JPH05136349A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH05136349A
JPH05136349A JP3326596A JP32659691A JPH05136349A JP H05136349 A JPH05136349 A JP H05136349A JP 3326596 A JP3326596 A JP 3326596A JP 32659691 A JP32659691 A JP 32659691A JP H05136349 A JPH05136349 A JP H05136349A
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block
semiconductor integrated
circuit block
voltage
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JP3326596A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Yamaguchi
邦彦 山口
Masayuki Obayashi
正幸 大林
Nobuo Tanba
展雄 丹場
Toshiro Hiramoto
俊郎 平本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、デバイス耐圧が異なる複数
種の回路ブロックが同一の半導体基板に集積されること
によって高速化と高集積化の両立が可能とされる半導体
集積回路において、電源供給系の簡略化を図ることにあ
る。 【構成】 回路ブロック11,12同士を、それの電源
端子を介して互いに直列することによって、降圧回路の
介在なしに、個々の第2回路ブロックに対して適正な電
圧印加を可能とし、高速化と高集積化の両立が可能とさ
れる半導体集積回路における電源供給系の簡略化を達成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、さら
にはBiCMOS回路のように複数種の回路ブロックを
同一の半導体基板に形成する場合において、各回路を構
成するデバイスの耐圧に差がある場合の電源供給技術に
関し、例えば大型コンピュータ用のキャッシュメモリに
適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】BiCMOS回路のように、複数種の回
路ブロックが同一の半導体基板に形成される場合、高速
性が要求される入出力回路についてはECL回路とさ
れ、それ以外の内部機能ブロックについてはCMOS回
路とされる。そのような半導体集積回路において、EC
Lインタフェイス信号を発生させるため、電源電圧を約
−3Vにするのが一般的であるが、内部回路のCMOS
回路は、それを構成するMOSトランジスタの耐圧が、
高集積化のための微細化により、約2Vに低下されるた
め、通常−1.5Vとされる。このようにデバイス耐圧
が異なる複数種の回路ブロックを同一の半導体基板に集
積する場合、外部から印加される電源電圧を所定の電圧
レベルに降下するための降圧回路を設け、それによっ
て、ブロック毎に適切な電源電圧の供給を可能としてい
る。
【0003】尚、半導体集積回路においてブロック毎に
異なる電源電圧を供給するための技術について記載され
た文献の例としては、例えば特開昭59−11033号
公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デバイ
スの耐圧が異なる複数種の回路ブロックを同一の半導体
基板に集積する場合、外部から印加される電源電圧を所
定の電圧レベルに降下するための降圧回路を設け、それ
によって、ブロック毎に異なる電源電圧を供給する従来
方式では、そのような降圧回路を設けなければならず、
さらには不所望な大電流を阻止すべく予め設定されたシ
ーケンスに従って各回路への電源投入及び電源遮断行う
必要があるために、電源供給系が複雑な構成になってし
まうことが、本発明者によって見いだされた。また、特
開昭59−11033号公報記載技術のように、ラテラ
ル構造のトランジスタによるI2L回路を電源電圧に対
して多段に縦積みする方式では、高速化と高集積化の両
立は困難であり、多量の情報を高速に処理する情報処理
装置への採用は困難とされるのが、本発明者によって明
