JPH05136347A - 化合物半導体集積回路及びその製造方法 - Google Patents

化合物半導体集積回路及びその製造方法

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JPH05136347A
JPH05136347A JP3295777A JP29577791A JPH05136347A JP H05136347 A JPH05136347 A JP H05136347A JP 3295777 A JP3295777 A JP 3295777A JP 29577791 A JP29577791 A JP 29577791A JP H05136347 A JPH05136347 A JP H05136347A
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compound semiconductor
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semiconductor integrated
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metal
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JP3295777A
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English (en)
Inventor
Junji Shigeta
淳二 重田
浩幸 ▲高▼澤
Hiroyuki Takazawa
Nobutaka Fuchigami
伸隆 渕上
Masaru Miyazaki
勝 宮▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ゲート抵抗を低減し、素子間の干渉を低減した
化合物半導体集積回路及びその製造方法を提供するこ
と。 【構成】耐熱性金属からなるゲート電極下層部3が実質
的に能動領域2上に設けられ、低抵抗金属からなるゲー
ト電極上層部4がゲート電極下層部3を覆って形成さ
れ、ゲート電極上層部4は、該能動領域外に設けられた
絶縁性被膜5の上の配線金属と接続された化合物半導体
集積回路。この集積回路は、ゲート電極下層部3のパタ
ーンを形成後、絶縁性被膜5を形成し、ゲート電極下層
部3の頂部を露出させ、ゲート電極上層部4のパターン
を形成する等の方法で製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体電界効果
トランジスタを集積した化合物半導体集積回路及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化合物半導体電界効果トランジス
タは、その製造工程中の高温アニールに対する対策のた
め、タングステン化合物等の比較的抵抗の高い耐熱性金
属がゲート電極材に用いられていた。そして、そのゲー
ト抵抗を低減するために、金等の低抵抗金属を耐熱性金
属と積層して被着し、この積層膜をゲート電極に加工し
て使用する方法が、例えば電子情報通信学会技術研究報
告,ED88−147(1989年)第81頁から第8
6頁に記載されている。この方法は、上層部と下層部の
金属を同時に加工するために位置ずれ等の問題が起き
ず、工程が簡便であるという利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ゲー
ト電極用積層膜をそのまま配線材に使うと化合物半導体
表面と下層部金属が直接接触する部分の面積が大きくな
るということに配慮されておらず、また、配線材として
使わない場合でも、図3に電界効果トランジスタの上面
図を示すように、ゲート電極1のパターンにつながる配
線材との接続用パッド1’を能動領域2の外に設ける必
要があるということについて配慮されていなかった。そ
のため、いずれの場合も化合物半導体表面と下層部金属
が能動領域2の外で直接接触する部分の面積をあまり小
さくすることができず、素子間の干渉を低減できないと
いう問題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、ゲート抵抗を低減
するとともに、素子間の干渉を低減した化合物半導体集
積回路を提供することにある。本発明の第2の目的は、
ゲート抵抗を低減するとともに、素子間の干渉を低減し
