JPH0513668Y2 - - Google Patents
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- JPH0513668Y2 JPH0513668Y2 JP1985028722U JP2872285U JPH0513668Y2 JP H0513668 Y2 JPH0513668 Y2 JP H0513668Y2 JP 1985028722 U JP1985028722 U JP 1985028722U JP 2872285 U JP2872285 U JP 2872285U JP H0513668 Y2 JPH0513668 Y2 JP H0513668Y2
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- movable sleeve
- electric motor
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 9
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 16
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は電気式動力舵取装置に関し、より詳細
には電動機の駆動力によりハンドル操作力を軽快
にする主として荷役、運搬などに使用される車両
用の電気式動力舵取装置に関する。
には電動機の駆動力によりハンドル操作力を軽快
にする主として荷役、運搬などに使用される車両
用の電気式動力舵取装置に関する。
(従来の技術)
従来、電動機の駆動力を利用して車輪操向を行
い軽快なハンドル操作を可能にする舵取装置には
いろいろな形式のものがあるが、ボールねじを利
用して動力補助を行うものとしては、例えば特開
昭55−47963号公報に示されるものがある。この
装置は、ハンドルの操舵方向と入力トルクとを歪
ゲージにて検知し、スリツプリングを介して電気
信号を取り出すトルク検出器と、操向車輪を転舵
させる転舵機構に連結されたロツドにボールネジ
と遠心クラツチを介して電動モータの駆動力を伝
達する操舵機構とを有し制御回路により制御する
構成である。
い軽快なハンドル操作を可能にする舵取装置には
いろいろな形式のものがあるが、ボールねじを利
用して動力補助を行うものとしては、例えば特開
昭55−47963号公報に示されるものがある。この
装置は、ハンドルの操舵方向と入力トルクとを歪
ゲージにて検知し、スリツプリングを介して電気
信号を取り出すトルク検出器と、操向車輪を転舵
させる転舵機構に連結されたロツドにボールネジ
と遠心クラツチを介して電動モータの駆動力を伝
達する操舵機構とを有し制御回路により制御する
構成である。
又、他の同様の装置として、トルク検出器にハ
ンドル軸に一体に設けられたトーシヨンバーを利
用するタイプのものも知られている。
ンドル軸に一体に設けられたトーシヨンバーを利
用するタイプのものも知られている。
(考案が解決しようとする問題点)
以上の従来装置においては、そのトルク検出器
の構造が複雑であつたり高価であるという問題が
ある。即ち、トーシヨンバーを利用したトルク検
出器では、スリツプリングを介して電気信号を取
り出さなければならないため、構造が複雑になり
寿命も短かく又、信頼性にも欠けることに成る。
更に、歪ゲージタイプでは配線が複雑になり組立
てが難しく、又、高価な増巾器を必要としその上
クラツチを使用するので価格の面や保全の面でも
問題が多い。
の構造が複雑であつたり高価であるという問題が
ある。即ち、トーシヨンバーを利用したトルク検
出器では、スリツプリングを介して電気信号を取
り出さなければならないため、構造が複雑になり
寿命も短かく又、信頼性にも欠けることに成る。
更に、歪ゲージタイプでは配線が複雑になり組立
てが難しく、又、高価な増巾器を必要としその上
クラツチを使用するので価格の面や保全の面でも
問題が多い。
本考案の目的は、以上のごとき従来装置の問題
点を解決し、構造容易かつ安価であるとともに信
頼性の高い電気式動力舵取装置を提供することで
ある。すなわち、トルク検出器の構造、及び操向
ギヤー装置と転舵装置とを連結する連結装置の構
造を簡素にし、しかも両者を関連を持たせて構
成、配置することにある。
点を解決し、構造容易かつ安価であるとともに信
頼性の高い電気式動力舵取装置を提供することで