かとされた。
【0005】本発明の目的は、デバイス耐圧が異なる複
数種の回路ブロックが同一の半導体基板に集積されるこ
とによって高速化と高集積化の両立が可能とされる半導
体集積回路において、電源供給系の簡略化を図ることに
ある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、第1回路ブロックと、この第1
回路ブロックとの間で信号のやり取りが可能とされる複
数の第2回路ブロックとが同一の半導体基板に形成さ
れ、第2回路ブロック構成素子の耐圧が第1回路ブロッ
ク構成素子よりも低く設定されるとき、上記複数の第2
回路ブロック同士が電源端子を介して互いに直列接続さ
れ、この直列接続回路に、上記第1回路ブロックの電源
端子電圧と等しい電圧が印加された場合に、それが複数
の第2回路ブロックで分圧されることによって個々の第
2回路ブロックに適正電圧が印加されるように半導体集
積回路を構成するものである。このとき、上記第1回路
ブロックと、上記第2回路ブロックとの間でやり取りさ
れる信号のレベル調整のためのレベル変換回路を設ける
ことができる。さらに具体的態様として、上記第1回路
ブロックが入出力回路とされるとき、上記第2回路ブロ
ックは、この入出力回路を介して外部との間で信号のや
り取りが可能とされるRAMマクロ、又は機能ブロック
とすることができる。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、上記複数の第2回路ブ
ロック同士が、電源端子を介して互いに直列接続される
ことは、電圧分圧作用により、電圧電圧を降圧するため
の降圧回路などの介在なしに、個々の第2回路ブロック
に対して適正な電圧印加を可能とし、このことが、デバ
イス耐圧が異なる複数種の回路ブロックが同一の半導体
基板に集積されることによって高速化と高集積化の両立
が可能とされる半導体集積回路における電源供給系の簡
略化を達成する。
【0010】
【実施例】図1には本発明の一実施例である半導体集積
回路が示される。同図に示される半導体集積回路は、特
に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によ
りシリコンなどの一つの半導体基板に形成される。
【0011】図1に示される半導体集積回路は、特に制
限されないが、大型コンピュータ用のキャッシュメモリ
とされ、第1回路ブロックとしての入出力回路15と、
この入出力回路15との間で信号のやり取りが可能とさ
れる第2回路ブロックとしてのRAMマクロ11,12
と、それらとの間でやり取りされる信号のレベル調整の
ためのレベル変換回路13,14とが同一の半導体基板
に形成される。ここで、RAMマクロ11,12の構成
素子の耐圧は、入出力回路15の構成素子よりも低く設
定される。そして、そのような半導体集積回路におい
て、電源供給系の簡略化のため、RAMマクロ11,1
2同士が、それの電源端子を介して互いに直列接続さ
れ、この直列接続回路に、上記入出力回路15の電源端
子電圧と等しい電源電圧が印加されるようになってい
る。このように構成されることにより、電源電圧VEE
が分圧されるので、降圧回路の介在無しに個々のRAM
マクロ11,12に対して適正な電圧を印加することが
できる。
【0012】上記RAMマクロ11,12としては、高
集積化を重視して微細加工されたMOSトランジスタで
構成されたメモリ、例えばSRAM(Static R
andom Access Memory)、DRAM
(DynamicRandom Access Mem
ory)、さらにはROM(Read OnlyMem
ory)などとされる。
【0013】一般にMOSトランジスタの耐圧は微細化
に伴って低下し、例えば、0.3μm加工技術でのMO
Sトランジスタの耐圧は、1.5Vに近づき、そのよう
な素子によって形成される回路の電源電圧は1.5Vが
限度となる。しかし、電源電圧が1.5Vでは、ECL
またはTTLインタフェースの信号で動作できない。そ
こで本実施例では、電源電圧VEEを−3Vとすること
で、入出力回路15でのECLインタフェースの信号の
発生を容易にし、一方、耐圧の低いMOSデバイスを使
用しているRAMマクロ11,12の電源電圧は、VE
E/2の−1.5Vとしている。これにより、RAMマ
クロ11,12での高集積性と、ECLインタフェース
の信号で動作する入出力回路15の高速性との両立を可
