JPH0513688U - 繊維マツト等の切断用治具 - Google Patents

繊維マツト等の切断用治具

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JPH0513688U
JPH0513688U JP057663U JP5766391U JPH0513688U JP H0513688 U JPH0513688 U JP H0513688U JP 057663 U JP057663 U JP 057663U JP 5766391 U JP5766391 U JP 5766391U JP H0513688 U JPH0513688 U JP H0513688U
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JP
Japan
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pedestal
cover
work
pin
jig
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Application number
JP057663U
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English (en)
Inventor
幸俊 引田
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状不安定なワ−クを正確に位置決めし、レ
−ザ切断機等で高寸法精度で切断可能とする治具を提供
する。 【構成】 受け台1と、カバ−3の周縁をそれぞれ傾斜
面に形成し、これら受け台とカバ−に共通のピン5を挿
通する孔4を複数対形成し、カバ−を押圧する複数のク
ランプ6を設置するか、係止爪を有するピンを使用する
場合には、受け台の孔の周りの一部にピンの係止爪と係
合する突起を設ける。ワ−クを受け台に乗せ、その上に
カバ−を被せてピンをカバ−と受け台の孔に挿通し、ピ
ンの係止爪を受け台の突起に係合させるか、クランプを
回動してカバ−の上面を押圧してワ−クの厚さを規制
し、カバ−の傾斜面に形成した周縁外方のワ−クにレ−
ザ切断機8等のビ−ムの焦点を結ばせてワ−クを切断す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、繊維強化樹脂の成形に使用する強化用繊維マット等の切断成形の際 に用いる治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車の外板等に繊維強化樹脂(FRP)が使用されるようになった。 このFRPの成形に際しては、ガラス繊維等の強化用繊維を予め所定の形状に成 形したプリフォ−ムマットが使用される。 従来、このプリフォ−ムマットの切断成形は、図6Aに示すように、ガラス繊 維等で予備成形したワ−クWを受け台20に乗せてその上にカバ−21を被せ、その 周りをレ−ザ切断機又はウォ−タジェット切断機8を使用して切断し、図6Bに 示すように、ワ−クWを破線22で示す線に沿って切断して所定の形状に仕上げて いる。 実開昭57−65786号公報には、上半部を円錐状としたレ−ザ切断用受け 台が記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の切断方法では、ガラス繊維等で成形した強化用繊維マットは、その 形状を保つのに不安定な物であるので、受け台20上に正確に位置決めして乗せる のが難しく、カバ−21を使用してもワ−クWが自己の弾力で膨らんでずれを起こ したりする。 レ−ザ切断機等は、焦点付近の出力効率が最高となるので、ワ−クが膨らんで その厚さが増すと、切り残しが出て成形マットの品質不良となる。これを防止す るには、大出力とする必要がある。 また、受け台20やカバ−21の周縁が直角の端面となっているので、レ−ザ切断 機又はウォ−タジェット切断機8の焦点をワ−クの切断位置に合わせ難い。 これらが原因となって製品の寸法精度が出し難く、成形品にばらつきが出る。
【0004】 本考案は、上記の課題を解決し、形状不安定なワ−クを正確な位置に位置決め してその膨らみを抑え、レ−ザ切断機又はウォ−タジェット切断機を使用して高 寸法精度で能率良く切断することを可能とする治具を提供することを目的とする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、受け台と、該受け台と相似形のカバ−の周縁をそれぞれ傾斜面に形 成し、これら受け台とカバ−に係合爪を設けたピンを挿通する孔を複数対形成し 、前記受け台の孔の周りの一部に前記ピンの係合爪と係合する突起を設けるか、 又は、受け台と、この受け台と相似形のカバ−の周縁をそれぞれ傾斜面に形成し 、これら受け台とカバ−に共通のピンを挿通する孔を複数対形成し、受け台の周 りに前記カバ−を押圧可能に複数のクランプを設置した繊維マット等の切断用治 具である。