ある。すなわち、トルク検出器の構造、及び操向
ギヤー装置と転舵装置とを連結する連結装置の構
造を簡素にし、しかも両者を関連を持たせて構
成、配置することにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案において
は、操舵ハンドルの回転により移動するピツトマ
ンアームを有する操向ギヤ装置と;操向車輪に連
結されるリンク機構を備えた転舵装置と;該転舵
装置と前記操向ギヤ装置とを連結して前記ピツト
マンアームの動きを前記転舵装置のリンク機構に
伝える連結装置と;操舵ハンドルのトルクを検出
するためのトルク検出装置と;外部から駆動制御
される電動機、一端が転舵機構に枢着されたロツ
ド部材、及び該ロツド部材の他端を収容し電動機
の回転運動をロツド部材の直線運動に変換するボ
ールスクリユー機構で構成される動力補助装置
と;トルク検出装置の信号により電動機の回転を
制御する制御装置と;から成る電気式動力舵取装
置において、前記連結装置及びトルク検出装置を
改良した。
は、操舵ハンドルの回転により移動するピツトマ
ンアームを有する操向ギヤ装置と;操向車輪に連
結されるリンク機構を備えた転舵装置と;該転舵
装置と前記操向ギヤ装置とを連結して前記ピツト
マンアームの動きを前記転舵装置のリンク機構に
伝える連結装置と;操舵ハンドルのトルクを検出
するためのトルク検出装置と;外部から駆動制御
される電動機、一端が転舵機構に枢着されたロツ
ド部材、及び該ロツド部材の他端を収容し電動機
の回転運動をロツド部材の直線運動に変換するボ
ールスクリユー機構で構成される動力補助装置
と;トルク検出装置の信号により電動機の回転を
制御する制御装置と;から成る電気式動力舵取装
置において、前記連結装置及びトルク検出装置を
改良した。
すなわち、前記連結装置は、操向ギヤ装置と前
記転舵装置との間に配置された中間軸と、該中間
軸の一端と前記ピツトマンアームとの間に形成さ
れ前記ピツトマンアームの先端に結合されたボー
ルスタツドを含む第1の枢着連結部と、該中間軸
の他端と転舵装置との間に形成された第2の枢着
連結部と、前記中間軸に固定されたハウジング
と、該ハウジング内に摺動自在に内設されボール
スタツドの球状の頭部と係合する可動スリーブ
と、該可動スリーブを前記ハウジング内において
中立位置に戻す付勢力を前記可動スリーブに与え
るばねと、で構成した。また、前記トルク検出装
置は、前記ボールスタツドと、前記ハウジング
と、前記可動スリーブと、前記ばねと、前記可動
スリーブが前記ばねの付勢力に打勝つて摺動する
際における摺動向き及び摺動変位量を電気信号に
変換して検知する検知器と、で構成したのであ
る。
記転舵装置との間に配置された中間軸と、該中間
軸の一端と前記ピツトマンアームとの間に形成さ
れ前記ピツトマンアームの先端に結合されたボー
ルスタツドを含む第1の枢着連結部と、該中間軸
の他端と転舵装置との間に形成された第2の枢着
連結部と、前記中間軸に固定されたハウジング
と、該ハウジング内に摺動自在に内設されボール
スタツドの球状の頭部と係合する可動スリーブ
と、該可動スリーブを前記ハウジング内において
中立位置に戻す付勢力を前記可動スリーブに与え
るばねと、で構成した。また、前記トルク検出装
置は、前記ボールスタツドと、前記ハウジング
と、前記可動スリーブと、前記ばねと、前記可動
スリーブが前記ばねの付勢力に打勝つて摺動する
際における摺動向き及び摺動変位量を電気信号に
変換して検知する検知器と、で構成したのであ
る。
(実施例)
以下に本考案の一好適実施例について詳述す
る。
る。
第1図は本考案による電気式動力舵取装置の全
体を示す図である。第1図において、ハンドル1
はハンドル軸2の一端に固定され、一体回動自在
に図示なき車体上に支持されている。ハンドル軸
2の他端には公知のボールねじ式の操向ギヤ装置
3が設けられピツトマンアーム9が係合されてい
る。ボールねじ式の操向ギヤ装置3は、ハンドル
軸2の先端にボールねじに係合されたラツクギヤ
を有するボールナツトと前記ラツクと噛合うセク
ターギヤとより構成され、ハンドル1の回動に応
答してセクターギヤがその軸回りに回動する。セ
クターギヤの軸にはアーム9が固定され、セクタ
ーギヤ軸の回動にともないアーム9が軸を中心に
回動する。
体を示す図である。第1図において、ハンドル1
はハンドル軸2の一端に固定され、一体回動自在
に図示なき車体上に支持されている。ハンドル軸