能としている。
【0014】上記実施例によれば以下の作用効果を得る
ことができる。
【0015】(1)デバイスの耐圧が異なる複数種の回
路ブロックを同一の半導体基板上に集積みする場合にも
単一の電源電圧で駆動することが可能となる。これによ
り、複数の電源電圧を使用している半導体集積回路での
下記の問題を解決することが可能となる。すなわち、複
数の電源電圧を使用している半導体集積回路において
は、電源の投入時及び遮断時には、それぞれの場合にお
いて、複数の電源間にシーケンスを設けることによっ
て、異常動作を防止する必要があり、このシーケンスに
乱れが起こると、半導体集積回路に異常大電流が流れ、
誤動作、あるいは半導体集積回路の破壊に至る虞がある
が、上記実施例によれば、複数の電源を必要としないの
で、そのような異常電流の発生を回避できる。
【0016】(2)従来方式に従えば複数の回路ブロッ
クが、降圧回路などの電源に対して並列接続されること
から、当該回路ブロックの数に比例して電源電流が増大
されるのに対して、本実施例によれば、RAMマクロ1
1,12に供給すべき電源電流は、それらがn(nは正
の整数)段縦積み構成とされた場合でも、それらが電源
端子を介して互いに直列接続される限りにおいて、1回
路ブロック分で十分とされる。このような給電電流の低
減効果は、半導体集積回路での消費電力が大きくなれば
なる程、すなわち、集積度が大きくなればなる程、顕著
とされる。そして、そのように電流が低減されることに
よって半導体集積回路内での給電線の幅を狭めることが
でき、また外部電源から当該半導体集積回路への給電線
を細くすることができ、さらに電源自体の電流容量を低
減することができる。
【0017】図2には、本発明の第2実施例回路が示さ
れる。
【0018】図2に示される実施例回路においては、上
記実施例回路でのRAMマクロ11,12に代えて、論
理演算の実行を可能とする機能ブロック21,22が適
用される。ここで、機能ブロックとは、例えば、論理回
路で構成された演算器、または診断機能を有する論理
部、さらには記憶部を内部に有する論理部、その他諸々
の機能を有するブロックの総称とされる。そのような論
理ブロック21,22が、それの電源端子を介して互い
に直列接続され、この直列接続回路に、上記入出力回路
15の電源端子電圧と等しい電源電圧が印加されるよう
に構成される。かかる構成においても、上記実施例と同
様の作用効果を得ることができる。
【0019】図3には本発明の第3実施例回路が示され
る。
【0020】上記第2実施例回路では、2個の機能ブロ
ック21,22の電源に対する負荷特性がほぼ等しいと
されるのに対し、本実施例ではその負荷特性に差があ
り、電源電流に差があるものとされる。すなわち、機能
ブロック31と機能ブロック32との負荷特性の違いに
より電流量に差がある場合には、電圧の分圧比が異なる
ために、各機能ブロックの電源端子に適正な電圧が印加
されない虞がある。例えば機能ブロック31の電流量に
比して機能ブロック32の電流量が少ない場合には、当
該機能ブロック32に電流調整用のダミーブロック33
を並列接続し、機能ブロック31と等価な負荷特性とな
るようにする。それによって機能ブロック31,32の
それぞれに適切な電源電圧を印加することができる。上
記ダミーブロック33は、特に制限されないが、抵抗と
される。尚、機能ブロック31としては、より高速性が
要求される演算器等が適用され、機能ブロック32とし
ては、上記機能ブロック31よりは低速でも良い、例え
ば診断機能部等が適用される。
【0021】図4には、図1乃至図3に示されるRAM
マクロや機能ブロックを縦積みする場合に好適なデバイ
スとしてのMOSトランジスタの断面図が示される。
【0022】図4に示されるMOSトランジスタは、基
板Sub上に絶縁膜SiO2を介して素子が構成されて
いることに特徴がある、シリコン・オン・インシュレー
タ構造(SOI構造)とされる。図4では、絶縁物Si
O2で構成された溝で、2個のデバイスが分離される構
造となっている。ここでNGは、NチャンネルMOSト
ランジスタのゲート電極であり、NS及びNDは、それ
ぞれ当該トランジスタのソース電極及びドレイン電極で
ある。これらは、P型の不純物を有するP−ウェル層P
W中に形成されるN型の不純物を有する拡散層NLによ
って、NチャンネルのMOSトランジスタを形成してい
