JPH05137451A - コンバインにおける穀粒排出用オーガの制御装置 - Google Patents

コンバインにおける穀粒排出用オーガの制御装置

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JPH05137451A
JPH05137451A JP30448491A JP30448491A JPH05137451A JP H05137451 A JPH05137451 A JP H05137451A JP 30448491 A JP30448491 A JP 30448491A JP 30448491 A JP30448491 A JP 30448491A JP H05137451 A JPH05137451 A JP H05137451A
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Teruo Minami
照男 南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を複雑化することなくオーガの格納位置
への旋回移動時における旋回位置を正確に検出できるよ
うにして操作性の向上を図る。 【構成】 穀粒排出用オーガ6の機体Vに対する旋回位
置を検出するための旋回位置検出センサPが、オーガ6
の旋回に伴う変位を伝達する機械式の伝達機構Dによっ
てオーガ6に連係されて設けられ、起動指令に基づいて
オーガ6を機体Vに対する格納位置に旋回移動させるよ
うに、旋回位置検出センサPの情報に基づいてオーガ6
の旋回用アクチュエータ16の作動を制御する制御手段
100が、オーガ6を格納位置に旋回移動させるときに
は、オーガ6を同一旋回方向で格納位置に接近させるよ
うに、旋回用アクチュエータ16を作動させることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒排出用オーガの機
体に対する旋回位置を検出するための旋回位置検出セン
サが、前記オーガの旋回に伴う変位を伝達する機械式の
伝達機構によって前記オーガに連係されて設けられ、起
動指令に基づいて前記オーガを前記機体に対する格納位
置に旋回移動させるように、前記旋回位置検出センサの
情報に基づいて前記オーガの旋回用アクチュエータの作
動を制御する制御手段が設けられたコンバインにおける
穀粒排出用オーガの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインにおける穀粒排出用オー
ガの制御装置においてオーガを機体に対する格納位置に
旋回移動させる場合には、従来、旋回位置検出センサで
検出される旋回位置情報からオーガの格納位置に近接す
る方向を判断し、その方向にオーガを旋回移動させてか
ら格納位置にて旋回移動を停止させるようにしていた
(例えば、本出願人が先に提案した特願平1−1560
73号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、旋回位置検出センサが機械式の伝達機構、
例えばギヤ機構を介してオーガの旋回に伴う変位を検出
するように構成されていたために、その伝達機構におい
てバックラッシュ等の機械的なガタが発生することは避
けられず、そのガタの影響によって同じ格納位置に対し
て左右両旋回方向から旋回移動させた場合に旋回位置検
出センサの検出値が異なるものになり、オーガの旋回位
置情報に誤差が生じていた。このため、格納位置に旋回
移動後にオーガを下降させて格納用の受止め具に格納さ
せるときにオーガが受止め具の正規の位置で受け止めら
れなかったり、あるいは、オーガが受止め具の正規の位
置以外の箇所に接触して装置を破損させるおそれもあっ
た。そこで、これら問題点の対策として、機械式の伝達
機構をガタのないような高精度な機構にする等の手段が
考えられるが、この場合は装置が複雑化するという別の
問題点があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、装置を複雑化することなく、オ
ーガの格納位置への旋回移動時の旋回位置を正確に検出
できるようにして前記問題点を解消させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンバイン
における穀粒排出用オーガの制御装置の第1の特徴構成
は、前記制御手段は、前記オーガを前記格納位置に旋回
移動させるときには、前記オーガを同一旋回方向で前記
格納位置に接近させるように、前記旋回用アクチュエー
タを作動させるように構成されている点にある。
【0006】また第2の特徴構成は、前記制御手段は、