2の他端には公知のボールねじ式の操向ギヤ装置
3が設けられピツトマンアーム9が係合されてい
る。ボールねじ式の操向ギヤ装置3は、ハンドル
軸2の先端にボールねじに係合されたラツクギヤ
を有するボールナツトと前記ラツクと噛合うセク
ターギヤとより構成され、ハンドル1の回動に応
答してセクターギヤがその軸回りに回動する。セ
クターギヤの軸にはアーム9が固定され、セクタ
ーギヤ軸の回動にともないアーム9が軸を中心に
回動する。
アーム9の揺動端には第3図及び第4図に拡大
して示されるジヨイント部材としてのボールスタ
ツド14が連結され、更にボールスタツド14は
トルク検出装置13に係合されている。トルク検
出装置13は、ボールスタツド14と、ハウジン
グ40と、可動スリーブ44と、ばね46と、ポ
テンシヨメータ50とにより構成され、制御装置
11に電気的に接続されている。また、中間軸1
0の一端とボールスタツド14とにより第1の枢
着連結部が形成され、中間軸10の他端とロツド
部材6の第2係合部6bとにより第2の枢着連結
部が形成され、これら第1及び第2の枢着連結部
によつて操向ギヤ装置3と転舵装置4のリンク機
構とを連結する連結装置の一部がが形成されてい
る。これらの詳細については後述する。
して示されるジヨイント部材としてのボールスタ
ツド14が連結され、更にボールスタツド14は
トルク検出装置13に係合されている。トルク検
出装置13は、ボールスタツド14と、ハウジン
グ40と、可動スリーブ44と、ばね46と、ポ
テンシヨメータ50とにより構成され、制御装置
11に電気的に接続されている。また、中間軸1
0の一端とボールスタツド14とにより第1の枢
着連結部が形成され、中間軸10の他端とロツド
部材6の第2係合部6bとにより第2の枢着連結
部が形成され、これら第1及び第2の枢着連結部
によつて操向ギヤ装置3と転舵装置4のリンク機
構とを連結する連結装置の一部がが形成されてい
る。これらの詳細については後述する。
一方、操向車輪5は転舵装置4により転舵され
るように連結されている。即ち、伝達板15に連
結されたロツド17,18、及びこれらロツド1
7,18に連結されたナツクルアーム19,20
により構成されるリンク機構を左右の操向車輪5
に結合し、伝達板15にはロツド部材6の第1係
合部6aを連結する構成としている。伝達板15
は、ロツド部材6が軸方向に変位する時、軸16
を中心に回動し、リンク機構を移動させて操向車
輪5を転舵する。ロツド部材6の他端は車体の一
部に固定され、両端間には電動機7がトルク伝達
機構8を介して関連している。電動機7は制御装
置11に接続されている。制御装置11は電源1
2にも接続されて、トルク検出装置13からの入
力トルクに関する情報や車速等のその他の情報に
基づき電動機7の駆動を制御している。電動機7
の駆動によりロツド部材6は軸方向に変位し伝達
板15を回動させるので操向車輪5が転舵され
る。
るように連結されている。即ち、伝達板15に連
結されたロツド17,18、及びこれらロツド1
7,18に連結されたナツクルアーム19,20
により構成されるリンク機構を左右の操向車輪5
に結合し、伝達板15にはロツド部材6の第1係
合部6aを連結する構成としている。伝達板15
は、ロツド部材6が軸方向に変位する時、軸16
を中心に回動し、リンク機構を移動させて操向車
輪5を転舵する。ロツド部材6の他端は車体の一
部に固定され、両端間には電動機7がトルク伝達
機構8を介して関連している。電動機7は制御装
置11に接続されている。制御装置11は電源1
2にも接続されて、トルク検出装置13からの入
力トルクに関する情報や車速等のその他の情報に
基づき電動機7の駆動を制御している。電動機7
の駆動によりロツド部材6は軸方向に変位し伝達
板15を回動させるので操向車輪5が転舵され
る。
トルク検出装置13の端部には、中間軸10の
一端が結合され、中間軸10の他端はロツド部材
6と伝達板15との連結部付近でロツド部材6の
第2係合部6bに連結されている。中間軸10を
設けることによつて、電動機7の駆動が故障等に
よつて中断された場合でも、アーム9、ボールス
タツド14、トルク検出装置13、中間軸10、
ロツド部材6を経て入力トルクが伝達板15へと
伝達されるので、操舵が可能である。従つて電気
系統の不意の故障時にも確実な操舵が保障されて
いる。
一端が結合され、中間軸10の他端はロツド部材
6と伝達板15との連結部付近でロツド部材6の
