JPH05136405A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH05136405A
JPH05136405A JP32387591A JP32387591A JPH05136405A JP H05136405 A JPH05136405 A JP H05136405A JP 32387591 A JP32387591 A JP 32387591A JP 32387591 A JP32387591 A JP 32387591A JP H05136405 A JPH05136405 A JP H05136405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impurity layer
junction
mos transistor
junction breakdown
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32387591A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Noda
昌敬 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP32387591A priority Critical patent/JPH05136405A/ja
Publication of JPH05136405A publication Critical patent/JPH05136405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】静電破壊に対する信頼性を高めると共に、高集
積化、高速化を可能にする。 【構成】LDD構造のMOSトランジスタ14のドレイ
ンを構成しているN+ 型の不純物層17の下面にP+
の不純物層28が埋め込み形成されており、不純物層1
7と不純物層28との間の接合耐圧がその他の部分の接
合耐圧よりも低い。このため、帯電によって不純物層1
7の電位が高くなると、不純物層17と不純物層28と
の間の接合が最初に降伏して半導体基板11へ静電気が
放電され、その他の接合は降伏しない。一方、不純物層
の下面は一般に側面に比べて面積が広いので、不純物層
17、28間の接合面積を広くすることができる。従っ
て、これらの間で流れる接合降伏電流の密度を低くする
ことができ、接合破壊が生じにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不純物層を有してお
り、この不純物層の周囲にPN接合が形成されている半
導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、NチャネルMOSトランジスタ
の一従来例を示している。この一従来例では、P- 型の
半導体基板11の素子分離領域に、フィールド酸化膜1
2とチャネルストッパであるP型の不純物層13とが形
成されている。
【0003】半導体基板11の素子活性領域の表面には
MOSトランジスタ14のゲート酸化膜15が形成され
ており、このゲート酸化膜15上にゲート電極16が形
成されている。素子活性領域の半導体基板11中には、
+ 型の不純物層17とN型の不純物層18とが形成さ
れており、これらの不純物層17、18でMOSトラン
ジスタ14のソース/ドレインが構成されている。
【0004】ゲート電極16等は層間絶縁膜21に覆わ
れており、この層間絶縁膜21等に開孔されているコン
タクト孔22を介して、上層の配線層23が不純物層1
7にコンタクトしている。MOSトランジスタ14が高
集積化されてくると、図2(a)に示した様にLDD構
造が採用されており、またゲート酸化膜15等が薄膜化
されてきている。
【0005】ところで、製造工程中におけるRIEやプ
ラズマ増速CVD等のプラズマ処理で配線層23が帯電
したり、また製品としてパッケージに組み込んだ後に配
線層23が帯電したりすると、不純物層17の電位が高
くなる。
【0006】ところが、上述の様にLDD構造が採用さ
れていると、形状等による効果のために、N+ 型の不純
物層17よりもN型の不純物層18の方が接合降伏を生
じ易い。そして、図2(b)に示す様に、ゲート電極1
6のうちでコンタクト孔22に最も近い部分が接合降伏
部24となり、この接合降伏部24とコンタクト孔22
とを結ぶ電流経路25を接合降伏電流が流れる。
【0007】この結果、接合降伏電流が接合降伏部24
に集中し、接合降伏電流の密度が高くなって、接合降伏
部24で接合破壊が生じる。また、接合降伏部24で発
生したホットキャリアがゲート酸化膜15に注入され、
上述の様にゲート酸化膜15等が薄膜化されてくるとこ
のゲート酸化膜15が破壊されたり、MOSトランジス
タ14の特性が変動したりする。
【0008】そこで、配線層23が帯電しても接合降伏
を一様に生じさせて接合降伏電流の集中を回避し、これ
によって上述の様な静電破壊を防止するために、図3
(a)に示す様にN+ 型の不純物層17のみでソース/
ドレインを形成したり、図3(b)に示す様にゲート電
極16とコンタクト孔22との間の距離を長くしたり、
図3(c)に示す様にコンタクト孔22をゲート電極1
6に沿って長くしたりすることが考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3(a)に
示した様にN+ 型の不純物層17のみでソース/ドレイ
ンを形成すると、ホットキャリアが発生するので、この
様なMOSトランジスタ14は内部処理回路では使用で
きない。従って、入出力回路では図3(a)に示した非
LDD構造にしても、内部処理回路では図2(a)に示
したLDD構造にする必要があり、製造工程が複雑にな
る。
【0010】また、図3(b)に示した様にゲート電極
16とコンタクト孔22との間の距離を長くしたり、図
3(c)に示した様にコンタクト孔22を長くしたりす
ると、パターン自体やパターン上の制約が大きくなる。
従って、図3(b)(c)の構造も、入出力回路の大き
なMOSトランジスタには使用することができても、内
部処理回路には使用することができない。
【0011】しかも、図3(a)〜(c)の構造では、
ドレインの端部で接合降伏を一様に生じさせても、この
端部で発生したホットキャリアがゲート酸化膜15に注