る。それに対し、PGはPチャンネルMOSトランジス
タのゲート電極であり、PS及びPDはそれぞれソース
電極及びドレイン電極である。これらは、N型の不純物
を有するN−ウェル層NW中に形成されるP型の不純物
を有する拡散層PLによって、PチャンネルのMOSト
ランジスタを形成している。このようにSOI構造とさ
れる各トランジスタは、基板Subから分離されてい
る。加えて、溝構造によっても各デバイスは絶縁物Si
O2で分離することが可能とされる。
【0023】図5には、上記のMOSトランジスタと同
様に、SOI構造及び溝構造で形成されたバイポーラト
ランジスタの断面が示される。
【0024】ここで、ベース電極B、エミッタ電極E及
びコレクタ電極C、コレクタ埋込層NB上に設けられて
いるそれぞれの不純物を有する拡散層で形成されてい
る。このコレクタ埋込層NBは、基板Sub上に絶縁膜
SiO2を介して設けられたN型の不純物を有する層n-
上に形成されている。このようにSOI構造において
は、MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタと
もに、絶縁膜SiO2上に素子が形成されているため、
従来のように、基板Subを最も低い電位にバイアスす
ることで素子間の分離を行う必要がない。素子間の分離
を容易にするこのような構造は、前述の実施例の如く、
回路ブロックを縦積みする上で好都合とされる。すなわ
ち、図3において機能ブロック31には、接地電位と−
1.5Vがそれの電源電圧として供給され、機能ブロッ
ク32には、−1.5Vと−3Vとが供給される。この
ように、両機能ブロック間で、機能ブロックとして印加
される電圧が異なったとしても、SOI構造であるため
素子間の分離は絶縁膜SiO2によってなされるので問
題はない。
【0025】図6には、上記レベル変換回路13,14
の詳細な構成例が示される。
【0026】トランジスタQ1,Q2と抵抗R1,R2
及び定電流源I1で構成された電流切り換え回路への入
力INは、参照電位VBBと比較参照され、入力信号の
高低に応じた出力信号が、後段のエミッタフォロアとさ
れるトランジスタQ3及びQ4に伝達される。このトラ
ンジスタQ3及びQ4の出力信号の取り出しを、ダイオ
ードDを介さずに行うことで、例えば2段に縦積み接続
した回路ブロックの上段のブロックへの信号である、O
R出力信号OUT−UとNOR出力信号OUT−U*
(*はローアクティブ又は信号反転を示す)を取り出す
ことができる。これに対し、同図において破線で示され
るように、ダイオードDを介することにより、2段に縦
積み接続した回路ブロックの下段のブロックへの信号で
ある、OR出力信号OUT−LとNOR出力信号OUT
−L*を取り出すことができる。ここで、電流源I2と
I3はエミッタフォロア用の定電流源である。尚、この
実施例では、ECLインタフェイスの例を示している
が、これに限定されるものではない。
【0027】図7には、上記レベル変換回路13,14
の他の構成例が示される。この構成は、例えば2段に縦
積み接続された回路ブロックの上段のブロック(例えば
RAMマクロ11、機能ブロック21,31)からの信
号を後段の入出力回路15へ伝達するのに好適なものと
される。上段の回路ブロックの最終段において相補的な
電流出力信号が、ベース接地された一対の検出用トラン
ジスタQ11とQ12で受けられ、検出抵抗R11とR
12とによって相補的な出力信号に変換され、それが、
エミッタフォロアとされるトランジスタQ15とQ16
に伝達される。こうして、2段に縦積み接続した回路ブ
ロックの上段のブロックからの信号を入出力回路15へ
伝可能とされる。ここで、相補的な電流出力信号の発生
には、MOSトランジスタQ13,Q14、及び定電流
源I11によって構成される電流切り換え回路が好まし
い。すなわち、前段の出力信号を入力信号IN−Uとし
て受け、参照電位VBB−Uと比較参照することで、差
動の電流出力信号を上記の検出用トランジスタQ11と
Q12に伝えている。また、定電流源I12とI13は
検出用トランジスタQ11とQ12を安定に動作させる
ための、バイアス電流である。尚、このとき検出用トラ
ンジスタQ11とQ12のベース電極のバイアス電位V
B−Uは、半導体集積回路全体の電位設計上は、接地電
位とすることができる。これにより、MOSトランジス
タQ13とQ14に加わる電圧は、VEE−Uを−1.
