JP2002160135A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2002160135A
JP2002160135A JP2001211470A JP2001211470A JP2002160135A JP 2002160135 A JP2002160135 A JP 2002160135A JP 2001211470 A JP2001211470 A JP 2001211470A JP 2001211470 A JP2001211470 A JP 2001211470A JP 2002160135 A JP2002160135 A JP 2002160135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強力なクランプ力が得られるクランプ装置を
提供する。 【解決手段】 クランプ時には、空圧シリンダ12の第
2室22から圧縮空気を排出すると共に第1室21に圧
縮空気を供給する。すると、その第1室21の圧力と圧
縮バネ25の付勢力とによってピストン20が左方へ移
動し、そのピストン20が複数の係合ボール34と第1
受圧部材31とを介して出力ロッド26を右方へ強力に
移動させる。このため、クランプアーム10が反時計回
りの方向へ揺動して金型2を強力に押圧する。これに対
して、アンクランプ時には、上記の第1室21から圧縮
空気を排出すると共に第2室22に圧縮空気を供給す
る。すると、その第2室22の圧力によって、上記ピス
トン20が右方へ移動すると同時に上記の出力ロッド2
6が左方へ移動して、上記クランプアーム10が時計回
りの方向へ揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、出力ロッドを引
っ張るタイプのクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプ装置には、従来では米
国特許第4,488,713に記載されたものがある。
その従来技術は、ピストンの下側に空圧室を形成し、ク
ランプ時には上記の空圧室に供給した圧縮空気によって
上記ピストンを介して出力ロッドを引っ張り、アンクラ
ンプ時には圧縮バネによって上記ピストンを介して上記
の出力ロッドを復帰させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、作
動流体として利用される圧縮空気が低圧であるため、ク
ランプ力が小さいという問題があった。本発明の目的
は、強力なクランプ力が得られるクランプ装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1から図9、又は図
10、若しくは図11に示すように、クランプ装置を次
のように構成した。シリンダ部分13に環状のピストン
20を軸心方向へ移動可能で保密状に挿入し、上記シリ
ンダ部分13の第1端壁15と上記ピストン20との間
に第1室21を形成すると共に、同上シリンダ部分13
の第2端壁16と同上ピストン20との間に第2室22
を形成する。上記ピストン20とほぼ同心状に出力ロッ
ド26を設け、その出力ロッド26を前記の第2端壁1
6に軸心方向へ移動可能で保密状に挿入する。上記の第
2室22内で上記のピストン20と上記の出力ロッド2
6との間の環状空間に第1受圧部材31と第2受圧部材
32とを軸心方向に対面させ、これら第1と第2の受圧
部材31・32の間に環状の係合空間33を半径方向の
内方へすぼまるように形成して、その係合空間33に周
方向へ所定の間隔をあけて複数の係合部材34を挿入す
る。上記の第1受圧部材31を前記の出力ロッド26の
第1端26aに連結すると共に、上記の第2受圧部材3
2を前記の第2端壁16に連結する。前記の第1室21
に設けた駆動手段47によって上記ピストン20を第2
端方向へ駆動することにより、そのピストン20に設け
た押圧面37が上記の係合部材34と上記の第1受圧部
材31とを順に介して上記の出力ロッド26を第1端方
向へ駆動し、前記の第2室22に圧力流体を供給するこ
とにより、その圧力流体が、上記ピストン20を第1端
方向へ復帰駆動すると共に上記の出力ロッド26を第2
端方向へ復帰駆動する。
【0005】なお、上記の駆動手段47としては、上記
の第1室21に供給される圧力流体の加圧力と同上の第
1室21に装着したバネ25の付勢力との少なくとも一
方の力を利用することが考えられる。また、上記の出力
ロッド26の第2端26bに連結されるクランプ具とし
ては、図2のクランプアーム10や図11のT脚7など
が考えられる。
【0006】上記の請求項1の発明は、例えば、図2と
図3に示すように、次のように作用する。図2のアンク
ランプ状態では、上記の第2室22に圧縮空気等の圧力
流体が供給され、その圧力流体の圧力によって、上記ピ
ストン20が第1端方向である右方へ移動すると共に前