前記格納位置を中心として左右両側の旋回方向夫々に設
定された左側旋回領域と右側旋回領域とのいずれか一方
の旋回領域から前記オーガを前記格納位置に旋回移動さ
せるときには、その旋回領域で定められた旋回方向にて
前記格納位置をいったん通過させるように旋回移動させ
た後逆方向に旋回移動させて前記格納位置に達すると旋
回移動を停止させ、且つ、他方の旋回領域から前記オー
ガを前記格納位置に旋回移動させるときには、その旋回
領域で定められた旋回方向にて旋回移動させて前記格納
位置に達すると旋回移動を停止させるように構成されて
いる点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、旋回位置検
出センサをオーガに連係させている機械式の伝達機構、
例えばギヤ機構にバックラッシュ等の機械的なガタがあ
っても、オーガを同一旋回方向で格納位置に接近させる
ように旋回移動させるので、上記伝達機構はその機械的
なガタ範囲の両端部のうちの一方の端部に寄せられて位
置することになり、これにより、旋回位置検出センサの
検出値とオーガの旋回位置とは上記格納位置に接近する
旋回移動時において常に一致することになってガタの影
響を受けなくなる。
【0008】また第2の特徴構成によれば、格納位置を
中心とした左右両側の旋回領域夫々において格納位置へ
の旋回移動時の旋回方向を定めることができ、例えば、
それらを格納位置までの旋回距離が短くなるような旋回
方向に定めることによって格納位置への旋回移動時間を
短縮することができ、同時に、格納位置での停止にあた
っては、一方の旋回方向から旋回移動した場合にはいっ
たん格納位置を通過してから逆方向に旋回移動させられ
て他方の旋回方向と同一の旋回方向から接近させられの
で、前述のように機械的なガタの影響を受けずに正規の
格納位置で旋回移動を停止させることができる。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明の第1の特徴構成によれ
ば、装置を複雑化することなくオーガの格納位置への旋
回移動時における旋回位置を正確に検出できるようにな
り、もって、前記問題点が解消され、簡素な構成であり
ながらも操作性に優れた穀粒排出用オーガの制御装置を
得ることができる。
【0010】また第2の特徴構成によれば、第1の特徴
構成による効果を維持しながらも、格納位置へ迅速にオ
ーガを旋回移動して作業能率を向上させることができ、
もって、一層操作性に優れた穀粒排出用オーガの制御装
置を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図8及び図9に示すように、コンバインは、左右
一対のクローラ走行装置1を備えた機体Vの前部に刈取
部2が設けられ、その刈取部2の後方側に、操縦部3、
刈取部2にて刈り取られた穀稈を脱穀して穀粒を選別回
収する脱穀装置4、及び、その脱穀装置4にて選別回収
される穀粒を貯溜する穀粒タンク5が搭載されている。
【0012】そして、前記穀粒タンク5に貯溜された穀
粒を機外に排出するための穀粒排出用オーガ6が、前記
穀粒タンク5の後部側において旋回自在で、且つ、昇降
自在に設けられている。尚、図8中、Eはエンジン、7
は前記オーガ6をその格納位置(図9に示す状態)にお
いて受け止め載置した状態で支持する受止具、8は前記
オーガ6が前記受止具7に載置された状態で固定するた
めの手動操作式のロック装置である。
【0013】前記穀粒タンク5の底部に、タンク内の穀
粒を機体後方側へ搬送してタンク外へ排出する底部スク
リューコンベア9が設けられ、その底部スクリューコン
ベア9の搬送終端部から上方に向けて穀粒を揚送する縦
スクリューコンベア10が設けられ、そして、その縦ス
クリューコンベア10の上端部に揚送される穀粒を前記
オーガ6の先端側に形成された排出口6aに向けて搬送
する横スクリューコンベア11が、前記オーガ6に内装
されて設けられている。
【0014】但し、詳述はしないが、前記底部スクリュ
ーコンベア9、前記縦スクリューコンベア10、前記横
スクリューコンベア11の夫々は、ベベルギヤ等を利用
してそれらの軸同士が一体回転するように連動連結され
ている。そして、前記底部スクリューコンベア9の搬送
上手側となる前記穀粒タンク5の機体前方側端部に、前
記底部スクリューコンベア9を回転駆動するための入力
プーリ12が設けられている。
【0015】前記オーガ6の旋回操作構造について説明
すれば、図6及び図7に示すように、前記横スクリュー
コンベア11の基端部に連結された接続ケース11A
が、前記縦スクリューコンベア10の上端部において、
前記縦スクリューコンベア10のスクリュー軸芯に一致
