JPH0727779Y2 - 電線支持巻付け板 - Google Patents
電線支持巻付け板Info
- Publication number
- JPH0727779Y2 JPH0727779Y2 JP10689490U JP10689490U JPH0727779Y2 JP H0727779 Y2 JPH0727779 Y2 JP H0727779Y2 JP 10689490 U JP10689490 U JP 10689490U JP 10689490 U JP10689490 U JP 10689490U JP H0727779 Y2 JPH0727779 Y2 JP H0727779Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc edge
- plate
- wire
- electric wire
- ridges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、電線を支持するための巻付け板に関するも
のであって、特に垂直幹線などの電線受け孔に電線を通
し、当該孔中にて垂直幹線を支持するのに適した電線支
持巻付け板を提供するものである。
のであって、特に垂直幹線などの電線受け孔に電線を通
し、当該孔中にて垂直幹線を支持するのに適した電線支
持巻付け板を提供するものである。
(従来の技術) 従来この種の電線支持巻付け板としてこの考案の直接の
先行技術となるものには、実公昭58−52821号公報に開
示された「垂直幹線の電線支持巻付け板」が挙げられ
る。
先行技術となるものには、実公昭58−52821号公報に開
示された「垂直幹線の電線支持巻付け板」が挙げられ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来技術では、電線に巻き付ける場合
に電線方向にゴム板がずれてしまうことがあった。また
巻き付け後電線方向に張力がかかった場合でも、やはり
ゴム板がずれてしまい、所期の電線の挟持力が減衰する
虞れもあった。
に電線方向にゴム板がずれてしまうことがあった。また
巻き付け後電線方向に張力がかかった場合でも、やはり
ゴム板がずれてしまい、所期の電線の挟持力が減衰する
虞れもあった。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、電線
に巻き付けてもゴム板がずれない電線支持巻き付け板を
提供して上記問題の解決を図るものである。
に巻き付けてもゴム板がずれない電線支持巻き付け板を
提供して上記問題の解決を図るものである。
そのためこの考案では、ゴム板等の弾性板の表裏面に、
相互に嵌合関係にある凸部と溝部を円弧縁と平行に設け
たものである。即ちこの考案は、略扇形の弾性板の一側
面における長円弧縁と短円弧縁との間に一定間隔で断面
略山形の突条部を複数設け、さらにこの突条部は短円弧
縁に向かうにつれて次第に低くなる形状とするととも
に、これら突条部によってできる谷部には、短円弧縁か
ら長円弧縁に向けて適宜切り込みを穿った電線支持用の
巻付け板において、相互に嵌合関係にある凸部と溝部
を、各々円弧縁(長円弧縁や短円弧縁)と平行に弾性板
の表裏面に設けたことを特徴とするものである。
相互に嵌合関係にある凸部と溝部を円弧縁と平行に設け
たものである。即ちこの考案は、略扇形の弾性板の一側
面における長円弧縁と短円弧縁との間に一定間隔で断面
略山形の突条部を複数設け、さらにこの突条部は短円弧
縁に向かうにつれて次第に低くなる形状とするととも
に、これら突条部によってできる谷部には、短円弧縁か
ら長円弧縁に向けて適宜切り込みを穿った電線支持用の
巻付け板において、相互に嵌合関係にある凸部と溝部
を、各々円弧縁(長円弧縁や短円弧縁)と平行に弾性板
の表裏面に設けたことを特徴とするものである。
なおここでいう弾性板とは、ゴム板や合成樹脂板などを
いう。
いう。
(作用) 電線の外周に電線支持巻付け板を巻き付けていくと、重
合した箇所では表面が裏面の外周と密着する。ここで弾
性板の表裏面にある凸部と溝部は相互に嵌合関係にある
ので、溝部の中に凸部が嵌まり込む。そしてこれらは各
々円弧縁(長円弧縁や短円弧縁)と平行に設けられてい
るから、弾性板は電線方向にずれることはないものであ
る。
合した箇所では表面が裏面の外周と密着する。ここで弾
性板の表裏面にある凸部と溝部は相互に嵌合関係にある
ので、溝部の中に凸部が嵌まり込む。そしてこれらは各
々円弧縁(長円弧縁や短円弧縁)と平行に設けられてい
るから、弾性板は電線方向にずれることはないものであ
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図に基づいて説明すれば、1