記の出力ロッド26が第2端方向である左方へ移動して
いる。これにより、前記の複数の係合部材34が前記の
係合空間33の半径方向の外方へ移動すると共に前記の
第1受圧部材31が第2受圧部材32へ接近している。
上記の図2のアンクランプ状態から図3のクランプ状態
へ切換えるときには、上記の第2室22から圧力流体を
排出すると共に前記の駆動手段47によって上記ピスト
ン20を第2端方向である左方へ移動させる。すると、
そのピストン20に設けた押圧面37が上記の係合部材
34を上記の係合空間33の半径方向の内方へ移動させ
る。これにより、上記の係合部材34の楔作用によって
上記の第1受圧部材31と第2受圧部材32とが左右方
向へ強力に離間しようとする。そして、その第2受圧部
材32が前記シリンダ部分13の第2端壁16によって
受け止められるため、上記の第1受圧部材31が上記の
出力ロッド26を右方へ強力に引っ張るのである。
【0007】従って、上記の請求項1の発明は次の効果
を奏する。前記の駆動手段から前記ピストンに加えた駆
動力を、係合部材と第1受圧部材とを経て倍力変換した
状態で出力ロッドに伝達できるので、その出力ロッドを
強力に引っ張ることが可能となる。このため、その出力
ロッドに連結したクランプアームやT脚などのクランプ
具によって金型等の被固定物を強力にクランプできる。
しかも、アンクランプ時には、前記の第2室に供給した
圧力流体によって前記ピストンのみならず前記の出力ロ
ッドも復帰移動できるので、その出力ロッドを復帰させ
るための専用の戻し手段を省略できる。その結果、クラ
ンプ装置は簡素な構成でコンパクトに造れる。
【0008】請求項2の発明に示すように、上記の請求
項1の発明においては、例えば、図6又は図9に示すよ
うに、前記の係合部材34をボールやローラ等の転動体
によって構成することが好ましい。その請求項2の発明
は、上記の係合部材を小さい摩擦力で円滑に駆動できる
ので伝動効率が高まり、さらに大きなクランプ力が得ら
れる。
【0009】請求項3の発明に示すように、上記の請求
項1又は2の発明には次の構成を付加することが好まし
い。例えば、図2と図3、又は図10に示すように、前
記シリンダ部分13を支持ブロック6に固定し、その支
持ブロック6にクランプアーム10の支点部10aを揺
動自在に支持し、上記クランプアーム10の入力部10
cに前記の出力ロッド26の第2端26bを揺動自在に
連結したものである。その請求項3の発明は、上記の出
力ロッドの軸心方向の駆動力によってクランプアームを
揺動できるので、金型等の被固定物の種類に応じて適切
なクランプ装置を提供できる。
【0010】請求項4の発明に示すように、上記の請求
項3の発明において、例えば、同上の図2と図3、又は
図10に示すように、前記の支持ブロック6に前記シリ
ンダ部分13を着脱可能に取り付けることが好ましい。
その請求項4の発明は、上記の支持ブロックとシリンダ
部分とを別の部品とすることにより、異なる形式のクラ
ンプ装置に上記シリンダ部分を共通部品として利用でき
る。このため、これらクランプ装置は、安価に造れるう
え、メンテナンスも容易となる。
【0011】請求項5の発明に示すように、上記の請求
項3又は4の発明には次の構成を付加することが好まし
い。例えば、図2と図3及び図4Aと図4Bに示すよう
に、固定台1のT溝8又はその固定台1に取付けたガイ
ドブロックのT溝に係合するT脚7を前記の支持ブロッ
ク6の下部に設け、そのT脚7に、前記クランプアーム
10の出力部10bに上下方向に対面する突出部分7a
を設けたものである。
【0012】その請求項5の発明では、クランプ時に、
金型等の被固定物を上記クランプアームの出力部と上記
T脚の突出部分との間で垂直方向に挟みこむことが可能
となるので、そのクランプ時のクランプ反力によって前
記の支持ブロックが傾くのを防止できる。従って、その
支持ブロックの傾きに相当する角度だけ上記クランプア
ームの揺動角度を小さくできる。その結果、前記の出力
ロッドのストロークを小さくしてクランプ装置を小型に
造れる。なお、前記の第1室に供給される圧力流体によ
って前記の駆動手段の少なくとも一部を構成した場合に
は、上記の出力ロッドのストロークが小さくなることに
よって圧力流体の消費量も少なくなる。このため、省エ
ネルギのクランプ装置を提供できる。
【0013】請求項6の発明に示すように、上記の請求
項3又は4の発明において、例えば、図10に示すよう
に、固定台1の側面(または上面)に前記の支持ブロック
6を着脱可能に取り付けた場合には、T溝などを固定台
に設ける必要がなくなるので、クランプ装置の取付け構
造が簡素かつ確実となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1から図9は、本発明の第1実
施形態を示している。この第1実施形態は、プレス機械
の金型を固定するシステムに空圧式の倍力クランプ装置
