JPS632830B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS632830B2
JPS632830B2 JP20513085A JP20513085A JPS632830B2 JP S632830 B2 JPS632830 B2 JP S632830B2 JP 20513085 A JP20513085 A JP 20513085A JP 20513085 A JP20513085 A JP 20513085A JP S632830 B2 JPS632830 B2 JP S632830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
rack
input shaft
pinion
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20513085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61160359A (ja
Inventor
Seiji Komamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP60205130A priority Critical patent/JPS61160359A/ja
Publication of JPS61160359A publication Critical patent/JPS61160359A/ja
Publication of JPS632830B2 publication Critical patent/JPS632830B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の操舵力を軽減するためのパワー
ステアリング装置に関する。
(従来の技術) 一般的なパワーステアリング装置にあつては、
ハンドルからの入力回転を機械的に検出して制御
バルブを作動させ、出力軸に取り付けた油圧アク
チユエータを入力回転と同方向に追従駆動し、も
つてハンドルの操作力を油圧力のパワーアシスト
により軽減するように構成されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような構成では、入力回転の
検出部分と制御バルブとを機械的に連動させる構
造が複雑となり、またその設置場所に制約を受け
ることから、パワーステアリング装置の小型化や
簡略化が困難であつた。
これに対して、例えば特開昭53−41673号にお
いて、ラツクアンドピニオン式パワーステアリン
グ装置のハウジングに設けた電動モータの出力を
ステアリング装置の入力側部材であるピニオンに
ベルトを介して伝導するようにした電気式パワー
ステアリング装置が提案されているが、この装置
にあつては電動モータの入力側トルクを一旦ピニ
オンに補助伝導し、次にピニオンを介してラツク
を駆動する構成であるので、実際の出力側である
ラツク及び車輪の変位には制御遅れや機械的損
失、及び誤差が生じるのを避けられず、精度及び
応答性の面で問題がある。また、この装置では電
動モータの回転力をベルト・プーリ機構によりア
シスト力として入力側に伝導する構成であるの
で、油圧式のものに比べて必ずしも軽量・小型と
は言えなかつた。
本発明はこのような問題を解決するために、ハ
ンドルからの入力を電気的に検出し、出力側に設
けた駆動モータを入力軸側のピニオンと協働して
回転制御することにより応答遅れのないパワーア
シスト作用が得られ、しかもコンパクトで構造の
簡単なパワーステアリング装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、ハンドルの回転に応じて車輪
の転向力をパワーアシストする車両のパワーステ
アリング装置において、ハンドルの回転が伝達さ
れる入力軸の一端に設けたピニオンの回転に連動
して車輪の向きを転向するラツクを設け、上記入
力軸に操舵入力と操舵抵抗との差に応じて生じる
ねじれ角を電気的に検出する検出部を取付け、該
検出部の出力にもとづいて、可逆的に駆動される
駆動モータを前記ラツクに対しピニオンと隔置し
て備え、この駆動モータの回転力をギヤを介して
直接ラツクに伝達するようにし、該ラツクをピニ
オンと協働して駆動するようにした。
(作用) ハンドルを回転すると回転方向及び回転力に応
じて駆動モータが駆動され、ハンドルの回転に連
動する出力側のラツクに噛合するモータのギヤに
より、ハンドルの回転と同方向にハンドルに直結
された入力側ピニオンと協働してラツクを移動さ
せる。これにより車輪の転向操作が出力側におい
てモータ駆動力の補助を受け、ハンドルの操舵力
を軽減する。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において、1はハンドル、2は操舵入力軸で
あり、入力軸2の途中には回転力の検出部3が設
けられる。この検出部3はハンドル1の操作時に
操舵入力と操舵抵抗との差に応じて生じるねじれ
角度を電気的に検出するストレインゲージを備
え、このストレインゲージはいずれの回転方向の
ねじれ角も検出するように入力軸2に張り付けら
れ、かつ電気的にブリツジ回路7を組むように結
線されている。5a,5bは入力軸2に同心的か
つ絶縁状態で取付けた導電性円板で、その外周に
接触端子6a,6bが弾性的に接触している。前
記ブリツジ回路7からの出力端子の一方は円板5
aに、他方は円板5bにそれぞれ接続し、したが
つてこれら端子6aと6bの間には入力軸2のね
じれ角に比例し、かつ回転方向によつて可逆的に
電位差を発生するようになつている。この出力は
増幅器などからなる制御回路8に入力する。
一方、入力軸2の先端に固着したピニオン40
は、左右の車輪45のナツクルアーム41に連結
したサイドロツド42のラツク43に噛合し、ハ
ンドル1の回転に応じてラツク43を左右に移動
する。このステアリング装置の出力側部材として
のラツク43に対しては同時に前記制御回路8の
出力で可逆回転する駆動モータ25の回転軸28
に固着したギヤ44が噛合する。このモータ25
の回転は入力軸2の回転と同方向になるように設
定してあり、モータ駆動力によりハンドル1の回
転操作力をステアリング装置の入力側ピニオン4
0と協働して出力側のラツク43において直接パ
ワーアシストする。
以上のように構成してあるので、いまハンドル
1をいずれかの方向に操作すると、車輪45の接
地抵抗により、入力軸2のピニオン40が噛合す
る出力側のサイドロツド42のラツク43は即座
には移動せず、この結果瞬時にして入力軸2は入