入され、MOSトランジスタ14の特性が変動する可能
性は依然として存在している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
では、第1導電型の不純物層17の下面の少なくとも一
部に第2導電型の不純物層28が設けられており、前記
第1及び第2導電型の不純物層17、28間の接合耐圧
a が前記第1導電型の不純物層17と前記第2導電型
の不純物層28以外の部分との間の接合耐圧Vb
c 、Vd よりも低い。
【0013】
【作用】本発明による半導体装置では、帯電によって第
1導電型の不純物層17の電位が高くなると、この第1
導電型の不純物層17と第2導電型の不純物層28以外
の部分との間で接合降伏が生じる前に、第1及び第2導
電型の不純物層17、28間で接合降伏が生じる。一
方、不純物層の下面は一般に側面に比べて面積が広いの
で、第1及び第2導電型の不純物層17、28間の接合
面積を広くすることができる。従って、これらの間で流
れる接合降伏電流の密度を低くすることができ、接合破
壊が生じにくい。
【0014】また、第1及び第2導電型の不純物層1
7、28間で接合降伏が生じても、この部分は第1導電
型の不純物層17の下面であるので、この部分で発生し
たホットキャリアがゲート絶縁膜15やフィールド絶縁
膜12の端部に注入されることはない。従って、これら
の絶縁膜15、12の破壊やトランジスタ14等の特性
の変動を生じない
【0015】
【実施例】以下、NチャネルMOSトランジスタに適用
した本発明の一実施例を、図1を参照しながら説明す
る。なお、図2に示した一従来例と同一の構成部分に
は、同一の符号を付してある。
【0016】本実施例の製造に際しても、図1(a)に
示す様に、レジスト26をマスクにして、LDD構造の
MOSトランジスタ14のドレインを構成しているN+
型の不純物層17に達するコンタクト孔22を層間絶縁
膜21等に開孔するまでは、図2に示した一従来例を製
造する場合と同様の工程を実行する。
【0017】しかし、本実施例では、コンタクト孔22
の開孔に引き続いて、レジスト26をそのままマスクに
して、不純物層17とは逆導電型つまり半導体基板11
と同一導電型の不純物27、例えばBを、不純物層17
の下面に位置する様にイオン注入する。
【0018】次に、アニールを行って、図1(b)に示
す様に、不純物27から、不純物層17の下面に位置す
るP+ 型の不純物層28を埋め込み形成する。この時、
不純物層17と不純物層28との間の接合耐圧をVa
不純物層18と半導体基板11との間の接合耐圧を
b 、不純物層17と不純物層13との間の接合耐圧を
c 、不純物層17と半導体基板11との間の接合耐圧
をVd とし、電源電圧をVccとした場合に、 Vcc<Va <Vb <Vc <Vd となる様に、不純物層28の形成条件を設定する。
【0019】不純物層28の接合形状は、不純物27を
イオン注入する際のエネルギ、不純物27の拡散定数、
不純物層28を形成するためのアニールの温度によって
決定される。従って、接合形状が均一な不純物層28を
安定的に形成することが可能である。その後、図1
(c)に示す様に、コンタクト孔22を介して不純物層
17にコンタクトする上層の配線層23を形成する。
【0020】以上の様にして製造した本実施例では、製
造工程中や製品としてパッケージに組み込んだ後に配線
層23が帯電して不純物層17の電位が高くなると、上
述の条件から不純物層17と不純物層28との間の接合
が最初に降伏し、不純物層28を介して半導体基板11
へ静電気が放電される。このため、不純物層17と不純
物層28との間の接合以外の接合は降伏しない。
【0021】なお、以上の実施例はNチャネルMOSト
ランジスタに本発明を適用したものであるが、例えばC
MOSトランジスタのNチャネルMOSトランジスタと
PチャネルMOSトランジスタとの両方に対して本発明
を適用する場合は、Al配線用のコンタクト孔を開孔し
た後に、補償イオン注入用のマスクをそのまま用いた不
純物27等のイオン注入で不純物層28等を形成するこ
とができる。
【0022】また、上述の実施例はMOSトランジスタ
に本発明を適用したものであるが、本発明はMOSトラ
ンジスタ以外の一般の半導体装置にも適用することがで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明による半導体装置では、帯電によ
って第1導電型の不純物層の電位が高くなっても、接合
破壊が生じにくく、またゲート絶縁膜及びフィールド絶
縁膜の破壊やトランジスタ等の特性の変動を生じないの
で、静電破壊に対する信頼性が高い。
【0024】また、この様に静電破壊に対する信頼性が
高いので、入出保護回路を縮小して高集積化を図ると共
に、入出保護回路の縮小に伴う接合面積の縮小で寄生接
合容量を小さくして高速化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を製造するための工程を順次
に示す側断面図である。
【図2】本発明の一従来例を示しており、(a)は
(b)のa−a線に沿う側断面図、(b)は平面図であ
る。
【図3】従来の静電破壊対策のための構造を示す平面図
である。
【符号の説明】
17 不純物層 28 不純物層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の不純物層の下面の少なくとも
    一部に第2導電型の不純物層が設けられており、 前記第1及び第2導電型の不純物層間の接合耐圧が前記
    第1導電型の不純物層と前記第2導電型の不純物層以外
    の部分との間の接合耐圧よりも低い半導体装置。
JP32387591A 1991-11-12 1991-11-12 半導体装置 Pending JPH05136405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32387591A JPH05136405A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32387591A JPH05136405A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05136405A true JPH05136405A (ja) 1993-06-01

