JPH0513764Y2 - - Google Patents

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JPH0513764Y2
JPH0513764Y2 JP1987176507U JP17650787U JPH0513764Y2 JP H0513764 Y2 JPH0513764 Y2 JP H0513764Y2 JP 1987176507 U JP1987176507 U JP 1987176507U JP 17650787 U JP17650787 U JP 17650787U JP H0513764 Y2 JPH0513764 Y2 JP H0513764Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は地盤の締固めに用いる輾圧機の改良、
より詳細には、輾圧機から発生する騒音を大幅に
低減させることのできる防音機構を備えた輾圧機
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、タンピングランマーとして知られる
輾圧機は、輾圧板が地盤を叩打する衝撃音に加え
てエンジン及び伝動機構の回転に伴つて発生する
各種の音が重なるため、市街地での作業、特に夜
間における作業に使用する場合には、騒音公害の
対象とされている。このため、従来ではエンジン
のマフラーに改良を加えて排気音を下げる工夫を
施すとか、或いはエンジンや伝動機構などの機体
上半部分をフアスナーにより必要に応じて開閉で
きるようにした布製の袋状防音カバーで被覆する
ようにしたものなどが知られている(実開昭60−
4607号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように輾圧機の騒音をなくすための手段
として、機体の上半部を袋状の防音カバーにより
被覆することは、確かにエンジンや伝動機構部分
から発生する騒音を包み込んで直接外部に放出し
ないという点で、全体としての騒音のうちの数パ
ーセントを解消するのに役立つことにはなる。し
かしながら、輾圧機の一方の騒音発生源である輾
圧板が地盤を叩打する部分が全くのオープン状態
となつていることと、機体の上部を袋状防音カバ
ーで被覆したとしても、この防音カバーの下端部
が機体の脚部の外周面と完全に密着されず、僅か
ながら隙間を有することによつて、エンジン部分
の騒音が防音カバーの下端部から外部に漏出する
ことになり、完全な騒音の解消を期待し得ないと
いう問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来における輾圧機の上記のような
問題点を解消するために、エンジンや伝動機構部
分などの機体上部をカバーにより被覆すると共
に、脚部下端に設けられる輾圧板の周囲も防音カ
バーで被覆することにより、ハンドル部分を除く
機体の全体が完全にカバーで被覆されるようにし
て、機体から発生する全ての騒音が直接外部に放
出されないようにした輾圧機の提供を目的とした
ものである。
本考案は、上記のような目的を達成するための
具体的手段として、原動機と動力伝達機構部と脚
部とからなる機体上部の外周面を剛性のある外殻
カバーにより被覆して、該外殻カバーの一部を前
記機体の一部に連結支持させ、この外殻カバーの
下端には輾圧板の外周面を被覆する伸縮カバーを
連結固定したことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案に係る輾圧機においては、ハンドルを
除いた機体上部のエンジン、伝動機構部が剛性の
ある外殻カバーにより被覆されるが、この外殻カ
バーは一部が機体に対して支持固定されるので、
この外殻カバーを利用して、該カバーの下端に伸
縮カバーを吊下げることによつて、上下に可動す
る輾圧板の周囲をも確実に被覆することができ
る。輾圧板を被覆する伸縮カバーは、下面が地盤
と接地した状態において、それ自体が伸縮自在な
ので、輾圧板が上方に跳上がつて地盤から離れた
ときも下面は接地状態を維持したままで地盤と離
れず、輾圧板が次の瞬間に降下して地盤を叩打し
た時の騒音を確実に該伸縮カバー内に封じ込め
る。その結果、機体はハンドルを除く全ての外表
面がカバーにより被覆され、発生する騒音の外部
への放出を大幅に抑制することができる。
〔実施例〕
次に本考案に係る輾圧機の好ましい実施例を図
面により説明すると、第1図に示すように輾圧機
1を構成するエンジン2、動力伝動機構部3及び
この動力伝動機構部3の下方に突出する脚部4と
からなる機体上部の外周面が鋼板製の外殻カバー
5により被覆される。
この外殻カバー5は、第3図に示すように、原
動機2及び動力伝動機構部3を被覆する上部カバ
ー5aと、脚部4を夫々両側部から被覆する左右
一対の下部カバー5bとからなつている。
上部カバー5aは下面が開放された箱形に形成
され、側板に動力伝動機構部3の両側から突出す
るハンドル支持アーム6の挿通を許す透孔7と、
エンジン2の放熱孔8が開設され、この放熱孔8
の外側には、下端が開口された放熱カバー9が取
付けられている。また、上部カバー5aの上面に
はエンジンプラグの突出孔10が開設されてい
て、この突出孔10に蓋11が着脱自在に取り付
けられ、更に背面には、エンジンのリコイルスタ
ータ2aを突出するための透孔12が開設されて
いる。一方、上部カバー5aの下面の周縁には下
面フランジ13が設けられている。
機体の動力伝達機構部3の下面には、夫々脚部
4の外周を両側から挟み込む大きさの半円形の切
欠部14をもつた二つ割の板からなる支持板15
が、動力伝達機構部3と脚部4との連続ボルト1
6を介して水平に固定され、この支持板15の周
縁部に前記箱形の上部カバー5aの下面フランジ