5Vとすれば、1.5V−VBE(ここに、VBEはト
ランジスタQ11及びQ12のベース・エミッタ接合の
順方向電圧である)で、約0.8Vとなり、耐圧上の問
題は生じない。
【0028】図8には、レベル変換回路13,14のさ
らに他の構成例が示される。
【0029】この構成は、例えば2段に縦積み接続した
回路ブロックの下段のブロック12,22又は32から
の信号を入出力回路15へ伝えるに好適な回路例であ
る。下段の回路ブロックの最終段において、差動に動作
する電流出力信号を、前段の出力信号を入力信号IN−
Lとして受け、参照電位VBB−Lと比較参照すること
で、差動の電流出力信号を上記の検出用トランジスタQ
11とQ12に伝えている。尚、このとき検出用トラン
ジスタQ11とQ12のベース電極のバイアス電位VB
−Lは、半導体集積回路全体の電位設計上は、電源電圧
の1/2の電位、すなわち、−1.5Vとされる。これ
により、MOSトランジスタQ13とQ14に加わる電
圧は、VEE−Lを−3Vとすれば、1.5V−VBE
で、約0.8Vとなり、耐圧上の問題は生じない。
【0030】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0031】例えば、上記実施例においてレベル変換回
路13,14は、RAMマクロ11,12、或は機能ブ
ロック21,22(又は31,32)に対応するよう
に、それと同じ数だけ設けられているが、使用するデバ
イスによっては、そのように複数のレベル変換回路を縦
積みにする必要はなく、一つの回路のみを−3Vの電源
電圧で駆動することも可能である。また、RAMマクロ
11,12、或は機能ブロック21,22(又は31,
32)を2段としているが、MOSトランジスタの耐圧
が低下した場合を想定すれば、さらに多段縦積みとする
ことが好ましいのはいうまでもない。また、電源電圧を
−3Vとしているが、インタフェイス信号を発生するこ
とが可能であれば、−3Vに限定されるものではない。
もちろん、その場合のインタフェース信号はECLまた
はTTLレベルに限ったものではない。
【0032】上記実施例では、RAMマクロ11,12
と機能ブロックとを別々にしているが、多段に縦積みさ
れたRAMマクロ11,12と、多段に縦積みされた機
能ブロック21,22又は31,32とを並列に接続す
ることもできる。さらに、回路の構成の方法によっては
RAMマクロ11,12、或は機能ブロック21,22
(又は31,32)と、入出力回路との間の信号レベル
の変換が不要とされる場合が考えられ、かかる場合に
は、レベル変換回路13,14は不要とされる。
【0033】図7及び図8の構成例では、相補的な信号
(差動信号)の場合を示しているが、そのような信号で
なく、高低2値の信号でも動作が可能とされる。例え
ば、図7に示される構成例でいえば、トランジスタQ1
3を流れる電流を制御することにより、例えば、オン・
オフさせる(このとき、電流源I12は不要となる)こ
とにより、電流値の大小によって、抵抗R11で生ずる
電位の高低を2値信号とし、NOR出力のみを出力信号
することも可能であり、上記実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0034】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である大型コ
ンピュータ用のキャッシュメモリに適用した場合につい
て説明したが、本発明はそれの限定されるものではな
く、汎用のメモリ装置や、シングルチップマイクロコン
ピュータなどの各種半導体集積回路に適用することがで
きる。
【0035】本発明は、少なくとも複数の回路ブロック
を含むことを条件に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0037】すなわち、複数の第2回路ブロック同士
が、電源端子を介して互いに直列接続されることによ
り、電圧電圧を降圧するための降圧回路などの介在なし
に、個々の第2回路ブロックに対して適正な電圧印加が
可能とされるので、デバイス耐圧が異なる複数種の回路
ブロックが同一の半導体基板に集積されることによって
高速化と高集積化の両立が可能とされる半導体集積回路
における電源供給系の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例回路のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例回路のブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例回路のブロック図である。
【図4】上記実施例回路に適用されるMOSトランジス
タの断面図である。
【図5】上記実施例回路に適用されるバイポーラトラン
ジスタの断面図である。
