JPH0513640U - ダブルアクシヨンリベツター - Google Patents

ダブルアクシヨンリベツター

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JPH0513640U
JPH0513640U JP7011091U JP7011091U JPH0513640U JP H0513640 U JPH0513640 U JP H0513640U JP 7011091 U JP7011091 U JP 7011091U JP 7011091 U JP7011091 U JP 7011091U JP H0513640 U JPH0513640 U JP H0513640U
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rivet
oil
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port
pressure
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JP7011091U
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Inventor
藤 彰 邦 伊
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材同士の隙間や板材とリベットの頭部との
間でリベットが膨らむことなく該リベットをかしめるこ
とのできるリベッターを提供する。 【構成】 外筒10の内部に摺動自在な内筒14を挿入し、
該外筒10の基端部に該基端部側の開口を塞いで密閉する
基端壁10a を形成し、該基端壁10a に加圧給油孔10bを
形成する。上記内筒14の先端部には板押え部14cを形成
し、該内筒14の内部には摺動自在なピストン22を挿入す
る。該ピストン22の先端面にはスナップ支持ロッド24を
取り付け、該スナップ支持ロッド24の先端部には、窪み
部26a を有する加圧側スナップ26を取り付ける。上記外
筒10の先端部には湾曲したヨーク30の基端部を取り付
け、該ヨーク30の先端部の上記加圧側スナップ26に臨ん
だ位置に、リベット受け部32a を有する固定側スナップ
32を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板材等を締結するリベットをかしめるリベッターであって、第1段 目の動作で板材を密着させ、第2段目の動作でリベットをかしめるダブルアクシ ョンリベッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の板材同士を接合するには、これらの板材に形成した透孔にリベットを挿 通し、該リベットをかしめて上記板材を締結している。 図4に示すように、リベット1は棒形状のシャンク部1aと該シャンク部1aの一 端に形成されたほぼ半球形状の頭部1bとにより構成されており、上記シャンク部 1aが、締結する板材2に形成された透孔2aに挿通されている。また、油圧でリベ ット1をかしめる図示しないリベッターには、固定側スナップ4と加圧側スナッ プ6とが先端面同士を対向させて備えられており、これらの先端面には上記リベ ット1の頭部1bとほぼ等しい大きさ、形状の窪み部4a、6aが形成されている。
【0003】 そして、上記固定側スナップ4の窪み部4aに上記リベット1の頭部1bを係合さ せておき、上記シャンク部1aの先端側から加圧側スナップ6を近接させて、上記 固定側スナップ4の窪み部4aと加圧側スナップ6の窪み部6aとでリベット1を長 手方向に加圧し、上記シャンク部1aの先端部を変形させてリベット1をかしめて 、上記板材2同士を締結する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のリベッターによりリベット1をかしめると、以下のような不都 合が生ずることがある。図4に示すように、板材2は僅かな成型不良を有してい ることがあり、板材2同士を仮組みした時にこれら板材2同士の間に隙間G1 が 生じたり、また上記固定側スナップ4と板材2とが密着されていないと、リベッ ト1の頭部1bと板材2との間に隙間G2 が生じてしまう。