力回転の大きさと接地抵抗(車輪45の転向抵
抗)との差に応じてねじれを生じる。このねじれ
角は検出部3のストレインゲージにより電気的に
検出され、そのねじれ角とねじれ方向に応じて制
御回路8が駆動モータ25を回転駆動する。この
ため駆動モータ25のギヤ44が入力軸2のピニ
オン40と同方向に回転を始め、出力側部材であ
るラツク43をピニオン40と協働して移動させ
てサイドロツド42をストロークさせ、車輪45
の向きを変えるのである。
そして、ハンドル1を停止させると、この時の
車輪の転向状態における上記操舵入力と操舵抵抗
(接地抵抗)との関係が車輪45のセルフアライ
ニングトルク等に対するハンドルの保舵力となつ
て入力軸2のねじれ角が維持されるので、これに
よる検出部3の出力によつて駆動モータ25が依
然として出力状態に保持され、車輪側からの外力
に対向作用してバランスし、その結果、この平衡
出力関係において車輪45をその転舵角に保持す
るのである。またハンドル1が中立位置にある非
操舵時には、操舵入力も保舵力もハンドル1に入
力されないので、即座に入力軸2のねじれは消失
し、検出器3の出力がゼロになつてモータ25は
停止する。
上記転向操作はハンドル1がいずれの方向に回
転しても、その回転方向に対応して同様に行なわ
れることは容易に理解されよう。
なお、上記実施例において、駆動モータ25の
回転は図示してない他の適当な減速機構を介して
減速した状態でギヤ44に伝達してもよく、また
出力が不足するときは複数のモータを備えること
も可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明は、ハンドルの回転が伝達
される入力軸の一端に設けたピニオンの回転に連
動して車輪の向きを転向するラツクを設け、上記
入力軸に操舵入力と操舵抵抗との差に応じて生じ
るねじれ角を電気的に検出する検出部を取付け、
該検出部の出力にもとづいて可逆的に駆動される
駆動モータを備え、前記ラツクにこの駆動モータ
を前記ラツクに対し入力軸ピニオンと隔置して備
え、この駆動モータの回転力をギヤを介してラツ
クに伝達するようにしピニオンと協働してラツク
を駆動する構成とし、即ちステアリング装置の入
力軸側のピニオンと協働して出力側のラツクを直
接モータ駆動制御するようにしたので、応答遅れ
のないパワーアシスト作用が得られ、しかも正確
に精度よく操舵でき、更に、入力軸の回転を検出
する部分と、ラツクを駆動するモータとは電気的
な結線により連結できるので機械的な連絡手段が
不要となり、したがつて相互の位置関係に制約を
受けず、ステアリングコラムのクラツシユ機構等
他の付属部品の影響もないから車両の狭いエンジ
ンルームや車軸まわりにも自由に設置することが
でき、かつトルクの伝導もこれを2箇所に分散し
てラツクに伝えるので強度的にも有利であり、と
くにコンパクトで小回りの効く、ラツクピニオン
式のパワーステアリングの特徴を活かすことがで
きて全体的な構造の簡略化と共に低コスト化が図
れるという効果がある。
また殊に本発明によれば、入力軸側に設けたピ
ニオンと協働して出力側のラツクを直接的にモー
タにより駆動するようにしたことから、従来の電
気的パワーステアリングに比較して機械的損失や
誤差が少なく、従つて優れた精度及び応答性が得
られると共に、強度的にも有利で、装置の小型・
軽量化を確実に達成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す概略構成図であ
る。 1……ハンドル、2……入力軸、3……検出
部、5a,5b……円板、7……ブリツジ回路、
8……制御回路(増幅器)、25……駆動モータ、
28……回転軸、40……ピニオン、43……ラ
ツク、44……ギヤ、45……車輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハンドルの回転に応じて車輪の転向力をパワ
    ーアシストする車両のパワーステアリング装置に
    おいて、ハンドルの回転が伝達される入力軸の一
    端に設けたピニオンの回転に連動して車輪の向き
    を転向するラツクを設け、上記入力軸に操舵入力
    と操舵抵抗との差に応じて生じるねじれ角を電気
    的に検出する検出部を取付け、該検出部の出力に
    もとづいて可逆的に駆動される駆動モータを前記
    ラツクに対し前記入力軸のピニオンと隔置して備
    え、この駆動モータの回転力をギヤを介してラツ
    クに伝達するようにし、ラツクをピニオンと協働
    して駆動するように構成したことを特徴とするパ
    ワーステアリング装置。
JP60205130A 1985-09-17 1985-09-17 ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置 Granted JPS61160359A (ja)

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JP60205130A JPS61160359A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置

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JP60205130A JPS61160359A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11433878A Division JPS5544013A (en) 1978-09-18 1978-09-18 Power steering apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61160359A JPS61160359A (ja) 1986-07-21
JPS632830B2 true JPS632830B2 (ja) 1988-01-20

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JP60205130A Granted JPS61160359A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置

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JPS61160359A (ja) 1986-07-21

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