する縦軸芯Y周りに回動自在に外嵌されている。前記接
続ケース11Aより下方の前記縦スクリューコンベア1
0の上端外周部に外嵌する筒状体20が、前記縦スクリ
ューコンベア10に設けた環状凸部21によって支持さ
れ、この筒状体20で支持されて斜め上方に伸びる一対
のフランジ18が棚板19を支持している。尚、前記棚
板19は、前記一対のフランジ18に挟まれた端部箇所
で前記筒状体20に固着されると共に、前記一対のフラ
ンジ18とは反対側箇所で、前記脱穀装置4に一端を固
着された断面がL型のL型フランジ24にネジ止めされ
て固定されている。
【0016】前記棚板19には、旋回用アクチュエータ
としての電動モータ16が取り付けられ、そして、この
電動モータ16によって回動駆動されるギヤ15が、前
記接続ケース11Aの下端部外側面に設けられている旋
回駆動用ギヤ14に咬合し、もって、前記電動モータ1
6を正逆転駆動するに伴って、前記オーガ6が前記縦軸
芯Y周りに旋回操作され、且つ、前記電動モータ16を
停止させるに伴って、旋回移動を停止するように構成さ
れている。但し、前記接続ケース11Aの下端部の所定
外周位置に係止部材29が下方に向けて設けられ、この
係止部材29が前記筒状体20の外周面の所定円周位置
に取り付けられた一対のリミットスイッチL1,L2に
当るときの検出情報に基づいて、前記電動モータ16が
自動的に停止され、これによって前記オーガ6が決めら
れた旋回範囲A内でのみ旋回移動されるようになってい
る。尚、前記旋回範囲Aを、前記格納位置を中心として
左側の旋回方向に位置する左側旋回領域ALと、右側の
旋回方向に位置する右側旋回領域ARとに分割している
(図9参照)。
【0017】前記オーガ6の機体Vに対する旋回位置を
検出するための多回転型のポテンショメータを利用した
旋回位置検出センサPが、前記棚板19に取り付けられ
て設けられ、前記センサPの回転軸P1にはセンサギヤ
22が取付られ、このセンサギヤ22が前記電動モータ
16によって回動駆動されるギヤ15に咬合している。
ここで、前記旋回駆動用ギヤ14、前記ギヤ15及び前
記センサギヤ22からなるギヤ機構によって、オーガ6
の旋回に伴う変位を伝達する機械式の伝達機構Dが構成
されている。尚、前記オーガ6の旋回位置は旋回位置検
出センサPの電圧値Vxとして検出され、その電圧値V
xはオーガ6が右に旋回するほど大きくなるようになっ
ている。
【0018】前記オーガ6の昇降操作構造について説明
すれば、図6に示すように、前記横スクリューコンベア
11の基端部は、前記接続ケース11Aの上端部におい
て、前記縦軸芯Yに交差する横軸芯X周りにも回動自在
に枢着されている。そして、前記横スクリューコンベア
11の基端部にその基端部箇所を固定され、前記横軸芯
X周りの回動動作に一体的に連動して回動するアーム3
2の先端部と、前記接続ケース11Aとの間に、昇降用
の油圧シリンダ17が設けられ、もって、この油圧シリ
ンダ17を伸長させるに伴って前記オーガ6が上昇操作
され、且つ、前記油圧シリンダ17を縮小させるに伴っ
て前記オーガ6が下降操作されるようになっている。
尚、図中L3は前記オーガ6が上限位置にあるときにO
N作動する上限リミットスイッチである。
【0019】前記操縦部3には、図1に示すように、手
動操作式の複数個のスイッチを備えた操作部25が設け
られ、前記操作部25には、押し操作している間のみ、
上昇、下降、左旋回、右旋回の夫々を各別に指示する4
個の押しボタン式の手動スイッチS1〜S4を備えた手
動旋回操作部Mが設けられている。つまり、手動スイッ
チS1〜S4によって前記オーガ6の手動による旋回及
び昇降移動操作の起動指令を発生させられ、この起動指
令に基づいて前記旋回用電動モータ16及び前記昇降用
油圧シリンダ17が駆動されるように構成されている。
【0020】又、後述のように、前記オーガ6の位置を
自動的に格納位置に移動させる自動収納操作と、または
前記オーガ6の位置を自動的に排出位置に移動させる自
動旋回操作ができるようになっており、S5はそのため
のオートスイッチであって、このスイッチS5を操作す
ることにより前記オーガ6が格納位置にあるときには排
出位置に、また前記オーガ6が格納位置以外の位置にあ
るときには格納位置に自動的に移動させることができる
ようになっている。26は前記オーガ6が格納位置にあ
るか否かを表示する表示ランプであってオーガ6が格納
位置にあるときに点灯するようになっている。又、S7
は前記排出位置を切換設定する排出位置設定ボリュウ
ム、S6は前記オーガ6を非常停止させるための停止ス
イッチ、27は前記電動モータ16の駆動回路、28は
