JPH0227515Y2 - - Google Patents

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JPH0227515Y2
JPH0227515Y2 JP1982163091U JP16309182U JPH0227515Y2 JP H0227515 Y2 JPH0227515 Y2 JP H0227515Y2 JP 1982163091 U JP1982163091 U JP 1982163091U JP 16309182 U JP16309182 U JP 16309182U JP H0227515 Y2 JPH0227515 Y2 JP H0227515Y2
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JP
Japan
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small
ram
pressure
receiving surface
oil chamber
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JP1982163091U
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JPS5967890U (ja
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線の圧縮接続等に用いられる手動式
の油圧圧縮工具の改良に関するものである。
従来手動式の油圧圧縮工具においては、圧縮動
作に際して、先にラムを早送りして電線を圧縮ダ
イス間に挟み、しかる後高圧油によりラムをゆつ
くりと進めて圧縮を行う形式の油圧機構が用いら
れている。そのような機構の一つとして、早送り
をばね力により行うものがある。ところがこれは
ラムの送りを途中で止めることができないため指
などを挟む危険がある。他の一つに、プランジヤ
ポンプのピストンを大径、小径の2段とし、大径
ピストンによる低圧の送油でラムを早送りした
後、小径ピストンによりラムを高圧送りするもの
がある。ところがこの場合プランジヤポンプのピ
ストンをあまり大型化することができないため、
結局早送りのスピードが遅いという問題点があつ
た。
また、特公昭41−7157号の公報には、ピストン
14の中心孔15内へ圧送管11を介して油を送
り込むことによりピストン14を早送りし、ピス
トン14が所定距離押し出されて圧送管11の先
端部のスリツト16がピストン14の中心孔15
から抜け出た後は、油をこのスリツト16を介し
てピストン室12内に送り、ゆつくりと、高圧
で、ピストン14を送り出すようになつている線
接続端子の圧着装置が記載されている。しかも、
これにおいては、早送りから高圧低速送りへの切
替タイミングが、ピストン14の中心孔15から
抜け出し距離に規制され、常時一定であるため、
同一寸法の部材を繰返し圧縮するための工具とし
ては使用できるが、あらゆる寸法の部材を、早送
りから高圧低速送りへの切替タイミングを適宜変
更しつつ自由に圧縮することができない。
本考案は、従来の油圧圧縮工具の上記のような
問題点に着目してなされたもので、ラムに大受圧
面と小受圧面とを設けると共に、これに対応して
本体に、大受圧面を押し出す大容量油室と、小受
圧面を押し出す小容量油室とを設け、先に小容量
油室へ低圧油を送つてラムを早送りした後、大容
量油室へ高圧油を送つて圧縮動作させるようにす
ることにより上記問題点を解決することを目的と
するものである。
以下図について本考案の実施例を説明する。先
端部に圧縮ダイスDを保持したラム1は筒状の大
径部2と、この大径部2内に、これと一体または
別体の小径部3とを有する。この実施例では小径
部3は、大径部2と別体の棒ピストン状で、先端
が大径部受圧面2aに接している。
本体4には、大容量油室である大径ラムシリン
ダ5と、この大径ラムシリンダ5内に突設された
小容量油室たる小径ラムシリンダ6とを有し、大
径ラムシリンダ5にはラム1の大受圧面2aをも
つ大径部2が、また小径ラムシリンダ6にはラム
1の小受圧面3aをもつ小径部3が夫々挿入され
ている。大径ラムシリンダ5は、油通路により、
リリーフ弁7、吐出弁8を介してポンプ9に連通
し、さらに吸入弁10を介して油タンク11に連
通している。また大径ラムシリンダ5は、吸入油
通路により吸入弁12を介して直接油タンク11
に連通している。小径ラムシリンダ6は、油通路
により、吐出弁8を介してポンプ9に連通してい
る。13はチエツク弁である。小径ラムシリンダ
6とラム1の大径部2との間には押ばね14が介
設され、これによりラム1は常時引込方向へ付勢
されている。
次に作用を説明する。ポンプ9のプランジヤ9
aが図示しないハンドルの上下動に連動して上下
動すると、油は油タンク11から吸入弁10を介
して吸入され、吐出弁8を介して押し出される
が、リリーフ弁7は所定圧になるまで開かない。
このため油は小径ラムシリンダ6内に送られ、ば
ね14を圧縮しつつラム3が低圧で早送りされ、
ダイスDが電線を挟む。ラム3が早送りされる
際、大径ラムシリンダ5内には、吸入弁12を介
して油タンク11から直接油が吸入される。さら
に継続してハンドルを上下動させてポンプ9を動
作させると、ダイスDが被圧縮部材に当接して停
止し、これによつてポンプ9内の油圧が高まり、
所定油圧に達したところでリリーフ弁7が開き、