た化合物半導体集積回路の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、
(1)チャネル電流を制御するためのゲート電極が化合
物半導体からなる能動領域上に設けられた電界効果トラ
ンジスタを複数個有する化合物半導体集積回路におい
て、実質的に上記能動領域外の部分に設けられた絶縁性
被膜の上に配線金属が設けられ、上記ゲート電極は、能
動領域内で該配線金属と接続されたことを特徴とする化
合物半導体集積回路、(2)上記1記載の化合物半導体
集積回路において、実質的に上記能動領域外の部分は、
上記能動領域の一方の境界から外部の2平方ミクロンを
越えた範囲であることを特徴とする化合物半導体集積回
路、(3)耐熱性金属を下層部に、低抵抗金属を上層部
に積層したゲート電極が、化合物半導体からなる能動領
域上に設けられた電界効果トランジスタを複数個有する
化合物半導体集積回路において、上記ゲート電極の下層
部は、電界効果トランジスタの実質的に能動領域上に設
けられ、上記ゲート電極の上層部は、該能動領域外に設
けられた配線金属と接続されたことを特徴とする化合物
半導体集積回路、(4)上記3記載の化合物半導体集積
回路において、上記能動領域外に設けられた配線金属
は、化合物半導体表面に被着された絶縁性被膜上に設け
られたことを特徴とする化合物半導体集積回路、(5)
上記3又は4記載の化合物半導体集積回路において、上
記ゲート電極の下層部が設けられた実質的に能動領域の
範囲は、能動領域の一方の境界から外部の2平方ミクロ
ンまでを含む範囲であることを特徴とする化合物半導体
集積回路、(6)上記3から5のいずれか一に記載の化
合物半導体集積回路において、上記ゲート電極の上層部
を構成する低抵抗金属と上記電界効果トランジスタのオ
ーミック電極用金属が同一の材料であることを特徴とす
る化合物半導体集積回路、(7)上記1から6のいずれ
か一に記載の化合物半導体集積回路において、上記能動
領域は、素子間分離用金属又は素子間分離用溝で囲まれ
たことを特徴とする化合物半導体集積回路によって達成
される。
【0006】上記第2の目的は、(8)耐熱性金属によ
ってゲート電極パターンを形成する第1工程、絶縁性被
膜を形成する第2工程、該耐熱性金属頂部の該絶縁性被
膜を除去して耐熱性金属頂部を露出させる第3工程、低
抵抗金属によって上記ゲート電極パターンを覆うパター
ン及び配線パターンを形成する第5工程を含む上記1又
は3記載の化合物半導体集積回路を製造することを特徴
とする化合物半導体集積回路の製造方法、(9)上記8
記載の化合物半導体集積回路の製造方法において、上記
第1工程の後に、選択成長法により、上記該耐熱性金属
の厚さよりも薄いオーミック電極用化合物半導体層を形
成する工程を有し、上記第3工程は、上記絶縁性被膜の
上に、表面が平坦化したフォトレジスト膜を形成し、そ
の表面からエッチングして、フォトレジスト膜と上記絶
縁性被膜を除去して、上記耐熱性金属頂部を露出させる
工程であることを特徴とする化合物半導体集積回路の製
造方法、(10)上記8記載の化合物半導体集積回路の
製造方法において、上記第1工程の後に、選択成長法に
より、上記該耐熱性金属の厚さよりも厚いオーミック電
極用化合物半導体層を形成する工程を有し、上記第3工
程は、上記絶縁性被膜の上に形成されたマスクを用いて
垂直異方性エッチングにより上記耐熱性金属頂部の絶縁
性被膜を除去する工程であることを特徴とする化合物半
導体集積回路の製造方法、(11)チャネルを構成する
化合物半導体層の上に耐熱性金属を形成する工程、該耐
熱性金属を所定のパターンとする工程、該耐熱性金属の
パターンをマスクとして上記チャネルを構成する化合物
半導体層を除去して素子間分離を行い、能動領域を形成
する工程、上記耐熱性金属をゲート電極パターンに加工
する工程を含む上記1又は3記載の化合物半導体集積回
路を製造することを特徴とする化合物半導体集積回路の
製造方法、(12)上記11記載の化合物半導体集積回
路の製造方法において、上記チャネルを構成する化合物
半導体層は、エピタキシャル成長法により形成され、該
形成の後に該化合物半導体層の表面を大気に曝すことな
く、上記耐熱性金属を形成することを特徴とする化合物
半導体集積回路の製造方法によって達成される。
【0007】図1は本発明の化合物半導体集積回路を構
成する電界効果トランジスタの一例の上面図であり、図
2は図1のa−a’における断面図である。耐熱性金属
からなるゲート電極下層部3と、低抵抗金属からなるゲ