前記シリンダ17の制御弁である。
【0021】図7及び図9に示すように、前記オーガ6
の旋回範囲A内に規制領域Kが設定されており、規制領
域Kは、操縦部3付近の所定旋回範囲Aで、且つ、上限
高さ未満の領域である。規制領域Kにおいては、基本的
に前記オーガ6が所定高さまで上昇されていない場合に
は、旋回規制範囲Kに旋回移動するのが禁止されてい
る。但し、前記規制範囲Kの両端には夫々境界領域A
1,A2が設定され、この境界領域A1,A2において
は、前記オーガ6が所定高さまで上昇されていない場合
でも、規制領域Kから離間する方向への旋回は許容され
ている。つまり、規制範囲Kの右端の境界領域A1にお
いては右方向、左端の境界領域A2においては左方向へ
の旋回移動が許容されている。尚、オーガ6が境界領域
A1,A2の両端の境界に位置するときの前記旋回位置
検出センサPの電圧値Vxが、予め設定記憶されてお
り、その電圧値Vxを低い順に並べるとVL1,VL
2,VR2,VR1となる。
【0022】次に、オーガ6を旋回移動並びに昇降移動
させる制御構成について説明する。図1に示すように、
マイクロコンピュータ利用の制御装置Hが設けられ、そ
の制御装置Hに前記操作部25の各スイッチS1〜S
6、前記排出位置設定ボリウムS7,前記リミットスイ
ッチL1,L2,L3及び前記旋回位置検出センサPか
らの各信号が入力されており、制御装置Hからは、前記
旋回用電動モータ16を駆動するモータ駆動回路27及
び前記昇降用油圧シリンダ17を制御する制御弁28に
対して夫々駆動信号が出力されている。
【0023】前記制御装置Hを利用して、前記操作部2
5からの起動指令に基づいて前記オーガ6を前記機体V
に対する前記格納位置に旋回移動させるように、前記旋
回位置検出センサPの情報に基づいて前記オーガ6の旋
回用電動モータ16の作動を制御する制御手段100が
構成され、この制御手段100が、前記右側旋回領域A
Rから前記オーガ6を前記格納位置に旋回移動させると
きには、左旋回方向にて前記格納位置をいったん通過さ
せるように旋回移動させた後逆方向(右旋回方向)に旋
回移動させて前記格納位置に達すると旋回移動を停止さ
せ、且つ、左側旋回領域ALから前記オーガ6を前記格
納位置に旋回移動させるときには、右旋回方向にて旋回
移動させて前記格納位置に達すると旋回移動を停止させ
るように、前記旋回用電動モータ16を作動させるよう
に構成されている。これにより、前記オーガ6を前記格
納位置に旋回移動させるときには、前記オーガ6を同一
旋回方向(右旋回方向)にて前記格納位置に接近させて
旋回停止させることができるようになっている(図9参
照)。
【0024】次に図2〜図5に示すフローチャートに基
づいて、制御装置Hの動作について説明する。
【0025】先ず、図2に示すように、操作部25の入
力をチェックして動作モードを判別する。手動スイッチ
S1〜S4がONされていれば手動モード、オートスイ
ッチS5がONされていれば自動旋回モードあるいは自
動収納モードを夫々起動する。ところで、オートスイッ
チS5がONされたとき、前記旋回位置検出センサPの
電圧値Vxが、格納位置における電圧値Vhとほぼ等し
ければ自動旋回モード、等しくなければ自動収納モード
を起動する。図中、F1及びF2は、夫々自動旋回モー
ド及び自動収納モード用の制御フラグである。
【0026】手動モードにおける動作を説明する(図3
参照)。左旋回スイッチS1がONのときは、リミット
スイッチL1がONするまで左旋回出力される。但し、
前記電圧値Vxが、VL2とVR1の間にある場合に
は、上限リミットスイッチL3がONのときのみ左旋回
出力される。右旋回スイッチS2がONのときは、リミ
ットスイッチL2がONするまで右旋回出力される。但
し、前記電圧値Vxが、VL1とVR2の間にある場合
には、上限リミットスイッチL3がONのときのみ右旋
回出力される。上昇スイッチS3がONのときは、上限
リミットスイッチL3がONするまで上昇出力される。
下降スイッチS4がONのときは、下降出力される。但
し、前記電圧値Vxが、VL1とVR1の間にある場合
には、下降出力は禁止される。
【0027】自動旋回モード(図4参照)では、一旦上
限リミットスイッチL3がONするまで上昇出力してか
ら、前記旋回位置検出センサPの電圧値Vxが、排出位
置における電圧値Vsとほぼ等しくなるまで旋回出力さ
れる。
【0028】自動収納モード(図5参照)では、一旦上
限リミットスイッチL3がONするまで上昇出力してか
ら、格納位置に旋回移動される。但し、前述のように、
右側旋回領域ARから格納位置に旋回移動させるときに