大径ラムシリンダ5内に高圧の油が送り込まれ
る。これによつてラム2,3がさらに押し出され
ダイスDは電線を高圧で圧縮する。圧縮作業が完
了したら、図示しない排出弁を開けば、ラム1が
ばね14により復元し、油は排出弁を介し油タン
クへ戻る。
第2図には他の実施例を示す。この実施例で
は、ラム1′は、大受圧面2′aを有する大径部
2′と、中央部に穿たれた、小容量油室を構成す
る小径シリンダ3′とを有し、小径シリンダ3′内
には小受圧面3′aが構成される。他方本体4′に
は、ラム1′の大径部2′を収容する大容量油室た
る大径ラムシリンダ5′が設けられ、それの中央
部にピストン6′が突設され、これがラム1′の小
径シリンダ3′内に受け入れられている。ばね1
4′はラム1′と本体4′との間に介設され、ラム
1′を常時引込方向へ付勢している。そして、大
径ラムシリンダ5′はリリーフ弁7、吐出弁8、
ポンプ9、吸入弁10を介して油タンク11へ連
通すると共に、吸入弁12を介して直接油タンク
11へ連通している。ラム1′の小径シリンダ
3′は、ピストン6′を貫通する油通路6′a、吐
出弁8、ポンプ9、吸入弁10を介して油タンク
11に連通している。なお図において同一符号は
同一構造部を指示するものとする。従つて、この
実施例は、前記実施例のラム小径部3と本体4の
小径ラムシリンダ6とが入れかわつたもので、そ
の作用はそれと同様である。
以上説明してきたように、本考案は、ラム1,
1′に大受圧面2a,2′aと小受圧面3a,3′
aとを設けると共に、これに対応して本体4,
4′内に、大受圧面2a,2′aを押す大容量油室
たる大径ラムシリンダ5,5′と小受圧面3a,
3′aを押す小容量油室たる小径ラムシリンダ6
または小径シリンダ3′を設け、リリーフ弁7に
より、先に小容量油室へ低圧油を送つてラム1,
1′を早送りした後、大容量油室へ高圧油を送つ
て圧縮動作させる構成であるため、送油を止めれ
ば早送りを自由に止めることができるため安全で
あり、かつ早送りから高圧低速送りへの切替タイ
ミングが、被圧縮部材の大きさに対応して適宜変
化するから、たらゆる寸法の部材を迅速に圧縮す
ることができると共に、少ない送油量で効果的な
ラムの早送りがポンプ操作のみにて簡単に行うこ
とができ、しかも比較的簡易な構造により全体を
コンパクトに組み込むことができる結果、小型化
が可能であり、安価に得られるという特有の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図は他の実施例の断面図
である。 1,1′……ラム、2,2′……大径部、2a,
2′a……大受圧面、3……小径部、3′……小径
シリンダ、3a,3′a……小受圧面、4,4′…
…本体、5,5′……大径ラムシリンダ、6……
小径ラムシリンダ、6′……ピストン、7……リ
リーフ弁、9……ポンプ、11……油タンク、D
……ダイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮ダイスを保持するラムを本体内の油圧によ
    り移動させる油圧圧縮工具において、前記ラム
    に、大受圧面と小受圧面とを設けると共に、本体
    内に大受圧面を押し出す大容量油室と、小受圧面
    を押し出す小容量油室とを設け、大容量油室及び
    小容量油室を夫々油圧ポンプに連通し、かつ大容
    量油室と油圧ポンプとの間には、圧縮ダイスが被
    圧縮部材に当接してポンプ油圧が一定以上に高ま
    ると開くリリーフ弁を介在させ、圧縮動作に際し
    て、小容量油室内に先に低圧油を送つてラムを早
    送りすることを特徴とする油圧圧縮工具。
JP16309182U 1982-10-29 1982-10-29 油圧圧縮工具 Granted JPS5967890U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16309182U JPS5967890U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 油圧圧縮工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16309182U JPS5967890U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 油圧圧縮工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5967890U JPS5967890U (ja) 1984-05-08
JPH0227515Y2 true JPH0227515Y2 (ja) 1990-07-25

Family

ID=30357950

Family Applications (1)

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JP16309182U Granted JPS5967890U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 油圧圧縮工具

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JPS5967890U (ja) 1984-05-08

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