【0005】 そして、上記隙間G1、G2を有した状態でリベット1のかしめを行なうと、図 5に示すように、板材2同士の間やリベット1の頭部1bと板材2との間でリベッ ト1のシャンク部1aが膨らんでいわゆる不良リベットとなってしまい、このため 板材2同士が十分強固に締結されないおそれがある。
【0006】 そこで、この考案では、板材同士の隙間や板材とリベットの頭部との間でリベ ットが膨らむことなく該リベットをかしめることのできるリベッターを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案に係るダブルアクションリベッターは、 外筒の内部に摺動自在な内筒を挿入し、該外筒の基端部側の開口を基端壁によっ て閉塞し、上記基端部に外筒の内部と外部とを連通する給油孔を形成し、上記内 筒の、上記基端壁と対向しない端部に板押え部を形成し、該内筒の内部に摺動自 在なピストンを挿入し、該ピストンに上記基端壁と反対方向に伸長するスナップ 支持ロッドを取り付け、該スナップ支持ロッドの先端部に、先端面に窪み部を有 する加圧側スナップの基端部を取り付け、該加圧側スナップの先端面側の摺動方 向の延長上の適宜位置に、上記窪み部に対向するリベット受け部を有する固定側 スナップを位置させ、該固定側スナップと上記外筒とを支持手段により固定した ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
複数の板材に形成された透孔にリベットのシャンク部を挿通させ、上記固定側 スナップのリベット受け部に該リベットの頭部を係合させる。
【0009】 そして、上記外筒の給油孔の外部から内部に作動油を給油する。この作動油に より上記内筒及びピストンの上記基端壁に対向する面が押圧され、これら内筒及 びピストンが上記基端壁から離隔する方向に摺動され、該内筒の板押え部が上記 板材に当接する。このため、1段目の動作として、該板押え部と上記固定側スナ ップとが板材及びリベットの頭部を挟持して、上記板材同士の隙間G1 やリベッ ト頭部と板材との隙間G2 をなくす。また、上記ピストンと共にスナップ支持ロ ッド及び加圧側スナップが摺動され、該加圧側スナップの窪み部と上記固定側ス ナップのリベット受け部とがリベットを挟持する。なお、該リベットを圧潰する には大きな加圧力が必要なので、上記板押え部が板材に当接するより先に加圧側 スナップがリベットに当接しても、該加圧側スナップは停止したままで内筒のみ が摺動して板材を押える。
【0010】 そして、上記給油孔の外部からさらに作動油を給油して油圧を十分に上昇させ ると、上記ピストンがさらに押圧され、2段目の動作として、上記加圧側スナッ プの窪み部と固定側スナップのリベット受け部とにより挟持されたリベットのシ ャンク部の先端部が圧潰され、該リベットがかしめられて上記板材同士が締結さ れる。
【0011】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づいて、本考案に係るダブルアクションリベッター を説明する。なお、図1中で矢印F方向は各部品の先端方向を示している。
【0012】 図1に示すように、ほぼ円筒形状の外筒10の基端部には基端部側の開口を塞い で密閉する基端壁10aが形成されており、該基端壁10aの一部には外筒10の内部と 外部とを連通する給油孔としての加圧給油孔10bが形成され、また該基端壁10aに は作動スイッチ12が取り付けられている。該外筒10の先端部は内径が僅かに縮径 されて内壁面にバネ受け部10c が形成されており、該先端部付近には外筒10の内 部と外部とを連通する戻し給油孔10e が形成されている。
【0013】 そして、上記外筒10の内部には、上記バネ受け部10c の内径とほぼ等しい外径 を有するほぼ円筒形状の内筒14が外筒10に対して摺動自在に挿入されており、該 内筒14の基端部には上記外筒10の内径とほぼ等しい外径を有するバネ押え部14a が形成されている。また、該内筒14の先端部は縮径されて内壁面にピストン止め 部14bが形成されており、外壁面には円錐台形に先端方向に突出した板押え部14c が形成されている。該ピストン止め部14b の基端側には、上記内筒14の内径とほ ぼ等しい外径を有し、上記ピストン止め部14b の内径とほぼ等しい内径を有する メタルリング16が嵌め込まれており、該内筒14の中央部の適宜位置には内部と外 部とを連通する戻し通油孔14dが形成されている。また、上記バネ受け部10cとバ ネ押え部14a との間には圧縮コイルバネからなる戻しバネ18を介在させ、その復 元力を、内筒14が基端部方向に摺動するよう付勢してある。