は、左旋回させて格納位置にあることを確認してからそ
れを通過させるように所定時間左旋回させた後右旋回さ
せて格納位置に達すると旋回移動を停止させる。格納位
置に達すると所定時間下降出力される。
【0029】〔別実施例〕上記実施例では、穀粒排出用
オーガ6に連係されてその旋回位置を検出するセンサP
として、多回転型のポテンショメータを利用するものを
例示したが、これに限らず、リニアセンサ等を利用した
ものでもよい。又、上記センサPを穀粒排出用オーガ6
に連係させてその変位を伝達する機械式の伝達機構Dを
ギヤ機構で構成したが、これに限らずリンク機構等でも
よい。
【0030】又、上記実施例では、右側旋回領域ARか
ら前記オーガ6を格納位置に旋回移動させるときには、
左旋回方向にて格納位置をいったん通過させた後逆方向
(右旋回方向)に旋回移動させて格納位置に停止させて
いたが、右側旋回領域ARではなく左側旋回領域ALか
らの格納位置への旋回移動を上記のようにしてもよい。
【0031】又、旋回範囲Aの全ての領域からの格納位
置への旋回移動を同一の旋回方向、例えば、右旋回方向
のみにて行い、前記のような旋回方向の反転を行わない
ようにしてもよい。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】制御作動のフローチャート
【図3】制御作動のフローチャート
【図4】制御作動のフローチャート
【図5】制御作動のフローチャート
【図6】オーガの旋回及び昇降の操作構成を示す側面図
【図7】オーガの旋回の操作構成を示す平面図
【図8】コンバインの全体側面図
【図9】コンバインの全体平面図
【符号の説明】
6 穀粒排出用オーガ 16 旋回用アクチュエータ 100 制御手段 AL 左側旋回領域 AR 右側旋回領域 D 伝達機構 P 旋回位置検出センサ V 機体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒排出用オーガ(6)の機体(V)に
    対する旋回位置を検出するための旋回位置検出センサ
    (P)が、前記オーガ(6)の旋回に伴う変位を伝達す
    る機械式の伝達機構(D)によって前記オーガ(6)に
    連係されて設けられ、起動指令に基づいて前記オーガ
    (6)を前記機体(V)に対する格納位置に旋回移動さ
    せるように、前記旋回位置検出センサ(P)の情報に基
    づいて前記オーガ(6)の旋回用アクチュエータ(1
    6)の作動を制御する制御手段(100)が設けられた
    コンバインにおける穀粒排出用オーガの制御装置であっ
    て、 前記制御手段(100)は、前記オーガ(6)を前記格
    納位置に旋回移動させるときには、前記オーガ(6)を
    同一旋回方向で前記格納位置に接近させるように、前記
    旋回用アクチュエータ(16)を作動させるように構成
    されているコンバインにおける穀粒排出用オーガの制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバインにおける穀粒
    排出用オーガの制御装置であって、 前記制御手段(100)は、前記格納位置を中心として
    左右両側の旋回方向夫々に設定された左側旋回領域(A
    L)と右側旋回領域(AR)とのいずれか一方の旋回領
    域(AR)から前記オーガ(6)を前記格納位置に旋回
    移動させるときには、その旋回領域で定められた旋回方
    向にて前記格納位置をいったん通過させるように旋回移
    動させた後逆方向に旋回移動させて前記格納位置に達す
    ると旋回移動を停止させ、且つ、他方の旋回領域(A
    L)から前記オーガ(6)を前記格納位置に旋回移動さ
    せるときには、その旋回領域で定められた旋回方向にて
    旋回移動させて前記格納位置に達すると旋回移動を停止
    させるように構成されているコンバインにおける穀粒排
    出用オーガの制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105265151A (zh) * 2015-10-30 2016-01-27 广西金神农生态农业科技开发有限公司 一种耐寒性沃桔幼苗的培育方法

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CN105265151A (zh) * 2015-10-30 2016-01-27 广西金神农生态农业科技开发有限公司 一种耐寒性沃桔幼苗的培育方法

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