第2係合部6bに連結されている。中間軸10を
設けることによつて、電動機7の駆動が故障等に
よつて中断された場合でも、アーム9、ボールス
タツド14、トルク検出装置13、中間軸10、
ロツド部材6を経て入力トルクが伝達板15へと
伝達されるので、操舵が可能である。従つて電気
系統の不意の故障時にも確実な操舵が保障されて
いる。
次に、第2図を参照して電動機7とトルク伝達
機構8について詳述する。トルク伝達機構8はボ
ールスクリユー機構とギヤ機構より成つている。
機構8について詳述する。トルク伝達機構8はボ
ールスクリユー機構とギヤ機構より成つている。
先ず、ボールスクリユー機構は次の通り形成さ
れている。
れている。
ロツド部材6の中央部外周にはらせん状のボー
ルねじ溝が穿設され、その外側には同心にナツト
部材27が配置されている。ナツト部材27の内
周面にはロツド部材6のボールねじ溝に対応する
溝が穿設されており、両溝間には多数のボールが
介装されている。これらのボールは、ナツト部材
27の外周に設けられたボール循環路27aを通
つてボールねじ溝との間を循環しながらトルクを
伝達するとともにロツド部材6を軸方向に変位さ
せる。ナツト部材27の両端は玉軸受23,24
によりハウジング21a,21b上に回動自在に
支持されている。ハウジング21aの端部には支
持管22が挿入されロツド部材6を被うととも
に、その支持管22端部で車体に固定支持され
る。
ルねじ溝が穿設され、その外側には同心にナツト
部材27が配置されている。ナツト部材27の内
周面にはロツド部材6のボールねじ溝に対応する
溝が穿設されており、両溝間には多数のボールが
介装されている。これらのボールは、ナツト部材
27の外周に設けられたボール循環路27aを通
つてボールねじ溝との間を循環しながらトルクを
伝達するとともにロツド部材6を軸方向に変位さ
せる。ナツト部材27の両端は玉軸受23,24
によりハウジング21a,21b上に回動自在に
支持されている。ハウジング21aの端部には支
持管22が挿入されロツド部材6を被うととも
に、その支持管22端部で車体に固定支持され
る。
電動機7はハウジング21aの空孔内にその駆
動軸を挿入してボルト34によりハウジング21
aに固定されている。電動機7の駆動力をナツト
部材27に伝達するギヤ機構は、3つのギヤより
成つている。即ち、電動機7の駆動軸に嵌着され
たピニオンギヤ33と、ナツト部材27の外周に
嵌着されたギヤ31と、両ギヤ33,31間で回
動自在にハウジング21a上に玉軸受25により
軸支されたアイドルギヤ32とで構成されてい
る。
動軸を挿入してボルト34によりハウジング21
aに固定されている。電動機7の駆動力をナツト
部材27に伝達するギヤ機構は、3つのギヤより
成つている。即ち、電動機7の駆動軸に嵌着され
たピニオンギヤ33と、ナツト部材27の外周に
嵌着されたギヤ31と、両ギヤ33,31間で回
動自在にハウジング21a上に玉軸受25により
軸支されたアイドルギヤ32とで構成されてい
る。
以上の構成の電動機7、ギヤ機構及びボールス
クリユー機構より成るトルク伝達機構8によつ
て、電動機7の回動はロツド部材6の軸方向変位
へと変換される。
クリユー機構より成るトルク伝達機構8によつ
て、電動機7の回動はロツド部材6の軸方向変位
へと変換される。
電動機7の駆動力をクラツチを介することなく
直接ギヤ機構とボールスクリユー機構を介してロ
ツド部材6に伝達する簡単な構成としているの
で、安価でコンパクトなトルク伝達機構とするこ
とができる。
直接ギヤ機構とボールスクリユー機構を介してロ
ツド部材6に伝達する簡単な構成としているの
で、安価でコンパクトなトルク伝達機構とするこ
とができる。
次に、トルク検出装置13の詳細について、そ
の第1実施例を示す第3図及び第2実施例を示す
第4図に従い説明する。
の第1実施例を示す第3図及び第2実施例を示す
第4図に従い説明する。
前述したアーム9の揺動端に連結されたボール
スタツド14の先端は球面を成し、トルク検出装
置13のハウジング40又は60内に延び入り支
持されている。
スタツド14の先端は球面を成し、トルク検出装
置13のハウジング40又は60内に延び入り支
持されている。
第1実施例を示す第3図において、ハウジング
40内に延び入つたボールスタツド14の球面部
は両側をボールシート42で挟持され、ボールシ
ート42はハウジング40内に摺動自在に内設さ