【0014】 そして、上記内筒14の内部には、該内筒14の内径とほぼ等しい外径を有し、外 周にはオイルリング20が巻回されたピストン22が摺動自在に挿入されており、該 ピストン22の先端面には、上記メタルリング16の内径とほぼ等しい外径を有する スナップ支持ロッドとしてのピストンロッド24が一体的に取り付けられている。 該ピストンロッド24はメタルリング16に摺動自在に挿入されており、該ピストン ロッド24の先端部には加圧側スナップ26の基端部が一体的に取り付けられている 。該加圧側スナップ26の先端面には、図3に示すように、リベット28のほぼ半球 形状の頭部28aとほぼ等しい形状の窪み部26aが形成されている。
【0015】 また、図1に示すように、上記外筒10の先端部の外壁面には、ほぼコ字形状の 支持手段としてのヨーク30の、該コ字形の一方の脚部の端部が固着されており、 該ヨーク30の他方の脚部の端部であって上記加圧側スナップ26に臨んだ位置には 、固定側スナップ32が取り付けられている。該固定側スナップ32の上記加圧側ス ナップ26に対向する面には、上記リベット28の頭部28a とほぼ等しい形状のリベ ット受け部32a が形成されている。すなわち、上述した外筒10及び内筒14、シリ ンダ22、加圧側スナップ26、固定側スナップ32等により、ダブルアクションリベ ッターの作動部34が構成されている。
【0016】 一方、図2はこのダブルアクションリベッターの駆動油圧回路を示すもので、 同図に示すように、モータ36の駆動により作動するオイルポンプ38の吸込口は送 油管42a によりオイルタンク40と連通しており、該オイルポンプ38の吐出口は給 油管42bによりメインバルブ44の第1ポート44aと連通している。該給油管42b に は逃し弁46が取り付けられており、オイルポンプ38の吐出圧が所定値より大きく なった場合に、その作動油を上記オイルタンク40に戻している。
【0017】 上記メインバルブ44は、第1ポート44a 及び第2ポート44b、第3ポート44c、 第4ポート44dを有しており、ソレノイド44e及び戻しバネ44f により2つの状態 に切替自在となっている。すなわち、上記第1ポート44a及び第3ポート44cと、 上記第2ポート44b 及び第4ポート44dとがそれぞれ連通した原状態44gと、上記 第1ポート44a及び第4ポート44dと、上記第2ポート44b及び第3ポート44cとが それぞれ連通した切替状態44h とが切替自在となっている。そして、上記原状態 44gから切替状態44hへの切替を行なうソレノイド44e は、上記作動部34の作動ス イッチ12に連係されている。
【0018】 上記メインバルブ44の第3ポート44cは給油管42cにより上記作動部34の戻し給 油孔10eと連通しており、該作動部34の加圧給油口10bは送油管42d により増圧装 置48の増圧部48aと連通している。上記送油管42dには所定値以上の油圧を検知す る圧力スイッチ50が取り付けられ、該圧力スイッチ50は上記作動部34の作動スイ ッチ12に連係されている。また、上記増圧装置48は、小ピストン48c を有する増 圧部48aと大ピストン48dを有する加圧部48b とから構成され、これら小ピストン 48cと大ピストン48dとは一体的に摺動する。
【0019】 上記増圧装置48の増圧部48aは送油管42eによりインテンスフェアーバルブ52の 第3ポート52cと連通しており、該インテンスフェアーバルブ52の第1ポート52a は送油管42fにより上記メインバルブ44の第4ポート44dと連通している。
【0020】 上記インテンスフェアーバルブ52は、第1ポート52a及び第2ポート52b、第3 ポート52c、第4ポート52dを有しており、上記配管42c、42f内の油圧により2つ の状態に切替自在となっている。すなわち、上記第1ポート52a 及び第3ポート 52cと、上記第2ポート52b及び第4ポート52dとがそれぞれ連通した原状態52eと 、上記第1ポート52a及び第4ポート52dとが連通し、上記第3ポート52c が閉じ て送油管42eを閉塞した切替状態52fと切替自在となっている。そして、上記原状 態52eから切替状態52fへの切替は、上記インテンスフェアーバルブ52の第1ポー ト52aとメインバルブ44の第4ポート44dとを連通する送油管42f 内を流通する高 圧の作動油により行なわれ、上記切替状態52fから原状態52eへの切替は、上記メ インバルブ44の第3ポート44cと上記作動部34の戻し給油孔10eとを連通する給油 管42c内を流通する高圧の作動油により行なわれる。