を適用した場合を例示してある。図1の系統図に示すよ
うに、上記システムは、プレス機械のボルスタ1の上面
に載置した金型2を固定するための複数のクランプ装置
3と、これらのクランプ装置3に圧縮空気を供給および
排出するための給排装置4とを備える。なお、ここで
は、上記クランプ装置3を一つだけ示している。
【0015】まず、図2と図3および図4Aと図4Bに
基づいて、上記クランプ装置3の構造を説明する。図2
は、上記クランプ装置3のアンクランプ状態の縦断面図
である。図3は、同上クランプ装置3のクランプ状態の
縦断面図である。図4Aは、上記の図2中の4A−4A
折れ線矢視に相当する左側面視の断面図である。図4B
は、同上の図2中の4B−4B線矢視に相当する右側面
図である。
【0016】上記クランプ装置3は支持ブロック6を備
え、その支持ブロック6の下部に設けたT脚7が前記ボ
ルスタ1のT溝8に係合される。また、上記の支持ブロ
ック6の上部に上溝9が形成され、その上溝9にクラン
プアーム10が挿入される。そのクランプアーム10の
支点部10aが枢支ピン11によって上記の上溝9の側
壁9a・9bに揺動自在に支持される。さらに、上記の
T脚7が図2上で左向きに突出され、その突出部分7a
が上記クランプアーム10の出力部10bに上下方向に
対面している。
【0017】上記の支持ブロック6の上半部の右面に複
動形空圧シリンダ12のシリンダ部分13が固定され
る。より詳しくいえば、上記シリンダ部分13は、シリ
ンダバレル14と、第1端壁である右端壁15と、第2
端壁であるエンドプレート16とを備える。そのエンド
プレート16は、上記シリンダバレル14の左端部に保
密状に挿入されると共に止め輪17によって抜け止めさ
れている。そして、図4Bに示すように、上記シリンダ
バレル14の上記の左端部から4つのブラケット14a
が突設され、これらブラケット14aが4本のボルト1
8によって上記の支持ブロック6に着脱可能に取付けら
れる。
【0018】上記シリンダバレル14に環状のピストン
20が軸心方向へ移動可能で保密状に挿入される。その
ピストン20と前記の右端壁15との間にクランプ用の
第1室21が形成され、同上ピストン20と前記のエン
ドプレート16との間にアンクランプ用の第2室22が
形成される。また、上記シリンダバレル14の横部に
は、上記の第1室21に連通する第1給排口23と上記
の第2室22に連通する第2給排口24とが設けられ
る。なお、上記の第1室21内には、クランプ保持用の
圧縮バネ25が装着されている。
【0019】上記ピストン20の半径方向の内方で同上
ピストン20と同心状に出力ロッド26が配置される。
その出力ロッド26が上記エンドプレート16の貫通孔
16aに封止具27およびスクレーパ28を介して軸心
方向へ移動可能で保密状に挿入される。なお、上記の出
力ロッド26の外周面と上記の貫通孔16aとの間で上
記の封止具27およびスクレーパ28の左右外側には所
定の大きさの半径隙間Gが設けられている。その半径隙
間Gによって上記の出力ロッド26が上下方向へ僅かに
揺動可能になっている。
【0020】上記の出力ロッド26の右半部分と前記ピ
ストン20との間に倍力機構30が設けられる。その倍
力機構30について、上記の図2および図3を参照しな
がら図5Aから図5Cと図6によって説明する。上記の
図5Aから図5Cは、上記の倍力機構30の作動説明図
であって、図5Aはリリース状態を示し、図5Bはロッ
ク開始状態を示し、図5Cはロック終了状態を示してい
る。また、図6は、上記の倍力機構30の左側面視の断
面視模式図であって、右半図は上記リリース状態を示
し、左半図は上記ロック終了状態を示している。
【0021】前記の第2室22内で前記ピストン20と
前記の出力ロッド26との間の環状空間に、第1受圧部
材31と第2受圧部材32とが軸心方向に対面される。
これら第1と第2の受圧部材31・32の間に環状の係
合空間33が半径方向の内方へすぼまるように形成され
る。その係合空間33に周方向へ所定の間隔をあけて複
数の係合ボール(係合部材)34が挿入される。上記の第
1受圧部材31の第1カム面31aと第2受圧部材32
の第2カム面32aには、図示してないが、それぞれ、
放射状に延びる浅いU字溝を周方向に所定の間隔をあけ
て形成し、各U字溝に上記の係合ボール34を挿入する
ことが好ましい。上記ピストン20の内周に押圧リング
36が嵌着され、その押圧リング36の押圧面37が上
記の複数の係合ボール34に接当されている。図5Aか
ら図5Cに示すように、上記の押圧面37は、左方から
順に形成した円弧面38とテーパ面39とストレート面
40とによって構成されている。
【0022】上記の第1受圧部材31は、ナット状に形
成されて、上記の出力ロッド26の右端(第1端)26a
にネジ止めされる。上記の第2受圧部材32は、前記エ
ンドプレート16と一体に形成されている。さらに、前