【図6】上記実施例回路におけるレベル変換回路の構成
例が示される回路図である。
【図7】上記実施例回路に含まれるレベル変換回路の他
の構成例が示される回路図である。
【図8】上記実施例回路に含まれるレベル変換回路のさ
らに他の構成例が示される回路図である。
【符号の説明】
11,12 RAMマクロ 13,14 レベル変換回路 21,22 機能ブロック 31,32 機能ブロック 33 ダミーブロック Sub 基板 SiO2 絶縁膜 NG NチャンネルMOSトランジスタのゲート電極 NS ソース電極 ND ドレイン電極 PW P−ウェル層 NL 拡散層 PG PチャンネルMOSトランジスタのゲート電極 PS ソース電極 PD ドレイン電極 NW N−ウェル層 PL 拡散層 B ベース電極 E エミッタ電極 C コレクタ電極 NB コレクタ埋込層 R1,R2,R11,R12 抵抗 Q1〜Q4,Q11〜Q16 トランジスタ I1〜I3,I11〜I13 定電流源 IN 入力信号 VBB 参照電位 OUT−U,OUT−U*,OUT−L,OUT−L*
出力信号 VEE−U 上段の回路ブロック用電源電圧 VEE−L 下段の回路ブロック用電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/82 27/04 B 8427−4M H03K 19/0175 7165−5B G06F 1/00 330 A 7323−5L G11C 11/34 335 A 9169−4M H01L 21/82 L 6959−5J H03K 19/00 101 A (72)発明者 平本 俊郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1回路ブロックと、この第1回路ブロ
    ックとの間で信号のやり取りが可能とされる複数の第2
    回路ブロックとが同一の半導体基板に形成され、第2回
    路ブロック構成素子の耐圧が第1回路ブロック構成素子
    よりも低く設定された半導体集積回路であって、上記複
    数の第2回路ブロック同士が電源端子を介して互いに直
    列接続され、この直列接続回路に、上記第1回路ブロッ
    クの電源端子電圧と等しい電圧が印加された場合に、そ
    れが複数の第2回路ブロックで分圧されることによって
    個々の第2回路ブロックに適正電圧が印加されるように
    構成された半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記第1回路ブロックと、上記第2回路
    ブロックとの間でやり取りされる信号のレベル調整のた
    めのレベル変換回路を、当該第1回路ブロックと第2回
    路ブロックとの間に介在させた請求項1記載の半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】 上記レベル変換回路は、上記複数の第2
    回路ブロックに対応して複数配置された請求項2記載の
    半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記複数の第2回路ブロックの電流量が
    互いに異なるとき、電流量の少ない回路ブロックに対し
    て電流調整用のダミーブロックを並列接続することによ
    って電流量を整合させるようにした請求項1,2又は3
    記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記第1回路ブロックが入出力回路とさ
    れ、上記第2回路ブロックが、この入出力回路を介して
    外部との間で信号のやり取りが可能とされるRAMマク
    ロとされた請求項1,2,3又は4記載の半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】 上記第1回路ブロックが入出力回路とさ
    れ、上記第2回路ブロックが、この入出力回路を介して
    外部との間で信号のやり取りが可能とされる機能ブロッ
    クとされた請求項1,2,3又は4記載の半導体集積回
    路。
  7. 【請求項7】 上記第2回路ブロックは、シリコン・オ
    ン・インシュレータ構造のトランジスタを含んで成る請
    求項1,2,3,4,5又は6記載の半導体集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2376819A (en) * 2001-06-21 2002-12-24 Ericsson Telefon Ab L M Electronic circuit having series connected circuit blocks

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