【0006】
【作用】
受け台にガラス繊維等でプリフォ−ムしたワ−クを載置し、ワ−クの形状部等 の凹凸を利用して受け台上で位置決めし、その上にカバ−を被せて係合爪を有す るピンをカバ−と受け台の孔に挿通し、ピンを回動して受け台の突起に係合させ る。係合爪のないピンを使用する場合には、ピンを挿通した後、クランプを回動 してカバ−の上面を押圧してワ−クの厚さを規制する。 カバ−の傾斜面に形成した周縁外方のワ−クにレ−ザ切断機等のビ−ムの焦点 を結ばせてワ−クを切断する。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例を示すもので、図1Aは平面図、図1Bは図1Aの X−X線の断面図である。支持枠上2に設置した受け台1と、これと相似形に形 成したカバ−3にそれぞれ共通のピン5を挿通する溝孔4を複数形成し、これら 受け台1及びカバ−3の周縁は、後に説明するように、傾斜した端面に形成して ある。カバ−3及び受け台1の表面は、FRP製とするのが好適である。 受け台1の周りには、支持枠7に取付けた多数のクランプ6を回動可能に配設 し、クランプ6の先端がカバ−3の上面を押圧できるようにしてある。
【0008】 図1に示すように、受け台1の上にガラス繊維等でプリフォ−ムしたワ−クW を載置し、ワ−クWの形状部に凹凸が有る場合は、これを利用して受け台1上で 位置決めし、その上にカバ−3を被せてピン5を溝孔4に差し込む。ピン5は、 図5に示すように、先端部を尖らせ、溝孔4へ挿通する扁平部5aの長さLを、 ワ−クWを貫通して受け台1の溝孔4の下に出るようにしてあるので、ワ−クW の位置が固定される。クランプ6を回動してカバ−3の上面を押圧することでワ −クWの厚さが規制できる。以上で治具へのワ−クWの取付けが終わる。
【0009】 次に、カバ−3の周縁に沿ってレ−ザ切断機8を移動してワ−クWを切断する が、レ−ザ切断機8の移動の邪魔になる一部のクランプ6は、図1Bの右方に示 すように、退避位置に回動する。 図4に示すように、レ−ザ切断機8のビ−ムの焦点Fをワ−クWに合わせて切 断するが、レ−ザビ−ムの収束角度θは5〜10度であるので、カバ−3の周端面 の傾斜角αを5〜45度に、受け台1の周端面の傾斜角βを3〜10度に設定するこ とで、カバ−3の端縁に沿ってレ−ザ切断機8の焦点を合わせ易くなり、切断作 業が正確かつ容易に行なえる。
【0010】 次に、ワ−クの形状部に凹凸がない場合、ワ−クの位置決め部材を設けた第2 の実施例について、図2及び図3で説明する。図2の図1と同一の符号は、同じ 部位を示し、図3Aはワ−クの平面図、図3Bは図3AのY−Y線の断面図であ る。 図3に示すように、平らなワ−クW’の製品部の外側に、予めボス9を数箇所 に形成しておく。このワ−クを切断線10に沿って切断するための治具は、図2に 示すように、支持枠7に取付けた梁11にボス受け12を設置する。 ワ−クW’を受け台1に載置するときに、ワ−クのボス9をボス受け12に嵌合 して位置決めしてからカバ−3を被せ、以下、ピン5を挿通し、クランプ6でカ バ−3を押えてから切断を行なうのは、先の実施例について説明したのと同様で ある。
【0011】 次に、第3の実施例を図7について説明する。 図7Aは、受け台31とカバ−34との間にワ−クWを挟み、ピン35をセットした 状態を示し、図7Bは、図7AのZ−Z線の断面を示す。ピン35の先端部に両側 に張出した係合爪36,36を形成し、カバ−34と受け台31には、ピン35の係合爪を 挿通する孔を設け、受け台31の孔32には、内向きの係合突起33,33を形成する。 図7Bにおいて、ピン35を図示と直角にして受け台31に載置してカバ−34を被 せたワ−クWに挿通して90度回動すると、ピン35の係合爪36が受け台31の係合突 起33に係合してワ−クWの弾力による膨らみを抑え、ワ−クWの厚さを所定の厚 さに保持する。したがって、治具の周縁部にピン35を挿通する必要がなくなり、 切断機との干渉が防げる。また、クランプ機構を省略することも可能となるので 設備投資が軽減され、切断作業もし易くなる。