記クランプアーム10の下部に下溝43が形成され、そ
の下溝43に前記の出力ロッド26の左端(第2端)26
bが挿入される。その左端26bは、上記の下溝43の
両側壁に設けた入力部10cに連結ピン44によって揺
動自在に連結される。
【0023】上記クランプ装置3は次のように作動す
る。図2のアンクランプ状態では、前記の第1室21か
ら圧縮空気を排出すると共に第2室22に圧縮空気を供
給している。このため、その第2室22の圧力によって
前記ピストン20が前記の圧縮バネ25の付勢力に抗し
て右方(第1端方向)へ移動し、これと同時に、同上の第
2室22の圧力によって前記の出力ロッド26が左方
(第2端方向)へ移動し、前記クランプアーム10がアン
クランプ位置Yに切り換わっている。このため、上記ク
ランプアーム10の出力部10bと前記の金型2との間
には、クランプ用クリアランスHが形成されている。な
お、上記のクランプアーム10を上記アンクランプ位置
Yへ確実に復帰させるために、そのクランプアーム10
の入力部10cと前記エンドプレート16との間に戻し
バネ(図示せず)を装着することが好ましい。上記アンク
ランプ状態では、図5A及び図6中の右半図に示すよう
に、前記の倍力機構30が前記リリース状態に切り換わ
り、前記の係合ボール34が前記の係合空間33の半径
方向の外方へ移動している。
【0024】上記の図2のアンクランプ状態から図3の
クランプ状態へ切換えるときには、上記の第1室21に
圧縮空気を供給すると共に上記の第2室22から圧縮空
気を排出する。これにより、上記ピストン20が上記の
第1室21の圧力と前記の圧縮バネ25の付勢力とによ
って左方へ移動していく。即ち、この第1実施形態で
は、上記の第1室21へ供給した圧縮空気と上記の圧縮
バネ25とによって駆動手段47を構成している。
【0025】上記ピストン20の左方移動の開始によ
り、まず、図5Bに示すように、前記の押圧リング36
の前記の円弧面38が前記の係合ボール34を係合空間
33の半径方向の内方へ急速に押圧して、前記の出力ロ
ッド26を右方へ急速に移動させるので、前記クランプ
アーム10が反時計回りの方向へ急速に揺動して、前記
の出力部10bが前記の金型2に接当する。引き続い
て、図5Cに示すように、上記の押圧リング36の前記
テーパ面39が同上の係合ボール34を半径方向の内方
へ強力に押圧して、同上の出力ロッド26を右方へ強力
に移動させる。これにより、図3に示すように、上記ク
ランプアーム10がクランプ位置Xへ切換わり、そのク
ランプアーム10の出力部10bが前記の金型2を前記
ボルスタ1の上面に強力に押圧する。
【0026】ところで、上記ボルスタ1の前記のT溝8
と前記のT脚7との間には嵌合隙間が存在する。このた
め、前記の突出部7aを備えてない一般のT脚の場合に
は、上記クランプ時に上記の金型2から上記クランプア
ーム10に作用する反力によって前記の支持ブロック6
が図3上で時計回りの方向へ傾き、その分だけ上記クラ
ンプアーム10を余分に揺動駆動することが要求され
る。しかしながら、本発明によれば、上記のT脚7に突
出部7aを設けたので、その突出部7aと上記の出力部
10bとの間で上記の金型2を真っすぐに挟み込める。
このため、上記クランプアーム10の余分な揺動を省略
して、前記の空圧シリンダ12のストロークを小さくで
きる。その結果、クランプ装置3は、コンパクトに造
れ、そのうえ、圧縮空気の消費量も少なくなる。
【0027】また、上記の図3のクランプ状態におい
て、何らかの原因によって前記の第1室21の圧力が低
下したり消失した場合であっても、前記の圧縮バネ25
の付勢力によって前記の倍力機構30の構成部材に大き
な摺動抵抗を付与できる。このため、その倍力機構30
をロック状態に保って、上記クランプアーム10をクラ
ンプ位置Xに確実に保持できる。
【0028】上記の図3のクランプ状態を解除するとき
には、上記の第1室21の圧縮空気を排出すると共に上
記の第2室22に圧縮空気を供給する。すると、図2に
示すように、その第2室22内の圧縮空気の圧力によっ
て上記ピストン20が上記の圧縮バネ25の付勢力に抗
して右方へ復帰し、これとほぼ同時に、同上の第2室2
2内の圧縮空気の圧力によって前記の出力ロッド26が
左方へ復帰する。これにより、その図2に示すように、
上記クランプアーム10が時計回りの方向へ揺動し、そ
のクランプアーム10の前記の出力部10bが前記の金
型2から離間する。
【0029】前記の倍力機構30のさらに具体的な態様
を図5Aから図5Cと図7に基づいて説明する。前記の
押圧面37のテーパ面39の傾斜角度は、水平面に対し
て約7.5度に設定してある。このため、そのテーパ面3
9のテーパ角度は約15度である。なお、その押圧面37
の前記の円弧面38の半径は、ここでは約3mmに設定し
てある。ちなみに、この第1実施形態では、前記シリン
ダバレル14の外径寸法は約60mmである。また、前記の
