JPH05136394A - 固体撮像装置の製造方法及びその装置 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法及びその装置

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JPH05136394A
JPH05136394A JP3300149A JP30014991A JPH05136394A JP H05136394 A JPH05136394 A JP H05136394A JP 3300149 A JP3300149 A JP 3300149A JP 30014991 A JP30014991 A JP 30014991A JP H05136394 A JPH05136394 A JP H05136394A
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JP
Japan
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film
light
light receiving
insulating film
solid
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Application number
JP3300149A
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English (en)
Inventor
Sadaaki Kurokawa
禎明 黒川
Kazunari Watabe
一就 渡部
Kosuke Oshio
広介 大塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、遮光膜を厚膜化することなく遮光性
をよくしてスミア特性を向上することにある。 【構成】半導体基板(10)の各受光部(11)及び電荷転送路
上に、絶縁膜形成工程において保護膜(14)を形成しその
上に絶縁膜(15)を形成する。次にエッチング工程におい
て絶縁膜(15)をエッチング処理して受光部(11)と転送電
極(12)とにより形成される段差部(A) のみに絶縁膜(15
a) を残す。次に変形工程において絶縁膜(15a) を変形
して段差部(A) をなだらかに形成する。次に遮光膜形成
工程において保護膜(14)及び絶縁膜(15a) 上に遮光膜(1
6)を形成し、この後に受光部(11)上の保護膜(14)及び遮
光膜(16)をエッチング処理してパターニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置の製造方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は固体撮像装置の構成図である。半
導体基板1上には複数の受光部2が垂直方向に複数配列
され、かつこれら列ごとに電荷転送部である各垂直CC
D部3が形成されている。又、半導体基板1上には水平
CCD部4及び出力回路部5が形成され、各垂直CCD
部3で転送された電荷が水平CCD部4により転送さ
れ、出力回路部5を通して外部に出力されるものとなっ
ている。
【0003】一方、これら受光部2及び垂直CCD部3
の断面構造は、図3に示すように受光部2の両側に各転
送電極(Poly −Si電極)6が形成され、これら転送
電極6の上にSiNから成る各層間絶縁膜7が形成され
ている。又、これら層間絶縁膜7の上にAlから成る遮
光膜8が形成されている。
【0004】かかる構造にあって層間絶縁膜7はCDV
法により形成されるもので、受光部2の縁に対して段差
が形成される。そして、この層間絶縁膜7の上に遮光膜
8を形成するには、受光部2及び層間絶縁層7の全面に
遮光膜8を形成し、この後に受光部2上の遮光膜8をエ
ッチング処理を用いてパターニングすることになる。と
ころが、受光部2及び層間絶縁層7の全面に遮光膜8を
形成する際、層間絶縁層7の段差部では遮光膜8の厚み
が他の部分の厚みよりも薄く形成される。
【0005】このため、かかる段差部における遮光性が
低下し、これに伴なって固体撮像装置のスミア特性が低
下する。この段差部における遮光性を向上するために遮
光膜8を厚膜化することが考えられるが、ただ単に厚膜
化しただけでは受光部2の縁における段差が大きくな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように段差部に
おける遮光性を向上するために遮光膜8を厚膜化して
も、受光部2の縁における段差が大きくなり、固体撮像
装置の厚みが大きくなる。そこで本発明は、遮光膜を厚
膜化することなく遮光性をよくしてスミア特性を向上で
きる固体撮像装置の製造方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に各受光部を形成し、これら受光部ごとに凸状の転送電
極を配置した電荷転送部を形成した固体撮像装置の製造
方法において、各受光部及び電荷転送路上に保護膜を形
成し、この保護膜上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程
と、この絶縁膜に対してエッチング処理を行なって転送
電極により形成される段差部のみに絶縁膜を残すエッチ
ング工程と、段差部に残った絶縁膜を変形して段差部を
なだらかにする変形工程と、保護膜及び段差部の絶縁膜
上に遮光膜を形成し、この後に受光部上の保護膜及び遮
光膜をエッチングによりパターニングする遮光膜形成工
程とを有して上記目的を達成しようとする固体撮像装置
の製造方法である。
【0008】又、本発明は、半導体基板上に各受光部を
形成し、これら受光部ごとに凸状の転送電極を配置した
電荷転送部を形成した固体撮像装置において、転送電極
により形成される段差部及び転送電極上に形成された保
護膜と、段差部における保護膜上に形成されこの段差部
をなだらかに形成する絶縁膜と、保護膜及び絶縁膜上に
形成された遮光膜とから構成して上記目的を達成しよう
とする固体撮像装置である。
【0009】
【作用】このような手段を備えたことにより、半導体基
板の各受光部及び電荷転送路上に、絶縁膜形成工程にお
いて保護膜が形成され、この保護膜上に絶縁膜が形成さ
れる。次のエッチング工程において絶縁膜に対してエッ
チング処理が行われて転送電極により形成される段差部
のみに絶縁膜が残される。次の変形工程において段差部
に残った絶縁膜が変形されて段差部がなだらかに形成さ
れる。そして、次の遮光膜形成工程において保護膜及び
段差部の絶縁膜上に遮光膜が形成され、この後に受光部
上の保護膜及び遮光膜がエッチング処理によりパターニ
ングされる。
【0010】かくして、半導体基板上の各受光部の縁に
形成される転送電極による段差部及び転送電極上に保護
膜が形成され、この段差部の保護膜上に段差部をなだら
かに形成する絶縁膜が形成される。そして、これら保護