れた可動スリーブ44と可動スリーブ44内へ螺
入された位置調整可能なカバー43により保持さ
れている。ハウジング40の一端には蓋41が螺
合され、他端は第2ハウジング52内へと螺入さ
れている。可動スリーブ44の先端はハウジング
40の内腔内で第2ハウジング52方向へ突出
し、その突出部には両側に作動板45を持つコイ
ルバネ46が挿入され、Eリング等の止メ輪47
により保持されている。カバー48がハウジング
40内に螺入された止め輪47に当接している。
40内に延び入つたボールスタツド14の球面部
は両側をボールシート42で挟持され、ボールシ
ート42はハウジング40内に摺動自在に内設さ
れた可動スリーブ44と可動スリーブ44内へ螺
入された位置調整可能なカバー43により保持さ
れている。ハウジング40の一端には蓋41が螺
合され、他端は第2ハウジング52内へと螺入さ
れている。可動スリーブ44の先端はハウジング
40の内腔内で第2ハウジング52方向へ突出
し、その突出部には両側に作動板45を持つコイ
ルバネ46が挿入され、Eリング等の止メ輪47
により保持されている。カバー48がハウジング
40内に螺入された止め輪47に当接している。
ハウジング40の先端にはポテンシヨメータ5
0をビス51により固定したベース53がビス5
1によつて固定されている。従つて、ポテンシヨ
メータ50は第2ハウジング52の内腔内に収め
られる構成となつているので、泥水やゴミ等から
保護することができる。
0をビス51により固定したベース53がビス5
1によつて固定されている。従つて、ポテンシヨ
メータ50は第2ハウジング52の内腔内に収め
られる構成となつているので、泥水やゴミ等から
保護することができる。
ポテンシヨメータの中心軸はばね49により可
動スリーブ44方向へと付勢され、可動スリーブ
の動きに追従するように成つている。
動スリーブ44方向へと付勢され、可動スリーブ
の動きに追従するように成つている。
第2ハウジング52の他端には中間軸10の一
端が圧入嵌めされ一体構造を成している。中間軸
10の他端は前述の如くロツド部材6の先端部に
連結されている。ボールスタツド14の変位が大
きくハウジング40に当接した後も、ハウジング
40に力が伝達される状態になると、伝達された
力は第2ハウジング52及び中間軸10を介して
ロツド部材6より伝達板15へと伝えられ車輪5
を転舵させる。従つて、電動機7が故障しても安
全な操舵が可能である。
端が圧入嵌めされ一体構造を成している。中間軸
10の他端は前述の如くロツド部材6の先端部に
連結されている。ボールスタツド14の変位が大
きくハウジング40に当接した後も、ハウジング
40に力が伝達される状態になると、伝達された
力は第2ハウジング52及び中間軸10を介して
ロツド部材6より伝達板15へと伝えられ車輪5
を転舵させる。従つて、電動機7が故障しても安
全な操舵が可能である。
第4図に示すトルク検出装置13の第2実施例
は、ポテンシヨメータ80をハウジング60の外
部に突出させて固設したものである。
は、ポテンシヨメータ80をハウジング60の外
部に突出させて固設したものである。
第4図において、ボールスタツド14は、第1
実施例と同様にハウジング60内に延び入り、ボ
ールシート62より両側支持されている。ボール
シート62はやはり可動スリーブ64と、可動ス
リーブ64に位置調整可能に螺入されたカバー6
3により保持されている。更にカバー63の外側
には蓋65がハウジング60内に螺合されて固定
されている。ハウジング60の外周には、ゴム製
のカバー61が被着されて内部を保護している。
蓋65には中間軸10が圧入嵌めされている。一
方、可動スリーブ64の他端は、ハウジング60
の内腔内を延び突出端と成つている。突出端には
前述したと同様、作動板66に挟まれたコイルバ
ネ67が止メ輪68により保持されている。ハウ
ジング60の開口端にはカバー70が螺入されて
先端が一方の作動板66に当接している。更に、
ハウジング60の開口端にはベース71がポテン
シヨメータ80のケース73とともにボルト72
により固定されている。ポテンシヨメータ80の
本体とケース73とはビス74により固定されて
いる。ポテンシヨメータ80の軸は軸方向に変位
可能に設けられ、ばね69により可動スリーブ6
4の突出端へと付勢されている。ポテンシヨメー
タ80を容易に取り外せるように配置することに
よりメインテナンスが簡単に実施できる効果があ
る。