Family

ID=18159577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32387591A Pending JPH05136405A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05136405A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR950034760A (ko) * 1994-03-15 1995-12-28 이토 기요시 반도체 장치 및 그 제조방법
JP2002134743A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2002305299A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2008034737A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US8558307B2 (en) 2007-12-18 2013-10-15 Sanyo Semiconductor Co., Ltd. Semiconductor device with diffused MOS transistor and manufacturing method of the same
WO2017081916A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 ソニー株式会社 電界効果トランジスタ、および半導体装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR950034760A (ko) * 1994-03-15 1995-12-28 이토 기요시 반도체 장치 및 그 제조방법
JP2002134743A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2002305299A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2008034737A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US8558307B2 (en) 2007-12-18 2013-10-15 Sanyo Semiconductor Co., Ltd. Semiconductor device with diffused MOS transistor and manufacturing method of the same
WO2017081916A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 ソニー株式会社 電界効果トランジスタ、および半導体装置
US10438943B2 (en) 2015-11-12 2019-10-08 Sony Semiconductor Solutions Corporation Field-effect transistor and semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6445044B2 (en) Apparatus improving latchup immunity in a dual-polysilicon gate
US20050035410A1 (en) Semiconductor diode with reduced leakage
US5783850A (en) Undoped polysilicon gate process for NMOS ESD protection circuits
US5751042A (en) Internal ESD protection circuit for semiconductor devices
US6649964B2 (en) Body-to-substrate contact structure for SOI device and method for fabricating same
KR100231717B1 (ko) 반도체장치 및 그의 제조방법
JP2003008009A (ja) 半導体装置
US6835624B2 (en) Semiconductor device for protecting electrostatic discharge and method of fabricating the same
JP2003092408A (ja) 半導体集積回路の製造方法
KR100329895B1 (ko) 디커플링 캐패시턴스 형성 방법 및 반도체 소자
JP2814079B2 (ja) 半導体集積回路とその製造方法
US5221635A (en) Method of making a field-effect transistor
JPH05136405A (ja) 半導体装置
US5610427A (en) Electrostatic protection device for use in semiconductor integrated circuit
KR100344489B1 (ko) 반도체집적회로장치의제조방법
JPS63244874A (ja) 入力保護回路
JPH08195443A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH02178965A (ja) 絶縁分離型電界効果半導体装置
JPH01194349A (ja) 半導体装置
JPH0475387A (ja) Mis型半導体装置
JPH06132489A (ja) Mos型トランジスタおよびこれを利用した集積回路、ならびにmos型トランジスタの製造方法
US20030207509A1 (en) Semiconductor integrated circuit device and manufacture method therefore
JP2826024B2 (ja) Mos型トランジスタの製造方法
KR100289838B1 (ko) 정전방전회로를 포함하는 반도체장치 및 그의 제조방법
KR0127266B1 (ko) 고전압용 반도체 소자의 제조방법