JPH051372U

JPH051372U - 額縁

Info

Publication number: JPH051372U
Application number: JP7973791U
Authority: JP
Inventors: 清前橋
Original assignee: ニチレイマグネツト株式会社; 清前橋
Priority date: 1991-06-27
Filing date: 1991-06-27
Publication date: 1993-01-14
Anticipated expiration: 2005-09-27
Also published as: JPH0741413Y2

Abstract

(57)【要約】【構成】基板全面に貼ったシート状マグネットとマグ
ネット周縁部に枠状に設けたスチール板との間に磁力に
よって大型写真を固定し、前記枠状スチール板表面に装
飾面を有する大型枠を一体化し、枠状スチール板の開口
部に内接して平板状スチール板を設け、平板状スチール
板に小型写真を介在して複数の小型額縁を磁力により固
定した額縁。【効果】平板状スチール板を剥がすと、小型写真及び
小型額縁も同時に外すことができ、小型写真表示と大型
写真表示とを即座に切り替えることができ、表示の切り
替えを迅速に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は面積の広い１個の額縁に一枚物の大きな写真を飾るだけでなく、必要に応じて小さな写真複数枚を一度に表示することができ、かつ、大型写真と小型写真との表示切り替えを即座に行うことのできる額縁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の額縁は長方形のものを縦長又は横長に方向を選択して使用するに過ぎず、額縁全面を利用する大型写真用と小型写真用とに使い分けすることができるものは無く、個別的に額縁が必要であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は１枚の額縁を額縁全面に表示する大型表示用と、複数枚の小型表示用とに使い分けすることができ、しかも、その表示物の変更を即座に行うことができる製品を得ようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的を達成するために、基板の表面に磁性板を貼着し、磁性板の全周縁にわたって枠状の介在シートを着脱自在に設け、前記磁性板と枠状介在シートとの間に写真等の表示物を挟持するようにし、枠状介在シート開口部に内接して平板状介在シートを着脱自在に設け、枠状介在シート表面に装飾面を有する大型枠を設け、かつ、平板状介在シート表面に表示物を介して着脱することのできる複数の小型額縁を設けたものである。

【０００５】

【作用】

本考案品に写真を表示する場合について説明する。まず、大型写真を表示するときは第３図に示すように、小型額縁及び平板状介在シートを剥がし、次に枠状介在シートと共に大型枠を外して磁性板上の所定位置に大型写真を置き、更に介在シートと共に大型枠を置くことにより写真は固定される。小型写真は平板状介在シートと小型額縁との間に磁力によって挟持し、平板状介在シートを大型枠の写真表示部分に内接して吸着することにより表示することができる。

【０００６】平板状介在シートをめくると複数の小型写真を一度に外すことができるので、大型写真用と小型写真用との表示切り替えを即座に行うことができる。

【０００７】

【実施例】

１は基板で、木又は合成樹脂等の任意の素材から成り、表裏面共に周側壁が形成されている。２は基板１の表面に貼着したシート状マグネット、３はシート状マグネット２の全周縁にわたって設けた枠状の介在シートで、スチール板によって形成されている。４は枠状介在シート３の表面側に設けた大型枠で、表面に模様を施したシート状マグネットによって形成されている。５はスチール板から成る平板状介在シートで、枠状介在シート３の開口部に内接しシート状マグネット２に吸着されている。６は表面に模様を施したシート状マグネットにより形成した小型額縁で、平板状介在シート５の表面に複数個並列して吸着されている。７は基板１及びシート状マグネット２を貫通した孔で、平板状介在シート５と対応する位置に設けられている。８は小型額縁６と平板状介在シート５との間に吸着固定した小型写真、９はシート状マグネット２と枠状介在シート３間に吸着固定した大型写真である。

【０００８】上記実施例において、大型写真９を装着したい場合は第２図に示すように孔７から指を入れて平板状介在シート５を押し上げ、小型額縁６と共に外した後、枠状介在シート３とシート状マグネット２、または大型枠４と枠状介在シート３との間に大型写真９を挟持して表示することができる。一方、小型写真を表示したいときは小型写真を挟持した平板状介在シート５と小型額縁６とを元の位置に嵌め合わせる。大型写真表示用として使用しているときに、額縁から剥がした平板状介在シート及び小型額縁は基板裏面に設けた凹部に収納することもできる。

【０００９】上記実施例では基板１の表面にシート状マグネット２を貼着したが、シート状マグネットに代えてスチール板を貼着し、枠状介在シート及び平板状介在シートにシート状マグネットを用い、大型枠及び小型額縁の介在シートとの対応面にスチール板を貼着したものを用いても同様の作用効果を得ることができる。

【００１０】上記実施例では着脱自在な固定手段としてマグネットとスチール板を用いたが、これに限られず、反復して着脱できるものであれば良く、例えば発泡性の吸着シートや弱粘性の粘着剤を用いても良い。また、基板は一枚板状に限らず格子状や多孔板でも良い。大型枠及び小型額縁は裏面に着脱自在な貼着手段を設けることができれば良く、木製、合成樹脂製など素材は自由である。

【００１１】上記実施例では、額縁裏面の孔から平板状介在シートを指で押すことにより、小型額縁及び小型写真も同時に外すことができる。従って、例えば、自然現象や動物など変化の状態を連続撮影した写真を小型額縁に納めて連続して表示し、その中の最も重要なもの又は最終の状態を大型写真として納めておくと、必要に応じて大型と小型写真表示とをワンタッチで切り替えることができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記のような構成及び作用を有するので、表示物に応じて額縁の大きさを選択使用でき、また、自然現象等を連続的に表示したものを並列した複数の小型額縁に納めて表示し、最も重要な場面を大型枠に納め、大型表示物と小型表示物とを簡単かつ迅速に切り替えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による額縁の一実施例を示す平面図であ
る。

【図２】第１図の拡大断面図である。

【図３】額縁の使用状態を示す要部拡大斜視図である。

【符号の説明】

１…基板２…シート状マグネット３…枠状介在シート４…大型枠５…平板状介在シート６…小型額縁８…小型写真９…大型写真

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基板の表面に磁性板を貼着し、磁性板の
全周縁にわたって枠状の介在シートを着脱自在に設け、
この枠状介在シート開口部に内接して平板状介在シート
を着脱自在に設け、枠状介在シート表面に装飾面を有す
る大型枠を設け、かつ、平板状介在シート表面に複数の
小型額縁を着脱自在に設けたことを特徴とする額縁。
【請求項２】磁性板としてシート状マグネットを用
い、枠状及び平板状介在シートにスチール板を用い、表
面に装飾層を有するシート状マグネットから成る大型枠
及び小型額縁を吸着して成る請求項１記載の額縁。
【請求項３】磁性板としてスチール板を用い、枠状及
び平板状介在シートにシート状マグネットを用い、大型
枠及び小型額縁の裏面にスチール板を貼着して成る請求
項１記載の額縁。