第1カム面31aと第2カム面32aの傾斜角度は、そ
れぞれ、垂直面に対して約33度と約25度とに設定してあ
る。このため、前記の係合空間33の楔角度は、約58度
である。
【0030】そして、上記の押圧面37の左端部に前記
の円弧面38を設けたので、図7に示すように次の長所
を奏する。その図7中の破線曲線F1は、前記の出力ロ
ッド26(又は前記クランプアーム10)のストロークS
と前記のクランプアーム10の押圧能力との関係を示し
ている。また、同上の図7中の実線曲線K1は、同上ス
トロークSと上記クランプアーム10のクランプ保持能
力との関係を示している。なお、そのクランプ保持能力
とは、前記のクランプ装置3のクランプ状態で前記の金
型2に外力が作用したときに、そのクランプ状態を保持
できる能力を意味している。
【0031】上記の図5Aから図5Bへの切換時には、
上記の円弧面38によって前記の係合ボール34を前記
の係合空間33の半径方向の内方へ急速に移動できる。
このため、図7中の破線曲線F1と実線曲線K1に示す
ように、約1mmの短いストロークで前記の押圧能力とク
ランプ保持能力とをフル能力にまで高めることが可能と
なる。このため、上記の出力ロッド26(又は上記のク
ランプアーム10)の全ストロークのうちのクランピン
グ用ストロークの領域が大きくなる。より具体的にいえ
ば、そのクランピング用ストロークは、この第1実施形
態では、1.5mmから4.5mmの広い領域を確保でき、余裕ス
トロークを見込んだ場合であっても2mmから3.5mmの領域
を確保できる。なお、上記ストロークSが約1mm以上の
領域では、そのストロークSが大きくなるにつれて上記
の押圧能力とクランプ保持能力とが漸減している。その
理由は、上記ストロークSが大きくなるにつれて前記の
圧縮バネ25の伸長量が大きくなって、その圧縮バネ2
5の付勢力が漸減するためである。
【0032】なお、前記のテーパ面39の傾斜角度は、
ここでは約7.5度に設定するとしたが、約3度から約15
度の範囲であることが好ましく、さらに好ましい範囲は
約4度から約12度である。また、前記の各カム面31a
・32aの傾斜角度は、ここでは約33度と約25度とに設
定するとしたが、それぞれ、約15度から約45度の範囲で
あることが好ましく、さらに好ましい範囲は約20度から
約35度である。ちなみに、上記の各傾斜角度を適切な値
に設定することにより、前記クランプアーム10の押圧
力は前記ピストン20の駆動力の1.5倍から4倍程度と
なり、また、同上クランプアーム10のクランプ保持力
は同上のピストン20の駆動力の約5倍からほぼ無限大
に近い値となる。
【0033】次に、前記の給排装置4について、前記の
図2と図3とを参照しながら前記の図1によって説明す
る。その図1に示すように、前記の給排装置4は、前記
の第1給排口23および第2給排口24にそれぞれ接続
した第1通路51および第2通路52と、上記の第1通
路51の途中部に設けた空気/空気式ブースタポンプ5
3と、上記の第1通路51の一次路51aと第2通路5
2とのいずれか一方を空圧源55に接続するとともに他
方を外気に接続するための切換弁54と、上記の第1通
路51の二次路51bから分岐された開閉弁56とを備
える。
【0034】上記の切換弁54は、ここでは、4ポート
2位置形の電磁弁であって、クランプ用の第1位置Dと
アンクランプ用の第2位置Eとに切換られるようになっ
ている。上記の第1位置Dでは、前記の空圧源55の圧
縮空気を上記の一次路51aへ供給すると共に上記の第
2通路52の圧縮空気を外気へ排出する。また、上記の
第2位置Eでは、同上の空圧源55の圧縮空気を上記の
第2通路52へ供給すると共に上記の一次路51aの圧
縮空気を外気へ排出する。
【0035】前記ブースタポンプ53は、ケーシング5
8と、そのケーシング58の小径孔59に保密状に挿入
した増圧ピストン60と、同上ケーシング58の大径孔
61に保密状に挿入した駆動ピストン62と、上記の両
ピストン60・62を連結するピストンロッド63とを
備えている。そして、上記ブースタポンプ53は、前記
の空圧源55の圧力よりも高い圧力の圧縮空気を前記の
第1給排口23へ供給するように作動する。
【0036】より詳しくいえば、上記の図1の状態で
は、上記の空圧源55の圧縮空気が、前記の一次路51
aと左右の入口逆止弁65・66とを経て左増圧室67
および右増圧室68へ供給されると共に、上記の一次路
51aの圧縮空気が圧力調整弁70と右方駆動位置Rの
反転用切換弁71とを経て左駆動室73へ供給される。
また、右駆動室74は、上記の反転用切換弁71を経て
外気へ連通されている。このため、前記の駆動ピストン
62および増圧ピストン60が右方へ移動して上記の右
増圧室68の圧縮空気が増圧し、その増圧した圧縮空気
が右の出口逆止弁78と前記の二次路51bと前記の第
1給排口23とを順に通って前記の第1室21へ供給さ