実施例と同様にハウジング60内に延び入り、ボ
ールシート62より両側支持されている。ボール
シート62はやはり可動スリーブ64と、可動ス
リーブ64に位置調整可能に螺入されたカバー6
3により保持されている。更にカバー63の外側
には蓋65がハウジング60内に螺合されて固定
されている。ハウジング60の外周には、ゴム製
のカバー61が被着されて内部を保護している。
蓋65には中間軸10が圧入嵌めされている。一
方、可動スリーブ64の他端は、ハウジング60
の内腔内を延び突出端と成つている。突出端には
前述したと同様、作動板66に挟まれたコイルバ
ネ67が止メ輪68により保持されている。ハウ
ジング60の開口端にはカバー70が螺入されて
先端が一方の作動板66に当接している。更に、
ハウジング60の開口端にはベース71がポテン
シヨメータ80のケース73とともにボルト72
により固定されている。ポテンシヨメータ80の
本体とケース73とはビス74により固定されて
いる。ポテンシヨメータ80の軸は軸方向に変位
可能に設けられ、ばね69により可動スリーブ6
4の突出端へと付勢されている。ポテンシヨメー
タ80を容易に取り外せるように配置することに
よりメインテナンスが簡単に実施できる効果があ
る。
以上の構成のトルク検出装置13は、ボールス
タツド14が第3図及び第4図上左右に変位する
と、可動スリーブもまた左右に変位し、ポテンシ
ヨメータ50又は80の中心軸が左右に変動され
る。この中心軸の変動によりポテンシヨメータの
抵抗値が変わるので、入力トルクの大きさに応じ
た電気信号を取り出すことが可能である。
タツド14が第3図及び第4図上左右に変位する
と、可動スリーブもまた左右に変位し、ポテンシ
ヨメータ50又は80の中心軸が左右に変動され
る。この中心軸の変動によりポテンシヨメータの
抵抗値が変わるので、入力トルクの大きさに応じ
た電気信号を取り出すことが可能である。
以上の構成の電気式動力舵取装置の作動につい
て説明する。
て説明する。
運転者がハンドル1を操舵すると、ハンドル軸
2が左右に回動され、この回動は操向ギヤ装置3
を介してアーム9を揺動させる。アーム9が揺動
するとボールスタツド14も変位しトルク検出装
置13内のポテンシヨメータ50,80の中心軸
が変位され、入力トルクに応じた電気信号が制御
装置11へと出力される。
2が左右に回動され、この回動は操向ギヤ装置3
を介してアーム9を揺動させる。アーム9が揺動
するとボールスタツド14も変位しトルク検出装
置13内のポテンシヨメータ50,80の中心軸
が変位され、入力トルクに応じた電気信号が制御
装置11へと出力される。
制御装置11は入力トルクに関する情報とその
他の情報、例えば車速等の情報とから電動機7に
付与すべき電流を計算して電動機7を駆動制御す
る。電動機7が駆動されると前述したようにトル
ク伝達機構8を介してロツド部材6へとトルクが
伝達され、ハンドルの操舵方向及び入力トルクに
応じて操向車輪5が転舵されるようロツド部材6
が軸方向に変位する。即ち、ロツド部材6が変位
すると、伝達板15が軸16中心に回動し、ロツ
ド17,18の変位によつて車輪5が転舵され
る。
他の情報、例えば車速等の情報とから電動機7に
付与すべき電流を計算して電動機7を駆動制御す
る。電動機7が駆動されると前述したようにトル
ク伝達機構8を介してロツド部材6へとトルクが
伝達され、ハンドルの操舵方向及び入力トルクに
応じて操向車輪5が転舵されるようロツド部材6
が軸方向に変位する。即ち、ロツド部材6が変位
すると、伝達板15が軸16中心に回動し、ロツ
ド17,18の変位によつて車輪5が転舵され
る。
(考案の効果)
以上述べてきたように、本考案にかかる動力補
助装置においては、操向ギヤ装置と転舵装置のリ
ンク機構との間に配置される連結装置は、中間軸
とピツトマンアームとの間に形成されピツトマン
アームの先端に結合されたボールスタツドを含む
第1の枢着連結部と、中間軸の他端と転舵装置の
リンク機構との間に形成される第2の枢着連結部
と、中間軸に固定され第1の枢着連結部と包囲す
るハウジングと、このハウジング内に摺動自在に
内設されボールスタツドの球状頭部と係合する可
動スリーブと、この可動スリーブをハウジング内
において中立位置に戻す付勢力を可動スリーブに
与えるばねと、で構成した。また、トルク検出装
置は上記ボールスタツド、ハウジング、可動スリ
ーブ、ばね及び検知器により構成される。すなわ