は上端に長円弧縁2、下端に短円弧縁3を有する扇形の
ゴム板であり、第1図、第3図に示したように、その表
面における長円弧縁2と短円弧縁3との間には、左右に
一定間隔の下で突条部4が設けられている。
は上端に長円弧縁2、下端に短円弧縁3を有する扇形の
ゴム板であり、第1図、第3図に示したように、その表
面における長円弧縁2と短円弧縁3との間には、左右に
一定間隔の下で突条部4が設けられている。
この突条部4は縦断面が略山形であり、しかもその幅は
ゴム板1の扇形状に合わせて短円弧縁3に向かうにつれ
て次第に狭くなり、また突条部4の高さも短円弧縁3に
向かうにつれて次第に低くなる形状を有している。
ゴム板1の扇形状に合わせて短円弧縁3に向かうにつれ
て次第に狭くなり、また突条部4の高さも短円弧縁3に
向かうにつれて次第に低くなる形状を有している。
そしてこれら複数の突条部4によって創出された各谷部
には、短円弧縁3から長円弧縁2に向けてゴム板1のほ
ぼ中程までの切り込み5が穿設されている。なおこれら
切り込み5の終端部にあるのは、切り込み5の加工上穿
設した裂開防止のための孔6である。このように適宜切
り込み5を穿つことによりゴム板1を巻き付けやすく、
実用上使い勝手がよくなるものである。
には、短円弧縁3から長円弧縁2に向けてゴム板1のほ
ぼ中程までの切り込み5が穿設されている。なおこれら
切り込み5の終端部にあるのは、切り込み5の加工上穿
設した裂開防止のための孔6である。このように適宜切
り込み5を穿つことによりゴム板1を巻き付けやすく、
実用上使い勝手がよくなるものである。
而してそのように構成された各突条部4における長円弧
縁2側に寄った位置には、夫々突起7が設けられてい
る。また第2図、第4図に示したように、ゴム板1の裏
面における前出突起7と対応する位置(長円弧縁2側に
寄った位置)には、この突起7が嵌まり得る溝8が設け
られている。そしてこの溝8と平行で短円弧縁3に寄っ
た位置には、適宜の塗料を塗布してなるゲージ9があ
る。
縁2側に寄った位置には、夫々突起7が設けられてい
る。また第2図、第4図に示したように、ゴム板1の裏
面における前出突起7と対応する位置(長円弧縁2側に
寄った位置)には、この突起7が嵌まり得る溝8が設け
られている。そしてこの溝8と平行で短円弧縁3に寄っ
た位置には、適宜の塗料を塗布してなるゲージ9があ
る。
本実施例は以上のように構成されており、使用する際
は、従来の電線支持巻付け板と同様第5図に示したよう
に、ゴム板1の突条部4がある面を内側にして電線10の
外周に巻き付け、電線受け孔に押し込めばよい。
は、従来の電線支持巻付け板と同様第5図に示したよう
に、ゴム板1の突条部4がある面を内側にして電線10の
外周に巻き付け、電線受け孔に押し込めばよい。
そしてゴム板1を電線10の外周に巻き付けていく場合、
ゴム板1の重合部では表面の突起7を裏面に設けた溝8
の中に嵌め込むことになる。従って第5図に示したよう
に、電線受け孔に押し込む場合でも、突起7が溝8に嵌
まっているのでゴム板1が電線方向にずれることはな
く、また押し込んだ後、仮に電線10に張力がかかっても
やはりゴム板1が電線方向にずれることはないものであ
る。従って所期の電線10に対する挟持力はそのま維持さ
れるものである。
ゴム板1の重合部では表面の突起7を裏面に設けた溝8
の中に嵌め込むことになる。従って第5図に示したよう
に、電線受け孔に押し込む場合でも、突起7が溝8に嵌
まっているのでゴム板1が電線方向にずれることはな
く、また押し込んだ後、仮に電線10に張力がかかっても
やはりゴム板1が電線方向にずれることはないものであ
る。従って所期の電線10に対する挟持力はそのま維持さ
れるものである。
また本実施例では溝8の下方にゲージ9を設けてあるか
ら、ゴム板1を電線10の外周に巻き付けた後これを押し
込んでいく際に、押し込み程度を確認する目安となるの
で便利である。
ら、ゴム板1を電線10の外周に巻き付けた後これを押し
込んでいく際に、押し込み程度を確認する目安となるの
で便利である。
その他、電線受け孔内に押し込む際のスムーズさを確保
するための巻き付け後のテーパ形状、ゴム板1の弾性に
よって突条部4が変形して緊密となり強力に電線10を挟
持する作用効果等は、従来の電線支持巻付け板のそれと
全く変わらない。
するための巻き付け後のテーパ形状、ゴム板1の弾性に
よって突条部4が変形して緊密となり強力に電線10を挟
持する作用効果等は、従来の電線支持巻付け板のそれと
全く変わらない。
なお上記実施例では、突起7を突条部4側の表面に、溝
8を裏面に設定したが、この逆に突起7を裏面に、溝8
を突条部4側表面に設定しても、効果は全く同じであ
る。
8を裏面に設定したが、この逆に突起7を裏面に、溝8