れる。なお、上記の増圧された圧縮空気の圧力は、前記
の圧力調整弁70の設定圧力を調節することによって変
更可能である。
【0037】上記の増圧ピストン60が右ストローク端
の近傍へ移動して切換ロッド80を右方へ押圧すると、
前記の反転用切換弁71が左方駆動位置Lに切換えられ
る。すると、前記の圧力調整弁70の圧縮空気が前記の
右駆動室74へ供給されるとともに前記の左駆動室73
が外気へ連通される。このため、前記の駆動ピストン6
2および増圧ピストン60が左方へ移動して前記の左増
圧室67の圧縮空気が増圧し、その増圧した圧縮空気が
左の出口逆止弁77と前記の二次路51bと前記の第1
給排口23とを順に通って前記の第1室21へ供給され
る。そして、上記の駆動ピストン62が左ストローク端
の近傍へ移動して前記の切換ロッド80を左方へ押圧す
ると、前記の反転用切換弁71が上記の左方駆動位置L
から前記の右方駆動位置Rに切換えられて、上記の駆動
ピストン62及び増圧ピストン60が右方へ移動してい
くのである。
【0038】上述のように増圧ピストン60が往復する
ことにより、前記の第1通路51の二次路51bを経て
前記の第1室21に高圧の圧縮空気が供給され、その高
圧の圧縮空気によって前記ピストン20が左方へ強力に
駆動される。引き続いて、前述したように、上記ピスト
ン20が前記の倍力機構30を介して前記の出力ロッド
26及び前記クランプアーム10をさらに強力にクラン
プ駆動する。従って、前記の空圧源55の圧縮空気の圧
力が比較的に低い場合でも、強力なクランプ力を備えた
クランプ装置3を提供できる。なお、上記の二次路51
bの圧力が設定圧力に上昇したときには、それを圧力ス
イッチ82が検出して、その検出信号によって上記クラ
ンプ装置3がクランプ状態となったことを確認できるよ
うになっている。
【0039】上記の二次路51bから圧抜き路84が分
岐され、その圧抜き路84に前記の開閉弁56が設けら
れる。その開閉弁56は、ここでは、パイロット式の2
ポート2位置形の切換弁であって、バネ85の付勢力に
よって閉じ位置Mに切換えられると共に、前記の第2通
路52に接続したパイロット路86の圧力によって開き
位置Nに切換えられるようになっている。
【0040】上記クランプ装置3を上記クランプ状態か
らアンクランプ状態へ切換えるときには、前記の切換弁
54を上記の第1位置Dから前記の第2位置Eへ切換え
ればよい。すると、前記の空圧源55の圧縮空気が前記
の第2通路52と前記の第2給排口24を経て前記の第
2室22に供給される。これと同時に、前記パイロット
路86の圧力によって前記の開閉弁56が開き位置Nに
切換わるので、前記の第1室21内の圧縮空気が上記の
開閉弁56を通って外気へ排出される。これにより、前
述したように前記クランプアーム10がアンクランプ駆
動する。
【0041】上記の第1実施形態は次のように変更可能
である。上記クランプ装置3を前記のT溝8の長手方向
へ移動させるアクチュエータを設けてもよい。前記ボル
スタ1に上記のT溝8を設けることに代えて、T溝を備
えたガイドブロックを上記ボルスタ1の上面に固定し、
そのガイドブロックのT溝に前記のT脚7を嵌入しても
よい。
【0042】図8は、前記の倍力機構30の第1変形例
を示し、前記の図5Aに相当する図である。この第1変
形例では、前記の押圧面37の左部を、上記の図5A中
の円弧面38に代えて急なテーパ面89によって構成し
てある。ここでは、その急なテーパ面89は、傾斜角度
を約30度(テーパ角度では約60度)に設定してある。その
急なテーパ面89の領域では、前記の図7に示すよう
に、前記クランプアーム10の押圧能力が一点鎖線F2
に示すように変化し、上記クランプアーム10のクラン
プ保持能力が二点鎖線K2に示すように変化する。
【0043】図9は、上記の倍力機構30の第2変形例
を示し、前記の図6に相当する図である。この場合、前
記の係合部材34は、上記の図6のボールに代えてロー
ラを採用してある。上記のローラ形の係合部材34は、
許容面圧が大きいので、耐久性に優れる。このため、ク
ランプ装置3を長期間にわたってメンテナンスフリーで
使用できるという長所がある。
【0044】図10は、本発明の第2実施形態を示し、
上記の第1実施形態の前記の図2に相当する立面図であ
る。この図10の第2実施形態は、上記の第1実施形態
と同じ構成の部材には同一の符号を付けて説明してあ
り、その第1実施形態の図2とは次の点で異なる。
【0045】前記ボルスタ1の右側面に前記の支持ブロ
ック6の下部を複数のボルト91によって着脱可能に取
り付けてある。ここでは、上記ボルト91を1本だけ図
示してある。なお、参照符号92は位置決めピンであ
る。図10に示すアンクランプ状態からクランプ状態へ
切換えるときには、前記の第1実施形態と同様に、前記
の第2給排口24から圧縮空気を排出すると共に前記の
第1給排口23に圧縮空気を供給すればよい。すると、