【0012】 ピン35に形成する係合爪36と受け台31に形成する係合突起33とは、図7の構造 に限定されるものではなく、図8に示すような各種の係合構造とすることができ る。 図8Aは、受け台31に形成する係合突起37を鍵穴状に拡げた形状とし、この場 合に使用するピンの係合爪は1箇所だけに設けたものとする。 図8Bは係合突起38を半円形に形成してピンの挿通を容易にしたものであるが 、係止するための回動量は多くなる。 図8Cは係合突起39を狭く形成したものであり、この場合に使用するピンには 、係合爪を四方に張出すように4箇所設ければ良い。
【0013】 前記第3の実施例では、クランプ機構を省略できるので切断機との干渉がなく なり、色々な形状のワ−クの切断が容易となる。図9に示すような湾曲度の大き なワ−クは勿論、U字形又はW字形のワ−クにも適用できる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、ガラス繊維マットのような形状不安定なワ−クを正確な位置に膨ら みを抑えて位置決めでき、レ−ザ切断機等で切断する場合に、ビ−ムの焦点をワ −クに合わせ易くなり、切断作業が高能率かつ容易に行え、製品の寸法精度も確 保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図。
【図2】本考案の第2実施例を示す図。
【図3】第2実施例における切断材を示す図。
【図4】図1の一部拡大図。
【図5】第1実施例に使用するピンの拡大図。
【図6】従来の切断治具の説明図
【図7】本考案の第3実施例を示す図。
【図8】第3実施例の変形例を示す図。
【図9】第3実施例の適用例を示す図。
【符号の説明】
1,31 受け台 33,37,38,39 係合突起3,34
カバ− 4 溝孔 5,35 ピン 36
係合爪 6 クランプ 8 レ−ザ切断機 W
ワ−ク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け台と、該受け台と相似形のカバ−の
    周縁をそれぞれ傾斜面に形成し、これら受け台とカバ−
    に係合爪を設けたピンを挿通する孔を複数対形成し、前
    記受け台の孔の周りの一部に前記ピンの係合爪と係合す
    る突起を設けたことを特徴とする繊維マット等の切断用
    治具。
  2. 【請求項2】 受け台と、該受け台と相似形のカバ−の
    周縁をそれぞれ傾斜面に形成し、これら受け台とカバ−
    に共通のピンを挿通する孔を複数対形成し、前記受け台
    の周りに前記カバ−を押圧可能に複数のクランプを設置
    したことを特徴とする繊維マット等の切断用治具。
JP057663U 1991-05-28 1991-06-27 繊維マツト等の切断用治具 Pending JPH0513688U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP057663U JPH0513688U (ja) 1991-05-28 1991-06-27 繊維マツト等の切断用治具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4797191 1991-05-28
JP3-47971 1991-05-28
JP057663U JPH0513688U (ja) 1991-05-28 1991-06-27 繊維マツト等の切断用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0513688U true JPH0513688U (ja) 1993-02-23

Family

ID=26388186

Family Applications (1)

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JP057663U Pending JPH0513688U (ja) 1991-05-28 1991-06-27 繊維マツト等の切断用治具

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JP (1) JPH0513688U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001080297A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Kazuo Sato 透明体の文字図形作成方法
JP2017501891A (ja) * 2013-12-11 2017-01-19 サフラン エアークラフト エンジンズ 三次元織りによって得られた繊維プリフォームを裁断する切断テーブル、及び該テーブルを使用した切断方法

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