ート電極上層部4が異なるパターンで形成される。ゲー
ト電極下層部3は、ほとんどの部分あるいは全部が能動
領域2内にある。ゲート電極上層部4は、能動領域外
で、ほとんどの部分あるいは全部が絶縁性被膜5の上に
形成された配線金属と接続する。能動領域内においては
ゲート電極下層部とゲート電極上層部は重なる必要があ
るが、化合物半導体集積回路の製造の際、この位置合わ
せのためには高精度の位置合わせ精度を持つフォトレジ
スト露光装置を用いたり、上層部の金属パターンを下層
部よりも合わせ誤差の分だけ太くしておけばよい。
【0008】ゲート電極下層部を構成する耐熱性金属
は、W、Mo等の高融点金属、WSi、WN、WSiN
等の高融点金属の化合物を用いることが好ましい。ま
た、その厚みは、100nmから1μmの範囲であるこ
とが好ましい。この厚みが1μmを越えると加工形状が
悪くなる傾向にある。
【0009】ゲート電極上層部を構成する低抵抗金属
は、Au、Al等を用いることが好ましい。その厚み
は、100nmから500nmの範囲程度であることが
好ましいが、ゲート電極の幅により好ましい範囲はある
程度変わる。ゲート電極上層部は、さらに2層に分けて
その下層部には、Mo、Ti等の接着性を向上させるた
めにMo、Ti等の層を10nmから100nmの範囲
の厚みで設けることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の化合物半導体集積回路を構成する電界
効果トランジスタのゲート電極又はその下層部は、能動
領域外の部分で化合物半導体と直接接触する部分の面積
をゼロ又は最小限とすることができた。そのため、素子
間干渉の少ない高性能の化合物半導体集積回路を作成す
ることができた。
【0011】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。 実施例1 図4a〜fは、図1及び図2に示した電界効果トランジ
スタを製造するための工程図である。半絶縁性GaAs
基板6の上に、アンドープGaAsバッファ層(厚さ3
00nm)7、n型GaAsチャネル層8及びアンドー
プAlGaAs層9をエピタキシャル成長させる。ここ
でn型GaAsチャネル層8の厚さ及び不純物濃度はそ
れぞれ15nm、3×1018(1/cm3)である。ま
たアンドープAlGaAs層9の厚さは15nmであ
る。このアンドープAlGaAs層9はゲート電極とn
型GaAsチャネル層のショットキー特性を改善するた
めに設けられた(図4a)。
【0012】次に、メサエッチングによってn型GaA
sチャネル層8を切断し、能動領域2を形成して素子間
分離を行ったのち、厚さ700nmのWSi膜によって
ゲート電極下層部3を形成する(図4b)。ついで全面
にSiO2膜を形成し、フォトレジスト膜のパターンを
マスクに異方性エッチングにより、SiO2膜の所定の
部分を除き、ゲート電極下層部3の両側及びメサエッチ
部にSiO2膜10’、10を形成すると共に、さらに
アンドープAlGaAs層9、n型GaAsチャネル層
8の所定の部分を除く。次に、ゲート電極下層部3の厚
さより薄いオーミック電極用高濃度n型GaAs層11
をMOCVD法によって選択成長させる(図4c)。
【0013】ついで層間絶縁膜のSiO2膜12を堆積
し、平坦化用フォトレジスト膜13を塗布する(図4
d)。さらにフォトレジスト膜をエッチバックし、ゲー
ト電極下層部3の頂部を露出せしめる(図4e)。つい
でMo膜14(厚さ500Å)とAu膜15(厚さ20
00Å)の積層膜を被着し、ゲート電極上層部4を形成
し、AuGe合金によるソース、ドレイン電極16を形
成し、電界効果トランジスタが完成する(図4f)。
【0014】図4gは図4fの上面図である。図4fは
図4gのb−b’における断面図である。ここでMo膜
14は低抵抗金属であるAu膜15とSiO2膜12の
接着力を改善する目的で用いられた。
【0015】図5は10μm離れた隣接電界効果トラン
ジスタのソース電極と基板間に−5Vを与えたとき、上
記の方法で作成された電界効果トランジスタについて、
図4のゲート電極下層部3が能動領域2の外で直接接触
する部分17の面積を種々変えてのドレイン電流の変化
を調べた結果を示す図である。横軸はパッドの面積、縦
軸はドレイン電流の変化率を示す。図5から分かるよう
にゲート電極下層部3が能動領域2の外で直接接触する
部分17の面積が2μm2以下になると隣接トランジス
タに電圧を与えたときと与えないときの電流の比が0.