前記クランプアーム10が前記の枢支ピン11を中心に
反時計回りの方向へ揺動して、そのクランプアーム10
の前記の出力部10bが前記の金型2を上記ボルスタ1
の上面に固定するのである。なお、上記の支持ブロック
6は、上記ボルスタ1の上面に取付けてもよい。
【0046】図11は、本発明の第3実施形態を示し、
前記の第1実施形態の図2に相当する断面図である。こ
の図11の第3実施形態も、上記の第1実施形態と同じ
構成の部材には同一の符号を付けて説明してあり、その
第1実施形態の図2とは次の点で異なる。前記の金型2
の端面には平面視でU字状のロッド挿入溝95が形成さ
れ、その溝95に前記の出力ロッド26が挿入される。
その出力ロッド26の第2端である下端26bに、前記
ボルスタ1のT溝8に係合するT脚7が設けられる。前
記シリンダ部分13の第2端壁であるエンドプレート1
6が上記の金型2に載置される。
【0047】図11のアンクランプ状態では、前記の第
1室21から圧縮空気を排出すると共に前記の第2室2
2に圧縮空気を供給している。このため、上記の出力ロ
ッド26が上記の第2室22の圧力によって下向きに押
圧され、その出力ロッド26の下部に設けた前記のT脚
7と前記のT溝8の周壁の上部との間には接当隙間が形
成されている。
【0048】上記のアンクランプ状態からクランプ状態
へ切換えるときには、上記の第2室22から圧縮空気を
排出すると共に上記の第1室21に圧縮空気を供給し
て、上記ピストン20を強力に下降する。すると、前記
の係合ボール34が前記の第1受圧部材31を介して上
記の出力ロッド26を引き上げ、これと同時に、上記の
係合ボール34が前記の第2受圧部材32を介して前記
のエンドプレート16を下向きに押圧する。そのエンド
プレート16が前記の金型2を上記ボルスタ1の上面に
押圧するのである。
【0049】上記の第1から第3の各実施形態は、次の
ように変更可能である。前記の倍力機構30の係合部材
34は、例示したボール又はローラ等の転動体に代え
て、楔状の摺動部材によって構成してもよい。前記の第
1受圧部材31は、前記の出力ロッド26とは別体に形
成することに代えて、その出力ロッド26と一体に形成
してもよい。また、前記の第2受圧部材32は、前記エ
ンドプレート16と一体に形成することに代えて、その
エンドプレート16とは別体に構成してもよい。また、
前記の係合空間33は、半径方向の内方へすぼまる形状
であればよい。従って、前記の第1カム面31aと第2
カム面32aとのいずれか一方が平面であっても差し支
えない。
【0050】前記の駆動手段47は、前記ピストン20
を第2室22へ向けて駆動するものであればよい。従っ
て、前記の第1室21内に装着したクランプ保持用の前
記の圧縮バネ25を省略してもよい。また、これに代え
て、上記の第1室21へ圧縮空気を供給せずに、上記の
圧縮バネ25だけによって上記ピストン20を駆動する
ようにしてもよい。
【0051】前記ブースタポンプ53は、例示の形式に
限定されるものではなく、例えば、複動式に代えて単動
バネ復帰式であってもよく、空気/空気式に代えて空油
圧式などであってもよい。さらには、前記の給排装置4
から上記ブースタポンプ53を省略して、前記の空圧源
55の圧縮空気を前記の第1室21へ直接に供給しても
よい。上記クランプ装置3の作動流体は、圧縮空気に代
えて、窒素等の他の種類の気体であってもよく、さらに
は、圧油等の液体であってもよい。また、上記クランプ
装置3は、例示した金型2に代えてワークピース等の他
の種類の被固定物を固定するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、本発明のクラン
プ装置を用いた金型固定システムの系統図である。
【図2】上記クランプ装置のアンクランプ状態の縦断面
図である。
【図3】同上クランプ装置のクランプ状態の縦断面図で
ある。
【図4】図4Aは、上記の図2中の4A−4A折れ線矢視に
相当する左側面視の断面図である。図4Bは、同上の図
2中の4B−4B線矢視に相当する右側面図である。
【図5】図5Aから図5Cは、上記のクランプ装置の倍
力機構の作動説明図である。図5Aはリリース状態を示
し、図5Bはロック開始状態を示し、図5Cはロック終
了状態を示している。
【図6】上記の倍力機構の左側面視の断面視模式図であ
って、右半図は上記リリース状態を示し、左半図は上記
ロック終了状態を示している。
【図7】上記のクランプ装置の出力ロッドのストローク
と能力との関係を示すグラフである。
【図8】上記の倍力機構の第1変形例を示し、前記の図
5Aに相当する図である。
【図9】同上の倍力機構の第2変形例を示し、前記の図
6に相当する図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示し、前記の図2に
相当する立面図である。
