JP3042818U - 掲示用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモ、予定表、伝票等を身近な箇所に手軽
に、且つ掲示物を取り除いた後でも掲示する箇所に痕
跡、汚れ及び傷等を付けずに繰り返し使用することがで
きる掲示用具の提供。 【解決手段】 学習机、事務用机、その他日常生活で用
いる物体の一部に貼付して、紙片等の掲示物を自在に掲
示したり取り外したりすることのできる掲示用具であっ
て、裏面に接着剤または粘着剤等の塗布面２を有する磁
性材料の板体１と、この磁性材料の板体１に着脱自在に
吸着できるマグネット留め具５とより成ることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、学校、家庭、企業、役所、その他日常生活に密着した掲示用具に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

通常は、磁性材料で出来た物体表面に、マグネット留め具を用いて紙片などの 掲示物を挟んで掲示したり、クリップとマグネット留め具を合体させ、前記磁性 材料で出来た物体にマグネット側を吸着させクリップで紙片等の掲示物を挟持し 掲示したり、或は木製の掲示板に画鋲で紙片を刺し通して掲示している場合が多 い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

然しながら、掲示板等が設置された場所以外では自由に掲示がしにくく、また 画鋲などで傷をつけたくない場所では掲示が出来ない等、不便な場合が多いとい う課題がある。

【０００４】 この考案は、上述の点に着目して成されたもので、メモ、予定表、伝票等の紙 片を身近な箇所に手軽に、且つ糊、画鋲その他の貼付用材料を不使用とすること で、掲示物を取り除いた後でも掲示する箇所に痕跡、汚れ及び傷等を付けずに繰 り返し使用することができる掲示用具を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。

【０００６】 （１） 学習机、事務用机、その他日常生活で用いる物体の一部に貼付して、紙 片等の掲示物を自在に掲示したり取り外したりすることのできる掲示用具であっ て、裏面に接着剤または粘着剤等の塗布面を有する磁性材料の板体と、この磁性 材料の板体に着脱自在に吸着できるマグネット留め具とより成ることを特徴とす る掲示用具。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下にこの考案の実施の形態を説明する。

【０００８】 図１は、磁性材料の板体を長方形状とした場合の表側の平面図、図２は磁性材 料の板体の裏面の状態を示す平面図、図３は掲示用具として使用している状況を 示す平面図、図４はマグネット留め具の斜視図である。

【０００９】 図面について説明すれば、１は磁性材料の板体であって、マグネット留め具５ の受け側となり掲示板の役目を成し、磁性材料の板体１の裏面１ａは図２に示す ように接着剤または粘着剤等の塗布面２を保護するように絶縁紙３を剥離可能に 貼付してある。５は磁性材料の板体１に着脱自在に磁気吸着できるマグネット留 め具であって、図３に示すように、掲示物となるメモ、予定表、伝票等の紙片４ を磁性材料の板体１の表面に当てがいマグネット留め具５の前記磁性材料の板体 １への吸着力によって、マグネット留め具５と磁性材料の板体１の間に前記メモ 、予定表、伝票等の紙片４を挟み込んで、ずれることなく挟持して掲示すること ができ、且つマグネット留め具５の吸着力を利用しているために、前記メモ、予 定表、伝票等の紙片４からなる掲示物を容易に除去可能であり、迅速且つ容易に 掲示物を掲示したり取り除いたりすることができる。

【００１０】 なお、種々の色を選択して磁性材料の板体１の表面を、例えば貼着面と同一と することによって色彩観や体裁を損なうことなく使用でき、また感性に合わせて 自由に色を選択し色彩豊かにしてもよい。

【００１１】 上述の構成に基づいて作用を説明する。

【００１２】 使用に際しては、壁、机等所望の箇所を自由に選定し、剥離可能な絶縁紙３を 磁性材料の板体１の裏面１ａから剥がし、接着剤または粘着剤等の塗布面２を露 出し、前記所望の箇所に前記接着剤または粘着剤等の塗布面２を当接して貼付し 、掲示板の役目を成す前記磁性材料の板体１を固定する。次にこの磁性材料の板 体１の表面に希望のメモ、予定表、伝票等の紙片４を当接し、このメモ、予定表 、伝票等の紙片４の上面よりマグネット留め具５を当接すると前記磁性材料の板 体１との磁気吸着作用が働いて、前記メモ、予定表、伝票等の紙片４を挟持して 掲示することができる。

【００１３】 そしてメモ、予定表、伝票等の紙片４は、マグネット留め具５を着脱して自由 に且つ迅速に交換出来、掲示板の役目を成す磁性材料の板体１の表面には、痕跡 や汚れ及び傷等を残すことなく繰り返し使用することができる。

【００１４】 なおまた、掲示板の役目をする磁性材料の板体１の表面にユーザーの使用目的 に合わせて、例えば使用者が受験勉強中であれば、必勝という文字を表示（図１ 、図３参照）してもよく、また日々是好日という文字を印字することもできる。

【００１５】 更に付け加えるならば、掲示板の役目をする磁性材料の板体１の形状は、長方 形でも正方形でも、丸型でも角型でも何れでも良い。

【００１６】

【考案の効果】

この考案によれば、メモ、予定表、伝票等を身近な箇所に手軽に、且つ糊、画 鋲その他の貼付用材料を不使用とすることで、掲示物を取り除いた後でも掲示す る箇所に痕跡、汚れ及び傷等を付けずに、自由に且つ迅速に繰り返し使用するこ とができる。

【００１７】 なお、磁性材料の板体１の表面に使用者のその時の状況に応じて適切な文字を 印字したり、また磁性材料の板体１の表面を色彩豊かにすることによって、使用 者の気持ちを発奮させたり、気持ちを和ませたりなど心理面で副次的効果も期待 できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 磁性材料の板体を長方形状とした場合の表側
の平面図

【図２】 磁性材料の板体の裏面の状態を示す平面図

【図３】 掲示用具として使用している状況を示す平面
図

【図４】 マグネット留め具の斜視図

【符号の説明】

１ 磁性材料の板体 ２ 接着剤または粘着剤等の塗布面 ３ 絶縁紙 ４ メモ、予定表、伝票等の紙片４ ５ マグネット留め具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 学習机、事務用机、その他日常生活で用
   いる物体の一部に貼付して、紙片等の掲示物を自在に掲
   示したり取り外したりすることのできる掲示用具であっ
   て、裏面に接着剤または粘着剤等の塗布面を有する磁性
   材料の板体と、この磁性材料の板体に着脱自在に吸着で
   きるマグネット留め具とより成ることを特徴とする掲示
   用具。