95以上になり、隣接素子の影響を少なくすることがで
きる。
【0016】実施例2 図6a〜fは、本発明の電界効果トランジスタを製造す
るための第2の方法による工程図である。実施例1と同
様に、半絶縁性GaAs基板6の上にアンドープGaA
sバッファ層(厚さ300nm)7、n型GaAsチャ
ネル層8及びアンドープAlGaAs層9をエピタキシ
ャル成長させる。(図6a)。ついでメサエッチングに
よってn型GaAsチャネル層8を切断し、能動領域2
を形成して素子間分離を行ったのち、厚さ200nmの
WSi膜によってゲート電極下層部3を形成する(図6
b)。
【0017】つぎに、実施例1と同様に、SiO2膜の
形成とフォトレジスト膜のパターンをマスクにした異方
性エッチングにより、ゲート電極下層部3の両側及びメ
サエッチ部にSiO2膜10’、10を形成したのち、
ゲート電極下層部3の厚さより厚いオーミック電極用高
濃度n型GaAs層11をMOCVD法によって選択成
長させる(図6c)。ついで層間絶縁膜のSiO2膜1
2を堆積し、ゲート電極上層部のパターン以外の部分を
フォトレジスト膜13で覆う(図6d)。ついで弗化炭
素ガスを用いた異方性ドライエッチングによってSiO
2膜12を垂直にエッチングしてゲート電極下層部3の
頂部を露出せしめる(図6e)。ついでMoとAuの積
層膜を被着し、ゲート電極上層部4を形成し、AuGe
合金によるソース、ドレイン電極16を形成すれば電界
効果トランジスタが完成する(図6f)。この方法によ
ればゲート電極下層部3の厚さを薄くできるので図6f
中に図示したゲート長Lgのバラツキを少なくできる利
点がある。
【0018】実施例3 図7a〜fは本発明の電界効果トランジスタを製造する
ための第3の方法による工程図である。実施例1と同様
半絶縁性GaAs基板6の上にアンドープGaAsバッ
ファ層7、n型GaAsチャネル層8及びアンドープA
lGaAs層9をエピタキシャル成長させる(図7
a)。ついで厚さ200nmのWSi膜3’を被着し、
電界効果トランジスタの能動領域以外のWSi膜を除去
した後、このWSi膜をマスクとしてメサエッチングを
行う(図7b)。ついでこのWSi膜をゲート電極パタ
ーンに加工し、ゲート電極下層部3を形成する(図7
c)。
【0019】この後、実施例1と同様に、SiO2膜の
形成とフォトレジスト膜のパターンをマスクにした異方
性エッチングにより、ゲート電極下層部3の両側及びメ
サエッチ部にSiO2膜10’、10を形成した後、高
濃度n型GaAs層11を形成し(図7d)、SiO2
層12を形成し(図7e)、次いでゲート電極上層部4
及びソース、ドレイン電極16を形成して電界効果トラ
ンジスタが完成する(図7f)。
【0020】図7gは図7fの電界効果トランジスタの
上面図である。図7fは図7gのc−c’における断面
図である。この方法によれば図7gに示すようにゲート
電極下層部3はすべて能動領域2の中に有る構造を実現
できる。この方法ではゲート電極下層部の能動領域外に
おける接触面積をゼロにできるほか、ゲート電極下層部
がメサエッチングの段差部と接触しないためこの接触に
起因するゲートリーク電流を低減することができる。
【0021】また本方法においてアンドープAlGaA
s層9をMBE法でエピタキシャル成長したのち大気に
曝すことなくWSi膜を被着して電界効果トランジスタ
を作製したところ、しきい電圧のバラツキを約1/2に
することができた。これはしきい電圧を決めるゲート電
極下の半導体層が一度も大気に曝されないためプロセス
に対して安定であるためと思われる。
【0022】以上の実施例ではソース、ドレイン電極と
してAuGe合金を用いたが、オーミック電極用高濃度
n型GaAs層11の上部にInを加えGaを減らし
て、結晶組成をInAsに近付けることにより、Mo/
Au積層膜やAl等の低抵抗金属がソース、ドレイン電
極として使用できた。この方法ではゲート電極上層部の
低抵抗金属材とオーミック電極用金属材を同一にできる
ため工程が簡略化できる利点がある。
【0023】実施例4 図8は本発明の第4の実施例の電界効果トランジスタの
上面図である。この電界効果トランジスタは、能動領域
2が素子間分離用金属18で囲まれている。素子間分離
用金属18に代えて同じ位置に素子間分離用溝を用いて
もよい。従来の電界効果トランジスタに素子間分離用金
属又は溝を設ける場合は、図9に示すようにゲート電極
パッド1’を避けて素子間分離用金属又は溝を設ける必
要があったが、本発明の電界効果トランジスタの場合、
素子間分離用金属又は溝は、能動領域2に近接して設け
ることができるため、素子の集積密度を向上できる利点
がある。
【0024】この素子間分離用金属又は溝は、実施例1
の製造工程において、メサエッチングによる能動領域2
を形成した後、SiO2膜10、10’を形成する前に
これらを形成すれば良い。また素子間分離用金属材とし
てゲート電極下層部の耐熱性金属と同一のものを用いれ
ば工程が簡略化できる。
【0025】以上の実施例によれば、GaAs系の化合