【0021】 上記インテンスフェアーバルブ52の第4ポート52dは送油管42gにより上記増圧 装置48の加圧部48bと連通しており、第2ポート52bは戻り管42h により上記オイ ルタンク40と連通している。
【0022】 以上に述べた本実施例の作用を、以下に説明する。 図2に示すように、上記ダブルアクションリベッターの電源をオンして上記作 動スイッチ12をオンする前の待機状態では、モータ36の駆動によりオイルポンプ 38が作動しており、上記オイルタンク40に貯蔵されている作動油が、上記送油管 42a 内を流通してオイルポンプ38の吸込口から吸い込まれ、加圧されて吐出口か ら吐出される。この時、上記メインバルブ44は、第1ポート44aと第3ポート44c との間に作動油が流通自在な原状態44g となっているので、上記オイルポンプ38 から吐出された作動油は、上記給油管42b内を流通して上記第1ポート44aから流 入して第3ポート44c から流出し、上記給油管42c 内を流通して上記戻し給油孔 10e から作動部34内に流入する。
【0023】 図1に示すように、上記戻し給油孔10e から流入した作動油は、上記外筒10の 内壁面及びバネ受け部10cと、上記内筒14の外壁面及びバネ押え部14aとの間に流 入され、該内筒14のバネ押え部14aを押圧し、該内筒14を基端壁10aに押し付けて いる。また、該内筒14の戻し通油孔14d から該内筒14の内部に作動油が流入し、 上記ピストン22の先端面を押圧し、該ピストン22を基端壁10a に押し付けている 。ところで、この待機状態では、図2に示すように、上記オイルポンプ38から吐 出された作動油は上記作動部34の内部で流通を止められるので、油圧が過剰に上 昇してしまう。このため、油圧が所定値より大きくなると上記逃し弁46により作 動油がオイルタンク40に戻される。
【0024】 そして、上記待機状態では、図3に示すように、二点鎖線で示す内筒14及び加 圧側スナップ26と、固定側スナップ32とは適宜に離隔している。この状態で、複 数の板材54に形成した透孔54a にシャンク部28b を挿通させたリベット28の頭部 28aを、上記固定側スナップ32のリベット受け部32aに係合させ、上記シャンク部 28bの先端に上記加圧側スナップ26の窪み部26aを指向させる。そして、複数の板 材54を締結させるためにこのリベット28をかしめるには、上記作動スイッチ12を 操作する。
【0025】 図2に示すように、上記作動スイッチ12を操作することにより、上記メインバ ルブ44のソレノイド44eが作動し、原状態44gから切替状態44h に切り替わる。こ のため、上記オイルポンプ38から吐出された作動油はメインバルブ44の第1ポー ト44a及び第4ポート44dを流通して、インテンスフェアーバルブ52の第1ポート 52aに流入される。該インテンスフェアーバルブ52は原状態52eとなっているので 、上記作動油は第1ポート52a及び第3ポート52cを流通して上記増圧装置48の増 圧部48aに流入される。該増圧部48aでは作動油が小ピストン48c を押圧し、該小 ピストン48cは大ピストン48dを摺動させる。このため、増圧装置48の加圧部48b 内の油が上記大ピストン48d により排出され、該排出油は、上記インテンスフェ アーバルブ52の第4ポート52d及び第2ポート52bを流通して、オイルタンク40に 戻される。また、上記増圧部48aから送油管42dに流出した作動油は、上記作動部 34の加圧給油孔10b に流入する。
【0026】 図1に示すように、上記加圧給油孔10bから流入した作動油は、上記基端壁10a と上記内筒14及びピストン22との間に流入し、内筒14及びピストン22の基端面を 押圧する。このため、これら内筒14及びピストン22は戻しバネ18に抗して先端方 向に摺動し、図3の実線に示すように、内筒14の板押え部14c が板材54に当接し 、ピストン22と一体的な加圧側スナップ26の窪み部26a がリベット28のシャンク 部28b の先端に当接する。この時、上記板押え部14c と固定側スナップ32との間 には適宜な挟持力が作用するので、上記板材54同士の間、またリベット28の頭部 28a と板材54との間に生じていた隙間が押えられる。また、上記オイルポンプ38 からの油圧が直接に上記ピストン22及び加圧側スナップ26に加わっており、この 油圧では上記リベット28を圧潰するには十分ではないので、加圧側スナップ26が リベット28に当接した状態が維持される。