ち、ボールスタツド、ハウジング、可動スリーブ
及びばねは、連結装置の構成要素とトルク検出装
置の構成要素とに兼用されている。
助装置においては、操向ギヤ装置と転舵装置のリ
ンク機構との間に配置される連結装置は、中間軸
とピツトマンアームとの間に形成されピツトマン
アームの先端に結合されたボールスタツドを含む
第1の枢着連結部と、中間軸の他端と転舵装置の
リンク機構との間に形成される第2の枢着連結部
と、中間軸に固定され第1の枢着連結部と包囲す
るハウジングと、このハウジング内に摺動自在に
内設されボールスタツドの球状頭部と係合する可
動スリーブと、この可動スリーブをハウジング内
において中立位置に戻す付勢力を可動スリーブに
与えるばねと、で構成した。また、トルク検出装
置は上記ボールスタツド、ハウジング、可動スリ
ーブ、ばね及び検知器により構成される。すなわ
ち、ボールスタツド、ハウジング、可動スリーブ
及びばねは、連結装置の構成要素とトルク検出装
置の構成要素とに兼用されている。
これにより、トルク検出装置は可動スリーブの
軸方向移動を検知器で検知する形式のものとな
り、従来のように捩りトルクを検知する形式のも
のに比べて構造が簡単になる。また、連結装置の
構成要素の大半がトルク検出装置の構成要素を兼
用(特に可動スリーブが双方の構成要素を兼用)
しているので、トルク検出装置は中間軸の一方の
枢着部の近傍に配置されることになると共に、そ
の分部品点数が減少でき、かつ動力補助装置全体
の構成が簡素になる。
軸方向移動を検知器で検知する形式のものとな
り、従来のように捩りトルクを検知する形式のも
のに比べて構造が簡単になる。また、連結装置の
構成要素の大半がトルク検出装置の構成要素を兼
用(特に可動スリーブが双方の構成要素を兼用)
しているので、トルク検出装置は中間軸の一方の
枢着部の近傍に配置されることになると共に、そ
の分部品点数が減少でき、かつ動力補助装置全体
の構成が簡素になる。
第1図は本考案による電気式動力舵取装置の1
実施例を示す全体図、第2図は電動機及びトルク
伝達機構の詳細図、第3図はトルク検出装置の第
1実施例を示す断面図、第4図はトルク検出装置
の第2実施例を示す断面図である。 主要部分の符号の説明、1……操舵ハンドル、
3……操向ギヤ装置、4……転舵装置、5……操
向車輪、6……ロツド部材、7……電動機、8…
…動力補助機構(トルク伝達機構)、9……ピツ
トマンアーム、10……中間軸、11……制御装
置、13……トルク検出装置、14……ボールス
タツド、15,17,18,19,20……リン
ク機構、6,27……ボールスクリユー機構、1
0,14……第1の枢着連結部、6b,10……
第2の枢着連結部、40……ハウジング、44…
…可動スリーブ、46……ばね(コイルバネ)、
50……検知器(ポテンシヨメータ)。
実施例を示す全体図、第2図は電動機及びトルク
伝達機構の詳細図、第3図はトルク検出装置の第
1実施例を示す断面図、第4図はトルク検出装置
の第2実施例を示す断面図である。 主要部分の符号の説明、1……操舵ハンドル、
3……操向ギヤ装置、4……転舵装置、5……操
向車輪、6……ロツド部材、7……電動機、8…
…動力補助機構(トルク伝達機構)、9……ピツ
トマンアーム、10……中間軸、11……制御装
置、13……トルク検出装置、14……ボールス
タツド、15,17,18,19,20……リン
ク機構、6,27……ボールスクリユー機構、1
0,14……第1の枢着連結部、6b,10……
第2の枢着連結部、40……ハウジング、44…
…可動スリーブ、46……ばね(コイルバネ)、
50……検知器(ポテンシヨメータ)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 操舵ハンドルの回転により移動するピツトマン
アームを有する操向ギヤ装置と;操向車輪に連結
されるリンク機構を備えた転舵装置と;該転舵装
置と前記操向ギヤ装置とを連結して前記ピツトマ
ンアームの移動を前記転舵装置のリンク機構に伝
える連結装置と;前記操舵ハンドルのトルクを検
出するためのトルク検出装置と;外部より駆動制
御される電動機、一端が前記転舵装置のリンク機
構に枢着されたロツド部材、及び該ロツド部材の
他端を収容し前記電動機の回転運動を前記ロツド
部材の直線運動に変換するボールスクリユー機構
で構成される動力補助機構と;前記トルク検出装
置の信号により前記電動機の回転を制御する制御