【図11】本発明の第3実施形態を示し、同上の図2に
相当する断面図である。
【符号の説明】
1…固定台、6…支持ブロック、7…T脚、7a…T脚
7の突出部分、8…T溝、10…クランプアーム、10
a…クランプアーム10の支点部、10b…クランプア
ーム10の出力部、10c…クランプアーム10の入力
部、13…シリンダ部分、15…シリンダ部分13の第
1端壁(右端壁、上端壁)、16…シリンダ部分13の第
2端壁(左端壁、下端壁)、20…ピストン、21…第1
室、22…第2室、26…出力ロッド、26a…出力ロ
ッド26の第1端(右端、上端)、26b…出力ロッド2
6の第2端(左端、下端)、31…第1受圧部材、32…
第2受圧部材、33…係合空間、34…係合部材(ボー
ル、ローラ)、37…押圧面、47…駆動手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F15B 15/14 375 F15B 15/14 375

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ部分(13)に環状のピストン
    (20)を軸心方向へ移動可能で保密状に挿入し、上記シ
    リンダ部分(13)の第1端壁(15)と上記ピストン(2
    0)との間に第1室(21)を形成すると共に、同上シリ
    ンダ部分(13)の第2端壁(16)と同上ピストン(20)
    との間に第2室(22)を形成し、 上記ピストン(20)とほぼ同心状に出力ロッド(26)を
    設け、その出力ロッド(26)を前記の第2端壁(16)に
    軸心方向へ移動可能で保密状に挿入し、 上記の第2室(22)内で上記のピストン(20)と上記の
    出力ロッド(26)との間の環状空間に第1受圧部材(3
    1)と第2受圧部材(32)とを軸心方向に対面させ、こ
    れら第1と第2の受圧部材(31)(32)の間に環状の係
    合空間(33)を半径方向の内方へすぼまるように形成し
    て、その係合空間(33)に周方向へ所定の間隔をあけて
    複数の係合部材(34)を挿入し、 上記の第1受圧部材(31)を前記の出力ロッド(26)の
    第1端(26a)に連結すると共に、上記の第2受圧部材
    (32)を前記の第2端壁(16)に連結し、 前記の第1室(21)に設けた駆動手段(47)によって上
    記ピストン(20)を第2端方向へ駆動することにより、
    そのピストン(20)に設けた押圧面(37)が上記の係合
    部材(34)と上記の第1受圧部材(31)とを順に介して
    上記の出力ロッド(26)を第1端方向へ駆動し、前記の
    第2室(22)に圧力流体を供給することにより、その圧
    力流体が、上記ピストン(20)を第1端方向へ復帰駆動
    すると共に上記の出力ロッド(26)を第2端方向へ復帰
    駆動する、ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したクランプ装置におい
    て、 前記の係合部材(34)を転動体によって構成した、こと
    を特徴とするクランプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載したクランプ装置
    において、 前記シリンダ部分(13)を支持ブロック(6)に固定し、
    その支持ブロック(6)にクランプアーム(10)の支点部
    (10a)を揺動自在に支持し、上記クランプアーム(1
    0)の入力部(10c)に前記の出力ロッド(26)の第2
    端(26b)を揺動自在に連結した、ことを特徴とするク
    ランプ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したクランプ装置におい
    て、 前記の支持ブロック(6)に前記シリンダ部分(13)を着
    脱可能に取り付けた、ことを特徴とするクランプ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載したクランプ装置
    において、 固定台(1)のT溝(8)又はその固定台(1)に取付けたガ
    イドブロックのT溝に係合するT脚(7)を前記の支持ブ
    ロック(6)の下部に設け、そのT脚(7)に、前記クラン
    プアーム(10)の出力部(10b)に上下方向に対面する
    突出部分(7a)を設けた、ことを特徴とするクランプ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載したクランプ装置
    において、 固定台(1)の側面または上面に前記の支持ブロック(6)
    を着脱可能に取り付けた、ことを特徴とするクランプ装
    置。
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