物半導体を用いたが、本発明はその他素子間干渉が問題
になる全ての化合物半導体集積回路に有効である。また
ゲート電極下層部の耐熱性金属としてWSiを用いたが
他にW、Mo等の高融点金属、WN、WSiN等の窒化
物等化合物半導体に対して安定ならば抵抗の大きい材料
も使用できることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート抵抗を低減し、
素子間の干渉を低減した化合物半導体集積回路を得るこ
とができるため工業上の利益が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界効果トランジスタの上面図であ
る。
【図2】本発明の電界効果トランジスタの断面図であ
る。
【図3】従来の電界効果トランジスタの上面図である。
【図4a】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4b】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4c】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4d】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4e】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4f】実施例1の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図4g】実施例1の電界効果トランジスタの上面図で
ある。
【図5】隣接する電界効果トランジスタに電圧を印加し
たときのドレイン電流の変化率を、ゲート電極パッドの
面積を変えて調べた結果を示す図である。
【図6a】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図6b】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図6c】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図6d】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図6e】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図6f】実施例2の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7a】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7b】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7c】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7d】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7e】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7f】実施例3の電界効果トランジスタの製造工程
を示すための断面図である。
【図7g】実施例3の電界効果トランジスタの上面図で
ある。
【図8】実施例4の電界効果トランジスタの上面図であ
る。
【図9】従来の電界効果トランジスタの上面図である。
【符号の説明】
1 ゲート電極 1’ パッド 2 能動領域 3 ゲート電極下層部 3’ WSi膜 4 ゲート電極上層部 5 絶縁性被膜 6 GaAs基板 7 GaAsバッファ層 8 n型GaAsチャネル層 9 アンドープAlGaAs層 10、10’、12 SiO2膜 11 高濃度n型GaAs層 13 フォトレジスト膜 14 Mo膜 15 Au膜 16 ソース、ドレイン電極 17 接触する部分 18 素子間分離用金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼澤 浩幸 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 渕上 伸隆 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 勝 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネル電流を制御するためのゲート電極
    が化合物半導体からなる能動領域上に設けられた電界効
    果トランジスタを複数個有する化合物半導体集積回路に
    おいて、実質的に上記能動領域外の部分に設けられた絶
    縁性被膜の上に配線金属が設けられ、上記ゲート電極
    は、能動領域内で該配線金属と接続されたことを特徴と