装置と;から成る電気式動力舵取装置において、 前記連結装置は、前記操向ギヤ装置と前記転舵
装置との間に配置された中間軸と、該中間軸の一
端と前記ピツトマンアームとの間に形成され、前
記ピツトマンアームの先端に結合されたボールス
タツドを含む第1の枢着連結部と、前記中間軸の
他端と前記転舵装置のリンク機構との間に形成さ
れた第2の枢着連結部と、前記中間軸に固定され
たハウジングと、該ハウジング内に摺動自在に内
設され前記ボールスタツドの球状頭部と係合する
可動スリーブと、該可動スリーブを前記ハウジン
グ内において中立位置に戻す付勢力を前記可動ス
リーブに与えるばねと、で構成され、 前記トルク検出装置は、前記ボールスタツド
と、前記ハウジングと、前記可動スリーブと、前
記ばねと、前記可動スリーブが前記ばねの付勢力
に打勝つて摺動する際の摺動向き及び摺動変位量
を電気信号に変換して検知する検知器と、で構成
されていることを特徴とする電動式動力舵取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985028722U JPH0513668Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985028722U JPH0513668Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61145071U JPS61145071U (ja) | 1986-09-06 |
JPH0513668Y2 true JPH0513668Y2 (ja) | 1993-04-12 |
Family
ID=30526867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985028722U Expired - Lifetime JPH0513668Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513668Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0628374Y2 (ja) * | 1987-07-10 | 1994-08-03 | 東洋運搬機株式会社 | 電気式パワ−ステアリング装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375642A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-05 | Kubota Ltd | Power steering system |
JPS5536191A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-13 | Bosch Gmbh Robert | Servo steering apparatus |
JPS5547963A (en) * | 1978-09-27 | 1980-04-05 | Asmo Co Ltd | Electric power steering apparatus |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP1985028722U patent/JPH0513668Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375642A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-05 | Kubota Ltd | Power steering system |
JPS5536191A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-13 | Bosch Gmbh Robert | Servo steering apparatus |
JPS5547963A (en) * | 1978-09-27 | 1980-04-05 | Asmo Co Ltd | Electric power steering apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61145071U (ja) | 1986-09-06 |
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