13が取り付けられて、上部カバー5aが支持板
15によつて支持固定されるようになつている。
また脚部4の外周を被覆する下部カバー5b
は、脚部4を左右から包み込むことによつてシリ
ンダ状に接合される一対の樋形部材16からなつ
ていて、これらの樋形部材16の上下両端及び対
向縁に夫々フランジ17,18,19が設けられ
ている。そしてこれらの樋形部材16は、対向縁
フランジ19によつて互いにシリンダ状に接合さ
れると共に、上端フランジ17が前記支持板15
の下面にボルト止めされることにより、上部カバ
ー5aと一体に連続されるようになつている。
一方、前記下部カバー5bと下面フランジ18
には、脚部4の下端における輾圧板20の外周を
被覆するための上下方向に伸縮自在な伸縮カバー
21が吊下げ支持されている。この伸縮カバー2
1は、輾圧板20の外周を包み込むような大きさ
をもつた箱形ベローズからなつていて、輾圧板2
0の最も下方へ伸長された状態においても、下面
が充分地盤23に接地しているような長さを有
し、かつ下面には輾圧板20が地盤23上を移動
したときに伸縮カバー21を地盤23に対してス
ライドできるような橇形の補強枠22が設けられ
ている。
なお、上記の実施例においては、伸縮カバー2
1としてベローズ形のものを使用したが、この伸
縮カバー21はベローズ形のものに限られること
はなく、多数枚のゴム板を鎧状に重ね合わせて屈
伸自在に構成したスカート形のもの、あるいはホ
ーバークラフトにおけるスカートのように全体が
一枚の屈伸自在なゴム膜からなるスカート形のも
のであつてもよい。
〔効果〕
以上に述べたように、本考案に係る輾圧機は、
機体上部の原動機、動力伝動機構部及び脚部が剛
性のある外殻カバーにより被覆されているので、
これらの機構部から発生する騒音が外部に放出さ
れることを確実に防止できる。また本考案の輾圧
機では、一部が機体に支持された剛性のある前記
外殻カバーの下端面に伸縮カバーを吊下げ支持で
きることにより、主たる騒音の発生源である地盤
を叩打する輾圧板の外周を確実に被覆できる。そ
のため、伸縮カバーは内部の輾圧板が上方に跳上
がつたときも、該カバー自体が伸びることによつ
て下面が地面から離れることなく伸縮を繰返し、
叩打音を外部に漏出させないので、輾圧機の騒音
を従来のものに比較して大幅に低減させることが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る輾圧機の一実施例を示す
一部縦断側面図、第2図は第1図の−線にお
ける一部縦断正面図、第3図は外殻カバーの部品
構成を示す斜視図、第4図は使用状態を説明する
一部切欠側面図である。 1……機体、2……エンジン、3……動力伝動
機構部、4……脚部、5……外殻カバー、6……
ハンドル支持アーム、7……透孔、15……支持
板、17,18,19……接合フランジ、20…
…輾圧板、21……伸縮カバー、22……補助
枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 原動機と動力伝動機構部と脚部とからなる機
    体上部の外周面を剛性のある外殻カバーにより
    被覆して、該外殻カバーの一部を前記機体の一
    部に連結支持させ、この外殻カバーの下端には
    輾圧板の外周面を被覆する伸縮カバーを連結固
    定したことを特徴とする防音機構を備えた輾圧
    機。 (2) 外殻カバーが機体上部における動力伝動機構
    の下端部に連結支持されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の防音機構を備えた輾圧
    機。 (3) 外殻カバーが原動機と動力伝動機構部とを包
    み込む箱形の上部カバーと、脚上部を両側から
    包み込んで中心線上で互いに一体に接合される
    と共に、前記上部カバーとはフランジを介して
    互いに上下方向に接合される左右一対の下部カ
    バーとからなつている実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の防音機構を備えた輾
    圧機。
JP1987176507U 1987-11-20 1987-11-20 Expired - Lifetime JPH0513764Y2 (ja)

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JP1987176507U JPH0513764Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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JPH0184308U JPH0184308U (ja) 1989-06-05
JPH0513764Y2 true JPH0513764Y2 (ja) 1993-04-13

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ID=31468238

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6327517B2 (ja) * 1981-11-30 1988-06-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6327517B2 (ja) * 1981-11-30 1988-06-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0184308U (ja) 1989-06-05

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