【0027】 一方、図1に示すように、上記内筒14及びピストン22が先端方向に摺動するこ とにより、内筒14のバネ押え部14aと外筒10のバネ受け部10cとの間の油は上記戻 し給油孔10e から排出される。図2に示すように、この排出された油は、送油管 42cを流通してメインバルブ44の第3ポート44cに給送される。この時、メインバ ルブ44は切替状態44hとなっているので、この排出油は第3ポート44c及び第2ポ ート44b を流通してオイルタンク40に戻される。
【0028】 また、上記増圧部48aでは小ピストン48cが押圧されて摺動範囲の一端に当接し 、上記作動部34では内筒14が板材54に、加圧側スナップ26がリベット28にそれぞ れ当接して、上記オイルポンプ38からの作動油の流通が止められているので、上 記配管42b、42f、42e、42dの内部の油圧が上昇する。このため、上記メインバル ブ44の第4ポート44dとインテンスフェアーバルブ52の第1ポート52aとの間の送 油管42f内の高圧の作動油が、インテンスフェアーバルブ52を切替状態52fに切り 替える。
【0029】 従って、上記オイルポンプ38からの作動油はメインバルブ44を経て、インテン スフェアーバルブ52の第1ポート52a及び第4ポート52dを流通し、上記増圧装置 48の加圧部48b に流入される。該作動油は加圧部48b内で大ピストン48dを押圧し 、該大ピストン48dは上記増圧部48aの小ピストン48c を摺動させるので、該増圧 部48a内の油が加圧されて送油管42d、42eに排出される。該送油管42eにより排出 された油は上記インテンスフェアーバルブ52の第3ポート52c に至るが、該第3 ポート52cは閉塞されているので、上記増圧部48aからの排出油は送油管42d によ り上記作動部34の加圧給油孔10b に流入する。
【0030】 そして、図1に示すように、上記加圧給油孔10b から流入された高圧の油が上 記ピストン22及び内筒14を押圧する。なお、ピストン22が押圧される面積は内筒 14が押圧される面積より大きいので、加圧側スナップ26の加圧力が板押え部14c の加圧力より大きいものとなっており、また図3に示すように、リベット28は板 材54より軟らかい材料により構成されているので、リベット28に当接している加 圧側スナップ26が摺動し、その窪み部26aが上記リベット28のシャンク部28bの先 端部を圧潰してリベット28をかしめ、板材54が締結される。
【0031】 そして、リベット28をかしめると、上記加圧側スナップ26が板材54に当接し、 ピストン22の摺動が止められ、オイルポンプ38からの作動油が流通できなくなり 、配管42b、42f、42g、42d等の内部の油圧が上昇する。この時、加圧給油孔10b と増圧部48aとの間の送油管42dに取り付けられた圧力スイッチ50が、油圧が所定 値以上に加圧されたことを検知してオフに切り替わる。このため、上記メインバ ルブ44のソレノイド44e を作動させる信号がオフされるので、該メインバルブ44 は戻しバネ44fにより原状態44gに切り替えられる。
【0032】 そして、オイルポンプ38からの作動油は戻し給油孔10e から流入されるので、 図1に示すように、該作動油は内筒14のバネ押え部14a 及びピストン22の先端面 を押圧し、該バネ押え部14a には上記戻しバネ18の復元力も作用して、これら内 筒14及び加圧側スナップ26等が外筒10の内部に引き込まれる。また、上記内筒14 及びピストン22の基端面と上記基端壁10aとの間の油は加圧給油孔10bから排出さ れ、この油は上記増圧装置48の増圧部48aに流入する。該増圧部48aでは小ピスト ン48cを押圧すると同時に、上記インテンスフェアバルブ52の第3ポート52cに油 を排出する。この時、上記メインバルブ44の第3ポート44cと上記戻し給油孔10e との間の給油管42c 内の油圧が上昇しているので、上記インテンスフェアーバル ブ52が切替状態52fから原状態52eに切り替えられる。