    する化合物半導体集積回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物半導体集積回路にお
    いて、実質的に上記能動領域外の部分は、上記能動領域
    の一方の境界から外部の2平方ミクロンを越えた範囲で
    あることを特徴とする化合物半導体集積回路。
  3. 【請求項3】耐熱性金属を下層部に、低抵抗金属を上層
    部に積層したゲート電極が、化合物半導体からなる能動
    領域上に設けられた電界効果トランジスタを複数個有す
    る化合物半導体集積回路において、上記ゲート電極の下
    層部は、電界効果トランジスタの実質的に能動領域上に
    設けられ、上記ゲート電極の上層部は、該能動領域外に
    設けられた配線金属と接続されたことを特徴とする化合
    物半導体集積回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の化合物半導体集積回路にお
    いて、上記能動領域外に設けられた配線金属は、化合物
    半導体表面に被着された絶縁性被膜上に設けられたこと
    を特徴とする化合物半導体集積回路。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の化合物半導体集積回
    路において、上記ゲート電極の下層部が設けられた実質
    的に能動領域の範囲は、能動領域の一方の境界から外部
    の2平方ミクロンまでを含む範囲であることを特徴とす
    る化合物半導体集積回路。
  6. 【請求項6】請求項3から5のいずれか一に記載の化合
    物半導体集積回路において、上記ゲート電極の上層部を
    構成する低抵抗金属と上記電界効果トランジスタのオー
    ミック電極用金属が同一の材料であることを特徴とする
    化合物半導体集積回路。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれか一に記載の化合
    物半導体集積回路において、上記能動領域は、素子間分
    離用金属又は素子間分離用溝で囲まれたことを特徴とす
    る化合物半導体集積回路。
  8. 【請求項8】耐熱性金属によってゲート電極パターンを
    形成する第1工程、絶縁性被膜を形成する第2工程、該
    耐熱性金属頂部の該絶縁性被膜を除去して耐熱性金属頂
    部を露出させる第3工程、低抵抗金属によって上記ゲー
    ト電極パターンを覆うパターン及び配線パターンを形成
    する第5工程を含む請求項1又は3記載の化合物半導体
    集積回路を製造することを特徴とする化合物半導体集積
    回路の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の化合物半導体集積回路の製
    造方法において、上記第1工程の後に、選択成長法によ
    り、上記該耐熱性金属の厚さよりも薄いオーミック電極
    用化合物半導体層を形成する工程を有し、上記第3工程
    は、上記絶縁性被膜の上に、表面が平坦化したフォトレ
    ジスト膜を形成し、その表面からエッチングして、フォ
    トレジスト膜と上記絶縁性被膜を除去して、上記耐熱性
    金属頂部を露出させる工程であることを特徴とする化合
    物半導体集積回路の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の化合物半導体集積回路の
    製造方法において、上記第1工程の後に、選択成長法に
    より、上記該耐熱性金属の厚さよりも厚いオーミック電
    極用化合物半導体層を形成する工程を有し、上記第3工
    程は、上記絶縁性被膜の上に形成されたマスクを用いて
    垂直異方性エッチングにより上記耐熱性金属頂部の絶縁
    性被膜を除去する工程であることを特徴とする化合物半
    導体集積回路の製造方法。
  11. 【請求項11】チャネルを構成する化合物半導体層の上
    に耐熱性金属を形成する工程、該耐熱性金属を所定のパ
    ターンとする工程、該耐熱性金属のパターンをマスクと
    して上記チャネルを構成する化合物半導体層を除去して
    素子間分離を行い、能動領域を形成する工程、上記耐熱
    性金属をゲート電極パターンに加工する工程を含む請求
    項1又は3記載の化合物半導体集積回路を製造すること
    を特徴とする化合物半導体集積回路の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の化合物半導体集積回路
    の製造方法において、上記チャネルを構成する化合物半
    導体層は、エピタキシャル成長法により形成され、該形
    成の後に該化合物半導体層の表面を大気に曝すことな
    く、上記耐熱性金属を形成することを特徴とする化合物
    半導体集積回路の製造方法。
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