膜及び絶縁膜上に遮光膜が形成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は固体撮像装置の製造方法を示す製
造工程図である。
【0012】同図(a) に示すようにSiから成る半導体
基板10上には受光部11及び電荷転送部の転送電極1
2(Poly −Si電極)が形成されている。このうち転
送電極12はその一端部が受光部11と電気的に接続さ
れ、かつ受光部11の縁に対して段差部Aを形成する。
この転送電極12上にはゲート酸化膜13が形成され
る。
【0013】次に絶縁膜形成工程に移る。この工程では
同図(b) に示すように受光部11及びゲート酸化膜13
の上に保護膜としてSiN膜14が形成され、次に同図
(c)に示すようにSiN膜14の上に絶縁膜としてのB
PSG(Borophosphosilicate glass)膜15が均一な
厚みに形成される。このBPSG膜15はP、Bなどの
不純物を含んだSiO膜であって、CVD法により膜が
形成される。
【0014】次にエッチング工程に移る。この工程では
BPSG膜15に対して異方性ドライエッチング処理が
行われる。このエッチング処理はBPSG膜15とSi
N膜14とのエッチング選択比が所定値に選択される。
このエッチング処理によりBPSG膜15が均一な厚み
でエッチングされ、平坦部のゲート酸化膜13をエッチ
ングすることなく、平坦部のBPSG膜15が完全にエ
ッチングされる。このエッチング処理の結果、同図(d)
に示すように受光部11の縁の段差部AのみにBPSG
膜15aが残る。
【0015】次に変形工程に移る。この工程では不活性
ガスなどにより熱をBPSG膜15aに加えてメルトさ
せる。これにより、BPSG膜15aは同図(e) に示す
ように段差部Aをなだらかに形成する。
【0016】次に遮光膜形成工程に移る。この工程おい
てSiN膜14及び段差部AのBPSG膜15a上にA
lの遮光膜16が形成される。この後に遮光膜16に対
するパターニングが行われ、同図(g) に示すように受光
部11上のSiN膜14及び遮光膜16がエッチング処
理される。又、このとき受光部11上のSiN膜14に
対してもエッチング処理され、受光部11に対して開口
部が形成される。
【0017】このような製造された固体撮像装置は、半
導体基板10上の各受光部11の縁の転送電極12によ
る段差部A及びその転送電極12上にSiN膜14が形
成され、この段差部Aをなだらかに形成するBPSG膜
15aが形成される。そして、これらSiN膜14及び
BPSG膜15a上に遮光膜16が形成される。従っ
て、遮光膜16の厚みは段差部Aから平坦部に亘って均
一に形成される。
【0018】このように上記一実施例においては、半導
体基板10の各受光部11及び転送電極12上に、Si
N膜14を形成し、次にBPSG膜15を形成し、この
BPSG膜15に対してエッチング処理を行って転送電
極12の段差部AのみにBPSG膜15aを残し、次に
BPSG膜15aをメルトして段差部Aをなだらかに形
成し、次に遮光膜16を形成して受光部11上をパター
ニングするので、遮光膜16の厚みは段差部Aから平坦
部に亘って均一に形成され、段差部Aにおける遮光性を
向上できる。そのうえ、受光部11の縁に所定厚みの遮
光膜16を形成できるので、段差部Aにおける遮光性は
より向上し、かつ固体撮像装置のスミア特性は向上す
る。又、転送電極12と遮光膜16との間にSiN膜1
4が形成されるので、これら転送電極12と遮光膜16
との間の耐圧が向上する。そして、固体撮像装置として
の膜厚化することなく平坦化できる。
【0019】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、BPSG膜15に代えてSi−P−O系の
PSG(Phosphosilicate glass)膜を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、遮
光膜を厚膜化することなく遮光性をよくしてスミア特性
を向上できる固体撮像装置の製造方法及びその装置でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固体撮像装置の製造方法の一実
施例を示す製造工程図。
【図2】固体撮像装置の構成図。
【図3】従来装置の断面構成図。
【符号の説明】
10…半導体基板、11…受光部、12…転送電極、1
3…ゲート酸化膜、14…SiN膜、15…BPSG
膜、16…遮光膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に各受光部を形成し、これ
    ら受光部ごとに凸状の転送電極を配置した電荷転送部を
    形成した固体撮像装置の製造方法において、前記各受光
    部及び電荷転送路上に保護膜を形成し、この保護膜上に
    絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、この絶縁膜に対し
    てエッチング処理を行なって前記転送電極により形成さ
    れる段差部のみに前記絶縁膜を残すエッチング工程と、
    前記段差部に残った絶縁膜を変形して前記段差部をなだ
    らかにする変形工程と、前記保護膜及び前記段差部の前
    記絶縁膜上に遮光膜を形成し、この後に前記受光部上の
    前記保護膜及び前記遮光膜をエッチングによりパターニ
    ングする遮光膜形成工程とから成ることを特徴とする固
    体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に各受光部を形成し、これ
    ら受光部ごとに凸状の転送電極を配置した電荷転送部を
    形成した固体撮像装置において、前記転送電極により形
    成される段差部及び前記転送電極上に形成された保護膜
    と、前記段差部における保護膜上に形成されこの段差部
    をなだらかに形成する絶縁膜と、前記保護膜及び前記絶
    縁膜上に形成された遮光膜とから成ることを特徴とする
    固体撮像装置。
JP3300149A 1991-11-15 1991-11-15 固体撮像装置の製造方法及びその装置 Pending JPH05136394A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005286093A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 光半導体集積回路装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005286093A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 光半導体集積回路装置

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