巾広の
ものである必要はなく、要するに使用済切削油が上記中
央仮想線3上にほぼ全長にわたってまんべんなく投下で
きるようにすればよいのであって、巾狭或は小径の投下
樋の投下口を上記中央仮想線上方に直列状に配列した構
成としてもよいことは勿論である。
【0017】又上記した使用済切削油投下部は、図3に
示すように無端帯12の上方から上記中央仮想線3上に
使用済切削油を投下するように投下口を配する構成とし
ても或は図4に示すように無端帯の間から上記中央仮想
線3上に使用済切削油を投下するように投下口を配する
構成としてもよいことは勿論である。
示すように無端帯12の上方から上記中央仮想線3上に
使用済切削油を投下するように投下口を配する構成とし
ても或は図4に示すように無端帯の間から上記中央仮想
線3上に使用済切削油を投下するように投下口を配する
構成としてもよいことは勿論である。
【0018】以上のようにして磁石敷設板2に吸着され
た切粉は、無端端12に取り付けられて磁石敷設板2面
を摺動して回動する掻取板11によって掻き取られ、切
粉放擲部6から槽8外に放擲される。即ち、槽8は前記
したように、磁石敷設板2の一方端から先端を切粉放擲
部6とする立上り傾斜部7が設けられている。そして、
磁石敷設板2の他方端側から、切粉放擲部6までの立上
り傾斜部7の面を摺動して回動する掻取り板を平行に配
した無端帯が、一方を駆動歯車とし、他方を受動歯車と
する歯車に配されている。この無端帯が回動することに
よって、前記磁石敷設板面に吸着された切粉は、無端帯
に平行に配された掻取り板によって掻取られて立上り傾
斜部の面を切粉放擲部まで移行させられ、切粉放擲部か
ら槽外に放擲される。
た切粉は、無端端12に取り付けられて磁石敷設板2面
を摺動して回動する掻取板11によって掻き取られ、切
粉放擲部6から槽8外に放擲される。即ち、槽8は前記
したように、磁石敷設板2の一方端から先端を切粉放擲
部6とする立上り傾斜部7が設けられている。そして、
磁石敷設板2の他方端側から、切粉放擲部6までの立上
り傾斜部7の面を摺動して回動する掻取り板を平行に配
した無端帯が、一方を駆動歯車とし、他方を受動歯車と
する歯車に配されている。この無端帯が回動することに
よって、前記磁石敷設板面に吸着された切粉は、無端帯
に平行に配された掻取り板によって掻取られて立上り傾
斜部の面を切粉放擲部まで移行させられ、切粉放擲部か
ら槽外に放擲される。
【0019】切粉を分離した使用済切削油は槽から循環
切削油として適宜手段で回収される。
切削油として適宜手段で回収される。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記した構成の切粉吸着部1
を槽8内に配し、使用済切削油を、切粉吸着部1を構成
する磁石敷設板2の両側縁に平行に配した非磁性体2D
に平行する中央仮想線3上に投下し、これを両側縁に配
した非磁性体2D側に二分する流れとし投下時に使用済
切削油中の切粉を該磁石敷設板2上に吸着し、吸着しき
れなかった切粉は、磁石敷設板面を分流する該使用済切
削油とともに、磁石敷設板2の両側縁に配した非磁性体
2D側に流動させ、該使用済切削油の流動過程で磁石敷
設板2に吸着するものであるので、該使用済切削油の投
下量を加減することにより、該使用済切削油に含まれる
切粉は、磁石敷設板面の至近距離を流動することにな
る。従って、該使用済切削油に含まれる切粉は磁石敷設
板からの磁力を強力に受け、磁石敷設板の吸着力を効率
よく発揮でき、該使用済切削油からの切粉分離を効率よ
く行なえることになる。
を槽8内に配し、使用済切削油を、切粉吸着部1を構成
する磁石敷設板2の両側縁に平行に配した非磁性体2D
に平行する中央仮想線3上に投下し、これを両側縁に配
した非磁性体2D側に二分する流れとし投下時に使用済
切削油中の切粉を該磁石敷設板2上に吸着し、吸着しき
れなかった切粉は、磁石敷設板面を分流する該使用済切
削油とともに、磁石敷設板2の両側縁に配した非磁性体
2D側に流動させ、該使用済切削油の流動過程で磁石敷
設板2に吸着するものであるので、該使用済切削油の投
下量を加減することにより、該使用済切削油に含まれる
切粉は、磁石敷設板面の至近距離を流動することにな
る。従って、該使用済切削油に含まれる切粉は磁石敷設
板からの磁力を強力に受け、磁石敷設板の吸着力を効率
よく発揮でき、該使用済切削油からの切粉分離を効率よ
く行なえることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切粉吸着部の斜視図
【図2】切粉吸着部の断面図
【図3】槽内の無端帯上方に切粉吸着部を配した断面図
【図4】槽内の無端帯中間部に切粉吸着部を配した断面
図
図
1 切粉吸着部 2 磁石敷設板 2A 方形鉄板面 2B 磁石 2C ステンレス板 2D 非磁性体 3 中央仮想線 4 誘導樋 5 ホッパー 6 切粉放擲部 7 立上り傾斜部 8 槽 9 歯車 10 歯車 11 掻取板 12 無端帯
Claims (1)
- 【請求項1】 槽の底側に、両側に非磁性体を平行に配
して成る磁石敷設板を、該板に配した非磁性体が後記す
る無端帯の移行方向に向けて水平に配し、且つ該板の両
側に配した非磁性体に平行した中央仮想線上方に当る位
置に、誘導樋、ホッパを組合せ、その他適宜手段から成
る使用済切削油を投下する使用済切削油投下部をのぞま
せて成る切粉吸着部を配し、切粉吸着部に配した該板の
一方端に、先端を切粉放擲部とする立上り傾斜部を延長
して形成するとともに、該板の他方端側と、該立上り傾
斜部の先端の切粉放擲部に、一方を受動歯車とし、他方
を駆動歯車とする歯車を槽の側板に設けた軸受に回動自
在に軸支し、両歯車には、該板の他方端から立上り傾斜
部先端にかけて、該板の面、立上り傾斜部の面を横切っ
て摺動移行する掻取板を平列に配した無端帯を懸架し、
槽には切粉を分離した切削油回収部を配したことを特徴
とする磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉
を分離する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331248A JPH05138066A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331248A JPH05138066A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138066A true JPH05138066A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18241562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3331248A Pending JPH05138066A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05138066A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101351676B1 (ko) * | 2012-07-26 | 2014-01-14 | 강수동 | 공작기계 칩 배출장치 |
CN110576104A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-12-17 | 上海魁殊自动化科技有限公司 | 一种移动工作台挡边溜油装置 |
CN112973956A (zh) * | 2021-02-22 | 2021-06-18 | 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 | 一种用于基板玻璃生产的铁质杂质电磁吸附装置 |
CN114515840A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-05-20 | 济南森峰激光科技股份有限公司 | 一种基于磁性成型空间的激光快速成型装置及铺粉方法 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3331248A patent/JPH05138066A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101351676B1 (ko) * | 2012-07-26 | 2014-01-14 | 강수동 | 공작기계 칩 배출장치 |
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