このため、上記増圧部48a からの油は、インテンスフェアーバルブ52の第3ポート52c及び第1ポート52aを 流通して、上記メインバルブ44の第4ポート44d及び第2ポート44bを流通し、オ イルタンク40に戻される。また、上記増圧装置48の加圧部48b 内の油は上記大ピ ストン48dにより押圧され、インテンスフェアーバルブ52の第4ポート52d及び第 2ポート52b を流通してオイルタンク40に戻される。そして、上記圧力スイッチ 50の状態は、油圧回路が待機状態になるまで図示しない維持回路により維持され る。 なお、作業者が作業中に上記作動スイッチ12をオフすれば上記ソレノイド44e が作動しなくなるので、油圧回路は上記待機状態となる。
【0033】 上述のように、本実施例によれば、作動油が低圧の時に板押え部14c 及び固定 側スナップ32により板材54とリベット28の頭部28a とを挟持しておき、次いで作 動油を高圧にして加圧側スナップ26及び固定側スナップ32がリベット28をかしめ る。このため、これら板材54やリベット28等の間に隙間がある状態でリベット28 がかしめられることはなく、作業の確実性が向上する。
【0034】 また、本実施例では、インテンスフェアーバルブ52の切替により増圧装置48を 作動させるので、1台の定常的な作動をするオイルポンプ38の出力のみで低圧と 高圧の作動油を供給することができる。
【0035】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案に係るダブルアクションリベッターによれば、1 段目の動作として内筒の板押え部及び固定側スナップにより板材とリベットとを 挟持してから、2段目の動作として加圧側リベット及び固定側スナップによりリ ベットを加圧する。このため、板材同士や板材とリベットの頭部との隙間をなく した状態でリベットをかしめるので、リベットの一部が膨らんだりくびれたりす ることがない。従って、不良リベットがなくなるので、板材同士の接合部の強度 が確保され、工作物の強度に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のダブルアクションリベッターの作動
部の切断面を示す、一部省略の断面図である。
【図2】本実施例のダブルアクションリベッターを作動
させる油圧回路図である。
【図3】本実施例のダブルアクションリベッターが板材
及びリベットを挟持した状態を示す、一部省略の断面図
である。
【図4】従来のリベッターがリベットを挟持している状
態を示す、一部省略の断面図である。
【図5】従来のリベッターにより図4の状態のリベット
をかしめた状態を示す、一部省略の断面図である。
【符号の説明】
10 外筒 10a 基端壁 10b 加圧給油孔(給油孔) 14 内筒 14c 板押え部 22 ピストン 24 ピストンロッド(スナップ支持ロッド) 26 加圧側スナップ 26a 窪み部 28 リベット 28a リベットの頭部 28b リベットのシャンク部 30 ヨーク(支持手段) 32 固定側スナップ 32a リベット受け部 54 板材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒の内部に摺動自在な内筒を挿入し、
    該外筒の基端部側の開口を基端壁によって閉塞し、上記
    基端部に外筒の内部と外部とを連通する給油孔を形成
    し、 上記内筒の、上記基端壁と対向しない端部に板押え部を
    形成し、該内筒の内部に摺動自在なピストンを挿入し、 該ピストンに上記基端壁と反対方向に伸長するスナップ
    支持ロッドを取り付け、該スナップ支持ロッドの先端部
    に、先端面に窪み部を有する加圧側スナップの基端部を
    取り付け、 該加圧側スナップの先端面側の摺動方向の延長上の適宜
    位置に、上記窪み部に対向するリベット受け部を有する
    固定側スナップを位置させ、該固定側スナップと上記外
    筒とを支持手段により固定したことを特徴とするダブル
    アクションリベッター。
JP7011091U 1991-08-07 1991-08-07 ダブルアクシヨンリベツター Pending JPH0513640U (ja)

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