を突条部4側表面に設定しても、効果は全く同じであ
る。
また上記実施例では溝8を一筋のみ設定したが、ゴム板
1の大きさにより必要に応じてこれを複数平行に設け、
それに応じ対応する突起7も複数段に設けてもよい。
1の大きさにより必要に応じてこれを複数平行に設け、
それに応じ対応する突起7も複数段に設けてもよい。
(考案の効果) この考案によれば、電線受け孔に押し込む場合でも、凸
部が溝部に嵌まっているので弾性板が電線方向にずれる
ことはなく、また押し込んだ後、挟持した電線に軸方向
の張力がかかっても、やはり弾性板が電線方向にずれる
ことはないものである。従って所期の電線に対する挟持
力はそのま維持されるものである。
部が溝部に嵌まっているので弾性板が電線方向にずれる
ことはなく、また押し込んだ後、挟持した電線に軸方向
の張力がかかっても、やはり弾性板が電線方向にずれる
ことはないものである。従って所期の電線に対する挟持
力はそのま維持されるものである。
また従来品と比べても加工の程度が僅かで済み、コスト
も殆ど変わらない。
も殆ど変わらない。
その他、電線受け孔内に押し込む際はこれをスムーズに
逐行でき、また電線を強固に挟持できるものである。
逐行でき、また電線を強固に挟持できるものである。
各図はいずれもこの考案の実施例に関するものであり、
第1図は平面図、第2図は背面図、第3図は正面図、第
4図は第1図におけるA−A線端面図、第5図は使用状
況を示す側面図である。 なお図中、1はゴム板、2は長円弧縁、3は短円弧縁、
4は突条部、5は切り込み、6は孔、7は突起、8は
溝、9はゲージ、10は電線である。
第1図は平面図、第2図は背面図、第3図は正面図、第
4図は第1図におけるA−A線端面図、第5図は使用状
況を示す側面図である。 なお図中、1はゴム板、2は長円弧縁、3は短円弧縁、
4は突条部、5は切り込み、6は孔、7は突起、8は
溝、9はゲージ、10は電線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 信行 東京都中央区京橋2丁目6番13号 ヨツギ 株式会社東京支店内 (72)考案者 嶋田 俊之 東京都中央区京橋2丁目6番13号 ヨツギ 株式会社東京支店内
Claims (1)
- 【請求項1】略扇形の弾性板の一側面における長円弧縁
と短円弧縁との間に一定間隔で断面略山形の突条部を複
数設け、さらにこの突条部は短円弧縁に向かうにつれて
次第に低くなる形状とするとともに、これら突条部によ
ってできる谷部には短円弧縁から長円弧縁に向けて適宜
切り込みを穿った電線支持用の巻付け板において、相互
に嵌合関係にある凸部と溝部を、各々円弧縁と平行に弾
性板の表裏面に設けたことを特徴とする、電線支持巻付
け板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10689490U JPH0727779Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電線支持巻付け板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10689490U JPH0727779Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電線支持巻付け板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464924U JPH0464924U (ja) | 1992-06-04 |
JPH0727779Y2 true JPH0727779Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31853175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10689490U Expired - Lifetime JPH0727779Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 電線支持巻付け板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727779Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP10689490U patent/JPH0727779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464924U (ja) | 1992-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |